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2005年3月13日
社員ではなく従業員という言葉を使うべきでは?
日本では、よほど従業員という言葉が嫌いなのか、従業員という言葉の代わりに、「社員」という言葉を多く使いたがります。
404 Blog Not Foundさんが、「マスコミが取締役と従業員の違いを抑えていない」事を指摘していますが、マスコミに限らず、取締役と従業員の違いを認識していない人が多いような気がします。
英語では、EmployerとEmployeeという言葉が使われ、そこには、雇用主と被雇用者(従業員)という明確な差があるわけです。雇用主は株主に経営を委任された人なわけです。それに対して、従業員は雇用主との契約の下に働く人です。
日本では、従業員という言葉を使わずに社員という言葉を多用する傾向があります。
例えば、ニッポン放送従業員の声明においては、「ニッポン放送の経営権に関するニッポン放送社員声明文」と題してネットで公開されております。ここでは、社員として意見が述べられていますが、あくまでも従業員の意見なのです。従業員である以上は、経営者の戦略の下で業務を遂行する義務があります。
ただし、その業務が世に対して不公正であったり、経営者による圧制が行われるようならば、労働組合を作り、経営者と戦うべきです。ここで注意しなければならないのは、戦うべき相手は経営者なのであって、株主ではないという事です。
「社員」という言葉は非常に曖昧な言葉でして、経営者と従業員を含む用語として使われる事もあれば、従業員のみを指す用語として使われる事もあるわけです。
しかしながら、法律用語で社員というと、有限会社の出資者の事を意味するわけです。また、雇用主と従業員の関係は「使用人」と「労働者」という言葉で六法全書に記されています。
経営者としてみたら、社員という言葉で会社の一員としての意識を持ってもらうことが良いと思っているのでしょうが、会社が傾いてきたら真っ先に切られるのは社員という意識を植え付けられた従業員なわけです。解雇されるときになって初めて従業員は、自分が社員ではなくて、被雇用者であることを認識させられるわけです。
従いまして、社員という曖昧な言葉を多用するのは適当では無いと思います。
内容と逸脱してしまうので、追記で書きますが、
ニッポン放送従業員の声明文において、矛盾しているのが
>弊社はもとより全ての民間放送の放送基準にあります通り、私たちは常に「リスナーのために」にこだわっています。
という部分です。放送基準があるならば、それを逸脱した経営は出来ないという事を意味しているわけです。それなのに、ライブドアが経営に参画すると放送基準が満たされないというのは、大きな間違いです。
しかも、リスナーのためと書いていますが、佐々木氏のブログにあるとおり、本当にリスナーのためを思ってやっているのか?という事なのです。
これは極端な例ですが、リスナーのためというならば、昔ときめきトゥナイトで乱一世が「CMの間は別の番組を見て、CMが終わったら見てください」という発言をしたとしても、番組を更迭させることは無いのではないでしょうか??
リスナーとしてみたら、CMの間に他の番組を見てる方が楽しいわけですし。その発言をした乱一世を更迭しているということは、テレビ業が B2C ではなく B2Bマーケティングをしているという証拠なのではないでしょうか?
B2Bマーケティングをしている以上、「リスナーのために」という偽善的な発言をいうのはやめてもらいたい物です。「リスナーのために」というのならば、CMの時間が減っても良いような番組構成をしてもよいわけですし。
投稿者 cazper : 2005年3月13日 18:32
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コメント
なるほど、ここにも欺瞞が隠れていたわけですね。
投稿者 wowow : 2005年3月14日 16:24