Cazperのつれづれ日記: システムを作ってきたつもりが、システムに使われる人々

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2016年6月 8日

panda01.gif システムを作ってきたつもりが、システムに使われる人々

日本と中国を行ったり来たりすると、中国はまだまだカオスだなと思う一方で、日本は秩序立ち過ぎているなと思えてしまいます。

日本の経済は既に失われた20年と言われてきていますが、何故浮上できないのでしょうか?私の考え方としては、浮上出来ないのではなくて、あまりにも秩序立ち過ぎているので変化が起こせない状況にあるのが原因だと思っています。

そもそも経済がよくなるとは、金回りが良くなることです。金回りが良くなるということは、次々に手元のお金が次の人にわたって動く状態です。多くの人が欲しい物が増えれば、どんどんお金は動くようになります。

どんどんお金が動く状態としてふさわしいのは、世の中がカオスな状態から綺麗になっていく時です。日本の場合、既に高度経済成長期で世の中が発達してしまったため、世の中を綺麗にするためにお金が流れません。むしろ綺麗を維持するためにお金が流れます。

ここでは綺麗という言葉を使いましたが、綺麗ということは世の中が秩序だって居る状態とも言い表せます。日本は戦後のカオスの状態から秩序だった世の中を時間を掛けて構築してきました。護送船団方式という言葉があるように、政府の保護という側面もあるのですが、成功する体系を組織的に構築して、秩序だった世の中を構築してきました。

この世の中を引いためで見ると、システムの側面を見出すことが出来ます。例えば、満員電車。効率よく満員にするために、駅には規則立った列が暗黙のように作られ、先に降りる人が優先され、電車の中にいる人はどんどん奥に入り、所狭しとぎゅうぎゅう詰めにされていきます。これ、日本人的には当たり前の行動だと思っているのかもしれませんが、他の国に行けば当たり前ではないのです。

つまり、日本の満員電車の乗る際には、乗車効率を上げるために、人々が暗黙のルールを作り、それに人々がしたがっているのです。これは、まさにシステムです。日本人は効率の良いシステムを至る所に作ってきたのです。

しかし、弊害がありました。それは、時間の効率、その時の経済的な効率を優先したために、人間的(動物的)な部分を圧迫してきたのです。そのためにストレスが生じてしまったのです。一度作られたシステムは中々壊れません。というよりも、一度システムを作ってしまうと、そのシステムを維持するために人々はシステムを維持する駒となってしまうのです。これは細胞が身体や器官を作り上げている一方で、器官を維持するために器官というシステムに細胞が駒扱いされるのと同じです。

人間は主体的に効率のよいシステムをつくり上げることが出来る一方で、いつの間にかシステムに使われるようになっているのです。これに気がつけるか気が付けないかというのは、生き方に差が生まれて行くと思うのです。

投稿者 cazper : 2016年6月 8日 12:58 | b_entry.gif
     

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