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2009年2月16日
日本とかってアメリカに対する実質的な債務免除をしてるんだよなぁ
[晴]
国際線の予約をする際に、航空会社予約システムと直結させてるサイトはetourが有名だったのですけど、楽天もHISも最近では直結させてクレジットカードさえあればネットで予約確定させるところまでできるようになってきました。
直結システムなんてのは一度作ってしまえば人手がそんなに掛からなくなるし、どんな企業だって同じようなシステムになってしまうから検索結果は同じようになるように思うんですけれども...同じグレードの航空券が表示されないこともあるのです...。なんででしょうか???
というか...ここまで来ると格安の航空券を売るだけのビジネスは儲からないことになりますね。HISの動きなんかをみていると、単に安いチケットを売るだけのビジネスから変化してきておりまして、法人向けに決済も含めたサービスを展開していて順調に業績を伸ばしているようです。まぁ...この不況でこのビジネスも微妙ですが...。
さて、今日読んでいるのは↓です。
マネーゲーム敗れたり (邱永漢著)
頭が良いだけではなく、歴史等の知識も半端ない邱先生ですけれど、世の中の流れを俯瞰できているところがスゴイです。まさしく「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」といった感じです。
| 私が前から考えていたのは資産インフレがあれば、景気が過熱しなくとも暴落はありうるということであり、もう一つは好景気があまり長く続くと、景気が過熱しなくとも、設備投資が過剰になって、投資が一段落した時点で過剰生産が目立ち、競争力の弱い企業から倒産が始まるだろうということである。(pp.32-33) |
資本にも種類がある事を指摘しております。
| 今にして思うと、アジアの国々で外国企業が国内市場を席巻するのを恐れるあまり、長期資金の投資を制限し、短期資金の流入に道を開いたことが間違いのもとだった。設備投資の段階では気がつかないことだったが、資金と技術を兼ね備えた世界的スケールの企業なら、品質でも価格でも国際競争ができるから、国内市場が萎縮しても閉鎖に追い込まれないですむ。そういうことをいっさい考慮に入れず、世界を股に暴れまわる投機資金をイージーに受け入れたために国がひっくりかえらんばかりの大騒ぎになってしまったのである。お金ならどんなお金でも、生産資本になると思うのは間違いで、お金がどんな性質のものであるかを見分けることが先決だったことがわかる。(p.53) |
↓は私も普段から感じている事でした。
| 賃金が高くなっても、生産性がそれを上回れば、賃金が支払われなくなる心配はない。しかし、日本が貿易黒字国になれば、赤字になる輸入国の支払い能力が問題になるから、バランスをとるために為替レートは自然に円高になる。円高になれば、商売がやりにくくなるから、それを防ぐために輸入を増やしてインバランスを修正すればいいのだが、日本の役人や政治家にはそういう発想がないから、黒字が増えるに任せる。すると、また円高になる。円高のなかで採算を合わせようと思えば、省エネとか、自動化によってコストダウンを図るよりほかない(pp.71-72) |
最近では若者が海外にいかないそうですけれども、ちょっと勿体無い気がします。円高なのに円高を生活の中で感じる事なく働き続け、生産性が高い国の中で更なる生産性を求められて、年だけを重ねていくわけです。
そして政府はドルの債券を購入し続けて、その債券の価値は徐々に減っていく...。(ある意味では、日本はアメリカに対して持続的な債務免除をしてあげているようなものですからねぇ。為替の変動相場制というのも基軸通貨がある時点でいかがわしいものです。) 本来なら陣取り合戦みたいなものですし債券を買うのではなくて実業や資源を購入していくべきなんですけど、政治的な問題もあってアメリカ国債ばかり買ってるんですよねぇ。
投稿者 cazper : 2009年2月16日 23:59
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