Cazperのつれづれ日記: M&A時代の投資戦略 その1

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2007年2月13日

panda01.gif M&A時代の投資戦略 その1

HIQで邱永漢氏が"「お金でお金を儲ける」ビジネスの全盛時代へ"と書いてあります。それじゃ物・サービスを提供してる企業が儲けていないのかというと、そうでもありません。しかしながら、今儲かっている企業を見ると海外との取引があるメーカーばかりになってしまいます。

その恩恵を受けて国内の企業も比較的収益を回復してきています。しかしながら、海外の国々も国力をつけてきますので外需便りをいつまでも続けられるわけではありません。それじゃ、内需を強くしなければならないのですが物余りの時代ですので、物を作っても中々売れません。これは、新製品として発売された家電の価格の下落スピードを見ても明らかです。

物を売っても売り上げを簡単に上げられないし、無理やり上げようとすると利益が犠牲になったりしてしまいます。すると、最後にいきつくのはコスト削減となります。コスト削減をするには海外等の安い人件費を利用する方法が簡単に思いつくのですが、簡単に思いつくことは皆やるわけです。

皆がやれば企業間で差別化されなくなり、競争が激化していきます。こうなると、最後には規模の経済を生かそうという事になります。つまり、2つ以上の企業が合併する事で業界内の売り上げ規模を伸ばし、生産コスト・間接コストを相対的に減らすのです。

この手法は、先日あったエディオンとビックカメラの資本・業務提携に見ることができます。今後は、2010年問題を抱える医薬品業界でも起きていくでしょう。

規模の経済を狙ったM&Aが行われる業界は、業界全体のパイが大きくならず消耗戦が展開されている(もしくは、今後そうなっていく)のが特徴だったりします。経営統合する企業は業界1位ではなく、2位以下の企業です。2位以下の企業が経営統合することで業界No. 1に踊り出たり、業界上位に食い込むのです。(もちろん、規模の経済を効かせるためには、合併後の適切なリストラが必要なのですが…)

したがって、全体のパイが広がっておらず、規模の経済による合併が生やすい業界を見つけ、2位以下の企業に予め投資していれば合併が生じる際に企業価値上昇の恩恵に預かれる可能性がありますね。とはいえ、いつ起こるかわからない合併を期待した株式投資というのはちょっと違う気がします。


P.S.1
ちなみに、どーでも良い事ですが、人口動態で考えると日本は2015年前後に向かって内需が強い可能性があります。その後はこのままだとジリ貧でしょう。

明日気力があったら「その2」を書きます…最近エネルギー切れなので無理かも(^_^.)

投稿者 cazper : 2007年2月13日 23:05 | b_entry.gif
     

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