Cazperのつれづれ日記: 勝てる試合しかやらない

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2009年6月15日

panda01.gif 勝てる試合しかやらない

競争社会においては、困難な状況であっても「努力」と「根性」と「知力」によって勝っていくというのが世間的には当たり前だと考えられているのですが・・・ある種の偉人達は「勝てる試合しかやらない」という原則に徹底して従がうことによって勝ち続けているようです。

その代表格がウォーレン・バフェットです。
バフェット・コード

どうも人間には競争心・闘争心があるようで、困難な状況でも努力と根性で打破するのが当たり前だと考える人が多いようです。しかし、競争しなければならないのは業界に競争が起きているだけの話で・・・隣の業界に行けば激しい競争しなくても良い世界というのはあるものなんですよねぇ。

 あなたは頭がよくIQは140だが、周りの人もまたIQ140という状況に置かれるよりも、あなたはIQ100にちょっと足りないが、周りの人たちはIQ80にも足りない状況に置かれる方がずっとマシだ。人生の秘密のひとつは、"少ない競争"なのだ。(p.144)
漢字検定とかも・・・検定で競争してる人よりも検定作った方が良い思いをしてたりするんですよねぇ~。


話が変わりますが・・・プライベートで開いている企業価値評価勉強会でも最近話が収束しつつあるのは、企業の利益を元にした数字のバリュエーションよりも、その企業のビジネスの見通しが良いのか悪いのかというざっくりした感じがあるのかどうかであるという点です。この視点をバフェットは簡潔なスピーチで語っております。

I don't think about the price action of the stock or I don't think about what people are saying they are going to earn next quarter, this quarter or look at chaarts; just plain look at the business. Now, just what does that mean. That means I have to understand the business.
A lot of businesses I can't understand. I can understand Gillette. I can understand Coca-Cola. I can understand Wrigley's chewing gum. And those are things that I can understand and I kind of, when I say I can understand, I mean I have a pretty good idea of what they are going to look now, ten, fifteen years from now. That's understanding the business.(p.143)


おまけですが、バフェットが求める企業の真なる利益について書いてあったので引用しておきます。

 バフェットは、あるところで「純利益にインタンジブル資産(無形資産)の減価償却を加えたものが真の利益に近い」と言っています。(中略)非現金項目(NCA)の主な項目は、通常は資本支出(いわゆるCAPEX=Capital Expenditure)の減価償却とインタンジブルズの減価償却ですので、前者と今期のCAPEX(通常CBIと一致)がほぼ同レベルであるとすれば、その両者は相殺されてキャッシュ・バリュー・アッデッド(CVA)はバフェットの言うところの「純利益にインタンジブル資産の減価償却を加えたもの」とほぼ同じものとなるはずです。(p.195)
こういう定義って単純だったりするのですが・・・企業の現場で働く人の中に会社の真の利益を理解していないので変な目標を立ててたりする人がいるんですよねぇ~。困ったものです。

投稿者 cazper : 2009年6月15日 00:53 | b_entry.gif
     

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