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2012年5月 3日
技術過剰・生産過剰の世界では戦い方を変えないとだめ
[晴@寧波]
久々に寧波に行ってきました。
上海から寧波までは、電車で行こうが、バスで行こうが3時間程度掛かります。今回はバスで行きまして、その間本を読んでおりました。
電機・最終戦争
日経新聞社から出版されている「電機・最終戦争」です。
ソニー、パナソニック、シャープ、東芝等々赤字を出していき、特にテレビでは悲惨な状況になっている事を伝えております。
端的に言って、日本の企業が(特にテレビ事業で)最近負けたのには二つ理由があると思っています。
●生産過剰
以前は、日本のお家芸と言えた、加工・製造業が既に台湾、韓国、そして中国メーカにパワーシフトしているという状況。パワーシフトしているだけならまだしも、供給>>需要 と、供給力が過度に大きくなっており、想像以上に需要を満たすまでのスピードが早く、直ぐに価格競争に陥ってしまう。
●技術過剰
「人々の不足感>技術」の際には技術投資が光り、消費者も喜んで新技術にお金を払います。しかし、今家電の多くでは、「人々の不足感<技術」となっており、メーカーが幾ら付加価値商品だと言っても、消費者はその新技術にお金を払いません。寧ろ、シンプルな機能で安い製品を求めます。
一言で言うならば、パラダイムシフトが起きているにもかかわらず、未だに考え方が変わっていないのが問題なのです。
星の一生は、小さい塵が集まって大きい星となり、重力崩壊して再度塵になる。生物の一生は、卵子と精子から始まり、細胞分裂を繰り返して多くの細胞の集合体となり、最後は老化して細胞数も減り、死滅する。人間の作った社会、集団も同じで、最後には滅びる運命にあるわけです。諸行無常の響きあり と言ったところでしょうか。
投稿者 cazper : 2012年5月 3日 23:50
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