Cazperのつれづれ日記: 銀行保有の国債は何処へ行った?

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2006年2月 5日

panda01.gif 銀行保有の国債は何処へ行った?

先日のニュースで、銀行の国債保有残高が100兆円割れしたと報道されました。

大手銀・地銀、保有国債100兆円割れ

 銀行が国債に偏っていた資金運用を見直し始めた。大手銀や地銀が持つ国債残高は2005年末に100兆円を割り、約2年ぶりの水準に減少。一方、投資信託など国債以外の有価証券の残高は100兆円を超え、過去最高水準に達した。株価回復や今春にも予想される日銀の量的緩和策の解除を受けて、金利が上昇、保有国債の価格が下落するリスクを避ける狙い。今後の長期金利などの動きに影響する可能性もある。(NIKKEI.NET 2006/2/3)

でも、ふと思うわけです。発行した国債の総数は償還処理しない限り減らないはずですから、、銀行が国債の保有残高を減らせば誰かがその国債を保有したはずです。

(というか、むしろ国債はどんどん増えてたりするわけですね・・・)

財務省 最大538兆4000億に

主要国の財政状況
 財務省が20日発表した2005年度の国債発行計画によると、国債発行総額は今年度当初比4・4%増の169兆5051億円と、14年連続で過去最高を更新する。

 新規発行国債が前年度当初比で4年ぶりに減少するが、過去の国債の償還財源に充てる借換債の発行が22・9%増の103兆8151億円と、初めて100兆円を突破する。2005年度末の国債発行残高は最大で538兆4000億円になり、初めて国内総生産(GDP)を上回る見通しだ。
(2004年12月20日 読売新聞

銀行がマーケットで売り放った国債を誰が買ったのかが気になるわけです。巨額な資金が必要であるという状況を考えると、やはり、郵貯なのかなぁと思うんです。

郵貯と簡保がその大きな「受け皿」になっているんだ。国債発行残高約四百八十三兆円(○四年度末見通し)のうち、郵貯・簡保は約百三十五兆円も保有している。(父と娘の時事問題

何故ならば、銀行が売り放った国債を誰も買わないとすれば、市中に出回る国債の値段が落ちることになり、長期国債の利率が上がる要因になるからです。政府としては、何としてでも短期的な国債の利回り上昇を押さえ込みたいはずなので、国の支配力が及ぶ機関に買わせるでしょうしねぇ。


しかしねぇ、銀行の動きを見ていても、長期金利上昇は秒読み段階に入ったといって間違いないでしょうね。

P.S.
と、書いていたら、こんなニュースが出てきましたね。長期金利を上げさせたくない政府の意思を感じますが…市場はそれを許してくれるのか…見守りたいですねぇ。

国債08年度償還問題は解消 特会活用し大量消却
 国債の満期償還が集中することにより、長期金利の上昇や国債市場の不安定化が懸念された「国債2008年度問題」について、財務省は5日までに、買い入れ消却の実施などにより同年度の国債償還見込み額(試算)が1年前と比べ14・5%減の111兆1700億円と大幅に減少し、問題は解消する見通しになったと宣言した。
 特別会計の剰余資金を活用し、08年度に満期を迎える10年物国債を中心に06年度中に約9兆円、一気に買い入れ消却するほか、06年度の新規国債発行額を30兆円以下に抑制したためで、130兆200億円(昨年1月試算)と突出していた08年度の償還額は、110兆円台に平準化される。
 08年度問題は、小渕政権が減税や公共事業など大型景気対策を実施した財源として、1998年度に10年物国債を大量発行したため発生。(2006/2/5 共同通信)

投稿者 cazper : 2006年2月 5日 00:15 | b_entry.gif
     

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