Cazperのつれづれ日記: 東芝がSEDテレビの家庭向けを断念:キヤノンはどうする?

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2006年12月28日

panda01.gif 東芝がSEDテレビの家庭向けを断念:キヤノンはどうする?

ついに、東芝がSEDテレビの家庭向け販売を断念したようです。

東芝:「SED、液晶との競争は無理」西田社長本紙に語る

東芝の西田厚聡社長は27日、毎日新聞のインタビューに応じ、液晶、プラズマに続く「第3の薄型テレビ」としてキヤノンと共同開発中のSED(表面電界ディスプレー)テレビについて「数が圧倒的に少なく、値段も高くつく。SEDで液晶に戦いを挑もうとは全く考えていない」と発言。(毎日新聞)
以前にも書きましたが、ユーザーにとっては、SED方式だろうが液晶だろうがプラズマだろうがリアプロだろうが、(ある程度)薄型で(ある程度)綺麗で(ある程度)値段が安ければ買うんです。

市場が求める以上に薄型にする必要は有りません。市場が求める以上に綺麗である必要もありません。必要以上に高機能化してしまい、開発コストが嵩むと価格競争力が失われます。

市場の機能ニーズに対して提供する機能が越えてしまい、かつ、価格競争に陥ってし待った場合は、今までとは全く別の顧客メリットを提供しなければなりません。

例えば、インターネット動画もテレビもリモコン一つでシームレスに見れるとか、革新的な製造プロセスを確立して値段が"圧倒的"に安いかとか…。それが出来ないならば、機能に対するニーズが高い市場に打って出なければなりません。東芝は、この選択をしたわけです。

それでは、キヤノンはどうするのでしょうか? 普通にSEDテレビを市場投入したら厳しいようには思いますが…


P.S.1
テレビに関して言うと、ある程度以上薄型にしても開発コストばかり掛かってしまう一方で消費者には高値で買ってもらえません…。しかし、壁に手軽に貼れる程度まで薄くなると別の市場が立ち上がり、既存のテレビが飽和していても売れるでしょうね(何故か?という突っ込みは無しですぉ)


P.S.2

SEDの歴史

「2002年に月産5万台を目指す」

「2003年春に実用化し、2003年内に商品化する」

「2004年中にも製品化する」

「販売開始は2005年後半を予定」

「2005年度中、2006年春に最終製品の市場投入を目標」

発売時期は「2006年前半」

キヤノンの次世代テレビ、発売初夏にずれ込み

東芝、SEDの今春発売を来年に延期か

「2006年中のSEDテレビの発売には反対」,東芝の藤井常務

<キヤノン社長>SED使用のテレビ事業「やめない」


「SEDテレビの販売開始は2007年度第4四半期(=2008年1~3月)」

2007年後半は55型のみ、本格量産は2008年から

製品化しても一般への販売は厳しい

キヤノン、SED新工場白紙へ
(情報提供元:T氏)

投稿者 cazper : 2006年12月28日 06:38 | b_entry.gif
     

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コメント

キヤノンも怪しくなってきたようですね。
個人的にはあんな動画やこんな動画が超キレイに見られるということですご~く期待していたんですがw

投稿者 Uジロー : 2006年12月30日 03:14

>Uジローさん
そうですね。超キレイな映像は個人的には欲しいですね。

一般家庭で受け入れられなくても、マニア層には受け入れられるわけですし、そのための小規模な工場を作るのもありかとは思ってます。

来年もよろしくお願いします。

投稿者 Cazper : 2006年12月31日 14:56