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2015年3月15日
家賃の高い中国と人件費の高い日本
今日歩いていたらバーガーキングの隣の食八方茶餐厅という香港系レストランが潰れていました。春節を迎えるにあたって店を潰したレストランが目についたのですが、それにしても多くのレストランがここのところ閉店に追い込まれております。上海に限らないのですが、中国の飲食店の回転は本当に速いです。ついこないだオープンしたと思ったら半年も経たずに閉店するといった事は日常茶飯事だったりします。
幾ら人件費が上がってきたとはいえ、ファストフード店の店長でも日本円で10万円いっていないわけです。そして、ファストフード店で売られている物の値段は日本とはそんなに変わりません。ということは、別の費用が高いからにほかなりません。その原因こそが高い家賃です。オフィス街になると日本の方が安いんじゃないかと思う場所も結構あると思います。
同じ人数構造で同じぐらいに儲かっている店において、日本と中国を比べた場合、「人件費+家賃」のコストには差が無いように思います。よく日本人の人が中国で日本食レストランを気軽に開こうとして結局撤退に追い込まれていたりしますが、中国の方が「人件費」が安いから日本よりもやりやすいだろうと安易に考えて開いているのでしょう。
成功しているレストランを見てみると、日本に比べてやけに人が多いと思うことが多々有ります。日本人の感覚からすると、そんなに人件費をかけて大丈夫なのかと思っちゃうのですが、中国の場合は「家賃」が高く、人件費は安いので、一度成功し始めたら若干余計に人を雇ったとしても問題が無かったりします。
日本人の標準的な考え方は、スタッフを正しく教育して最適人数でオペレーションを回せば利益がどこでも出るという事になるのですが、中国の場合はそもそも家賃が高いので、売上が低かったり、減ってきた場合に、人数を減らしてコストを減らし、レストランを延命させる事が難しいわけです。
日本でもレストラン業界は戦いが激しく、回転の速い業種であったりするのですが、中国の方はそれ以上に戦いが激しく回転の速い業種であったりします。
もちろん、この回転の速い業種でも、オペレーション形態を最適化させて安定的に利益を稼いでいる店もあり、それらを見てみると、台車を引いて路地裏で家賃ゼロで商売していたり、小さい土地でテイクアウト専門で肉まん・野菜まんを売っていたりと、家賃の最小化を徹底しているお店だったりするわけです。
投稿者 cazper : 2015年3月15日 08:35
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