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2006年1月17日
霞ヶ関で知財を勉強してみた
[晴れ]
朝6時起き、8時50分出社
今日も朝から外部の方招いての会議。外部の方がいるのに上司と意見が対立。以下書く必要は無いけど書いちゃお(笑
私 「そうした手法よりも、扱いやすさという点で○という手法があります。○社も○社も開発しています。」
上司T 「それは、まだ確立されてない技術でしょ。それよりも、社内で開発中の手法を利用する方が良いでしょ。」
(↑上司は当然の事ながら、その技術の存在すら知らない・・・それなのに確立されてないと断言してる・・・orz..)
私 「Tが仰る手法はユーザーにとっては扱い難いですよ。私の言う手法はそれより扱いやすい技術だと思います。論文もありますし」
上司T 「それじゃ、おまえがやってくれるの?」
私 「やるかどうか決める前に、もっとリサーチする必要がありますよ。」
私の心の中(はぁ?研究に携わるマネージャがそんな投げやりな事言ってたら技術の進歩もあったもんじゃないでしょ。マーケティング行為をしない技術者?による技術オリエンテッドな商品は売れないぞぉ。ニーズに合った技術を開発するべきなのだ。 それに、そんな発言をする管理者の下じゃ研究者は育たないな・・・。)
T氏の技術に関する思考能力の低さと情報収集能力の低さも問題だし、自分の興味ある事以外を管理しようとしない言動にはうんざり。
と暴言吐きまくりまだけど、そんなに力入ってないぉ(笑
会社を定時で抜け出して、NICT起業家経営塾ITCセミナーに参加するため新霞ヶ関ビルに行く。お題は「成長企業のための知的財産戦略 (企業価値を高める経営のために)」である。
講師は、弁理士の土生哲也氏(土生特許事務所)。土生氏は切れ者で弁理士以上の才能の持ち主であった。企業価値創造の戦略を語れる方だ。
知的財産(確固たる技術やブランド)を作ることが企業にとって一番重要で、知的財産権は知的財産を護る目的で取得する権利に過ぎない。お殿様に例えれば、殿が目的にするべきは城(知的財産)を建てることで、城を護るために堀(知的財産権)を用意する事では無いと仰られていた。
知的財産権を取得する目的は参入障壁を作る事であり、知的財産権を取得すること自体は価値創造では無いとの事。こういう観点から、知財信託や知財担保という有り得ないと論じていた。
私もこれには同意である。ファイナンス的な観点からしても、キャッシュが生まれない知的財産権を信託したり担保したりしても価値は無いのだ。(世の中には、極稀にライセンス料がべらぼうに入ってくる知的財産権もありますが・・・)
その他に、ソフトウェア業者を営む場合の注意点も挙げておられた。委託開発先とは「著作権の譲渡」と「著作者人格権の不行使」の契約を結び、納品先の顧客とは「汎用プログラムの著作権は譲渡しない」旨の契約を結ばないといけないと仰っていた。
余談でお話されていたのだけど、特許訴訟で攻める時には、1個の特許で攻めてもどうやら弱いようだ。相手をとことん追い詰めるのならば、以下のような悪魔的手法も考えられるそうだ。
●1個の特許の後ろに、申請中の特許を何個も用意しておく。
●1個目の特許で訴訟を起こす。
●当然、相手は反論してくるので、反論を盛り込んだ形で申請中の特許を修正する。
●それを公開して、更に攻撃する。
●それに反論してきたら、反論を持ち込んだ形でまだ申請中の特許を修正する
●それを公開して、更に攻撃する
■以上を繰り返して、相手に降参させる
ちなみに、土生氏の著書も存在する。知財とファイナンスに興味のある方は読んでみたらどうだろうか。
「知的財産」の分析手法
自宅に帰ると、ガイアの夜明けを見た。りんご等を輸出して高価格で売ろうと奮闘している農家等が映っていた。確かに、アメリカやカナダで日本で見かけるような蜜がたっぷり入ったりんごを見たことが無いので、海外でりんご等は高付加価値商品として売れる気がする。
帰宅後↓を読み終える
直伝藤巻流「私(わたし)の個人資産」運用法
藤巻健史氏のマーケット予想は非常に面白い。あと氏が主張する「元本を返せていけるのかという事よりも、利子を滞りなく払い続ける事が出来るのかという方が大事である」という観点は重要ですね。
ホリエモン騒動によって日経平均が下がってきたので、買い時だなぁと思い株式市場を眺めるが・・・まだまだ甘いな。更に一段と下がると本格的な買い時がくるのだけど。
あぁ、こういう時にもっと自由な時間があれば良いなぁと思うんだけど・・・。自由な時間がある人に頼もうとしても力不足だったり・・・。うぅ、なんとかせねば・・・。
投稿者 cazper : 2006年1月17日 23:59
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