Cazperのつれづれ日記: 先進国では無形産業が伸びるかどうか...

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2009年2月17日

panda01.gif 先進国では無形産業が伸びるかどうか...

[晴]

今日は↓を読み終えました。
マネーゲーム敗れたり
物溢れ感は1990年代のバブル崩壊時から既に現れているのですけれども、製造業中心で栄えた日本にとって...従来からの路線に乗らない物を作り出すことは直ぐには出来ないのでしょうね。

 生活中心の経済とは、お金の使い方が生活中心になるということである。生活に対する価値観は人によって違うけれども、豊かな社会におけるお金の使い方は次のような優先順序になる。
第一はエンターテインメント
第二は飲み食い
第三は海外旅行
第四は趣味道楽
第五は健康と美容
第六は教養とか文化とか
(上記大幅略) 以上、一から六まではいずれも体験とか、ソフトとかいった類いのものであって、形ある物を売っているわけではない。そうした物の形をしていないものに皆が喜んでお金を払うようになったおかげで、ヒット商品を手がければたいへんなお金を稼ぐようになった。そうした分野の仕事が物を売る商売に代替するほど大きく成長すれば、それが経済界のお金の流れを完全に変えてしまうことが考えられる。
 そうした体験産業やソフトウェアが景気不景気を左右するくらい大きくなれば、物と同じくらいの経済効果をもたらすから、物が売れないくらいのことで一国の経済がへこたれるようなことはなくなる。しかし、問題は一から六までが十分に育つ以前に、第七位にまでおちこんだ物品販売業が産業界全体にピンチをもたらすことである。(pp.114-119)
個人的には「物より思い出」だとは思うものの「思い出よりも物」な国や人々の方がエネルギッシュな事が多く好きですねぇ。

人間ってカオス状態から秩序ある状態を一所懸命に構築しているときが一番エネルギーが出るし楽しく生きているのかもしれません。でも、エネルギーが出ている状態を永遠に続けているなんてのはある種病んでいるとも思えるので...やはり何事もバランスが大事なんでしょうねぇ~


深夜は沸騰都市シンガポールを見てました。小幡績氏が「シンガポールは組織だから簡単に壊れる」と書いていているのだが、シンガポールのある一面での偏屈さを感じたなぁ。

確かに成果を上げた人をどんどん伸ばしていく事は大切だけど、「Nature」「Science」「Cell」に載せる事を研究職としての"成績"にする事になんの意味があるのだろう。なんか本来あるべき姿がずれている気がするんですよね。「世の中を驚かせる発見・研究をしたい」という欲求こそが研究者にあるべき姿であって、自分のポジションを確保するために上位の論文に載せるってのは社会貢献的に違和感を感じます。

成績の数値化って大切なことなんだけど、行き過ぎると高い数値を出すことが最終目的となってしまいがちなんですよね。高い数値を出すことは目標にこそなれ目的であってはならないんだと思うんですが...。

投稿者 cazper : 2009年2月17日 23:59 | b_entry.gif
     

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