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2007年12月17日
フロー経済とストック経済は経済原理が根本的に違う
税金というのは、誰かから誰かへの"資金"の移転に対して掛かってきます。税金を上げればフローが滞るし、税金を下げればフローが促進されます(つまり経済循環が良くなります)。
ところが、多くの人が銀行にお金を貯め、そのお金を借りてくれる企業が少なくなると、フローに対する政策は持たざる者にしか効かなくなってきます。日本の場合だと、老人の一部ほどお金を持っており、若者ほどお金を持っていないので、フローに対する政策は若者の行動をコントロールできても、ストックを莫大に持つ人々をコントロールが出来なくなります。
ケインズが生きていた頃は、産業革命直後で、まだ余剰資金というもは無く、人々には貯蓄もなかったため、お金はほとんどがフローとして動いた。賃金所得で経済を動かしている時代で、税金を使って有効需要を生み出せば雇用が増え、雇用が増えた分だけ総賃金が増え、消費が増えるという理論が成り立つ時代だった。 どころが現在の日本のように、個人金融資産がGDPの三倍にたっするようなストック経済では、金利を操作して需要と供給というフローを調整しようとするケインズ経済理論はまったく通用しない。(p.43) |
大前氏が指摘しておりますが、ストックが積みあがってしまった以上、単にフローをコントロールしようとしても駄目なのです。それならば、どうすべきかというと、ストックを利用してフローを作り出す政策をとる必要があります。
その一つが大前氏が主張するように「金利の引き上げ」だったりするわけですねぇ~。
とはいえ、金利の上昇はストックが無い人に打撃を与えます。更に云えば、負債が多い人には大打撃を与えます。ストック経済で税収を上げるなら資産税を創設すべきだけど、それをやれば資金は海外に流出してしまい、一方で金利を上昇させれば30代~40代の負債の多い世代が生活苦に追いやれてしまいます。そして、今のままケインズ経済を信じて政策を打ち続ければ日本が沈み行く…。アカンですね。
こうした状況を踏まえると、今の段階で負債(変動金利)を多く抱えるという事は非常にリスキーですね。負債を抱えるにしても固定金利にするべきでしょう。(変動金利で35年ローンとか組んじゃいけないと思いますね~)
P.S.1
このまま、フローに対する税金が高まっていくと、物々交換やポイント交換といった資金の移動を伴わない経済が膨らんでくる気がします。ただ、政府も黙っていないので、そのうちポイント事業を登録免許制にしてポイントの所有権移転に伴う税制を創設してしまうでしょうね。そうなると、ますます物々交換の時代になる気も…(ちなみに、昔のような物々交換というよりは、Yahoo!なんでも交換みたいな交換形態のボリュームが増えるでしょうね)
P.S.2
↓を読み終えました。
やさしいタイ株
本の内容からしても、私が現地に行った時の感覚は間違いじゃ無かったですね。ちなみに、何気に感じたのは街中の小川は中国並みに汚なかったょ。
投稿者 cazper : 2007年12月17日 01:59
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