Cazperのつれづれ日記: 時間厳守行動がストレスを生み出す

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2016年6月18日

panda01.gif 時間厳守行動がストレスを生み出す

[晴@上海]
よく言われるのは、インド人は約束の時間の3時間後位になって現れる一方、日本人は約束の時間きっちりに現れると。インドは極端だとしても、日本人も実は世界的に極端だと思うわけです。

少し前の記事で「「会議に遅れる」電車飛び降り線路へ...他の客大迷惑 JR常磐線」というのがありましたが、これなんてのは極端な例だとしても一種の日本の闇だったりします。

Navitimeは主要各国で展開しようとしているけれども、例えば中国本土・香港でも電車に乗るぐらいで何時に乗って何時に目的地に到着するといった行動を取る人を見たことがないです。もっとも、日本とちがい、電車以外のバスの交通網が発達しており、通勤時間帯にはバスのタイムテーブルは役に立たない事が背景にあるのかもしれませんが。

しかし、日本では小さい頃から5分前行動を叩きこまれ、大人になっても基本的に約束の時間には現れるのが当たり前という世界になっており、更に悪いことに日本人は比較的他人の事を気にしない民族ではない事も手伝い、時間通りの行動を性格的にやりたくない人でも、村八分になることを恐れて、必死になって食らいつくしかないのです。

そんな情況で社会が安定化してしまったので、サービスの利用者側からしたら安心できるのですが、一方のサービスの提供側からしたら人一倍ストレスが掛かっている情況になってしまっております。そして、サービスの提供者側が何らかの都合で約束の時間に提供出来ないと、苦情の嵐になるし、吊し上げにあう情況になってしまったのです。

サービス提供者とサービス享受者のバランスだけが重要なのだけれども、日本の場合には過度にサービス提供者側に負担が掛かる世の中になって安定してしまったようです。今、妊婦やお年寄りがシルバーシートの側に行っても悪態を突かれて席も譲られない事が度々ニュースに上がってきますが、日本のように時間厳守によるストレスにさらされると、皆の行動が似てしまうため特定の時間帯に電車も過度な満員状態になり、乗るだけで心身共に疲れる事になります。そんな中では自然の優しさも失われて当然だと思うのです。

便利な世の中を作るために、人々が相互にストレスを受けてしまう。何だか世の中って変だなぁと思ったり思わなかったりする今日この頃です。

投稿者 cazper : 2016年6月18日 13:27 | b_entry.gif
     

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