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2007年10月 1日
板倉雄一郎氏の講演を聴きに行ったの巻
[曇]
今日のHIQのコラムでは新海能源がプロパンガスを扱っているので、都市ガス(LNG)と違い成長銘柄にならないと書いてあります。
敢えて書いておくと、成長銘柄に該当しないとしても新海能源に利益成長が無い事はないように思います。都市ガスとプロパンガス卸ビジネスは成長の仕方が別だからです。都市ガスは小コストでラインを伸ばしたら、その瞬間からガスの売上げが出てきますので財務諸表上の利益計上をする事が比較的早く出来ます。一方、プロパンガス卸だと、まず巨額の投資をしてタンクを買わなければなりません。その後でガスを充填して配布するまでの立ち上がりで赤字状態になります。(水道事業も似ていますが…水道の場合は圧倒的な独占状態を作れるのが特徴的です)
そして…減価償却がこなれてきて、売上げが上がってくると、ようやく利益が伸びてきます。LPGの卸事業としては、香港、ベトナム、フィリピンに売っているようですね。その他に広州辺りでリテール(小売り)事業も行っているようです。ベトナムは特に今後は延びる市場になるでしょうねぇ。といっても、ベトナムもベトナムで保税区作りそうですがねぇ。(もっとも、LNGの伸びに比べれば幾ら需要があってもLPGはビハインドを取る事は否定できません)
と、夕方は…NICT主催で行われた第2回起業・経営セミナー 「ベンチャー経営の実際」 〜 失敗から学ぶ、社長失格から得た教訓 〜を聞いてきました。講師は、板倉雄一郎氏。
30分ほど遅れましたが会場に到着。NICTのセミナーは以前参加していた事があるのですが、今日もいつもどおりの感じがしましたねぇ。
内容は簡単に書くと以下の通りでした。
①Value driver(セブンイレブンとアマゾンはどちらがIT企業か?)
②垂直統合と水平統合(どちらの分野を狙うかの立ち位置は認識せよ)
③誰と会社をやるのか?(会社は仕組みである。経営者の仕事は「利害関係者間」と「現在と将来」の二つのバランスが大切である)
板倉氏の何が凄いのかというと、難しい話を簡単な例を元にして理解しやすいように噛み砕いて話す能力に長けているという事ですね。これは、私の大学院時代の指導教官も持っていた能力です。この能力があると、会場の人がどんどん惹きつけられていきます。
最後の方の質問では、国債の話にまで及んでいましたね。てか、今日から郵政民営化が実施されましたね。WBSでは郵便局員に国債の販売を強化する場面が映っていましたが…ファイナンシャル・リテラシのある郵便局員だったら国債を国民に販売するべきではないでしょう。将来、顧客に恨まれる事になるかもしれないわけですから。一方で、国債を国民に買わせるという行為は国の運営サイドにとっては非常に助かるわけですが…
そういえば、今日勉強になったのは、オンライン証券会社の利益がどこから来ているのかという事。1位が顧客の売買による手数料収入。2位が…なんと顧客の信用取引によって発生する金利収入。後者は証券会社の売上げには計上されず、経常利益時に利息収入として計上されるようです。私はてっきり、2位がIPOとかの引き受け手数料かと思っていましたよ…。
あ、会場にはホンコンさんがいましたね。
今の時期になって蚊に刺されました…しかも2箇所(ーー;) 耐えられないなぁ
P.S.
板倉氏のような天才肌の人とは違い…頭の中にどんどんイメージは湧くけど、全く言葉に出来ない私に、とある人が「そんな人でも適切な人を脇につければ力を発揮できるみたいよぉ~」と↓の本を渡してきました(゜-゜) 早速読んでみよっと…
Samurai佐藤可士和のつくり方
投稿者 cazper : 2007年10月 1日 23:59
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