Cazperのつれづれ日記: 【白紙投票】議決権行使促進策の是非について

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2007年6月22日

panda01.gif 【白紙投票】議決権行使促進策の是非について

今月は株主総会がたくさん開かれています。単元株以上の株式数を持っている株主は、株主総会にて議決権行使をする権利があります。株主総会に参加できない場合には、郵送にて議決権行使書を送れったりすれば議決権行使ができます。

この議決権行使書にはたいてい「各議案について賛否の表示がない場合は、(会社側提案に)賛成の表示があったものとして取り扱わせていただきます。」と明記されています。

国政選挙等の場合、白紙投票は無効票として取り扱われます。しかしながら、議決権行使の場合には、白紙投票は現経営陣側の支持票として取り扱われるのです。

つまり、議決権行使書というのは現経営陣側に若干ですが有利にできています。

さて昨日、日経新聞を読んでいたら次のような記事が載っていました。

議決権行使で株主にQUOカード・モリテックスの提案波紋

 制御機器メーカーのIDECと委任状争奪戦を展開している画像処理機器メーカーのモリテックスが議決権を行使した全株主にQUOカードを進呈すると表明したことが議論を呼んでいる。委任状争奪戦中の企業が議決権行使を促す目的で株主に金券などを贈るのは異例。IDECは「会社法の利益供与禁止規制などに当たる行為で法律上問題」と批判、撤回を要求した。 (NIKKEI.NET 2007年6月21日)

議決権行使書が若干ではあるものの現経営陣側に有利に出来ているのですから(株主提案をしている)IDECが上記のように主張するのはもっともだと思われます。一方で、議決権行使率を上げるための施策は「できるだけ多くの株主の判断を仰ぎたい」という十分な大義名分があります。

それでは、今回の場合どうすれば良かったのでしょうか?

私ならば、現経営陣は「白紙投票は無効票とする」と明記した議決権行使書を配った上で、議決権行使率を上げる施策を行います。そうすれば、議決権行使書は誰にとっても有利になりませんので、フェアな投票が行われる事になりますからね。


P.S.
もっとも、議決権行使書の賛否欄に○をつけるためには、定時株主総会召集通知書を読まなければなりません。これが何気に面倒な作業だったりします。したがって、わざわざ議決権行使書を出す人が白紙で出すとは考えにくいです。

というわけで、白紙票が現経営陣側に有利に出来ていたとしても、そこまでの有利さがあるとも思えません。

投稿者 cazper : 2007年6月22日 00:15 | b_entry.gif
     

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