Cazperのつれづれ日記: GoogleやAppleでみる今後のブランド

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2007年2月23日

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ブランドとは何でしょうか?

用語集を調べると、次のように書いてあります。

 一般的な意味は「競合他社と区別させることを意図して設計された『商標、銘柄』」ですが、私たちの定義は、企業と生活者の共通認知としてのブランドということになります。
 詳しくは「ブランドとは企業と生活者の共通認知である。それは、売り手である企業の理念にもとづく商品化と買い手である生活者の文化によって形成される」というものです。ブランドは、ネーミングと商標登録の問題だけではないし、広告で差異を創り出せるものでもないのです。(J-Marketing)

ブランドで一番有名な例はコカコーラでしょう。ジュースの缶で赤い色の物といえばコカコーラが連想されてしまいます。こうなってしまうと、他のメーカーは赤い色を使いにくくなってしまいます。赤い色のラベルを使ってしまうと、それはコカコーラの販売促進も兼ねてしまうからです。

ブランドは消費者に対して、「選択の手間が省ける」「選択の時間が省ける」「安心感が得られる」 といったメリットを提供する事で商品・サービスの売上げ・価格維持に貢献します(引用元)。しかし今後は、それらに加えて「この企業ならやってくれる」という期待感の向上が重要になってくるでしょう。

Appleは、多くのMp3携帯プレイヤーがメモリーで提供されていた時代にHDDを積んだiPodを発表し、その後メモリープレイヤーでは極薄のiPod nano、さらに動画を見れるタイプのiPodを次々と発売していきました。一方、箱物を売るだけではなくiTunesストアで数多くの音楽を99セントで購入できるようにした事で、Appleの利用者になれば良い事があるという期待感を大きくしたのです。

一方、Googleも高い期待感を利用したビジネスを展開しています。

 グーグルは2月23日、オフィスソフト、メール、チャット、カレンダーなどをオンラインで利用する法人向けサービス「Google Apps Premier Edition」の正式サービスを開始した。サービスはオンラインでSaaSとして提供。利用料は1ユーザーアカウントあたり年額6300円。

(中略)

 当面は50~1000人規模の組織を想定ターゲットとする。大須賀氏は、大企業では内部統制やコンプライアンス、セキュリティへの懸念からSaaS型のサービスを受け入れる素地はまだ整っていないのではないかとしながらも、「銀行にお金を預けるように、メールデータを外部に委託するという考え方もあると思う。セキュリティ面などでSaaSに技術的な課題はない」と話した。(@IT 2007年2月23日)


ゼネラル・エレクトリック(GE)などのアメリカ大手企業が利用を検討しているという。(2007年2月23日 日経新聞夕刊)

Googleにブランド力が無ければ、こんなサービスはセキュリティーの観点から受け入れられないと一蹴されると思います。(特に日本の大企業はこう考えるでしょう) しかし、グーグルは今までのサービス展開で高い期待感を利用者に抱かさせているために、従来なら社内情報は社内で保存するべきという常識も変えてしまうのでしょう。


大衆の期待感が高ければ、大衆は企業の行動を支持し、企業は今までは変える事が不可能だったルールを変えてしまう…そんな時代なのかもしれません。

投稿者 cazper : 2007年2月23日 21:00 | b_entry.gif
     

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