Cazperのつれづれ日記: [戦争]と[公共投資の無駄遣い]の共通点

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2006年4月 7日

panda01.gif [戦争]と[公共投資の無駄遣い]の共通点

今読んでいる本の中から記憶すべき部分を抜粋しときます。

デービス王朝 デービス王朝
歴史はあらゆる種類の政権が忠実な債権保有者をインフレ的行為の犠牲にしてきたことを示している。大きな戦争の最中と後は、特にそうだった。第二次大戦も例外ではなかった。産業をふっこうさせた戦争努力は驚くほど高いものについた。

(中略)

その結末はある程度予想できた。たがの外れた戦時の出費を賄う資金がない政府は、増税、国債発行、紙幣増発という古典的なやり方で問題を解決した。これは古典的な戦略だ。つまり、チープマネー(低金利政策もしくはその結果としての価値の低い金)はインフレを招くにもかかわらず、戦時債務はチープマネーで返済されたのである。

(中略)

1946年には最も信頼できるインフレ指数である消費者物価指数(CPI)が急上昇した。債権の強気派は突然のインフレ発生に対して見て見ぬふりをし、「CPIが上がっているときは、債権を買うな」という投資の鉄則を無視した。デービスは「金がかかった戦争の後には、債権を買うな」という二つ目の鉄則を肝に銘じ、国債の黄金時代は終わったと確信した。(pp.97-99)

最後の鉄則を見ていると・・・「金がかかった無駄な公共投資・大企業救済の後には、債権を買うな」という鉄則がありそうなきがしませんか?

公共投資全部が無駄ではないのですが、明らかに経済活性効果の少ない公共投資を行うと・・・景気上昇による税収の増加が期待できません。また、潰れるべき企業の救済のための政策は、潰れる企業が浮上したところで、その損失挽回できるまでには相当な時間が掛かるわけです。

最近の日本はデフレが終了しているといわれ、消費者物価指数が上昇するかどうかの場面になってきました。そして、多くの企業は、インフレを恐れて社債の大幅発行に動き始めています。しかし、この動きって…何やら戦後と似ているような気がしてならないのですね。という事は・・・今は(日本の)債権を買ってはいけないと思うわけです。

P.S.
ちなみに、世界の市況を見てみると、2年前位から全世界株高になってますね。逆を言えば2年前にどの国の株式を買ったとしても株高の恩恵にあずかれたわけです。それじゃ、今後はどうなるのか・・・それは神のみぞ知ると言いたいところですが・・・。それは、歴史を振り返って各国が戦後どのような経済を辿ったのかをみればわかる気もします・・・。

P.S.2
日本の債権黄金時代は…バブル崩壊直前だったんですね。その頃、電力などの割引債を購入すれば株式が底入れした時期に元本2倍で株式に投入できたわけです。

投稿者 cazper : 2006年4月 7日 06:16 | b_entry.gif
     

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