« 地震が夢に影響した~ | メイン | RTCカンファレンスに顔を出してみた »
2007年3月26日
あるべき姿と現実のギャップを埋める原則
子供の頃は大きな夢を抱きます。野球選手、サッカー選手、お菓子屋さん、花屋さん…素晴らしいことです。しかし、年を重ねるにつれて現実と夢のギャップに気が付き始め、大人になってしまうと夢やなりたい自分のイメージを抱くことを諦める人が増えてきます。
ギャップに気が付いたのならば、その差を埋めるように日々の行動を積み重ねていけば良いのですが、人間は日々の小さな変化では満足しません。宝くじにあたって一獲千金を得るような劇的な変化を追い求める方が好きだったりするわけです。
もちろん持つべき運が良すぎる人は良いのですが、そんな人はほんの一握りです。それならば、殆どの人がやるべき事は現実の自分を見つめ、あるべき姿を描き、そのギャップを日々埋めていく事なのだと思うのです。
さて、長らく読み途中だった「マネーボール」という本を今読んでいるのですが、お金の無いアスレチックスが優勝できるまでになった背景が書いてあり大変面白いです。そして、この本の内容は野球だけに限らず、生き方の指針、投資思考、会社経営にも通じるところがあります。
プレーオフ進出に必要な選手を集める段階だ。バーゲンセールへ出かけるに当たって、肝に銘じている簡単な原則がある。 1.たとえ現状うまく行っていても、改善はつねにプラスになる。現状維持などしょせん不可能。懐がさびしいからには長期的改善は無理なので、短期的改善をめざすしかない。てこ入れしつづける必要がある。てこ入れを怠ると痛い目に会う。 2.はっきりと必要に迫られてしまったら、既に手遅れ。条件が悪くても、呑まざるをえなくなる。余裕を持って見送るぶんには、またあとで取り返しがつくが、あせって高井買い物をすると、取り返しがつかない場合がある。 3.うちにとって各選手がどれくらい価値があるのか、性格に把握せよ。正確にわかっていれば、きめ細かく値段をつけられる。 4.自分たちが本当に必要とするものを探せ(相手がうりたがっているものに釣られるな)。 5.どんな取引をしても、メディアはどうせ好き勝手に騒ぎ立てる。(IBMのCEO)ルー・ガースナーなら、人事異動をするたびにトップ記事で報じられるなどという、ばからしい事態には直面しないだろう。貴社全員が、「コンピュータについて知り尽くしている」と自負するはずがない。ところが、バットを一度でも握ったことがある人間は「野球について熟知している」と思い込む。新聞は無視するに限る。(pp. 292-293) |
投稿者 cazper : 2007年3月26日 12:26
|
Tweet
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.cazoo.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1646