Cazperのつれづれ日記: クオリアと知識

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2006年1月22日

panda01.gif クオリアと知識

クオリア(質感)とは、茂木健一郎さんが提唱している言葉なのですが… 今の世の中は、質感が伴わない知識ばかりがつめこめられ、知識が有効利用されないときの方が多いのではないかと思います。それだけなら良いのですが、知識に質感が伴わないために知識を悪い方向に利用する人も少なからずいます。
脳と仮想脳と仮想

例えば数学を考えてみましょう。数学を中学や高校で習ってるときに、誰しもが疑問に感じるとは思うのですが。

「この数学を習って何のメリットがあるの?」と・・・。

そうすると、先生や親は答えるわけです。

「大学に入るためには必要なのよ。」とか「大学に入れば、実際に数学を利用する時が来るよ」とか、はたまた「社会人になると使う機会なんて無いけど、学んでおいて無駄じゃない。」とか…。

つまり、先生や親は、数学という道具がどのように世の中で利用されているのかを生徒達に感覚で身に付けされる事無く、数学という知識だけを詰め込もうとしているのです。

そうすると、勉強だけが出来るおりこうちゃんは、目の前の数学の点数だけは高得点を取ろうと努力します。しかし、数学という道具を感覚で身につけているわけでは無いので実社会で利用する能力は育ちません。

本当に(社会的に)出来る生徒は、「数学が応用できる事柄を実際にやってみよう」とか「数学がどのように実社会で利用されているのかを見学したり、体験したりしてみよう」とか思うわけです。そして、行動に移すことで、知識に対してクオリアが加わり、様々な場面で数学を応用できる人間に育つわけです。

最近では、小中学生対象の理科実験教室が開かれたりして質感を伴う知識を教える場が増えてきてはいますがまだまだ量の面でも質の面でも不十分でしょう。より面白く、実社会で応用できるような質感を伴う知識を教えていかなければならないと思います。

P.S.
お金の教育に関しても同様です。貨幣経済やインフレやデフレといった教育は中学や高校で言葉は習うのですが、質感を伴った知識ではありません。そのため、大の大人が商品の価値や価格の違いやインフレやデフレといった事柄に鈍感です。そのため、経済的合理性の無い行動を取る人が沢山います。
ちなみに、板倉雄一郎氏は、質感の伴うお金の知識を広めようとしているので偉いと思います。
おりこうさんおばかさんのお金の使い方おりこうさんおばかさんのお金の使い方

投稿者 cazper : 2006年1月22日 06:40 | b_entry.gif
     

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