Cazperのつれづれ日記: 習慣・慣行・常識を破るとチャンスが来る

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2007年3月28日

panda01.gif 習慣・慣行・常識を破るとチャンスが来る

昨日寝る前にマネーボールという本を読み終えました。この本は、プロ野球、メジャーリーグの球団であるオークランド・アスレチックスとそのGMであるビリーのノン・フィクションな話なのですが(引用レビュー)、結局他のメジャーリーグからは統計を利用したビリーの勝利の方程式は理解されなかったようです。
マネー・ボール
幾ら貧乏球団のアスレチックが勝利を物にしようが、「運がいい」だけだと決め付けた球団関係者が多かったようです。

なぜ、そのように考えてしまうのでしょうか。それは、人の常識や習慣が直ぐに変更出来ないからなのです。


バイアブル・ビジョン
 こうした業界に埋め込まれた方針や慣行を変更することを、競合他社が真似ることは、製品機能で追従するよりも、はるかに難しいことです。今日、多くの会社は、あっという間に、競合会社の製品をリバースエンジニアリングすることができます。しかし、通常、多くの会社は定着した方針や慣行を変更する事はなかなかできません。多くの会社は、これらの方針や慣行を、事業を運営する唯一のよりどころだと考えています。この概念、すなわち、業界に埋め込まれた方針や慣行を変更し、顧客の問題を解決することで競争力を得ようとする考え方が、最初に導入されたとき、ゴールドラットは、この概念を導入して会社を変えた企業は、これにより、2年間くらいは競争優位を得られるだろうと予想しました。しかし、いくつかのケースでは、競合企業は、5年経っても追従してきていません。(p.116)
田坂広志氏が 「情報革命」によって劇的な「権力の移行」が起こると仰っているのですが、こうした革命が起こる理由の一つにも人々の習慣・慣習が影響しているのだと思います。
これから何が起こるのか
というのも、本来ならば情報の在り方が変わったら、我々の情報に対する接し方も変える必要があります。例えば、情報がゆっくりしか入らなければ人間はゆっくり決断・行動を取ればよかったのですが、情報が適宜入ってくるようになれば、それに合わせて決断・行動も適宜行う必要が出てきます。しかし、人間は習慣を変えることが出来ませんから決断・行動は昔の時間スケールでしか行いません。

その証拠に、未だに会社内の予算の決裁を1年・半年単位で取っている企業が多いのです。このために、駄目だと分かってしまったプロジェクトでも年度末を迎えるまで継続するといった無駄な事がまだまだ行われているのです。

このように、世の中の環境が変わっても人間が習慣・慣行・常識に縛られてしまうからこそ、柔軟な思考の若者やベンチャー企業にチャンスが回ってくるのでしょうね。

投稿者 cazper : 2007年3月28日 12:30 | b_entry.gif
     

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