Cazperのつれづれ日記: 良いオブジェクトよりも良いシステムを作る大切さ

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2007年3月 1日

panda01.gif 良いオブジェクトよりも良いシステムを作る大切さ

技術屋に限らない話なのですが、特に技術屋に多い発想は、「この製品をキチンと仕上げれば売れる(だろう)」とか「このサービスを立ち上げれば、使う人はいる(だろう)」とか「誰もやっていない事なのだから、作れば売れる可能性がある」とかです。

もしかしたら、たまたま開発した製品が売れることはある事はあるかも知れません。ベンチャー企業ならば一製品が売れれば良いかもしれません、しかし、一製品が売れたからといってビジネスとして成功したわけではないのです。企業活動というのは永続的におこなう必要があります。たまたま製品が売れたからといって、その企業の永続性は保証されないのです。

重要なのは、一つの製品・一つのサービスを作る事ではなく、製品やサービスを作っていく事で自分達が社会においてどのような役割を担えるかです。製品群やサービス群に特徴を持たせられれば、顧客が自分達に対して特定のイメージを抱くようになり、それがブランドとなって企業の永続性に貢献してくれるのです。

良いオブジェクトを作る事よりも、個々のオブジェクトを組み合わせたシステムを良く作る事の方が大切でしょう。

グローバル企業の成功戦略
 先進国ではどの産業、どの製品、どの業務が生き残り、栄えるか?何が姿を消すか?それらの問いに答えるため、わたしたちの調査は始まった。速テク(ファストテク)業界や遅テク(スローテク)業界の企業幹部数百人に話を聞く中でわかったのは、革新的な成功企業の強さは、製品そのものより、機能を担う能力に由来するということだ。(p.182)

 パソコンや眼鏡業界の調査からわかったのは、機能の連鎖の中のどこに身を置いても、価値の高い商品やサービスを創出できるということだ。ある企業とある企業との決定的な違いは、業種より、機能の違いによって生まれることもわかった。コモディティかどうかは、商品の種類で決まるわけではない。実際、どんな種類の商品でもたいていは、他社にまねのできない特徴を加えられるなら、コモディティではなくなる。そういう価値のある商品やサービスを作ろうとするなかで、企業は自社の担う機能を選ぶ。つまり自社の能力を商品に結びつけるための戦略的な判断を下す。その判断がどうおこなわれているかを把握するためには、機能に着目して、企業を分類しなくてはいけない。最終商品(デルが売っているのはパソコンか、サービスかとか、ルクソティカやサフィロが売っているのはファッションか、眼鏡かとか)ではなく、どういう活動に特化しているかによって、企業を分類するということだ。(p.202)

R25を読んでいたら、ソフト・オン・デマンド元社長の高橋がなり氏もシステム(仕組み)に言及していますね。

 「同じことをやっても、勝てるわけ無いんだよ。生産農家が評価されていばれる仕組みをつくるのが俺の仕事なんです。いまは、10年後の自分が農業をやりやすい環境をつくるために、河口から川上に向かって流通の水路を掘っている最中かな」(R25 p.13)

投稿者 cazper : 2007年3月 1日 19:48 | b_entry.gif
     

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