Cazperのつれづれ日記: 経営者よりも事業内容

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2007年6月11日

panda01.gif 経営者よりも事業内容

VC(ベンチャーキャピタル)PE(プライベートエクイティー)で勤めている方が投資を決定するかしないかを判断する材料として第一に挙げるのが「経営者の人となり」です。

学生の方で投資系の業界に就職したい人は、面接官に「投資で重要なのはなんだと思う?」と聞かれたら「経営者がどういう人かを見極めること」と答えれば合格点は貰えるでしょう…。

しかし、私はあえて言いたい。「投資で重要なのは、経営者の資質よりもその事業(or産業)の見通し」であると。

ウォーレン・バフェットは、かつて繊維業を行っていたバークシャー・ハサウェイ社を格安の価格で買収しました。しかし、後に繊維事業は努力の甲斐なく海外からの安い競合先に対抗することができず廃業に追い込まれました。(この過程で、繊維業における優秀なスタッフも手放さざるを得なかったようです。)

繊維部門は不運な結果に終わったようですが、この経験は無駄にならず、バフェットは、事業を転換させることはきわめて難しいという貴重な教訓を得たそうです。
バフェット投資の真髄(pp.29-30) バフェット投資の王道(pp.199-200)

つまり、幾ら優秀な経営者がいたとしても、斜陽な産業における企業への投資をしないようにしなければいけないという事でしょう。

P.S.1
経営者の人となりに注目してもしょうがないとは言っておりません。見通しの良い業界ならば、経営者の資質に注目して投資の決定をする事が重要だと思います。

…ただね、投資業界の方が口を揃えて「経営者が重要だ」と述べている割りには、彼らの投資先を見ると「エエェ?」てのもあるので二枚舌だなぁと感じる事も少なくないですね。


P.S.2
余談ですが、以前取り上げた中国の物流会社Mも波に乗ってきそうですね。次に私が注目しているのは地方都市の○○で大規模開発を行う不動産会社です。ただリサーチ不足なのでポジションとるかは微妙。営業キャッシュフローは大幅マイナス…。地方都市の○○は昨年急速に発達しているとのレポート有り。(不動産業は資産インフレのシェルターですね。)

投稿者 cazper : 2007年6月11日 22:03 | b_entry.gif
     

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