Cazperのつれづれ日記: 「やってみなければ分からない」は、やる理由にはならない

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2006年12月20日

panda01.gif 「やってみなければ分からない」は、やる理由にはならない

私の身近に非常に賢い人がいます。その人の一言で印象深いのが「やってみなければ分からないというのは、やる理由にはならない」という一句です。

良く世の中では、考えてばかりで行動を起こさないのは結果的にはやっていない事と一緒と言われています。しかし、だからといって、何も考えないで行動すればよいという意味ではありません。

「やってみなければ分からない」という言葉には次の二つの意味合いがあると思います。
●未来なんて不確定なのだ、やってみなければどうなるかなんてわからない。
●実行すれば○○という結果が期待できる、だけど実際にやってみなければわからない。

前者は期待値が0だという事を意味します。対して、後者は期待値が少なくともプラスである事を意味します。期待値がプラスであれば、失敗しようが何回かやっていけば最終的にはプラスの結果が得られます。

それでは、前者と後者の違いはなんなのでしょうか??

前者には確信が無く、後者には確信があるのです。しかし、この確信を得るためには「調査・熟考・気付き」をしなければなりません。調査や熟考をするにはエネルギーが必要だし、気付きを得るには知識・知恵の蓄積と思考の柔軟性が必要になります。

当然、人間は面倒な事は嫌いなので、ある種の確信を得ていなくても実行したがります。そして、無駄に多く失敗していくんですね。

「やってみなければ分からない」からやるという態度ではなく、「どうすればやった結果に対して確信が持てるようになるのか」を考えて行動する事が必要なのではないでしょうか。

広告でいちばん大切なこと
 広告や販売促進を手がける際は、この点を忘れないようにしよう。何らかの方法で競合企業より優位に立つ必要がある。競合商品より優れた品質、サービス、あるいは条件を提示するか、競合他社がまだ指摘していない事実を指摘し、自社の商品の法が優れているという印象を与える。名前やブランドを叫ぶだけでは十分ではない。他社ではなく、うちの商品を買えと消費者に迫るのは広告人の本分ではない。競合企業はどこか、どんな商品を提供しているのか、消費者は何を求めているのかを把握する必要がある。こちらに大きな分があると確信できないうちに戦いを挑むのはばかげている。(p.88)


P.S.
アカデミックな研究でもそうである。実験によって得られる結果を仮定しているからこそ、実際に実験するのです。とはいえ、予測も出来なかった結果が凄い価値を持っている場合も少なからずあったりするのですが…。

投稿者 cazper : 2006年12月20日 23:06 | b_entry.gif
     

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