Cazperのつれづれ日記: これは面白い【永遠の旅行者】

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2008年10月 2日

panda01.gif これは面白い【永遠の旅行者】

[晴]
今日読み終えたのは↓です。
永遠の旅行者(上)
例によって橘玲氏の本です。

日本の銀行で作ったPLUSやCirrusのついたインターナショナルキャッシュカードは海外のATMで大概使えるのに、海外で作ったPLUSやCirrusのついたキャッシュカードは日本の多くのATMで使えなかったりします。

海外の銀行カードで現金を引き出すには国際回線に接続したATMを利用する必要があるが、独自規格にこだわる日本の金融機関はほとんど対応していない。旅行者のあいだでは、日本ではカードでキャッシュが下ろせないとの悪評が広く知られている。中国ですら、主要都市には海外のカードが使えるATMがいくらでもあるのだ。(p.126)
ちなみに、郵便局でも駄目な場合はシティーバンクのような外資系銀行のATMに行けば引き出せる可能性が高いようです。

それにしても何で日本の銀行は鎖国状態なのでしょうか?

ところが郵便局だけは、どんな田舎でも国際回線接続のATMを置いている。沖縄海洋博の際に、外国人観光客が一文無しでおろおろするのは見栄えが悪いと言う話になり、全国のATMを一斉に入れ替えたからだ。すくなくとも海外からの旅行者にとっては、日本でもっともグローバルな金融機関は郵便局ということになる。(p.126)
確かに海外のATMはVISAかMASTERのネットワークに繋がってますね。日本の銀行で作った国際キャッシュカードを持っていれば海外旅行するのは困らないですからねぇ。ただ、香港や中国(本土)の銀行だと暗証番号が6桁なので日本のように4桁の暗証番号を使うクレジットカードやキャッシュカードを利用する場合には、暗証番号の最後に00を加えて入力する必要はあるんですけれども。


海外の銀行口座に持つと次のようなメリットがあるようです。

郵便局のATMでいくらか現金を下ろした。ATMを使うもうひとつのメリットは、海外から日本への送金記録が残らないことだ。ただし海外の金融機関はATMでの出金制限が厳しく、一日10万円程度しか引き出せない。(pp.126-127)
「日本への送金記録が残らない」という事が何のメリットがあるのか分からない人も多いでしょうが、脱税をたくらむ人からみると此れほどおいしいメリットは無いと思います。

一度海外(タックスヘイブン)に持ち出した現金で私服を肥やしても黙っていれば誰も把握できません。しかしならが、現金と言うのは持っているだけでは意味が無いわけでして、使ってこそ意味が出てきます。ところが、一度脱税してしまったら、納税の義務の時効を迎えない限り使う際に日本の税務当局に知られないようにしないといけないわけです。

そんなわけでして、ATMを使えば送金記録が残らないわけですから、使う際に気を使わなくても良くなります。(完全に気を使わなくても良いわけではないですが...)


今や中国で働いて人民元で給与を貰う日本人も増えているので持ち出し制限のある中国人民元の外貨への両替手法は把握しておきたいですね。

 中国国外への人民元の持ち出しには制限があるが、シンセン-香港間の税関はほぼフリーパスなので、巨額の人民元や金の延べ棒が香港に持ち込まれている。だが、人民元の換金方法はそれだけではないらしい。
「いちばん簡単なのは、人民元の現金を持ってマカオに遊びに行くことだよ。」、ビリーは言った。
「中国政府はカジノ育成を名目に、マカオに限って人民元の持ち出しを自由化しているんだ。マカオにギャンブルに行くと言えば、何億元でも堂々と持っていくことができる。
 次に、カジノに着いたら現金を人民元の小切手に換えてもらう。カジノではギャンブルで大勝ちした幸運な客のために、小切手での支払いを行っている。キャッシュを抱えて中国に帰るのは物騒だろ。
 最後に、人民元の小切手を持って香港に行く。いまの法律では、持ち込みや持ち出しを制限されているのは現金だけで、小切手は対象外なんだ。これで、合法的に人民元を香港に持ち込むことができる。あとは香港の銀行の人民元口座に入金したり、現金に換えて街の両替商で両替したりすればいい。もっとも、僕たちはこんな面倒くさいことはしないけどね」
 人民元の外為規制は資本取引に限定されており、WTOに加盟して以来、貿易などの実需取引は完全に自由化されている。
「要するに、海外の会社と取引したという形式だけつくれば、好きなだけ外貨に替えて国外送金できるんだよ」ビリーはあっさりと言った。海外にダミー会社をでっち上げ、価値の無い権利や特許を購入したことにして国内の儲けを逃がしているのだ。(pp.264-265)
まぁ、人民元が強くなるにしたがって外為制限も無くなっていくとは思います。あぁ中国で働きたいなぁ。


日本のパスポートは最強だなぁと思うのですが、まさしくそのようです。

 PTの概念を世に広めたW・G・ヒル博士は「五つのフラッグ理論」を唱えた。それによればPTは、国籍を持つ国、ビジネスを営む国、居宅を持つ国、資産運用を行なう国、余暇を過ごす国の五つの異なる国に自らのフラッグを立てるべきだとされる。櫻木は暇さえあれば海外に出かけていき、フラッグを立てる場所を探していた。
 櫻木の最新の調査では、国籍は日本、ビジネスは香港か上海、居宅はオーストラリア、資産運用はスイス、余暇は世界じゅうを旅行すること、というのが理想らしい。国籍を変えないのは、世界を旅するのに日本のパスポートがもっとも有利だからだ。(pp.297-298)
PTだと落ち着かないので、どこかの居住者になるのが良いと思うわけですが、そう考えると今のカナダは良いような気がしてなりません。

投稿者 cazper : 2008年10月 2日 23:59 | b_entry.gif
     

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