Cazperのつれづれ日記: 2008年に向けた投資一考

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2007年12月23日

panda01.gif 2008年に向けた投資一考

[晴]今聞いてる曲:Nadia: The Secret of Blue Water - opening and ending

ついに、粘って使っていたVHSビデオデッキが壊れそうです。(/_;) 来年はさすがにHDレコーダを買わなきゃアカンかなぁ(ーー゛) 一時録画できれば良いので、とりあえず安物でOKだなぁ。


今日読んでいたのは↓です。
バリュー投資

 株価が下がる第一の、そして最も有害な原因は、過剰な借金である。景気がよいときには、、そこそこのキャッシュフローがある企業ならば、成長が続けば将来の利払いと元本の返済が可能になるという前提のもとに多額の借入金を調達することができる。残念ながら、将来のことは誰にもわからない。過剰な負債を抱えている企業は、不景気になったときに生き残れない場合が多い。最近の例では、情報通信やケーブル放送の分野は永遠に拡大を続けると思われていた。しかし、技術革新と競争激化による価格下落のあおりを受け、膨らみ続ける借入金の金利を支払い続けることができなくなってっしまった。ベンジャミン・グラハムは晩年のインタビューのなかで、企業の財務的な健全性を測るシンプルな尺度についてこう語っている。---企業は負債の倍の資産を持つべきである。この考え方は、過剰な負債をかかえたために生き残れない企業をふるい落とすのに役立った。(p.104)
教科書的には、「安定的な収益を得られる企業は負債が多くすべき」であり、「収益が不安定にえられる企業は出来るだけ負債比率を下げるべき」です。でも、幾ら安定的な収益が得られるからといっても将来の収益がどうなるのかはわかりません。大企業の中には、10%台の株主資本比率しかない企業も少なからずあります。大企業なので比較的収益が安定しているのですが、だからといってこの位しか自己資本を持たない企業は危ないと思います。業界に逆風が吹けば幾ら大企業だとしても、キャッシュが回らなくなります。その際に生じるのが、資産の再評価による特損なのです。この特損に耐えうるだけの資産を持つことが企業運営では大切だと思うんですよねぇ~


それにしても、投資に対する態度って面白いですね。投資なんてのは(一時的に含み)損をして当たり前なんですが、それが怖いから貯金しかしない人がいますね。お金の額面が守られても、お金の価値が守られない事だってあるんですょ。こういう考え方をする人はお金そのものの価値を学んだ方が良いと思うのです。紙幣なんて単なる紙ですからねぇ(゜-゜)

他にも、他人資本の業の中では投資を営んでいるのに、自分ではリスクをとって投資をしない人がいます。銀行の投信管理やってる人なんてのはこの類に入るんじゃないでしょうか? せっかく生業で投資を勉強させてもらってるのに、なんで自分自身では投資をしないのかが謎ですねぇ~


ちなみに、来年は勝ち組企業と負け組み企業の差が更に出て来るんじゃないでしょうか?グローバル経済の政策に変更が無い限り、地方の工場はどんどん衰退していくでしょう。生き延びたければ、下請けとして製造コストで勝負するのではなく、付加価値商品を企画・製造する形態に変更しないといけないでしょう。(新興国の賃金が一様に上昇すれば、そのうち地方工場も復活は出来るのですが、いつになるのかは分かりませんねぇ)

また、日本の輸出業にもそろそろ変化が現れていいと思います。今の日本が若干復活したのは新興国需要が伸びて、日本の輸出が増えたからです。しかしながら、新興国は自国内で必要なものを自国内で製造するという意向をもって行動しています。つまり、先進国からの輸入に頼らない国づくりをしているのです。その先手を打って、大手企業は資本提携を行っています。当然、資本は国境を越えていけますが、労働者は中々国境を越えていきません。そのため、新興国が日本からの(加工前品)輸入を減らせば日本の輸出関連業の"労働者"環境は悪化すると思います。

そして、今年半ばから気になっているのが製薬業です。法改正に伴いジェネリック医薬品の製造に大手新薬メーカーも手を出してきています。つまり、今まで付加価値商売だった薬の業界の一部が製造コストを競わなくてはならなくなってきたのです。その一方で、抗体医薬品等の従来の医薬とは別の形態のバイオ医薬品の上市・実用化も進んでいます。この結果、中途半端な開発力しかない企業は合併していかないと生き残れなくなっていきそうです。(2010年問題に絡んでます)

株式市場として来年から面白いと思うのが、ベトナムやタイです。このブログでも何度も書いてきてますが、今年は日本の部品メーカーのベトナムへの進出が目立ちました。これにより、ベトナムでは原料から最終製品までの製造が国内で出来るようになります。そして、一部の部品はタイから輸入される事になってタイの精密部品業種も連れ伸びしていくでしょう。

それじゃ、工場が流出している中国はダメなのか?というとそうではないでしょう。内需が確実に成長してきているため、その需要を満たすための業種は底堅く動くと思います。ただ、市場自体には外資が沢山入ってきているので、アメリカ発のサブプライムローンの問題で、株式市況が底堅い動きをするとは限りません。でもでも、それこそバリュー投資をしている方にはチャンスというものです。

あとは…来年の国内マンション市況には注目してますょ。何人か業界の方からの話を聞いてるのですが、ネガティブな話しか出てきません。並みな不動産は、たぶん、下がる、きっと、下がる(と期待してますw)。あ、あとは未公開市場ではNGがジワジワと広がりそうです、5年とか10年の単位で成功モデルが出てくるかもしれませんね。

以上、妄想でした。妄想も程ほどにしようっと…(゜-゜)

投稿者 cazper : 2007年12月23日 23:59 | b_entry.gif
     

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コメント

> 他人資本の業の中では投資を営んでいるのに、自分ではリスクをとって投資をしない人がいます。

某大手証券会社で株式のセールスをやっている友人が、「自分では株を絶対やりません。だって下がったら怖いじゃないですかぁ」などと言っておりました。上記と完全に符合しますね(^^)。

まぁ何につけ、胴元に入れば安定した収入を取りつづけられるということに起因する危機感のなさでしょうね。会社員の人って基本的にそうだと思います。自分の会社を信頼していて偉いなぁ(冷笑)。

NH

投稿者 NH : 2007年12月24日 09:35

>NHさん
自分で株をやらない営業マンから、株は買いたく無いですね。

「自分で使ってみてよかったから他人にも広めたい」という意思で運営されている個人ショップの商品は、有名じゃなくても使ってみたくなりますし。

投稿者 Cazper : 2007年12月28日 12:11