Cazperのつれづれ日記: 心を振らせる商品・サービスが売れる時代

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2006年7月 4日

panda01.gif 心を振らせる商品・サービスが売れる時代

私はトレンドの立ち上がりを注目しているのですが、海馬の少ない私は街で覚えた言葉を記憶の彼方に追いやってしまう事が多く…書き忘れちゃうんだよね~。そんな一つが↓
まりもっこり

とまぁ、そんな事はどうでも良いのですが、「何故こんな商品に人気が出るの?」と思えてしまう商品って世の中には結構あるんですよね。特に最近では、機能や特性以外の部分で評価されて人気の出る商品が多くなっているような気がします。

で、前置きはこの辺で、今読んでいる本の中から一つ紹介。

姫様商売
今の時代は、インターネットが普及して、身近にモノや情報があふれ、個性や価値観が多様化してきている。だからこそ、商品の良さに加えた「何か」、ブランド力だけではない「何か」が重要視されてくる。(p.87)
以前にもBlogで書いたことがあるのだけども、今後のビジネスはブランド力だけでは生き残れなくなってくると思います。

上記の本では「何か」が重要になってくると書いてあるけれども、この「何か」こそ「心を振らせる力」に他ならないのではないでしょうか。(ちなみに、「心を振らせる事が重要」と仰っていたのは、フォトクリエイト社の白砂さん)

今の時代では、ブランド力を強化すべきであるという考えが支配的になっています。ブランド力を増せば、原価を上げることなく定価を引き上げる事ができると考えられているからです。そのために、種々の企業は広告に趣向を凝らしたり、様々なPRを行っています。

一方、ブランド力は最終的には個々人の自己満足と関係しています。この自己満足というのは厄介で、昔ならばブランド品というのは超高級品が多く手に入りにくかったので、手に入れる行為が人々に高揚感を与えました。しかし、供給力が増してくると手に入れる行為が人々に与える高揚感が減ってきたり持続しなくなってきました。当然ながら、人々の欲求の変化が激しくなったり多様化したわけです。

そのために企業では、スピードが盛んに叫ばれるようになりました。しかし、組織としてのスピードというのにも限界があります。流れるプールのように一度流れ始めた水の流れを違う方向に流すのは直ぐにはできないわけです。

そうなってくると、大組織ほど迅速に人々の心の変化に追随する事が出来なくなります。そのため、大組織では今までバイヤーのセンスが大きく問われるようになってきてますし、多くの優秀な小組織が湧き上がってきています。これは、最近のベンチャーブームとも少なからず関連しているでしょう。そして、最近では、個人レベルで人々の共感を得られる商品・サービスを提供できるようになってきており、腕さえあれば個人でも流行を作り出すことも出来るようなりました。

今後はブランド力に注目するのではなく、如何に「心を振らせる」サービス・商品を提供できるのかに注力していく必要があるでしょう。


P.S.
大前研一氏のページでも「日産のカリスマ経営に翳りが見えてきている」と書いてあるのですが、デザインで人々の心を振らせる時代は過ぎてしまってるんですよね。
(ちなみに、私は日産について去年の7月には指摘していましたし、今年の2月にも触れています。)

投稿者 cazper : 2006年7月 4日 07:11 | b_entry.gif
     

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