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2005年10月13日
オイルマネーの行方(アジア編)
今日、M&Aコンサルティングの村上さんがWBSの番組に出演していて、村上ファンドの出資資金としてオイルマネーが流れて来てる事を発言していました。
これは何を意味しているのかと言うと、中東諸国のお金がダブついて来ている事を意味しています。
中東諸国の人はダブついたお金を何とか毀損しないで増やしていこうと目論むために、全世界の市場を対象として投資行為を試みるわけです。
そういう意味では、日本の株式市場の浮上にオイルマネーが関わっている可能性は否定できません。
では、この行為によって中東諸国の人々が更に富んでいき、無限の富みを勝ち取るのかというと、そういう事にはならないでしょう。
中国も日本も韓国も、現在材料を輸入したり自国産出して調達・加工し、製品を世界各国に輸出しているわけです。オイルの値段が騰がれば、製品の値段も騰がります。すると、製品を輸入する中東諸国は、最終的に値段の高い製品を購入しないといけなくなります。
したがって、長期的に見ると、中東諸国は原油の値上がり分だけ高くなった製品をアジア等から購入するようになり、富みを産みだしにくくなって来ます。
中東諸国が輸入する製品が高くなると言うことは、輸出する国の消費者物価自体も高騰していく事を意味します。
てことは資源の高騰によって…日本も中国も消費者物価指数が騰がっていくのではないでしょうか。
日本は、量的緩和によってデフレを脱却するためのお金が過剰に供給されている状態にあります。その中で、物価があがれば、スタグフレーションが起きるのではないでしょうか。
中国は、経済が急速に発達しています。その中で原油高に後押しされる形で加工品の物価が騰がれば、ある程度正常なインフレーションが起きるのではないでしょうか。
もちろん、スタグフレーションもインフレーションも永遠に続くわけでは有りません。実態経済と貨幣価値のバランスがとれた時点で終了します。
ともあれ、物価が騰がって行く経済下では貨幣価値は低下していくのは間違いないように思います。そして、スタグフレーションとインフレーションの世界の間では、インフレーション下の世界の貨幣の方が強くなっていくように思います。
(それじゃ、我々はどうすれば良いか?… それは、各々が考えましょ♪)
P.S.
そういや、10月14日のHiQで「デフレの終焉する兆しは見えません」と題して、現在の日本の経済の状況を永漢氏が指摘していますね。
確かに、永漢氏のおっしゃる通り、景気が浮上するとは思えないわけです。しかし、供給された貨幣や貨幣の流れを考えると貨幣過剰な状態に陥ってしまい、スタグフレーションになってしまうのではないかと思っちゃうわけです。
投稿者 cazper : 2005年10月13日 21:59
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