Cazperのつれづれ日記: マネジャーの給与と平社員の給与

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2007年6月20日

panda01.gif マネジャーの給与と平社員の給与

先日、K氏が次のような発言をしていた。

どこかで見かけたのだが、プロ野球では監督よりも多くの年俸をもらうスター選手がいるのだから、会社でもマネジャーよりも多くの給料を貰うスター社員がいてもいないのはおかしいという主張がある。
日本の旧態な企業では、長年勤めた人がマネジャーを勤めるという習慣が出来上がってしまった。さらに、年功序列も常識化してしまい、マネジャーは平社員よりも給与を貰えて当たり前という感覚を持っている人も多い。

本来マネジャーとはチームをマネージメントする事でチーム力を高める事を期待されている職位である。例えば10名の平社員がいたとして、各々が1の力しか発揮していないとしたら、そのチームのマネジャーはチームが11(=10名×1+1人×1)以上の力を発揮できるように振舞わなければ存在意味が無い。

したがって、マネジャーは、各々が持つ力を上手に組み合わせたり引き出した結果、チーム力がどれくらい強くなったのかで評価されないといけない。

一方、平社員はチームに対してどれくらい貢献できるかが期待されている職位である。したがって、平社員はチームに対して貢献できる行動をとらなければならないし、貢献できる能力を向上させていく事が重要である。しかし、イチローが幾らヒットを打っても、投手が弱ければチームが負けるのと同じで、幾ら一人の平社員の能力が高くても、他の平社員に足を引っ張られればチームの成績は伸びない場合もある。その際に、その能力の高い平社員をチーム全体の成績で評価してしまえば、その人は他へ移る気になってしまう。

したがって、チームが幾ら弱くても、チームの成績に貢献しているのならばその人は評価されるべきである。

まとめると、理想的な給与とは次のようになると思う。
●マネジャー:チーム力をどれくらい強くしたかで評価
●平社員:チームにどれくらい貢献したかで評価

じゃぁ、実際はどうかというと、Greeで指摘されたけど評価方法は難しかったりする。

それじゃ、上記の評価方法は完全に理想だけの話なのかというと、そうでもない。世の中には、よりベターな方法で評価している企業はある。その一例を紹介して今日のエントリーの締めとする。

 経営会議で役員クラスがプロジェクトをプレゼンテーションし、チームを持つユニットと呼ばれる座を争う。ユニットを得てユニットリーダーとなった人は社員を前にプレゼンテーションを行いチームリーダーを募り、選出。他の社員は希望チームへの参加を申し出るというシステムだ。
 さらに、プレゼンテーションには社外からの参加を積極的に認めているので、社外の者がチームリーダーになることもできる。チームは一年単位で再編成され、人事異動は自由と自己責任において自分で決めることになる。給与は個人の能力や実績をもとにした、その人の“市場価値”で決まる年俸制とチーム実績に応じて支給される利益配分による。 自由と自己責任という必要最小限のルールの中で、ミスミというリソースを使って自ら仕事を開拓していく人材(=イントラプレナー/企業内事業家)の組織をミスミは目指す。(流通商社の革命児・ミスミの企業理念

投稿者 cazper : 2007年6月20日 12:34 | b_entry.gif
     

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