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2010年1月18日

panda01.gif 工業製品の需給ギャップは未だに開きがある

工業製品に対する世界の需要力よりも、まだまだ供給力の方が大きいと感じるこの頃です。供給力が大きい中でも企業は生き残らなければならないので、今でも起こっていて、今後も加速していくのが低コスト国への生産シフトです。(一時期は、海外の工場の閉鎖が起きてましたけども・・・)

こんな中でとばっちりを受けるのが、先進国における輸出向けの工場労働者となります。確かに、直近では需要が回復傾向にあるので、工場も忙しくなってきておりますが、これは金融危機時に大量のリストラを実施したために、需要の回復局面で忙しくなっているに過ぎず、危機前の水準には遠かったりします。需要不足の中で企業が利益を求めるには、結局、先進国の工場を開発途上国等に移さざる得ず、先進国の工場労働者は職を失うことが多くなります。

金融危機前の世界の需要のピークに対して工場設備が開発途上国を中心として用意されてきたわけですから、需給のギャップは当面埋まらないでしょうし、需要不足の中で企業が利益を出す方法は低コスト化か、政策等によって新たなる需要を生み出す以外ないでしょう。一方で・・・万が一需要が回復すると、今度は資源価格が再度高騰していくという罠なんですよね。

うーん・・・

投稿者 cazper : 01:44 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年12月 8日

panda01.gif 国がダメ会社を救済するとは...税金でデッド側を救済するということ

金融危機以降、大きな会社が倒産の危機に追い込まれて、国からの資金注入で何とか生きながらえてたりします。

銀行に対しての資金注入には経済を混乱させないという大義名分が存在します。しかし、一般企業の救済となると雇用の確保という大義名分になってきます。

倒産の危機に瀕している企業の一労働者の立場で考えれば、雇用の確保は大切です。だからといって、雇用の確保のために実質超債務超過企業を国が税金で延命させるべきかどうかは別問題だと思ったりします。

というのも、税金で延命するということは、労働者の雇用が確保されると同時に、デッド側(負債側)の人々が救済されているからです。デッド側の人々がマトモであれば、企業が債務超過になる前にデッド側から圧力が掛かって企業の抜本的なリストラが実施されるべきです。

が・・・そうならないということは、ある意味で経済原理が働いていない企業だという事になります。

そんな経済原理が働かない企業を国が救済しようとするわけですから、将来も見えてしまいます。もし救済するのであれば、デッド側の責任は追及してしかるべきでしょうね。そうなれば、デッド側の圧力が効いてきて、労働者・経営者・株主のバランスが取れた企業になっていくでしょうから・・・。

投稿者 cazper : 07:29 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年5月24日

panda01.gif 経済指標を合わせる為に政策を打っても駄目なんじゃないか?

GDPが下落したから、消費を刺激するためにエコポイントを創設されたりしておりますが、何か腑に落ちない点があります。

今の政策を見ていると、経済指標を合わせる為に何らかの政策を打っているだけのような気がしてくるのです。

公共事業しかりです。指標を合わせる為に凍結気味だった公共工事を復活させております。もちろん、日本経済を長期的に回復させるためのシナリオ上に乗っている公共工事を前倒しして実施するのであれば問題ないとは思います。しかし、今の不景気を回復させるためだけの公共工事であれば無駄な工事になるので、将来このつけを払わなければならなくなります。


よく経営書には、会社の存在意義、ミッションステートメント、行動規範等々、長期的な視点を決めるべきであると書かれていたりするのですが・・・、国とて同じような運営をしていかないと駄目なような気がするんですよねぇ。(例えば、日本の世界に対する存在意義とかをしっかり国民に浸透させていくべきのような・・・。 これらは義務としてではなくあくまでも意思の共有と言う形で浸透させていくことが大切だと思います。)

投稿者 cazper : 13:23 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年5月11日

panda01.gif 【仮説】花の開花時期を遅らせるには根の冷却が必要なんじゃないか?

ちょっと以前に、東北の方の大学で桜の開花時期を遅らせるための研究の様子が行われておりました。冷却水を幹の周辺に流して幹や枝を冷やすことで桜に勘違いを起こさせて開花を遅らせようとしておりました。

しかしながら、結果は失敗していたようです。


一方、個人的に「奇跡のリンゴ」を読んでいまして、植物にとって大切なのは人間の目には見えない土であり根っこの周辺の環境なんだなぁと理解したわけです。

そして、本の中でも林檎の色付きを良くするためには収穫時期に下草を刈って土の温度を下げてやる必要があると書いてあったのです。


そんなある日、この二つの情報が頭の中で繋がりました。「そうか!桜の開花時期を決めているのも根っこ周辺の土の温度なのではないかと!!」 てなわけで、桜の開花時期を制御したい方は根っこ周辺の土そのものを冷却してみたら良いのではないかと思うんですね~。

といっても、実験環境が私には無いので仮説は立てれても、検証は難しいわけですが・・・(誰か検証してみてくださいぉ)

投稿者 cazper : 12:23 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年5月10日

panda01.gif 高い粗利益率を維持している企業は競争優位性がある

ホンダが200万円を切るハイブリッド車を発売した後に、トヨタが旧型プリウスを値下げしてきており競争が激化しております。

値下げするには、COGS(Cost of goods sold)を下げるか、粗利益率そのものを下げるかしかないわけですが、競争が激化してくれば当然ながらCOGSを下げるよりも早く売値を下げるわけでして、粗利益を犠牲にするしかなくなります。


こうした様相を見ていると、需要の減退は、競争優位性を持っていた企業の優位性を剥奪する事もあるんだなぁと感ぜざるをえません。

バフェットの財務諸表を読む力
 企業が高い粗利益を稼ぎ出せるのは、永続的競争優位性の存在によって、売上原価をはるかにうわまわる価格設定の自由が与えられるからだ。対照的に、永続的競争優位性を持たない企業は、自社の製品もしくはサービスを値下げすることで競争するしかない。当然、この値下げは利ざやの低下につながり、最終的には収益性に悪影響を及ぼす。
 ごくごく一般論で言うと(もちろん例外はあるが)、粗利益率が40%以上の企業は、なんらかの永続的競争優位性を持っている可能性が高い。反対に40%以下の場合は、所属する業界のきびしい競争によって、企業の利ざやが圧縮されている可能性が高い。20%以下の企業は、たいていの場合、競争激烈な業界に属しており、このような業界では、どの会社も持続可能な競争優位性を構築することができない。そして、競争優位性から恩恵を受けられずに、業界の激しい競争に巻き込まれている企業は、決して長いスパンでわたしたちを金持ちにはしてくれないのである。(p.51-52)

投稿者 cazper : 08:36 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年5月 4日

panda01.gif 大不況時代は職業訓練よりも起業訓練や発想力訓練を提供するべきじゃないか

ニュースウォッチ9の「大失業時代を生きる・地方の工場閉鎖で地域の雇用は...」という特集を見ておりました。そこでは、ハローワーク(職安)で情報提供されている公共職業訓練に人が殺到して、受講できない人も出ているという話が出ておりました。

しかし・・・ふとした疑問が生じます。

通常の景気循環型の不況であれば、あるセクターが不況になっても他のセクターは不況になっていないので職業訓練を国が提供して雇用の調整をする事には意義があるわけですが・・・現在の大不況の状況では、そもそも商品・サービスへの需要総体が減ってしまっているので雇用の調整をする意味がありません。

したがって、全産業の需要が減ってしまっている大不況下では、国が幾ら職業訓練を提供したとしても意味が無いと思うのです。(ただ、不況の間に訓練という名で訓練者に対して国が生活費を提供している事にはある種の意味はあるのですが・・・)

それじゃ、大不況時代に何が必要なのかというと、新たなる需要の発掘であり、それらを探り当てる能力のある人を育てる事だと思うのです。

したがいまして、大不況時代には起業訓練や発想力訓練を国が提供していくべきだと思います。(まぁ、こんな訓練を国がやるべきなのか?という議論も必要なのですが・・・)


雇用の受け皿が無い時代に汎用的な職業訓練しても失業率は改善されないのです、大不況の時代に必要とされているのは雇用の受け皿そのものを作ることなんですよねぇ。(くれくれ人間には厳しい時代になってしまったなぁ)

投稿者 cazper : 21:29 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年4月30日

panda01.gif 豚インフルエンザは陰謀か!?

豚インフルエンザがメキシコで発生した後、公式発表で感染者数に対する死亡率が10%を超えており、WHOがすぐに「フェーズ4」に引き上げた段階で怪しいなぁと思って周りの人に豚インフルエンザは「豚(トン)でも無いウィルスかもよ」と言っていたのに、周りの人は公式ニュースを信じていて「これは感染率低いから大丈夫」とか反論されまくっていました。

しかし、ついにWHOも「フェーズ5」に引き上げて、人から人への感染を警鐘しはじめました。

(公式発表とは裏腹に、裏方で感染を防ごうとする人々の動きが活発だったので尋常じゃないなぁと感じたんですよね。)


さてさて、裏情報を探っている方々が次に発信しているのは「この豚インフルエンザは人為的であり陰謀だ」という事。

前回SARSの発生のときは2003年。実は世界的にも一時的な不景気に陥っています。そして今回も不況に陥った後の感染拡大です。ん~偶然なのか必然なのか・・・

陰謀説とかを信じたくはないですが、そういう可能性もあるんだろうなぁという程度には気に掛けておきますかね。

投稿者 cazper : 22:56 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年4月29日

panda01.gif 【植物工場】野菜工場は農業の救世主とはならない!?

本日の日経新聞を見ていると・・・

地方の中小、「野菜工場」で相次ぎ増産 栽培を厳格管理

 コンピューターで温湿度や養分を管理する「野菜工場」を手掛ける地方の中小企業が、相次ぎ増産する。消費者の食の安全に対する意識が高まり、食品業界からの需要が拡大。製造業が軒並み設備投資を抑制するなか、10億円を超す大型投資に踏み切る企業もある。新規参入を検討する大手も増えており、今後は競争激化に備えコスト削減などの取り組みも加速しそうだ。

 発芽野菜大手の村上農園(広島市、村上清貴社長)は15億円を投じ、山梨県北杜市に床面積2万平方メートルの大規模栽培施設を建設する。2013年に稼働予定で、成長に合わせて室温や湿度、養液濃度などをコンピューターで自動管理する。 (NIKKEI.NET)

とありました。

記憶に新しいところでは、三菱化学やLED機器製造メーカのCCSが株式会社フェアリーエンジェルの株式を保有して野菜製造に乗り出したことでしょうか。

色々な企業が野菜工場に参入する理由は、「野菜の安定供給が出来ること」や「野菜の栄養価を高めることが出来ること」や「完全無農薬にできること」であったりします。

たしかに、水耕栽培であったり、栄養素や光の管理が行われているので無農薬で栄養価の高い野菜を安定供給することは可能だと思います・・・しかし、気に掛かる事があります。自然の中で育たないで甘やかされて育った野菜に全く問題が無いのか?と・・・何せ植物工場はかの有名な「永田農法」と真反対の事を行っているわけですから・・・。

栄養面で見た場合、問題はさほど無いように思います。甘やかされて育とうが厳しい環境で育とうが野菜は全て食べられてしまうので、野菜の遺伝云々という問題は生じません。どんな農法だろうが栄養価を管理・コントロールできれば良いのです。(とはいえ、歯ごたえといった部分では差が生まれると思いますが・・・)

しかし・・・エネルギーという面では野菜工場は一般的な農法に比べてエネルギーを多く必要としているように思います。スプラウト系はまだ良いと思うのですが、工場内で効率的に成長させようとすれば光や熱が余計に必要になりますし、更に人工的に製造された栄養が必要になります。更に更に、水や空気も管理しなければなりません。

したがいまして、トレーサビリティ等の面から野菜工場は一部でもてはやされる気がしないでもないのですが、エネルギーが余計にかかるこの農法は既存の農法を置き換えるほどの影響力は持たないような気がします。


PS
人としての良さを通信簿(人間が定めた評価軸だけ)で評価出来ないと同じで、(人間が気にする)栄養価の面でどんだけ良い野菜を作れたとしても、それが本当に良い野菜なのかというのは別次元だという事を注意しなければならないでしょう。

投稿者 cazper : 10:58 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2009年3月21日

panda01.gif 行動・考え方は直ぐに変えられるが、性格は直ぐには変わらない

誰かの影響を受けると「行動・考え方」を変えることは直ぐ出来ます。

例えば、体育会系のサークルに入れば、「性格」が引っ込み思案であっても「行動」はそのサークルの規則に直ぐに影響されて、明朗・快活といった「行動」が見受けられるようになります。

しかしながら、過去からの蓄積で形成されてきた「性格」は実はすぐには直りません。


この原理を理解できずに、自分の性格に不正直になって不幸を呼んでいる人が世の中にはいるようです。


もちろん、子供の"強がる"「行動」が子供を成長さていくように、「行動・考え方」と「性格」の乖離(スプレッド)があるからこそ人間は成長できるわけでして、この乖離によって「性格」は時間をかけて徐々に変化していくものなのです。しかしながら、「行動・考え方」と「性格」の乖離(スプレッド)が埋まらなければ精神的な破綻を迎える事がありえます。


そして、大人になればなるほど性格は直りにくくなるので、社会的な制約によって自分の「行動・考え方」に制約が加えられて「行動・考え方」と「性格」の乖離が生じると、慢性的なストレス状況に陥り、精神的な病を患ったり身体に支障が出てきたりしてしまうことがあるようです。


というわけで、自分に正直に生きるのが一番だと思うんですね。(まぁ自分を理解するのが難しかったりするのですが...)

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2009年2月22日

panda01.gif グリーン・ニューディール政策で世界的な電力供給過剰になる

オバマ政権がグリーン・ニューディール政策を推進させて、自然エネルギーの利用強化に走るのは経済的にも環境的にも良いことだとは思います。

ただ↓のニュースのように立て続けに自然エネルギー産業への企業参入を見るにつけ、一つの懸念が私の中で出てきております。

東電・昭シェルなど、米で自然エネルギーに参入

 日本の大手企業が米国の自然エネルギー市場に相次ぎ参入する。東京電力は太陽光発電所を建設、昭和シェル石油は6月にも太陽電池の販売を始める。風力発電では三菱重工業が米向け設備を国内で増産する。米国ではオバマ政権が環境分野で新たな需要や雇用を創出するグリーン・ニューディール政策を推進、大規模な財政支出で自然エネルギー市場の拡大が見込まれている。政策転換を好機ととらえ、日本企業が強みを持つ環境技術で市場開拓を急ぐ。 (NIKKEI.NET)

それは、自然エネルギーへの転化の段階で電力供給過剰になるんだろうなぁという事です。


というのも、今までは電力も需要と供給の関係で、電力需要が大きくなるから発電設備を増設したり、大規模発電所への切り替えを行ってきていたわけです。しかし、今世界で政策的に行おうとしている行為をみていると、需要力に関係無く供給量を増やしていこうとしているわけです。(政策的には「転換」と言っていますが、既存設備を破棄しない限り設備増加になります。)

電力需要を無視して供給量を増やせば次に起こることは明らかです。それは、電力価格の下落です。発電コストから考えれば一時的には電力価格は高くしていかなければならないでしょうが、先進国では発電需要はそこまで大きく増えていかないと考えられるので、発電量はダブつき価格が下落していくことになるでしょう。


もちろん、それでは困るので、次に起こる動きは化石燃料ではなく電力を利用する設備・機械・装置が作られる事になります。というよりも、国の政策的に化石燃料を使う設備を電力を利用する設備へ転換するための政策が打たれることになります。(すでに、車の世界では起きつつありますけれども)


先回りをして話をしておくと、自然エネルギーによって一番恩恵を被るのは電池関連でしょう。というのも電気は貯められませんから。ここで気をつけなければならないのは、電池=二次電池となるとは限らないことです。余剰電力が出来てしまえば、水から水素を製造したりするような化学的な高エネルギー物質製造プロセスが流行り始めると思えるからです。


P.S.
そういえば、以前、僕がここで水素自動車はエネルギーの観点からみると全く"エコ"では無いと書いたのですけれども、自然エネルギーの普及によって電力供給過剰の世界になれば水素自動車というのは案外"エコ"な物なのになるかもしれません。(過剰になった電力で水素を製造し、それを自動車に利用するわけですから...)

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2008年11月22日

panda01.gif 【Simple is best】単純が一番

後で編集・加筆
世界でもっとも美しい10の科学実験

ラザフォードは立派な体格をもつ自信満々の人物で、顔は血色が良く、口にはアシカ髭をたくわえ、けたたましく笑い、あたりに響き渡る声の持ち主だった。彼は常々助手や共同研究者らに向かって、ものごとは単純にすべしと言っていた。自分が成し遂げた数々の成功について語るときも、彼は好んでこう言った。「私はいつだって単純さを何よりも重んじてきた。私自身、単純な男なのでね」。この言葉は嘘でもはったりでもない。彼は、自然のもっとも奥深い秘密を暴くには、単純な装置にこそ威力があることを知っていたのだ。(p.242)

金融関係もデリバティブ商品が発達しまくってまして、複雑な計算が行える事が優秀であると考える傾向になっています。しかし、今回の金融恐慌を引き起こしているのもデリバティブ商品の発達に他ならないわけです。

複雑にしてしまったからこそ正常化にも時間が掛かるわけでして、科学実験に限らず経済だって単純な構造を保つことが大切だと思います。

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2008年11月 2日

panda01.gif 遺伝子組み換え大麻を拡散させれば良いじゃんね【カンナビノイド・フリー】

ここんところ、大麻を所持する大学生が逮捕される事件が相次いでいますが...逮捕がニュースになる方が珍しく、一部の大学生の間では「前からあったよなぁ」という感じだと思うのです。


警察が大麻所持する人を逮捕するのは、ある意味で正義なのかもしれないのですが...理想的な世の中とは警察を必要としない世の中だと思うわけです。


そう考えていくと、法律で大麻を取り締まるのに注力するくらいならば、大麻そのものを根絶させる方に注力すれば良いと思うわけです。


でも、人間なんて欲に勝てるわけがないわけでして、「大麻を根絶せよ」と叫んだところで陰でコソコソ作る人が居るわけだし、取締りを強化すればするほど闇の世界での取引量が増えていくだけなのは見えているわけです。


それならば、この問題を解決させる方法はどうすべきなのでしょうか??


一つの解は、大麻が"自然"と世の中から消えてしまう方向に仕向けてしまえば良いと思います。もちろん大麻そのものを世の中から消してしまうのは不可能でしょう。それならば...カンナビノイドを生成させない大麻を遺伝子組み換えによって作ってしまえば良いと思うわけです。


作物というのは幸か不幸か...花粉によって交配していきます。したがって、遺伝子組み換え大麻を作ったうえで大量の花粉を採取し、自生している大麻にまず広めて、世界的に広げてしまえば、自然と大麻成分の供給量が減っていくと思うんですね。


どうして、こうした研究をやる人が出てこないんだろう...。不思議です。

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2008年10月28日

panda01.gif ザ・パーム → ザ・ワールド → ザ・ユニバース → ザ・ビッグバン

中東系の資本も世界に向かわなくなり始めているようですが...世界的な信用収縮において気になるのはナキール社が作っていたドバイの人工島です。


そもそもリゾート目的で、住居率が低かったわけですから...今後の価格はどうなるんでしょうね? そして開発元のナキール社は痛手を受けないのでしょうか?


ザ・パーム・アイランド(The Palm islands )

 ↓

The World(ザ・ワールド)

 ↓

The Universe(ザ・ユニバース)...(構想中)

 ↓

ザ・ビッグバン (笑)


てな冗談を書きたくなるわけです(笑


P.S.
ドラゴンボールでもそうですが...話を面白くするにはどんどんスケールを大きくしていかなければならず...それでもいつかは話が面白く無くなってストーリーの終焉を迎えるんですよねぇ。

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2008年10月12日

panda01.gif 【ゴシップ】ブッシュショックで1ドル60円、そしてウォン安→韓国デフォルト、そして戦争?

以前「 ワロス曲線-韓国ウォンが熱い(ウォン高ドル安)」でウォンが異常に高いことを指摘していましたが、今度は急速なるウォン安!(チャートはこちらで)

この水準は、以前の経済危機以来じゃないでしょうか?

そりゃ、貿易輸出国の韓国なのでウォン安になるのは嬉しいのでしょうけれども、そもそも商品の売り先が無いのですよ。実体経済は結構ヤバクなると思われます。(通常の状態ならこの方向性を変化させられるんですけど、急激なる引潮の勢いは止められないわけでして...) ヤバイ状態で踏みとどまれるのか、一線を越えてデフォルトしてしまうのかは注目していきましょ。(万が一デフォルトしてしまったら、それこそウォンの買い時になるわけでして...)


それに関連して、信用収縮によるドルの引潮が大きいと言ってきてますが、どうやら現実にドルの現物が市場から姿を消しているようです。前から言ってますが、ドルの現物が市場に十分供給されるまで一時的なドル高が演出されるような気がします。一方で、十分に供給されてしまえば逆にダブつき始めるので別の動きが生じるでしょうね。
NoDollar
そう思っていたら、先ほどT氏から「ブッシュ・ショックで1ドル60円時代が来る」と言われましたが、個人的には万が一ドルの切り下げが行われたとしてもダブついた後に行われるような気がします。


てか...ここんところの全ての指標のボラティリティが大き過ぎます。大きくなれば大きくなるほど、銀行は市場の下落を多めに見積もることになり更なる信用収縮がおきて...実体経済にヒビが入りそうです。こんな時は、純現金資産リッチなネットネット株を見つけるのが吉だと思います。まぁ、最悪解散しても現金資産で多く戻ってきますからね。(そもそも、資金繰りに困らないですし。)

これに関連して、信用収縮が大きいわけですから有利子負債の大きな企業の倒産が考えられます。そして、銀行そのものもやばい状況。T氏曰く「日本のS社はアウトじゃないか...。そして、そこに貸し出ししている銀行もアウト、そして商社も危ない」と。商社もレバレッジが高いので、企業によっては急激なる商品市況の変化と為替変動にはついていけない可能性がありますね。(とはいえ概ねの日本の銀行は問題なさそうですが...)

そういえば、先日私のところに外資系○銀行の人が大量に資金を持っている可能性のある○氏を紹介して頂けないかという電話がありましたけど、考えてみると、○銀行は手元の資金に窮している可能性があるんだろうなぁと思うわけです。そしてネットでは○銀行は危ないという噂があります。ここ以外にも外資系のメガバンク数社はOUTなんじゃないかとも言われていますね。


一方で、世界的な経済危機を救うには戦争しかないという声も聞こえています。それじゃ、どことどこが戦争をするのかという話になりますが...ネットがここまで発達した世界で政府主導で扇動するのは難しいような気もするわけです。となると、朝鮮戦争か中東戦争しか思いつかないんですけども...都市を破壊しないと特需は限定的ですし。どうなることやら。


P.S.1
一方で、中国は意外や意外で強気でいいような気がします。
ジム・ロジャーズ:東京セミナー、中国への強気姿勢は不変
外需ではなく内需です。そして、日本はアメリカではなく中国との良好な経済関係により力強くなるかと。

アメリカは相当だめですね。ドルも最後の引潮の歪の際に売るのが吉かね
ジム・ロジャーズ氏:米国の金融危機は短期では終らない
ちなみに、バフェットが最近買っているアメリカの株は消費市場が中国だったりします。


P.S.2
この危機が去っても次に待っている動乱はインフレでしょうから、投資が好きじゃない人でも(今回の金融危機の終焉)時期を見て現金を株・土地等といった形に換える必要があるでしょうね。その時期が予測できないのが悲しいですけれども。

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2008年9月15日

panda01.gif 汚染米こそバイオエタノール生産の原料にすべき

遅まきながら…汚染米について少々言及しておきます。

農薬等による汚染米のニュースを見てるんですけど…保管コストが1トン1万円かかるそうです。

一方で、太田農林水産相はテレビ番組で「人体に影響がないことは自信をもって申し上げられる。だからあんまりじたばた騒いでいない。ただ、これでいいというわけではない」という発言をしたそうです。


マスコミを含めて多くの方が汚染米を広げた犯人や無責任発言を行った人を吊るし上げようとしているようですが、過去の事を反省して未来を作る事の方が大事だと個人的には強く思います。


で、既にネットでも色々と意見が出ていますけれども、私が思うのは汚染米でバイオエタノールを生産してしまえば良いと思うわけです。

人体に影響の無い程の汚染度であれば、酵素を使ったエタノール生産はもちろんのこと、菌類を使った米の発酵でアルコールを作る事もできるわけです。そして、MA米を計画的に削減できるので保管コストも大幅に削減できることが予想されます。


デュポン等の大手化学メーカではトウモロコシの茎等の"自然"廃棄物から何とかしてバイオエタノールを生産しようと頑張ってますけれども、MA米等の"人工"廃棄物から効率的にエタノールを作る方が技術的にも簡単だし、地球に優しいと思うのですよ…。 役人の方にはこういうアイデアを積極的に実行していってもらいたいものです。

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2008年3月31日

panda01.gif Sell Side(売り方) と Buy Side(買い方)

先日、M&A関連を行っている金融関係者と話す機会がありまして、その方が「Sell SideはLoser、Buy Sideは楽だよ。結局お金を持ってる奴の勝ち」と言っておりました。

これはどういう事かといえば、Sell Sideはサービスを売っているわけですからBuy Sideの言われた事は聞かなければ商売になりません。そのためBuy Sideから理不尽な事を言われても素直に聞いて仕事をしなければならず、理不尽な事をやったからといって給与には反映されないという事です。

もちろん、仕事をしている以上は、誰かから受注し誰かに発注するので、誰でもBuy SideでもありSell Sideでもあります。しかしながら、仕事の種類によってBuy Side色が強かったり、Sell Side色が強かったりしますので、上記で発言した人はSell Side色が強ければLoserであると言いたかったのでしょう。

具体例をあげると…テレビ局はBuy Side色が強いと言えます。テレビの製作会社に対してお金を払うから期日までに映像を仕上げるように発注するわけです。例え、製作日数的に厳しかろうがBuy Sideであるテレビ局側はSell Sideである製作会社に対して無理をいう事ができます。製作会社は受注を拒否してしまえば次から仕事を請けれなくなる恐れがありますので、多少の無理を聞いてしまいがちです。

世の中を俯瞰すれば"一般的"には、Buy Side色が強いほど金回りが良く、Sell Side色が強いほど金回りが悪くなっています。そして、"一般的"には学校教育で教えられるのはSell Sideで生き残るためのスキルです。悲しいことに、特に理系…。

それじゃ、Buy Side色が強い仕事とは何なんだ?と思えてくるのですが、世の中をよ~く観察していれば少ないですがBuy Side色が圧倒的に強い仕事というのは確かに存在します。そこまでBuy Side色が強くないけれども、ある程度強いのはブランド力のある大企業だったりします。一般的な親がブランド力のある大企業に子供を入れたがるのはある程度合理的なんでしょうね。

仕事をするからにはヤリガイというのは大切ですから、Buy Side色が強いのかSell Side色が強いのかを判断基準として仕事を選ぶのはどうかとは思いますが、逆にBuy Side色が強いのかSell Side色が強いのかを知らないでヤリガイのみで仕事を選ぶのは問題があるような気はします。


P.S.1
バリバリのSell Sideに居ながら、給料が安いだとか仕事が忙しすぎるだとか言っている人がいるのですが、まずは自分の立ち位置を把握する事が大切なんでしょうね。たまたま、居る位置が悪いだけだったりしますから。(結構、自分の立ち位置を把握できてない人って多いんですけども…)

P.S.2
Buy Sideへの立ち居地を確保する方法は大まかに二つあって、一つはガツン型、一つはコツコツ型です。後者だと時間を味方にするので敷居は低いんですよね~。

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2008年3月28日

panda01.gif 傘差し運転禁止で駅に近い土地の価値は更に向上する

今年、具体的には平成20年6月19日から自転車に乗りながら傘を差していると5万円以下の罰金となります。(車が殆ど通らない裏道や田舎道ならばこの限りでは無いですね) 自転車を使っている人から見ると、とんでもな法律改正です。法改正をしたい人々の主張は、「傘差し運転は危険運転である」という事なので、ごもっともなんですけどね。

彼らの主張は、「雨の時はカッパを着ろ!」と言っているわけです。もちろん、海外を見ていると傘差し運転をしている国は少ないように感じます。ただし、海外と比べた場合、日本で自転車を運転する人は、自宅から会社・学校等の目的地へ直接自転車で乗り込む人は少ないと思います。多くの人は、自宅から最寄駅に自転車を用いているのです。そして、その後は満員電車に乗るわけです。

濡れたカッパのまま満員電車に入れば周りの人に迷惑がられて喧嘩になる事は必至ですし、かといって濡れたカッパをしまうにも収納に困ってしまうわけです。

庶民感覚では↑の不満が出てくる事は容易に想像がつきます。でもでもでもでも…逆に考えると、この法改正によって駅前の土地の価値が上昇する事が分かります。(価格があがるかは微妙です。) 何故ならば、降雨時に自転車の利便性が悪くなる事を受けて、歩いて駅に行ける場所に住もうと考え始めるからです。土地は1にも2にも立地と言いますが、法律改正も利便性の良い土地の価値向上に貢献しているのです。(立地による土地の2極化を法律改正が促進しているとも見てとれますね)

ちなみに、安いビニール製のカッパは収納に困るので…着たまま電車に乗る事が出来るであろう撥水性の超良いゴアテックス製等のレインコートは売れるでしょうね。
レインコート

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2008年2月 1日

panda01.gif 分別ゴミに学ぶサブプライムローン問題

サブプライムローン問題は証券化手法を使用して複数種類の証券を組み合わせた商品を作ることで1種類のサブプライムローン債権よりも高い格付けをもらえるようにしたのが問題の一つだったりするわけです。


ポートフォリオ理論とか何とか言いますけれども、結局のところ複数のゴミを組み替えて同じ袋にいれたところで、ゴミはゴミでしかないのです。


それよりもむしろ、分別ゴミのように統一した種類のゴミを同じ袋に入れた方が処理方法が明確で価値があります。生ゴミなら燃やせば良いし、プラゴミなら埋めるかリサイクルすれば良いのですから。

そして、忘れてはならないのが、ゴミを捨てれば環境に影響を及ぼし巡り巡って自分に戻ってくる事です。サブプライムローンを証券化して販売しまくって儲けた人、それにヘンテコリンな格付けを付けた人、何も考えずに格付けを信じて高利回りを得ようとした人…目の前の事だけを追い求めるがゆえに世界を混乱させられているのです。それによって万が一、金融恐慌が起きてしまえば儲けた現金はGOLDにでも変えておかない限り紙屑になってしまうわけですし。

個々人が未来に起きうることに対する責任を感じていれば、こんなゴミ債権を作ったり、組み替えたり、売買したりする事なんて無かったと思います。(まぁ、社会で生き残るには競争に勝ち続けなければならないという考えを多くの人が持っている限り、何らかの形で歴史は繰り返されるでしょう)


P.S.1
自然界を見れば分かると思うのですが、共生の中に競争があるのであって、競争の中に共生があるわけじゃないんですよねぇ~

P.S.2
ゴミ債権の中にもお宝はあるわけでして、そのうちお宝発見ビジネスに(短期的に)陽があたりそうですね

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2007年12月14日

panda01.gif 【ネットワーク経済学】ハブが変化する瞬間を読み、先手を打つ

そろそろ読み終えるのが橘玲氏の最新の著書↓です。
亜玖夢博士の経済入門
この中で【ネットワーク経済学】の章を紹介しつつ、これをどう生かすべきなのかについて言及したいと思います。

「われわれの世界を構築するネットワークは、自然発生的に生まれた複数の中心を持つランダムな網の目だと考えられている。この中心をハブと呼び、航空会社の航路図にその典型を見ることができる。東京やニューヨーク、ロンドン、フランクフルトなど、飛行機は主要なハブ空港を経由して世界じゅうの都市を結び付けている。そしてこの十数年、科学者達は同じハブ型ネットワークを脳の神経組織やインターネット、地球の生態系や生物の遺伝子、そしてわれわれの人間関係のなかに発見してきた。すなわちネットワークの構造こそが、ミクロの世界から大宇宙まで、自然と社会の神秘を解き明かす鍵となるのだよ。どうだ、すごいことだと思わんか」(pp.107-108)
人間社会でいえば、必ず社会には様々な組織が存在し、その組織同士が連関しながら物事が進められていきます。その組織を支えているのは個々の人間であり、その組織内の人間関係も権力や地位や発言力の強い人を中心として幾つかのクラスターに分かれています。

「やっかいなことに、ハブ型のネットワークは非常に強い耐性をもっている。たとえばテロリストがインターネットを攻撃したとしても、全世界の八割以上の通信施設を破壊しなければネットワークを寸断することはできない。インターネットに複数のハブがあり、たとえ一本の回線でも生き残っていれば、ハブを介して世界中と交信できるからだ。すなわち僕がハブであるかぎり、いじめっ子のリーダーを説教して反省させたとしても状況はなにひとつ変わらない。他の子供達によって、いじめはこれまでどおり続くじゃろう」(p.114)
社会のなかで一度出来上がった組織というのは、組織の一員が少し居なくなったところで殆ど影響がありません。大企業において、従業員が1人いなくなっても業績が悪くなることは無いし、組織体制が変わることもありません。

それじゃ、一度出来上がった組織の業績や組織体制を劇的に変化させるにはどうしたらよいでしょうか?

「フィードバックを止めるもっとも有効な手段は、ハブを破壊することだ。ようするに、ぼく(君)がいなくなればいじめはなくなる。」(p.115)
劇的に変化させる方法は、戦国時代で言えば一騎打ちで将軍の首を取れば良いし、会社でいうならば経営陣を一掃して一新させてしまえば良いのです。

「ネットワークは、外部からの衝撃によってその姿を変えることがある」(p.128)
組織の上部(ハブ)が何らかの影響で変化してしまうと、組織内部が一度混乱状態に陥ります。そして、一定の期間をかけて新たな組織体制が築かれていくのです。

テロリストや革命家などは、自らがある組織に対して外的衝撃を加えていくのですが、革命家のようにアクティブに動かなくても組織というのはある瞬間に外的な衝撃が加わる事があります。

「フィードバック効果が特定のハブの地位を強化するだけならば、いちどネットワークが成立するとその構造が固定化され、永久に変わらないことになってしまう。だがこれでは、生物は環境の変化に対応できずに死に絶えてしまうだろう。そこで自然は、遺伝子のネットワークに外部から衝撃を与え、突然変異を生み出すという知恵を生物に授けた。ネットワークの構築と破壊、そして再生としう自然の知恵によって生物は進化し、われわれはいまここにこうして生きているのだよ。わかるかね、この素晴らしさが」(p.128)
世の中を生き抜くにしろ、投資をするにしろ、大切なのは外的衝撃によってハブが変わる瞬間を見抜き、先手を打っておくことだと思います。例えば、会社で出世したいのならば、コツコツと出世街道を歩むのではなく、外的衝撃によって会社組織が変化する瞬間に先手を打って動く事だと思うんです。投資をするのならば、サブプライムローンのような衝撃波が世界の流れを変化させる先を読んで動く事だと思うんですよ。

(殆どの人は、ハブが変化して体制が変わっても、新体制に直ぐに適応できないのです。当然ですが、旧体制にどっぷり漬かった人ほど適応性に劣ります。だからこそ、ハブが変化する際には若い人がいっきに年老いた人を追い抜くチャンスなんですよねぇ~)


P.S.
年功序列に代表されるような「年齢によって得られた地位」というのは、ハブの変化によって"特に"崩れやすい事は認識すべきでしょうねぇ~(政変があると意外な人が上位にのし上がってくるのも、ハブの変化を利用した良い例ですね)

投稿者 cazper : 21:58 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年11月15日

panda01.gif 自分を劇的に変える方法

[晴]今聞いてる曲:Four-Mod Love Shot …曲自体はイマイチかな

今日は何も無い1日だったなぁ。とはいえ、下落相場になると家での作業が増えてくるんで、遊んでられまへん(/_;)


さて、今日ふと思ったのが…ついに!手元にデータを保存するという行為をしなくなってきた人が増えてきたのではないかなぁ~ってこと。

ちょっと前までは、WinMXやWinnyやBitTorrentといったファイル共有ソフトが産業界から敵視されて、警察による取締りも盛んに行われていました。そして、一部のプロバイダーによって転送ポートが遮断されたり、転送量の大きな人へは転送制限が掛けられたりしていました。

しかし、ここんところファイル共有ソフトに関してのニュースが減っているような気がしませんか?

もちろん、ファイル共有ソフトを使っている人は減っていないのかもしれません。でも、それ以上にインターネットユーザーの行動様式が変わってきているような感じがするのです。

今までデータファイルと言えば、ダウンロードできる時にダウンロードしておかないと入手困難になってしまう事が多かったのですが…最近ではYouTubeや英語圏以外の動画共有サイト等の普及によって、欲しい映像・音楽を簡単に探し出せてストリーミング状態で聞く事が出来るようになってきました。容易に探し出せるようになれば…お金を出してHDDを購入し、データをダウンロードして手元に保有する必要性がなくなります。

もちろん、業界はこうした事態を見逃すはずはないでしょう。ただ…業界がいくら違法行為を取り締まったとしても、初音ミク等のツールの発達によって、今後は素人が気軽に素晴らしい音楽・映像を発表し始めるため、業界が今まで通りの商売をしていたんじゃどんどん苦しくなっていくような気がします。

ちなみに、手元にデータを保有しない習慣を作ったのもGoogleのような気がするんですよね。(GMail使って以来メールは手元に保存してないですし、グーグルドック使ってるとついついネット上にデータ保存してしまいますし…)


んでんで、昨日読み終えた本から興味深い部分を紹介しておきます。
夢をかなえるゾウ

「せや、不幸や。人間が変わるにはな、もうでっかい不幸が必要やねん。悩んだり、苦しんだり、もう死んでまおうかなて思うくらいのでっかい不幸や。そういうとき、人はやっと、それまでのやり方を変えんねん。人間なんてほっといたら楽な方、楽な方へ流れてまう生き物やからな」(p.290)
山一證券の倒産劇を思い出してみてください。幾ら倒産しそうな会社に勤めていようが、給与がきちんと払われている限り勤めている人たちの多くは転職しようとはしません。多くの人間にとって、今までの習慣を変えるためには外部環境が劇的に変化して自分の境遇が不幸になる事が必要なのです。

ただし、劇的に変わるという事は犠牲にしなければならない部分も多く生じるわけでして、犠牲を少なくするためには徐々に自分を変化させていく事が大切なんでしょうね~。


くだらなすぎて、ど~でも良い事なのですが…教えてgooを見ていたら「尻の穴に電池を突っ込んだら抜けなくなりました」なる質問が投稿されてんじゃん…ちょオマェなにやっとるの?(゜-゜) しかも、この質問が役に立ったと思ってる人が257人って一体どうなっとるんやぁああああああ!

しか~し、こういうのって本人は結構必死なんですよね(^_^;)

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年10月14日

panda01.gif 作業は嫌い(゜-゜)

私の理想はリラックマです。

リラックマの何が凄いのかといえば、あんだけ怠けてるのに愛されてる事です。

今日読み終えた本に次の一説がありました。

起業家精神に火をつけろ!
「真の起業家とは、アイデアを生み出すことに時間を使いたいと考えて、作業を嫌う。だからこそ、職人には不可能なワールドクラスの企業を作ることができるんだ。真の起業家は、自分ではやりたくないような戦術的な仕事を従業員に任せるために、システムを作り研修を行っている。見込み客を創出するプロセスでも、きみは作業に終われてはならない。情熱を開放することで想像力を働かせてチャンスを発見することがリーダーの役割なんだよ。」(p.437)
で、起業家を見ると…作業を嫌っているわけです…。つまり、リラックマと紙一重…\(◎o◎)

というわけで、もっと怠けなければならないなぁ~と思う今日この頃(゜-゜)


P.S.
2chのひろゆきなんてのは、典型的な起業家なんでしょうねぇ~

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年9月16日

panda01.gif 限られた時間でどんな情報を得ているか?

1日24時間、寝ている時間を除くと起きている時間は18時間程度

結構短いものです。

そんな時間でどんな情報を得ているのでしょうか?

どんな情報を得ているのかで脳が鍛えられているとするならば、鍛える方向性を間違えないように情報取得をしていかないといけないんでしょう~


P.S.
SNSで"ぶらっと"他人のブログばかり読んでいるのは時間の無駄としか思わないのは私だけでしょうかね?(もっとも、無駄が悪いとは思いませんけどね)

ときどき、他人の行動が気になるという理由だけでブログを読んでいるような人がいるような気がするんですよね…(私もひろゆきのブログは定期チェックしてますけどぉー)

投稿者 cazper : 07:33 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年9月 5日

panda01.gif 願望を現実に変える行動を日々とっているか?

人それぞれ、何らかの願望があると思います。

・野球選手になりたい
・お菓子屋さんになりたい
・泳げるようになりたい
・外国語が話せるようになりたい
・外国で暮らしたい

And so forth....

こうした願望を単なる願望で終わらせるのか、現実に叶えるのかは日々の行動次第なんでしょうねぇ。

例えば、泳げない人が幾ら泳げるようになりたいという願望を持っていたとしても…少しでも泳ぎにいかなければ願望のままで終わってしまいますから…

日々を大切に生きていこうっと♪

投稿者 cazper : 01:19 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年8月19日

panda01.gif 為替FXと追証と自殺

私が旅行していてニュースなんて見てもいない9日間の間に為替の急激な変化があったみたいですね。

スワップ金利欲しさに為替FXを最近始めた人の中には大きな痛手を被った人がいるのではないでしょうか?

そして帰国した今日、電車における人身事故が目立っていたと聞きました。

単なる思い過ごしならよいのですが...今回の為替の急激な変化と自殺が関連していない事を祈るばかりです。


P.S.1
ライブドアの株価急落の時も電車における人身事故が増えたんですよね...

P.S.2
為替は場合によっては100倍までレバレッジ掛かるので為替の10%の変化は、投下資本の10倍の変化がかかるんですよ。ということは、例えば5%のスワップ金利を享受している場合、2年前に始めた人は今回の急激な変化でも耐えれたでしょうけれども、ここ2年以内に始めた人は追証が確実に掛かる事になりますね。

まぁ、私のBlogでもスワップ金利狙いでこれから為替FXはじめる人には警告出してますんで...これから為替FXやる人は気をつけてくださいね

投稿者 cazper : 02:33 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年8月 5日

panda01.gif 確実性か、射幸性か

株式投資や投資信託のような元本が保証されない金融商品に手を出さない人は、確実性(or安全性)を求める傾向にあります。

銀行の利子のように、預けたら1年後には確定利回りで1%でも良いから帰ってくる事を期待します。


一方、ギャンブルばかりやる人は、射幸性を求める傾向にあります。

競馬・パチンコのように、トータルで見れば負けるとしても、勝ったときのリターンが大きい事がこの上なく幸せと感じてしまうのです。


しかしながら、前者は前者で確実性の定義を間違えているように思えるし、後者は後者で幸せを感じるべき点が間違えてるような気がします。

2%のインフレが起きてしまえば、いくら1%の利子がついたとしても自分の預金価値は1%目減りしているのです。しかも確実に目減りしているのです。

一方、幾ら万馬券が当たったとして100万円をゲットしたとしても、今までに競馬に投じた額が100万円以上だとしてらトータルで見てマイナスなので、喜ぶべきじゃないわけです。


したがって本来ならば我々は、個人の資産価値が目減りしないように確実性を求めるべきですし、投資をするにしろギャンブルをするにしろ総投資額に対してのリターンが出ているのかどうかで幸せを感じるべきだと思います。

確実性を求める心は人間の恐怖心から生じており、射幸性を求める心は他人よりも優位に出たいという自負心から生じておるわけでして、これらの心を自制する事が大切なんでしょうね。

日々是精神修行ですわ…。


P.S.
ちなみに、食料品等の日々購入する末端価格が10%あがったとすれば、保有資産の価値は10%目減りしたという事を意味します。その影響を受けたくないのならば、保有資産は10%以上の値上がりをする資産に変換しておかなければなりません。(気にすべきは日々の消費財のインフレよりも資産インフレなんですけどね…)

投稿者 cazper : 16:15 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年8月 4日

panda01.gif 都市への人口集中と星の一生の類似性

先日TN氏と都市への人口集中の話をしていた際に感じた事です。

それは、「都市への人口集中と星の誕生の仕組みは非常に似ている」のでは???


現在、日本でも中国でもベトナムでも大都市へどんどん人口が集中していっています。一方で、地方では過疎化がどんどん進行していっています。

それじゃ、この都市への人口集中は永遠に続くのか?

どうやら、そうじゃないようです。TN氏曰く、歴史的にみれば、都市への人口集中の最後は…急激なる都市人口の希薄化が起こるそうです。


話は変り、星の話。

皆さんは星がどのようにして出来るかご存知でしょうか?

宇宙空間には多数の塵が存在しています。その塵の濃度が濃い所では、塵同士がくっついていきます。ある程度塵が集まると、塵の塊の重力が増していくので、加速度的に塊に周りの塵が集まり始めます。

塵が多く集まった塊の中心部は、自重が大きくかかっていき熱が発生します。この熱が熱くなっていくと核融合反応が生じるようになり光り輝くようになっていきます。お星様の誕生です。

より多くの塵を集めたお星様は、結果的に中心部の圧力が大きくなり過ぎてしまいます。そうなると、自重を自分自身が支えきれないので、突然爆発してしまいます(超新星爆発)。

爆発してしまうと、星を構成していた塵は再び宇宙空間に飛び出していくんですね。そして、散り散りになった塵が、長い時間をかけて集まり始め…新たなる星を作り始めるわけです…。(星の一生を詳しく知りたい方はこちらへ)


将来がどうなるのかは知りませんが…今のまま都市への人口集中が進めば、超新星爆発ならぬ超都市人口爆発が起きて都市人口が急減する現象が起きるかもしれませんね。


P.S.
爆発と名前がついている位ですから、都市の人口急減が生じる場合には何らかの犠牲が出てしまう気がします…

投稿者 cazper : 09:11 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年8月 2日

panda01.gif 「好きな人のタイプを導き出す」質問から学ぶ商品開発

大分前から存在していたようなのですが、「好きな人のタイプを導き出す」質問方法があります。

Q:「どんな人を好きになるか条件を3つ挙げて下さい。」

例)
① かわいい
② 目が大きい
③ 明るい

Q:「それでは、今挙げた3つの条件を満たす人が目の前に二人現われました。あなたは、どちらを選びますか。選ぶ際の条件を挙げて下さい。」

例)
スタイルが良い

これによって何がわかるかと言うと、この人が誰かを好きになる上で"本当"に重要視している事は"スタイルが良い"となるわけです。

この手の質問方法って、実は商品開発にも応用できると思います。

Q:「企画中の子供用品が持っている特徴を3つ挙げて下さい」

例)
① かわいい
② 大きさが丁度良い
③ 価格がお手頃

Q:「それでは、今挙げた3つの特徴をもつ同じような商品が目の前に二つあります。あなたは、どちらを選びますか。選ぶ際に重視した商品の特徴を挙げて下さい。」

例)
汚れが落ちやすい

つまり、この手の商品に求められる本当の特徴は「汚れが落ちやすい」だったりするわけです…。

潜在意識を導く質問方法、是非とも商品開発の現場に取り入れてみたいですね♪


P.S.
好きな子のタイプはあくまでも例ですよ…例…

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2007年7月18日

panda01.gif 発展途上国の発展の仕方

今日は↓を読み終えました。近年のアジアの様子がざっくりと書いてありました。
チャイナ・プラスワン

この本の中で参考になるのが、「発展途上国の発展の仕方」でした。

①首都のインフラから整備される
②首都に人口が集中する
③首都の土地が値上がりする(参考p.59)

そのため、発展途上国では首都の中心部が真っ先に工場建設の候補地になるようです。

この考え方をするのは海外から発展途上国に進出する企業ばかりではなく、その国の国営企業とて同じです。例えば、ベトナムは最近でこそ郊外に工業団地がどんどん作られていますが、首都ハノイやホーチミンの市内には国営工場が残っていたりします。

という事は…

首都やその他の都市が発達して郊外の工業団地が整備されると、都市に作られた工場は都市の発達に邪魔になります。そのため、次のように発展していく事になります。

④郊外の工業団地が整備される
⑤首都の工場を郊外に移す必要が出てくる
⑥首都の(値上がりした)工場跡地の再開発が行われる

工業団地が整備される前に首都にいち早く工場を進出させれば、本業で稼ぐだけではなく工場を郊外に移転させる際の跡地の再開発で更に稼ぐ事が出来るんですね。

工業団地が整備されていない発展途上国に進出するのはリスクが高いですが、それなりに儲けのチャンスも大きいようです。

投稿者 cazper : 12:46 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年7月11日

panda01.gif まず火種を作り、火を起こす

昨日、机の上で読みながら寝てしまい、今朝方読み終えたのが↓の本です。
ロバート・アレンの大富豪への道
不動産の本なのですが、この手の本は不動産の本というよりは創造力を養う本という感じがします。

さて、不動産や株式投資やらをやる場合には、資産を持っていない人はまず火種(資金)を作るところから始めなければなりません。しかしながら、多くの人は目先の消費に熱を上げてしまい火種を作ろうとはしません。

そうした誘惑に負けてしまう人が使うのは、財形貯蓄といった天引きです。これであれば、銀行口座に残っている資金を全額使ってしまったとしても個人資産の全部がなくなるわけでは有りません。しかしながら、財形で貯える資金というのは多くて月数万程度であり、利子も低いので火の粉程度にはなるのですが、火種にはなりえません。

それじゃ、どうやって火種を作るのかという事になると・・・消費を抑えるしかありません。一般家庭の場合にはこれしか方法が無いわけです。(他に、給料の良い会社への転職や遺産を貰うといった事はありますが・・・)

最初に生活水準を落とし、それによって生じた余剰を将来のリターンの原資にする。これがどうやら資産形成の王道のようですね。

 最終的に経済的な自由度を高めようと思うなら、当面は支出を切りつめなければならない。その点をよく自覚して欲しい。下の図を見る通り、個人事業を始めると、往々にして生活水準を隣人よりも切り下げなければならなくなる。隣人は貯蓄や投資をせず、消費を続けている。けれども、あなたが学ぶべきことは、目先の快楽を犠牲にし、お金持ちになって将来の満足を得るということである。他に道はない。今、犠牲をはらうのか(そして、以降の人生をお金持ちとして送る)、それとも後で犠牲を払うのか、そのどちらかである。後で犠牲を払おうとすると、退職年齢に達したとき、銀行口座はほどんど空っぽということになる。残りの人生をささやかな公的年金に頼って生きたいと思うだろうか?それはあなたの選択次第である。(pp.166-167)

P.S.1
しかし、消費を抑え過ぎると、それはそれで副作用も大きいですね。例えば、出会いの場としての飲み会に行かなくなれば、交友関係が狭まるし…、旅行に行かなくなれば、世界観を広げる事もできなくなりますから…。

P.S.2
起業をしようとしている人や起業してる人の中に、「今の生活水準は落としたくない」と考える人がいるのですが、どうなんでしょうか? 生活水準を落とさないことが優先事項ならばそのまま会社員やってた方が良いと感じてしまうのは私だけですかね。

投稿者 cazper : 12:04 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年7月10日

panda01.gif 本当に嫌いなことはやらない

私は自分の人生を利用して実験をしています。

例えば、「迷う選択肢が目の前に来たらどうするか?」といった場合に、ある時期は「迷ったらやらない」という決定をしつづけました。

そうしたらどうなったのかというと、面白い事が起きなくなったのです。例えば、泊りがけで温泉に誘われたとします。温泉に入るのは気持ちが良いのですが、集団で行くとなると自由が失われるので面倒くさくなったり、カツカツの生活をしていれば温泉に行くとお金が無くなると思い、どうしようかと迷い始めます。

そこで、やらないという選択をとると・・・誘ってくれた人が次に誘ってくれる可能性が低くなります。当然、やらないという選択をしたので、出会いの場がなくなります。出会いの場がなくなることによって、出会っていれば声が掛かったであろう事も無くなってしまいます。

一方、ある時は、逆に「迷ったらやる」という決定をし続けました。そうすると上記例の逆の事がおき始めました。(「やらない理由が無い限り、やる」という決定をし続ける経営者の方もいます。)

それなら、「迷ったらやる」という決定をした方が良いじゃないかと思えてくるわけですが、そう一筋縄じゃないような気もします。というのも、「何となく嫌だなぁ」と感じる事もやるようになるわけですから、その予感通りの結果が待ち受けている場合もあるわけです。

そう考えていくと、心から嫌だなぁと感じた場合には「やらない」という選択をした方がいいけど、原則的には「迷ったらやる」という決定をし続けると良い結果が得られそうな気がします。

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (西村博之 著)
小飼:僕が『オン・ザ・エッヂ』の取締役になったのは、会社全体で何をやればよいのかということが全部分かったからです。だから、自分がどうやれば、あがれるのかもわかりましたよ。ちなみに僕がオン・ザ・エッヂで一番学んだことは、人に任せること。それ以前は、問題が発生しそうになると、問題解決の方向に向かって自ら走っていた。オン・ザ・エッヂに行ったことで、問題解決を自分でしないということを始めて真剣に考えました。
西村:僕が人に任せることができるようになったのは、20代中盤くらい。営業の仕事で、僕以外の人が営業したら、想像していた見積りの10倍の金額になったんですよ。そのときに、他人に任せることのメリットを感じました。でも、その契約はボッタクリだったので、すぐ切られましたけど(笑)。今30歳になったので、5年前にできるようになった。

(中略)

西村:僕、本当に嫌なことを請けたとき、断ることが大切だって悟ったんですよ。小飼さんは違うんですか?
小飼:僕は、嫌なことに出会うと、「さぁ来た!」という感じになって、片付けるのが楽しくなっちゃうから。
西村:その心境わかります。本当に嫌なことに対して頑張っている自分は、どういう経験を得て、どういう感情を持つんだろうと、自分のことに置き換えてしまうんですよね。心から嫌なことをやっている自分の心境を、知りたい欲望に駆られる。そして、予想どおりの結果になって後悔するんですよ。(pp.210-212)

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2007年7月 8日

panda01.gif Google型ビジネスに追随しても駄目

Web2.0といった流行のキーワードがありますが、私は以前からWeb2.0ビジネスを高く評価する世の中に疑問を呈していました(参考:「WEB2.0バブル 名付けてバブル2.0(笑」)

しかしながら、未だにビジネスの肝が何であるかも分からずに、GoogleAPIのようなAPIを利用したサービスを立ち上げたりする人々が後を絶ちません。それらのサービスの収益源をみると結局アフィリエイトだったりするわけで、ビジネスモデルの目新しさを少しも感じることが出来ません。

さて、今日読んでいる本で2ちゃんねるの管理人ひろゆき氏が鋭い文章を書いていたので紹介しておきます。

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (西村博之 著)

 グーグルのAPI公開が発展に繋がるのかというと、かなり微妙です。無料のサービスを増やし続けても、既存のサービスを拡大しても、それは前進しているように見えるだけで大きな発展には繋がりません。サービスの一つである無料電子メール『Gメール』の容量が増えればユーザーは便利になりますが、追随する他メールサービスとの競争になり、その先に待っているのは莫大な設備投資だけです。
 では、なぜグーグルはサービスを展開し続けるのでしょうか?それは、広告収入や株式市場で集めたお金の使い道がないからです。

 (中略)

 上場企業は、お金を集めて何もしないのは許されていません。だからグーグルは新しいサービスを買ってくる。その結果、株価が上昇する。どんどん進化するだろうと思われているときに、ダラダラすることは、許されないのです。サービスや検索結果をユーザーに還元することは富の再配分にあたり、画期的なモデルだと言われていますが、それは株式会社が株主に配当することと同じ。別に目新しいことでもなんでもないのです。(pp.27-28)


Googleは既に十分な広告収入を上げているので、ユーザーにとって無料のサービスを次々立ち上げていっても困る事はありません。しかし、他の人々がGoogle型ビジネスに憧れて同様のサービスを立ち上げようとしても収益見通しは暗いでしょう。

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2007年7月 3日

panda01.gif 何をしてくれるかではなく、何ができるか?

テレビからは毎日事故・事件や政治・経済のニュースが流れてきます。こうしたニュースを見ながら、怒りを顕わにする人って意外と多いのではないでしょうか?

乗り物の事故が起きれば「そのような事故は予測出来ただろ!」と怒り、政治関連の事件が起きれば「権力を使って、そんな汚い事をしては駄目だろ」と怒り…

しかし我々一人一人が気づかなければならないのは、テレビに怒っていてもしょうがないという事ですよ。当事者や支援者ならば行動する立場ですから怒っても良いとは思います、しかしテレビに怒っても世の中は何も変わらないのです。

むしろ、我々一人一人がやらなければならないのは将来同じ事が起きないような枠組みを考えて提言したり、作ったりと、行動を起こす事だと思います。

パートナーシップ・マネジメント
 ジョン・F・ケネディは、1961年1月10日の大統領就任演説で有名な言葉を述べた。
 "Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country."
 (国があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるかを考えて欲しい)

 この言葉は、他者依存、ミーイズムを強烈に批判し、自己責任へのパラダイムシフトを強く求めたものだ。この言葉の中で、「国」という組織と「あなた」という個人とは、対等のパートナーシップの関係にあるのだと言うことができる。国に依存するのではなく、まず自らの足で立ち、自らがどんなかちを提供できるかを考える。パートナーシップの要諦がこの言葉の中には含まれている。(pp.133-134)

P.S.1
行動をするという意味では、祭りになると現実世界に対して何らかのアクションを起こす2ちゃんねるの住人の一部は偉いんですよね。

P.S.2
私も、もっと、もっと行動していかないと駄目ですね。反省の日々です。

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2007年7月 2日

panda01.gif 二つの恐怖心

生きていく上では常に何らかの恐怖と付き合っていかなければなりません。受験をしにいけば試験に落ちるかもしれないという恐怖と付き合わなければなりませんし、戦争に行かされれば常に物陰から命を狙われているという恐怖と付き合わなければなりません。

このように色々な事に対して恐怖は存在するのですが、恐怖のタイプは大きく二つに分けられると思います。

一つ目は、よく知らない事が原因の恐怖
二つ目は、知っている事が原因の恐怖

前者の恐怖心は、経験したことがなかったり、知らなかったりする事から生じる恐怖心です。子供が一人でおつかいに行く様子を撮った「はじめてのおつかい」という番組がありますが、家から中々外に出られない子供が出てきたりします。これなんてのは、初めて一人でおつかいに行くと言う経験が無いために恐怖心が先に出てきてしまう典型例だと思います。ただ、面白い事に一度経験してしまえば次からは子供たちが自分で行きたがったりするんですよね。

後者の恐怖心は、経験したことがあったり、良く知っているからこそ生じてしまう恐怖心です。雷教師・上司の前では下手に逆らわないようにしようと考えるようになるのも、過去に怒られたという恐怖を味わっているからこそ生じているわけです。

通常人間は、できるだけストレスがかからないように行動をしていきます。つまり、過去の経験に照らし合わせて後者の恐怖心が生じないように賢く行動し、前者の恐怖心が生じないように新たな事にはあまり挑戦しないのです。一方でわがままなもので、日々の生活が変わり映えしなければしないで、つまらないと愚痴をたれます。

そうならないためにも、日々小さな事でもいいから未知なる事への恐怖を振り切って新たな事をやっていきたいですね♪

投稿者 cazper : 06:19 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年6月29日

panda01.gif 【マインドが大事】パートナーは大切にする

出張する新幹線の中は暇なので橋口さんが書いた↓の本を読んでみました。(帰るまでには読み終えました)
パートナーシップ・マネジメント
この本を読んでいると、何をするにも志が大切ですし、パートナーを尊重する事が大切だという事を再認識させられます。

 本書の中では、パートナーを「共に何事かを成す仲間」と定義したい。何でもよい。何事かを共に成す仲間である。

(中略)

 我々は、日々の生活の中で多くのパートナーシップを組んで暮らしている。我々は、誰しも多くのパートナーが存在する。
 配偶者はパートナーである。
 友人もパートナーだ。
 ペットもパートナーだ。
 ビジネス上のパートナーもいるだろう。
 スポーツのパートナーもいるかもしれない。
 それぞれが、我々にとって欠くことのできない大切な存在である。

(中略)

 重要なのは、箱ではない。重要なのは、箱の内部にいる人々のマインドなのだ。組織の生み出す価値はすべて人が生み出している。自動化された製造工程やサービス工程が、人の手を離れて価値を生み出しているように見えるのは錯覚に過ぎない。最終的にはすべては人によって生み出されている。
 そして、人が生み出すものの価値は、すべて人の心によって決められる。人の心が心地よければ、よきものを生み出す。人の心が心地よくなければ、悪しきものしか生み出せない。

(中略)

まことに対等な関係として、相手を尊重するということこそが、パートナーシップの要諦である。(pp.26-30)

パートナーシップは人生においては切っても切れないものであるので、相手を尊重した行動をとっていかなければビジネスだけではなく、日々の生活もどこかでうまくいかなくなるのかも知れませんね。


P.S.
来月中旬の伊豆旅行は橋口さんが"旅のしおり"を作成しているということで、深謝です♪

投稿者 cazper : 23:28 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年6月23日

panda01.gif 未来に影響を与える微小な変化を見逃すな

以前、「円キャリートレードの果て…」と題して、今後の円高と景気について書いたのですが、「今のところは円安にしたほうが良い」といった意見を頂戴しました。

もちろん当面は円安になることはわかっています。しかし、永遠につづくのでしょうか?? 私が指摘しているのは、そう遠くはない未来に影響を与える、今の世の中の微小な変化についてなのです。

世の中の現象は殆どの場合、ごく少数の人が指摘はするものの、それは殆どの人にとっては感じることが出来ず、ニュース等のメディアも騒ぎ立てない状況下で進行していきます。そして、ある段階を過ぎると一気に表面化してきて、皆が騒ぎ立てるようになります。しかし、その段階で動いてしまっては遅すぎる事が多々あります。(逆に早く動きすぎて損をすることもあるわけですが・・・)


さて、板倉雄一郎氏が私と同じようなスタンスで金利と為替動向について書いています。板倉氏も肌で感じる微小な変化から未来の大きな変化を予見しているのです。今後の世の中はどうなっていくでしょうね(笑 

<金利と為替>

円安です。
最も大きな原因は、諸外国との「金利差」です。
マーケット関係者の見方は、
「しばらくの間、日本と諸外国の金利差は解消されない」
ということで、
ユーロ/円相場も、170円は行くだろうといわれています。
彼らの言うところの「しばらくの間」とは、
一体どれほどの期間なのかさっぱりわかりませんが、
おそらく、彼ら市場関係者の予測より早く、金利が引き上げられると思います。
なぜなら、
「物価上昇」を肌で感じることが、ここ数ヶ月多くなってきたからです。
エネルギー資源は言うまでもなく、
労働賃金も上昇を始めています。

以上の点、投資において注意すべきことだと思います。
資金が逆転を始めたら、早いですから。

2007年6月22日 板倉雄一郎

↑の考え方を数学的に獲得したい方は、エラーファンクションを勉強されると良いかと思います。

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2007年6月22日

panda01.gif 【白紙投票】議決権行使促進策の是非について

今月は株主総会がたくさん開かれています。単元株以上の株式数を持っている株主は、株主総会にて議決権行使をする権利があります。株主総会に参加できない場合には、郵送にて議決権行使書を送れったりすれば議決権行使ができます。

この議決権行使書にはたいてい「各議案について賛否の表示がない場合は、(会社側提案に)賛成の表示があったものとして取り扱わせていただきます。」と明記されています。

国政選挙等の場合、白紙投票は無効票として取り扱われます。しかしながら、議決権行使の場合には、白紙投票は現経営陣側の支持票として取り扱われるのです。

つまり、議決権行使書というのは現経営陣側に若干ですが有利にできています。

さて昨日、日経新聞を読んでいたら次のような記事が載っていました。

議決権行使で株主にQUOカード・モリテックスの提案波紋

 制御機器メーカーのIDECと委任状争奪戦を展開している画像処理機器メーカーのモリテックスが議決権を行使した全株主にQUOカードを進呈すると表明したことが議論を呼んでいる。委任状争奪戦中の企業が議決権行使を促す目的で株主に金券などを贈るのは異例。IDECは「会社法の利益供与禁止規制などに当たる行為で法律上問題」と批判、撤回を要求した。 (NIKKEI.NET 2007年6月21日)

議決権行使書が若干ではあるものの現経営陣側に有利に出来ているのですから(株主提案をしている)IDECが上記のように主張するのはもっともだと思われます。一方で、議決権行使率を上げるための施策は「できるだけ多くの株主の判断を仰ぎたい」という十分な大義名分があります。

それでは、今回の場合どうすれば良かったのでしょうか?

私ならば、現経営陣は「白紙投票は無効票とする」と明記した議決権行使書を配った上で、議決権行使率を上げる施策を行います。そうすれば、議決権行使書は誰にとっても有利になりませんので、フェアな投票が行われる事になりますからね。


P.S.
もっとも、議決権行使書の賛否欄に○をつけるためには、定時株主総会召集通知書を読まなければなりません。これが何気に面倒な作業だったりします。したがって、わざわざ議決権行使書を出す人が白紙で出すとは考えにくいです。

というわけで、白紙票が現経営陣側に有利に出来ていたとしても、そこまでの有利さがあるとも思えません。

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2007年6月20日

panda01.gif マネジャーの給与と平社員の給与

先日、K氏が次のような発言をしていた。

どこかで見かけたのだが、プロ野球では監督よりも多くの年俸をもらうスター選手がいるのだから、会社でもマネジャーよりも多くの給料を貰うスター社員がいてもいないのはおかしいという主張がある。
日本の旧態な企業では、長年勤めた人がマネジャーを勤めるという習慣が出来上がってしまった。さらに、年功序列も常識化してしまい、マネジャーは平社員よりも給与を貰えて当たり前という感覚を持っている人も多い。

本来マネジャーとはチームをマネージメントする事でチーム力を高める事を期待されている職位である。例えば10名の平社員がいたとして、各々が1の力しか発揮していないとしたら、そのチームのマネジャーはチームが11(=10名×1+1人×1)以上の力を発揮できるように振舞わなければ存在意味が無い。

したがって、マネジャーは、各々が持つ力を上手に組み合わせたり引き出した結果、チーム力がどれくらい強くなったのかで評価されないといけない。

一方、平社員はチームに対してどれくらい貢献できるかが期待されている職位である。したがって、平社員はチームに対して貢献できる行動をとらなければならないし、貢献できる能力を向上させていく事が重要である。しかし、イチローが幾らヒットを打っても、投手が弱ければチームが負けるのと同じで、幾ら一人の平社員の能力が高くても、他の平社員に足を引っ張られればチームの成績は伸びない場合もある。その際に、その能力の高い平社員をチーム全体の成績で評価してしまえば、その人は他へ移る気になってしまう。

したがって、チームが幾ら弱くても、チームの成績に貢献しているのならばその人は評価されるべきである。

まとめると、理想的な給与とは次のようになると思う。
●マネジャー:チーム力をどれくらい強くしたかで評価
●平社員:チームにどれくらい貢献したかで評価

じゃぁ、実際はどうかというと、Greeで指摘されたけど評価方法は難しかったりする。

それじゃ、上記の評価方法は完全に理想だけの話なのかというと、そうでもない。世の中には、よりベターな方法で評価している企業はある。その一例を紹介して今日のエントリーの締めとする。

 経営会議で役員クラスがプロジェクトをプレゼンテーションし、チームを持つユニットと呼ばれる座を争う。ユニットを得てユニットリーダーとなった人は社員を前にプレゼンテーションを行いチームリーダーを募り、選出。他の社員は希望チームへの参加を申し出るというシステムだ。
 さらに、プレゼンテーションには社外からの参加を積極的に認めているので、社外の者がチームリーダーになることもできる。チームは一年単位で再編成され、人事異動は自由と自己責任において自分で決めることになる。給与は個人の能力や実績をもとにした、その人の“市場価値”で決まる年俸制とチーム実績に応じて支給される利益配分による。 自由と自己責任という必要最小限のルールの中で、ミスミというリソースを使って自ら仕事を開拓していく人材(=イントラプレナー/企業内事業家)の組織をミスミは目指す。(流通商社の革命児・ミスミの企業理念

投稿者 cazper : 12:34 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 株価評価には数字よりも数字の背景を理解する事の方が重要

たまには企業価値(特に株主価値)・株価評価に関しての話題を書きます。

株価が高いか安いかを評価するために、PERやらPBRといった指標が良く用いられます。

PERが20倍だから妥当な株価だとか、PBRが1倍以下だから割安だとか…とか…色々言われるのですが、私は数字だけで語る人を疑います。

例えば、PERは企業の利益の何倍の株価が付いているかを示す指標なわけですが、利益ほどブレが大きいものはありません。四季報を無作為に何ページか開いてみてください、10社見れば少なくとも2社は過去3年間の利益が安定していません。

去年利益が20億出ていてPERが20倍だったとしても、今年2億円しか利益を計上できなければPERは200倍になります。つまり、PERを指標として使うのであれば利益(or利益成長)が安定しているかどうかが鍵となります。

一方、PBRは1株あたり純資産に対する株価の倍率を示す指標なわけですが、企業が毎年報告する純資産の内容を吟味せずに信じる事ほど馬鹿げたことはありません。企業が計上する資産には、買ったときよりも安くなってしまった土地や古くなった在庫や回収見込みの無い貸付金が含まれます。いずれ、これらの資産は特別損失という形で償却処分しなければなりません。


ちなみに、価値評価にDCF法を用いないと駄目だという人も居るのですが、DCF法を用いれば株主価値がより確実に評価できると思ったら大間違いです。DCF法を幾ら利用しても、未来に稼げるであろうキャッシュの量や利率は予測しかねるからです。(逆に言えば、未来に稼げるキャッシュを出来るだけ確実に予測できれば、本手法の確実性が上がります。)


それじゃ、何を見るべきかというと…
●利益であれば利益の安定性。あとは利益の信頼性(現金回収率が高ければ信頼性高し)
●資産であれば、資産の内容の確からしさ(現金性が高ければ信頼性高し)
●成長性であれば、営業キャッシュフローのみで成長性を確保できるかどうか
等々…

つまり、数字も重要なのだけど…その数字の背景を理解する事の方がより重要なんですよね…。

投稿者 cazper : 00:42 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年6月18日

panda01.gif 目標達成に忠実な手段を優先する

借りていた本を先ほど読み終わりました。
なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?
この本自体は1時間もあれば読めてしまうのですが、内容は簡単にして真理を突いていると思います。

その中で普段感じている事に関しての物語を簡単に紹介。

ボロボロのガレー船と3人の船長の航海術
●3隻の任務は、フェニキアの植民地カルタゴまで、積荷の商品を無傷で届けること。
●目的地手前の港に付いた段階で船はボロボロであった。
●目的地までの最後の航海が一番困難を極める。
●資金は限られているが、各船に必要な物資の購入は各船長に任せられていた。

こうした状況で各船長は次のような決定をしたようです。

一人目:船のイメージを良く保つために、デッキを片付けたり、船員の寝床を修理した。
二人目:出来る限り、すべてのものに少しずつお金を使った。
三人目:戦略上役立つことを優先し、取替え必要なオールと帆柱を固定するロープにお金を沢山かけた。

当然ですが、三人目の船長だけがカルタゴに商品を届けることが出来たようです。その商人は次のように語りました。

 「豊かな時期には、必要以上のものを手に入れても楽に暮らしていけますし、どのガレー船も十分にやれるだろうと思います。
 帆やオールはいつでも新しいものと取り換えられ、修理するお金も十分にあるという状況ならば、労力や資源の無駄使いをするかもしれませんが、いろいろな方法を使ってうまくやれるでしょう。
 船の管理が上手だろうが下手だろうが、たいていは最後には目的地にいけます。船の管理が下手な場合も、最後にいい結果がdれば、それが表に出ることはありません。
 一方、困難な時期には、生き残る方法は一つしかありません。まず、賢く仕事をしたときだけ最高の結果が得られるのだ、と肝に銘じます。それから、無事に港に着くための戦略を決めます。その戦略をじっこうするのに必要なことに反する言い訳は、どんなに苦しいときでも認めないようにします。
 適切な戦略を立て、賢く仕事をすることが、成功するための方法なのです。……(略)」(pp.134-141)

身なりに関しての消費の例でいえば3人の船長は次のように例えられます。
一人目:偽者のブランド品で身を固める人
二人目:低価格品よりも少しよい物で見を固める人
三人目:こだわりの部分にだけ高級品を購入する人

株式購入の例でいけば3人の船長は次のように例えられます。
一人目:企業内容は別として超有名銘柄を何社分か保有する
二人目:インデックスやその他の投資信託を保有する
三人目:価値に対して価格の安い良い企業の銘柄を保有する

消費だろうが投資だろうが短期的・表面的に見れば一人目が良いように見えてしまうのですが、長期的に見ると三人目が良いと思いますが、どうなんでしょうか?

投稿者 cazper : 12:27 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年6月14日

panda01.gif 単純作業をやらせると、その人の仕事感がわかる

[曇のち雨]
今日は、繰り返しを伴う単純作業を多くの人とやっていたのですが、人々を観察していると次のように分類が出来ます。

①効率が悪い方法であっても、地道に作業を続ける人
②効率の良い方法を用いて、高速に作業を続ける人
③作業はあんまりせずに、話し続ける人(笑

③は作業員としては戦力外なので何も言うことはないのですが、私が問題視をするのは①のタイプだったりします。

①のタイプは目の前の作業が非効率であっても、作業をした分だけ仕事をしたと思い込む傾向が強いです。この手の人がマネジャーになると厄介だと思います。何故ならば、この人は効率的に作業を進めるにはどうしたら良いかという事を考えることなく、非効率なやり方であっても目の前の作業を終わらせる事にやりがいを感じてしまうからです。

①のタイプの人は職人気質の並の技術屋に多いですね。

②のタイプは目の前の作業が非効率だと、何とかして効率的な方法がないかと探します。この人にとっては目の前の作業を黙々とこなす事は仕事だと思っていません。より効率的に作業が捗る仕組みを作る事こそが仕事だと思うわけです。

②のような人がいないと、組織・社会は効率的になっていきません。


さて、ここで次のような質問をしてみたいと思います。

あなたは砂漠にある町に住むことになりました。町は乾燥地で、1km離れた場所にオアシスがあります。用意された家にはバケツが1個あり、1日に必要な水量はバケツ3杯分です。

水を得るためにあなたならどういう行動をとりますか??

①のようなタイプだと、バケツで毎日オアシスに水を汲にみ行く事が「仕事」であり、その仕事をする事は当たり前だと思うわけです。

一方、②のようなタイプだと、できるだけ労働せずに手に入れる方法を考えます。例えば、何とかして資金を調達し、人を雇ってオアシスから町への給水管敷設工事を行います。この人にとっての仕事とは、より容易に水を得られるような仕組みを作る事なのです。


どちらのタイプが悪い・良いというわけではないのですが、私は②のタイプが好きですね。


P.S.1
水で思い出しましたが、中国では南水北調が大規模に進められていますね、北京に水を運ぶプロジェクトとして有名です。しかし、水に関して私が興味あるのは天津ですね…。天津は海岸に近いだけあって工業が発展しやすいからねぇ工業用水は必要なのです。


P.S.2
眠たいので文章が纏まらなかった…

今↓を聞きながら書いてるけど泣けてくるね (T_T)/
Golden Best 15th Anniversary

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 勝手に作られた壁の中で…

医者の子供が医者だったり、大学の教授の息子が研究者を目指しているのを見ると親の影響力というのは無視できないなぁと感じます。

でも一方で、人間は意外と狭い視野でしか世の中を見ていないし、自分のなりたい姿も描けないのだなぁ、とも感じます。

大金持ちをランチに誘え!
人生の早い時期に規程され、その後一度も見直しをしていない制約や行動によって、あなたは大人になってからの人生をずっとコントロールされている・・・そう、牛耳られているということになるのだ。(p.90)
「社会人」という概念も、最初に就職した会社によって変わってきます。激務の会社に勤めた人は、社会人とは激務の中を生きていく人であると考えるし、成果主義の企業に入った人は社会人とは成果を上げる人であると考えるようになるわけです。

そして、人生を生きていくと、たまたま所属した社会・コミュニティーの中での地位(ポジション)・スキルこそが全てであると思い込み始めます。

世の中はだいたい、本人がつけた価値評価を受け入れるのだ。それなのに、ほとんどの人が自分の貢献を過小評価し、低い値づけをしているのである。(p.108)
同じスキルでも別の分野に活かせば…高評価されるかもしれないのに…。

そして最後にやってしまうのが、目の前の事・あるスキルを極めれば誰かが救ってくれるだろうと思ってしまう事です。

誰かがみつけてくれないかなあ、認めてくれないかなあ、注目してくれないかなあ、指名してくれないかなあ、昇進させてくれないかなあ、とただ待っているなら、起こることはただひとつ、年をとるということだ。それだけである。(pp.175-176)
資格の取得に走ってしまう人なんてのがそうでしょうね。

こうなってしまうのは、しょうがないのだけど・・・それを敢えて破るように行動していかないといけないんだろうなぁ…日々是勉強だ!

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2007年6月12日

panda01.gif 自分の周りの幸福が自分の幸福

昨日読み終えた渋沢健氏の本に改めて教えられた文章を紹介

巨人・渋沢栄一の「富を築く100の教え」

出来るだけ多くの人に、
できるだけ多くの幸福を
与えるように行動するのが、
吾人の義務である。
【『渋沢栄一訓言集』一言集】

現代の言葉で言うと・・・
なるべく大勢の人が
なるべく多くの幸せをつかめるように。
常にそう考えて行動するのが、我々の義務だ。(p.200)

動物は多くの細胞で構築されていますが、一つ一つの細胞が協力し合っているからこそ動物が生きていけます。

もし、癌細胞のように他の細胞の役割を無視して生きていこうとすると…動物自体が生きていくことができなくなり、結果的にに癌細胞自体が死んでしまいます。

そう考えると、生きていく上で大切なのは、自分に関わる人・事に対してプラスの影響を与えていく事なんだろうなぁと思います。


P.S.
「吾人」で思い出しましたが、グロービスの堀義人氏が↓のような本を書いてますね。今度読んでみようかなぁ~
吾人の任務

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2007年6月11日

panda01.gif 経営者よりも事業内容

VC(ベンチャーキャピタル)PE(プライベートエクイティー)で勤めている方が投資を決定するかしないかを判断する材料として第一に挙げるのが「経営者の人となり」です。

学生の方で投資系の業界に就職したい人は、面接官に「投資で重要なのはなんだと思う?」と聞かれたら「経営者がどういう人かを見極めること」と答えれば合格点は貰えるでしょう…。

しかし、私はあえて言いたい。「投資で重要なのは、経営者の資質よりもその事業(or産業)の見通し」であると。

ウォーレン・バフェットは、かつて繊維業を行っていたバークシャー・ハサウェイ社を格安の価格で買収しました。しかし、後に繊維事業は努力の甲斐なく海外からの安い競合先に対抗することができず廃業に追い込まれました。(この過程で、繊維業における優秀なスタッフも手放さざるを得なかったようです。)

繊維部門は不運な結果に終わったようですが、この経験は無駄にならず、バフェットは、事業を転換させることはきわめて難しいという貴重な教訓を得たそうです。
バフェット投資の真髄(pp.29-30) バフェット投資の王道(pp.199-200)

つまり、幾ら優秀な経営者がいたとしても、斜陽な産業における企業への投資をしないようにしなければいけないという事でしょう。

P.S.1
経営者の人となりに注目してもしょうがないとは言っておりません。見通しの良い業界ならば、経営者の資質に注目して投資の決定をする事が重要だと思います。

…ただね、投資業界の方が口を揃えて「経営者が重要だ」と述べている割りには、彼らの投資先を見ると「エエェ?」てのもあるので二枚舌だなぁと感じる事も少なくないですね。


P.S.2
余談ですが、以前取り上げた中国の物流会社Mも波に乗ってきそうですね。次に私が注目しているのは地方都市の○○で大規模開発を行う不動産会社です。ただリサーチ不足なのでポジションとるかは微妙。営業キャッシュフローは大幅マイナス…。地方都市の○○は昨年急速に発達しているとのレポート有り。(不動産業は資産インフレのシェルターですね。)

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2007年6月10日

panda01.gif 良いレストランに行き、良いホテルに泊まる

結構他人に言われてから気にするようになった事にレストランとホテルがあります。

例えばレストラン。普段会うような人と大衆居酒屋で5000円使うくらいなら、そのお誘いは断り、新たなる発見がある方と高級店の5000円のランチを食べに行くようにしています。

ホテルも例え安い海外旅行をしていて泊まる余力がない場合にでも、5つ星ホテル内のレストランやサービスを利用しようとしています。(今後は無理してでも積極的に泊まっていきたいですね。)


お金を使う事で何を得られるのかに気をつけていきたいものです。物より思い出ですね。

お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか
あえて背伸びをして高級レストランに行く価値とは
 レストランで食事をする場合は、大衆的な店の一番高い料理よりも、最高級店の安い料理を頼むようようにするといいと思います。

(中略)
 コストパフォーマンスで比較すれば、高級店で「並」を頼んだほうがいいということがいえると思います。

 さらに、私が高級レストランをお勧めする理由は、料理のコストパフォーマンスだけではありません。料理というのは、味だけではなく、食器や椅子、テーブル、サービス、店の雰囲気、客層など、トータルで楽しむものです。これらのものを比較した場合、大衆店と高級店ではあきらかに違います。どちらの方が精神的な豊かさが味わえるかということを考えれば、おのずと答は明らかでしょう。

4つ星ホテルの最高の部屋よりも、5つ星ホテルの普通の部屋を
 ホテルを選ぶ時も、先ほどのレストランを選ぶ時と同じ理由で、どうせなら4つ星ホテルの最高の部屋よりも、5つ星ホテルの普通の部屋を選ぶほうがいいと思います。(pp.107-109)

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2007年6月 9日

panda01.gif AmazonのEDY決済は使いにくい!

最近遅ればせながら気づいたのだが、AmazonEDY決済を始めたようである。

しかし、実際に使ってみようとしたら…クレジットカードを普段利用する人にとっては使いづらい!!!

クレジットカード決済にしていれば、注文後は何もしなくても商品が届くのだが・・・EDY決済では商品が確保された後にAmazonからメールが届き、わざわざ決済処理をしなければならないのだ。

しかも、決済処理にはPasoriが必要なのだ。
非接触ICカードリーダー/ライター“パソリ” SONY RC-S320 PASORI

そもそも、Pasoriを使っている人はEDYチャージにクレジットカードを利用している。当然、クレジットカードを利用している人はAmazonのショッピングにもクレジットカードを利用していると考えるのが妥当であろう。

そんな人がEDY決済にするのだろうか。確かに、ANAマイレージが付くEDYカードを利用すればマイルが溜まるのだが…。

ちなみに、楽天ブックサービスなら一度ANAのお客様番号を登録しておけば、本を買うたびに自動的にマイレージが溜まるのだ。

Amazonにはこの不便さを改善してもらいたいものである。

【私が考える解決案】
これを解決する策としては、EDYプールサービスを作るべきではないだろうか?

EDYプールサービスとは、EDYのポイントを保管できる管理口座をネット上に用意しておき、そこから引き落としが出来るようにするサービスである。

投稿者 cazper : 08:41 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif お金が集まる場所の株と土地が上がる

今更?という感じかもしれないのですが、最近土地を探していたりしました。

もちろん、都心の土地は値上がりしてしまいました。そして地方でも利回り10%台の物件を見つけることは難しくなってきているようです。(訳あり物件は別として…)

ただ今の時代だからこそ利回り10%以上という基準を下げてはいけないと思っております。というのも、これからの時代は、貨幣価値毀損による悪性の資産インフレは来るでしょうが、国力が増したことによる資産インフレは来ないと思うからです。

国力が増している間は全国的に土地も上昇しますからインカムゲインが多少減ったとしてもキャピタルゲインでその分を補うことが出来ます。しかし、悪性の資産インフレの時代は全国の土地が上がるのではなく、本当に必要とされる場所しか土地価格が上がらなくなります。ということは、インカムゲインが減った分をキャピタルゲインで補うという期待が薄くなると思われるからです。

もっとも…悪性であれ資産インフレが急激に起これば土地価格も急騰することもあるでしょうが…

東京が駄目なら上海があるさ (邱永漢 著)
 工業生産や物品販売やサービスの提供でもらたされた付加価値は儲けとして手元に残りますが、付加価値そのものは財産ではありません。財産として手元にとどめるためには、土地とか建物とか、株などの有価証券とか、あるいは現金にして所有する必要があります。お金をとても儲けてくれる会社でも、所有権は株式になっていることが多いので、その財産価値は株価によって評価されます。(p.101)

 小さな地域に人が集中すると、お金がドッと集まって、人がどんなに欲しがっても生産することのできない土地は猛烈な勢いで値上がりします。(p.99)

投稿者 cazper : 03:55 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年6月 8日

panda01.gif 欠点を自覚して補う

自分を他人と比較すると、下を見ても上を見てもきりがありません。

しかし、自分が上に行きたいと思うのならば、長所を伸ばすか、短所を無くすかしかありません。

一般的には、短所を無くすことを考えるよりも、長所を伸ばすことを考えたほうが良いと言われています。

だからといって、自分の短所について対処しなくても良いのかというとそうも言い切れません。簡単に無くす事のできる短所ならば無くした方が良いに決まっています。

ところが、人間は自分の短所を他人に指摘されたくないし、短所を指摘されたとしても誤魔化したり、逆切れしたりしてしまうのです。そして、いつまでたっても自分の短所を治さなくなって…次第に習慣化してしまいます。

愚痴の多い人なんてのが良い例です。誰も愚痴の多い人に対して、「愚痴多すぎだよね」とは指摘してくれないのです。

したがいまして、少なくとも自分の欠点は自覚するように努力して、その欠点を補うように考えたり行動したりしていかないといけないなぁと思います。

東京が駄目なら上海があるさ (邱永漢 著)
 人はその生まれによって、人生の出発点で大きな違いが生じます。俗に言う「銀の匙」をくわえて生まれてきたような人と、食うや食わずの貧乏な家に生まれた人とでは、生きていくうえでのハンディがまるで違います。
 しかし、人生の面白いところは、恵まれた環境がその人を最後の勝利者にするとは限らないことです。むしろ、不足した部分をカバーしようとして努力したり、頑張ったことが、その人を大きく成長させる原動力になっています。負けじ魂は貧乏な家に生まれた者の特権といっても間違いではありません。

(中略)

 したがって、自分の生まれをはじめから悲観してかかることはありませんが、マイナスになっていることを自覚したら、いかにしてそれをカバーするか、工夫をすることを出発点にすべきです。
 たとえば、地方の名もなき寒村に生まれたとします。そうであることを自覚したとたんに、欠点になっていることを補うにはどうしたらよいかをまず考えることです。地方にいたのでは駄目だと思ったら、都会に出ればよいし、学歴がないと駄目だと思えば、学歴をみにつけるにはどうしたらよいかを考えることです。また、自分の才能はどんなところにあるかを自覚して、それをのばすにはどうしたらいいか、行動に現して実行すればいいのです。マイナスをマイナスと思って悲観する代わりに、プラスにするにはどうしたらいいのか、いい方へ、いい方へと動くように心掛けることです。(pp.80-82)

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2007年6月 4日

panda01.gif 限界利益になるまで売り切れ

製造業の現場を見ていると、(製造)原価の○倍で定価をつけないと基本的には商売にならないという思考を教え込まれます。

確かに、商習慣として原価の○倍をつけないと商売が成り立たないというのは分かるのですが・・・そう思い込んでいる人々は得てして会計に疎かったりします。

つまり、○倍をつけなければならないという思い込みは・・・根拠が無いわけです。

一方、会計に強い人はビジネスの内容を見極めた上で、最低限の販売価格は○円にしなければならないとズバズバ言い当ててきます。(元BLSメンバーのU社のTさんなんかがそうでした。)


そんな簡単な事が、もうそろそろ読み終える本に書いてあったので紹介。

イン・ザ・ブラック
 利益は大きく「限界利益」「営業利益」「経常利益」の3つに分けられる。
 ちなみに、「粗利」と「限界利益」は少し違う。粗利は、売上から仕入原価を引いた値をさす場合が多い。
 「限界利益」は、売上から仕入原価のほか、売上に伴う変動的な費用を全て引いた残りの額である。「営業利益」は、さらに会社の家賃や事務方の給与広告宣伝費など、一般販売管理費を引いた残りの額である。そこから営業害収益や費用を±して残ったのが、「経常利益」である。
 まずは「限界利益」について、しっかり理解しておく必要がある。
 具体例を示そう。あなたがオフィス街でお弁当屋さんを始めたとする。
 自分ではつくらずに、1個500円の弁当を100個仕入れて1個750円で売るとする。お店を始めるに当たって準備したものは、弁当を並べる台とその上に敷くおしゃれなカバー。合わせて2万円である。
 弁当をすべて売ると、売上は7万5000円。仕入れには5万円かかり儲けは2万5000円だが、そこから台とカバー代の2万円を引くと、5000円になる。台とカバーは明日もつかえるが、今日だけの売上と利益では、弁当ひとつ当たり50円の儲けという計算になる。
 さて、ここからが問題である。ランチの時間が過ぎても、弁当が7つ余った。返品もできないので、値引きして売ろうと思う。では、いくらまで値引きできるか。
 正解は、限界利益ぎりぎりまでねびきしてでも、機会損失をなくすべきである。7個余っている=93個売れたということは、6万9750円の売上で限界利益には250円足りない。ということは、あと250円以上売上が上がれば、7個の弁当はいくらで売っても良いと言う事になる。

(中略)

仕入れの際、営業利益にこだわりすぎると、せっかくの顧客を逃してしまうのである。

(中略)

利益が出ていない事業だからといって、その部門をなくしてしまえば経営危機に陥る場合も往々にしてあるのだ。(pp.151-153)

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2007年6月 3日

panda01.gif 投資をすることと、人を雇って何かをすること

昨日K氏が「最近、人を雇って何かすることと(株式)投資をすることは同じだと思う」という事を言っていました。

この感覚を持つことは私は非常に大事だと思います。

人を雇うには資金が必要です。当然ですが、資金提供者は提供した資金以上のリターンが来る事を期待します。そのためには、雇った人によって動かされるビジネスが優秀である事が必要となります。

株式投資をする際にも、投資家は投資額以上のリターンが来る事を期待します。株式投資の場合には株価が動く理由は二つあります、一つは市況、もう一つはビジネス(企業価値)の成長です。市況は投資先の企業がコントロールする事ができませんが、ビジネスの成長は企業に関わる人に大きく左右されます。当然ですが、リターンを追及するには投資先企業が優秀なビジネスを行っている事が必要となります。

つまり、自分で事業を行おうと、自分で株式投資をしようと、優秀なビジネスの存在が必要ですし、自分の目論見が外れれば投下資金を失うリスクを負わなければならないという点で同じ行為なんですよね。


P.S.1
「投資は博打」であると言う人もいますが、それは「人を雇って事業を行う事も博打である」と言っているようなものです。そういう人が行う事業には参加したくないですね。

不確定な要素が大きくても、出来るだけ確定的な状況を作っていくのが事業だと思いますし。

10年後の自分が見えるヤツ1年後の自分も見えないヤツ
オプティミストであれ!
 オプティミストというのは日本では、ただ単純なバカだと思われている。違うんだ。オプティミストというのは、非常に警戒心の強い男だよ。成功確立がフィフティ・フィフティの時、オプティミストは絶対やらない。これをいかに80:20にするか、その努力をするのがオプティミスト。
 ペシミストというのは最初から100パーセント駄目になっちゃう。こういう人種が日本では慎重派と言われるんだけれども、全然違うんです。オプティミストって最高です。(pp.249)

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2007年5月30日

panda01.gif 教育とは魂を設計することだ

以前から、私は「道徳・思想といった部分の教育」の大切さを書いていましたが、久々に読んでいる落合信彦氏の本にも同様の事が書いてあったので紹介。(実に10年ぶりくらいだなぁ)

10年後の自分が見えるヤツ1年後の自分も見えないヤツ
 第一、人間の心をマニュアルなんかで作れると思うか? 人間の魂というのは、辞書によると「人間の肉体の仲に宿るもの。その人間の心を動かすもの」とある。それをもっと突きつめていくと、魂というのは「気力であり、精神だ」と。

(中略)

 『魂』にも書いたが、大学時代の恩師から卒業のときに「真の教育とは魂の設計である」というはなむけの言葉をいただいた。魂を磨き、いかにのばすか--たんにメモリーマシンをつくるだけなら、教育なんかいらない。
 「自分で考える」ということから、すべてがはじまるんだ。自分の魂をつかむことも、磨くことも。学歴とかマニュアルだけを見て生きる人間というのは、一番怠慢だと思う。生きると言う事は、そんな楽じゃないし、そんなにつまらないことでもない。自分で考え、自分の道を探していこうと思った瞬間から、気力、活力、そして精神力が育まれていくのだから。(pp.42-44)

最近周りの人に指摘されたり、自分自身でも経験から感じるのが・・・幾らロジックや技術論で物事を語っても、魂の共鳴が無いと全く面白みも生まれないし、天外伺朗氏が言うような「フロー状態」にもならないなぁ・・・と。


私はまだまだ未熟です。もっともっと、魂を磨いて、忠実に生きないと・・・。


P.S.
先日お会いしたTさんは、親からきちんとした教育を受けていました。その親はバブル崩壊でも痛手を受けなかったそうです。 また、中高時代同じ教室だったY氏も親からきちんとした教育を受けていましたね。当然、Y氏は社会に入ってから驚異的な力を発揮していたようです。(最近会っていないので、会ってどうなったのかを見てみたいものですが・・・間違いなく一目置かれる存在になっているはずです。)

関連ブログ
教育ママの不勉強
目指すべきは教師たる存在

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2007年5月29日

panda01.gif 金が不要だということはない

最近「ファイナンシャル・インテリジェンスは最低限持つべき知識」のエントリーに続き、また、お金の話。

良くアカデミアの方とお話をしていると、「お金は持ったってしょうがない、それよりも自分自身が資本である」という主旨のコメントを頂くことがあります。

しかし、そのように言う方に限って何気にお金を持っているんですね♪ まるで、東大生が「東大生って大したこと無いですよ」と言っているようなものです。学歴が無いよりあった方が良いのと同じで、お金だって無いよりあった方が良いに決まっています。

ここで注意しなければいけないのが、学歴にしろお金にしろ、あくまでも「あった方が良い」という事です。決して、学歴が不要という考え方が正しいとは思えませんし、お金が不要という考え方が正しいとは思えません。

自助論〔改訂新版〕
 金をどのように扱うか? どのようにして金を手に入れ、貯え、使うか?
 これは、われわれが人生を生き抜く知恵を持っているかどうかの最大の試金石だ。
 もちろん、金を人間生活の第一の目的だなどと考えるべきではない。だが同時に、物質的安定や社会反映の大部分が金で支えられている事実を見ると、金など取るに足りないものだとはいえないし、聖人ぶって金を軽蔑するのも正しくない。
 実際、人間のすぐれた資質のいくつかは、金の正しい使い方と密接な関係を持っている。寛容、誠実、自己犠牲などはもとより、倹約や将来への配慮というような現実的な美徳さえ、金とはきっても切れない仲にある
 その一方で、金儲けに血道をあげる人間には強欲やペテン、不正、利己心がつきものだ。また、金という天からの授かりものを乱用する連中は、浪費や不節制、明日をも知れぬ放蕩の深みにはまり込んでいく。つまり、悪徳もまた金のなせるわざなのだ。(pp.165-166)
先ほどの話に戻すと、大切なのは「学歴があった上で何をしたいのか?」という事であったり、「お金があった上でどのような事をしたいのか?」という事なのではないでしょうか。


さらに言えば、学歴を獲得する過程やお金を獲得する過程こそが大切な教育となり、大切な機会となるようです。

 人生に成功し、何不足ない生活を手に入れようと努力することは、それ自体が一つの教育である。その努力は人間の自尊心をかきたて、実務能力を引き出し、忍耐や持久力という美徳を鍛え上げる。先見性があり注意深く心をくばる人間は、すぐれた思慮分別を持っているにちがいない。現在の生活のみにこだわることなく先を読んで未来に備える人間には、浅はかな考えの持ち主は一人もいないはずだ。(p.167)

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2007年5月26日

panda01.gif 【時間価値の大切さ】最高の知恵は、決断なり

先日EOY関連の部会の後の飲み場で、Uさんとの話の中で出てきたのは「時間の大切さ」。

時間だけは、どんな人間にも平等に与えられます。

しかし、何の気なしに日々だらだらと過ごしてしまう事って多いのではないでしょうか?

もちろん、だらだら過ごすという決断をしているのなら問題は無いのですが、大概は何の予定も入っていないからだらだら過ごしてしまっている事が多いのです。

そうやって過ごすと、「今日は1日横になっていたら1日が過ぎてしまった、何もしない間に土日が終わってしまった」と感じてしまいます。

こうならないためにも、何をやるのか? 何をやらないのか? といった事は最低限「決断」していかないといけないですね。

自助論〔改訂新版〕
 ナポレオンの好んだ格言の一つに「最高に真実なる知恵は、毅然とした決断なり」という言葉がある。そして彼の人生は、強い力と俊敏な決断力が何をもたらすかをはっきり示していた。

 ナポレオンは、身も心も軍務に捧げつくした男だった。愚劣な支配者やその国民は次に彼の軍門に降った。ある時、軍隊の行く手をアルプスがはばんでいるとの報告を受けると、ナポレオンは「それならアルプスを片付けてしまおう」とまで豪語した。そして、それまで誰も近づけなかったサンプロン峠に道を切り開いたのである。彼はこう語っている。
 「不可能という言葉は、愚者の辞書に見ゆるのみ」
 戦いに勝つには、すばやく決断し、敵の過ちに乗じて迅速に行動を起こすことが常道とされる。ナポレオンは次のように述べている。
 「アルコレの戦いでは、わずか25名の騎兵だけで勝利を収めた。敵(オーストリア軍)も味方も無気力状態に陥った一瞬の機をついて、余は騎兵たちにラッパを持たせ、相手陣に突撃をかけたのだ。それだけで勝利はわが軍のものとなった。戦いにおいては、両軍とも相手を威圧しようと必死だが、その最中に突如として敵が臆病風に吹かれる時がある。その一瞬をうまく利用するのが勝利の秘訣なのだ」
 さらに、ナポレオンはこうも語っている。
 「一瞬の機を逃すと、それが不幸な敗北につながる。オーストリア軍は時間の価値を知らなかった。やつらはいつまでもぐずぐず攻撃をためらっていたから、わが軍に打ちのめされてしまったのだ」(pp.111-112)

ちなみに、私はフリーの海外旅行(特にアジア圏)は決断力をつける練習になると思っています。というのも、言葉も通じない場所で、出来るだけ見所を巡ろうとすると、多くの決断を短時間にしなければならないからです。

●どんな場所を見学するのか?(限られた時間で、どこを見て、どこを諦めるのか?…とか)
●どんな食事をとるのか?(限られた日数で、地元料理をどれくらい食べるのか?…とか)
●そこまで行くのに、どんな交通手段を使うのか?(ぼったくりタクシーを利用するかしないか…とか)

ぼったくられるのを余りに恐れてタクシーを利用しなければ、目的地まで時間が掛かり見学する場所を減らさなければなりません。 逆に、タクシーを利用すれば悪徳タクシーに乗ってしまし、高いお金を払わざる得ない場合も出てきます。

現地滞在の残り時間、満足度、体力、気力を瞬時に判断して、次の行動を決定していかなければならないのです。そして、時間の使い方として一番もったいないのが、旅行ガイド等を読み込んでしまい迷いが生じている時間だったりします。

優柔不断な人にはフリーの海外旅行をお勧めします♪


P.S.
時間価値の大切さといえば、他人と共有する時間というのも大切ですね。

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2007年5月24日

panda01.gif 中国株はいずれ劇的収縮するか?

グリーンスパン氏が中国株ブームに対し懸念を表明したようです。

中国株、劇的収縮も・グリーンスパン発言に市場動揺

 米連邦準備理事会(FRB)のグリーンスパン前議長が23日の講演で中国株は「いずれ劇的な収縮が起きる」と懸念を表明、市場を再び揺るがせた。

 米メディアによると、前議長はスペイン・マドリードでの会合に衛星中継で参加。「最近の中国株ブームは明らかに長続きしない」と市場の過熱に警鐘を鳴らした。世界経済への打撃は避けられるとの見通しも示したが、市場は神経質に反応。中国石油化工など米市場に上場する中国企業の預託証券(ADR)が軒並み下落した。 (NIKKEI.NET 2007/5/24)

以前から指摘してはいますが、上海株や深圳株に関しては私は劇的収縮が起こる事もあるかとは思います。

というのも、殆ど利益を上げていない会社の株価が1年もしない間に100%も上げているような事例も見受けられるからです。

しかし、香港市場に目を向ければROEが30%企業というのが少なからずあります。ROEが30%あれば、たとえ今PBRが2倍だとしても、株価がそのままならば3年後にはPBRは1以下に落ちてしまいます。これを割高だと言うのは変でしょう。

グリーンスパンは中国株のインデックスのチャートを見て、値上がりのスピードが急すぎることを指摘したのでしょうが、それを言ってしまえばアメリカ株のインデックスの値上がりも急と言えます。また、中国株は上海・シンセン・香港の3市場があるわけで、これらを一括りで語る事自体がおかしいのではないでしょうか?

投稿者 cazper : 21:37 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif レバレッジ・ポイントを探し、上手に使う

株取引をやっている人ならばレバレッジという言葉はご存知でしょう。レバレッジとは梃子の事であり、株式の売買におけるレバレッジは(証拠金取引用の)借金を指します。

以前にも書きましたが、レバレッジは何も借金だけの話ではありません。

レバレッジは何も道具だけの世界ではない。例えば、人を雇って何か物事を成し遂げるのも、「雇用システム」を利用して一人では出来ない事を成し遂げているという意味ではレバレッジである。また、アパート経営をするにしても、「借金」をする事で自分の資本だけでは出来ない事を成し遂げているという意味ではレバレッジである。更に言えば、「知恵」を利用する事で正攻法では突破できない事をしてしまう事もレバレッジに入るだろう。

つまりだ・・・人生においては、何らかのレバレッジを利用する事を考えていく事が効率を出す際には重要であると言う事なのだろう。(引用元:レバレッジについて考えて、A-bikeに驚く

事業を起こす事に自信のある人のお話を聞いていると、次に立ち上げる事業のレバレッジ・ポイントがどこにあるのかを理解している事に気が付きます。

以前、出会い系システムを構築・販売して荒稼ぎしたという噂のある某氏は、キャバクラはキャバ嬢がレバレッジ(・ポイント)になると話していました。つまり、キャバクラの場合はキャバ嬢が複数の顧客を抱えるわけです。そのため、顧客が多くつくキャバ嬢を多く抱えれるかが繁盛するかしないかの分かれ目となるわけです。

金持ち父さんの起業する前に読む本
 彼は図を見下ろし、少しの間考えていたが、しばらくして「レバレッジはどこに入るんだ?」と聞いた。
 マイケルの言う「レバレッジ」とは、物的・人的資源を広げたり強化したりして最大限に生かすメカニズムのことだ。資源を最大限に生かす能力は、起業家には欠かせない資質の一つだ。レバレッジもまた、スモールビジネスとビッグビジネスの間の大きな違いだ。マイケルがレバレッジの話を持ち出すことを私は予想しておくべきだった。レバレッジは私たちが特に得意な分野だった。専門分野だと言ってもいい。長年にわたってマイケルと私は、このレバレッジという道具を使って数多くのビジネスの立ち上げを手伝ってきた。
 ビジネスに活用できるレバレッジの形態は無数にある。バックミンスター・フラー博士は、ある種のレバレッジを「エフェメラリゼーション(短命化)」と呼んでいる。これは、無形のアイディアを形にして道具や物を作り、本人が物理的にそこにいなくても教えなくても、作り出した道具や物を入手可能な状態にするだけで、その人のアイディアを伝えられるようにすることを意味する。

(中略)

 そのほかの形態のレバレッジもある。例えば、ビジネス内部でその知的財産にレバレッジを聞かせることもできる。システムの説明の時にマイケルに話したように、標準的なビジネスプロセスや手順を確立すれば、ビジネスオーナーやそのほかの熟練した労働者の専門技能を、より経験の浅い(より安い)労働者が利用することができる。また、ライセンス契約や合弁事業といった戦略的な関係を使えば、外の世界で知的財産にレバレッジを効かせることができるし、他人のお金や資源を活用して資金にレバレッジを効かせることもできる。(pp.295-296)


何かをやる際には、レバレッジが使えるポイントを探して、それを最大限活用する事を考えなければなりませんね。

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2007年5月23日

panda01.gif 信・義・仁

北尾吉孝氏の特集が組んである雑誌を読み終えるところなのですが、北尾氏の考えには惚れ惚れしてしまいます。

その中の一説を紹介。

中国古典から学んだブレない判断の仕方
: 中国古典から一番何を学ばれましたか。
北尾: 判断をする際のブレない判断の仕方です。三つの言葉で「信・義・仁」と言っています。「信」はそれを行って社会の信頼を失うことはないか。「義」は、それが本当に社会のためにいいことなのか、正しいことなのか。「仁」は、相手に対する思いやりを果たせているか。これらを判断基準にするとそうブレる判断はしません。(p.20)

先日、友人K氏がブログ上で発表した「ブログのアクセス数を増やすために試したい15の方法」の内容がネットの一部で議論を呼びましたが、「信・義・仁」の観点で考えれば、ブログの内容が多くの人に読まれるに値するのならばアクセス数を増やす行為も悪とは言えませんし、読まれるに値せずに単にアフィリエイト目的だとするのならばアクセス数を増やす行為は悪と言えるのではないでしょうか。


P.S.
そういや、最近判断がブレたなぁ。自分の未熟さに反省。いい経験になった。2度と同じ間違いはしまい。

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panda01.gif 中国の物流はこれからも伸びるよ

中国において、私は陸の物流が今後も伸びていくと踏んでいるのですが、あんまり誰も語っていないようです。

経済を身体に例えると、高速道路等のインフラは血管に例える事が出来ます。血管には当然ながら酸素を運ぶ赤血球が存在します。赤血球はトラックやバスのような物です。

さて、人間の活動が活発になると血流の速度が速まります。これは経済のスピードが速くなったことを意味します。多くのトラックが工場と都市の間を激しく行き来するのです。

物流の需要は経済の成長と連動します。つまり、経済が成長する限りは物流の需要は増え続けると考えても間違いないでしょう。(もちろん、供給側は常に注意する必要があります) 中国ではヤマトホールディングスや佐川急便のようなメジャーな運輸企業が生まれていませんが、物流需要が増える段階では企業規模が大きかろうが小さかろうがパイの拡大の恩恵を受ける事ができます。

去年度から中国は消費経済へ向かうように舵取りをしています。ということは、中国の物流企業に対しては強気で行っても良いと私は考えます。


というわけで、ポジショントークをすると…「8217 重慶長安民生物流股フェン有限公司」に期待してますぉ。まだ、騰がってないので集め時だとふんどります。(別にこの会社への投資を勧めているわけではありません。)

投稿者 cazper : 00:20 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif ファイナンシャル・インテリジェンスは最低限持つべき知識

あんまり、金、金、金…という事は書きたくはないのですが、貨幣経済下で生きている以上は貨幣とは何か?という事について理解する必要があるなぁと感じていたりします。

「金持ち父さん貧乏父さん」の本にも書いてあるのですが、大学で教わる知識は日々の生活に必要な知識ではありません。あくまでも産業界に貢献するための知識です。
金持ち父さん貧乏父さん

日々の生活に必要な知識を持たない若者が、社会人として毎年世の中に輩出されていきます。アコム、武富士、プロミスといった消費者金融やセゾンといったクレジットカード会社が莫大な利益を毎年上げているのが、その証拠です。

また、良い借金と悪い借金の違いや、融資や投資の違いを知らないために、「借金なんてとんでもない」と考えたり、「事業を起こして失敗したら首をくくらなければ成らない」と思い込だりして、縮小均衡な人生を送ろうとしている人も少なからず居ます。

日々の生活に直結している貨幣システムについては、社会人になる前に学ぶべき知識でしょう。(逆に言えば、貨幣システムを理解してしまえば、大半の社会人よりも社会的な人だということになると思います。)

投稿者 cazper : 00:10 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年5月18日

panda01.gif アンバランスな方が面白い

世の中的には何事においてもバランスをとる事は重要だと考えられています。

食事、生活習慣、運動、勉強、家計等々・・・

確かに、バランスの取れた食生活を送れば長生きできそうですし、バランス良く勉強できれば大学受験を無難にクリアできるような気もします。

でも、バランスの取れた食生活を送ってしまえばホンジャマカの石塚英彦のようにデブタレントとしてもてはやされる事は無いわけですし、バランス良く勉強していては数学オリンピックで入賞する事はできないわけです。

つまり、何らかの分野で面白い存在になるためにはバランスを気にしては駄目みたいです。

ビジョナリー・ピープル
バランスなど意味がない
 皮肉なことに、人生ではただひとつのことに専念しろと社会が働きかけてくるのと同時に、そうした社会での一般的な常識が、整然と小さな断片に切り分けられたバランスのとれた人生を送れと圧力をかけてくる。これは、時間と心に対する神業のように均整のとれたコミット面と、という意味だ。ここでまたしても生じてくる問題は、正しい答えがあると考えてしまうことだ。つまり、バランスとは、時間配分した表した保証つきの円グラフで定義できるという考えだ。そのグラフには仕事、家族、コミュニティが記されており、もし運がよければ、読者もそのグラフのどこかに入れられていることだろう。

ーーー
皮肉なことに、人生ではただ一つのことに専念しろと社会が働きかけてくるのと同時に、そうした社会での一般的な常識が、整然と小さな断片に切り分けられたバランスのとれた人生を送れと圧力をかけてくる。
ーーー

(中略)
 
 永続的に成功をおさめている人たちの中には、文字どおり世界への貢献そのものの人生を送っている人が数多くいる。こうした人たちはバランスを大切な課題として提起することはない。それは彼らがそれを巧みにさばいてきたからではなく、自分の生きがいに取り組みことに余念がなかったからだ。

(中略)

人が本当に切に望んでいるのは、自らの情熱のすべてを注ぎ込める場所であって、一般的に定義されたようなバランスではない。(pp.81-83)

P.S.
ちなみに、原美術館で売られていたアシンメトリーなシャツが何気に欲しいです。

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panda01.gif 単独記憶ではなく連想記憶

私は記憶力が無い方です。特に人の名前は覚えられず、毎日会ってる人であっても名前が出てこない事すらあります。(って…それはヤバいだろって言われるんですが…)

記憶力が悪いと中学・高校での勉強では辛い思いをします。中学・高校の勉強は記憶力を必要とするからです。古典では古語を覚えなければならないし、歴史では個々の事象の西暦・年号を覚えなければなりません。

しかし、現代においてはこれらの個々の単語や年号はインターネットで調べると直ぐに出てきます。Wikipediaで調べればどんな時代に何があったのかという事象でさえ一瞬で調べる事が出来ます。人間の記憶と違い、コンピュータやネット上の記録は劣化する事はありません。そのため、人間が個々の事象を記憶するメリットは減ってきています。

だからといって、人間が全く記憶しなくても良いという事にはなりません。外部に個々の事象の記憶を任せたという事は、そこへのアクセス法を新たに記憶しなければならないからです。アクセス法を学ぶためには、多くの個々の事象を脳にインプットし、多くの事象を忘却する必要があるようです。

先週読み終えた本に、ネット時代の記憶の在り方が書いてあったので紹介しておきます。

フューチャリスト宣言(梅田望夫/茂木健一郎)
茂木:「連想記憶」、つまり、あるものを思い出すときにそこから連想して別の物まで思い出すという事がありますよね。クエスチョン&アンサー方式に空白部分の穴埋めをして正解を出すというタイプの記憶力ではなくて、チェーン・リアクション的に、ネットワーク的に記憶を展開していく能力がこれから大事になっていくと思うんです。連想力です。村上龍さんにしてもフォトグラフィックにある動作を覚えていて、それを小説にするわけだから、そこからどういう言葉を想起できるか、どういう詩的な連想をできるかが勝負でしょう。そのたぐいの記憶力がこれからは大事になってくるんじゃないかな。
梅田:覚えていないと、脳内で情報処理ができない。
茂木:できないですね。経験が蓄積されていないと。その場合、アイテムの名前を一覧にして覚えておくような必要はないという気がします。記憶のダイナミクスというのは脳の中でもともと大変自由なものです。単に博覧強記にものごとをリストに並べて覚えているという機能だけではないんですよ。その記憶のダイナミクスには、何に感心を払っているのかという志向性が重要な役割を果たしていて……。
梅田:志向性がすべての始まりなんだ。
茂木:そう僕は思っています。特にネット時代においてはそこが非常にクリティカルです。結局、サーチ・アンド・チョイスのチョイスの場面で、どういう志向性を持てるか、ということが大事だという気がするんですね。そこにおける選択肢が「可能無限」になるのだから。梅田さんが休みの日に何をネット上で調べるかには、無限の自由がありますよね。何を志向できるか、自分の人生をこれからどういう方向に向けていくのかというビジョン。それを誤ると大変なことになる。(pp.107-108)

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2007年5月17日

panda01.gif SRI(社会的責任投資)への疑問

私は社会的責任投資をする投資ファンドが注目を浴びている際に、そんなのは投資ではないと感じていました。

テレビ等を見ているとファンドマネージャや経済評論家は次のように説明していました。「社会的責任を考えて運営している企業は、歴史的にも長く存続している。だから、社会的責任投資をすれば今後も持続的な企業発展の恩恵を受ける事が出来る」と…。

彼らの言う事が本当ならば、公共交通機関はまさしく社会的責任投資の対象となるはずです。しかし、アメリカを見てみれば鉄道会社も航空会社も倒産しているのです。別にこれらの企業は、社会的責任を放棄したわけではありません。

もちろん社会的責任が無ければ訴訟やブランド価値の毀損によって企業価値が下がる可能性は高いのでしょう、しかし、だからといって社会的責任の有る事自体が企業価値を高める事にはならないと思うのです。

ジム・ロジャーズは社会的責任について次のように述べています。

娘に贈る12の言葉 (ジム・ロジャーズ)
 近年、SRI(社会的責任投資)というのが出てきているのは、知っているよね。それは、あるポリシーを持って投資するということだ。たとえば、酒を社会的によくないと考える人がいる。そう考える人のために、運用会社は、アルコール関係の会社には投資しないというファンドを作るわけだ。けれど、私は好きでは無い。確かに、アルコールで問題を起こす人は多い。しかし、一杯のワインが健康によいことも知られている。何が正しくて何が悪いかは、立場や視座が違えば変わってくる。自分で判断することが大切なんだという事を覚えておいてほしい。(pp.78-79)
投資対象企業の社会的責任の有無を判断するのは個々人なわけでして、社会的責任投資が重要だから社会的責任投資を行う投資信託へお金を託す行為自体が無責任という事にもなりかねないわけですね。

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2007年5月14日

panda01.gif 読み書き、そろばんが出来ないと経済は発展しない

ゴールデンウィークの間にベトナム・カンボジアと旅行をしていたのですが、カンボジアに於いて人生で初めて識字が出来ない人と会話しました。(←どうやって?)

英語が通じない圏では、「旅の指さし会話帳」が唯一の頼りだったりするのですが、識字が出来ない人に対しては「旅の指さし会話帳」すら通じないのです。もちろん、彼らは識字が出来なくても会話は出来るので日常生活には支障が無いようです。
カンボジア

そこで感じたのは、識字率を上げなければ、その国の国民が永続的に豊かになっていく事が出来ないであろうという事でした。読み書きが出来なければ体系的な知識を得たり教えたりする事が出来ません。そうなると、識字ができない人は肉体労働等の単純労働しか職を得る事が出来ません。


また、「読み書き、そろばん」という言葉があるように、そろばんが出来ない人が多くても国は豊かになっていく事はできないでしょう。そろばんが出来なければ、あらゆる場面での資金繰りを計算出来なくなり、その日暮らしの生活から抜け出られなくなります。

したがいまして、「読み書き、そろばん」を出来る比率の多い(発展途上)国ほど発展する可能性が高いと思いますし、比率の低い国ほど発展する可能性が低いとみて良いと思います。

娘に贈る12の言葉 (ジムロジャーズ著)
 (前略)
 1億6500万人いる六歳から十歳の子供のうち、学校を卒業するのは約3500万人にすぎない。

 これではインドを買おうとは思わない。彼らはいまは正しいことを言っているが、それだって、もう何年も繰り返し聞かされてきたことだ。もし私が間違っていて、彼らが本当に変化すれば、それはインドにとっても世界にとっても素晴らしいことであり、ビックチャンスだ。(pp.48-49)


P.S.
当然ですが、カンボジアよりもベトナムの方が教育水準が高い事を実感しましたね。

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2007年5月13日

panda01.gif アメリカ市場のカネ余り

先週辺りの日経新聞に、次のような記事が載っていました。

「カネ余り」を米市場に警鐘

 米著名投資家ウォーレンバフェット氏は同氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの年次株式総会で「1998年に大手ヘッジファンドが信用収縮のあおりを受けて破綻した。今後、同じようなことが起こる可能性がある」などと述べた。
 株主からの質問に答えたもので、潤沢な流動性が米金融市場を押し上げる「カネ余り」の状況に警鐘を鳴らした格好だ。
 信用収縮のきっかけについては、金融当局による金利引き上げなどではなく「予想外の外的な要因」を懸念していると表明。
 98年に大手ヘッジファンド、ロングターム・キャピタル・マネジメントが巨額の負債を抱えて破綻した際はロシアでの金融危機が引き金となったことなどを念頭においたものとみられる。

アメリカ国内を見ると、サブプライムローン問題が発生しているように今までは土地に資金が流入していました。その土地の高騰を抑えようとすると金利を高くするしかありません。しかし、金利を高くすると国際的な金利差で利ざやを稼ぎたい人々が群がります。そうなると、資金はアメリカ国内にどんどん滞留しますので、土地以外の資産に資金が移動します。そうなると行き先は株式しかありません。

そうなると、アメリカの株式は「バブル再来」に書いてあるようにバブル状態に突入します。当然、バブルは弾けますから、弾ければアメリカ経済は世界的に弱くなります。でも、ドルは今のところ世界的に利用されている通貨なのでアメリカ経済が大きく変動すれば世界も影響を受けます。

政策金利と預金金利さんは次のように書いています。

アメリカのカネ余りと高金利 ⇒ バブル ⇒ クラッシュ ⇒ 円高 ⇒ 貿易不振 ⇒世界的な失業の増大 ⇒ 政治の混乱
ここ、二~三年は嵐の前の静けさか?
今は世界的に景気が良いのですが、私は世界的好景気はそう長く続くとは思いません。陰陽学的な考え方をすれば、絶好調の次に起こるのは混乱です。そして、その先に起こるのは安定です。この安定というのは、陽と陰がバランス良く定在する状態を指します。

投資をする立場に立てば、絶好調の時は一番注意する時期であり、混乱の時期が一番チャンスがある事になりますね。


P.S.
この記事を書いている間にRSSを見回っていたら、tonynさんも同じようにドルの下落について言及していてビックリ。考えてることは同じですね。

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2007年5月 8日

panda01.gif わけがわからない状態では行動をしない

何のゲームでもそうなのだとおもうのですが、勝ちたければ確信が出来るまで練習を積み重ねて、確信が出来たところで行動する事が必要だと思います。

小学校の頃、私はサッカー部に入りました。新入部員は、毎日体育館を雑巾で乾拭きさせられ、その後はリフティングの練習をさせられました。リフティング連続100回出来ないとグラウンドでの練習をさせられなかったのです。

当然、サッカー部に入る連中は運動能力が高い奴らばかりで、それらに比べれば遥かに劣る私はリフティング連続100回なんて当面出来ないと思われていました。最初のうちは、皆10回や20回で終わってしまいます。しかし、時を重ねるにつれて運動能力の高い人は50回を軽々越えていくようになりました。

そんな中、運動能力がそこまで高くない私は新入部員の中で2番目にグラウンドに出れたのです。

この意外な出来事は皆を驚かせたようです。でも、よくよく考えてみると私は他の人が試行錯誤を重ねて練習している中、練習をせずにリフティングが上手な人の動作をずっと見ていたわけです。そして、ボールを落とさないにはそれなりの理由がある事が分かったわけです。その後は、そのコツを再現すべく必死に練習し、他の人々よりも早くリフティング連続100回を達成したのです。

つまり、最初から試行錯誤して行動するのではなく、試行錯誤の前に成功の秘訣を丹念に調べた方が成功の確率を上げる事ができるわけです。

そろそろ読み終わる本にジムロジャーズの著書があるのですが、彼の主張は納得できますね。

娘に贈る12の言葉
 私は君を一人の独立した人間として扱っているから、他の誰かに幼すぎると思われても、自分の頭で考えて正しいと判断したことなら、思ったとおりにすればいい。
 でも、君が正しいと思うことをするときは、それが絶対に間違っていないと思えるほど徹底的に調べてからでないといけない。成功できない人は、常にわけもわからず何かをしている。そうやっているうちに時間とお金を失っていくものなんだ。(p.13)

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2007年5月 7日

panda01.gif ベトナム経済はかなり華僑資本への依存度が高いような…

1週間掛けてベトナム・カンボジアと4月28日~5月5日まで回ってきたのですが、ベトナムがだいぶ資本主義化しているのに驚きました。特にホーチミンに関して言えば中国の地方都市よりも都市化しています。ホーチミンがタイのバンコクのように都市化していくのは間違いないでしょう。

旅を通していて強く感じたのは、日本の資本よりも中国系・韓国系の資本が街に浸透している事です。

日本の経済通は、ベトナムは第二の中国であり、中国の次に発達すると言っています。その根拠の一つになっているのが、中国の政治的なリスク。そして、中国の人件費の高騰化。また、中国人に比べるとベトナム人の方が真面目さがあると言われている点です。でも、日本の資本が多く流れているのは、あくまでも(輸出拠点のための)工業地帯とODA関連施設であり、市民生活に直結した部分へ資金は流れていません。

一方、市民生活に資金を多く流しているのは華僑や韓国系の人のようです。例えば、滞在中にタイ式マッサージを受けてきたのですが、マッサージ師があんまり給料が良くないというので話を聞いていたらオーナーは中国人と言っていました。また、町中にあるホテルにも中国語が何気に目に付きます。また、町中のバイクは日本製も目立つのですが、中国製も同様に走っています。(ちなみに、ベトナム独自のオートバイ企業はありません。)

というわけで私の感覚では、ベトナムは第二の中国と言われているように独立して発達するのではなく、中国経済に依存する形で発達していくように感じました。逆に言えば、中国経済がクラッシュする事があれば、ベトナム経済も打撃を受けるだろうし、そうなれば、リスク回避で工場をベトナムに作った日本企業も打撃を受ける事になるだろうと思います。

中国経済が好調なうちは、ホーチミン、ハノイ共に急激な都市化が進むだろうと感じましたので定期的に訪ねると変化が楽しめる街である事は間違いないでしょう。

【関連記事】
ベトナム株の証券口座の開設の仕方【BSC証券編】

P.S.1
シュムリアップ(カンボジア)も中華系資本と韓国系資本が何気に目立ちました。アジアの中で唯一日本だけが庶民レベルの場所に資本を流してないですね。

P.S.2
ちなみに、資本の流れ方を見ると裏世界にも華僑や韓国系の資本は多く流れていますね。ベトナムの裏世界ではタイと中国が混ざったような形が見受けられますし。日本の資金が裏世界構築に目立っていないのは評価できるかもしれません。(見えてないだけかも知れませんが…)

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2007年4月28日

panda01.gif 小さな時間のLossを減らさないと…

今、成田(第2ターミナル)に居ます。無くなったと思っていたYahooカフェが復活してて嬉しかったり♪

駅まで歩いていたのですが、家を出る時間が1分遅かったために空港への到着時刻に20分近い開きが出てしまう状態になってしまいました。

これは、最初の1分の遅れが、電車によって増幅されて20分の時間Lossとなって発生したと考える事が出来ます。

これは、電車や自動車で通学・通勤している人にも当てはまります。

もちろん、電車に乗っている時間を有効に活用すれば良いじゃないかという考え方もあるのですが、乗換時には有効活用出来ないし、多くの人が居る環境では有効活用の仕方も制限されてしまいます。

それが毎日生じていると考えると…塵も積もれば山となり、1日では小さな時間のLossだと思っていても、1年経てばそれなりの大きな時間のLossになってしまいます。それが、10年・20年という期間になれば、莫大な時間のLossになってしまうわけです。

お金は失っても取り戻すことが出来ますが、自分の人生において時間というのは取り戻すことが出来ません。そう考えると、日々の定常行動で生じる小さな時間Lossを小さくするように意思決定していかないといけないのでしょうね。


P.S.
この考え方は、個人の行動に関する意思決定だけではなく、会社の意思決定でも必要な考え方のように思います。

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2007年4月25日

panda01.gif 成功者を真似る

[小雨]
今日は某大学で白衣を着てTHFを吸いまくる…明らかに身体に悪い。でも、久々に大学の学食で学生に混じって食事を摂った。学生は若いなぁ。

仕事終了後に数名で近くの居酒屋でほんの軽く飲んで、その後、私は日比谷へ向かう。丸の内線の霞ヶ関駅(B2口)から地上に出たのだけど…瞬時にここに来たことがある感覚が蘇る…。 ここは、日曜に行われるインラインスケートのシティーランで通る場所だった…。

Aさんに教わった貸し会議室の場所に向かうものの会議室は締まっていた(T_T)…どうやら別の場所で会合が開かれた模様。。Aさんも今日は外出先との事で場所の詳細が調べられないとの事だったので、そのまま帰宅。

帰宅途中で↓を読み終える。(山本伸氏から贈本されました。謝謝)
超・マーケティング【インターネットを使って自宅で1億円稼いだ!】金森重樹 著
金森重樹氏は非常に頭が良いと思う。2年前に出版された本なのでWebの技術的な内容は若干古い部分があるが、まだまだ利用可能だし、Web2.0の世界でも十分応用できる。

 技術力が高い制作会社が必ずしも高い収益をあげられないのには理由があります。
 技術力で評判の会社はデザインや技術に労力の大半を注ぎ込むため、マーケティングについて考える余裕が残っていないからです。
 それに対して、僕はビジネスモデルの構築、マーケティングプランの策定に労力の大半を注いで、制作はすべて外注ですから、いかにしたら高い収益があげられるかに専念できるわけです。(p.21)
技術系だと最初に物づくりありきで何かマーケットに探りを入れたがるわけです。そして、物づくりが完了すればビジネスも回り始めると思っている人が多い。でも、成功者の発言を見ていると全てが逆で…回るビジネスをまず考えて、その延長線上で物づくりをする。

何はともあれ、とりあえず成功者を真似る事が成功への近道である事は間違いないだろう。

Naokin氏から借りっぱなしの本に↓があるのだが、
個性を捨てろ!型にはまれ!
これを読んでいても、独自に試行錯誤する前に成功者の方法を学ぶべきとつくづく感じた。(ただし、知識を学んでも古くなるので応用の利く成功手段のみを学ぶべきだろう。)

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2007年4月23日

panda01.gif 稼働率と累積性

何かを買う際に気をつけなければならないなぁと最近感じるのが、稼働率と累積性だと思っています。

例えば、ゲーム機。

ゲーム機をする時間というのは自宅に居る間なわけで、引き篭もりでも無い限りは昼間はゲームが出来ないわけです。

それでも毎日ゲームをすればゲーム機の稼働率は上がります。しかし、面白いドラマがあればゲームはしないわけですし、家で宿題があればゲームは出来ないわけで、ゲーム機の稼働率というのは低くなります。

つまり、ゲーム機を買う際には、自分や自分の子供達におけるゲーム機の稼働率がどの程度なのかを考える必要があります。稼働率が低いにもかかわらずゲーム機を購入すれば、当然ながらゲーム会社の思うつぼです。

車を購入する際にも稼働率は考えなければならないですし、住居を購入する際にも稼働率の考えは持つべきでしょう。(車であれば、レンタカーを利用する方法もあるわけですし、住居であれば賃貸にする方法もあるわけです。)


一方、ゲームをし続ける事で累積的に溜まる事はなんでしょうか?

楽しみでしょうか。楽しみというのは累積しません。思い出でしょうか。確かに累積していきます。ボタンテクニックでしょうか。これも累積していきますが…ある程度のところで増えていかなくなるでしょう。

思い出の累積が重要だと思う人にとってみればゲームをし続ける事は意義があります。しかし、スポーツ大会で優勝する事が大切だと思っている人がスポーツゲームをしてもストレスの解消にはなるかもしれませんが、大会で優勝するスキルを累積的に蓄えていくことは出来ないわけです。


したがって、何らかの物を購入する際には、その物の稼働率とその物から累積的に得られる対価が支払う額に対して妥当かどうかを検討しないといけないのではないでしょか。衝動的に購入してしまうと、対価の無い物に大金を支払っていたりしがちなんですよね…。

気をつけなければなりませんね。


P.S.
当然ですが、一過性の楽しみやストレス解消が無駄であるとは思っていません。ただし、その一過性の物事に対して支払う総金額を自己資本の中で多く割いているとしたら考え直す必要性はありそうですね。

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2007年4月22日

panda01.gif 世界の金融を動かしているのはファンド!?

大分昔のことですが、世の中は誰かによってコントロールされていると感じたことがありました。

そうした疑問を持ったときに読んだのが広瀬隆氏が書いた赤い楯でした。
赤い楯―ロスチャイルドの謎〈1〉

この手の本を読むと、持てるものがコントロールしている世の中なんだなぁと感じたものです。しかし、最近はこうした旧財閥の陰謀説は必ずしも正しくないようです。

アメリカ経済終わりの始まり 松藤民輔 著
 ファンドの資金力に比べれば、ロスチャイルド銀行など小さなものである。日本の金融機関でいえば、地銀100位前後のボリュームでしかない。とくに日本ではブランドイメージが先行しすぎた感があるが、ある意味、これは「バブル」である。実像はかなり小さいのである。
 わたし地震、フィディリティ投信の動きには注目している。というのも、この金融会社は1989年8月、日本のバブル経済が崩壊する5ヶ月前に東京支店を閉鎖して、日本株を全額売却してアメリカに資金を移動させている"くせ者"なのである。それでいて、「失われた10年」が終わる2000年に、東京市場にさりげなく舞い戻っているのである。
 そして、どうしたか?いきなり数十兆円の資金を投入し、鉄鋼株など100円以下の株式を静かに、しかし大きく仕込んだのである。
(中略)
 ロスチャイルド家、ロックフェラー家、ビル・ゲイツ、ブルネイの王様がどうのこうのといっても、個人金融資産はせいぜい3兆円~7兆円くらいのものである。…(pp.51-52)
持つ者がある程度コントロール出来てしまうのが今の世の中です。持てる者がどういう動きをしているのかは注意しておく必要があるのでしょうね。

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2007年4月21日

panda01.gif 次なるエネルギーは石炭液化(CTL)・ガス化? 『石炭液化にマイクロ波を応用できないかな…』

石油が枯渇すると叫ばれている今日この頃、次なるエネルギーとして注目されているのは天然ガスです。しかし、それよりも長期的に枯渇しないだろうと考えられているのが石炭です。石炭は固体だから使い勝手が悪いだろうと考えたら大間違いです。液化して使おうという流れが出来つつあります。

アメリカ経済終わりの始まり 松藤民輔 著
 「タミー(著者の愛称)、金現物はもうないよ。世界の中央銀行は現物売りをやめたけど、もともと、現物を持っていないくせに空売りしていた国が多いんだ。だから、政治の力で金相場を下げようとしていた。もう、どこにも金現物を持っている人はいないよ」
 金の需給関係を調査すると、10年分以上は金が足りないことがわかっている。だから、金価格が下がり理由はないのだ。彼は、金のほかに原油、ウラン、石炭にも注目しているっという、
 「タミー、知っているか。原油の生産量は2005年がピーク。むこう10年ほど、原油不足は明らかだ。世界で2番目に原油を所有する国はどこか知っているかい?」
 「イラン?」
 「NO! メキシコだよ。ところが、メキシコの原油生産量がすでに減り始めているんだ。30パーセント以上の減少になるはずだ。世界は原油不足になる。いま、南アフリカでは石炭を液化しているんだ。原油よりコストは安くなると思う。だからいま、ぼくは世界の石炭とウランに投資してるんだ」(p.130-131)
たぶん、ここでいう南アフリカの企業は石油化学会社であるサソール社(sasol)です。

ちなみに、このサソール社は中国最大の石炭サプライヤーである神華集団公司などとの間で、CTL工場(CTL=石炭液化)を中国に増設するための研究を行っていくようです。(参考先) 2010年には神華集団のCTL生産量は、1000万トンに達する見通しだとのこと。(参考先)

余談ですが、神華集団公司傘下でH株メインボードに上場しているのが中国神華能源股フェン有限公司(1088)。何気に、日本のNEDOが石炭液化技術の研究に協力している模様

石炭液化技術自体は古くから存在しているようです。しかし、商用ベースに乗せるところが難しいらしい。

石炭を液化させるまでのプロセスには1913年すでにドイツで成功している。石炭も石油も炭素と水素の化合物だが、石炭は分子量が大きく水素の割合が少ないため、通常は固体となっているのだ。そこに触媒と水素、さらに熱と圧力とを加えると、高分子の結合が断ち切られて液体となる。固体から液体にするまでには、状態を高温、高圧に保つ大掛かりな装置が必要で、生産的ランニングコストが高いという問題がある。現在のところ、コストではとても石油に太刀打ちできない。今のところ、石炭と触媒の接触効率を向上させる研究が進められている。一つひとつの分子レベルで接触させるようにすれば効率は上がる。(参照:21世紀へのマネジメント

ちなみに、南アフリカのサソール社は上記手法とは違う液化技術で商用生産しているようです。
石炭液化技術には上記のように石炭を粉砕し,溶剤と混合して高温・高圧下で水素と直接反応させる直接液化法と,石炭を一度ガス化(石炭ガス化)し,生成ガスを分離・精製した原料を合成反応させ液化する間接液化法に大別される。間接液化法は直接液化と比較してコストが高いとされているが、南アフリカサソールが商業生産を行っている。(化学業界の話題)

NEDOとかが狙っているのは、当然コストが安い直接液化法でしょう。しかしながら、直接液化法で必要とされる高温・高圧環境を作り出すための反応槽は作るのが大変だったりします。それならば、マイクロリアクター分野や創薬業界で注目されているマイクロ波(マイクロウェーブ)技術を石炭液化に使えるような気がしてならないのですが…既にやられているのでしょうか?

投稿者 cazper : 14:32 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 金利が上がれば株価が上がり、金利が下がれば株価は下がる

今日は、松藤民輔氏の本を読み終えたのですが、大前研一氏の指摘と同様に、株価と金利の関係について書いてありました。

経済の教科書に書いてある内容は、以下のようなものです。
●金利が上がれば、株価は下がる。
理由は…金利が上がると、企業が資金を調達し難くなるので企業活動が鈍くなり、結果として株価は下がる。
●金利が下がれば、株価は上がる。
理由は…金利が下がると、企業が資金を調達し易くなるので企業活動が活発になり、結果として株価は上がる。

日銀の政策金利動向のニュースを聞いていても、景気が悪いのに金利を上げたら更に悪くなるという主張が出てきます。

しかし、そうした有識者達の思惑とは反対の事が現実社会では起きてきたようです。つまり、「金利が上がれば株価が上がり、金利が下がれば株価は下がる」のです。

アメリカ経済終わりの始まり 松藤民輔 著
 金利と株価の相関関係について、歴史を少し振り返ってみよう。
 1929年8月、当時、金利は6パーセント。NYダウは381ドルであった。これが1.5パーセントまで金利が下がってくると、NYダウは42ドルまで下落する。これがあの「金融恐慌」の瞬間である。さらにさかのぼると、1873年11月、金利が9パーセントのときには、株価は441ドルであった。これが2パーセントまで下がると157ドルまで下落する。この1873年の恐慌は、1929年のそれよりインパクトのある大暴落で、大企業のほとんどが破綻しているのである。
 金融経済の現実は金利が下がると株価も下がり、金利が上昇すると株価も上昇するのである。従来のエコノミストたちは、この「常識」を「非常識」と決めてかかっている。しかし、事実は事実。ボブ・ホイのデータを見れば一目瞭然である。(pp.64-65)

そうした観点でこれからの日本の金利動向、アメリカの金利動向、ユーロの金利動向を眺めると、どこの景気が今後伸びて、どこの景気が今後落ちていくのかが占えそうですね。

投稿者 cazper : 13:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年4月20日

panda01.gif 新興市場は総じて安いけど…

いやぁ、日経平均は上がってきてるんですが、新興市場が総崩れ状態な気がします。

もっとも…IPO時に割高になってしまっている企業も多く、総崩れというよりは、正常化プロセスだと考える事が出来ます。

そのため、この安い間にジャスダック、マザーズ、ヘラクレス及び東証二部を調べれば割安な企業を見つける事が出来る可能性が高いような気がします。

ただし、気をつけなければならないのは、最近の新興市場は怪しい企業も多いという事です。

ベンチャー「無法地帯」と化す大証ヘラクレス
簿外債務や架空取引、元暴力団組長の経営者……。不祥事のオンパレードで、「第二のライブドア」も出現か。
2007年4月号

大証ヘラクレスに上場する企業で、粉飾決算や架空取引などの不祥事が後を絶たない。実像とはかけ離れた業績を投資家に示して株価を釣り上げ、それをもとに資金調達やM&A(企業の合併・買収)に走る経営者たち。こうした「錬金術師」を財界や学者も持ち上げている。(FACTA

何気に名古屋セントレックスも酷く安くなってる企業がありますね。上場時に私は株価が高すぎる、この位の値段まで落ちれば企業内容を精査しようと思っていた価格帯にまで落ちてきています。当然ながら、株価よりも企業内容が重要なので安くなっても手は出しませんが…。


今朝読み終えた本において、SBIホールディング代表である北尾氏が良い事を言っているので紹介しておきます。

何のために働くのか

得ではなく徳を教えることの大切さ

 金融業界で働く人は金銭感覚には長けているけれど人間学なんて関係ない、知らないと、いう人が多いようです。しかし、私は当社で働いている社員に人間学の重要性をこんこんと説いています。月初に行う朝礼のときでも、必ず人間学に基づいた話をします。社員を採用したり登用するときも、「徳を重視する、徳のある者を選ぶ」とはっきり宣言しています。トップがそう言えば、社員は徳を磨かなければならないと思うだろうと考えているからです。(p.175)


P.S.
理系だって、特許で一獲千金とか考えている人がいるのですが、そんな事考えるよりも技術で何を社会に提供できるのかを考えた方が良いという事でしょう。

あ、以前私は徳が無いVCの経営陣にあったことがあります。その企業がどうなっていくのかは何気に私の興味がある所だったりします。(そこの経営陣に「投資するかどうかは経営陣を見ることが大切だよ」と言われましたが…ry )

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2007年4月18日

panda01.gif 「テーマの知恵」ではなく、「メソッドの知恵」の棚卸しをする

以前から、私はオブジェクトではなくシステムに興味があると書いてきています。

システム好きな人間にとってやられると辛い質問は、「何が好きなの?」だったりします。

車好きであれば「ホンダの○○」といった返答ができるのですが…

システム好きな人間だと「車が動くシステムが好き」となるわけです。車種が好きなわけでも、エンジンが好きなわけでもなく、それらの組み合わせが好きなのです…。更に言えば、車じゃなくても電車であろうが、ロケットであろうがシステムであれば好きなのです。

ただ残念なことに、「車が好き」というのは多くの人にとって納得されやすいようなのですが、「どんな物であろうがシステムが好き」というのは理解されにくいと感じます。

ところが…これからの時代は、このような嗜好をする人に追い風が吹いてきそうです。

その理由が昨日読み終えた「プロフェッショナル進化論」に書いてありましたので、紹介しておきます。

プロフェッショナル進化論 田坂広志 著
 自分のプロフェッショナル・フィールドを広げる安易な方法など存在しないが、一つ、心に置いておくべき、まったく違った発想の「フィールドの広げ方」がある。

 それは、何か。

 自分の仕事を「縦」ではなく、「横」にしてみる。

 その方法である。

 言葉を変えれば、自分のプロフェッショナルとしての力量を、「テーマ」から見るのではなく、「メソッド」から見るということである。

 分かりやすい例を挙げよう。

 例えば、いま、永年、化粧品の訪問販売を行ってきたセールスマンがいる。

 このセールスマンの仕事の「テーマ」は、当然のことながら「化粧品」である。

 従って、このセールスマンは、永年の仕事を通じて、「化粧品についての知恵」を数多く身につけている。

 例えば、お客の顔を見ただけで、肌の乾燥具合や荒れ具合が分かり、熟練のプロフェッショナルならば、さらには、体調や健康状態、精神的ストレスまで分かるかもしれない。

 しかし、このセールスマンの仕事を、もし「メソッド」という観点からみるならば、このセールスマンは、実は、まったく別な「知恵」を身につけていることが分かる。

 「訪問販売についての知恵」である。

 例えば、家の玄関の前に立っただけで、その家の家族構成や裕福さなどが分かり、玄関が開いてその家の主婦と挨拶を交わしただけで、相手の忙しさや、精神的余裕、人柄や気質、さらには好みやセンスまで瞬時に感じ取るかもしれない。

(中略)

 最も応用が利くのは、後者の「メソッドの知恵」なのである。

(中略)

 例えば、著者自身も、本来の専門分野は、「テーマ」の観点から見るならば、「エネルギー問題と環境問題」である。大学院で研究したテーマも、そのテーマであり、民間企業の仕事として取り組んだテーマも、そのテーマである。

 しかし、現在の著者のプロフェッショナル・フィールドは、「エネルギー問題」でも、「環境問題」でもない。現在の著者のフィールドは、シンクタンクとしての「新たな知の創造」であり、「ビジョンやコンセプトの策定」である。(p.126-128)

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2007年4月17日

panda01.gif なぜ、それをやっているのか?

LifeHacksでも紹介されていたストレスフリーの仕事術GTD(Getting Things Done)の元の本を読んでいます。↓↓↓
仕事を成し遂げる技術
ストレスフリーに仕事をするにはどうしたらよいかというのがこの本の主な内容なのですが、仕事を進める上で基本となる「目的」についても言及してあるので少々紹介しておきます。

仕事でもなんでも良いのですが、人が行動を起こす上では次のようなステップを頭の中で踏むようです。

あなたの頭は、何かを達成するために、以下の五つのステップを上ります。
1. 目的と原則を定義する
2. 結果を思い描く
3. ブレーンストーミングする
4. 整理する
5. 次の行動を明らかにする(pp.84-85)
しかし、最初の1ステップ目が不明確なまま何らかの行動を起こしている事って多いのではないでしょうか?

本書で紹介されているのは、「なぜ」という質問を通して目的の具体性を明確にする必要性を説いています。

●目的
「なぜ」と質問することは、決して害になりません。あなたが現在していることの殆どは、向上する可能性があります。いや、それどころか、最高の集中力でさらに詳しく調べれば、それを活気づかせることだって可能です。なぜ、そのミーティングに行くの?あなたに課された仕事の目的は何なの?なぜ、友達を呼んで裏庭でバーベキューするのよ?なぜ、マーケティング・ディレクターを雇うの?なぜ、予算を組むの?

(中略)

 私は、これまで多くの組織で、高い教養を備えた数多くの人たちと何千時間もともにしてきました。その経験から、この「なぜ」という質問は無視できないことを知っています。会議が多くていやになるな、と人がこぼすのを聞くと、「その会議の目的は?」と質問せずにはいられません。また、「企画会議に誰を招いたらいいでしょうか?」と聞かれたときには、「その企画会議の目的は?」と質問せずにはいられません。彼らがこの私の質問に答えてくれるまでは、彼らの質問に対して適切な返答ができないのです。(p.93)

後で加筆

P.S.
今日は、田坂広志氏の講演会を聞いてきます。

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2007年4月14日

panda01.gif ようやくガス銘柄に動意が

久々に株の話でもしますか。

以前から、新海能源(0342)について言及しているのですがようやく動意がみえてきました。鄭州ガス(8099)もそのちょっと前から動意がみえています。

さて、今日はフラフラと中国銘柄を探していたら、次なる銘柄を見つけました、ROEが30%以上という驚異的な企業です。この銘柄は、他の産業の成長に引っ張られて伸びていく性質があります。ちょっと前に安くなった際には、どこぞのファンドも買い漁ったみたいです。しかし、まだまだ安値圏にあります。(当然ですが増収増益です。) 複利で30%というのは3年で資産を2倍にしてしまう収益力をもっている事になるので、驚異的である事がわかると思います。

というわけで、月曜日に買い注文です。

実は、他方で別の銘柄にも毎日買い注文を出しているのですが買えていません。なにせ、売り物が0なんですから…。(逆の言い方をすれば流動性0です。) 当然ですがこちらも毎年増収増益でFCFもプラス。誰か売るまではしつこく買い注文です。

重要なのは、バブルになろうがなるまいが、実需がプラスになっていく分野で、FCFを常にプラスに保て、他社との競争が出来るだけおきにくい分野を見つけることですね。(とはいえ、割高な銘柄には手は出しませんが・・・)

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2007年4月13日

panda01.gif 現実を離れたところに魅力が生まれる

ニコニコ動画が徐々に復活してきており、そろそろ見だそうかと思い始めた今日この頃です。

さて、テレビでは毎年「子どもに見せたくない番組」調査が行われているのですが、これを見てると自分自身は、子供に見せたくない番組も、子供に見せたい番組も、子供が見たい番組も見ている事になり…つまりは、どーしょーも無い人だと実感します。 ○| ̄|_

それはさておき、人気が出る番組は大概くだらなかったり、現実離れしたストーリーだったりします。どうして、こういうのが好きなのか自分でも説明できません。

アースダイバー (中沢新一)
 商品には、たんなる実用の世界の価値をはなれたところがなければならない。ちょっと現実を離れた部分があってはじめて、人々の無意識の欲望に触れる、魅力的な商品が生まれるのである。こういう考え方は、商品というものがこの世に出現した、ごく初期の頃からあった。その昔の商品は市場に集められたが、市場というのはもともとが神仏の支配する遊びの庭だった。その遊びの庭へ入ったものは、いったんものとの所有関係から自由になって、神仏の持ち物になって(ということは、誰のものでもないもの)、はじめて自由に売り買いのできる商品に変身できたのである。
 だから商品というものは、そもそもの成り立ちからして、現実からすこしだけ遊離したところがなくれはならず、現実を離れた分、神仏の世界のものである人の無意識に触れている部分を持っていなければ、商品としては成功しない。(pp.180-181)

P.S.
アースダイバーを読み終えたので、次はビル・ゲイツ、北京に立つだなぁ。

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2007年4月11日

panda01.gif 鉱物高と資産インフレ

前々から言われていることですが、「鉱物高と(中国の)資産インフレ」は常に気になります。

中国当局は投資が更にすすんで不動産の値上がりや株高が起ることを極端に警戒していますから、金利の引き上げとか、貸出しの制限とか、次々と手を打ってきます。でも国内で流通する人民元がふえるのを抑制しない限り、こうした抑制策はすべて役に立たないことは目に見えています。したがって次に起るのは不動産と株の値上がりだということに間違いはなさそうです。(HIQ)
中国が輸出をし続ける以上は、中国元をどんどん刷らなければならないので資産インフレが生じてしまうのはしょうがないでしょう。もちろん、中国も元の後ろ盾となる外貨を還元すべく海外の資産を購入する政府系の会社を立ち上げたようですが…割安な資産を購入しなければ意味が無いので購入すべき資産は限られてしまうでしょう。

HIQでは不動産株を狙えと言っていますが、資産インフレを前提として不動産関連の株式を購入する場合、どのビジネスをしている企業の株を買えばよいのかはちゃんと考えておきましょう。一番恩恵が大きいのは、建物を保有して賃貸料を稼いでいる企業となります。次いで、大規模な開発区を保有してジワジワと上物を作っている会社となります。最後に、土地を都度購入して上物を開発している会社となります。資産インフレのときは、レバレッジを聞かせて保有資産を多く持っている企業の方が有利となるのです。

ちなみに、資産インフレの風を大きく受ける事は無いけれどもインフレ自体に強い企業は、消費財でフランチャイズ性の高いビジネスを行っている企業です。その一つは康師傅(0322)に代表されるような食料品です。ここら辺は色々ありますので、良いビジネスを行っている企業は注目しておきましょう。(ただし、高い株価で手出しをするのは無用です。)


さて、もうひとつ気になるのが、鉱物・資源高です。

 物質・材料研究機構は、銅や鉛、ニッケルといった多くの金属が2050年までに枯渇するというレポートをまとめた。その理由は、急激な経済成長を続けるBRICsの使用量の急増だ。

(中略)

2050年までの金属使用量の累計を算出した。 その結果、鉄やモリブデン、白金などは2050年までに、採掘が経済的に見合う「埋蔵量」を使い切ることが分かった。さらに銅や鉛、金などは、経済的には採掘できないが存在が確認済みの「埋蔵量ベース」までも使用量が超えてしまう。ニッケルやマンガン、インジウムなどに至っては、使用量が埋蔵量ベースの数倍に達するという予測をはじき出した。 (日経ビジネスオンライン)

ここで注目すべきはレアメタルやレアアースと呼ばれていない金属までもが枯渇しうる可能性が出てきたと言うことです。資源全体の需要が伸びる限り、枯渇が近い将来やってくるという悲観論が必ず出てきます。(悲観論ではなく現実論なのかもしれませんが…) 資源の枯渇に皆が悲観している限り資源は高値維持されます。

BRICs等の新興国の市場を注目するのならば、同時に新興国の影響で生じる資源市場にも注目するべきでしょう。

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2007年4月10日

panda01.gif 対中投資が減っても対中貿易は増える

日本の対中投資が急減しているそうです。

日本の対中投資が急減、日本企業の中国離れかと警戒する声も
 中国商務部の統計によると、2006年の日本の対中投資額が46億ドル(約5520億円)で、前年比29.6%と大幅に減少していることがわかった。対中投資額全体では4.47%の伸びを記録しているだけに、日本の対中投資の減少はいっそう目につくものとなっている。 対中投資額の減少と裏腹に、対ベトナム・対インドの投資額は急増している。(RecordChina)
対中投資が減った理由として挙げられるのが、中国に依存する事へのリスク回避です。しかしながら、一方で、2007年中に日本の貿易相手国として最大になる可能性があるのも中国だそうです。
日中貿易は順調に拡大、2007年に中国は最大の貿易相手国に
 日本貿易振興会(ジェトロ)は2006年日中貿易のレポートを発表し、2007年に中国はアメリカを抜き、日本の最大の貿易相手国になると予測している。 2006年、日中貿易は拡大を続け、その貿易額は2112億ドルに達し、初めて2000億ドルの大台を突破した。2007年には中国はアメリカを抜いて、日本の最大の貿易相手国になる見込みだ。(RecordChina)
リスク回避のために対中投資を減らしているのに貿易は増えているというのは何か腑に落ちません。それよりも、中国が外国からの投資が減っても自国内の資金だけで拡大再生産を行える段階に入ったと考えるのが妥当な気がします。2006年から中国は消費を意識した国家戦略を描いています。外部からガソリンをジャブジャブ注がなくても前に進めるだけの速度を持ったからこそ、このような戦略を描いたのでしょう。今後どうなっていくのかは注意深く見守っていきたいですね。

P.S.
ようやく体内を暴走していたウィルスが落ち着いてきた模様。やはり、インフルエンザだったかもな。

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2007年4月 7日

panda01.gif ブームの後のバーストを待て

ゴーログを読んでいたら「国家破綻研究ブログ」さんの「加熱するベトナム株に注意を喚起したい」が引用されていました。

有形無形の「富」の大移動が始まっています。アルビン・トフラーの「富の未来」でも、アジアの経済的発展と歴史的転換を予測しています。人口、地政学的要因、その他規模を考えると、やはり中国とインドなのだと思います。

ベトナムは、事情が違います。「株価が企業業績とかかわりなく上昇し続けている」という、変な市場にもかかわらず、一般市民までがベトナム株ブームに沸き、株券が手に入らないという事態になっているようです。さらに、ベトナム国民は「不動産を担保に借金をして株を買っている」ようです。一種の信用取引ですので、いったん歯車が逆回転すると、多くの市民が破産する可能性があるのです。

そのような異常事態なのに、作られたブームに乗っかって、調整と称して巻き上げられるのが日本人の常です。

私は、日本の一般市民がまたブームに乗せられて損をするのを見ることになるのが忍びないのです。3~4年ほど前に、作られた中国株ブームがありましたが、あの時もひどいものでした。ブームの後には必ずといって良いほどバーストが来ます。今回も、同じことの繰り返しになるだろうと思います。

以前にも書きましたが、企業のファンダメンタルを見ている限り今のベトナム市場は過熱しすぎている感じがします。

もし、国家破綻研究ブログが言うように借金をして株取引をしている状態ならば、いずれは逆回転をするときが来るでしょう。しかし、一度逆回転をしてしまえば今度は膿が無くなるまで行くわけです。そして、その時こそが良い株が割安で買えるときだったりします。

したがって、ブームに乗り遅れたらバーストを待つべきでしょう。しかし、バーストが来てから動いたのでは遅いわけで、そのための準備は今のうちにしておくというのが得策なのではないですかね?


P.S.
今日は伊東に来てますぉ。でも、38.5度という高熱の罠(゜o゜)

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2007年4月 6日

panda01.gif 結局、投資で重要なのは洞察力だと思う

昨日衝動買いをしたのが↓の本です。
M&A時代企業価値のホントの考え方
以前出席したRTCカンファレンスの主催者の一人である保田さんの著書です。

基本的には企業価値に関しての本です。その中の一説に、株価しか見ない個人投資家と企業のファンダメンタルを評価する機関投資家の話が出てきます。

 株式投資をするときに、このように理論的な企業価値を算出し、それをもとに株主価値と株価を引き出す作業をせずに、市場でついている株価の動きや株価チャート(グラフ)のみを頼りに株式の売買を行っていると、企業価値を算出するという作業には違和感を覚えると思います。特に最近の個人投資家にはその傾向が強いようです。しかし、市場における売買金額で多数派を占める機関投資家はこの手法を基本としています。株価とはあくまでも企業価値の一部を表す一つの形でしかありません。企業経営陣がよく株価を上げたい、と言いますが、それはやはり企業価値、すなわち企業の収益性を上げるということを意味するべきです。(p.57)

では、株価しかみない個人投資家よりも企業価値を評価して株式投資を行う機関投資家の方が優れているのか?というとそうでも無い気がします。と言いますのも、次の一説を見れば明らかです。

 売上一つを予測するにも、予測しなくてはいけない項目が多岐にわたります。費用も同様に、一つの項目を予測するには、その土台としていくつもの項目を予測しないといけません。
 したがって、向こう5~10年間の収益予測を作成したとしても、それは仮説の上に仮説をいくつもたてた結果としてのものであり、どれか一つの仮説が異なれば最終的な予測結果も違ってくるのです。逆に言えば、どんなに一生懸命緻密に予測を作っても、その性質上どの予測もブレの大きいものになってしまうのです。(p.52)
つまり、幾ら機関投資家が企業価値を評価しようとしても、そこには仮説が多くなり、仮説が重なれば当然本質から遠のくからです。競馬に例えるならば、倍率だけを見て馬券を買うのが株価だけをみて株を売買する個人投資家で、馬の状態・過去の実績を評価して株を売買するのが機関投資家であると言えるでしょう。(株式売買を競馬と同じに土俵で比べるのはあまり好きでは無いですが…)

つまり、経済原理を教科書的に知っていたり、いち早く情報を入手できる地位にいる機関投資家といえども仮説に仮説を重ねて株価予測をしている以上、個人投資家よりも優れているとも言えないと思うわけです。(注:ここで言う個人投資家は株価だけみている投資家では無いです。)

今の時代では教科書的な知識は誰でも手に入るわけで、そうなってくると、投資をする上で重要なのは仮説の精度を高める洞察力かなぁと思うのですが、どうなのでしょう?


P.S.1
機関投資家が優れているのならば、小損する事はあっても大損する事は無いはずなのです。しかし、現実はヘッジファンドでいえばLTCMのように破綻するファンドもあるわけですし。粉飾状態であったり虚業状態である企業にも、手を貸す機関投資家はいるわけですし…。

P.S.2
最近、ぶっ倒れてるので、書く気力が…。今日は微妙に回復中。でも、夜遅いし、明日は朝早いし(*o*)

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2007年4月 2日

panda01.gif 「確実な今」を差し出して、「不確実な未来」を受け取る

今朝板倉雄一郎氏の最新刊である本を読み終えたのですが、投資の概念を上手に表現していて感心しました。

真っ当な株式投資
 人生は広義の投資そのものである、と述べました。たしかに私たちは、常に何かを差し出して、何かを受け取っています。この場合、とても重要な原則があります。
 それは、差し出すものの価値は常に「確実」なものであり、受け取るものの価値は常に「不確実」なものだということです。なぜならば、差し出すものの多くが「現在」のものであり、受け取るものの多くが「未来」のものだからです。
 「確実」な何かを差し出して「不確実」な何かと交換すること。「現在」の何かを差し出して、「未来」の何かと交換すること。これが、投資活動の本質なのです。(p.18)
さて、この本を読んで思ったのは、環境要因によって自分達の将来の見通しが悪くなると人間はどういう行動をとるのか? という事だったりします。

たぶん、次の三つの考え方があるように思います。
 ①将来の見通しが悪いのだから、今を楽しむべき
 ②将来の見通しが悪いのだから、将来に備えて今は蓄えるべき
 ③将来の見通しが悪くても、未来を作るための行動をとるべき

言い換えれば、①が消費行動、②が貯蓄行動、③が投資・起業行動となります。人間の心理としては自分達の将来置かれる環境の見通しが悪くなれば悪くなるほど①や②が多くなる気がするわけです。でも、③の数が少なくなればなるほど③のチャンスが増えてくる気がしてなりません。

例えば…なんとなく株安傾向になると出来高が少なくなるわけですが、そうした時ほど株式投資をした方がチャンスが多くなりますし。

それじゃ、日本の将来が高齢化社会・年金によって悪化すると思われている現在、我々は①、②、③のどの行動をとるのが合理的なんでしょうかね。(その答えは一つに絞られる気がするのですが…)


P.S.
①、②、③の他に国を捨てて海外で暮らすってのも選択肢としてはありますね。

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2007年3月30日

panda01.gif マネジャーに贈る十章

ここ数日、公私共に自由時間(=ネット時間)が取れなくて…情報のアウトプット時間(=ブログ書き)は減らしても、情報のインプット時間は確保しているため、睡眠不足が続いたり、蕁麻疹気味だったりと酷い日々が続いているのですが…

今日から読み始めた本はリクルート創業者の江副浩正氏が書いた本だったりします。
リクルートのDNA(ディーエヌエー)

この中のマネジャーに送る十章が大変参考になるのでメモを書き残しておきます。(後で編集します。)

1.希望・勇気・愛情
2.ネットワークで仕事をすること
3.高い給与水準
4.人は仕事を通じて学ぶ
5.プレイングマネジャー
6.まず周囲に自らを語ること
7.数字につよいこと
8.努力の継続
9.脅威と思われる事態の中に隠された発展の機会がある
10.リクルートは社会とともにある。

数日分の書き途中記事は、週末にまとめて追加です。って週末も自由時間あんまり無いんだけど…

P.S.1
今日は飲み会だ

P.S.2
全然関係無いけど、ドルを取り巻く動きが世界的に面白くなってきていますね。

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2007年3月28日

panda01.gif 習慣・慣行・常識を破るとチャンスが来る

昨日寝る前にマネーボールという本を読み終えました。この本は、プロ野球、メジャーリーグの球団であるオークランド・アスレチックスとそのGMであるビリーのノン・フィクションな話なのですが(引用レビュー)、結局他のメジャーリーグからは統計を利用したビリーの勝利の方程式は理解されなかったようです。
マネー・ボール
幾ら貧乏球団のアスレチックが勝利を物にしようが、「運がいい」だけだと決め付けた球団関係者が多かったようです。

なぜ、そのように考えてしまうのでしょうか。それは、人の常識や習慣が直ぐに変更出来ないからなのです。


バイアブル・ビジョン
 こうした業界に埋め込まれた方針や慣行を変更することを、競合他社が真似ることは、製品機能で追従するよりも、はるかに難しいことです。今日、多くの会社は、あっという間に、競合会社の製品をリバースエンジニアリングすることができます。しかし、通常、多くの会社は定着した方針や慣行を変更する事はなかなかできません。多くの会社は、これらの方針や慣行を、事業を運営する唯一のよりどころだと考えています。この概念、すなわち、業界に埋め込まれた方針や慣行を変更し、顧客の問題を解決することで競争力を得ようとする考え方が、最初に導入されたとき、ゴールドラットは、この概念を導入して会社を変えた企業は、これにより、2年間くらいは競争優位を得られるだろうと予想しました。しかし、いくつかのケースでは、競合企業は、5年経っても追従してきていません。(p.116)
田坂広志氏が 「情報革命」によって劇的な「権力の移行」が起こると仰っているのですが、こうした革命が起こる理由の一つにも人々の習慣・慣習が影響しているのだと思います。
これから何が起こるのか
というのも、本来ならば情報の在り方が変わったら、我々の情報に対する接し方も変える必要があります。例えば、情報がゆっくりしか入らなければ人間はゆっくり決断・行動を取ればよかったのですが、情報が適宜入ってくるようになれば、それに合わせて決断・行動も適宜行う必要が出てきます。しかし、人間は習慣を変えることが出来ませんから決断・行動は昔の時間スケールでしか行いません。

その証拠に、未だに会社内の予算の決裁を1年・半年単位で取っている企業が多いのです。このために、駄目だと分かってしまったプロジェクトでも年度末を迎えるまで継続するといった無駄な事がまだまだ行われているのです。

このように、世の中の環境が変わっても人間が習慣・慣行・常識に縛られてしまうからこそ、柔軟な思考の若者やベンチャー企業にチャンスが回ってくるのでしょうね。

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2007年3月26日

panda01.gif あるべき姿と現実のギャップを埋める原則

子供の頃は大きな夢を抱きます。野球選手、サッカー選手、お菓子屋さん、花屋さん…素晴らしいことです。しかし、年を重ねるにつれて現実と夢のギャップに気が付き始め、大人になってしまうと夢やなりたい自分のイメージを抱くことを諦める人が増えてきます。

ギャップに気が付いたのならば、その差を埋めるように日々の行動を積み重ねていけば良いのですが、人間は日々の小さな変化では満足しません。宝くじにあたって一獲千金を得るような劇的な変化を追い求める方が好きだったりするわけです。

もちろん持つべき運が良すぎる人は良いのですが、そんな人はほんの一握りです。それならば、殆どの人がやるべき事は現実の自分を見つめ、あるべき姿を描き、そのギャップを日々埋めていく事なのだと思うのです。

さて、長らく読み途中だった「マネーボール」という本を今読んでいるのですが、お金の無いアスレチックスが優勝できるまでになった背景が書いてあり大変面白いです。そして、この本の内容は野球だけに限らず、生き方の指針、投資思考、会社経営にも通じるところがあります。

マネー・ボール
プレーオフ進出に必要な選手を集める段階だ。バーゲンセールへ出かけるに当たって、肝に銘じている簡単な原則がある。

1.たとえ現状うまく行っていても、改善はつねにプラスになる。現状維持などしょせん不可能。懐がさびしいからには長期的改善は無理なので、短期的改善をめざすしかない。てこ入れしつづける必要がある。てこ入れを怠ると痛い目に会う。

2.はっきりと必要に迫られてしまったら、既に手遅れ。条件が悪くても、呑まざるをえなくなる。余裕を持って見送るぶんには、またあとで取り返しがつくが、あせって高井買い物をすると、取り返しがつかない場合がある。

3.うちにとって各選手がどれくらい価値があるのか、性格に把握せよ。正確にわかっていれば、きめ細かく値段をつけられる。

4.自分たちが本当に必要とするものを探せ(相手がうりたがっているものに釣られるな)。

5.どんな取引をしても、メディアはどうせ好き勝手に騒ぎ立てる。(IBMのCEO)ルー・ガースナーなら、人事異動をするたびにトップ記事で報じられるなどという、ばからしい事態には直面しないだろう。貴社全員が、「コンピュータについて知り尽くしている」と自負するはずがない。ところが、バットを一度でも握ったことがある人間は「野球について熟知している」と思い込む。新聞は無視するに限る。(pp. 292-293)

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2007年3月25日

panda01.gif バフェット銘柄とスループットの関係

バフェットが特に重視している事とは、企業が売上高利益率や在庫回転率を高めることによって利益を上げることです。(p.45)

麗しのバフェット銘柄
 これについてレモネードスタンドを例に取って説明しよう。例えば、一杯二ドルの経費をかけたレモネードを三ドルで売ったときの差額が売上高利益率あり、これが大きいほど利益は増大する。しかし、一杯のレモネードを一ドルで販売するとすれば、同じ利益を上げるには多くの在庫を用意していっそう多くのレモネードを売らなければならない。例えば、砂漠の通行人10人に10杯のレモネードを販売したとすれば、その利益は10ドルである。もっと多くの利益を上げるには利益率を高めるか、在庫回転率を向上させる必要がある。もしも広大な砂漠にレモネード店が一軒しかないとすれば、その独占的な地位を利用して高い値段で売ることができる。またそれほど高価な売値をつけなくても、多くのレモネードを売れば大きな利益を上げられる。(p.45)
売上高利益率とは、売上高に対する利益の比率であり、企業が提供する商品またはサービスの競争力と販売活動・財務活動を含めた、企業の総合的な収益力を測る指標でもあります(Wikipedia)。
●売上高利益率 = (各種)利益/売上高

一方、製品や商品が在庫として眠っていないかをチェックする指標であり、次の式で与えられます。
● 商品回転率(回)= 売上高(売上原価)÷ 平均在庫高

これらの式を見るとバフェットが理想とする企業であるためには、売上高の伸び率に対して利益の伸び率が高くし、売上高が伸びたとしても在庫(仕掛り・流通在庫等)が増えないようにしなければなりません。そのために必要となるのがバイアブル・ビジョンの展開に整合する新しいフレームワークとなります。そのために必要なパラメータは「スループット」「投資」「業務費用」の3つとなります。

バイアブル・ビジョン (pp.86-87)

・スループット(T)
・投資(I)
・業務費用(OE)

 スループット(T)は、ある組織が、その組織の目標をなんらかの単位で表現したとき、それを単位時間あたり、どれくらい生成しているかを示すレートです。営利を目的とする会社の場合は、その単位は金額です。スループットは、ある期間の中で、顧客から受け取った売上げから、販売した製品やサービスのために、外部に支払った原材料費と真の変動費を差し引いて計算されます。したがって、生成されたスループットは、原材料費と真の変動費を支払ったあとに、会社の銀行口座に残っているお金です。

 スループットを生成するために、会社は、建物、機械設備、コンピュータシステムなどの資本という形で、また、原材料、仕掛品、最終製品の在庫という形で「投資( I )」を行います。

 会社は、毎月、上で定義した投資をスループットに変えるために、お金を支出しますが、このお金を業務費用(OE)と呼びます。このお金は、給料、減価償却費、物件費、光熱費、電気などの動力費、地代などへの支出を、すべて含みます。

これらの三つのパラメータを使うと、純利益とROI(投下資本利益率)は、下記のように表現されます。

・純利益 = スループット ー 業務費用 [NP = T- OE]
・ROI = 純利益/投資 [ROI = (T - OE)/I ]

商品回転率を上げるための一つの手法はスループットを上げる事です。スループットを上げれば純利益が向上します。しかし、スループットの向上に伴い業務費用が高くなってしまっては純利益が減ってしまい、売上高利益率も下がってしまいます。そのためスループット向上に伴う業務費用の増加は防がなければなりません。

もう一つの方法は、在庫高を減少させる事です。在庫というのはバイアブル・ビジョンでいうと「投資(I)」の項になります。在庫を減らすと投下資本利益率(ROI)が高くなります。しかし、「投資(I)」はスループットを生み出すのに必要な項目ですから、スループットが減ってしまう程に「投資(I)」を減らさないように注意しなければなりません。

これを踏まえると、バフェットが好む企業というのは、バイアブル・ビジョン上では事業を維持するための毎年の投資が小さく、スループットが大きな企業という事になります。


■関連する書籍
ザ・ゴール ザ・ゴール(2)


P.S.
毎年の研究費を莫大に費やしているにも関わらず、研究が企業のスループットの向上に貢献していない研究開発型企業を多々見かけますが、そんな企業はバリュー投資の対象にはならないという事になります。(研究は大切ですが、多くの研究者の発想はビジネスとはかけ離れてますから…彼らに主導権を握らせるのは疑問だったりします。1研究が1事業になるなんていう発想は時代遅れですし・・・。)

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2007年3月22日

panda01.gif ウォーレンバフェットの長期投資スタイルが好きでも…やらない人々

投資をしている人ならば、ウォーレンバフェットを知らない人はいないでしょう。ウォーレンバフェットは、事業が優れている企業の株式を割安な価格で購入し、長期的に保有することで大きなリターンを得るという投資スタイルをとる事で、今では世界で第二位の富豪となりました。

ウォーレンバフェットのバリュー投資のスタイルが好きであるというという人は少なからずいます。しかし、ウォーレンバフェットの投資スタイルが好きであるという割りには、1年といった比較的短期のスパンで売買を繰り返している人が意外と多いのも事実なのではないでしょうか?

例えば、特定口座で株式を売却していない人は税務署に確定申告に行かなければなりません。しかし、毎年この季節になると、株式の売却益の税金を払うのに四苦八苦している人がいるとしたら…その人は間違いなく長期投資はしていない事になります。

もちろん、長期投資が投資の基本であることがわかっていても長期投資をしていない人の主張も理解できます。「バフェットだって昔は比較的短期的に売買を繰り返していた」「幾ら事業が良くても、結局人気が無い銘柄はいつ上がるのか分からない」「今の時代は昔と違いトレンドが大きく変わりやすい」…等々

投資信託を運営するファンドマネジャーも同じでして、短期的な利益を出すのに日々努力していたりします。

麗しのバフェット銘柄
数年前、われわれ(筆者)は西海岸のある大手銀行の資金運用部で数百億ドルの運用を監督している中年の投資信託ファンドマネジャーとディナーを共にする機会があった。そのときかれらが使っていると言う2000社以上の企業を分析した分厚い資料を見せてくれた。それをパラパラめくると、そこにはバフェットが買っていたキャピタル・シティーズ・コミュニケーションズがあった。

(中略)

このファンドマネジャーは彼のファンドが購入している企業の株式リストも見せてくれたが、そこにはキャピタル・シティーズノ名前はなかった。われわれは「この会社はバフェットが最近買っている会社ですよ」と話したところ、彼は「この会社が素晴らしいのはよく知っています。でもその株式がこれから六ヶ月間に上がるとは思われないので、われわれはその株式を保有していないんですよ」という返事だった。(p.32-33)

投資の世界では自分が編み出した儲かる手法を広めてしまうと、その手法が広まった事自体が相場に影響をしてしまい儲からなくなってしまうのが一般的です。しかし、バフェットは違います。彼は自分の投資スタイルを公にしているのです。それにも関わらず未だに世界第二位の富豪で居続けています。

バフェットは知っているのでしょう、幾ら自分の投資スタイルを広めたとしても多くの人は生理的に実行できないという事を…。

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2007年3月21日

panda01.gif 持続的な競争力を持つ企業

経営に携わる役員・執行役員の方々の中にも、全く経営のセンスを感じない人が居ます。そういう人々は事業の将来を自分で描いてなかったり、事業の成功がまるで宝くじのようにアンコントローラブルなものであるかのように思っていたりします。

そういう人が一番読むべき本は経営書でもビジネス書でもなく、ウォーレンバフェットに関する株式の本だと思う今日この頃だったりします。

さて、昨日衝動買いをして、もうそろそろ読み終わる本があります。この本から学ぶべき事が多いので一部を紹介しておきます。

麗しのバフェット銘柄
持続的な競争力を持つ企業とは、次のようなビジネス分野に存在する。
1. 繰り返し使われるブランドのある消耗品を扱うビジネスで、その範囲はクッキーからパンティーストッキングまで多岐にわたる。
2. 企業が自社製品をPRするときに利用する広告媒体。ブランド商品や生活必需品をPRするときはさまざまな広告媒体が必要となるため、この業界の利益率はかなり高い。
3. 個人や企業が繰り返し利用するもので、税務代行、清掃、保安、害虫駆除などのサービス。
4. 多くの人々が日常的に使用する必需品(宝石、家具、カーペット、保険など)を廉価で提供するビジネス(pp.104-105)
ウォーレンバフェットが優秀なビジネスと見ている分野の特徴は売上高利益率が高く、更に在庫回転率の高いビジネスです。幾ら受注額の大きなビジネスを行おうとしても受注がコンスタントに入らなければインキャッシュフローが安定せず余計な出費に見舞われる事が多くなります。また、誰でも出来るような特長の無いビジネスに手を出せば価格競争に直ぐに突入をして粗利率が直ぐに落ちてしまいます。

投資家として企業を見るのならば当然ウォーレンバフェットが気に入るような企業の株式を買うべきなのですが、経営者として企業を経営するのならばウォーレンバフェットに気に入られるような事業を構築すべきでしょうね。

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2007年3月16日

panda01.gif 視点は金なり

板倉事務所の高村氏が「知識は金なり」と題するブログを記載していたので、ちょっと借用します(笑

知識というのは持つか持たないかで有利にお金を運用出来たり、税金を還付をしたりする事が出来ます。しかし、知識に加えて重要だと思うのが視点です。

円安を例に取りましょう。
●給料取りという視点だと…輸入企業に勤めてるとボーナス減を覚悟することになるし、輸出企業に勤めている人だとボーナス増を期待する事になります。

●消費者という視点だと…海外のブランド物が高くなる。電気が値上がる。海外旅行で買い物が割高になる。

以上の視点は、多くの人が基本的にもつ視点です。勤めている企業なんてのは直ぐに変えるわけでも無いので円安が起ころうが起こるまいが給料の増減は運命的に受け入れざるえません。また、円安による物価変動も受け入れざる得ません。

つまり、多くの人にとって円安とは…運命と一緒で受け入れざる得ない現象なのです。それが自分にとって有利ならばラッキーと思うし、不利ならばアンラッキーと思うだけなのです。

しかし、そう思わない人々も存在します。

●国内株式を売買する視点…輸出業の株価は伸びるし、輸入業の株価は下がる。

●為替取引をやる人の視点…日本円を持っていれば対外貨で相対的に損をする。外貨を持っていれば対日本円で相対的に得をする。

●国外株式を売買する視点…海外の企業が日本の企業に比べ成長している。成長国の外国株を持っていれば円安効果と企業成長の効果が期待できる。

つまり、円安という現象一つでも、視点を変えるだけで受け入れざる得ない運命という事ではなく、利用できる機会(チャンス)と捉える事が出来るのです。

「視点は金なり」なんです。

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2007年3月15日

panda01.gif システムよりも人間性

不動産の通販大家さん」のサイトを運営している事でも有名な金森重樹氏が翻訳した本を読み終えました。

大企業になると目が輝いている人が少なくなってくる(大企業病の蔓延)とよく言われますが、その理由が端的に書いてあります。

自分の小さな「箱」から脱出する方法
「 (前略)人々をあるがままの人間としてまっとうに扱うから、みんなそれに応えようとする。しかもルー(ザグラム元CEO)は、そういう見方が出来る人間が、他の会社と比べてはるかに多い会社を作る方法を見つけ出した。
 これがザグラムの成功の秘密なんだ」

(中略)

「 別にザグラムの成功にとって、ほかの事はまったくどうでも良かった、などと言うつもりはない。
 頭の切れる人々や、経験豊富な人や長時間懸命に働く人、そういった人々をはじめとするさまざまなことにまったく価値が無いだなんて、そんなことはありえない。
 ただ一つ、これだけはいえる。
 ザクラムとおなじように頭の切れる人や経験豊富な人を集めている会社はたくさんあっても、ザグラムほどの業績をあげている会社は、ほかにはない。なぜか。
 それは、自分をあるがままの人間として見てもらえるとなると、頭の切れる人はさらに頭を働かせ、スキルを持った人はさらにそのスキルを発揮し、よく働く人はさらに懸命に働くという事実を、知らないからなんだ。
 それに、これは肝に銘じておいて欲しいんだが、自己欺瞞というのは非常に難しい問題だ。
 この病に冒されていない会社などないといってもいいくらいだが、自己欺瞞に冒されている会社ほど、その問題が見えなくなっている。ほとんどの会社は、箱の中にとらわれているといっていい。」(p.70)

中小企業の場合は、人数も少ないため大企業のように一つの事だけやっていればよいという事にはならず一人が何役もやらなければなりません。常にマンパワーが足りないので助け合わなければいけない場面が多く存在します。

一方、大企業になってくると一人が何役も兼ねるよりは、一人が一つの事に集中させて効率化を図ろうとします。また、人数も増えてくるので管理体制(or内部ルール)という内部システムをしっかりする事で容易に統率がとれるようにしていきます。

しかし、問題は管理体制をしく過程で、働く人々の人間性を否定しがちになってしまうという事です。

例えば、タイムカードでの勤怠管理なんてのが良い例です。管理のし易さから言えばタイムカードで遅刻や欠席を管理し、決められた出社時間に間に合わなければ問答無用に遅刻にするのは合理的だと考えがちです。 でも、もしかしたら、その人は出社の途中で困っているお年寄りを助けたがために遅れたかもしれませんし、途中で気分が急に悪くなって遅れたかもしれないのです。

もし、遅刻しても人助けをしているのが評価されれば彼はもっと働く意欲が出るでしょう。また、気分が悪くなってしまって遅刻してしまった人に対しても、まず最初に彼の身体を心配すれば、彼は元気になった後で思いっきり働こうと考えるわけです。

以前から、個々の商品・サービスを売ることよりも、商品・サービス群が売れるためのシステム構築が重要であると書いてきていますが、そのシステムよりも人間性の尊重が重要だと思うんですね。

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2007年3月14日

panda01.gif アメリカ発の連れ安

ここ数日、ニュースでも「アメリカのサブプライム住宅ローンの下落」が大きく取り上げられるようになりました。

今日も次のようなニュースが発信されています。

GM、系列金融会社に10億ドル注入・住宅ローンが不振

 【ニューヨーク=武類雅典】米ゼネラル・モーターズ(GM)は3月末までに、系列金融会社GMACファイナンシャル・サービシズへ約10億ドル(約 1160億円)を資本注入する。GMACは米住宅市場の減速を受け、住宅ローン事業の採算が悪化。GMはGMAC株の51%を米サーベラス・キャピタル・マネジメントなどに売却したが、その後資産内容が悪化したため、資本増強に迫られた。(2007年3月14日 NIKKEI)

今日の日経新聞の夕刊に「今度はアメリカ発の株安云々」と書いてあったのですが、この前の上海の下落もアメリカの経済の不安定さの表れであり、「今度アメリカ発の株安云々」というのが正しいわけです。

神田昌典氏が訳したバブル再来にも書いてあるのですが、アメリカの土地バブルが弾けるのはある程度予測されていました。(ただ、この本が言っているような株バブルは起きてないのですが…)
バブル再来
土地景気の転換点として気付くべきは、アメリカ西海岸の高級住宅街が売れなくなってきている時期でした。この状況は、NHKの特番でも放映されていました。最初は、今まで転売できていた家を売れない人々がポツポツと現れるのです。この段階では、土地価格が目立って下落しないので近隣住民達も売ろうともしません。しかし、売ろうとしても売れないわけですから、売り手はどんどん増えていきます。それが顕在化し始めると一気に価格は下落するし、転売目的で家を持っていた人は担保価値の毀損によって予定していた支払いが出来なくなるのです。

私は、こんな現象論はどうでも良いと思っています。興味があるのは、この経済の流れによって何が生じるのか?という事です。

結論から言えば、絶好のチャンスが訪れると思います。

と言いますのも、今回アメリカの土地バブルがはじけたと皆が騒ぐことによって、貸し渋りが既に起きていると聞いています。貸し渋りが起きなければ、バブルが弾けたといっても徐々にはじけていくはずなのです。しかし、皆が騒ぐと、皆が売りたくなるし、金融機関は貸し渋りに走るしで…バブルがはじける速度に勢いがつきます。

当然ですが、速度がつき過ぎればオーバーシュートします。土地で言えば、実態価値以下に土地価格が下落する可能性が高まるし、株で言えば企業価値以下に株価が下落する可能性が高まります。海外で言えば、アメリカと全然関係ないのに下落する株が増える可能性が高まります。

■関連記事■
アメリカのサブプライムローンの下落が意味するもの


P.S.1
ちなみに、松藤民輔の部屋でも指摘されていますが、アメリカはこの土地バブル崩壊を防ぐために利下げをする可能性があります。しかし…大前研一氏が指摘するように今のグローバル経済下では金利を下げると資金が国外に逃げてしまいます。すると…景気が悪くなるんですね…。ここ暫くは難しい舵取りをアメリカはしないといけないでしょうね。

P.S.2
余談ですが、今日は↓を読み終えました。
ベトナム株
確かに株価が高い銘柄が多いのですが、とりあえず4銘柄程が狙い目で、その内2銘柄が今の株価水準でも悪くはないなぁと感じました。(で、どこだよ?ってのは、そのうち…)

投稿者 cazper : 12:39 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月12日

panda01.gif ゆとりはレーダーの役目を果たす

人間一心不乱に突き進むことも大事なのですが、「忙」しいとは心を亡くすと書くとおり、忙しく生きていると失うものもあるんですね。

仕事一筋で生きている叔父さんが若者の流行も知らない世間知らずの人になってしまい疎まれる存在になってしまうのなんて良い例だと思います。


さて、この現象は会社でも存在するようです。例えば、株主ばかりみていて、常に余剰キャッシュを株主にとって最適な状況にしようとすると、従業員の間のゆとりが失われ次なるチャンスを発見する能力が失われていくようです。

グローバル企業の成功戦略
 差別化のための距離と能力を保つには、"余剰容量"への投資が欠かせないという事。企業の内部に"余剰容量"を抱えておけば、将来チャンスが訪れたとき、現在の活動範囲外への分野へも、すばやく進出する事が出来るのだ。この"余剰容量"を、企業は様々な形態で表現する。例えば、現行製品の進化の延長線上では必要とされないような研究をしたり、今までアウトソーシングしてきた分野(もしくは、将来アウトソーシングされそうな分野)で必要以上の技術者や研究者を常備したり、現状のキャッシュフローで許されないほどの経営資源を使って、自社の活動から派生するかもしれない新事業の芽を探したり、現状でも100パーセント利用できていない従業員の技能をさらに向上させたり・・・・。"余剰容量"はレーダーの役目を果たし、絶好調のシグナルを早期に発見してくれるため、企業は中核ビジネスと隣接する分野で、拡大の可能性を現実化することができる。また、競合相手が地歩を築く前に、万全の体制で新領域へ乗り込むこともできる。(p.314-315)
昔、ソニーにはエスパー伊藤エスパー研がありましたが、あそこまで余裕をかまさなくてもあれくらいの余裕を持たなければいけないんじゃないですかね。

ということで、私はコリラックマ的生活を理想にしているのですが、どうなんでしょ。

投稿者 cazper : 18:41 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月10日

panda01.gif アメリカのサブプライムローンの下落が意味するもの

T氏から朝一でメッセが飛んできたので紹介します。

どうも、アメリカの不動産市場が危ないというのです。

この図を眺めれば、いかにサブプライムローンの話が深刻か解かる。2006 年8月には100あったサブプライムモーゲージボンドの価格インデックスが先週は75ポイントまで下げているではないか!!

サブプライムモーゲージボンドとはサブプライムという比較的信用度が低い消費者層に対し、少し危険だけど金利が高いので・・・という理由で銀行がこの数年、積極的に貸し出していたローン。そのモーゲージ(住宅ローン債券)を証券化した債券の価格である。
100円のものが75円になった。(実際は2月27日に73まで下げた。)100兆円残高があれば25兆円が損した事になる。今年、住宅ローン関係の借換えが1兆ドル(120兆円)はあるという。だとしたらサブプライムローン債券からの損失は膨大なものであろう…。(松藤民輔の部屋 2007年03月07日

債権の大幅な下落というのは、債権保有者にとって非常に大きな痛手となります。それは、最近、日本の消費者金融の大幅赤字を見れば分かります。利息を高く取っていたとしても、元本の毀損による特損が発生すると利息を吹っ飛ばすくらいの会計上の赤字が出てしまうのです。


以前、何かの本でHSBCのレバレッジ率が世界的に高いのを見ていたことがあります。これが何を意味するのかというと、HSBCがクシャミをすると世界経済に与える影響は大きいという事です。それを踏まえて、松藤民輔氏のBlogを読んでいるとHSBCの動向には気をつけていく必要がありそうです。

HSBCという世界3位の銀行がサブプライムローンの件で100億ドルの貸倒引当金を積んだとの事。2月20日に、フォークロージャー100件と書いたが…。

今週末、トールブラザーズという高級住宅販売会社の前期の売上が67%減と発表された。明らかに米国不動産販売は減速というより急ブレーキがかかってしまった。フォークロージャーとは物件差し押さえの事。ニューヨークで前年同期比18%増のフォークロージャー。ブルックリンとクィーンズで毎週100件のフォークロージャーが起きている。(松藤民輔の部屋 2007年03月02日


チャイナショックは起きた。1日で9%下落の上海株インデックスはシニアな米国市場を416ドルも暴落させた。しかし、本質はHSBC(香港上海銀行)のサブプライムローンの事件に端を発している。(松藤民輔の部屋 2007年03月01日

今後もアメリカの不動産市場が悪化すると、どこかの市場の下落を発端とした連鎖下落が起きる可能性がありますね。アメリカの事だからといって自国には関係無いと思わないことです。

とはいえ、世界的な株安に見舞われたときには優良株の買い時でもあります。滅多に無いチャンス到来の可能性が高まったと捉えるべきでしょう。(これは、日本のプチバブルにも当てはまりますが…)

投稿者 cazper : 22:35 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 8日

panda01.gif Scribdは良いかも

@ITでも百式でも取り上げられているScribd

ドキュメントをUPして共有するしたり、種々のファイル形式でダウンロードしたり、MP3で読み上げてもらえたりするので、今後面白いサービスが出てくる予感がします。

直ぐに出てくるだろうなぁと思うのが、学生の過去問の共有。読み上げ機能を利用した「空耳文章」のUP。違法だけど漫画・歌詞のUP。著作権切れた文学のUP(青空文庫的)。内部告発的な文章のUP。

YouTubeからrimo.tvニコニコ動画が派生したように、Scribdから何が出てくるのかを想像するのは面白そう。


P.S.
百式にも書いてあるけど、このサービスを利用すれば論文保管費用は劇的に下がるんじゃないですかね? 各学会が論文データベースを個別に抱える時代は終わりですよ。(てか、終わりにすべき)

投稿者 cazper : 21:54 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif ネットとテレビの融合

ついに、国が主導してインターネット放送をテレビで見るための規格作りが始まる模様です。

ネットTV規格統一へ・総務省

 総務省は今夏にもインターネット経由でハイビジョン並みの高画質の番組を視聴できる、ネットテレビの規格を統一する。現在は松下電器産業など家電系企業と、NTTグループなど通信系企業が別々に規格を開発している。著作権の扱いなど課題も残るが、規格統一で普及への技術基盤を固め、早ければ2008年に実用化する。(NIKKEI.NET 20070308)

以前から何回か指摘していますが、「パソコンがテレビに近づく」形で放送を楽しめるようになりそうです。

総務省が主導して、標準規格を定めたいようですが…懸念材料があります。

 総務省は4月に有識者による評価委員会を設置。標準規格を固め、9月に実証実験をする。年内に国際標準の技術を決める国際電気通信連合(ITU)に日本案として提出する考え。

それは、テレビ放送がインターネット放送に置き換わるという発想で、有識者を集めて標準規格を策定しては駄目だという事です。日本は独占的なテレビ事業者が多いのですが、彼らの意見が多く含まれた標準規格を国際標準にしようとしても世界で受け入れられないでしょう。

国際標準を勝ち取りたいのならば、インターネット放送が主力の企業の意見を多く取り入れないといけません。当然、インターネット放送が主力の企業と従来のテレビ放送が主力の企業では著作権等の考え方が全く違うため意見の対立が生じるでしょう。しかし、インターネット時代の放送規格で日本が主導権を握りたければ、インターネットの利点・楽しさを十分理解している企業の意見が反映されなければなりません。

インターネット放送の一部にテレビ放送があるという位置付けで規格策定をすべきだと思います。(詳しく書けば、放送の媒体にネットがあり電波があり、ネットは世界を問わず、電波は地域性を問うという感じです。)


実際のところ、YouTubeappleTVTiVoと、インターネットでの放送は海外勢が進んでいます。日本だけの映像を見て満足する時代は終わったのです。

米アマゾン、テレビ向け映像配信本格始動

 【ニューヨーク=清水石珠実】米アマゾン・ドット・コムとテレビ録画サービスのティーボは7日、テレビ向けの動画配信サービスに本格的に乗り出すと発表した。インターネットを通じてアマゾンの動画配信サービスから映画やテレビ番組を購入、テレビに接続してあるティーボの録画機に保存してテレビ画面で視聴する仕組み。インターネット配信を利用するが、パソコン画面ではなく、画面の大きいテレビで映像を楽しめるのが特徴。

 今回の正式なサービス開始に伴い、ブロードバンド(大容量)接続可能なティーボ利用者約150万人が、アマゾンを通じて動画を購入できるようになる。アマゾンとティーボは、2月から一部の利用者を対象に試験サービスを開始していた。 (NIKKEI.NET 20070308

投稿者 cazper : 12:04 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 7日

panda01.gif 【ベトナム株式】現在のベトナム市場の過熱感はタイの2倍?

昨日のガイアの夜明けでは「成長を買う! ~沸騰する新興国投資ブーム~」が放映されていました。

その中で「テンプルトン・アセットマネージメント」代表のマーク・モビアス氏(70歳)が「ベトナム株を私は持っていない。高すぎる」と言っていましたが、全くその通りだと思います。

私の感覚で言えば、ベトナム株式市場の過熱感はタイの過熱感の2倍です。逆に言えば、ベトナム市場の株価が今の半分になれば詳しく割安株を探し始めるべきだと思います。(もしくは、今の株価のままで企業規模が2倍になったとき・・・)

とはいえ、このゴールデンウィークを利用して日程の都合が合えばBSC証券で口座を開こうと考えているので、今↓の本を読んでいたりします。
ベトナム株

さて、何故割高感があるのかと言いますと、まず、主要企業のPBR(株価純資産倍率)が軒並み7倍~8倍つけているからです。もちろん、PBRが7倍~8倍ついていても、ROEが軒並み20%を超えているので割安だと主張する人も居るかもしれません。

しかし、20%のROEで4年半位でBPSが2倍になるくらいですから、それでもPBRは3.5倍~4倍なわけです。ということは、5年後に万が一ROEが10%に落ちるとその時点で割高感が露呈してしまうわけです。それよりは、安全性を考えて5年以内に株式市場が冷え込む事を祈って待った方が得策です。安全圏で購入した株式は、企業体が良ければ株価に振り回されずに安心して持っていられますから。

PERで見てみると、軒並み25倍以上となっています。成長企業のPERが25倍というのは必ずしも高くは無いのですが、PERというのは収益が基準となります。当然ながら、収益が少なくなればPERは高くなるし、収益が高くなればPERは小さくなります。毎年の収益が安定している業種であればPERで企業を見てもある程度は良いのですが、今後の業績がどうなるのかわからない企業の割安度をPERで判断するのは若干信頼性に欠けます。


市場が若干過熱気味なのですが、今後も企業は成長していくとは思うので「企業価値>株価」となるチャンスを気長に待ちましょ~


P.S.
余談になりますが、以前「ネットワンシステムズ(7518)は買いか?」という記事の中で「株価が10万円台をつけた段階から注目するのが良いのかなぁ」と書きましたが、今じゃ14万円台。
現段階で私がネットワンシステムズ社の株価が割安かどうかを判断すると、正直割安とは言えないですね。売り上げキャッシュフローに貢献すべき売上げの減少は痛いでしょう。たぶん、受注単価(仕事の単位時間当り)が安くなり、人件費という固定費は変わりにくいので、今まで高利益率だったものがどんどん利益率が下がってしまうという感じではないでしょうか? 売上債権の減少によって、手元のキャッシュが溜まっているのでこれを利用して次の利益率の高い事業に手を出せるかどうかが今後の鍵でしょうね。

投稿者 cazper : 12:25 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 6日

panda01.gif 対等なパートナーといえども平等にはならない

対等な合併、対等な夫婦、対等な同盟等々…対等な関係は多々あるのですが本当に対等な関係ってあるのでしょうか?

対等と謳っている以上は表面上は対等なのだと思います。でも、対等であるという事は逆に優柔不断になりやすいと感じてしまうわけです。

例えば、旅行計画を立てている対等な関係の夫婦がいるとします。夫は北海道旅行に行きたいと考え、妻は沖縄でダイビングしたいと考えています。この場合、本当に対等であるならば何も決まりません。でも、実際には、沖縄旅行か北海道旅行のどちらかに決まってしまいます。その場合、どちらかの主張が強いわけです。(じゃんけんで決まる事もあるかもしれませんが…)

こっくりさんでも同様の現象が起きます。こっくりさんをやるプレーヤーは対等な関係に見えて、実は誰かが動かしているわけです。(その誰かが霊によって操られている可能性は否定しませんが…)

対等な関係を結んだり、対等な関係を分析する場合には真の支配者が誰であるかを見抜く事が大切ですね。


グローバル企業の成功戦略

ネットワークは企業間の平等をもたらすか?
 生産が細分化した結果、発注企業がいちばん上にいて、いちばん下に供給業者がいるというヒエラルキーは、相互依存という関係にとって代わられた。どの企業に主導権があるかは、ビジネスサイクルの局面に応じて、もしくは製品構成の変化によってしばしば変わるようだ。半導体チップの需要が高いときはファウンドリの天下で、顧客は苦労して、生産計画の割当をもらわなくてはいけない。ファッションの神がレースに微笑むときは、コードリーのレースメーカーが支配権を持つ。しかし状況が変われば、ほかの業者にもチャンスがめぐってくる。持ち回りのように変化する力関係からは、ヒエラルキーに代わるネットワークとして世界という展望が開かれる。企業間の平等やパートナーシップに、新しい形が生まれている。
 しかし、パ-トナー企業同士は本当に平等だろうか? 実際には、ネットワークの中のある企業がネットワークの中の他の企業より、強い立場にたつという関係が頻繁に見られる。強い立場にある企業は、他の企業に指示を出す権利を持っていないにもかかわらず、生産工程の分割や統合を決めたり、ネットワークの中のどの企業がどの業務を担うかを決めたりできる。生産プロセスの再編成をどうするか、誰がいつ何を作るかを決められるのは、一部の企業であって、すべての企業ではない。核となる企業がシステムデザイナーとしての役割を果たす。ネットワーク経済に関する著作のあるスタンフォード大学の青木昌彦の言葉を借りれば、"舵取り"役の企業がいる。(p.232)

投稿者 cazper : 06:22 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 5日

panda01.gif 師弟関係で結ばれるチームが必要

新潟まで出張していたので、新幹線の中で某氏に渡された「下流志向」なる本を読んでいました。
下流志向

最近、私が書いた事と大分被さるというか…私と同じような事を考えている人が居るようですね。例えば、ちょっと前に「目指すべきは教師たる存在」と書いた事があったのですが、ビジネスカフェジャパンの平川克己氏が次のように語っていました。

ビジネスでいい仕事をしたケースには師弟関係が確かに多く見られるんです。優れたリーダーがいて、そのリーダーを皆が尊敬して、求心力が生まれる。尊敬される師がいて、そこへみんなが集まって一つのチームになるというのが、日本的組織としてはたしかにいちばん効率が高い。先ほど、個性と自我についてのお話がありましたが、私も自我を殺すことの不快と共同ですることの喜びを比べれば、共同で行動することの喜びが大きいと思います。日本的な経営には今の学校教育、師弟関係についてのお話と会い通じる物が多くあると思いました。(p.185)
戦後の小さな企業が大きくなる段階では、多くの人が生きるのに必死で「年齢=経験の差」となっていたため、若い人が年上の人を立てて動く事は合理的だったのだと思います。

しかし、年功序列という制度が固定化し始めると、「年齢が高い=偉い」と思い込む人が多くなってきたんですね。年々何かを学び続けている人ならば年功序列制度があろうと無かろうと若い世代にとって目指すべき存在となるのかもしれません。しかし、どうも世の中を見ていると「年齢が高い=無能」という事が多くなってきたような気がします。というのも、世の中の変化が激しくなったために昔のスキルは通用しなくなり、情報という面でも若者の方が多く保有する事の方が多くなったからです。

「それじゃ、年齢が高い人の存在価値は何か?」といえば、時代が変わっても変わることの無い思想・考え方・魅力を身に付けて若い人々を良き方向に導く事だと思います。(とはいえ、世間一般ではこんな人ってそんな多く見かけないですが…)

 ちょっと技量があがってくると、もうこの先生に教わることはないと思って勝手に独立して流派を名乗るようになるからです。でも、それは当たり前のことで、人間というのは年を取ると体力が衰えますから、スピードやパワーで弟子の方が上になることは珍しくない。
 ところが、きちんと武道をやっている人の場合には、そういうことが起こらない。師は絶対なのです。例えば、私が技術上のことで質問しても、師は「これこれこうだ、と私は思う」とは言わない。そうではなくて、「私は師からこう聞いた」としか言わない。私見を述べない。師は断言しない人なのです。(pp.185-186)

投稿者 cazper : 23:47 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 2日

panda01.gif 目指すべきは教師たる存在

今の世の中、年をとった人が良く「若者はなっとらん」と言うのですが、その若者を育てたのは親達です。親達がしっかりしなかったからこそ、子供達がしっかりしなかったんだと思います。今の団塊の世代は、工業化社会で組み込まれ、核家族化した世界で生きてきました。そのため、本来は家庭で教えるべき道徳・思想といった部分の教育も放棄してきたんですね。放棄したというよりも、教えられないんですね。なぜならば、彼らも工業化社会で生き抜くのに必死で親から道徳・思想といったものを伝授されなかったわけですから。

逆に考えれば、年を取るにつれてやらなければいけない事は他人に教える事の出来る何かを身に付ける事なのだと思います。そして、教えることを意識するからこそ、常に自分を高めようとするわけですし、周りに教えていくからこそ、周りの人々も立派に育つわけですから。

あなたの悩みが世界を救う! 神田昌典
 上司とは管理職ではない。上司とは、ティーチャー、つまり教師なのだ。
 上司を管理職と定義づけていると、必然的に、上司は部下を管理する事になる。部下に指示を与え、進捗状況をチェックし、期日までに終わらせる事が仕事になる。ところが上司は現場が見えなくなっているから、ピンとはずれの指示をしてしまう。それでも仕事をさせないことには管理欲としての立場がなくなるから、強制することで自分の地位を安定させる。そこで社内はピントが外れた、無駄な仕事であふれかえることになる。
 一方、上司は教師であると定義づけると、どうなる?
 その仕事は、生徒が学びやすい環境を整えることになる。自らが仕事に没頭するのではなく、仕事全体を鳥瞰して改善するのが仕事。----どうすれば社員が休んだときでも、滞りなく仕事がまわるようになるのか?どうすれば社員が業務マニュアルをまとめて、仕事を教えあう環境が出来るか?新入社員にどんなステップで仕事をさせれば、喜んで顧客対応出来るようになるのか?このように部下が学ぶことを第一に考え、部下が自分を追い越していくことに無情の喜びを感じるのだ。(p.20)

投稿者 cazper : 22:42 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年3月 1日

panda01.gif 良いオブジェクトよりも良いシステムを作る大切さ

技術屋に限らない話なのですが、特に技術屋に多い発想は、「この製品をキチンと仕上げれば売れる(だろう)」とか「このサービスを立ち上げれば、使う人はいる(だろう)」とか「誰もやっていない事なのだから、作れば売れる可能性がある」とかです。

もしかしたら、たまたま開発した製品が売れることはある事はあるかも知れません。ベンチャー企業ならば一製品が売れれば良いかもしれません、しかし、一製品が売れたからといってビジネスとして成功したわけではないのです。企業活動というのは永続的におこなう必要があります。たまたま製品が売れたからといって、その企業の永続性は保証されないのです。

重要なのは、一つの製品・一つのサービスを作る事ではなく、製品やサービスを作っていく事で自分達が社会においてどのような役割を担えるかです。製品群やサービス群に特徴を持たせられれば、顧客が自分達に対して特定のイメージを抱くようになり、それがブランドとなって企業の永続性に貢献してくれるのです。

良いオブジェクトを作る事よりも、個々のオブジェクトを組み合わせたシステムを良く作る事の方が大切でしょう。

グローバル企業の成功戦略
 先進国ではどの産業、どの製品、どの業務が生き残り、栄えるか?何が姿を消すか?それらの問いに答えるため、わたしたちの調査は始まった。速テク(ファストテク)業界や遅テク(スローテク)業界の企業幹部数百人に話を聞く中でわかったのは、革新的な成功企業の強さは、製品そのものより、機能を担う能力に由来するということだ。(p.182)

 パソコンや眼鏡業界の調査からわかったのは、機能の連鎖の中のどこに身を置いても、価値の高い商品やサービスを創出できるということだ。ある企業とある企業との決定的な違いは、業種より、機能の違いによって生まれることもわかった。コモディティかどうかは、商品の種類で決まるわけではない。実際、どんな種類の商品でもたいていは、他社にまねのできない特徴を加えられるなら、コモディティではなくなる。そういう価値のある商品やサービスを作ろうとするなかで、企業は自社の担う機能を選ぶ。つまり自社の能力を商品に結びつけるための戦略的な判断を下す。その判断がどうおこなわれているかを把握するためには、機能に着目して、企業を分類しなくてはいけない。最終商品(デルが売っているのはパソコンか、サービスかとか、ルクソティカやサフィロが売っているのはファッションか、眼鏡かとか)ではなく、どういう活動に特化しているかによって、企業を分類するということだ。(p.202)

R25を読んでいたら、ソフト・オン・デマンド元社長の高橋がなり氏もシステム(仕組み)に言及していますね。

 「同じことをやっても、勝てるわけ無いんだよ。生産農家が評価されていばれる仕組みをつくるのが俺の仕事なんです。いまは、10年後の自分が農業をやりやすい環境をつくるために、河口から川上に向かって流通の水路を掘っている最中かな」(R25 p.13)

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2007年2月28日

panda01.gif 少品種多量生産が減ったんじゃない、逃げただけだ

最近、多品種少量生産が増えてきたと言います。確かに、物余りの時代になったため「物より思い出」な人々に物を売るためには個々人の感性に合った商品を作る必要性があります。しかし、だからといって多品種少量生産の形態は無くなってしまったのでしょうか?

そうは思いません。百円ショップに行けば同じ形をしたプラスチック製品を多数見かけますし、建設現場に行けば同じ形をしたH鋼を多量に見ることが出来ます。ある所には少品種多量生産のビジネスは残っているのです。

ただし、少品種多量生産をするわけですから、生産コストは出来るだけ最小にする必要があります。製鉄業の場合は、人件費よりも設備の費用の方が大きいので海外生産をするメリットが小さいのですが、汎用的なプラスチック加工業のような人件費率の割合の大きい事業になればなる程海外へ逃げやすくなります。

一方、多品種少量生産となると、消費者の動向に即座に対応する必要が出てきます。そのため、コスト削減のために海外や地方へ生産拠点を構えるよりも、人件費が高くても消費地に近い場所で生産する必要が出てきます。

そのため、先進国になればなるほど、多品種少量生産の業務が国内に残る事となります。「最近、多品種少量生産の注文が増えてきているので、対応が大変になった」と現場の人々は思うのでしょうが、少品種多量生産が減ったのではなく海外・地方へ逃げただけなんですね。

グローバル企業の成功戦略
 企業が卵を別々の器に入れたい場合、最も可能性が高い選択肢は、世界じゅうに散らばるその他の低賃金国だろう。しかし、繊維・衣料産業で栄える国は、おそらく、将来的には現在より数を減らしていく。(中略) ここで一つの疑問が浮かぶ。中国以外で繊維・衣料製品を生産するとしたら、いったいどこの国が第一候補となるだろうか? まず名前が挙がるのは、インドやトルコなど、大規模な最新の生産施設を持ちながら比較的賃金の安い国々だ。また、賃金が低く、労働者の技能が比較的高く、台湾・香港の投資家との関係が深いベトナムも、この動乱を生き残る有力な候補と言えるだろう。

(中略)

衣料品生産の中国独占がないと思われる理由が、さらにもうひとつ存在する。富裕諸国において、商品の迅速な配送・補充サービスに、現在でも高価格が設定できている点だ。最新かつ最良の製品を一ヶ月先ではなく、"今"手に入れられるなら、先進国の人々は喜んで財布の紐を緩める。(pp.164-166)


P.S.
そう考えると、国内に残った多品種少量生産ビジネスを助けるための試作ビジネスが盛り上がっているのも良く分かります。

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panda01.gif 交通の要衝は人が集まる、人が集まる所は栄える

一昨日(2月26日)の新聞の1面は「中国の高速鉄道網 日本に技術支援打診」という記事でした。

どうやら、黒龍江省ハルビンと大連の路線についてマイナス40度下でも高速安定走行が出来る車両の運行技術の支援を日本に依頼してきたようです。これはこれで、東北端に住む人が大連へ手軽に出てこれるようになるので有意義な事業になると思います。

ただ、この鉄道が完成したことによって大連が栄えるのか?というとそうでも無いような気がします。といいますのも、大連は哈爾賓(ハルビン)方面からの産物の窓口にしかならなず、ハルビンへ進出している企業の数も他の南の地域に比べると少ないからです。

それでは、次の日経新聞の切り抜きの図を見てください。
deepchina
これは、中国における鉄道網を示しています。鉄道網というのは、基本的には栄えた街同士を結ぶように構築されていきます。首都である北京と工業の中心地である広州が南北のラインで結ばれています。また、昔のシルクロードの出発点であり鉱物の集積場所となる西安と経済の中心地である上海が東西のラインで結ばれています。そして、南北のラインと東西のラインでぶつかるところに鄭州があります。また、首都となる北京へ物資を供給するために便利な天津へも鉄道網が延びております。

昔の交通の要衝で代表的な街は西安です。ここはシルクロードの終着点となっていたため行商の通る街だったわけです。当然人が通るところでは彼らを相手にした商売が発達します。つまり、交通の要衝になるところは自然と栄えるわけです。

それでは、現代の交通の要衝はどこかといえば、陸と海を繋ぐ街と鉄道網の交わる地域となります。上海、広州(珠海デルタ)、天津、そして鄭州は黙っていても人が集まり発達する事が予想できるわけです。


P.S.
是非とも行きたい中国の町は、「鄭州」です。鄭州といえば世間的には嵩山少林寺がある事で有名なんですが、個人的には鄭州ガス 8099に興味有り。

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2007年2月27日

panda01.gif 昔は皆パラサイトだった

パラサイトといえば、パラサイト・シングルに代表されるように、自立した生活を送らない駄目な人々を思い浮かべるのではないでしょうか?

でも、よくよく考えてみると日本も昔はパラサイトの人が多かったんじゃないかと思うわけです。パラサイト状態が減ったのは工業化社会が到来して、集団就職が起こり、次いで核家族化が生じた結果なのではないでしょうか。

その証拠に日本の昔の状況と同じような経済状態にある東南アジア諸国で見かける光景は、昼間から寝てる親父たち、平日の昼間っから道路で中国将棋を指している人々…です。彼らの家庭は、一人一人の収入は非常に少ないのですが、お互いが協力し合う事で生きています。親戚一同の中で、大きく稼げる人がいれば、いつの間にか親戚が増え…稼ぎ頭を中心としたコミュニティーが形成されます。

経済が成長すると人々はお金の儲かる場所に移動し始めますから、どんどん都心に人が集中し始めます。そうした人口集中が起きる段階では核家族化が起きるし、そもそも都会へ憧れて出てくる人は家族の制止を振り払ってでも出てくるのですからパラサイトする人は減ります。しかし、都会に住み着いた人々も子供を産みますし、彼らの子供は田舎に行きたくないのですから、都会に留まろうと考えるわけです。

すると、都会に留まろうとする人の中には親元にパラサイトする人が出てくるのはある種当たり前なんですね。それじゃ、経済発展が一段落しているイギリス等を見てみると…やっぱりパラサイトな人々はいるわけです。


さて、現代において世間的にはパラサイトとは見なされないけれども、実体はパラサイトしている人も居ます。それはどういう人達かといえば、親元と近い場所に住居を構える人達です。結婚している場合には、両方・片方の親元と近い場所に住居を構える人達です。

住居を別にする事で世間的には自立しているように思わるけども、親元が近いので利用する際には利用する。このようなパラサイトを利用できる夫婦と、地方から出身してきた人同士の夫婦では生活の余裕度に大きな差があるように思います。


パラサイトも使いようですね。


と、こんな事を語っていたら、世の中に起きている現象を根本から説明した本を紹介されたので今度読んでみようと思います。某編集者Y氏もお勧めだそうです。↓
下流志向 (内田樹 著)

投稿者 cazper : 07:03 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月26日

panda01.gif 原則的に消費に借金はしない

最近でこそ消費者金融の金利が高すぎると国でも議論されるようになり、灰色金利撤廃の動きとなっておりますが、消費者金融が倒産しないところを見ると10%20%といった高い金利でお金を借りたがる人は沢山居ることが分かります。

本来、お買い物をするにしてもお金が無いのならば我慢するのが筋なのですが、給料日までの間の1週間くらいならば1万円借りたとしても利子は50円程しかかからないし微々たるものだと思って借りてしまうのです。

しかし、消費者金融とは良く言った物でして、借り入れた元金の1万円も直ぐに消費してしまうのですから、次の月給日前になるとまた1万円が足りない状態となります。すると、また1万円を借りてしまうんですね。

本来ならば借りたその次の月は1万円分節約すべきなのですが、借り入れを続ける内に借りる事自体に慣れて行ってしまい、1万円しか借り入れていなかったものが2万円の借り入れになり、3万円の借り入れになり…どんどん雪だるま式に増えていってしまうのです。

こうした事が当たり前であると感じている人は消費者金融には近寄らないのですが、近寄らない人の中にも消費者金融と自動車ローンや住宅ローンは別物であると思っている人が少なくありません。

例えば、大学生が就職してしばらくすると自動車を購入するための頭金を確保できるようになります。すると、自動車ローンを組んで自動車を購入する人が出てくるわけです。当然ですが、借り入れた元金とそれに応じた利子を返していかなければなりません。

自動車ローンの場合は消費者金融と違い利息率が高くありませんので、毎月給料を貰っている人であれば数年もあれば返してしまえます。しかし、ここに罠があるわけです。自動車を新車で購入した瞬間に中古市場で売ろうとしても買値で買ってくれることは無く、10%、20%安くしなければなりません。つまり、自動車を購入した人は「購入した車の価値の下落分」と「利子分」を毎月支払っているという事になります。

住宅ローンを利用して住居を購入する際も同様です。

節約家族を取り上げた番組を見ていると、それらの家族は住居を購入するための頭金を確保するために節約していたり、住宅ローン返済のために節約していたりしています。しかし、そのような状況を見ていると消費者金融で目一杯借金をしてしまい、返済に四苦八苦している人々とそれ程違わないように思えてならない訳です。

神さまの視点で見れば、人並みな生活を送る人の生涯賃金は決まってしまっているのです。それにも関わらず、ローンを組んでしまえば利子を支払った分だけ生涯賃金の中で自由に使えるお金が減ってしまうのは自明なのです。

したがって、出来るだけ消費をするのに借金をしないようにしなければなりませんね。

投稿者 cazper : 02:12 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月25日

panda01.gif 【住宅ローン】たかが金利、されど金利 (日銀の利上げの影響)

先日、日銀が利上げを行いました。

普通預金金利、週明けから引き上げ続々 ローンも負担増

 日本銀行の利上げ決定を受け大手銀行各行は21日、週明けから普通預金金利を引き上げると発表した。預金金利の受け取り額は増えるが、「超低金利が低金利になっただけ」(ファイナンシャルプランナー)との指摘もある。一方で住宅ローンなど借入金利にも上昇圧力がかかり、誰もが金利アップの恩恵を実感できるわけではなさそうだ。

 三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、りそななど各行は同日、普通預金金利を現在の年0.10%から0.20%に、住友信託は0.20%を0.25%に、それぞれ引き上げると発表した。いずれも26日から実施する。(asahi.com 2007年2月21日(水)22:53

第一生命経済研究所主席エコノミスト、熊野英生氏の試算では家計全体では差し引き約4866億円の恩恵がある、らしいです。

まぁ、恩恵のある人は問題無いのですが、金利上昇を一番気にしているのは変動金利で住宅ローンを抱えている人と、これから住宅ローンを借りようとしている人だと思います。

住宅ローン金利上げ=固定1~20年全期間-三菱東京UFJ
 三菱東京UFJ銀行は23日、固定型住宅ローン金利を3月1日から引き上げると発表した。1年物から20年物までの全期間で、0.05~0.10%引き上げ年2.90~4.70%とする。日銀の追加利上げを受けた措置で、今月末に発表する他行にも影響を与えそうだ。住宅購入を予定している人は、金利負担のアップを強いられる。
 また、三菱東京UFJ、みずほ、三井住友など大手銀行は、3月中にも短期プライムレート(優遇貸出金利)を現行の年1.625%から最大で0.25%引き上げる方向で検討。このため、変動型住宅ローン金利も、現行の年2.625%から最大0.25%上昇する見通し。既に借り入れている人は7月返済分から、新規に借り入れる人は10月から新金利が適用されるもようだ。 ( 時事ドットコム 2007/02/23-20:09 )


ファイナンシャルプランナーの三輪鉄郎氏は「多くの人は、預金額に比べ住宅ローン借入額の方が2000万~3000万円とボリュームがある。ローンの負担増の影響の方が大きいかもしれない」と話す。(asahi.com 2007年2月21日(水)22:53

試しに、2500万円の変動金利型の住宅ローンを35年掛けて返済する人が0.25%の金利上昇に出会った場合、どれくらい返済負担が増えるのかを計算してみました

金利が2.625%の場合は次のようになります
●元金:25,000,000円
●利息:13,244,159円
●合計:38,244,159円
月払いで換算すると、月91,058円の支払いとなります。

一方、金利が2.875%の場合は
●元金:25,000,000円
●利息:14,680,356円
●合計:39,680,356円
月払いで換算すると、月94,477円の支払いとなります。

(ただし、上記の計算はボーナス払い無しで、元利均等返済払いをした場合を想定しています)

その差額は、144万円程。つまり、0.25%の上昇で可処分所得が人生を通じて144万円減るわけです。月に直すと3500円の負担増となります。月に3000円程度の負担が増すくらいならばちょっと節約してなんとかなるんじゃないかと人間は思うのですが、人生で稼げる金額は限られているのに金利が上昇しただけで小型自動車1台分が買えなくなると考えると、今回の金利上昇による負担が如何に大きいのかが分かると思います。

ちなみに、今後1%金利が上昇すると592万円が人生の中の可処分所得から減り、毎月10万5141円支払わなければならず月に直して1万4000円の負担増になります。月で1万円の負担増になると困ってしまう家庭って案外多いんじゃないですかね?

藤巻建史氏が今から金利が6%上がるというのは想定外ではない、と書いていますが、ここ10年が低金利だったからといって今後10年も低金利のままだろうと考える事自体が甘いと思います。金利が6%上昇してもローン支払いに支障がないような行動をとっていくべきでしょうね。

株式の売買に限らず、ローンの借り入れも長期的な視点が必要なんですね~~。


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【参考】金利のプラスの威力を知りたい方は、下の記事へどうぞ
足し算ワールドと掛け算ワールド

投稿者 cazper : 06:30 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月24日

panda01.gif ブログパーツへの一考

最近、ブログパーツに注目が浴びているみたいなのですが、案外ヒットするブログパーツって少ないんじゃないのかなぁと思いちょっと考えてみました。

ブログパーツに関わる人物は次の3種類に分かれます。
●ブログパーツ提供者
●ブログ運営者
●ブログ訪問者
ブログパーツをブログに貼ってもらうためには、少なくともブログ運営者にとってメリットが無ければなりません。

楽天Amazon等のアフィリエイト系のパーツは、運営者に対し金銭的なメリットを提供します。パーツ提供者も物販の売上げを伸ばすことが出来ます。

また、Feed meterBlogRankingバナーならば、ブログ運営者に対してブログ人気度といった情報を提供します。パーツ提供者は自社サイトへ人を誘導する事で広告費を稼いだり、ブログのトラフィックを解析することでSEO対策ビジネス等に必要なデータを取得する事が出来ます。

ところが、ブログパーツのポータルサイトを見ていると、運営者にメリットを感じさせないパーツが沢山あります。アフィリエイトを伴わない広告パーツが良い例です。ゲームが出来るパーツも同様です。ブログにゲームパーツを貼っても、わざわざゲームをするために利用者が増えるわけではないわけです。

たかがブログパーツなのですが、されどブログパーツでして…ちゃんと運営者へのメリットを考えたパーツを提供しないといけないんでしょうね。

投稿者 cazper : 21:07 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月23日

panda01.gif GoogleやAppleでみる今後のブランド

ブランドとは何でしょうか?

用語集を調べると、次のように書いてあります。

 一般的な意味は「競合他社と区別させることを意図して設計された『商標、銘柄』」ですが、私たちの定義は、企業と生活者の共通認知としてのブランドということになります。
 詳しくは「ブランドとは企業と生活者の共通認知である。それは、売り手である企業の理念にもとづく商品化と買い手である生活者の文化によって形成される」というものです。ブランドは、ネーミングと商標登録の問題だけではないし、広告で差異を創り出せるものでもないのです。(J-Marketing)

ブランドで一番有名な例はコカコーラでしょう。ジュースの缶で赤い色の物といえばコカコーラが連想されてしまいます。こうなってしまうと、他のメーカーは赤い色を使いにくくなってしまいます。赤い色のラベルを使ってしまうと、それはコカコーラの販売促進も兼ねてしまうからです。

ブランドは消費者に対して、「選択の手間が省ける」「選択の時間が省ける」「安心感が得られる」 といったメリットを提供する事で商品・サービスの売上げ・価格維持に貢献します(引用元)。しかし今後は、それらに加えて「この企業ならやってくれる」という期待感の向上が重要になってくるでしょう。

Appleは、多くのMp3携帯プレイヤーがメモリーで提供されていた時代にHDDを積んだiPodを発表し、その後メモリープレイヤーでは極薄のiPod nano、さらに動画を見れるタイプのiPodを次々と発売していきました。一方、箱物を売るだけではなくiTunesストアで数多くの音楽を99セントで購入できるようにした事で、Appleの利用者になれば良い事があるという期待感を大きくしたのです。

一方、Googleも高い期待感を利用したビジネスを展開しています。

 グーグルは2月23日、オフィスソフト、メール、チャット、カレンダーなどをオンラインで利用する法人向けサービス「Google Apps Premier Edition」の正式サービスを開始した。サービスはオンラインでSaaSとして提供。利用料は1ユーザーアカウントあたり年額6300円。

(中略)

 当面は50~1000人規模の組織を想定ターゲットとする。大須賀氏は、大企業では内部統制やコンプライアンス、セキュリティへの懸念からSaaS型のサービスを受け入れる素地はまだ整っていないのではないかとしながらも、「銀行にお金を預けるように、メールデータを外部に委託するという考え方もあると思う。セキュリティ面などでSaaSに技術的な課題はない」と話した。(@IT 2007年2月23日)


ゼネラル・エレクトリック(GE)などのアメリカ大手企業が利用を検討しているという。(2007年2月23日 日経新聞夕刊)

Googleにブランド力が無ければ、こんなサービスはセキュリティーの観点から受け入れられないと一蹴されると思います。(特に日本の大企業はこう考えるでしょう) しかし、グーグルは今までのサービス展開で高い期待感を利用者に抱かさせているために、従来なら社内情報は社内で保存するべきという常識も変えてしまうのでしょう。


大衆の期待感が高ければ、大衆は企業の行動を支持し、企業は今までは変える事が不可能だったルールを変えてしまう…そんな時代なのかもしれません。

投稿者 cazper : 21:00 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif ウコンって身体に良いの?

最近、あるある大辞典の納豆大事件が記憶に新しいのですが、大豆といえば身体に良いと言われています。

大豆にはイソフラボンが含まれており、これは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするらしいのです。これにより更年期障害・骨粗鬆症・乳がん等の予防に役立つと言われています。しかし一方で、過剰摂取をすると逆に癌を発症する危険性があるとも言われています。(たまにはこぼれ話)


そして、昨日は飲み会の席で今大流行中だという↓を貰いました。
琉球酒豪伝説
これ、ウコンとアガリクス等の菌類の2種類の錠剤が入っています。

ウコンにはどうやら肝機能が強化されたり胆汁酸の分泌の効能があるらしいのです。でも、一方で次のような話も聞いたことがあるわけです。胆汁が増加すると癌になると…。(具体的には、胆汁酸が胆汁酸腸内細菌によって二次胆汁酸に変換されます。この二次胆汁酸の毒性によって腸粘膜の炎症がもたらされたり癌細胞が増殖するようです。)

うーむ、ウコンで肝機能を強化し過ぎると、逆に大腸癌のリスクがあるという事でしょうか? やはり過ぎたるは及ばざるが如しという感じでしょうか。


P.S.
ちなみに、二次胆汁酸を除去するには食物繊維と善玉菌が鍵だそうです。

投稿者 cazper : 18:01 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 悪くなる企業の兆候

業績が悪くなる企業というのは必ずといって良い程分かります。例えば以下のような感じです。

●売上げ予想の根拠が無い(下方修正が習慣化している)
戦略とロジックが無かったり甘かったりします。あとは根性で何とかなると思っています。

●売上げを如何に伸ばすかよりも、コスト削減ばかりに目がいく
売上げが伸びないので、コスト削減ばかりに努力してしまいます。(でも一番大事なのは、売上げを伸ばすこと。ただし利益を犠牲にしては駄目です。)

●業績が芳しく無くなっても、具体的な対策を打てないマネジメントが多い
対策を自ら打ち出せないマネジメントは、誰でも出来るわけです。

●活気が無い、覇気が無い人が多い
元気のあるベンチャー企業と元気の無い大企業を見ていると雰囲気に天と地の違いがあります。

●優秀な人ほど抜けてく
優秀な人は他に移っても十分働けるので、業績が悪くなる企業からはどんどん逃げていきます。


以上はインサイダーの視点です。もちろん悪くなる企業の特徴はアウトサイダーでも捉える事が出来ます。それが、以下のような項目です。


●変なファイナンスを繰り返し始める
エタイの知れない人への第三者割り当て増資や(MS)CBの発行を繰り返すということは、まともな金融機関に相手にされていないという事を意味します。

●売上げの伸びが悪くなってもキャッシュアウトが減らない
特損する直前はだいたいこんな感じです。

●業績の踊り場で、株主対策をする
業績の伸びが悪くなってきたときに株主対策をするということは、逆に言えばそろそろ業績が横ばい・下降するのが予想つきます。

●会計方針が合わないから監査法人を変える
そのままの監査法人を利用していると、計上できない特損・売上げを計上している事を意味します。


悪い兆候が摘み取れるならば摘み取る必要があるし、摘み取れなさそうなら近寄らないか逃げるが一番ですね。

投稿者 cazper : 12:39 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月21日

panda01.gif ベンチャーキャピタルや投資信託の運営者はプロか?

ここ5年くらいの間にベンチャーキャピタルや投資信託の運用本数が伸びています。しかし、顧客本位にたった行為をしている事業者は少ないような気がします。

それもそのはずで…彼らの収益は運用資金の手数料によってもたらされるからです。

上場株式への投資信託であれば、手数料を増やす方法は顧客から如何に金を預けてもらえるかに掛かっているため、営業をしまくります。また、ベンチャーキャピタルの場合にはファンドの手数料に加えて、投資先の企業にコンサルをしてそこから収益を得ようとします。

つまり、彼らのモチベーションは手数料を如何に増やすかであって、顧客から預かった資金を如何に増やすかではありません。

某ベンチャーキャピタルを見ていると1号ファンドを立ち上げたのは良いのですが結局担当者レベルで運用実績が出るまでには時間が掛かると言い始め、1号ファンドとは別の切り口の2号ファンドを立ち上げています。ファンドの本数を増やすことで手数料を増やしたいという事がありありと見えます。(当然担当者は同じわけですから、ベンチャーキャピタルとしてのファンド運営ポリシーに一貫性がありません)

また、上場企業への投資信託の運営者は、社内規定で自らが株式を運用してはいけないことになっています。もちろん、自らの資金を投資信託へ預けることはできるのですが、自分の資金を自らの判断で投資するという経験にはなりません。

私が聞いただけでも次のように発言する人がいるわけです。
●某銀行系投資信託運営者
「私は数年前まで、投資という世界を全く知りませんでした。ワハハハ」

・・・こんな人に自分の資金を託したくはありませんね。


●某ベンチャーキャピタル経営者
「コンサルだけだと儲からなかった、だからベンチャーキャピタル経営の話に加わったんだ。」

・・・コンサルで儲けられないのに、ベンチャーキャピタルで成功するのでしょうか?


そうかんがえると、バークシャーハサウェイの経営者であり株主のウォーレンバフェットは顧客(投資家)を非常に大事にしていますね。何せ、バークシャーハサウェイが損をすれば、最大なる被害を被るのは本人なのですから。やはり、バフェットは投資家としてもプロなのでしょうね。


P.S.
ベンチャーキャピタルでもプリンシパルインベストメント部門で稼ぎだしている企業もありまして、これらの企業の方がファンド一本の企業よりもプロである可能性が高いでしょうね。

投稿者 cazper : 06:08 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月20日

panda01.gif M&A時代の投資戦略 その2

先日は「規模の経済」という視点からM&Aが生じ易い業界を絞り投資に値する企業を探していく事について書いたわけですが、今日は財務面からM&Aが起きやすい企業を見ていきます。

財務面からM&Aの起きやすい企業を探し出すのは比較的簡単です。何故ならば、相手の企業を買収した際に財務面でプラスに働くような企業を探せば良いからです。つまり、「株価 < 企業価値」である企業を探し出せば良いからです。

バリュー投資の手法に似ています。

企業価値を評価するに当り、注目すべきは次の二つです。
資産の価値:キャッシュ、土地、設備、在庫などといった、所有する資産の価値
事業価値:事業が生み出す将来キャッシュフローの現在価値の総和

バランスシート上では「資本 = 資産 - 負債」で表現されるわけで、「資産>時価総額」の状態であれば買収され易くなります。ただし注意しなければならないのは、負債は現金で返さなければならないのに、資産は必ずしも現金の形で存在していない事です。また、資産の中でも土地や在庫になってくると市場で売却するときに買い叩かれる可能性が高くなってきます。

例えば10年前のビデオデッキを在庫で保有している企業が倒産しても、誰もビデオデッキなんて買おうなんて思う人はいないわけです。つまり、企業が倒産する前はバランスシート上に資産と計上されていても、倒産してみたら「ただのゴミ」となる可能性だってあります。

ということは、資産の中身が出来るだけ現金性の高いものである一方で負債の割合が低い株価低迷企業は買収されやすい企業と言えるでしょう。
賢明なる投資家
ベンジャミングレアム↑もネットネット株と称してこのような状態の株式を買っていたみたいですし、一時期名を馳せた村上ファンドも比較的この手の企業に狙いをつけて株式を買い上げていました。


一方、企業価値を評価するには、資産面だけではなく利益面も評価する必要があります。損益計算表上の利益と言うのは企業にお金が入らなくても計上できる性質がありますので、真の利益を表しません。

バフェットは真の株主利益について次のように述べています。真の株主利益とは、営業キャッシュフローから、「その企業が長期にわたり競争力と生産高を維持するために必要な平均的な年間設備投資費用」を引いて、考えるべきである。(引用元:株初心者からのバリュー銘柄スクリーニング研究会)

つまり、事業価値は将来に渡る真の株主利益の現在価値の総和であるといえます。この手の話はビジネス書に書いてあります。…しかし、会社四季報を読めば分かると思うのですが、企業の利益というのは毎年揺らぎます。更に言えば、今年利益が出ていたとしても、来年には赤字になる企業も少なくありません。これでは、DCF法を利用して企業の現在価値予測の信頼性が損なわれます。

当然ながら、買収に動く企業やファンドは買収先の企業価値を評価する上で事業価値も推測しますので、事業価値の推測しやすい企業の方が推測しにくい企業よりも買収される可能性が高くなります。つまり、安定したキャッシュフローを稼ぎ出しているにも関わらず、株価が低迷している企業が買収されやすい企業という事になります。(食品企業と不動産デベロッパーを比べれば、食品企業の方が買収リスクが高いと予測されます。)


P.S.
先日はM&Aが起こる代表的な業界例として医薬・製薬を書きましたが、今思いつくだけでも医療検査受託、給食系はM&Aが起こるでしょう。ちなみに、私は○○(な行)業界もM&Aが起きるのではないかと考えています。(今中国の成長で延びている船舶業界も需要が一巡すれば、M&Aが起きるような気がしますね。)

投稿者 cazper : 06:41 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月19日

panda01.gif あるものだけでやるか、他の助けを借りるか

世の中を見ていると二通りの人がいます。

●自分がもっているもの(時間・お金・交友関係・地位・信用等々)で何とかやりくりしようと心がける人
●自分がもっているものと他の人がもっているものを組み合わせて何かをやろうと考える人

前者の例で言うと、例えば毎月の給料の中で生活費・住宅ローン費用を捻出し、余ったお金で娯楽をしようとしている人が当てはまります。給料の中でやり繰りしようと考えるわけですから、より贅沢な生活をしたいと思うと給料を上げるしかありません。(今だと外資系金融機関に就職したり転職したりする人はこうした考えをもっているのではないでしょうか?)

一方、後者は、自分が持っている能力等は限られていると最初から考えます。そこで、自分の能力と何か外部の力を組み合わせてより大きなパワーを手に入れようとします。例えば、数年前位から「実践サラリーマン大家さん!」といった類の本が増えているのにも代表されるように、自分の保有資金に銀行からの融資を加える事で自己資金だけでは手に入れられないものを手に入れるような行動をとる人がいるわけです。

前者の人達は後者のような行動をとる人達を見ると次のように言います。「自分の持てる範囲内でやらないと危ない。失敗したときに痛い目に会う」と…。確かにその通りで、後者の人達は他人の力を借りるわけですから失敗すれば大きな痛手を負います。

しかし面白いことに、そうは言うものの前者の人達も"特定の消費"をする際には他人の力を借ります。その代表が「住宅ローン」です。減価償却も効かない自宅に関しては35年ローンを組んででも手に入れようとするわけです。また、ギャンブルや女好きな人の一部には、消費者ローンを組んででも娯楽しようとするのです。

つまり、前者の人は「特定の消費」に関しては他人の助けを借りる事に対して抵抗が無いのに対し、投資・事業等をする際に他人の助けを借りる事に関しては抵抗を示すのです。私からしてみたら、消費するのに他人の力を借りる事程リスクが高い事は無いと思うのですが…。

投稿者 cazper : 06:12 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 繰り返しには麻薬性がある

経済的な話題から離れたことも時には書きますぉ。

人間に限らないですが神経とは使えば使うほど強化されていき、使わないところはどんどん弱くなっていきます。当然ながら、人間は好き嫌いが存在するので自分が好きな事は自然と繰り返していき、好きな事は比較的短時間で上達していきます。その一方で、嫌いな事は他からの強制力が働かない限り繰り返さないので全然上達しません。

ところが、嫌な事でも繰り返しやらされていると好きになる事ってありますよね。どうしてそうなるのかと言うと、最初は嫌だったとしても、繰り返す内に慣れてきてしまい、慣れによって上手にこなす事が出来るようになるので最終的に好きになってしまうんですね。仕事が嫌いな人に対して「今やっていることを続けていれば好きになれる」と言う人々がいる事からしても、このような現象がある事は間違いはないでしょう。

「繰り返し」というのは「繰り返す事自体」への心地良さを生じさせる麻薬性が存在していると言っても良いんじゃないですかね。

実際のところ、こうした「繰り返し」の力を悪用している人達もいまして、某宗教団体なんてのは音楽に色々な言葉を載せて何回も何回も信者に吹き込んでいたりするんですね。そうすることで何時の間にか深い洗脳状態を作れてしまったりするわけです。もちろん、良い事に対して「繰り返し」の力を用いる事もできるのは言うまでもないです。

てなわけで…!?・・・繰り返しの魔力を体験する映像を3つほど集めてみました(笑

投稿者 cazper : 03:12 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月17日

panda01.gif 予想通りの展開だ

色々と予想通りの展開が来ている。


NOVAの英会話学校問題
これは、ブログに上げたことはないが周りの人には話していたことだ。財務面からいうと株主資本比率が低い。その上授業料が安い=教員の給料も安い。教員の質への懸念もあるし、英会話学校に行く人も気軽さで入るので辞める人も多いはずである。それをカバーするためにCMを多く打っている。この値段でサービスが出来ているのもCMによる知名度効果なので、ブランドイメージが大きく毀損すると…(ry。


●M&Aの話
今日の日経新聞で「大丸と松坂屋、統合」が報じられていた。数日前に書いた内容そのまんまである。中堅が二つくっついて業界で上位に食い込む模様。


●プライバシー問題
ZAKZAKで「NHKディレクター、エロ日記流出…アナのメルアドも 」なるニュース。既に2chではNHKディレクターと付き合っていた5名の女性の名前が書かれ、数人の顔写真が特定されている。また、教員は働く職場も特定されている。

別にプライベートな事が流出しただけの事だが、プライベートな事が社会生活に与える影響は常に考えていた方が良い。そうじゃないならば、どこぞの芸能人のようにプライベートな事が晒された時にネタに出来るような状況にすること。その一つが「オープンプライバシー」(笑


●ガス
中国の今まで出遅れていたガス銘柄がようやく浮上する兆しが見えている。これには大きくポジションをとっているので見守りたいところ。


●インターネット時代のテレビ
ネット時代のテレビが動き始めている。ギャオはテレビでネット放送が見える機器を発売。2006年初頭に「ネットとテレビの融合化が見える年」と予想した通りの展開になりそう。

はてなはYouTubeを利用した「rimo.tv」を展開する模様だ。これは単にYouTubeの映像をジャンル毎に自動で繋げているようだが、今後は"手動"で放送内容を選別した方が良いという事を認知するだろう。

こうしたネットテレビの流れは発展していくばかりなのに対し、テレビ会社は著作権問題ばかりで従来のビジネスモデルから脱却したくないようだ。しかし、こうしたネットへの流れに勝ちたければ寧ろ「共同でネット配信会社を作るべき」なのだ。早く気付いた方が良い。

ちなみに、Rimo.tvはYouTubeにどのような利を提供できるのかを考えておかないと、永続的なwin-winは続かないだろう。


●研究開発型なのに…
予想ではないが、世の中の企業を見渡すとおかしな将来的に続かないと思う企業も少なくない。例えば上場企業の某社の研究所は都内一等地にあるという。資金的余裕があるからといっても研究部門はコスト部門である。少なくとも都内郊外等の土地の安い場所に研究所を構えるべきである。こうしたオペレーションをする企業は余裕資金が無くなったとたんに変なファイナンスをするし、投資家からの資金を大切に思ってもいない。このような企業に投資をしてはいけない。
(企業名は伏せているが、将来的に経営的問題が現れてきたら企業名を明かすかもももも)


もうちょっと書きたいけど、今日はSMIPS VOS分科会と友人の結婚式2次会に呼ばれているのでこの辺で終わり。

P.S.
モダン・シンタックス」様、当ブログの紹介ありがとうございました。

投稿者 cazper : 11:39 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月16日

panda01.gif 時間価値と金銭価値

人間は皆平等に時間を持っていると言いますが、平等の時間価値を持っているわけではないようです。

どこぞのSEのように徹夜状況で働いて月給30万円そこそこしか貰っていない人もいれば、日々数時間働くだけで月給500万円を得ているような人もいます。平等な時間を生きているのに時間当たりの価値がこれほどまで違うんですね。


上記の話は、ある種当たり前なのですが…我々が気付きにくいのは、我々が持っている金銭の価値も平等ではないという事です。

んんん??? 自分の持っている10円と他人の持っている10円の価値が違うなんてバカな事はないと思う人もいるでしょう。しかし、実際に自分の持っている10円と他人が持っている10円の価値は違うのです。

具体例をあげましょう、ここに1000万円を持っているAさんとBさんがいるとします。Aさんは1000万円の貯蓄を年利1%の国債で運用しています。一方、Bさんは1000万円の貯蓄で年20%成長する企業の株式を適切な価格で購入しています。すると、1年後にAさんは利子10万円を得るのに対し、Bさんは200万円を得ているのです。

Aさんの感覚では例えばBさんから1万円を借りたら1年後に1万100円にして返せば良いや~、100円ぐらいまけてよ♪と思っているのかもしれませんが、Bさんにしてみれば自分が1万円をAさんに貸さなければ2000円稼ぐことが出来たわけです。当然、Aさんが1年後に1万100円にして返してもBさんは1900円を稼ぎ損ねたとしか思わないわけですね。


時間と金銭の価値感は他人と自分では大きく違う事に注意しないといけないですね。


P.S.1
お金を貸し付けた方はお金を上げたと思えと良く言いますが、個人個人の金銭価値は違うわけですから個人間で借りたお金は出来るだけ早く返しましょう。

ちなみに、私は次のように感じます。
●お金を借りたら(どうにかして)早く返そうとする人 = お金の管理がしっかりしている人
●請求されるまで自主的に返さない人 = お金にルーズだし、あればあっただけ使う人


P.S.2
時間価値を金銭で説明しましたが、余命の少ない若者と余命の長い若者の時間価値の違いのようにお金で換算できない価値も忘れてはいけませんね。

投稿者 cazper : 22:02 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月15日

panda01.gif バランスの悪さこそが成長を促す

オリコの最終赤字が2000億円になったというニュースがありましたが、最近CMで良く見かけるのが消費者金融モビット。このCMでは『借入と返済のバランスを考えてご利用ください。』と注意を促しています。

バランスを考える人は消費者ローンを借りないと思うのですが、そもそもバランスってそんなに大事なものなのかなぁとも思うわけです。と言いますのも、世の中見ているとアンバランスな人ほど興味深い人が多いからです。

体育だけは人に負けない体育バカとか、国語は出来ないけど数学だけは天才的な数学バカとか、オタク的だけどプログラミングは神級の人とか・・・大概、天才的な人はアンバランスだったりするのです。(個人的な偏見が入っています(^_^.) )

さて、話は変わって中国の話。中国の成長率は高いのですが、その反面で為替が異常に安いという指摘を受けたり、公害を野放しにしていると批判されたりしています。先進国からみたら、中国の急激な成長はアンバランスであるとしか見えないわけです。

しかし、このアンバランスさには訳があるようです。


中国が世界をメチャクチャにする
中国の製造力は、国が支援する精力的な偏った投資に大きく依存しているから。組織的に優位性を保っているのは、中国の最も根本的な問題の解決、すなわち雇用の創出のためである。政府は、製造部門が世界のトップに君臨するようにしている。だから、電力コストを無理に低く抑え、見ずに実際のかちより格安の値をつけ、石英の一部の価格に上限を設け、産業および輸送用の原油を安く出来るように助成している。労働者に賃上げ交渉する力を与えないために、独立した組合を認めず、産業に余分なコストをかけないよう環境法はほとんど発行せず、銀行はつねに輸出業者への融資や税の払い戻し用の資金が豊富であるよう預金パターンを調整している。
 これらの手立ては、たしかに世界を揺るがす製造部門を作り出した。だが、…(後略) (p.148)
つまり、中国は世界の製造工場になるために他の分野を犠牲にしているようなのです。逆に言えば、何かを犠牲にしている間は、何かの急激な成長があると見て良いのではないでしょうか?

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2007年2月13日

panda01.gif M&A時代の投資戦略 その1

HIQで邱永漢氏が"「お金でお金を儲ける」ビジネスの全盛時代へ"と書いてあります。それじゃ物・サービスを提供してる企業が儲けていないのかというと、そうでもありません。しかしながら、今儲かっている企業を見ると海外との取引があるメーカーばかりになってしまいます。

その恩恵を受けて国内の企業も比較的収益を回復してきています。しかしながら、海外の国々も国力をつけてきますので外需便りをいつまでも続けられるわけではありません。それじゃ、内需を強くしなければならないのですが物余りの時代ですので、物を作っても中々売れません。これは、新製品として発売された家電の価格の下落スピードを見ても明らかです。

物を売っても売り上げを簡単に上げられないし、無理やり上げようとすると利益が犠牲になったりしてしまいます。すると、最後にいきつくのはコスト削減となります。コスト削減をするには海外等の安い人件費を利用する方法が簡単に思いつくのですが、簡単に思いつくことは皆やるわけです。

皆がやれば企業間で差別化されなくなり、競争が激化していきます。こうなると、最後には規模の経済を生かそうという事になります。つまり、2つ以上の企業が合併する事で業界内の売り上げ規模を伸ばし、生産コスト・間接コストを相対的に減らすのです。

この手法は、先日あったエディオンとビックカメラの資本・業務提携に見ることができます。今後は、2010年問題を抱える医薬品業界でも起きていくでしょう。

規模の経済を狙ったM&Aが行われる業界は、業界全体のパイが大きくならず消耗戦が展開されている(もしくは、今後そうなっていく)のが特徴だったりします。経営統合する企業は業界1位ではなく、2位以下の企業です。2位以下の企業が経営統合することで業界No. 1に踊り出たり、業界上位に食い込むのです。(もちろん、規模の経済を効かせるためには、合併後の適切なリストラが必要なのですが…)

したがって、全体のパイが広がっておらず、規模の経済による合併が生やすい業界を見つけ、2位以下の企業に予め投資していれば合併が生じる際に企業価値上昇の恩恵に預かれる可能性がありますね。とはいえ、いつ起こるかわからない合併を期待した株式投資というのはちょっと違う気がします。


P.S.1
ちなみに、どーでも良い事ですが、人口動態で考えると日本は2015年前後に向かって内需が強い可能性があります。その後はこのままだとジリ貧でしょう。

明日気力があったら「その2」を書きます…最近エネルギー切れなので無理かも(^_^.)

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2007年2月12日

panda01.gif メイクスマイルではなくビースマイル

今日は↓の本を読んだのですが、これまた面白い本でした。
デビルパワーエンジェルパワー
人を管理する立場にある人を見ていると、単に他人への要求・叱咤ばかりをしている人は裏で陰口を叩かれていたり、その部下はどこかで不満を爆発させていたりします。一方、他人の事を思いやるがあまり強くは要求しない人は、甘く見られたり、いつも結果が出ていなかったりします。本の中では前者の人間の力をデビルパワー、後者の人間の力をエンジェルパワーと読んでいます。

当然ですが、デビルパワーとエンジェルパワーをバランス良く行使する事が大切なわけです。

「ああ、デビルパワーというのは、悪魔のような細心さ、悪魔のような執着性、悪魔のような徹底性、悪魔のような厳しさ・・・そういう力を指して言う言葉じゃ」
(中略)
「確かに、聞こえは良くないかもしれない。しかし、何事かを成功させようと思ったら、このデビルパワーがなければ不可能じゃ。デビルパワーなくして現実は前にすすまない」

(中略)

「エンジェルパワーとは、他人を認めること、つまり認知じゃな。それから愛情。そして、相手の気持ちを考えるといった、人の心に対する力を指して言う言葉じゃ」
「結局、経営というのは人が財産じゃ。経営者がいくら一人で頑張ったところで、できることなどたかが知れている。社員が自分の会社や商品を愛してくれて、ここで働くのが楽しいと感じてくれて、そして動いてくれて、はじめてやりたいことができる。そう感じてくれる社員がたくさんいればいるほど、大きなことができるというものじゃ。」(pp.26-29)

殆どの人間はどちらかに偏ったパワーしかもっていないわけなので、不足してるパワーを強化しなければならないんでしょうね。

さて、この本で自分も日々心掛けなければならないと思うのが「ビー・スマイル」です。

「ありがとうございます。そうおっしゃっていただけますと、本当に光栄です。メイク・スマイルではなく、ビー・スマイル。これが私が目指している、当ホテルの姿なのです」
(中略)
「そう、Be Smileです。作りものの笑顔ではなく、スタッフの心から出る自然な笑顔のことです。それは、常にお客様に何かをして差し上げたい、喜んでいただきたい、そういう思いから自然とこぼれる笑顔ですね。
 私は、お客様が本当にホットされるのは、スタッフの本物の笑顔だと信じているのです」(p.125)
世の中は、笑顔の周りには笑顔が集まるものです。そのために世の中にもっともっと貢献していこうと感じました。


P.S.
この本の寓話にはホテルが出てくるのですが、そのモデルになったのが「ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ」です。北海道旅行した際にはここに泊まるぞ~!!

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2007年2月 6日

panda01.gif 長老型マネジメントで燃える集団を作る

前から読みかけてる↓の本を今日一気に読んでしまおうとしています…この本はマネジメントに対する内容が書かれているのですが、MBA等で言われているような一般的なマネジメントの本では有りません。寧ろ、そういう理論的なマネジメントでは人々の才能を120%発揮させる事は出来ないと書いています。
マネジメント革命 (天外伺朗著)

著者の天外伺朗氏は人の心理が良くわかっているかと思います。他人を管理する割には他人の心理状況を管理できない人って意外と多いのではないでしょうか? 人の心理を上手に操る能力こそマネジメントに必須の条件だと思います。これはリンクアンドモチベーションの小笹芳央氏の著書からも感じる事が出来ます。
モチベーションマネジメント
この手のマネジメントの本を読んでいると、そもそも人徳が無かったり、人の和を作る事やコミュニケーションが好きでは無い人がマネジメントをやる事自体がおかしいように思えてなりません。(意外とこのようにおかしい状況は多い気がしますけどね~)

マネジメント革命 (天外伺朗著)
「フロー」というのは、「流れ」という意味だ。前章では「無我夢中で何かに取り組んでいるときの精神状態」と表現した。「脇目もふらずに没頭している状態」ともいえる。チクセントミハイ自身は、「全人的に行為に没頭しているときに人が感じる包括的感覚」と定義している。(p.72)

フロー状態の特徴
●行為の集中、没頭している。
●浮き浮きとした高揚感
●雑念がほとんどわかない。
●時間感覚の喪失
●自分自身の感覚を喪失している。
●その場を支配している感覚。
●周囲との調和感、一体感(-.73)


フロー状態ってある種ゲームに熱中している状態と似ているような気がするんですね」。という事は、仕事や学業に熱中させたいのならば、それをやる事で目に見える報酬以外の何か面白さがあってワクワクできなければならないと思います。
 とても面白いパズルを、被験者に解いてもらうと、当然休憩時間も熱中して取り組むのが普通だ。ところが、一問とけるごとに一ドルずつ与えるようにすると、全員が休憩時間には休むようになる。つまり、わずか一ドルの報酬でも、パズルを解く喜びを奪ってしまうのだ。[E・デシの実験](p.81)

↑みたいな事を書くと、普通の人は「[ゲーム]と[仕事]は違うだろ。ゲームは失敗しても責任が発生しないが、仕事は他人がいるから責任が発生するのだ。面白くなくてもやるのが仕事というものだ」と言う人もいるでしょう。しかし、こんな事をいう人は仕事(価値創出)に熱中する事は出来ないんでしょうね。
 組織が「フロー」に入り、「燃える集団」を実現するためには、担当者たちがすべてを自分たちで決定できなくてはいけない。つまりマネジメントは支持・命令を控えることがポイントだ。全てが現場にまかされ、マネジメントは黙ってそれをサポートする、という姿勢が要求されるのだ。
 それが容易でないことは、すぐにわかるだろう。…後略(p.78)

「長老型マネジメント」では、指示・命令・管理といった、通常の常識的なマネジメント・オペレーションは御法度だ。しかしながら、だからといってマネジメントは何もしなくて良いかというと、そうはいかない。それでは「放任型マネジメント」になり、チームはバラバラになってしまうだろう。
 「長老型マネジメント」というのは、マネジメントが絶対的な求心力を維持していない限り成立しない。また、チーム全体として明快なビジョンや目標とその意味づけを共有していなければいけない。(p.120)

投稿者 cazper : 12:30 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年2月 5日

panda01.gif 情報を出せば、新しい情報が入ってくる

レアメタルには前々から興味を持っているので↓の本を今日読み終えたのですが、色々と新たな発見しました。
レアメタル・パニック

中国稀土控股有限公司 チャイナレアアース(0769)といえば、日本人が購入できるレアアース銘柄なわけですが…邱永漢氏は次のように指摘しています。

山を掘る仕事は政府関係の事業が多いですから、官僚的な経営でこちらがイライラさせられるのも結構ございます。そういうことを覚悟の上でよく調べて投資をして下さい。(邱永漢)

しかしながら、今回読んだレアメタル・パニックには次のように書いてあります。

 この鉱山は中国のものだが、葉さんという中国人が政府との間にパイプを持ち、そこに工場を作ろうとしていた。
 イットリウムはゼノタイムという鉱石に含まれている。ゼノタイムからイットリウムを取り出すためには炉が必要だ。その炉を作る天才がジャン・チェンロンである。そこで葉さんはジャン・チェンロンの技術を使おうと考えた。(p.123)
このジャン・チェンロン氏こそがチャイナ・レアアースの現在の社長なのです。職人的な業種なのでこういう方が経営者に就いているのは非常に良い気がします。

とはいえ、邱氏が指摘するように、今の中国は鉱物そのものを輸出するのではなく、鉱物を国内で加工して高付加価値商品にした後で輸出しようと躍起になっているところですので、鉱山業がこれ以上の盛り上がりを見せるのかは微妙なところではないでしょうか。(もちろん、鉱物に対する需要は伸びるのですが…)


さてさて、以上の話は私にとってはどうでも良い事だったりします。レアメタル・パニックから学ぶべきは次の文章です。

 「一級情報を出したらだめだ」と友人から言われたが、何もしないで放っておくより、情報を積極的に提供した方がましだと思い、公開してしまった。
 自分が持っている情報を出せば、必ず新しい情報が入ってくるからだ。一つの情報を出せば、二つ入ってくる。そして、その二つの情報を持って他のお客さんのところに行けば、四つになる。四つの情報を持っていけば八つになるのだ。私は一日にだいたい五件くらいのお客さんをまわっていたから、最初一つしかなかった情報が一日が終わる頃には三十個にもなる。そういう発想は、何かを新しく開発するときにとても大切だ。(pp.134-135)
自分が持っていてもどうにもならない物は積極的に利用できる人にあげたり、一般に公開した方が良いに決まっています。 情報はそれ自体が活用されてこそ価値を生むわけですからね。

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月30日

panda01.gif ブログマーケティングについて小さく考える

以前、百式主催の『ブログマーケティング勉強会議 sponsored by Sony』に参加したのですが、その際に以下の商品を頂き、モニター記事を自分のブログで書く事になりました。
VGF-WA1

その際にモニター記事を書く人の記事タイトルが掲載されるブログパーツも配られました。そのブログパーツを見ていていると、「Wi-Fiオーディオ」等の製品に関する記事が多い事に気付きます。そんな中、私のモニター記事ではない「カナダの院生と久々の再会」もブログパーツに掲載されてしまいました。

モニターの立場からすると掲載されたこと自体は誤算でしたが、ブログマーケティングの観点からすると、こうしたタイトルが掲載された方がマーケティング効果がある気がします。と言いますのも、「Wi-Fiオーディオ」に関するタイトルが並ぶ中で皆が同じキーワードを入れてしまえば、埋もれてしまい何も興味を惹きません。キーワードのダイリュージョン(希釈化)が起きたからです。そうした場合には何が効果的かといえば、全然関連性の無いのキーワードをタイトルに持ってくるに限ります。(←あくまでも個人的な予想ですが...)

例えば、「みんなのうた」へのリンクを集めたサイトを見てみてください。そのトラックバックリストを見ると殆どが「みんなの歌」に関連したキーワードになっています。が...一つだけ「新世紀ミスター味っ子」という別次元のタイトルが含まれています。こうなると人間ってクリックしちゃうんですよね...。

今やGoogleAdsenseに代表されるように、記事のキーワードとの相関性を利用した広告プロモーション手法が全盛ですけれども、キーワード相関性広告が全盛になればなるほどブログ記事のキーワードと相関性の無い広告を埋め込む手法の有効性が高くなると思うのですが。(って、1年前位にこのアイデアは書いてるんですけども...)

P.S.
ブログマーケティングというよりもWeb広告戦略に近いかもも...

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2007年1月29日

panda01.gif 知本主義

自己啓発系の本はもう読むまいと思いながらも、本田健氏の本なので読んでしまいました。
一瞬で自分を変える法
まぁ、書いてある内容はどこも同じだったりするわけですが、日々自分が感じている文章が書いてあったので紹介しときます。

 歴史を振り返ると、先史時代であれば、肉体的に最強、最速の人間だけが自分と他人の生活を支配する力を持っていた。文明が発達してくると、力は継承されるようになった。王は、自らの王国を象徴するシンボルに取り囲まれ、絶対的な権力によって王国を支配し、周囲の人間は王とのつながりによって力を得た。
 さらに産業時代になると、資本こそが力となった。資本を手に入れられる人間だけが生産・加工の工程に携わることができた。これは現在でも同じである。資本はないよりもあったほうがいいに決まっている。物理的優位も、ないよりあったほうがいい。
 しかし、現代の最大の力の源は専門知識だ。
 私達は今、情報化社会に生きている。すでに工業を中心とした文化の時代を通り越し、コミュニケーション中心の文化が全盛である。
 現代という時代を象徴するものがあるとすれば、それは大量かつ想像を絶する情報の流れと、それに伴う変化だと言える。雨霰と降り注ぐ情報に私たちはさらされている。
 ジョン・ケネス・ガルブレイスは、かつてこう言った。
 「工業社会の原動力となっていたのは貨幣である。だが、情報社会の原動力となり、力となるのは知識である。今や情報を持った階級と、無知なまま行動せざるを得ない階級という新しい構造がうまれてきた。この新しい階級の力は貨幣の力でも、土地の力でもなく、知識による力だ」(pp. 23-24)
良く赤字体質の企業があるが、これらの企業は知識の力を利用していないとしか思えなのです。例えば、古くからやってきた事業領域が儲からなくなってきたのに、知識が無いがためにその事業がそもそも儲からない物なのか、改善の余地があるのかの判断が出来なかったりするのです。判断が出来ないわけですから、撤退の判断もできず赤字を垂れ流し続けるのです。

大体赤字体質になると、誰かが「赤字事業は撤退すべきです」と言ったとしても、「撤退する代わりに魅力的な事業はあるのか?」と切替されて堂々巡りしているケースって多いんじゃないですかね? 切替している暇があるならば新たな事業を考える事が重要なんでしょうけども。 これこそ知力が必要となる場面だったりするわけです。

ちなみに、今読んでるのは↓
経営者になる経営者を育てる

投稿者 cazper : 23:09 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 最近増えているアフィリエイト目的のみのブログ

ここ最近、情報提供を目的としないアフィリエイトで稼ぐ事しか考えていないブログによるトラックバックが増えてきています。

前々から多く打ち込まれていたのは以下のような金稼ぎ情報を提供するように見せかけたサイトからのトラックバックでした。

例文:
●「為替で資産10倍は簡単です。信じられないかも知れませんが、まったくの実話です。FXで1000%を達成したいならこちら!」


しかし、ここ最近多くなってきたのは、明らかにSEO対策が施された特定商品・サービスに関するブログからのトラックバックです。

例文:
「元ファッションモデル・●●●●が語る、カリスマモデルのスーパーダイエット!必見!元ファッションモデルがこれまで業界のシークレットとされてきたモデルのダイエット...」

トラックバックで打ち込まれた文章内にでさえ二回も「ダイエット」と「モデル」というキーワードが出てきていますし、このホームページのタイトルも同一キーワードが使われています。これらのサイトは、以下のような共通した特徴を備えています。

●SEO対策のため、同じキーワードが何度もページ内に使われている。
●ブログがトラックバックが打ち込めるようにはなっていない。
●ブログのトップ画面にGoogle Adsenseの広告が3つ貼ってある
●GoogleAdsense系ではない場合は、最後に商品購入のページが直結している

ジャンルとしては「ダイエット」「健康食品」「美容整形」「Webサービスの使い方」系が多いです。アフィリで稼ぐ事は問題ないですが、明らかなるスパムトラックバックは止めて欲しいですね。


というわけで、アフィリエイト返し~~(ワラ

投稿者 cazper : 06:11 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月28日

panda01.gif 旅したくなった…

ひろゆき日記を見ていたら…VIPPERが日本全国でBoonをやってる映像を紹介していました…朝っぱらから感心です。全国に旅もしたくなります。


こういう映像を楽しめるという事は、やはりテレビ(映像事業)の在り方は今後急速に変わっていく事は間違いないでしょう。放送法で守られている既存テレビ・ラジオメディアの影響力は確実に減っていくでしょう。


(…こんな物ばかり見てないで、今日はちゃんとプログラミングしようっと。)

P.S.
ちなみに、映像で使われていた音楽はライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」のアニメ主題歌「ハレ晴レユカイみたいです。曲は悪くないなぁ

後半の曲の元歌は「旅立ちの日に」という合唱曲

投稿者 cazper : 09:00 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 2007年のバレンタインの義理チョコは不二家で決まり~(笑


バレンタインデイが近付いてきて、デパートのお菓子売り場では美味しそうなチョコが売っていて思わず買いたくなります。

さて、いつも不思議なのが義理チョコの存在です。義理チョコの是非がアンケート項目になる位なので、「義理チョコの存在はウザいけど、習慣だから職場の人にあげるかなぁ」と思っている人もいるのではないでしょうか?

そんな人は不二家のチョコレートを義理チョコにしてみたらどうかなぁ~と、不謹慎とは知りつつも思いついちゃった今日この頃…
ハートチョコレート(ピーナッツ)


P.S.
繁華街では普通に不二家のレストランは人が入ってるみたいですね。

投稿者 cazper : 00:24 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月27日

panda01.gif 世の中的には招商銀行ですが、個人的には人生銀行

最近は、日本の人も利益を求めて中国株式へ関心を持つ人が増えてきているようです。それを後押しするかのように証券会社が続々と中国株セミナーを開いています。

そんなセミナーで、最近勧められているのが「3968 招商銀行(マーチャント・バンク)」らしいです。

確かに売り上げ成長率もそこそこあって企業体としては理想なのかもしれません。しかし、企業が優れていても株価として魅力的なのかは別次元だと思います。ちなみに、近々上場する企業は若干評価されすぎているようです。

中国の興業銀行、新規株式公開応募額18兆円と過去最高に

 【上海=川瀬憲司】中国の中堅行、興業銀行は26日、2月5日に予定している上海証券取引所での新規株式公開(IPO)に対する応募が1兆1633億元(約18兆1700億円)あったと発表した。人民元建てA株のIPOへの応募額では過去最高。中堅の同行に対する異常な人気は、中国の株式相場の過熱を示しているとの見方もある。

 従来の最高は今月9日に上海に上場した生命保険最大手の中国人寿保険の8325億元。銀行では昨年上場した最大手の中国工商銀行(7810億元)、同2 位の中国銀行(6770億元)を大きく上回った。不動産規制の強化などから過剰流動性の矛先が株式に向かい、上海総合株価指数は06年初から2.5倍に跳ね上がっておりバブルの兆候もみせている。(NIKKEI.NET 2007/01/26)

もちろん、バリュエーションしてみると魅力的な銀行は残ってはいます。しかし、そういうのは人々が注目していない銀行に決まっているのです。

人々が注目してしまった銀行に投資するよりは、注目すれば確実に資金が増える人生銀行に資金投下する方が個人的に好きです。
人生銀行

投稿者 cazper : 22:51 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月26日

panda01.gif インテルの社訓に共感

今読み進めている本に「世界最強の社訓」があります。
世界最強の社訓
その中で優れた企業は良く考えてるもんだなぁと思ったのが以下の文章。

インテルは新しいスタイルの会社であり、昔ながらの伝統的な手法にはこだわらない。そのひとつのあらわれが、配置転換に対する考え方だろう。「目標」のなかにもそれがはっきりとうたわれている。絶えず人材や資源を、より付加価値の高いプロジェクトに配置転換する。言い換えれば、もしどこか別の部署で必要とされたら、明日からはそっちで仕事をする、ということだ。
「私は、しょっちゅう人事異動を繰り返しています。動く本人にとっては、楽ではありませんが・・・」とディーエスは言う。「たとえば、私は労務管理のプロですが、もし人事にそれほど人数が必要ではないということになれば、明日からは証券アナリストとして仕事をすることになるかもしれないし、あるいはウエハー(半導体基板)製作部門のスーパーバイザーになるかもしれないわけです。大変ですが、その人の持つ専門知識が一箇所にとどまらずにいろんな部署で生かされることを考えると、会社にとっては大きなメリットがあります。」(p.104)
優秀な人になればなるほど、無難な事務作業は当然こなす能力があったりします。プログラミング能力がある人は、当然ながらエクセルのデータ打ちに使うことも出来ます。(大概、プログラマーの打ち込み速度は劇的に速い…)

当然、使う側(使用人)は融通の利く優秀な人を使いたがります。自分がやらせたい仕事レベルで優秀な人を使う場合、優秀な人の60%の力しか利用しない仕事を与えたとしても、仕事自体は無難にこなされます。

このような使い方は使う側にとっては便利なのですが、一方で人材力を無駄使いをしている事に他なりません。本来は、各自の能力が最大に発揮されるような使い方(人材の配置)をしなければならないわけです。

昨今における女性の社会進出を見ていると、日本が如何に人材の無駄遣いをしてきたのかという事が良く分かります。

投稿者 cazper : 01:28 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月25日

panda01.gif 2chネラーの能力って凄いな…(人力検索 地図編)

2chといえば、マスコミからは叩かれる存在なのですが、私は一目置いていたりします。

特に、凄いと思うのは変な事に対しての検索・解決能力の秀逸さです。

今日見ていて感心したのは、次の記事に対する人力検索です。(2chスレはこちら)

米国の検索エンジンであるグーグル(google)の衛星写真サービスに、ソウルと首都圏の対北朝鮮防空網である空軍の防空砲陣地を精密撮影した衛星写真が掲載され、安保上の問題が提起されている。

同防空砲陣地に配置された地対空ミサイルは、有事の際、ソウルと首都圏を奇襲する北朝鮮軍の飛行機を阻止するための防空戦力だ。

24日、グーグルの衛星写真サービス「グーグル・アース」(earth.google.com)を検索した結果、ソウルのある地域に配置された空軍の防空砲陣地の鮮明な衛星写真が確認された。 (東亜日報 JANUARY 25, 2007)


この記事に対し、誰かが韓国の東亜日報に添付の写真を紹介しました。すると、また誰かが書き込みの9分後にはGoogleマップ上での場所を特定しているわけです。

自分もそうですが、どうして人間って一般的には無駄な事だと熱中できるんでしょうね~ 不思議です。


P.S.
人間の能力の凄さを感じられる映像…

投稿者 cazper : 12:18 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 勘を身につける事が大事

事務所やら研究室やらでは書類が多いために棚があります。かつて某先生が業務用スチールラックを見て次のように言いました。

某先生:「これ、どれくらいの耐荷重あるかわかる?」

サカエ 軽量棚

周りの人は適当に応えていたわけですが、某先生は次のように続けて言いました。

某先生:「こういうのを見て直感的に判るかどうかが、エンジニアのセンスなんだよ」

つまり、直感的に判断できるまでの勘を身につけているかどうかがエンジニアとしての素質に関わってくると言いたかったのでしょう。この「勘」というのは、どの分野であろうが何気に必要だと思います。

勘が無いとどうなるかというと、何かやるにしても自分で判断が出来ないし、他人から助言を言われると他人の言った事に直ぐに乗せられてしまいます。

株式投資なんてのも良い例じゃないでしょうか?例えば、投資信託を買っていたら運が良ければ上がるかもしれないのですが、いつまで経っても株式市場・世の中の流れに対する勘が芽生えません。

それじゃ、どうすれば良いかといえば、自分で痛い目に会いながら小さい所から初めて、勘が付きはじめたら次第に大きくしていくしか無いと思います。


P.S.
勘を付けるのを放棄するならば、勘のある人を近くに置かないといけないみたいです。

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2007年1月24日

panda01.gif 理念に合わないならば手を出さない

「自分が所属する組織の理念は何ですか?」

と質問した時に答えられる人って何人くらい居るのでしょうか? 京セラやGEのように理念の共有が大切であると認識している企業では、組織の上位に居る人から下位に居る人まで理念の共有が比較的されていることでしょう。しかし、一般的には組織が大きくなればなるほど理念の共有が出来ていないような気がします。

というのも、組織が大きくなるほど創業者からの距離が遠ざかるばかりではなく、他社の洗礼を受けてきた中途採用の人が増えるからです。本来ならば、組織が大きくなればなるほど理念の共有に時間とお金を掛けるべきなのですが、実際には逆の方が多かったりします。

たかが理念と思う人も居るのですが、されど理念だったりします。

例えば理念の中で例えば「オンリーワン技術」や「ナンバーワン技術」の創出を謳っているとします。それならば、誰もやっていない技術の創出に人と時間を割き、誰でもが出来る事は外注しなければなりません。しかし、理念が何かを知らない人が事業に携わると、誰かが成功した技術を真似するだけだったり、部材の組立て等の低付加価値作業を行う部隊をどんどん補強していったりします。

こうなると、資本の投下にしたって分散してしまい、組織が一定の方向に動いていく事が出来なくなってしまいます。理念があるからこそ方向性を持った事業運営が出来るのです。

理念に合わない事業(営業・研究・開発)には手を出すべきではないし、理念を軽んじていたり覚えてもいない人を運営側に携わらせてはいけないのです。

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2007年1月23日

panda01.gif もう一つの2007年問題【中小企業編】

2007年問題と言えば、団塊の世代の中で最も多い1947年生まれの労働者たちが、2007年に60歳を迎え、定年退職することにより、企業活動に大きなダメージを与えるという問題をさします。(引用元)

定年問題は退職するサラリーマンにも大変なのですが、雇用する側の企業も労働力・ノウハウの損失という面で深刻だったりします。

しかし、何気にもっと深刻なのは中小企業の社長兼オーナーだったりするのではないでしょうか? 邱氏の本に書いてあるのですが、単に後継者不足の問題が発生するのではなく、相続税にからんだ資金繰りの問題も発生してしまうようです。

不動産が一番」邱永漢著
 地方都市で資本金一億円の会社は、かなり大きな会社であろう。そういう会社で社長が死んで世代交代が起こったとき、相続税が俄然問題になってくる。なまじ借金経営を嫌い、無借金で経営をしていたりすると、一株あたりの含みが額面の20倍、30倍といった評価になる。20倍としても、社長の持ち株は14億円になり、配偶者が生きておれば、半分は免税で奥さんの手に渡るが、うっかり奥さんに先立たれて子供しかいないということになると、最高75%の税率で税金が掛かってくる。上場企業なら社長の持ち株を関係会社か取引銀行に引き取ってもらえばよいが、中堅以下の同族会社では経営権に関わることだから、それもできない。このことがいま日本全国の事業家たちの悩みのタネになっているのである。(p.177)
つまり、下手に息子に引き継がせたところで、親父が亡くなった際に相続税の問題が絡んでオーナーシップを手放さなければならなくなる事態も発生するのです。そのような問題が発生するのであれば、下手に息子に相続するよりも事業を続けてくれる人に売却したいと考える人が現れてもおかしくありません。

当然、事業会社やM&Aを手がける会社がこのチャンスを見逃すはずは無く、今後は中小企業が絡んだM&Aが増えていくでしょう。

 廃業の瀬戸際にある中小企業を、銀行などの仲介で別の企業にM&A(企業合併・買収)してもらう取り組みが広がっている。高度成長期に創業した中小企業の経営者が高齢になり、後継者不足で廃業を余儀なくされる中小企業は年間約7万社にのぼる。M&Aを利用すれば、外部の人材を後継者に登用できる利点がある。ただ、「会社を売るのは恥」と考える中小企業トップもまだ多いという。

 社員約60人、資本金3500万円の都内のある中小製薬会社は05年春、大手化学メーカーに買収された。ヒット商品も抱えて経営は健全だったが、80歳を超えた創業経営者の後継が見つからず、存続の危機に立たされたからだ。(asahi.com 2007年1月14日(日))


P.S.
2007年問題と書いたけど、中小企業のオーナーは定年退職があるわけではないので、中小企業のM&Aが活発になるのは2007年から5年~10年のタイムラグがあるでしょうね。

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2007年1月22日

panda01.gif 斜陽化産業では何をやっても駄目

私は以前、とある赤字を出しているメーカーの人に「機械が売れないのならば、機械を売るのを止めてソフトとかサービスを売れば良いんじゃない?」と話したことが有ります。

そしたら、その人から「我々は機械メーカーですよ。機械を売らないのならば機械メーカーの意味が無い」と言われました。

上のように考える人って今でも多いのではないでしょうか?IBMがThinkPadのハードウェア部門をLenovoに売却して、ソフトウェア・サービス部門に集中するような考え方や決断・行動を取れる個人・企業は少ないのではないでしょうか。

赤字から脱却する見込みが無いならば、自分達のポジションを変える必要があります。それが出来ないのならば、産業の斜陽化の流れと共に沈むしか無いのです。

先日SONYの方が仰っていましたが、ダーウィンは次のように言っているのです。「最も強いものや賢いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る。」と・・・。

不動産が一番
 とりわけ生産手段が急速に進歩し、さして人手を要せずに、食料品でも、日用品でも、たやすくつくれるようになると、物をつくることの有難さは次第に失われるようになってきた。
 「物をつくることをバカにしたら罰があたる」というが、物をつくることの重要性が相対的に後退すれば、その職業に従事して得られる報酬は少なくなるし、それに従事して得られる報酬は少なくなるし、それに従事しようと志望する者もだんだん少なくなる。かりにあったとしても、求人そのものが減るから、業界全体の人口は減らざるを得ないのである。
 つまり財テクに走る人が多いから、メーカー業が沈没して行くのではなくて、メーカー業の斜陽化が著しく、そこで金儲けをチャンスが減りつつあるから、その分だけ財テクに人々の関心が移り、財テクにお金を投じられる人がふえるのである。アメリカ人がまともに物をつくることをやめて、物をうることや株の買占めに夢中になったから、アメリカの産業界がおかしくなったのではなくて、アメリカの産業界がおかしくなって物をつくってもお金が儲からなくなったから、財テクに走る人がふえたのである。(pp.192-199)

P.S.
とは言うものの、最新のテクノロジーを斜陽化産業に導入できると違った次元で陽が当たるようになります。ただし、斜陽化産業に腰を据えて居座っている人が斜陽化産業に陽を当てるようにするのは不可能でしょうね。
使える弁証法

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2007年1月20日

panda01.gif なまけもののすすめ

なまけものの私なのですが、そんな私に似ていると言って「ほぼ日刊イトイ新聞」の記事を送ってきた人がいます。読んでみたら以下のように書いてありました。

ほんとにぼくの本来の性質は「なまけもの」なんですが、
 毎日、実は、仕事がおもしろいんだよなぁ。
 たぶん、なのですが、
 以下のようなしくみになっているのではないでしょうか。

 1.前提は、なまけものである。
 2.しかし、なまけていては生きていけない。
 3.なまけものでもやりたくなるような仕事を考える。
 4.なまけものでも、やりたい仕事だから、やっちゃう。
 ‥‥そういうことなのかなぁ、と思うんです。

 逆にぼくが「働き者」であった場合には、
 以下のようになるんじゃないでしょうか。

 1.まず、「働き者」である。
 2.働くことは、ごはんを食べるのと同じ。
 3.今日も元気だ仕事が楽しい。
 ‥‥ってことじゃ、工夫もしようがないですよねぇ。

創造力となまけ力は相関関係があるのではないかと思います。なまけたいからこそ、なまけられるような何かを考える。なまけようとする人は何気に多いから、皆に受け入れられる。そうすると創造する事が楽しくなる。この繰り返しになるんでしょうね。

さて、なまけものにとって気をつけなければ成らないのは「働き者」だと思うのです。糸井氏が書いているように、なまけ者と働き者は思考回路がまったく違います。世で言う働き者は、目の前の作業をこなしていく事で満足感を得ているので、なまけ者に必要とされる創造の時間(ぼ~っとしたりする時間)を無駄であると考える傾向にあります。

本来、理想的な世の中は、なまけ者によって創造され、働き者によって支えられる事なのだと思います。しかし、現実には働き者が標準とされて、その標準になまけ者が組み込まれてしまいやすい社会システムが構築されています。

当然、この社会システムが定着化すると、なまけ者はなまける事が出来ないため本来もっている創造力が発揮されず、創造力が発揮されない働き者が支配する世の中は徐々に衰退していくのです。


なまけものだと、↓のようなあからさまな事をやってみたくもなるんだけど…違うかな(汗 (^_^.)

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2007年1月18日

panda01.gif 土地はそれ自身では価値を生まない

今読み進めている本に不動産が一番があります。先日戸田ゼミに参加した際に頂いた本です。

この本の中に土地に関しての本質的な事が書かれていました。

アダム・スミスも言っているように、土地はそれ自身が価値を生み出すものではない。土地の上で労働と資本とによって生み出された余剰の部分が大きくなれば、地主の取り分が増えるが、その部分がなくなってしまえば、地主の取り分はゼロになってしまうものなのである。耕しても何の収入ももたらさない荒地から地主は何ももらうことはできないのを見てもわかる通りである。(p.136)
土地そのものが価値を生み出さないという事は他の人も指摘しています。しかし、都会であれば土地には(所有する)価値があります。その価値の源泉は何かといえば利用価値です。

土地が畑ならば、利用価値は目で見えます。したがって、畑として土地を利用するのならば、土地の価値は肥沃度合いとか消費地への距離等で決まってきます。

それじゃ、マンションの場合はどうかというと、マンションの住人が自宅で働かない限り、マンションの上で価値が生まれることはありません。殆どの人はマンションの外で働いているわけですから、利用価値というのは職場への距離や買い物への利便性等で決まってきます。

したがって、土地の価格というのは土地を利用する人・企業がどれ位稼ぐのかによって上下するんでしょうね。


P.S.
ここ連日深夜帰宅なのでネットに触れられない~(涙

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2007年1月16日

panda01.gif 社会の富が集まる方向を読む

貧しからず富に溺れず」を読み終わったのだけど、邱永漢氏は時代時代で変えていかなければならない生きる知恵を提供しているだけではなく、いつの時代にでも有効な知恵・考え方を書いているので非常に参考になる。

その中で一文を取り上げておきます。

 全体として社会的な富はまだ増えつづける方向にあるとすれば、その分け前にいくらかでもあずかる方法はある筈である。つまり不動産にかわる次の物がある筈であり、それに関与しようと思えば、40歳になるずっと前からそういうことに関心を持ち、耳目を働かせ、上手い方法があると思ったら、すぐにも実行に移すことである。多分、それはベンチャーの株を買うとかベンチャーでなくとも、今後、継続的にお金を儲けて事業の膨らんで行く成長企業の株を買ったりする事の中にあるだろう。社会の富がどの方向に集まるか、そういう動きを遠望して、そこへお金を投ずれば、土地に起こったとおなじことがもう一度起こるだろう。(p.167)
良く株をやっている人の話を聞くと、「株価が上がって含み益が増えている。」とか「株価が下がった、損きりだ」という話が多くあります。

しかし、株価の動きだけの情報で売買をしている人は、株の売買によって金銭面以外の何を得ているのかが疑問です。売買スキルを得ていると言うのならば、トレーダーへの道を歩めばよいと思います。しかし、トレーダーを本業としている人は少ないわけです。

それならば、株価の長期的な上下に関係する、将来の富がどうなるのかを予測して行動すべきだと思うのです。富が集まるところが自分の守備範囲ならば自分でビジネスを起こしたり企業で事業開拓をすれば良いですし、守備範囲外であるならば株式投資をすれば良いのですから。


P.S.
今日は、百式のBlogマーケティング勉強会に参加です。ちと会議で残業気味になるのだけど間に合うように行きたいぞ

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2007年1月15日

panda01.gif 所得が上がったらB2BよりB2C側へ

B2Bとは、電子商取引(EC)の形態の一つで、企業(business)間の取り引きのことを指します。一方、企業と一般消費者の取り引きはB to Cと言います。

このように区別するようになったのは電子商取引が盛んになってからのようです。売り上げベースで見た場合にはB2Bが大半を占めます。これは何故かと言えば、例えば消費者(C)向けのオーディオ機器を作るにしても、原料から部品、部品から製品、加工するエネルギーの供給等、様々な場面でB2Bが絡んでいるからです。

しかし、最終的にはB2Bが何故存在するのかと言えば、B2Cをするために必要だからに過ぎません。B2Bの利益の源泉はB2Cに掛かっているわけです。当然ながらB2Cというと小売が多く、小売は利益の源泉かというとそういう事にはならないので、実際には利益の源泉はB2Bの中でもB2Cサイドに近い部分という事になります。

物不足の時代は、B2C側で稼ぐためにはB2Bの役割が非常に大切でした。例えば、生産性を上げる為のロボットを作ればB2C側はより多く稼げるようになるため、産業用機械を作る企業にも大きくお金が入りました。

しかし、物余りになると、B2C側は作れば売れるという事にならないので、如何に高付加価値のものを作るかが重要に成ってきました。高付加を作り出す方法が技術的高度さを要求されるのであれば、そのような技術を提供できるB2Bも伸びるわけですが、デザインの良さを要求された場合には必ずしもB2Bが必要ではなくなってきたわけです。

当然、物が売れなくなると、人間はコストカットに目が向き易くなります。そのため、人件費の安い国に生産拠点を移すようになり、人件費の高い国でB2Bを展開している企業はますます不利な環境に置かれるようになります。

したがって、所得が上がれば上がるほどB2BよりもB2C側の方が儲かる可能性があるという事になるんでしょうね。(貿易を考えると少々状況は変わりますが…。)

2010年のアジア
所得が上がると価格に対する敏感度を示す価格弾性値は下がり、質や安全性、ライフスタイルとのマッチングなど購買に当たっての決定要素が多様化していく。(p.99)

P.S.1
ちなみに、Webサービスで提供するならばB2CよりもB2B2Cが儲かるビジネスになりやすいでしょうね。

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2007年1月10日

panda01.gif プロダクトアウトで失敗すると、価格の話が出る

プロダクトアウトとは、企業が製品や商品、サービスの調達・開発・提供・販売を行うに際して、企業の有する技術や優位性などを基本にそれらの事業活動に取り込んでいく考え方です。

一方、プロダクトアウトの反意語に当たるのが、マーケットインです。マーケットインとは、企業が製品や商品、サービスの調達・開発・提供・販売を行うに際して、市場や顧客のニーズを汲み取った上でそれらの事業活動に取り込んでいく考え方です。

 “工業”の歴史において、産業革命以来、20世紀の大量生産方式の登場まで「作れば売れる」時代が続いておりまして、その時代にはプロダクトアウトの発想は非常に上手くいきました。しかし、1970年代ごろになると資本主義社会に成熟化・飽和感が見られるようになり、次第に作り手・売り手の独り善がりな商品・サービスは受け入れられなくなってきました。そうなると、そこで購買者の視点、ニーズを重視しようというマーケットインの発想が大切になってきました。(引用元)

需要が旺盛なマーケットが変化したのが売れなくなった原因ですから、特長の無い品を作れば価格競争に巻き込まれます。かといって単に技術開発をしても開発コストが掛かる割りに市場がそこまで高機能を求めていないので高値では売れません。すると営業は製造原価が高いのが売れない原因だと考え、開発・製造は売れる見込みが例え無かったとしても製造原価を下げるには数を作るしかないと只管働き続け在庫を増やし続けるのです。

プロダクトアウト系の企業で、「高機能・低価格の開発をすれば売れる」という話ばかりが出てきたら、一日も早く、勝負するマーケットを変える事に注力した方が良いかと思います。


P.S.
プロダクトアウトとかマーケットインとか切り分けてるけども、どちらにしろ製品・サービス作りが「顧客思考」になっているかどうかが重要なんですよね。

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2007年1月 9日

panda01.gif 経営コンサルタントは必要か?

経営コンサルタントといえばマッキンゼーボスコンが有名です。経営コンサルタントは顧客(企業)の経営に対して、問題を発見し、解決の支援をするアドバイザー的な仕事をします(参照)。

経営コンサルタントは優秀な人が多いのも事実なのですが、アドバイス先の人々から見ればやはり外部の人間です。また、コンサルタントは現場に携ってきた人間ではないので、現場の人間からは"素人に何ができるのか"と思われてしまいます。

とはいえ、現場に拘る人々の多くは自分の経験からしか物事を判断しないので、自分の周りの環境が変わっても古い環境でしか通用しない意思決定しか出来なかったりします。そのため、古い人間の意識で固められた組織は、新しい世の中についていけなくなります。

だからこそ、経営コンサルタントが必要になるのでしょう。

これは、個人が良きメンターに導かれる事と同じような感じなのでしょう。ただ、自分の人生は自分で決めないといけないのと同じで、コンサルがついたとしても組織のトップが明確な意思を持っていなければ駄目なんでしょうね。当然ながら、メンターが居なくても良き人生を送っている人もいるのと同じで、コンサルがいなくても良い経営が行われる組織もあるのでしょう。少ないとは思いますが…。

V字回復の経営 三枝匡
 企業が大金を払って外部のプロに戦略立案を任せたら、プレゼンテーションはきれいにできているが、中身は現実の事業展開に使えないという事態はよく聞く話だ。
 逆に、さして勉強もしていない経営幹部が「これは自分たちの内部の問題だ」と言って、社外の知恵を借りることを否定するまではいいが、結局自分できちんとした立案ができず、問題解決を先延ばしにしたり、お粗末な計画を実行して問題を解決できないケースも日常的に発生している。(p.279)

投稿者 cazper : 06:58 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2007年1月 7日

panda01.gif より多く売れる事よりもより多く儲ける事が重要

「より多く売れること」と「より多く儲けること」の違いは何でしょうか? より多く売れれば多く儲けられると思うかもしれませんが、それは違います。より多く売れたとしてもより多くのコスト・時間が掛かってしまうのならば儲けることはできません。

経営の判断をする際には、「より多く儲けられるかどうかの指標」を重視しなければいけないのは言うまでもありません。


例えば10億円で4億円の赤字部門があったとしましょう。(この部門は売り上げ20億円になればトントンになると仮定します)

有能な経営陣ならば、例えば3年以内に黒字化できなければ部門の廃止の決定を下すことでしょう。そうだとしても、黒字化するまでに累積損失は10億円を超える可能性が高いわけですから、投下資本利益を上げるまでには売り上げを30億円にした状態で数年を要すると推測されます。どっちにしても、相等有望なビジネスじゃない限りは撤退を考えるべきでしょう。

一方で、現場の人間や経営マインドを持たない経営陣は有能な経営陣とは違った感覚を持っています。例えば、去年の売り上げが10億円で赤字が4億円だったのに対し、今年が売り上げ12億円で赤字が3億円になったとします。現場の人間は時間軸(累積)の感覚を持っていないので、去年よりも赤字が減ったことに安堵するわけです。2期の間に累積赤字は7億円になったにも関わらず、現場の人間は去年との比較で改善された事にしか目が行かないのです。

慢性的な赤字企業・部門でも危機感が生まれないのは、ここにあるのです。そのためには、現場に対して「より多く儲けるためにはどうすれば良いか?」という事を考えさせなければならないのです。多く儲けるためには、より多く売れる事も一つの解ではありますが、それが全てではありません。より高く売ることも一つの解ですし、安く生産することも一つの解ですし、早く生産することも一つの解なのです。(安易に、値段を安くして多く売れば良いという考えに落ち着かせない事が重要です)

V字回復の経営 三枝匡

P.S.
全然関係ないですが、久々にミュージックファンドで大きな利益を残しそうな歌手(mimika)が出てた。当然だけど、既にファンドの募集は終了。(まぁ、私は手を出しませんが…。)

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2007年1月 6日

panda01.gif 企業価値が分かっているかどうかの質問

企業その物は必ずしも(価値)成長しなくても良いと思います…と書くと一部の方々から怒られそうなのですが…(^_^.) その一方で他人から資本を調達してる以上は成長を期待されてしまいますので、成長しなければなりません。

特に、上場企業は他人から必ず資本を調達していますから企業価値を高める事はある種の使命となります。

したがって、上場企業の経営者は少なくとも企業価値が何をする事によって高まり、現在の企業価値がどれくらいあるのかを把握する必要があります。ところが、実際には企業価値が分からない人が経営を行っている企業が少なくなかったりします。このような経営者が君臨すると、高値で他社を買収したり、経営資源を分散させすぎて企業の体力をどんどん削ってしまいます。

それでは、企業価値が分かっている経営者なのか企業価値が分かっていない経営者なのかを見分けるにはどうしたらよいでしょうか?

それには以下の4つの質問を経営陣や執行役員(はたまた事業部長)にしてみると良いでしょう。
当社の事業の中核はどこだとお考えですか?
  →事業の中核が分かっていない場合には、全然関係の無い新規事業に手を出して痛い目に合う可能性があります。

何が当社の強みで何が当社の弱みだとお考えですか?
  →強みと弱みが分からないと、何を徹底的に強化して、何を外部に委託するかの線引きが出来なく、最適な予算配分が出来ません。

当社の企業価値は本来いくらくらいあるとお考えですか?
  →企業価値を数字で算出していないという事は、予算の決定がざる勘定になってる可能性がある。数字で把握しない組織は物事を精神論で片付ける傾向があります。

当社の企業価値を向上させるにはどうしたら良いとお考えですか?
  →企業価値を向上させる具体的な戦略を経営陣が持っていません。こうなると現場が一所懸命に働いてもキャッシュを生めない体質になる可能性があります。(≒従業員は早く辞めたほうが良いかもしれません。)

ちなみに質問項目は岩崎日出俊氏の本から抜粋しています。これらの質問は本来良い投資銀行か役に立たない投資銀行かを見分けるために投資銀行の担当の方にする事項です。
投資銀行 (p.207)

P.S.
岩崎日出俊氏の↑の本は今日読み終わったのだけど、岩崎氏のホームページから簡易型の企業評価シート(バリュエーションシート)がゲット出来るので、企業価値を算定したい人は利用すると良いかも。

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2007年1月 5日

panda01.gif インターネット時代の頭脳の在り方

私は記憶力が悪い方である。自分でも前方性健忘症なのではないかと思うくらい直ぐに忘れる。

先日も飲み会の席で東京23区位常識として知っているべきだと言われた。しかし、今の時代に物事を記憶する事は無駄な行為であると私は思う。何故ならば、知識というのはインターネットで調べれば直ぐに出てくるからである。

鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの墓には「自分より賢い人びとを周囲に集める術を知っていた、一人の男が横たわる」という墓碑銘が刻み込まれているという。カーネギーは知識を持っているのではなく、知識へのアクセサビリティーを持っていたのである。知識は持つのではなく、必要な時に利用できればそれで十分なのだ。

現代でも同じであろう。知識というのは持つ必要性は無い。知識へのアクセスの仕方さえ知っていれば良いのである。そして、現代では殆どの知識がネット上に存在する。という事は、googleの検索法とかを知っている事の方が知識を持っている事よりも重要なのである。

一方で、それらの知識を利用して新たな創造をする事の価値が大きくなってくる。そうなると人間が蓄えるべきは、発明や発想をするための知恵となってくる。田坂広志氏も本でそのように言っている。
これから何が起こるのか

インターネット時代の頭脳の理想的な役割を図で書き表してみると以下のような感じになるのではないだろうか?


P.S.
ちなみに、ネット上にある知識の獲得法が不得意な人と発想力が貧弱な人は知識社会では不利な戦いを強いられるでしょうね。

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2007年1月 2日

panda01.gif 優秀な戦術家と優秀な戦略家は別

組織の中の一員として業績を上げられるからといって、組織のトップになって業績を上げる能力があるかどうかは別次元です。

バブル前の銀行を見てみましょう。その頃は、融資を如何に多く出来たかどうかが個人の成績に反映され、多くの融資が出来た人間ほど出世しました。しかし、そうした人々は融資を多くする事が更なる組織の発展に繋がると信じていたので、組織のトップに立っても如何に多くの融資を部下にさせるのかしか考えていませんでした。その後バブルが崩壊しました。その際に、銀行そのものに大きく傷をつけたのは、多くの融資をする能力のある人だったわけです。

融資を如何に多くできるのかは戦術的な能力です。戦術的な能力を持っている人を戦略的な事をするポジションに引き上げてしまったのが昔の銀行の過ちだったのです。

世の中を見ていると戦術的に優れている人は沢山見かけます。そして、彼らは戦術的な実績を認められて組織の中で昇進し、下位・中間マネジャーの地位を獲得しています。まだ、下位であれば戦術的な能力で組織力を発揮させることは可能となるでしょう。しかし、組織の上位になればなるほど戦略的な能力がなければ組織を良い方向へ導くことは出来なくなります。


以前、テレビで将棋の羽生善治さんが「最近は、大局観を大切にしている」と話していました。大局観とは「細部にとらわれず、全体の情勢を判断する考え方」です。抽象的に書けば、風の流れを読む能力です。

将棋でいえば、「とにかく攻めよう」「いまは我慢しよう」といった、もう一段上の方向性だけを決めるというもので、打ち手の選択に迷った時の意思決定基準になるものです。ビジネスの現場では、企業の直面する様々な問題群が形成する「循環構造」を把握する能力となります。

実績を評価する際には、実績が戦術からくるのか戦略からきているのかの違いを把握する事が組織運営では大切ですね。


P.S.1
大体、疲弊している組織(企業体)は戦略が描けない人が上位の管理職に就いているケースが多いように思います。そして、性質が悪いのは戦術家は(戦略が何たるかを認識できないので)自分は間違っていないと信じている事です。そのため、組織全体が沈没する方向に走っていても、自分は頑張っていると思っているのです。
それじゃ、彼らをどうすべきかというと…かつて松井証券等の企業がどうしたのかを見れば分かりますよね…。

P.S.2

投資銀行
 多くの日本の企業経営者は、組織の中で重宝がられて上に上がってきた人たちである。
 しかしながら、組織の中で「上の人に重宝がられる人」と「上に立つ人」とでは、本来、求められる資質が決定的に違う。

(中略)

 もっと極端な失敗例、たとえばカネボウ、長銀、山一證券などの場合はどうだろうか。事業分野を絞りきれず総花主義に終始したカネボウ、いたずらに融資規模を拡大した長銀。これらの企業を破綻においやった経営者を見ていくと、たとえ課長や部長として実績を上げた人であっても「本来はトップになるべきでない人」が「トップになってしまった」ことから悲劇が始まったことに気付かされる。
 「上の人に重宝がられる人」と「上に立つべき人」とでは求められる資質が根本的に違う。(pp.29-30)

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2006年12月26日

panda01.gif 芸術面・文化面のマッシュアップが加速してくる

マッシュアップとは、IT用語としては、複数の異なる提供元の技術やコンテンツを複合させて新しいサービスを形作ることです。複数のAPIを組み合わせて形成された、あたかもひとつのWebサービスであるかのような機能が、マッシュアップと呼ばれています。(引用元:IT用語辞典バイナリ)

今はWebサービスのマッシュアップばかりが注目されているのですが、よくよく考えてみると音楽・映像・絵といった芸術・文化面のマッシュアップの方が加速されているし、注目していくべきだと思うんです。

まだまだ、他人の映像を利用したパロディーをやると直ぐに著作権を問題視する業界団体が多いのですが…マッシュアップにより発展した芸術・文化を尊重した方が人類のためになるような気もします。

↓はマッシュアップでは無いけどギャグ玩具として多くの人にうけています。

Web2.0的発想で芸術面・文化面の発展を加速させるサービスを立ち上げると面白いかもしれませんね。

P.S.
ちなみに、テレビを流し見ている私ではありますが、最近は流し見る時間が少なくなってきています。というのも、YouTube等をダラダラと見ているからです。↓次の映像なんかは普通に見ていても面白すぎますねぇ。

普通に可愛い人の映像が見れたりするのも技術の進化のおかげだろうか・・・。

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2006年12月25日

panda01.gif マネジメント(管理)すべきは顧客価値

以前車のテレビCMで「モノより思い出」というキャッチコピーがありました。このCMは、幾らモノを持っていたって価値が無い思い出を作ってこそ価値が出ると主張していたのです。(まぁ、思い出を作るためにはモノ[車]を買わなければならないのですが…)

人間は簡単に目に見えるモノ・サービスに対して価値をおく傾向にあります。

例えば、株式であれば株価。競馬であれば倍率等…。これらの数字はわかりやすいのですが、物事の本質を表してはいません。本質というのは、株式であれば企業価値であったり、競馬であれば期待値なのです。更に深く考えていくと、企業価値というのはその企業の社会的な貢献度合いであったり、競馬の期待値(=マイナス)というのは興行事業というサービスへの対価を支払っている事になるのです。

しかし、本質を見るには頭を一捻り、二捻りしていかなければなりません。

さて、マネジメントの本質とは何でしょうか? 管理という(表面的な)言葉に踊らされる人が多いので、人を管理する・仕事を管理すると応える方は多いでしょう。 それでは、何のために人を管理・仕事を管理するのでしょうか? 

この質問に答えているのが宋さんの本です。

ここが変だよ日本の管理職
 管理職のマネジメントの対象、つまり「管理」すべきものは、部下の行動ではありません。
 では何かというと、それは「価値」「バリュー」に他なりません。今の流行の言葉で言うと、「顧客価値」というやつです。
 「自分たちのやっていることが、お客さんにとって価値のあることかどうか」「自分たちは善かれと思ってやっていることが、本当にお客さんに喜んでもらえているのかどうか」
---経営者もそして管理職も、常にこのことに最大の注意を払うべきなのです。(p.94)

 繰り返しになりますが、管理職がやるべき仕事は、部下たちつまり人間を管理することではありません。管理すべきことは顧客価値であり、それを実現するためのプロセスです。(p.96)

 顧客価値に応えるためには、プロセスマネジメントが行われます。顧客価値を創造できるプロセスをつくるために、業務分析をきちんと行い、どんな仕事をどうやって進めるかが決められます。
 その上で、部下には仕事の指示をするのですが、管理職が部下に指示する時は、企業間の取引と同様に"発注する"という感覚が必要だと思います。
 この仕事をこれだけしてくれた場合は、これだけの給料を払うという形です。資本主義的な原理方見た場合は、仕事を指示することは発注しているのと一緒です。
 ムダな発注をした場合は、ムダな納品が行われます。ムダが出る責任は管理職にあるのです。つまり、管理職と部下のやり取りで、指示を間違えてよくない結果が出れば、その責任は指示した側にあります。(p.98)

マネジメントすべきは顧客価値なのです。

当然ながら、目の前の仕事、目の前の部下を見る事に必死の人には顧客価値という本質を見抜くことは出来ません。見抜けないのならば、先人の知恵を拝借するべきなのですけどもね・・・。

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2006年12月24日

panda01.gif 同時並行の罠[優先順位付けが必要]

 企画した製品を開発する際、一人が同時に複数の開発に携わる事があります。当然ながら、同時に複数の仕事を勧めることが出来ません。そこで重要になるのが、何を優先して終わらせるのかです。

当然ながら、重要度が高い案件を優先して終わらせようとスケジュールを組みます。それでは、何を基準に重要度を決めるべきなのでしょうか?

それは、その案件を"完遂"したらどれくらいのリターンが見込めるのか? という事です。

「完遂」というのがキーです。まず、完遂するまでの期間が長くなれば費用は大きくなります。当然ですが、完遂しなければリターンが来始める事はありません。ということは、一つの案件に全力を投入した際の費用対効果が一番大きな案件を最優先にしなければなりません。

大事なのは、最優先にやるべき事に集中させる事です。しかし、空いた時間は無駄であると考えるマネージャーは過ちを犯します。空いた時間に優先順位が若干劣る仕事を組み入れてしまうのです。

空いた時間で優先順位が劣る仕事が完璧にこなせれば問題ないのですが、空いた時間のみで終わる仕事というのは存在しません。つまり、最優先すべき仕事のみ行う場合と最優先すべき仕事の合間に別の仕事を組み入れる場合では、前者の方が早くリターンを享受できるのです。

開発期間に余裕がある場合は、同時並行して仕事をこなしても問題は無いのですが、直ぐに売り上げを上げたいのならば出来るだけ一つの仕事のみ行うようにしていかなければならないと思います。

ここが変だよ日本の管理職
 ホワイトカラーの科学的なマネジメントとは、どんなふうに行ったらよいのでしょう。それは、一言で言えば、見えないことをいかに見えるようにするかがポイントです。
 そのためにはまず、業務を全部分析して、お客さんのためになっている意味のある部分と、やってもまったく意味の無い部分とに分けなければ無りません。言ってみれば、自分たちの仕事をきちんと棚卸ししてみるのです。
 次に、意味のある部分でも、効率を考えて、その人がやるべきかどうかを判断する必要があります。たとえば、ある自給の人が担当したのでは効率が悪いならば、その人ではなくもっと時給の低い人へ仕事を割り振りし直すという事です。
 この、わずか二つのことがなぜできないのでしょう。とても不思議です。管理職の人たちが、そのための訓練を受けていないということが大きいのではないでしょうか。
 こんなことを口にすると、「宋さんは日本人の悪口を言っていれば商売になるのだから…」という、みなさんのキツい視線をイヤでも感じざるを得ません。
 でも、あえて憎まれ役を買って出ても、この自分たちに欠けている部分について、日本の管理職の皆さんにぜひじっくりと考えて欲しいのです。(pp.34-35)

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2006年12月21日

panda01.gif マネジメント2.0(環境に応じて役割を変える)

以前、日経新聞に環境に応じて脳の役割が変わっていくという記事が載っていました。どういう事かというと、漢字ドリルのような事をやる際には脳は記憶媒体として機能するのだけれども、記憶できないほどの情報を浴びせ続けると記憶しきれないので、何が良い情報なのかを判断する能力が強化されるのです。

このように、環境が変わると役割が変わるのは脳だけにおこる現象ではありません。例えば、重たい物を持っていれば肉刺が出来て次第に肌が硬くなるのも環境に応じて肌が適応した現象なわけです。このような現象は生命だけではなく社会システムにも生じます。


↓の本は一昨日読み終わったものですが。著者の田坂広志氏は情報化社会におけるマネジメントの仕事の変化について言及しています。

これから何が起こるのか
 例えば、月曜日の営業課の定例会議。朝の管理職会議での打ち合わせを終えた営業課長がメンバー全員に伝達事項を伝える。しかし、その中身は、しばしば、社内行事の日程や、先期の業績数値、根気の売上目標などであり、これも、単なるデータのレベルの情報の伝達に過ぎなかったわけです。そして、「ネット革命」が到来し、いまでは、その情報は、社内のイントラネットで瞬時に共有できるようになりました。
 では、その結果、何が起こったか。

 マネジメントの仕事が、一段、高度な仕事になったのです。

 すなわち、マネジメントの仕事が、単なる「データ」のレベルのマネジメントから「ナレッジ」(高度な知識)や「ノウハウ」(深い知恵)のレベルのマネジメントになったのです。例えば、先ほどの経理課長は、財務諸表の作成ではなく、経理情報の分析や財務分析などに時間が割けるようになり、営業課長は、重要な顧客への対応や販売戦略の立案に時間を使えるようになったのです。

 しかし、それにもかかわらず、このことを誤解している企業は少なくありません。
 例えば、「情報システム導入」の目的を「省力化」や「人件費削減」と思い込んでいる企業です。
 たしかに、情報システムの導入に寄って「省力化」や「コスト削減」できることはおおいのですが、我々が、一つ理解しておくべきことが有ります。

 情報システムを導入することの真の目的は、決して、社員を減らすことではありません。
 その真の目的は、社員を低付加価値の仕事から解放し、より高度な仕事に取り込めるようにすることなのです。
 
 言葉を変えれば、「情報革命」には、明確な一つの「思想」があるのです。

 情報革命とは、人間を不要にするための革命ではない。
 情報革命とは、人間が、より高度な能力を発揮するための革命である。

 この「思想」を我々は、深く理解しておくべきでしょう。(pp.197-198)

今、上手く行っていない会社はマネジメントの仕方が古いんですね。高度な判断を下していくのがマネジメントの仕事になってきているのに、従来的な人の管理しか出来ていないのです。

従来的な人の管理というのは、部下の時間配分の管理だったりとかモチベーションの管理だったりといった事です。こんな事は、IT技術で楽になってきたのです。楽になったのですから、余った時間を高度な仕事をするために当てれば良いのですが…殆どのマネージャは不勉強ですから無駄に部下だけ参加すればよい会議に口を出してみたり、発言する気もない会議に出てみたりして時間を潰しているのです。

つまり、今の時代は「考えて判断する」仕事がより求められているのに、凡庸なマネージャはこれらの仕事を放棄しているのです。

当然ですが、生物界では適応能力が無い生命体は淘汰されていくのと同じように、マネジメント2.0が主流になってくるとマネジメント1.0から進化できないマネージャは淘汰されていくのはないでしょうか。


P.S.
ちなみに、赤字で示しましたが、仕事を管理・こなす事しか考えず、部下を低付加価値の仕事から解放し、より高度な仕事に取り込めるようにすることに真剣に取り組んでいないマネジメントはマネジメントの仕事を放棄しています。(こういう人は多いですけどね。)

以前、㈱ゴンゾーに勤める吉冨さんが話していたのですが「リーダーを育てるリーダー」を育てる事が組織としては重要であり、そうできない組織は早かれ遅かれ衰退するしかないのでしょう…。

投稿者 cazper : 23:07 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月20日

panda01.gif 「やってみなければ分からない」は、やる理由にはならない

私の身近に非常に賢い人がいます。その人の一言で印象深いのが「やってみなければ分からないというのは、やる理由にはならない」という一句です。

良く世の中では、考えてばかりで行動を起こさないのは結果的にはやっていない事と一緒と言われています。しかし、だからといって、何も考えないで行動すればよいという意味ではありません。

「やってみなければ分からない」という言葉には次の二つの意味合いがあると思います。
●未来なんて不確定なのだ、やってみなければどうなるかなんてわからない。
●実行すれば○○という結果が期待できる、だけど実際にやってみなければわからない。

前者は期待値が0だという事を意味します。対して、後者は期待値が少なくともプラスである事を意味します。期待値がプラスであれば、失敗しようが何回かやっていけば最終的にはプラスの結果が得られます。

それでは、前者と後者の違いはなんなのでしょうか??

前者には確信が無く、後者には確信があるのです。しかし、この確信を得るためには「調査・熟考・気付き」をしなければなりません。調査や熟考をするにはエネルギーが必要だし、気付きを得るには知識・知恵の蓄積と思考の柔軟性が必要になります。

当然、人間は面倒な事は嫌いなので、ある種の確信を得ていなくても実行したがります。そして、無駄に多く失敗していくんですね。

「やってみなければ分からない」からやるという態度ではなく、「どうすればやった結果に対して確信が持てるようになるのか」を考えて行動する事が必要なのではないでしょうか。

広告でいちばん大切なこと
 広告や販売促進を手がける際は、この点を忘れないようにしよう。何らかの方法で競合企業より優位に立つ必要がある。競合商品より優れた品質、サービス、あるいは条件を提示するか、競合他社がまだ指摘していない事実を指摘し、自社の商品の法が優れているという印象を与える。名前やブランドを叫ぶだけでは十分ではない。他社ではなく、うちの商品を買えと消費者に迫るのは広告人の本分ではない。競合企業はどこか、どんな商品を提供しているのか、消費者は何を求めているのかを把握する必要がある。こちらに大きな分があると確信できないうちに戦いを挑むのはばかげている。(p.88)


P.S.
アカデミックな研究でもそうである。実験によって得られる結果を仮定しているからこそ、実際に実験するのです。とはいえ、予測も出来なかった結果が凄い価値を持っている場合も少なからずあったりするのですが…。

投稿者 cazper : 23:06 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月19日

panda01.gif オープンプライバシー

身近な人には語っているのですが、「オープンソース」ならぬ「オープンプライバシー」の考え方が今後は重要になってくると思っています。

プライバシーとは、三省堂 新明解国語辞典によれば「個人的な日常生活や社会行動を他人に興味本位に見られたり干渉されたりすること無く、安心して過ごすことが出来る自由」を意味します。プライバシーが保たれるからこそ、安心して生活できるわけです。

しかし、他人に見られたくなかったり干渉されたくなかったりするからこそ、プライバシー情報は価値ある情報になってしまうわけです。ダイアナ妃をパパラッチが追いかけたり、芸能人のスクープ報道がお茶の間の人気を集めるのも、他人のプライバシー情報がクローズドな性質を持っているからこそなわけです。

クローズドにするからこそプライバシー情報の価値が高くなるのであれば、逆にある程度のプライバシー情報をオープンにしてしまえば情報の価値が下がるでしょ!というのが「オープンプライバシー」の考え方です。

芸能人の中には恋人との関係を直ぐに公に晒す人がいますが、そうなると誰も彼らの関係を追いません。また、例えは悪いですが、裸を常に晒すアフリカの民族の間では、裸である事が当たり前となっているので盗撮文化が流行るとは思えないわけです。

というわけで、隠すよりも晒すという「オープンプライバシー」の考え方はこれからの時代において重要だと思います。

ウェブ人間論
梅田 たとえば「膨大=ゼロ」と考えてみることから出発します。全部オープンになっていると、逆に誰も全部は読めないんだと。つまり、ある事柄について情報がオープンになっていて、それを全部読めるとなったら、十万件、百万件の情報全部を読む人はいないですよね。だからその中に紛れてしまえば消えてしまうと考えるんですよ。(p.101)

投稿者 cazper : 06:07 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月18日

panda01.gif リベラリズム V.S. コミュニタリアン

梅田望夫氏・平野啓一郎氏の本を日曜日に読み終えました。その中で非常に共感を得た部分がネット時代は「リベラリズム」が主流になっていくという事。

ウェブ人間論
 平野: ちょっと思い出したんですが、70年代から80年代にかけて、リベラル=コミュニタリアン論争というのが政治哲学の世界であったんですね。これは、アメリカでいうと、民主党の支持者と共和党の支持者との考え方の違いに対応するんでしょうけど、大雑把に言えば、リベラリズムは、人間の理性や合理的に善意を判断しうる能力というものを信じていて、結果として社会には一定のルールが形成されると考えるわけで、ネット社会の秩序観は、梅田さんのお話を伺っていても、基本的にはリベラルだと思います。人間そんなにバカじゃないから、規則でギュウギュウ縛らなくっても、それなりのふるまいをするよっていう。
 他方で、コミュニタリアニズムは、人間の合理性というようなものをあまり信じていなくて、共同体の構成員であるからこそ、人間は秩序の中で生活することが出来るんだという立場を採る。それで、伝統や習慣といったものに大きな価値を置くんですね。
 日本でも、主に教育問題を巡って、右からも左からも、最近、コミュニタリアン的な見解が語られる事が多いですけど、ただ、今梅田さんが指摘された通り、彼らがよって立つ、そうした古い、閉ざされた共同体のイメージは、もう通じなくなっている気がします。(pp.67-68)
人・モノ・金の流れの変化ががゆっくりしていた時代であれば、その社会を維持する組織も変更する必要が無かったので伝統や常識で物事を推進するほうが合理的な時代でした。

しかし、インターネットの普及とグローバリズムの拡大によって人・モノ・金の流れが激しくなりました。すると、今までの伝統や常識が通用しない事が多くなってきました。こうなると有利なのは、旧来的な伝統や常識に染まっていない若者なわけで、ITを利用した分野において若い起業家が多いのは当たり前なのだと思います。

だからといって、永遠にネットの世界ではリベラリズムが適合しやすいのかというとそうでも無いように感じます。何れは、ネットの世界に適合した新たな伝統や常識が作られてきて、新たなコミュニタリアニズムが芽生えて来るんだと思います。


これから何が起こるのか 田坂広志
 これから、「ウェブ2.0革命」が、政治、経済、社会、文化の在り方を変え、資本主義の全てを変え、企業や市場や社会の姿を変えていく。その結果、そこで働き、生活する、我々の働くスタイルも、生活のスタイルも、すべて変えていくのです。
 そして、これまで我々が、仕事や生活において「常識」と思っていたことが古くなり、世の中に数々の「新たな常識」が生まれてくる。(p.29)

投稿者 cazper : 01:27 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif やらない事を決める

最近、全ての事が滞っている。メールの連絡もそうだが、ブログもそう…ブログの更新はある種どうでも良いのだが、他人が関わるメールの遅延は問題である。更に言えば、発想するために必要な余裕が持てていないだけではなく、健康を害さない程度の睡眠を取ろうとすると活動時間を減らさざるを得ない状態であり迷惑を掛ける状況が生じている。

何が悪いのかというと…自分の目的に合った活動以外の活動に時間を取られているからである。

人間は、ある活動をしていると必ず自分自身は成長(or変化)していく。また、自分を取り巻く環境も時々刻々と変化していく。という事は、ある時点で"やるべき事"だったものが、やらざるべき事に変化する事もあるのだ。

つまり、成長するためには惰性で何かを続けていては駄目なのである。成長するためには定期的に「やらない事を決める」必要がある。

投稿者 cazper : 00:38 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月15日

panda01.gif 何事にも利他の精神が必要

商品・サービスを開発する上で大事なのは、開発した商品・サービスが相手に対してどれ位の価値を持つのかを考える事です。

相手が認めてくれる価値以上の価格をつければ、商品・サービスは売れません。かといって、価格を安くしすぎてしまえば、原価割れを起こしてしまいます。

通常、多くの商品・サービスは競合するものが出てきます。価格は当然下げざる得なくなるので、利益が取れなくなってきます。そうなると、コスト削減に躍起になります。しかし、コストを削減する事自体は利他の精神ではなく、自己の利益を追求する行為なのです。したがって、コスト削減ばかり追及すると製品の質が落ちていき、競争力その物が無くなったりします。

そんな事当たり前じゃんと思えるのですが、現実の世の中ではコスト競争に突入して体力を削られている企業が沢山あるんですね。そう考えると、当たり前の事を当たり前のようにやれるだけでも世の中では競争力のある人・企業になれるわけですね。(とか言いながらも、競争そのものが私は嫌いですが)


広告でいちばん大切なこと

 わずか一週間で、わたしは六人のセールスマンが六週間で売ったよりも多くのコトスエット(料理用油脂)を売った。価格に文句をつけた客はひとりもいなかった。スウィフト氏からボストン営業所のメンバーを全員解雇しろという電報が届いたが、私は本社に戻り、わたしが使った方法を説明するまで待って欲しいと頼んだ。
 スウィフト氏に会うと、私はこう言った。「わたしはコトスエットを売ったわけではありません。コトスエットの話もしませんでした。私が売ったのはパイの広告であり、戦略です。コトスエットは単なるおまけでした」
 「それなら、君のやり方を他の連中にも教えてやってくれ」
 「これは教えられるものではありません」と私は答えた。この考えは今でも変わらない。違いは販売に対する基本的な考え方にある。普通のセールスマンはあからさまに相手の歓心を買おうとする。自分の利益を追求しようとする。こうしたセールスマンは、「他社ではなく、うちの商品を買え」と言っているに過ぎない。利己的な消費者に利己的な頼み方をしているのだから、抵抗にあうのは当然だ。
 わたしが提供したのはサービスだった。私は常にパンの事業を支援した。わたし自身の利益はパン屋の意に沿うための努力に隠されていた。
 どの広告を作成する時もわたしはこの原則を適用した。わたしは決して人々に購入を迫らない。通常はその商品が販売店で売られていることすら書かない。価格を記載することもまれだ。わたしは常にサービスを提供する。それはサンプル提供かもしれないし、現品の無料進呈かもしれない。これは利他的な行動に見えるだろう。しかし、このような広告は利他的な消費者の注目を引きつけ、行動を促す。これは利己的な主張ではできないことだ。(pp.79-80)

当然ながら、企画・開発・研究はたまた管理部門であろうと利他の精神で物事を決定していく事が大切でしょうね。

投稿者 cazper : 06:33 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月14日

panda01.gif 薄膜で破壊を防ぐ

超久々に技術的な事も書くかなぁ

今日、光ファイバーの話を聞きました。(石英)光ファイバーは普通は折れ易い代物であるが、表面をコーティングしてあげる事で折れにくくする事が出来るそうです。

何故、折れにくくなるのかというと、材料というのは表面積が大きくなればなるほど微小欠陥(切込み)が生じやすくなります。すると、材料に応力が加わった際に欠陥に応力が集中し、そこから破壊が進展するからです。

そこで、脆性が低い素材でコーティングして表面の微小欠陥を埋めて上げれば強度が増すようです。

石英の光ファイバーで言えばピアノ線の強度よりも強くなるそうです。ただし、石英ガラスにそのままポリマーを付着させても剥がれてしまうので、ガラス表面を化学処理してポリマーと化学的に結合させるのがミソとの事。

この薄膜で表面欠陥を埋める技術は他の分野にも応用されていて、例えばジオマテックという会社では、液晶ガラスの薄膜コーティング技術を応用してセラミックといった機械部材の強度を増すためのコーティング技術を開発しています。


世の中には強化ガラスが存在するけど、(化学的)表面コーティング技術で強強度の強化ガラスって出きるんじゃないかなぁ~。今の防犯ガラスは、強化ガラスの表面にポリカーボネードを張り合わせているだけなのでガラスその物の強度はそれ程上がってないわけだし…。


ちなみに、炭素等の素材で極めて細いウィスカー状繊維を作成すると表面積が小さくなるため表面欠陥が生じにくく強度も劇的に高くなります。

投稿者 cazper : 21:35 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月13日

panda01.gif 大人数参加型の会議は意味が無い

20名とまではいかないが、10名以上が参加する会議というのは良くある。

そういう場で他の人々の行動を観察していると、会議に出席しているだけの人が多い事に気がつく。会議に出席する人数が増えれば増えるほど、自分と関係ない議題も増えてくる。すると、何も発言せずに聞くだけだったり、配布された資料を読んでいる(フリをしている)だけだったりする人の割合が増えてくる。

その癖して、会議に出席した人たちは「自分の貴重な時間を、くだらない会議に消費してしまった」と感じているので出席しただけでも(嫌な)仕事をしたと思っているのである。

くだらないと思うのであれば出席しなければ良いのである。もちろん、発言をしないのならば出席するべきではないのは言うまでも無い。

どうも会議というのは、参加者が多くなるにつれて個々人の緊張感や参加意識が薄れるようである。

これは学校教育でも感じる部分である。日本の大学では、授業中は黒板を写す人は居るが質問をする人は少ない。しかしながら、少人数制の塾や家庭教師の前では質問をするのである。[一方、カナダの大学(SFU)にいたときには、普通の授業でさえ質問が飛び交い参加者全員が思考回路をフル回転させているのが見受けられた。]

もし、大人数の前で質問をしない習性が日本人にあるのであれば、少人数で行う会議を多数開いた方が効率的なのではないだろうか。


P.S.
そういや、久々にSFUのRAやってるロブのホムペ見たけど、マイクロフューズの研究をまだやってるのね。焼き切るアイデアはロブが出して、T字型にする部分は何気に私がアイデア出してて、A先生によって交流の利用が考案されて、今に至るんだねぇ。

この問題はエレクトロマイグレーションや表面張力・毛細管現象の問題を考えないといけないので何気に厄介だと思う。

自分の設計した回路が届いて実験をやり始めた段階で帰国したのが心残りだ。


ちなみに、これを見ていて思いついたのだけど、マイクロウェーブのエネルギーをごく小さい領域に導く導波路系が作れたら何気に需要があるぞ…。(まぁ、私自身のナノテク分野への興味は失われつつあるわけですが…)

投稿者 cazper : 22:33 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月12日

panda01.gif ストックをみるか、フローをみるか

ここで書いても大丈夫か心配だけど友人から聞いた話

三十路を過ぎた友人の友人の彼女は、友人の友人に対し都内の良い場所に持ち家を持たなければ嫌だと言っているらしい。

他人の事をとやかく言う必要は無いのだが、自分の願望を他人に実現してもらおうと求めるのはお門違いのような気がしなくも無い。

それよりも気になるのは、この彼女が友人の友人のもつ蓄え(ストック)に対してしか興味が無いことだ。


蓄えというのは、過去から現在までのインフローの累積である。友人の友人でいえば、自分の給与による蓄えと親が蓄えた資産という所だろうか。

蓄えというのは、生活の安定には必要不可欠のものである。しかし、蓄えその物を維持するには、それなりの費用(お金・時間・知恵)が発生する。つまり、蓄えその物は将来を保障するものではないのだ。

こういう観点を彼女が持っているのかは甚だ疑問である。(余計なお世話なわけだが・・・)


蓄えが過去から現在の累積であるならば、現在から未来を作るのはフローという事になる。フローには、将来にわたり貰う給与・報酬所得と、資産によって生み出す所得がある。

フローは、生活を発展させていくのには非常に大切なものである。インフローを大きくすれば、大きな消費もできるようになるからだ。しかし、フローというのは常に一定では無い。そのため、インフローを当てにして大きな消費ばかりしていると、インフローが少なくなったときに悲惨な思いをする。こんな状況に陥った人は少なくは無いだろう。


他人のストック、フローを当てにするのもよいが、それらの性質を知る事の方が大切だと思う。

投稿者 cazper : 23:01 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月10日

panda01.gif コストを削って失敗するタイプとそうでないタイプ

良くテレビとかで、節約主婦をやっていたりするのですが、あんなに節約する事に躍起になる位ならば、別の事に労力を使ったほうが良いんじゃないかと思える事があります。

節約するがために夫のお小遣いを減らせば、夫の人付き合いが当然悪くなります。そうなると、来るべきチャンスが来なくなることが有り得ます。また、食費を削れば、家族の健康が犠牲となり、お金を貯めたとしてもお金を使える体じゃなくなる可能性が出てきます。


こんな事は家庭だけの話ではありません、事業でも同じです。


例えば、あるプロジェクトがあるとします。お客を満足させるための仕様にするには多くの投資が必要になるので、投資額の損失を最小にするための仕様に変更してしまったりします。

しかし、失敗した際の損失を抑えようとすれば、お客さんを満足させる仕様で製品・サービスを提供できなくなってくる可能性が出てきます。


何故このような事が起きるのでしょうか?


これは、殆どの人が何らかのサービスや製品に投じたお金をコストであると勘違いしているからです。

お金を投じれば、その行為が消費だろうが投資だろうが何らかの対価を受け取っています。コストというのは、お金を投じてから対価を受け取るまでの間で対価を減らそうとする要因の事を指します。

当然のことながら、投じるお金を小さくすれば受け取る対価も小さくなり、コストが少しでも多く掛かれば受け取る対価は吹っ飛びやすくなります。


こんな事は当たり前の事なのですが、主婦のための節約番組が組まれたり、管理者の多くが真っ先にコスト削減に取り組むのを見ていると、コストを削るのに精を出して失敗する人は意外と多いのではないのでしょうか?


P.S.1
ひろゆきの「消費し続ける人とそうでない人」にも同様な洞察がなされてますね。

P.S.2
広告の世界でも同様に金を惜しんで失敗する人が多いようです。

広告マーケティング21の原則
 多くの広告主がわずかな金を惜しんで利益を失っている。企業は負担を恐れているのかもしれないし、1セントでも節約しようとしているのかもしれない。サンプルに10セントを請求したり、1、2枚の切手を要求したりするのはそのためだ。しかし、その10セントを得るためのコストは40セントから1ドルに達するかもしれない。つまり、こうした態度は反応の獲得コストを高める可能性がある。それにもかかわらず、サンプルを無料で提供したくないばかりに、追加コストを支払う企業は驚くほど多い。(p.90)

P.S.3
"適切な人"に対して気前の良い人とそうで無い人をみれば、コストで失敗する人生を歩む人なのかどうかを見分けられそうですね。
香港大富豪のお金儲け
↑の本にも、香港の大富豪がチップを多くあげる人とあげない人の違いの理由を説明している部分があります。

投稿者 cazper : 22:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月 8日

panda01.gif 不動産は上昇しても市場はある…

最近、不動産価格も上昇し、REIT運用者も適切な投資物件を見つけることができないという情報もちらほらと聞きます。

そんな中、本屋の中で久々に不動産運用関連の書棚に行って売れている本を見つけました。それが↓
戸建賃貸運用法  ←読み終えましたよ~

なんと、アパートマンション経営ではなく一戸建てを賃貸経営していくべきだと書いてある本です。

多くの人にとって戸建で賃貸市場なんて無いと思うはずです。なにしろ、一戸建てを賃貸するくらいなら自分の家を購入した方が良いという人の方が多いと考えるからです。

しかし、この本を読んで認識が変わりました。

多くのサラリーマンにとって自宅を購入するという事は、会社から住宅手当が貰えなくなる事を意味します。その上、銀行からは住宅ローンを背負うので負担が(予想以上に)大きくなるのです。その点、一戸建てを賃貸すれば、住宅手当を貰いながら近隣住民への騒音を気にせずに伸び伸び生活できるんですね~。

アパート・マンションと一戸建ては別マーケットだから、今起きている地価上昇も回避出来ますし~。これは狙うべきマーケットかもしれません。


P.S.1
夜な夜な市場調査しとるとBlogは書く暇が無いや…。ちなみに、タイ市場は値上がってるね。まだまだ、中国市場の方が良いです。

P.S.2
最近また韓国のウォン高傾向が強くなっています。そして、「ウォン高」でググルと…1位に過去に書いた私のサイトが出てきてビックリです。

投稿者 cazper : 20:12 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年12月 5日

panda01.gif キャッチーなタイトルをつける

某S氏と先日会っていた際に、若干過激な表現になったとしてもキャッチーなタイトルで人を引きつけるのが重要であると言っていました。

アカデミックな世界で言えば、論文なんてのが良い例でしょう。幾ら良い内容の論文を書いたとしても、タイトルが適切でなければ人々の興味を誘わずに論文の内容を読まれる事は無いのです。

ここ1週間位ダラダラと広告に関する本を読んでいるのですが、如何に見出しが重要であるかが記載されています。

広告マーケティング21の原則
 わたしは本分よりも見出しの部分にはるかに長い時間を割いている。ひとつの見出しを考えるのに、何時間もかかることはざらだ。たくさんの失敗作の後に、ようやくこれという見出しが決まることも覆い。広告に対する反応の総量は、しかるべき読者の関心を引くことができたかどうかで決まる。どんなに優秀なセールスマンでも、話を聞いてもらわなければ商品を売ることはできない。(p.35)
上記の文章の最後の1文が何気に重要だと思います。

ある種の技術者に多いのですが、彼らは良い商品・サービスを作りさえすれば売れるだろうと考えます。しかし売れるためには、まずその商品・サービスの存在をお客様が認知しなければいけません。

キャッチーなタイトルをつける事って大切ですね。

P.S.
ブログもそう…。友人のブログのタイトルで「彼氏できました」と書いてあったのでツイツイ見ちゃったし。

<余談>
今日は、国分寺にある酒蔵 月海で会食。関わっているプロジェクトは上手くいきそうな予感。ただ、別件が足を引っ張る予感。自由な発想をするには適当な性格の方が良いとC先生は言っていたが、その通りだと思う。

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2006年12月 3日

panda01.gif 貯蓄・投資へは収入の10%を最初に確保

先週の木曜日に↓の本を読み終えました。
バビロンの大富豪
こんな本ばかり読んでいないで下の本でも読んで教養を高めろ…という声が聞こえてくるわけですが、資本主義社会で生きる事を素直に認めた上で、その社会で上手に生きた人の本というのも教養として読まなければならないとも思うわけです。
三次元有限要素法―磁界解析技術の基礎


さて、以前「キャッシュフローで考える生活」と題して、家庭を(あらゆる面で)豊かにするための投資・消費配分について述べました。

理想的な配分法を簡単にまとめれと、娯楽に使ってよい金額は全収入の10%で、自己投資には25%となります。

残りの65%のうち必要経費を取り除いた残りを貯蓄し、投資へ回していくべきなのですが…人間というのはあればあっただけ使う性質があるので、収入が多くなればそれだけ必要経費も多くなり貯蓄・投資へ回すお金が無くなります。

それでは、貯蓄・投資へどれくらい回すべきなのかというと最低でも10%だそうです。ただし、貯蓄・投資へ回す10%は収入があり次第最初に確保しなければなりません。(参考:バビロンの大富豪


P.S.
ちなみに、企業活動にもこれが言えそうです。企業成長を考えるのならば、利益の10%は現預金の形で常に確保していき、ある程度貯まった所で設備投資等に回していくべきなんでしょうね。

投稿者 cazper : 07:30 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月28日

panda01.gif 起業家・マネジャー・職人は油と水のようなもの

大連に旅行中に、人生を考え直すため(笑 に本を読んでいました。スモールビジネスを成功させるために助言をしてきたマイケル・E・バーガー氏の本です。
はじめの一歩を踏み出そう
これは非常に良い本です。人々の中には3種類の人格が住んでおり、そのバランスがとれるとスモールビジネスが順調にいくというのです。もちろん、事業が大きくなったときは事業体が抱える3種類の人種のバランスが重要になっていくという事でもあります。


起業家(変化を好む理想主義者)
 起業家とは、ささいなことにも大きなチャンスを見つける才能をもった人である。ときには理想主義者と呼ばれながらも、将来のビジョンをもち、周囲の人たちを巻き込みながら、変化を引き起こそうとする人物こそが起業家である。
 起業家とは未来の世界に住む人でもある。決して過去や現在にとらわれることはない。起業家は「次に何が起きるだろうか?」「どうすれば実現できるだろうか?」といった問題を考えるときに幸福を感じる。
 起業家は革新者であり、偉大な戦略家である。そして新しい市場を創り出すための方法を発明する。

 起業家にとっての課題は、いかにして足を引っ張る人達から逃れ、チャンスをものにできるかである。起業家にとって、周りの人たちは夢を邪魔しようとする障害物なのである。

マネジャー(管理が得意な現実主義者)
 マネジャーとは管理が得意な実務家である。マネジャーがいなければ、計画さえ立てられずに、事業はたちまち大混乱に陥ってしまう。
 
 起業家が未来に住む人であれば、マネジャーは過去に住む人である。起業家が変化を好むのに対して、マネジャーは変化を嫌う。目の前の出来事に対しても、起業家はチャンスを探そうとする一方で、マネジャーは問題を探そうとする。
 マネジャーは家を建てればその家に住み続けようとするが、起業家は家を建てるとすぐに次の家を建てる計画を始める。
 マネジャーがいなければ事業も社会も成り立たないが、起業家がいなければ革新も起こらない。

職人(手に職をもった個人主義者)
 職人とは、自分で手を動かすことが大好きな人間である。
 「きちんとやりたければ、人に任せず自分でやりなさい」これが職人の信条である。職人にとって、仕事の目的は重要ではない。手を動かして、モノをつくり、その結果として目的が達成されれば満足なのだ。
 起業家が未来を生き、マネジャーが過去を生きているとすれば、職人は現在を生きる人である。モノに触れて、つくりあげることが大好きで、決められた手順にしたがって仕事をしているときに、幸せを感じるのである。
 職人にとっては、考えるという作業は生産的ではない。(もちろん、目の前の仕事について考えることは大切だが)。そのため職人は、難解な理論や抽象的な概念に対して懐疑的である。考えることは役に立たないどころか、仕事の邪魔にすぎず、「どうすればいいか」さえわかればそれで十分なのである。


 マネジャーから見れば、職人は管理すべき対象である。職人から見れば、マネジャーはできればかかわりをもちたくない人物である。たいていの場所、二人の意見は一致しないのだが、起業家がトラブルの原因であるということだけは、二人の共通認識となっている。(pp.37-42)

上記の3つの人格で、自分の中でどれが強いのかを見てみると良いでしょう。何らかのスキルに注目して行動しているならば自分の中で職人気質が8割あるといっても良いでしょう。職人気質の割合が大きい人が8割程いると思います。 自分を見つめてみると…8割程の人間には入ってないような気がしてなりません(^_^;;)

人格のバランスが他の人と違うと、物事を見る視点が違くなってきます。


 起業家は、事業を商品だと見なしている。つまり、自分の会社は競合商品と一緒の棚に並べられているので、隣の商品よりも顧客の目を引きつけなければならない。
 起業家にとって大切なことは、その事業で何を提供するか(What)ではなく、どのようにして提供するか(How)である。商品よりも、それを提供する方法が重要なのだ(p.94)

 起業家の視点は、まず顧客像を明らかにするところからスタートする。はっきりとした顧客像をもたないかぎりは、どんな事業でも成功しないのである。
 反対に職人は、自分に出来ることを決めたうえで、その売り方を考える。結果として、誰にどのようにして売るかという問題は深く考えられないままになってしまう。(p.94)

●起業家にとっては、事業そのものが商品である。
●職人にとっては、商品とは顧客に手渡すものである。(p.95)

「職人タイプの経営者にも、起業家の視点はもてないのか?」と思っていないだろうか?残念なことに、その答えはノーである。職人は顧客のニーズなどに興味をもたないだろうし、ほかにもやるべき仕事は多いのである。(pp.95-96)

つまり、起業家思考の強い人が職人や職人気質のマネジャーに何かを語っても全く理解できないわけです。

年老いた人ばかりが蔓延って活力が失われたり立ち行かなくなった企業というのは、年功序列の影響で権力だけもった職人や職人気質のマネジャーによって支配された状態なんだろうと思います。だからこそ、最近になって若者への抜擢人事が叫ばれるのもわかる気がします。

あるべき姿を持っていない経営陣・マネジャーが支配する会社は、現実とあるべき姿のギャップを埋める事がいつまで経ってもできず、予算未達と下方修正を連続させるだけなのです。

P.S.1
自社の理念が言えない人がマネジャーや経営陣にいたとしたらヤバいですね。そして、理念にそぐわない事業を走らせているとしたら、その企業が消え行くのは時間の問題でしょう。(試しに、自分が従業員ならば上司に聞いてみると良いでしょう。・・・京セラの人なら問題なく理念を言えそうですが。)

P.S.2
ちなみに、職人や職人気質のマネジャーほど経営コンサルタントを大概嫌います。実務をした事のないコンサルタントに自分が関わる事業の意見を言われるのを嫌うのもわかるのですが、経営の基礎も学ばずに嫌っているとしたら食わず嫌いの子供と同じです。

投稿者 cazper : 01:43 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月23日

panda01.gif プロジェクトのリスクは外部よりも内部

事業計画書には、思いつくだけのリスクを書く事が必要であると説かれています。

しかし、思いつくリスクというのは当然ながら回避していくので、リスクが発生するのは想定外な事が殆どです。

工場が放火されて燃えてしまったり、隕石が落ちて建屋が壊れたり・・・(と書くと大げさですが…)

以上は外的なリスク要因なわけですが、何気に気をつけなければならないのが内的なリスクだと思います。

例えば、病欠や離反によって突然人が居なくなるような類です。ただし、内的なリスクに関しては想定した対応を取っておけば回避する事は不可能ではありません。

ところが、多くの人は外部要因ばかり気にする一方で、内部要因に対する対策を行わなかったり後手に回したりしがちです。

それもそのはずで、内部要因であればあるほど自分でリスクコントロールしきれてると思いこんでしまうからです。


昨今の情報漏洩問題にしてもそうですが、外的なリスクよりも内的なリスクに対する回避策をより深く考えてないといけないでしょうね。

投稿者 cazper : 00:34 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月20日

panda01.gif アメーバ経営とアメマ経営

今読んでいる本は、稲盛和夫氏の本です。最近でこそ色々な経営書が出てたりしてるわけですが、稲盛氏が経験の中でキャッシュフローベースの経営手法や売上主義を自然ととってきた事に驚いきます。

さて、企業は部署で分割されており、部署毎に役割が振られています。

アメーバ経営
京セラでは、製造、営業、研究開発、管理のそれぞれの基礎的な役割を次のように位置付けている
●製造…お客様を満足させるものづくりを通して付加価値を創出する
●営業…販売活動(受注から入金まで)を通して付加価値を創出し、同時にお客様の満足度を高める
●研究開発…市場ニーズにもとづいた新製品、新技術を開発する
●管理…各アメーバの事業活動を支援し、会社全体の円滑な運営を促進する(p.101)

しかし、過ちが生じている企業では次のようになってたりします
●製造…在庫が多くなろうと、入庫量を多くする事で部門利益を伸ばす
●営業…付加価値を創出するのではなく、採算を度外視した受注を通して売上だけを伸ばそうとする
●研究開発…研究開発は必ずしも市場ニーズと合わなくても良いと考えてるうちに、その考えが蔓延する
●管理…管理部が一番管理しやすい方法ばかり考える。その結果、会社全体の円滑さが損なわれる。

一度過ちが生じてしまうと、「過ち」が「当たり前の常識」となる事が厄介だったりするわけです。この現象は世の中のいたる所で見受けられるのですが、「誤った常識」を身につけた人達は自分達が誤っている事自体が分からなかったりするのが性質が悪かったりします。

現象論でいえば、ある種の認識障害なんでしょうね。


P.S.
ちなみに、アメーバ経営の祖である稲盛和夫氏も好きですが、アメマ経営で失敗しても挫けない間寛平も好きですぉ(謎

投稿者 cazper : 07:10 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月19日

panda01.gif 重要なのは、使う思考プロセスと言葉

日々使う言葉というのは気をつけている。これは、何も暴言を吐くとか敬語を使うとかいった次元の話ではない。

目的を達成するための語彙という事である。

例えば、幾ら重積分の話をしようとしても、積分の概念を知らない人には全く通じない。逆に言えば、重積分の問題を解きたいのであれば、積分の概念を知らなければならないのだ。

他に、土地取引をしたいのであれば、土地取引に必要な最低限の言葉を知る必要がある。そうでなければ、変な業者に騙される確率が上がるのだ。

今日読み終えた本で「金持ち父さん貧乏父さん」の著者が語った文が載っていたのだが、資本主義社会下で生きていくには次の4種類の言葉の違いには特に気をつけなければならないと思う。

史上最高のセミナー
 クワドラントの左側は、EかSとしての経済的安定を示しているの。違いは使う言葉の中にある。Eはこんなふうに言う。「わたしの給料はいくらだろうか?福利厚生は?有給休暇は?」
 Sはこんなふうに言う。「報酬は一時間につき150ドルだ。手数料は6パーセントだ」
 これがEとSが使う"言葉"なの。
 Bはこんなふうに言う。「わたしの会社に新しい社長を見つけなければならない。優秀なアドバイザーを見つけなければならない。協力が必要だ。チーム一丸となった努力が必要だ」
 クワドラントの右側の人々は"チーム志向"であって、単独志向ではないの。
 Iはこんなふうに言う。「わたしの投資収益率は?このプロジェクトからどのくらい早く利益が得られるのだろう?売り時はいつだろう?」
 重要なのは、使う思考プロセスと言葉なのよ。(p.242-253)

余談になるが、本来プロジェクトマネージャに居る人はBの言葉を使いこなさなければならないと思う。プロジェクトに必要な人をまず揃える事が重要だし、プロジェクトを成功させるために必要な情報を集め、チームのベクトルを一致させる必要がある。

しかし、残念ながらB思考を持ったマネージャーは少ないような気もする。殆どはE思考のマネージャである。それもそのはずで、E思考を持ってやってきた一般職の人が、マネージャーの職を与えられたからといってもB思考を持てるはずがないからである。

というわけで、B思考やI思考をするようにしていかないと真のBやIにはなれないという事なんだろぅ。

投稿者 cazper : 21:51 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月 9日

panda01.gif コンピュータだろうと宇宙だろうとシステムは共通

昔は、○○施設の太いブロードバンドを利用してナローバンドな(他国の)他人にPING攻撃したり、○○施設内のコンピュータの起動時にautoexe.batを書き換えてウィルスっぽく見せかけた自作のプログラムを走らせたり、ソーシャル・エンジニアリングを利用してIRCチャンネルを一時的に乗っ取ったり、バトルポング[BattlePong]やPortFuckで他人のPCを攻撃したと思いきや実行ファイルにウィルスがくっついていて自爆したりとしてたわけですが・・・。

そんな無益な事を全然やらなくなった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(←きっこの日記風)

今読んでいる↓の本に共感を覚えたので紹介

ハッカーズその侵入の手口
「コンピュータだろうと宇宙だろうと、複雑なシステムの間には、必ず共通の性質があるはずなんだ。わたしたち自身も、システムを構成する一要素として、そういう共通の性質を内包してる。そのパターンを潜在意識レベルで捉えられれば、自分に有利な状況を作り出すこともできるし、ひょっとすると、違う世界を体験できるかもしれない。
 私にとってハッキングは、常に技術の問題というより宗教の問題だった」

最近、世の中を見れば見るほど、物理現象も化学現象も経済活動にも共通の性質があるように感じてしまうのですが、有名なハッカーの中にもこういう感覚を持った人がいるものなんですね。

私が注目すべきだと思うのは、青字で引用した部分です。

殆どの人は「周囲の状況」が「現実の自分」を生み出すと考えます。しかし!!!ある種の人々は「現実の自分」が「周囲の状況」を生み出すと考えます。正確に言えば、現実の自分の状態を潜在意識レベルで変えていくと周囲の状況を自分の思った方向に動かすことが出来る、と考えるわけです。

そして、私は後者を信じるし、最近はジワジワと感じていたりします。(って…こんな事書くと"基地外"扱いなんですけどね(www )

P.S.
どーでもよい話だけども、「ハッカーズその侵入の手口」の題名を見てると、「ショッカーズその人生の顛末」なる本を書いてみたくなるぉ(謎
■ 仮面ライダー/ショッカー ■【悪戯軍団ブラックジョーカー】

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2006年11月 5日

panda01.gif 財務面からどう投資判断していくか?

誰でもそうだと思うのですが…面倒な計算は好きじゃないはずです。

でも、投資をしていく際には財務的な部分は最低限みていかなければなりません。それじゃ、何を見ていくのか?

まず、見るべきはお金を稼いでいるのかです。 お金を稼げなければ事業拡大するにも借金や増資をしなければなりませんから。

でも、事業を拡大している間は投資キャッシュが増えるため営業キャッシュだけでは足りず、財務キャッシュを増やさなければなりません。

事業が拡大しているのならば、キャッシュフローに目をつぶった上でP/S上の利益を見ていきます。重要なのはROEです。ROEが高くなければ将来的な企業価値向上は見込めません。

でも、企業を支えているのは人間ですからROEが一時的に低い会社だって沢山あるわけです。

そこで見るのが流動資産です。特にキャッシュです。なぜならば、例え営業利益が小さかったとしてもキャッシュがあれば事業拡大や事業転換を行なうことが出来るからです。

P.S.
ちなみに、自分が会社内部の人間で事業プロジェクトを考えていくときにもこの観点が重要となります。
金持ち父さん貧乏父さん
「金持ち父さん貧乏父さん」では、E・S・B・Iの4つのクワドラントに分けて「E・S」と「B・I」の世界の考え方は全く違うと書いてあるわけですが、IをやるのならばB的思考は絶対に必要なわけで、逆に言えば社内で新規ビジネスをやる場合にもB的思考は当然だしI的思考が無ければ上手くいかないと思うんですよね。

参考
キャッシュフロークワドラントとは?
E・・・従業員(employee) 他人の所有する会社やビジネスから給料をもらっている人

S・・・自営業者(self-employed)またはスモールビジネスのオーナー(small business owner)手数料や一時間いくらで給料をもらっている人。不動産屋、弁護士、医者、などの専門家

B・・・ビジネス・オーナー(business owner) ビジネスから収入があって、しかも自分がそのビジネスで働かなくてもすむ。

I・・・投資家(investor) 投資からの収入がある人

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2006年11月 4日

panda01.gif 徳をもって人に勝つ者は栄える

天籟をきく
徳をもって人に勝つ者は栄え、力をもって人に勝つ者は亡ぶ(p.127) [元:源平盛衰記]

村上ファンドが様々な会社の大株主となって暴れまくった事は記憶に新しいと思います。多くの人はこのような行為は許されることではないと思ったはずです。

幾ら株式のルール上株主に一番の力があるとはいえ、力だけでは人々を押さえつける事は出来ません。

さて、村上ファンドを批判していた人の中にも、自分のことになると人々を力で押さえつけようとしている人は少なからずいます。

例えば、家庭で子供を育てていく際に「俺が家の主なのだから、俺の言う事を聞け」と言ってみたり、会社で部下を従える際に「会社でお金を貰っている以上は、俺が上司なのだから俺の言う事に従え」と言ってみたり等々…

力で持って人を従わせようとすると、心の中では反発する意思が発生します。人の心に反発する意思が発生すると、短期的には力を持った人に従うかもしれませんが、長期的に見ると力を持った人に対し反発したり、離反したりする事になります。

だから、家庭崩壊したり、学校崩壊したり、会社では優秀な人がどんどん去ってしまう事になり最終的に組織崩壊したりするわけです。

だからこそ、備えるべきはであり、自然と自分と同じベクトルが周囲で生じるようにする事が重要なんでしょうね~。

投稿者 cazper : 21:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年11月 2日

panda01.gif ファンドオブファンズの怪

投資信託を個人が買うときの動機って何ですかね?

●個人で運用するには、素人だからプロに運用してもらいたい
●小額なので個人では分散投資できないから、信託する事で分散投資をしたい

他にも理由は沢山あると思うのですが、これくらいだと思います。簡単に言えば、個人では手におえないから投資信託を利用しているわけです。

さて、昨日のニュースでは「投資信託で運用する投資信託」の残高が10兆円を越えたと報道されていました。

個人であれば、自分で手におえないから個別の銘柄や不動産を購入するよりも投資信託を購入するのは分かるんです。しかし、投資信託の運営者が投資信託を買う動機は良く分かりません。

投資信託の運営者も自分自身で運用するのが手におえないから投資信託を買っているのでしょうか??

こんな世の中なら、ファンド・オブ・ファンズ・オブ・ファンズとかファンド・オブ・ファンズ・オブ・ファンズ・オブ・ファンズとかもありなんですかね??(藁

投信で運用する投信、残高10兆円を突破

 投資信託のうち、投信で運用するファンド・オブ・ファンズ(FOF)の残高が9月末、10兆円を突破した。株式や債券など多様な資産で運用する投信を運用対象とすることで、価格変動リスクを抑えたことが、安定した運用を希望する中高年の運用ニーズをとらえている。公募株式投信の残高が過去最高を更新するなか、新型投信が個人マネーの「貯蓄から投資」の流れを後押ししている。

 投資信託協会によると、9月末のFOFの純資産残高は10兆1400億円に達した。投信ブームを背景に残高はこの1年で2.1倍に増加。商品の本数も254本と同27%増加した。 (2006/11/01 NIKKEI)

P.S.
ちなみに、自己責任の時代に安易に投資信託を利用するという風潮も嫌いだったりします。

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2006年11月 1日

panda01.gif 機械と制御の歴史的な関係

我々がアイススケートをする際にはどのようにしてスケーティングを学んでいくのでしょうか?

まず、まず安定的に走行できるようなスケート靴を買います。そして、氷上の歩行訓練から始めて安定走行できるように訓練します。しばらく練習すると、安定的なスケーティングができるようになります。

普通にスケーティングが出来るようになると、単にスケーティングするだけでは楽しくなくなってきます。すると、人によってスピードスケートをやったり、ショートスケートをやったり、フィギアスケートをやり始めます。

さて、ここではフィギアスケートに注目したいと思います。普通に滑れる人がフィギアスケートをやろうとするにはどうしたらよいでしょうか?

まず、スケート靴を歯の接触面積が短いスケート靴に替えます。歯が短く接触面積が小さいという事は、氷上で高速スピンがしやすかったり、小刻みなターンを簡単に決めれるようになります。しかし、今までのスケーティング感覚では転倒しやすくなります。

そのため、フィギアスケートの靴を履きこなすための練習が必要となります。すると次第に、フィギアスケートの靴でも安定的に滑れるようになり、更に練習すれば小刻みなターンや高速スピンが出来るようになるわけです。


この話は何気に機械と制御の歴史的な関係にも当てはまります。


例えば飛行機を例に取りましょう。飛行機が出来た当初は、人間が小刻みに制御しなくても安定的に飛べるような設計はどうしたら良いかという事に焦点が当りました。それでも、飛行環境は時々刻々と変化するので、コンピューターで安定的な飛行を実現するための制御の開発も行われました。

しかし、簡単な制御系で安定的に飛べるという事は、飛行機の性能的には小回りができなかったり、速度を上げれないという事を意味します。そのため、常に相手から狙われる戦争下では、安定性のある飛行機では寧ろ不利だったわけです。

そこで、飛行機の羽を短くし、を上に反らせるのではなく下に反らせる(下反角)ことで、機械的な不安定性さを増させ、その不安定性さをカバーするために高度な制御系が研究開発されてきました。


つまり、機械と制御の歴史を見ると、最初のうちは機械を安定的に動かす事に焦点が当てられて、機械的に安定な系が構築され簡単な制御系が組み込まれます。しかし、時代が経つと、故意に機械的安定性の無い系が構築されていき、それを高度な制御系でコントロールしようという発想になっていくんですね~~。


P.S.
何も機械と制御の関係だけではなく、化学反応でも、経済活動でも全て同じような発展をしていってたりするみたいです。制御が高度な分だけ、何気に放っておけば不安定だったりするわけです・・・(←ここが何気に重要)

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2006年10月31日

panda01.gif 「生活を潤わせ楽しくする、便利になる」を重視する

昨日カンブリア宮殿を見ていたわけですが、やっぱり、ジャパネットたかた社長の高田明氏は凄いセンスをお持ちですね。

技術者の人って秋葉系とまでは言わないけど、高機能を追い求める習性が少なからずあります。

でも、高機能が消費者にとって良いかどうかは消費者自身が決めることです。技術者はこれを忘れる事が少なからず有ります。

昨日のテレビでは、デジタルカメラで「1000万画素は消費者にとっての特長とはならない」と高田社長は仰っていましたが、その通りなんですよね。私とて300万画素を過ぎたあたりから画素数競争をやった所で投資対効果は生まれないだろうなぁと感じていましたし。

消費者の不満が多いところに、技術的なソリューションを提供してあげれば儲けることができるわけです。当然ですが、皆が技術的なソリューションを提供するようになれば、消費者の不満は解消されてしまいます。

しかし、技術者の力が強い企業では、多くのユーザーにとってオーバースペックな機能を作り続けてしまいます。そして、その機能を受け入れる消費者を探し回るようになるのです。

本末転倒ですよね・・・。

高田社長がお客様が知りたいのは、決して商品の機能などではなく、「どう使えるのか」に尽きるからだと仰っていますが、多くの技術者・開発者も常にこの視点を持ちつづけなければならないと思いますね~。

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2006年10月30日

panda01.gif 2:8の法則(パレートの法則)とニートの関係

今日の日経のWEBでニートが世界で2000万人居るというニュースが流れていました。

世界の「ニート」、2000万人・ILO推計

 「『ニート』と呼ばれる若者は世界で少なくとも2000万人」――国際労働機関(ILO)は29日、世界の若者の雇用情勢に関する報告書を発表、職探しをあきらめ、学校にも通っていない若年層の増加が各国共通の現象とする推計を明らかにした。ILOはこうした若者らが「労働市場に溶け込めず、社会に役に立たない存在になりかねない」と強い懸念を示している。

 ニートはNot in Education, Employment or Trainingの略称。欧米先進24カ国では若年層(15―24歳)の約13%を占め、雇用されず求職もしていない「非労働力人口」の若者に占める割合は2.6%という。途上国ではその割合が高いことを踏まえ、世界全体では若者の非労働力人口の4%、約2000万人と試算した。 (2006/10/30 NIKKEI)

日本のニートは64万人とも言われています。世界からみれば日本マシじゃんって感じますね(笑

世の中では「ニート=悪」という風潮になっていますが、これを無くそうとしても無くならないとも思います。ニートが存在するのはある種必然的な事なのではないでしょうか?

蟻さんの大群においても2割しか働いていないといわれるように、世の中にはパレートの法則が存在しています。会社の中だって、利益に貢献している人材は全体の2割と言われています。

こう考えれば、世界人口(65億人)で見れば2000万人位のニートが存在しても不思議ではないでしょう。(パレートの法則を適用すればニートでは無くても世界の豊かさに貢献していない人は52億人は居るのですから…)

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2006年10月29日

panda01.gif 弱者はまず弱者である事を認めること

今、公立高校では卒業に必要な科目(日本史、世界史)の履修漏れで問題になっているようです。卒業する側にとっては深刻な問題なのですが、人類知という観点からすると履修漏れ自体は大した事ではなかったりします。

それよりも深刻なのは、自分の考え方・行動を歴史から学ぶ姿勢を持っていない人が多い事だったりします。

アウグスティヌスが何年に生きていたか?何をやったのか?なんていうのを暗記したところで意味が無いんですよ。重要なのは、「何故、そういう思想が生まれたのか?」という時代背景やその人の境遇であったりといった部分なわけです。


さて、話を本題にもっていきたいのですが、「戦や戦争において歴史上勝ち残った武将は、何故勝ち続けることが出来たのでしょうか?」

それは、自らの戦力と他人の戦力をわきまえていたからに他なりません。これは、孫子が「彼を知り己を知れば百戦殆うからず。彼を知らずして己を知るは一勝一敗す。彼を知らずして己を知らずは戦えば必ず破れる。」と言ってる事からも基本中の基本である事が分かります。

しかし、ビジネスの現場では、自分が弱者であるにも関わらず自分が弱者としての自覚を認識している人が少なかったりします。自らが弱者であるという事を認識していないために、強者と同じような作業を行なっていき、消耗戦に巻き込まれて…最後は衰退するわけです。

世の中は、弱者ほどリスクに敏感になります。元々少ないリソースが減ってしまったらどうしようと不安になるわけです。しかし、元々少ないリソースであれば無くなっても取り返しがつきますしので思い切って一つの事に集中させた方が結果は吉となる事の方が多いわけです。

弱者ほど本能的にリスクに敏感になるのですから、弱者は弱者である事を素直に認めて、本能とは逆の事を敢えてしないといけないと思うんですよねぇ。


P.S.
弱者の戦略はランチェスターの法則にあるように次のような方法があります。

小さな会社のすごい社長!
弱者の戦略とは
1. 強い競争相手との差別化
2. 競争目標と攻撃目標の分離
3. 小規模1位主義、部分1位主義
4. 細分化
5. 重要な目標の絞込み
6. 目標範囲を狭くする
7. 接近戦・一騎打線
8. 経営力の集中投下
9. 軽装備
10. 長時間労働
どんな経営においても、利益を生み出す粗利はお客がお金を支払ったときにしか出ない。つまり、お客に気に入られ、お客に喜ばれ、お客から忘れられないようにすることが、経営における顧客戦略となる。
ランチェスター法則によると、お客作りに関連するもの(営業対策と商品対策)は経営の80%を占める。社長は自社の経営力と競争相手の経営力から、「弱者の戦略」を使ってお客作りに対する戦略と戦術を立てなければならない。(p.66)

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2006年10月28日

panda01.gif 日ハム優勝は新庄劇場だったが…偶然のようで必然な気が…

日ハムが優勝したわけですが、どのテレビ局でも新庄を中心とした映像を流していました。

その中では印象的だったのは、優勝祝賀会で新庄が語った言葉「本当に漫画みたいなストーリー。出来すぎ。きょうが最高の思い出になる」 (asahi.com)でした。

誰が見ても、神懸った幸運が新庄に降ってきたようにしかみえないわけですが…必然としか思えなかったりします。というのも、新庄の言動はナポレオン・ヒル等の自己啓発系の本に書いてある成功の方法を忠実に行なっているからです。
思考現実化13のステップ 成功へのマスターキー

勝ちたいという強い願望、プラスアルファの努力、他人への気配りを忘れていません。

球宴での本盗、そして「かぶり物」で楽しませる新庄の陰に、もう1人のストイックな新庄がいる。「ここで決めてくれ」とファンが思うときに力を発揮できるのは天性のものだけではない。黙っていて胸囲が120センチ近くまでなるはずもない。見えない部分での日々の鍛錬。ぎりぎりの自己管理をするのは期待を裏切りたくないからだと思う。(Nikkansports)

そして、他人への感謝

「やっぱりうれしい。すごいみんないいやつらで、選手全員、裏方、監督、コーチとこうやって喜べることが最高に(ジーンと)きますね」と入団3年目で最後の最後で果たした快挙に感動していた。(日刊スポーツ)

継続した努力

札幌ドームで引退会見し「北海道で種をまき、水を与え、3年目で金色の花を咲かせられたことがうれしい」と、阪神時代の監督で現楽天の野村克也監督が好んで使う言葉を引用して思い出を語った。(デイリースポーツ)

これにより、マスターマインドの力を手に入れているわけです。

小笠原に「4勝して、最後にツーさん(剛志)を胴上げしたい」と言われ、目に指を当てて泣きまね。「みんな、ありがとう」と笑顔を見せた。(asahi.com)

 本塁で待ち構えた新庄とハイタッチを交わし、「新庄さんが泣いていて、これが一番の思い出になりました」。2年間、森本と一緒に鉄壁の外野陣を形成した新庄に、惜別の言葉を送った。(デイリースポーツ

新庄は運が良いと感じた人が多いとは思いますが、実は、新庄が運を呼び込んでいたんでしょうね。


P.S.
また、こういう事書くと怪しまれるのですけどね…。気の流れって何気に見えるんですよね。顔を見れば、運がある人か無い人かもある程度分かりますし…。

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2006年10月27日

panda01.gif 経営者を見るのは重要だが…客観的データの方が重要

良くVCの方々は投資を実行するかしないかの判断を下すためには、「経営者の資質を見る」と言います。しかしながら、そういう事を言い放つ人が経営するVCが往々にして成功していなかったりするのを目の当たりにします。

「人の資質を見る事」というのは、幾ら人を見る目がある人といっても主観的な判断にならざる得ません。自分がプロだと言い張る人は、主観的だからこそ長年の経験が物をいうんだと思い込んでいます。

しかし、甲子園で活躍した多くの人がプロ野球で成功するわけではないのと同様、ある時点で経営者の資質として素晴らしくみえた人がゴーイングコンサーンの事業で成功するわけでは無いわけです。

マネー・ボール

そう考えると、投資判断で重きを置くべきは、客観的なデータだと思うわけです。(優秀な経営者かどうかは、数字という客観データに表示されるわけですし。)

P.S.
重きを置くのは客観性ではあるものの、主観的な判断が全て無駄であるわけではないでしょう。

投稿者 cazper : 01:25 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年10月26日

panda01.gif 国語・算数・社会・理科よりも人間の社会組織の把握が重要

学校教育では、国語・算数・理科・社会といった基礎的学力と共に役に立たないことに異議を唱えずにやり抜くことが身に付けられます。

これらの基礎学力とある種の社会性は世の中を生きていくうえでは必要だとは思うわけです。なんとなく生きていくだけならば、これらの能力だけでも生きていけると思います。しかし、どちらかというと生きているというよりも生かされているような気がしてならないわけです。

人間は生まれた瞬間から何らかの組織・社会に所属しているわけです。その社会・組織は、国語・算数・理科・社会等の基礎的学問を学んだ個々の人が集まって作られたものだったりします。それなのに多くの人は、自らが所属する社会・組織における組織的現象を自ら学ぼうとはしないわけです。

例えば、資本主義のルールというのも組織的現象の一つだったりしますが、資本主義下で生きている人の多くは資本主義について考える事はしないわけです。基礎学力を学んだ人が集まって出来た組織のルールが資本主義なのですから、基礎学力と同等なくらい組織的現象についても学ぶべきだとは思うのですが…。

物理学の未来
物質の相の中で馴染み深いのは液体、気体、固体だが、これらはいずれも組織的現象である。相はあまりに基本的で馴染み深いものなので、このことを知って驚く人は多いが、確かにそれは真実だ。氷を信用するというのは、金を購入することよりも、保険会社の株を買うことに似ている。もし何らかの理由でその会社の組織構造が崩壊したら、そこには有形資産がないため、投資した金は消えてしまう。同様に、原子が格子状に整理した結晶性固体の組織構造が崩れたら、そこには物質的な後ろ盾がないので、剛性は消えてしまう。どちらの場合にも、我々が重視するのはその規則性である。自分の生活を組織体に委ねていると考えたがる人などはほとんどいないだろうが、実は我々は毎日そうしている。例えば、純粋に組織的現象である経済学ももしなかったら、文明は崩壊し、我々はみな飢えてしまうことになるだろう。(pp.59-60)

相と相転移の存在は、自然をもっぱらニュートン流の時計仕掛けとして考える習慣が現実に適っているのかどうかを、真面目に検証する機会を与えてくれる。ミネソタ州の湖に浮かぶ氷や、上空で都市のほどの大きさに広がる雲は、組織が法則を作るのであってその逆ではないことを物語る、単純かつ具体的な証拠だ。問題なのは、基本的な法則が間違っていることではなく、それが不適切なものとなる、すなわち組織化の原理によって力を失うことである。人間の社会組織と同様に創発の法則も、組織が小さいうちは当てにならず、ときには見出すことも難しいが、組織が大きくなるにつれて信頼できるものになっていき、最終的には完全に真となる。安心して国際を買ったり、リスク無しに水野上にトラックを乗り入れたり出来るのは、このためなのだ。(p.72)

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2006年10月25日

panda01.gif 何に努力し、何に正直か?

「うさぎと亀」の話は皆さんがご存知の通り、幾ら要領が良くても、こつこつと努力している人が最後には勝つという事を教えてくれます。世の中では努力・根性・忍耐・正直といった行為を美徳とする雰囲気があるようです

本当にそうでしょうか???

世の中を観察していると、こつこつ努力してる(ように少なくとも見える)人がパッとしていない事の方が多かったりします。逆に、こつこつ努力はしないけど要領の良い人の方が色々と成功しています。

どうしてこうなるのでしょうか??

それは、成功する人は成功するのに必要な事に対して努力・正直であるからなのでしょう。だから、傍から見れば単に要領が良いように見えるわけです。一方、努力・正直なのにパッとしていない人は次から次と目の前に現れる事に対して努力・正直であるからなのでしょう。

そう考えると、努力・正直である前に、「何に努力し、何に正直であるべきか」を考える事が重要なのでしょうね。


今日は↓の本を読み終えた。

思考現実化13のステップ
もしあなたが、努力と正直だけが富をもたらすと信じるひとりなら、そんな考えは捨てて欲しい。それは間違いだ。莫大な富がもたらされるのは、決して努力によるのではない。富がもたらされるとしたら、それは明確な原理を応用し、明確な要求をしたからであり、偶然や幸運によるのではない。(p.123)

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2006年10月24日

panda01.gif 人が官僚的かどうかは、その人の発言でわかる

世の中には民間人だろうと、官僚的な発想しか出来ない人の方が多かったりします。

「○○が慣習だから」
「○○が世間の常識だから」

今日は次のようなやりとりがありました。
 O:「議事録は手で書き、第三者のサインを貰うのが常識」
 私:「最近はパソコンでの議事録作成もありますが…(むしろ主流になりつつある)」
 O:「それは、ハンディープリンターを持ち歩くのだ」
 私:(誰がハンディープリンタ持ちあるくのだ? それこそ非常識人だろ)

昔バイト先でも次のようなやり取りがありました。50枚ずつ数えた封筒の束を2個合わせた時に私は50+50は100なのだから改めて数える必要は無いと考えていました。しかし、
 D:「封筒の束を2つ重ねる際に、封筒が紛失するかもしれないから、動かしたら数え無きゃ駄目だよ」
 私:「今数えたばかしの50枚の封筒の束2つを重ねたら100枚なのは自明でしょう」

世の中には、自分の(年と共に重ねた)慣習・認識こそが正しいと思い込む節が有ります。しかし、それは大きな間違いです。

自分が年と共に重ねて作られた習慣や常識というのは、あくまでも、自分が暮らしてきた現在までの環境によって作られてきただけなのです。現在のように目まぐるしく世の中が変わる時代においては、過去の環境と今の環境は大きく違う事が多いわけで、年を取ればとるほど現代の常識からズレている事が多くなります。(まぁ、昔と変わらない常識というのもありますけどね。)

それでは、自分が官僚的な発言をしないようにするにはどうすれば良いのかというと、まず、「どうすれば効率が一番良いのか?合理的なのか?」という事を考えた上で、次のように発言すると良いような気がします。
 「○○をするのが合理的・効率的である。(だからこそ、当面の慣習とすべきだろう)」

投稿者 cazper : 20:50 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年10月22日

panda01.gif 単にコスト削減するのではなく、コスト削減技術を開発する

メーカーで製品が売れなくなってくると、利益率を上げるために製造現場では「コスト削減」が叫ばれるようになります。

①購買部門の統合や部品の共有化、購入品の一括購入によって購入コストを削減する
②製造工程における失損を出来るだけ減らす
③不良品・クレームを減らす
④人件費削減

確かに、既存製品が売れなくなると真っ先にコスト削減に手をつけます。コスト削減をすれば、売値を下げることが出来、値下げ競争の激しい環境でも生き残れると考えるわけです。

当然ながら、①~④に書いたことは誰でも思いつきます。つまり、他社も簡単に同様の行動を取れるし、既に取っているでしょう。したがって、幾らコスト削減を掲げても、他社との値下げ競争に巻き込まれると一向に利益が出ません。

コスト削減にも技術がいるのです。

トヨタで言えば、一つ一つの部品が無駄にならない上に、工員の動きに無駄が出ないようなJIT等の生産技術を開発したからこそ莫大なる利益を稼ぐ体質になりました。これは、キヤノンもしかりです。

生産量が増えれば、それだけコスト削減技術が効果的に働いてきます。そのコスト削減技術に特化して大量に安い製品を供給するのが製造アウトソーシング企業となります。

なぜ、あの会社は儲かるのか?(←今日読み終えた)

毎年、コスト削減に注目しても一向に利益が上がらない企業は、単にコスト高が問題なのではありません。コスト削減も技術である事を認識していなかったり、現在の業務形態が売れる製品を作る体質になっていない事を認識していなかったりする事が問題なのです。

(注目すべきは、目の前で起きている現象ではなく、目の前で起きている現象を引き起こしているシステムです)

投稿者 cazper : 20:33 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年10月19日

panda01.gif 時にはスピードを緩める事が必要

ザ・ゴール
ザ・ゴールといえば、社内のワークフロを全社的に最適化する必要性を説いています。生産工程のボトルネックを探し出して増強し、それによって生じた別のボトルネックを探し出して増強し、それによって生じた更に別のボトルネックを増強していく事を繰り返すことで全社最適がされていくと説明されています。

しかし、ボトルネックを改善するだけでは駄目だとも思うわけです。

30人31脚を考えて見ましょう。この競争が一番上手くいくのは、みんなの歩調が合う事です。ザ・ゴールの考えを取り入れるならば、一番足の遅い人を探し出し、速く走るように強化します。その後、全体の中で足の遅い人をまた探し出して、速く走るように強化します。これを繰り返していけば、全体の歩調が揃い、且つ速く走ることが出来るようになるわけです。

こう書きましたが、本当にそうでしょうか??????

この手の競争は速く走る事が目標となるので、遅い人だけが足を引っ張っていると見られがちです。しかし、実は、足の速すぎる人も足を引っ張っているのです。

何故ならば、足の速すぎる人の歩調に隣の人が合わせられないからです。というのも、隣の人の片足は足の速い人の足に結び付けられているので、強制的に速く動かされます。しかし、もう片方の足は遅い人の足に結び付けられているのです。そうすると、この人は右足と左足の速度がちぐはぐになるので、非常に倒れ易い状況に陥ります。

これを防ぐには、足の速すぎる人には遅く走るように命ずるしかありません。

生産現場での話に置き換えるてみましょう。例えば、優秀すぎる営業部門を抱えたとします。優秀な営業部門は受注を直ぐに取って来るので、商品が売れに売れるます。当然ながら、生産現場ではフル生産が続きます。しかし、生産現場がフル生産になったがために、新製品の生産への対応が遅れて市場を奪われる事もあるわけです。(所謂余裕が無い状態に陥り、柔軟性が失われた状態ですね。)

こうならないためには、企業内のワークフローの中で、極端にボトルネックとなる部門や極端に優秀な部門を一時的に減らす事で一度歩調を合わせ、その上で全体を強化していかなければならないと思います。


P.S.
今日読み終えた↓の本は電車の本なのですが、本質は同じだったりします。

図解・鉄道の科学
 (車輪の)空転が起きた場合は、速やかに空転を止める空転再粘着制御を行う。
 そのポイントは、まずできるだけ早く空転を検出することである。空転すると車輪の回転数が増加する。そこで、一つの制御系内の輪軸の中で、もっとも回転数の低い軸を基準として、各軸との回転数差を調べることで空転を検出する。空転を検知したら、一時的にモータ駆動力を減らし、すばやく再粘着させることで、トータルの粘着力をますことができる。(p.134)

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年10月18日

panda01.gif ニッチに対する考え方の間違え

単なるスモールマーケットをニッチマーケットと勘違いしている人を時々見かけます。

勘違いする人が多いのは「ニッチ=隙間」という表面上の言葉しか考えず、マーケットそのものに関しての理解をしていないからでしょう。

ニッチというのは本来の意味は、「広く一般に受け入れられるものでは無く、特定の用途や目的に特化したもの」であり、小さな分野ではありません。(もっとも、最近ではニッチ市場をスモールマーケットと同じ意味で使っているようですが…。)

企業は資本力が大きくなると小さな市場を捨てます。あまりにもマーケットサイズが小さいと、資本の大きな企業にとっては割の会わないマーケットになってしまうからです。

この残りのマーケットは、サバンナで言えばライオンが獲物を食べた後のカスに相当します。ライオンはカスを食べようとは思いません。そんな細かい部分を食べるよりは新たな獲物を狙えば良いからです。


並行輸入業やヤフオクでのチケットの転売等々のアービトラージの多くは、ニッチマーケットというよりはスモールマーケットに属します。

何故かと言えば、マーケットサイズが小さく差別化要因が少ないためです。同様の事業者が増えてきたり今の事業を拡大しようとすれば、途端にアービトラージ(鞘抜き)が出来なくなります。

サバンナの例で言えば、ライオンが食べ残したカスを廻って鷹やハイエナが集るようなものです。カスは元々少ないので、少ない食料を廻って直ぐに争いが起きてしまいます。当然ながら、カスに群がる動物はライオンよりも大きくはありません。

したがって、スモールマーケットを見つけて細々とやるのではなく、特定の顧客に対して高付加価値サービスを提供したりする事で、通常よりも粗利益率を高く保とうとするのがニッチ戦略なわけです。


P.S.
もちろん、スモールマーケットでの商売が儲からないわけではありません。マーケットサイズに応じたビジネス展開をすれば、そのマーケットサイズ也に儲かるわけです。しかし、スモールマーケットという事はスモールビジネス以上にはならない事も逆にしかりでしょう。

トランスコスモスの松本様も仰っていましたが、「(ビッグビジネスをするならば)マーケットサイズがどれくらいなのかを見極めてビジネス展開する事が重要」なのですね。

投稿者 cazper : 06:42 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年10月12日

panda01.gif 情報処理能力と感性の時代

最近読み終えた本に↓があります。
中国で「売れる会社」は世界で売れる!

中国の新中間層は、戦後の高度成長期に日本の団塊世代がみせた「やる気」と「パワー」、「高い上昇志向」をもつ一方、今の日本の若い世代と同じく、インターネットなどで情報を収集する高い情報処理能力をもっている。つまり、「やる気とパワー」と「高い情報処理能力や感性」の両方を兼ね備えているのが、中国の新中間層なのである。(p.40)

今の日本でも、当然ですが若者の方が「高い情報処理能力や感性」の両方を兼ね備えていると思います。しかし、この若者の能力を使いこなせないマネジメント層が多いのが日本の問題ではないでしょうか?

厄介なのは、「情報処理能力や感性」が高い人にとって見える物事が、「情報処理能力や感性」が低い人には見えない事だったりします。一方、現実には「情報処理能力や感性」が低い人が「情報処理能力や感性」が高い人をマネジメントしている事が多いのです。

「情報処理能力や感性」が高い人は、「情報処理能力や感性」が低い人の意思決定の失敗を瞬時に見抜いてしまいます。しかし、感性の低い人は失敗が明確になるまで失敗である事が分からず突き進み、感性の高い人は失敗する事が分かっている事をやり続ける羽目になってしまい、終いには不信感で一杯になってしまうのです。

物溢れの時代、インターネットで情報を簡単に入手できる時代だからこそ、高い情報処理能力と感性をもった人が活躍できる仕組みを作らないと社会が閉塞感で一杯になってしまうと思うんですよね。


まぁ、中国でも似たり寄ったりで硬直的な国営企業があったりするわけですが、まだ社会のルールが発展途上でもあるので大胆な変革も行えたりするわけですね。日本もどんどん変革していかないと、時代に取り残されてしまいかねないですね。

中国では文化大革命の間、大学教育を廃止した時期があった。そのため、大学教育が再開した後の1980年に大学に進学した20代や30代と、それ以前の40代との間には大きな教育格差があるのが実情だ。しかし、年功序列を重んじるかつての国営企業では、年功を越えた人材の登用が難しかった。施社長が導入した社内公募制は、こうした慣習を打ち破るための劇薬だった。社員の平均年齢が40代を超える「王老吉」だが、今の管理職の平均年齢は30代だ。社内公募制によって、思い切った若返りが実現したのだ。(p.191)


P.S.
ちなみに中国絡みの話をすると、中国国内販売に成功した日本企業は少ないようです。↓は特別経済区の香港での話しですが…何故、香港の人に売れたのかが書いてあります。(多くの炊飯器は中国本土に持ち込まれて使われたみたいですね)
同じ釜の飯

投稿者 cazper : 07:20 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年10月11日

panda01.gif 生物進化でみる経済発展の様相

ニュースでは「景気拡大「いざなぎ」に並ぶ・月例報告で政府見解へ」のように景気回復を謳っているのですが、地方を実際に回ってみると悲惨だったりします。地方銀行も地元への融資先が見つからず、ヘッジファンドに手を出す始末です。

景気が悪くなる地方では、都心に比べてインフラが整っていないのが原因であると考えます。そのため、中央政府に補助金を要請し、人が頻繁に通らない農道を舗装したり、漁業が斜陽化してるに所でも港湾設備を新しくしたり、工業用地を整備して様々な企業の誘致に躍起になります。

しかし、生物の進化を考えると、満遍なく地方のインフラを増強しても意味がない事が分かります。

生物の進化を見てみましょう。大昔は、単細胞生物が多く存在し、一つの細胞で何から何までやっていました。それが時代と共に多細胞生物になるにしたがって、個々の細胞毎に役割分担が行われるようになりました。つまり、役割の細分化と組織化が行われたわけです。その個々の組織を繋げるために、血管と神経網が整備されてきました。

実際の社会において血管は交通網であり、神経網は情報網、そして各組織は各都市と見なす事が出来ます。

現在では、新幹線や高速道路の整備により地方と都市のアクセスは格段に良くなりました。更に言えば、世界の都市間は航空機により繋がりました。また、インターネットの普及により、全世界の情報を住んでいる場所に関係なく得ることが可能になりました。

交通網や情報網が整えられていく程、各都市は国内及び世界の中で役割が分担されていくのが自然の流れとなります。そうなると、都市はますます都市化していき、特長の無い地方はますます寂れていくことになります。


P.S.
大前研一氏がグローバル経済下では地域国家単位で物事を考えていかなければならないと言っていますが、生物の進化の過程を考えれば、当然の成り行きなんですね。

投稿者 cazper : 07:15 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年10月 7日

panda01.gif 中古車リースは流行らないのか?

この前、パワーローンの事を書いていた関係で、今日ふと思ったのが中古車リースや中古車のレンタカー事業が何故流行らないのか?という事。

今の時代、オニキスジョイカル等により残価設定ローンが流行したおかげで、3年落ちの新車が中古車市場に出回りやすい環境が整ってきました。

そもそも車というの新車購入後の数年が激しく価格が下落します。そのため、残価設定ローンを使って車を購入した人は、激しく落ちる価格分を支払っているという事になります。

したがって、それらの中古車を購入できれば激しい価格下落に見舞われない事になります。でも、多くの日本人は中古車の信頼性に不信感を抱いたり、見ず知らずの他人のつかった物はあんまり触りたくないと思っているわけです。

車検とかの制度の壁もそうですが、感情の壁が中古車リースが流行らない原因となっているのでしょうね。

しかし、価値と価格という面でみれば新車を買うよりも明らかにバリューがある事は明らかなわけです。それならば、人々の感情の壁よりも銭感情で購入決定が行われるセグメントで中古車リースを行っていけば良いのです。ビジネス戦略としては、まず、頻繁に営業車を利用する事業者に中古車リースを広げて行き、その後、一般の人で中古車リースを利用したい人に低価格帯を武器に広げていくことでしょうね。


P.S.1
ん、そんな事を考えてたら、まさしく中古車レンタカーや中古車リース事業を行う企業が出てきてるみたいですね。これは、時流に乗ればよいビジネスだと思いますね。(VCの方は投資を、興味ある方はFC店契約を…そして、野心ある方は同様のビジネスを立ち上げたら面白いかもも)

アイゾー・コーポ、中古車リースをFC展開

 ソフトウエア開発のアイゾー・コーポレーション(金沢市、堀江浩一社長)は子会社のアイヴィ・ネットワークス[Ivy Networks](同、長嶋雅之社長)の中古車事業を拡充する。来年からリース事業をフランチャイズチェーン(FC)展開するほか、レンタル事業も手掛ける。

 中古車リース事業「チョイ乗り」は2年契約を基本に、車検代や自動車税など込みで初期費用3万8000円、月額1万7800円からという低料金で年式の古い車を貸し出す。7月に経済産業省の異分野連携新事業分野開拓計画(新連携)に認定され、普及の追い風になった。来年1月をメドに、直営している北陸、東海、関西の3地区以外でFC展開する。

 今年10月ごろからは1カ月単位で中古車を貸し出すレンタカーサービスを始める。通常のレンタカーより40%ほど安い1カ月当たり6万円程度でレンタルする予定で、観光地の旅館や法人向けなどの需要を見込む。(NIKKEI 2006年8月16日)

高品質の中古車リース事業を営むSmileとかも、将来性あると思うんですが…。


P.S.2
中国とかを見ていると既にやられているのですが、中古車でタクシー事業を行えば低価格タクシービジネスが出来る気がするのですが…。

カナダのように車検が無くてガスチェックだけならば、中古車ビジネスは裾野が広がりそうなんだけどなぁ。ただ、車検は車検で良い面もあるし…。

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2006年10月 5日

panda01.gif 測れないものこそ関心をもつべき

ようやく↓を読み終えたのですが、私が普段思っている事そのものが書いてあって非常に面白いです。
出現する未来

ちょっと長文を引用してしまうので気が引けるのですが、紹介しておきます。

測定
 皮肉にも、科学や社会において断片化を主導しているのは科学の偉大なツール…測定である。量的測定は、科学の貴重なツールであると同時に、経営者に欠かせないツールとなっている。だが、測定は、行き過ぎた一般化を招きやすい。人は、測れるものしか「現実」だと見なくなる。経営者には、つぎのような格言でお馴染みだろう。「測れないものは、管理できない」、「人は測られるものにしか関心を払わない」
 測定を過信すると、世界を関係ではなく物としてしか見なくなる。そして、「ハード(数量化できるもの)」と「ソフト(数量化できないもの)」の安易な二分法に陥る。数量で測定できるものこそが「現実的」だと感じるなら、個人間の関係の質や仕事での目的意識といったソフト面は、二次元的な立場においやられる。これは皮肉なことだ。ソフト面こそうまく扱うのが難しく、成功と失敗を沸ける最大の要因になることが多いのだから。たとえば、エンジニアならよくわかっているはずだが、技術的にはもっとも優れたソリューションが、信頼の欠如やコミュニケーション不足のために、うまく実行されなかったり、失敗したりする場合がある。(pp.230-231)

 学校でいうならば、国語・算数・理科・社会のテストで測れる結果こそが全てだと学校の先生は思い込んでいる節があるんですよね。まぁ、受験をするには、これらの科目で高い点数を取る必要はあるにはあるのですが、社会に出ると必ずしも高い点数を取った人間が幸せな人生を送っているのかというとそうでは無いんですね。学校教育では、各教科のほかに、人間(or動物)が豊かに生活を送るにはどういう社会にしていくべきで、各人はどういう人生を歩むのが良いのかという事を考えさせていくべきだと思うんですね。
 まぁ、学校の先生になった人の殆どは、こんな事考えようともしないでしょうけれども。(だからこそ、今の教育システムにおける先生になったわけですし。)

 企業活動でいうなれば、売上げ、原価、利益率、キャッシュフロー等々…数字で管理する事に注力する人々が多いんですね。某C社なんて、社内における人の歩く速さまで管理してますし…。
 確かに、目標設定を数字で行い、数字で管理すれば企業体としては利益が伸ばせるかもしれません。しかし、そこで働く人々の生活(感)自体が豊かになるわけではないんですね。こんな事を書くと、ある種の管理者は、その企業で給料を貰っているのだから当然数字で管理されて当たり前だろと思うことでしょう。でも、その管理者が本当に考えなければならないのは、管理しなくても良い結果が出てくる仕組みを作る事だったりします。

そもそも、様々な行為の原動力は測れないものなんですよ。ただ、それだと客観性を欠くので、ある種の物差しを導入したに過ぎないのです。

P.S.1
 世の中を眺めていると、究極的には人徳とか哲学・思想といったものが重要なのが見えてくるのだけど、どうも、そういう部分に到達していない人が多いですね。そういう人々が近視眼的に物事を動かそうと努力しているのを見ると悲しくなってきます。近視眼的な部分に力を掛けても、直ぐに新たな問題が出てくるんですよ。そして、永久に(無駄な)努力をし続けるんですよね…

P.S.2
無駄な努力で思い出したのですが、入門C言語の「はじめに」のページに蛍光ペンを引いていた人を思い出しました…こういうのも無駄な努力ですね(>o<)

P.S.3
思想・哲学的なことは重要なのだけど、これら主張しはじめると怪しい宗教家?と思われたりするんだよなぁ~

投稿者 cazper : 07:23 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年10月 3日

panda01.gif ながら族のすすめ

枕周りに10冊位の本が転がってたりするのですが、自分でも、いつこれらの本を読んでいるのか不思議に思ってしまう今日この頃です。

さて、私はどうも「ながら族」のようで、本を読みながらテレビを見たり、パソコンをしながらテレビ、CD聞きながらテレビ、CD聞きながら本、本を読んだと思ったらパソコン…と 明らかに無駄な事をしてるわけです。

(ちなみに本の内訳は、企業情報×2冊、語学(中文)×2冊、読み物×5冊、Ajax×1冊、旅行×2冊、世界の車窓×1冊だった…)

しかし、最近の研究では、「ながら族的生活」が創造性を生み出しているという報告があり、私の生活の正しさを証明しているようです(笑。

 東京大学大学院薬学系研究科講師、池谷裕二の机はデイトレーダーのようにモニターで囲まれている。三つの画面を常に流れるのは株価ではない。世界の脳研究の最新情報だ。いちいち読むわけではなく、意識しなくても視野の片隅に研究情報を流しているのだ。
 「溢れる情報にさらされることで、脳がアイデアを生み出す」と推測する。もとになったのは自身の研究成果だ。

(中略)

 現代人は、インターネットや携帯電話、様々なメディアや娯楽から膨大な刺激を毎日受ける。実験はそんな現代社会を極端にした状況のようでもある。同時に単純な記憶や計算は脳を使わず、コンピューターにまかせる時代になった。「脳の役割はアイデアを創造し、思索を巡らすことに専門化しつつある」と池谷はみる。(日経新聞 2006年9月4日)

脳に対してあらゆる刺激を加えることで創造性を発揮できる人物に育て上げれるようです。

一方で、世の中のシステムは出来るだけ脳に刺激を加えないように構築されてきています。会社・学校ではルールばかりが整備されており、ルールに従えば何かが出来上がるようになっています。むしろ、ルールに従うように強制されます。 ルールというのは殆ど変更されないものであり、従えば従うほど脳への刺激が加わらなくなるんですね。

という事は、普段の(ルーチンワーク的)生活の中で脳に多くの刺激を加えていく事が創造性を作る鍵になります。それこそ、パソコンしながら音楽聞いたり、ラジオ聞いたり、RSSで情報垂れ流したり…。食事をしながらテレビを見たり、会話をしたり。 睡眠とりながら音楽聞いたりするべきなんでしょう~~。


(もちろん、空いた時間に、遊んだり旅行したりスポーツしたりする事が脳に対して良い刺激を加える事は言うまでも無いです。)


P.S.1
「場違いだろ?」「お前の本業とは関係ないだろ?」と思われる事をやっている人間こそが創造性を持っている気がしてならないです。一方、保守的な発言をしている人に創造性がある人は少ないような気がします。

というか、創造性を発揮する人間って見るからに分かるんですよね。例えば、ロボットコンテストで有名な清水優史教授なんて良い例。

P.S.2
枕周りの他に、20冊以上の本が在庫として存在してるのですが…明らかに多すぎです(・へ・)

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2006年10月 1日

panda01.gif 抽象概念好きよりも、具体概念好きの方が理解され易い

悩みは多くは無いし、深刻な悩みも無いが…時々悩まされるのは、自分の好みが多くの人に理解されない事ですね。

あんまり親しくない人に、通り一遍の自己紹介をすると「何をしたいのか分からない」と警戒されるし…それだけなら、私の自己紹介法が悪いと反省すれば良いのです。しかし、自己紹介が悪いだけではなさそうなんですね。知り合って長いOさんには毎回会う度に、「Cazperは何をやってるのか分からない。最近、その度合いが増している…」と言われます。

多くの人は、ある人が「音楽家である」とか、「弁護士である」とか、「化学エンジニア」であるとか…具体的な一つの事象だけに特化している人の方が理解し易いのです。なぜならば、音楽家になったのは音楽好きだからだし、弁護士になったのは法律を学ぶのが好きだったわけだし、エンジニアになったのは化学が好きだったからだろうと予測が付くからです。

この予想が裏切られると、人々は不信感を持つわけです。

例えば、「化学が特別に好きなわけじゃないけど化学のエンジニアやってます。」なんて人が聞いたら、「なら何でエンジニアやってるんだ?」と質問したくなる人が殆どでしょう。それに対して、「成り行きで・・・」なんて答えた日には…「こんな奴は自分が出来ていない」なんて思い込まれるわけです。

でも、私から見れば、正直な話、そう思い込む奴の方が対した事無いと思うわけです。

というのも、工学の基礎能力というのは、結局のところ現象の把握・モデル化能力なわけです。この能力さえあれば、どんな工学の問題に対しても取り組む事が出来ます。この能力は、工学に限らず、社会科学にも応用できるわけです。つまり、理系・文系問わず、世の中全ての物事が興味範囲になってきてしまうわけです。

しかし、殆どの人にとっては、「世の中全ての物事が面白い」と言っても抽象的過ぎて理解できないようです。そこで、最近は、「仕組みその物が面白い。それは、理学・工学に限らず、経済・社会現象全て」と説明するようにしています。

でも、中々理解してもらえないんですよね(涙  抽象概念好きよりも、具体概念好きの方が理解され易いのが世の中なんでしょうね…。

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2006年9月27日

panda01.gif 株をやっているかはどうでも良い

今日は飲み会があったのだけど、次のような質問を受けました。
「株をやってるんだっけ?」
私にとっては、株をやっているかどうかは、はっきり言ってどうでも良い事です。

何故か??

それは、株式をやろうが、銀行を介した貯蓄に励もうが、会社で働こうが、会社を経営しようが、はたまた、美味しいものを食べようが…それぞれの活動は経済活動の一部だからです。つまり、株取引をやる事自体は特別な行為でも無いと思うのです。

貯蓄に励んでいる人に対して、「銀行預金してる?」なんてことは誰も聞かないのです。

具体的にどんな経済活動をしてるのかは実際にはどうでも良い事です。重要なのは、自らの経済活動を通して自分を含めた周囲の"場"が良くなるかどうかを考えた行動をとっているかどうかなのではないでしょうか?

P.S.
ちなみに、株をやってるから儲かるかというとそうでもなくて、債権の方が有利な時期だっていくらでもあるんだよなぁ。株をやる能力よりも、時流を見定める能力が高い方が様々な場面で有利だと思うなぁ~

投稿者 cazper : 23:25 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年9月25日

panda01.gif 労働的怠惰よりも知的怠惰が致命的

本はだらだらとしか読まないので、ようやく大前研一氏の本を読み終えました。

新・経済原論
 グローバル・エコノミーで働くものは、ただ勤勉であるだけでなく、賢明な働き方をしなければならない。サイバー時代には労働付加価値ではなく、知的付加価値が価格設定力を高めてくれるからである。実際、サイバー世界全体を通じて、価格がアービートラージされることが多い。つまり価格決定は、eベイのようなプラットフォームにより、消費者の手にゆだねられてしまっているのである。
 グローバル・エコノミーでの成功は、物理的制約に挑むことなのかもしれない。私たちが親の時代から当たり前とされている「物理的制約」に少なくとも挑むことである。(p.436)
世の中では未だに額に汗をして働くことを良しとする考えがあるようです。それは、否定はしません。しかし、額に汗をする以上に重要なのは頭に汗をする事だと思います。つまり、単なる労働ではなく、知力によるレバレッジが掛けられた労働をしなければならない時代になってきているのです。

知的付加価値を生み出すためには、知力を高める事を常に行わなければなりません。知力を高めるには、まず、あらゆる知識を吸収していく必要があります。何の知識も無ければ、発想なんて浮かぶことはありません。(↓参照)
アイデアのつくり方

ところが、世の中を見渡すと、目の前にある作業を黙々とこなす事が仕事だと思い込んでいる人がまだまだ多いような気がします。大概、目の前にある作業をこなすための知識には詳しいのに、他の知識が全く無いし、関心も無いようです。

目の前にある作業が単純労働であればあるほど、賃金の安い地域にその作業は移管されていきます。労働者は賃金の安い地域に移動するのはまれですので、賃金の安い地域と対抗するために、長時間労働を強いられる事になっていきます。そして、経済的に裕福であるはずの先進国で過労死が発生したりするわけです。

そうならないためには、労働に対して知的なレバレッジを掛けていくべきなのですが…知的怠惰にしていてはいつまで経ってもレバレッジを掛けれないんですね~

投稿者 cazper : 21:53 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年9月24日

panda01.gif 先物取引は市場を効率化させるが、暴走は無くせない

先日、天然ガス先物取引を行っていた大手ヘッジファンドが巨額の損失を計上して解散する事になりました。

巨額損失の米ヘッジファンド解体へ

 【ニューヨーク=松浦肇】巨額損失を計上した米ヘッジファンド、アマランス・アドバイザーズが事実上解体されることが明らかになった。関係者によると、米大手銀JPモルガン・チェースと米大手ヘッジファンドのシタデル・インベストメント・グループが21日までにアマランスの損失の原因となった天然ガス先物の運用資産を購入。残る資産も他の金融機関が買い取る方向だ。

 アマランスは天然ガス先物への投資に失敗、9月の第一週だけで50億ドル超の損失を計上した。(NIKKEI 2006/9/23)

これに対し、グリーンスパン元議長は次のように発言したようです。
グリーンスパン氏「ヘッジファンド市場に流動性」

 【ニューヨーク=藤田和明】グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は21日、ニューヨークで講演し、中国とロシアの通貨政策のリスクを指摘した。一方で、中央銀行による市場介入は「長期的にみて効果は生まない」と日銀の介入を批判した。相次ぎ運用損が発覚したヘッジファンドについては「市場の流動性を高める存在」と擁護した。

(中略)

 米国ではヘッジファンドが天然ガス投資で失敗、多額の運用損を出したが、「ヘッジファンドのようなリスクを取る存在がいてこそ市場の流動性が増し、金融市場が効率化する」と語った。(NIKKEI 2006/9/22)


確かに、流動性が増すと離散的にしか生じない需要の隙間を先物取引が埋めてくれるので、金融市場が効率化し、値段の変動が小さくなり易くはなります。

 例えば、毎月豆が50個市場に供給されるとし、毎月コンスタントに50個をお客Aが買えば値段の変動は起きません。しかし、豆がある月には60個、次の月には50個、その次の月には40個供給されるとなると、お客Aが毎月50個買おうとしても最初の月には10個豆があまるので価格は下落し、次の月には価格が持ち直し、その次の月には10個足りないので値段が上昇します。
 しかし、実際には豆が必要でないお客Bが最初の月に10個買ってくれれば、60個の供給に対してお客A・お客Bと合わせた60個の需要が生まれるので価格が動きません。そして、次の次の月にお客Bが10個の豆の売り手に回れば市場に供給される豆が40個+10個となり、、お客Aは安定した価格で豆を仕入れることができるようになります。


しかし、金融市場が効率的である事は、適正な値付けが行われる事を意味するわけではありません。

今では、先物取引の方が現物取引よりも遥かに取引量が多くなっています。そのため、実際の商品の需給の関係で値が付くのではなく、金融市場の需給の関係だけで値が付く事が多くなっているのです。その証拠に新聞を読んでいると、「オイルマネーが株式市場から商品市場に流れ込んだ」とか「商品市場に流れていたマネーが債券市場にシフトしてる」とかいうニュースが目に付きます。

既に実際の商品の需給ギャップを埋める以上に先物取引が行われているのに、更に多くの投資家・投機家を先物取引に引きずり込もうとする取引業者があるのは悪としか思えません。

投稿者 cazper : 21:09 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年9月22日

panda01.gif 【グローバルエコノミー】なんでも国家は停滞する

よくビジネスの現場では「選択と集中」が必要であると説かれています。

限られたリソースを分散させていれば何もかもが中途半端になって市場から追い出されてしまうからです。

例えば、物流部門があったとします。昔は、系列企業の物流のみを扱っていたりしたものですが、専業の物流業者にコストで敵うはずはありませんでした。そこで、最近では、物流部門を廃止したり、物流部門を専業の物流会社として独立させて系列以外の物流も扱うようになってきてたりします。

つまり、物流部門を非中核事業としていた企業は物流部門を切り離すことで事業の選択と集中を行い、物流会社として独立した会社は系列という垣根を越える事で物流のプロになるべく事業の選択と集中を行うわけです。

どの程度まで選択と集中が行われていくのかといえば、その企業が属する経済圏で収益のバランスが良くなるまでとなります。かつての日本のようにあらゆる物を国内で加工し、それを輸出する事が主流だった時代には、加工業という括りで日本が選択と集中をする事で収益を上げていくことが可能でした。

現在ではグローバルエコノミーが主流となり、昔よりも経済圏が広くなってしまいました。すると新たな経済圏の中で収益のバランスを取る必要性が出てきます。当然、経済圏が大きくなれば、それに応じて更なる選択と集中が必要になります。例えば、加工業に選択と集中というような括りではなく。加工業の中のメモリー事業に選択と集中をしていくといった事です。

選択と集中をするということは、何かが切り捨てられていく事にもなります。つまり、捨てなければ選択と集中も出来ないわけです。しかしながら、「捨てる」=「酷い」と感じる人が多くいるのも事実で、国はみんなのご機嫌を取るために結局あらゆる産業に対してばら撒きを行っていたりするんですね。

当然ながらばら撒けば一つの事に割かれるリソースは減ります。一方で、グローバルエコノミー下では経済の流れが大きくなるため、特定の産業は強化されていかない限り生き残っていけません。したがって、国家として停滞したくなければ、小さな空港を沢山作るといったばら撒き方の予算を組むのではなく、大きな空港を数個作るといった選択と集中型の政策をしていかないと駄目でしょうね。

P,S,
グローバルエコノミーに対応していかないと生き残れないとはいえ、経済第一主義という主義自体も良くはないと思ったり。

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2006年9月21日

panda01.gif 【ターゲティング】営業と開発の狭間で

「売れない」・・・これは赤字の現場では非常に耳が痛い言葉です。売れない現場では、売れない原因を探る事になります。

営業は、現場で売れない原因を聞いてきます。そして次のように言うのではないでしょうか?
「値段が高いから売れないんです」
「機能が足りないから売れないんです」

そして、この原因を開発の人に投げるわけです。これに対し、開発・製造の現場の人は次のように思います。
「もうぎりぎりまで製造コストを下げているから、これ以上は難しい」
「最初に言われた機能で開発したのに、追加で言われても時間もコストも掛かる」

こうなると、営業と開発・製造の会議はまとまりが付かなくなります。高機能にするのにはコストが掛かるのに、それを更に低価格で売ろうとすれば利益は出にくくなるわけで…解決の糸口が見出せなくなるからです。

営業の現場で聞くのは、値段と技術的なクレームだったりするわけですが、これは製造・開発だけの問題ではなかったりします。

例えば、「値段が高いから売れない」という問題に関して見ると、値段が高くても買ってもらえるような客層を狙った営業をしているのか?という営業の仕方に問題があるかもしれません。また、「機能が足りないから売れない」という問題に関しても、機能が足りなくても良い客層を狙って営業をしているのか?という営業の仕方に問題があるかもしれないのです。

こうなった場合には、決定した仕様の製品・サービスが当初目論んだターゲットに合っているのかどうかを再確認する事が重要なのではないでしょうか? ターゲットが本来の顧客層と違かった場合には、クレームばかりが出るし、そのクレームを一々聞いていれば仕様変更ばかりが生じて売れるはずがないわけですから…。

投稿者 cazper : 07:22 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年9月18日

panda01.gif マヨネーズ入りホットケーキを作るの巻

[小雨後曇]
GIGAZINEを読んでいたら「キユーピー、マヨネーズをホットケーキ生地に加えると「おいしく」仕上がるなど研究成果を発表」と書いてあるじゃん。

こんな情報を探してネット内を浮遊していたら、不思議なことに私が以前購入して8月末に賞味期限切れとなったホットケーキミックスが偶然にも発見されたとの報告を受ける(~o~;)。というわけで、マヨネーズ入りホットケーキが作られる。
ホットケーキミックス キューピーマヨネーズ

分量は、ここを参考。
●ホットケーキミックス350g
●卵2個
●マヨネーズ26g
●牛乳250g(満たない程度)

26gのマヨネーズって手のひら大の分量なので、こんなに入ってマヨネーズの味がしないのか?と心配になってっしまうのだけども...焼き上がりのホットケーキはマヨの味なんて全くしないから不思議である。ふっくら焼けている。↓(ちょっと焦げ目が強いのは気のせいだ~w)
mayonnaise hotcake

リラックマもびっくりの美味しさだょ。(→→→リラックマ最新刊もお勧め)
クマごよみ


んでんで、話は飛んでCMの話。昨日ビデオ広告の事について書いたのだけども、そこで紹介したCMに似たCMが世の中に存在してると指摘しているBlogを発見(笑


片やコピー機で片やコピー用紙のCMなのだから面白いものである。


今日は↓の本を読み終わった。
トンデモ偉人伝(天才編)
サルバドール・ダリの発言に一番共感した。「混乱が一番、偶然は創造性を生み、秩序は退屈だ」(p.118)

常に混乱しているというのは問題だけど、世の中はあまりに秩序だつと退屈するし、活力が次第に衰えていくだけなのだ。


あ、あと全然関係ないけど、少子化問題に関しての話題をちょっとだけ書いおこっと。
最近、子供を持たないけどペットを持つ夫婦が最近増えてる模様。そこで、ペット事情について調べると日本のペット数は犬・猫で2000万匹らしい。あくまでも仮説だけど、少子化とペット保有者数の増加の間には何らかの相関関係があるのではないだろうか?

ペットだって、食事もすれば、病気もする。エンゲル係数にペットフードも含めれば、ペットがいるだけでエンゲル係数が上がるわけだ。ただし、少子化が進んだからペット産業が栄えたのか、ペット産業が栄えたから少子化が進んだのかの因果関係を証明するのは難しいだろうなぁ。

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本当は秋葉原に繰り出して、パソコンを使わずにネットラジオ(Shout-Cast)を聞けるキットを購入しようかと思ったのだけど、財布の中の現金がショートしているので買えないのが悲しい。(ToT)/

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 価値ある物を保有していく

「価値のある物を保有していく」と聞くと、そんなの当たり前だと感じる人は多いはずです。

しかし、現実には価値ある物を保有していこうとしていない行為が多くあります。価値の無い物を長期間保有している事の方が多かったりするわけです。

その代表例が、「お金」だと思うのです。

こう書くと、?????お金に価値が無いの????と疑問を持つ方も多いかと思います。私もお金に価値が無いとは言いません。

ただし、お金というのは活かされる時に価値を発揮するのです。タンスに預金していても価値を生みません。また、金余りの時代に銀行預金していても価値を生みません。

貨幣経済が生まれる前の物々交換の時代には、各々の家で生じた余剰生産物(つまり各家にとって価値の無い物)がマーケットで取引されていました。物々交換を通じてお互いが価値ある物を保有していったのです。大抵の余剰生産物は時間とともに価値が減っていったので、早いうちに自分にとって価値のある別の物と交換していきました。

そこに貨幣経済が生まれました。これにより、各々の家で生じた余剰生産物はマーケットを通して貨幣と交換され、その貨幣を利用して各々の家は価値有る物を購入するようになりました。貨幣を媒介させた事で経済効率は高くなったのですが、貨幣は腐らなかったために長期間保有する事が可能となりました。そして、貨幣が持つ利便性・非劣化性のために貨幣その物に価値を認めるようになりました。

貨幣その物に価値があるとはいえ、貨幣は食べることも出来なければ、着る事もできないので、保有している事自体には価値がありません。貨幣によって購入する(自分にとって必要な)物こそが価値ある物なのです。

そうは言っても、普段の生活でお金が貯まっていく人もいる事でしょう。だからといってお金を貯めていくのは得策では無いと思うのです。余剰のお金であっても、常に(自分にとって)価値有る物を購入するような行動を取るべきなのです。その一つの手段が投資だったりするわけですね。

投資をしろとは言いませんが、入ってくるお金をお金として保有していこうとするのではなく、自分にとって価値のある物をお金でもって保有していく精神が必要なのでしょうね。


P.S.
価値有る物と書きましたが、物は有体物だけに限らず、「教養・楽しみ」といった無体物も含まれます。

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2006年9月17日

panda01.gif 【動画広告革命】YouTubeでビデオCM【広告2.0】

サーバーの回線コストだけで月間100万ドルに達するという噂があるYouTubeですが、どうも今後の広告のあり方を大きく変えていきそうです。

YouTube、ビデオ広告を導入――パリス・ヒルトンのアルバム宣伝でスタート
ビデオ広告の最初のパートナーはWarner Music Group。まずはパリス・ヒルトンのデビューアルバムの宣伝で、新しい広告収入モデルを利用したParis Hilton Channelがスタートしている。(ロイター)
2006年08月23日 15時07分 更新

 最も人気の高いオンラインビデオ共有サイトを運営する米YouTubeは8月22日、同社サイトに大手企業のビデオ広告を導入すると発表した。同社の無料サービスを採算に乗せるための重要なステップだ。

 新しいビデオ広告は、同社サイトでバナー広告やプロモーション、スポンサーシップの形で既に提供されているごく短いテキスト広告や小さなグラフィカル広告を補完するものになる。(ITmedia)

ついに、YouTube自体を広告媒体として利用する企業が現れました。YouTubeを広告媒体として利用するのはどういうメリットがあるのでしょうか?

今までにも、動画広告をインターネット上で流している企業は沢山ありました。例えば、東京ガスのガスパッチョのCMもWEBで見ることが出来ます。しかしながら、これらのCMは各社のWEBサイトに行かないと見る事が出来ませんでした。

これらの広告主は、自社のサイトに人々を誘導するために大金を投じてテレビCMを打った上で、自社のサイトでも動画を見れるようにしてきました。しかし、テレビを見た人が各社のサイトに行く可能性はあっても、テレビ広告を見なかった人は殆ど見に行くことはありませんでした。

そこに登場したのが、YouTubeの始めた動画広告。YouTubeは1日のビデオ閲覧数が1億以上とも言われており、YouTube内の各ページにバナー広告を張るだけでも、動画広告ページへ誘導する事ができます。それだけでも広告効果は大きいのですが、何と言ってもYouTubeの最大の武器が動画自体を色々なサイトに貼り付けれる機能だったりします。

これによって、様々な人が自分のBlogに広告を貼り付けたり、掲示板に動画広告元へリンクをする事が手軽にできるようになるわけです。沢山のところに広告が張られれば、沢山の人の目に広告が晒される事になり、広告の認知度が加速度的に伸びていくことになります。これは、TVCMの比ではないでしょう。

人々によって紹介されるための動画広告は、TVCMとは全く別のコンセプトで作らないといけなくなります。人々によって紹介されるには、「他とは違う面白さ」や「奇抜さ」「斬新さ」等が無ければならないわけです。TVCMのようにただ単に企業名や企業イメージを視聴者に植えつるための広告では、誰もその広告を広めてくれないのです。

一方、動画広告革命に一役買いそうなYouTubeですが、YouTube自体が動画広告市場で生き残れるかは疑問が残ります。といいますのも、YouTubeがここまで流行ったのも、手軽に動画をアップできて、かつ、面白い動画を誰でも様々なサイトに貼り付けれるような仕組みを提供したからに過ぎません。

ということは、広告主は自社のサイトに動画をUPしたとしても、その動画自体が他のサイトに容易に貼り付けれるようになっていればYouTubeを使うメリットがありません。つまり、YouTubeの動画広告ビジネスプランを破壊するには、各広告主のWebサーバ向けにYouTubeのような動画配信システムをSI企業が提供すれば良いのです。(まぁ、技術的な障壁の前に、日本の場合には、肖像権やら著作権やらのライセンスの壁をまず乗り越えなければならないのですが…)

いずれにしろ、将来的にはTVCMのような視聴率依存の広告は斜陽化していき、広告内容如何で人への認知度が変わるYouTubuシステムを利用するような広告が増えていくでしょうね。


P.S.1
以下のようなNOKIAの広告はYouTubeへの配信に向いてる気がするんだけどなぁ

P.S.2
あ、百式で面白い動画広告紹介サイトが紹介されてたけども、こういう面白い広告がYouTubeのように色んなサイトでも貼り付けられるようになってると更に面白いんだよね。それ自体を見る事が楽しい広告もあるからねぇ。

投稿者 cazper : 01:57 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年9月14日

panda01.gif 他より遅れる事が功を奏する事もある

「ビジネスでは、スピードが命」「ビジネスは戦争だ」とか叫んでいる人達がいるかと思えば、ブルーオーシャン戦略とかいう「競合の無い市場をつくる戦略」が提唱されたりするので、世の中の移ろいに面白さを感じる今日この頃です。
ブルー・オーシャン戦略

さて、急速に経済成長している国々を見ていると先進国とは違った成長をしている分野があります。その一つとして、携帯電話が挙げられます。本来ならば、まず固定電話が普及して、それよりもハイテクな携帯電話が後で普及するはずだったのですが、経済成長をしてこなかったがために電話網が普及していない段階で海外からハイテクを導入したので、固定電話よりも携帯電話が普及してしまったわけです。

どっちが電話網の経済効率が高いかといえば、新興国になるでしょう。何故ならば、携帯電話が無い時代に、先進国は辺鄙な土地にまでも電話線を引いて高コスト体質の電話会社を保有してしまったわけですから…
新・経済原論

一方、新興国は携帯電話技術が発達しても、まだ電話網が充実していなかったのです。だからこそ、経済効果の高いインフラを構築できるのです。携帯電話技術があれば、辺鄙な土地に対して維持コストの高い固定電話の電話線を引かなくて済むのですから。

先進国の人々が新興国の現状を見ると、まだまだインフラも整ってないし、先進国に追いつくのは先だと感じやすいとは思います・・・。しかし、新興国の方が今までインフラが整っていなかった分だけ最先端かつ経済効率の高いのインフラを導入する事ができるんですよね。そして新興国が先進国に経済的に追いつく事があるならば、インフラ面では新興国の方が進んでいる可能性が高くなります。

過去を引きずらなくて良い分だけ、遅れたという事が功を奏していたりするわけですね。

固定電話の全国網維持費、全利用者が一律負担

 NTTやKDDIなど主要通信会社は全国一律で固定電話を利用できるサービスを維持するため、過疎地などでの事業の赤字分をすべての電話利用者に負担してもらう方向で検討に入った。来年1月から携帯電話を含む電話利用者に対して一律で一電話番号当たり月額7円の支払いを求める考え。電話料金の実質的な値上げとなるため、消費者の反発も予想されそうだ。 (NIKKEI 2006/09/14)

P.S.1
昨日、この事を書いる途中で寝てしまったのだけど…書きたい事に関する記事が今日の日経に載ってたょ シンクロニシティかな?

P.S.2
下手に賢い人間より、バカの人の方が成長ポテンシャルが高いと言われる所以も一理あるんですよね。(下手に勤めている会社員よりも、ニートの方がポテンシャルが高いと感じている私だったりします・・・。)

投稿者 cazper : 07:12 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年9月12日

panda01.gif 天然ガス需要の急伸

石油価格高騰の裏で凄い勢いで需要が伸びているのが天然ガスです。先日も、サハリン2に関して日本とロシアの揉め事が発生しました。

そもそも、天然ガスは石油を掘り出したときの副産物で今までは燃やして処分していました。しかし、天然ガス焼却後のクリーンさに着目されたり、圧縮・貯蔵技術の発達により有効利用できるようになったために、世界で天然ガスの利用が増えてきたわけです。

そこへ、原油・石油価格の高騰が天然ガス需要に拍車を掛けました。原油・石油は化成品にも応用されるために、商品需要が世界的に増えると燃料としての原油・石油も高値になってしまします。しかし、燃料としてしか利用されない天然ガスは、商品需要の急伸による影響をあまり受けず、原油・石油よりも価格上昇が抑えられてきたのです。そのため、天然ガスを利用しようとする人々が増えたのです。

今週号の日経ビジネスを読んでいたら、以下のような記事がありました。

弾ける前に萎む天然ガスバブル
原油高で一躍脚光浴びたが、供給不足に顧客困惑

(中略)

 そして、たとえ供給不安が遠のいたとしても、天然ガスは価格の高止まりが予想される。米国を中心にLNGの消費は急拡大し、世界の様々な地域でLNG関連のプラント建設に追われる千代田化工建設の関係者はこう言う。

 「LNG市場は売り手市場になった。日本が、かつてのような長期契約で安定した価格で調達することは、もはや難しくなっている」

 世界に広がる天然ガスバブル。その終息点はまだ見えない。

日経ビジネスではバブルと書いてますが、バブルでは無いでしょう。「需要>供給」の状況が生じているからこそ、ガス価格が跳ね上がってるのです。

世界的に見れば需要は今後増える一方ですから、ガス価格が安定するためには供給量を増やすしかありません。石油・原油と違い天然ガスはまだ供給インフラを整えることで供給量が増える可能性があるのが唯一の救いでしょうね。(←あくまでも経済的に見れば)

P.S.
環境的に見ると、エネルギー需要自体は悪でしかないのですが…。

P.S.
今週頭に、液化石油ガス販売会社の新海能源が減益になったというニュースでてますね。減益の一方で、売り上げが2倍程に伸びてるようです。ニュースを斜め読みしたら、とりあえず貯蔵タンクを増やしていくみたいですね。設備投資先行型のビジネスなので拡大期は大きな減価償却費が乗っかってくるのはしょうがないですが…。負債比率が一定水準以上にならないように経営してもらえれば良いですね。

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2006年9月11日

panda01.gif 911テロ陰謀説の深読み

今日はワールドトレードセンターへの飛行機自爆テロから5周年という事でテレビ局各社で特集が組まれていました。ビル崩壊の瞬間は何度見ても鳥肌が立ちます。

さて、この911テロですが、テロ直後から陰謀説がネット上でも見受けられました。「ペンタゴンに突入したのはトマホークなんじゃないか?」とか「飛行機は外部から無線誘導されてたんじゃないか」とか…。

まぁ、飛行機がペンタゴンの1階部に衝突した割りには芝生に傷がついていなかったりと、不可思議な部分はあるのですが、そういう議論は他の方に任せます。

ただ私が気になるのは、一定期間を於いた点と点が一本の線で結ばれる事だったりします。例えば、アフガン付近におけるタリバンやアルカイダの話がニュースに出てきて数年という月日が経過した後にテロが起こり、実はアルカイダのせいだったと判明するような事です。他に、東南アジアで急性の流感が発生するという情報が流れて、その後SARSやら鳥インフルエンザやらが具体的に発症している事です…。

鶏が先か卵が先かみたいな話で、原因があるから結果が生じているのか、結果を作るために原因が作られているのか…ニュースを見ていると不思議な因果関係のある事件が時々あります。

I氏が言っていたのですが、「この手のテロ等は、誰かが引き金を引いているのだけど、その引き金を引いている真の首謀者が完全にコントロール出来ているわけでも無い。だからこそ、怖い」と。この話は納得してしまいました。

そう考えていくと…テロ関連の専門家が口を揃えて、今後数年以内に核を利用したテロが起こると言っているのが怖くなってきますね。(∵ 専門家が言うから核テロが実際に起こるのか、既にシナリオが出来ているから専門家が人々に核というキーワードを刷り込んでいるのか…のどちらかでしょうから。)

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2006年9月10日

panda01.gif 生活スタイルの確保が仕事よりも重要

経営者の方が薦める本の中に「成功者の告白」というタイトルの本があります。
成功者の告白
この本のプロローグは以下のように始まります。

 大きな夢をもち、前向きに頑張れば必ず成功する。
 このような成功法則を私は信じてきた。そして、それは必ずしも間違いではなかった。
 その結果、私は豊かになった。でもハッピーエンドでは終わらなかった。
 今でも心に突き刺さることがある。なぜなら成功を目指す過程で、いくつもの地雷を踏んでしまったからだ。
 成功に向かう道には、いくつもの地雷が埋まっている。成功が現実のものとなるに応じて、それと等価の困難が用意されていたのだ。
 その地雷は、仕事の範囲内で爆発するわけではない。ビジネスで勝ち得たことをビジネスで失う。そんなシンプルな因果関係で収まるならば、まだ対応できるだろう。自分が痛い思いをすれば良いだけの話だ。
 しかし現実は違う。まったく想定しないところで、どちらかといえばプライベートな部分で、地雷は爆発する。
私の周りにも、何かにとりつかれたかのように仕事に打ち込んでいる人がいます。別に本人たちの自由ですから、それはそれで良いのです。しかし、そういう人こそ、この本を読むべきだし、プロローグの最初の文章は頭に植え込んでおくべきだと思うわけです。

そこまで私の交友関係が広くないですが、それでも、このまま仕事に打ち込むと、プライベートな部分が破壊されていくなぁと感じる人が何人かは居るわけです。

本では、「子供が病気したり」「妻と上手くいかなかったり」といった現象でプライベートな部分に影響が現れると書いてあります。しかし、プライベートな部分の破壊はこれだけでは無いでしょう。家族を持っていなければ、自分自身の体に現れる事もあるのでは無いでしょうか?。「鬱になったり」「禿げてきたり」「肌が悪くなったり」「胃潰瘍になったり」等々…。そして、そのような現象を見て見ぬ振りしていると、最後には癌のような不治の病を患うような事もあるような気がしてならないわけです。

一方で、仕事が出来るけど、プライベートな部分でも悪い現象は起きないなぁと感じる人も居ます。その人達の生活スタイルを見ていると…仕事に生活スタイルを合わせるのでは無くて…自分に合った生活スタイルをまず確保し、その上で仕事に打ち込んでいるわけです。

私の直感が正しいかどうかは何十年後にならないとわからないですが、自分にとって一番心地良い生活スタイルを確立した上で、仕事等をしていかないとプライベートの部分で必ず悪い事が起きるきがしてならないんですよね。


P.S.1
そう考えると、晴耕雨読という四字熟語があるように、昔の百姓は無理の無い生活を送っているんですよね。他に猫とか見ていてもそう思いますね。猫なんていうのは、暑かったら外を歩かないですからね。歩くとしても日陰だし。雨が降っても出歩かないし。自然と調和する生活スタイルを保ってますね。

P..S.2
これも直感なのですが、「仕事が好き」という人には2タイプいて…「仕事をする上で自己犠牲は当たり前」という人と「仕事(内容)そのものが好き」という人が居るように思います。当然ですが、前者の人は自己犠牲の反動がどこかで現れているような気がいつもするんですよね。(まぁ、自己犠牲に対して鈍感の人な人は自分がどちらのタイプに属しているのかは判断できないでしょうけども…)

P.S.3
ストレス等に抑圧されているかどうかは…人の顔を見ると直ぐに分かるのですが、そう感じる私だけでしょうか…。

P.S.4
ニートは、究極の生活スタイル確保人間だとも感じます。(それがために、仕事が犠牲になってるわけですが…(汗)

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2006年9月 6日

panda01.gif 共働きラットレース(家事代行サービス時代)

WBSを見ていたら最近は家事代行サービスが増えているようです。共働き夫婦が増えている事が背景にあるようです。共働きをすると両親共に仕事に時間を奪われます。その上家事までしていたら、自分の時間を持てなくなるからのようです。

しかし、ちょっと考えると不思議なものです。共働きをする理由は幾つか有りますが、家計を助けるために夫婦共働きをしたのに、家事一般をする時間が無くなるがために、家事をアウトソーシングする・・・。つまり、収入が多く入ってくるけれども、支出も多くしているわけです。

つまり、ラットレースなわけです。

国は少子高齢化策として、男女が社会で働きやすい世の中を作るべきだと言ってますが・・・男女が共働きする事で一番得をしているのは国だと思えてしまうわけです。何故ならば、女性が社会進出する事で家事代行サービスという新たな産業が生まれ、そこにお金が廻り始めるわけですから、お金の流れが増えた分だけ、税金という形で国がお金を得る機会が増えるわけですから・・・。

大手家電メーカは家事を楽にするための装置を次々と世に出してきました。全自動洗濯機、自動炊飯器、自動織機洗い機、24時間風呂、電気掃除機、電子レンジ等々・・・。そのために、昔に比べれば家事の負担というのは大幅に軽減されているはずです。それならば、家計を上手にやりくりして専業主婦(夫)をやっている方が楽な気がしないでもないわけです。(それでも子供が小さい時期は大変でしょうけども)

共働きでラットレース、夫(or妻)だけ働いてラットレース・・・どっちもラットレースならば、私は楽な方を選びますね(笑


P.S.1
昨日の細木和子の番組を見ていたら細木氏が「家事も出来ない女性が増えて来たことが独身男性を増やしている」という旨の発言をしていたのにはある種納得してしまいました。

昔から女性は社会で不平等に扱われていることを主張して来たので、男性にも家事を行う人が増えてきました。しかし、テクノロジーの進化によって男性は自分だけなら家事は楽である事に気が付いてしまったわけです・・・。消費だけ一丁前の専業主婦を抱えるだけ無駄だと感じる人が増えてしまうのも分からないでは無いですね。(まぁ、他の理由もあるんでしょうが・・・)

かといって、夫婦してバリバリ働きすぎて家庭が疎かになるのも面倒なわけですね。

P.S.2
この現象って、製薬会社とストレス社会の関係みたいなものです。本来、理想的な世の中とは鬱やストレス性の疾患が蔓延しない社会なわけです。しかし、何故か世の中は、社会のスピードを加速させて人々はストレスに慢性的に晒され、肉体的にも疲れが取れない状況を作りだしています。そして、その弊害を薬の進化によって改善しようとしているわけですから…。

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2006年9月 5日

panda01.gif ボーダレス化の時代の考え方

最近、日本が右翼化してきているという話をちらほら耳にしたりするのですが、その一方で国境を関係なく活動できる範囲が多くなってきていたりします。

昔は目の付け所の良い商社マンが海外の良い製品を日本に導入していたものですがインターネットが普及したお陰で、海外にアンテナを張っている人にとっては直接海外の良い商品をいち早く手に入れることが可能となりました。

また、保有している自分の資金も自国内に置いておくのでは無く、海外に自由に持ち運べるようになっています。例えば、日本のように低金利の場所に資金を置いておくよりは海外に持っていったほうがより多くの金利を受けることが出来ます。

もちろん、国を愛するという事は重要だとは思いますが、国を愛するあまり自らの行動に不合理な制限を掛けたりすると痛い目にあうような気もするわけです。

2ちゃんねるのひろゆきがブログで「口先だけで"日本のため"とか言うのは気持ち悪い」と書いていたりするわけですが、個々の物事に対して国家という単位で括っている事が合理的かどうかは常に気をつけていないといけないと思います。

後で編集

新・経済原論(p.37)

P.S.
ボーダレス化になっているということは、局所で物事を把握するのではなく、全体で物事を捉えるようにしていかないといけないですね

投稿者 cazper : 06:48 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年9月 3日

panda01.gif 教育と支配

今までも言われてきたし、今後はより重要になるテーマは教育です。

教育とは、自分のできる事を敢えて自分では行わず他人にやらせる事です。そうする事で他人も鍛えられていくのです。教育は、学校だけではなく、会社や地域組織でも行われるべきものです。

一方、教育の大切さを失った人や無能な人が他人の上に立つと教育ではなく、単なる支配となります。支配とは、自分では出来ない事を他人にやらせる行為です。

残念ながら現代では、教育の大切さを認識している大人が少なすぎます。組織という枠組みで上位に立ち、単に支配してる人が多いように感じます。


ピータードラッガーも言ってたけど、組織のマネージャー(組織で上に立つもの)は部下よりも良く学び、多く働かなければならない存在なんですよねぇ~。

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2006年9月 2日

panda01.gif 【消臭よりも防臭】「ファブリーズ」の先を制する「ルックきれいのミスト 布製品用」

ライオンの「ルック きれいのミスト 布製品用」を見て…正直、これは凄く良いコンセプトの商品だと感じました。
ルック きれいのミスト 布製品用 スッキリすずらん 250ml

消臭スプレーといえば…今じゃ、P&Gのファブリーズなわけです。
やさしく香るファブリーズ 370ml

ファブリーズは、臭いが発生した後に臭いの発生源にスプレーする事で臭いを消滅させる事を売り文句にしています。ファブリーズが出るまでは、脱臭剤や芳香剤が主流でしたのでファブリーズは一気に市場を奪う事が出来ました。

これで消臭関連商品の発達は一段楽するだろうなぁと感じていたら…ライオンが更に一歩踏み込んだコンセプトの商品を発売したようですね。それが、「ルック きれいのミスト 布製品用」です。

「ルック きれいのミスト 布製品用」は、臭いの発生源に吹きかけるのではなくて、臭いの発生源になるであろう場所に予め吹きかけて於くわけです。そうすることで、雑菌の繁殖を抑えて臭いそのものが発生し難くなるようにしたわけです。

この発想って、花王のエイトフォー(8×4)と資生堂のAg+の関係に似ているんですね。エイトフォーの元々のイメージは汗をかいたら吹きかけるというものでした。一方のAg+は汗をかく前に予め吹きかけておいて、雑菌の繁殖そのものを押さえ込もうというイメージでした。だからこそ、後発のAg+も市場を獲得する事が出来たわけです。

医療の世界では病気治療よりも予防治療が注目されてきていますが、臭いの世界でも消臭より防臭が注目されそうですね。


P.S.
当然ですが、除菌効果をファブリーズは謳ってます。しかし、持続的な除菌効果というよりは、吹きかけた際に除菌されるイメージがつくんですね。それよりは、、ライオンの今回の製品は、銀イオンによって持続的に菌の増殖を防ぐイメージを植えつけています。

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2006年8月31日

panda01.gif 【悪の錬金術】ストックオプションのための自社株買い

先日は、「企業価値と価格の関係」から自社株買いの是非を述べたわけですが、ストックオプションを付与された経営者が自社株買いを何故好むのかについて少々述べておきます。

ストックオプションは将来的に割引価格で株式を購入する権利です。権利を行使しなければオプションを付与された人は配当も議決権も貰う事は出来ません。

ここで、取締役に大きな割合のストックオプションが付与されたとします。そして、会社としても利益が増えてきて増配が可能なレベルに業績が良くなったとします。この場合、ストックオプションを保有している取締役は、増配をしても恩恵を受けません。オプションを保有していても配当は貰えませんから…。

また、ストックオプションを保有する取締役の多くは大株主として君臨しようとは考えません。株価が上がればオプションを行使し、すぐに株式を市場で売却して利益を得ようと考えるわけです。つまり、オプション行使可能な期間内に一時的にでも株価が吊り上れば(リスクフリーで)売り抜けようと考えます。この考え方は、長期保有しようと考える投資家とは利益相反する考え方になります。長期投資家は株価の一時的な吊り上りではなく、ビジネスの持続的な成長に投資しているわけですから。

増配することで株価は上がる可能性が高いですが、自らに付与されたストックオプションに直ぐに恩恵が得られないならば増配しても取締役には面白くありません。それよりは、自社株買いをした方が、絶対的な株数が減るので次期からの1株当りの利益率が上がるうえに、株数が減ることで株価のボラティリティーが上昇します。つまり、「株価」の値上がりの可能性を高める事が出来るのです。(株価が上がれば問題無いかと思うかもしれませんが、既存株主が本来受けるべき利益を犠牲にして、株価上昇の可能性を高めている事が問題なのです。あるべき取締役の行動は、「既存株主の利益を最大にするように、企業価値を高める事」です。)

新賢明なる投資家(下)(pp.373-380)
 ストックオプションで多額の報酬を得ている上級幹部には既得権があるため、配当よりも自社株買いを好んでいる。何故なのか?専門的には、株価が大きく変動すればオプションの価値が上がるからである。配当だと、株価のボラティリティ(変動性)が低くなる。要するに、もし経営者が増配をしようものなら、自分たちのストックオプションの価値も下がってしまうわけである。

(中略)

ストックオプションの付与が優れた業績---例えば、同じ業界の平均的な株式を少なくとも五年間はアウトパフォームするなど---の公正かつ永続的な尺度にならないようなプランには、すべて拒否権を行使すべきである。あなたにお粗末な成果しかもたらしてくれないCEOは、絶対に裕福になる資格はない。

投稿者 cazper : 07:15 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年8月30日

panda01.gif 大切なのはオーナーシップマインド

世の中には、自分の所有物ではないとぞんざいに扱う人が多く居ます。

例えば、「タバコのポイ捨て」があげられます。自分の家でタバコを吸う際には、部屋を汚くしたくないのでタバコの吸殻をゴミ箱に捨てます。しかし、自分の所有物ではない公道にはタバコを平気で捨てる人がいるわけです。

他の例として「CDのレンタル」があげられます。自分が購入したCD・DVDは傷が付くと嫌なので丁寧に扱う一方で、レンタルしてきたCDは机にポイっと投げたりして多少の傷が付いてしまっても、自分も物ではないから関係ないと思う人がいます。

他に、「人の扱い」も同様です。自分の子供に対しては愛情を注ぐ一方で、社会において自分より地位・身分の低い人に対しては酷い扱いをする人がいます。

他人の物であったり、他人との共有資産だからといって雑に扱ってよいものなのでしょうか? 本来ならば他人が関わる分だけより丁寧に扱わなければならないはずなのです。しかし、現実には他人の物ほど雑に扱う傾向が多く見受けられます。

つまり、大切なのは他人の物を利用する際であっても、あたかも自分の所有物のように扱うオーナーシップマインドを持つ事なのです。

会社で従業員の立場で働いている人がいるとしましょう。あるプロジェクトを進める際に、常に考えなければならないのは、「自分がプロジェクトに自腹で投資するとしたら、投資するだろうか?」という問いなわけです。成功するかしないか分からないけど、自分のお金でやっているわけではないからとりあえずやる、という考えでは駄目なのです。

また、オーナーシップマインドを持っていない従業員に士気向上のために自社株(orストックオプション)を配布したとしましょう。しかし、オーナーシップマインドを持たない人は、ステークホルダーの共有財産である企業体の価値には興味がわきません。そのため、自分が保有する株さえ高くなれば良いと思ってしまうわけです。つまり、自社株を配布するよりも、オーナーシップマインドを植え込む事の方が大切だったりします。


P.S.
目に見える物を与えるよりも、思想・哲学といった見えない物を与える事が重要だという事ですね。ただ、難しいのは、「衣食満ち足りて礼節を知る」のが人間で…人間とは貪欲な生き物なので、衣食が満ち足りるための基準の高い人が多いことでしょうね…

投稿者 cazper : 20:14 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年8月29日

panda01.gif 自社株買いは誰のため?

何度も書いてきたし、他に書いている人もいるので書くのも飽きてきたけど、未だに理解していない人が多過ぎなので指摘しておきます。

8月28日の日経新聞に「企業の自社株買い倍増」という記事が載っています。

 企業が自社株買いを加速させている。トヨタ自動車や新日本製鉄など日本を代表する大企業が自社株取得に余裕資金を積極的に振り向けており、上場企業が今年度に入って7月末までに買った自社株の総額は前年同期間と比べ倍増した。生き残りをかけた企業買収が内外で活発になるなかで、企業経営者が自社株買いを攻守両面から有効な手段として認知し始めたことが背景。自社株買いの拡大は、株式市場での需給改善と産業再編を促す可能性がある。

 新興市場を含む上場企業が今年度に入り7月末までに実施した自社株買い総額は、野村証券金融経済研究所によると前年同期の8500億円のほぼ2倍の1兆6800億円に達した。12カ月換算では、過去最高だった昨年度の5兆1000億円に匹敵する。(引用元)

この記事をみて感じるのは…企業経営者が自社株買いの本質的な部分を理解していないと言うことです。

自社株買いとは、「株主価値>株価」ときにやるからこそ株主価値が向上します。逆に、「株主価値<株価」のときに自社株買いをするということは、自社株買いに応じている人にプレミアムを払うことで、株主価値を毀損させているのです。

自社株買いの拡大は、株式市場での需給改善と産業再編を促すかもしれませんが、株式を保有し続ける人に損をさせてまで自社株買いを行う企業があれば、それは、経営者の保身もしくは無知を疑いたくなります。

ネットキャッシュが潤沢にあるからといって、企業買収の標的にならないように自社株を安直に買ってはいけないと思います。「株主価値>株価」であれば自社株買いを進めるべきでしょう。しかし、「株主価値<株価」の場合には、投下資本利益率の高い事業に投資していくべきでしょう。そして、投下資本利益率の高い事業への投資案件が無いならば配当を厚くすべきなのです。

P.S.
ROIC-WACCとか書いても、理解できない人もいると思うので深くは書いていませんが…、詳しく知りたい方はググると良いと思います。

投稿者 cazper : 00:21 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年8月25日

panda01.gif 話方で自分を限定してる人とそうで無い人に差が出る

色々な人に会っていると、その人の話方で自分を限定してる人とそうで無い人に差が出ているような気がしてなりません。

例えば、自分を限定している人の発言というのは、次の通りです。
●「もう40代だから、ああいうスポーツは出来ないよなぁ」
●「忙しいから、そういった遊びをする余裕は無い」

つまり、何らかの理由付けをして、自らの行動を限定してしまっているわけです。もちろん、やりたくない事に対して理由付けをして行動をしないのならば問題はありません。しかし、(本当はやりたいのだけど…)自信が無いから・現状が許さないために、理由付けをして行動をしないとなると問題だと思います。


一方で、自分を限定していない人の発言は、次の通りです。
●「時間を出来るだけ調整するので、○○しましょう」
●「あと2年の間に5社立ち上げる」

つまり、自分にとって不利な状況があったとしても、自分の意思で何とか回避し、目的を達成しようと試みるわけです。

不思議なことに、前者の人は前者同士で絡みやすく、後者の人は後者同士で絡みやすいように思います。別にどちらが悪い・良いというわけではないのですが、後者の方がエネルギッシュな人が多いことは間違い無いと思います。

投稿者 cazper : 07:07 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年8月24日

panda01.gif 旗(目標)を立てる大切さ

旗を立てずに生きている人と旗を立てて生きている人が世の中にいると思います。

もちろん、旗を立てても立てなくても、世の中は川のように流れていくので生きることができます。

流れにも激流や穏やかな流れがあるので、流されていく人の中には「毎日忙殺される日々で大変」という人もいれば、「毎日刺激の無い日々でつまらない」という人もいます。

しかし、いずれにしろ川の流れに任せていれば何処に流れ着くのかはわかりません。つまり、一所懸命にやろうが無かろうが流れ着く先は運任せという事になります。(とは言え、一所懸命にやった方が自力が付くわけですが…)

そして、辿り着いた先で次のようにつぶやくのです「人生なんて自分の思い通りにはならない」と…。でも、そういう人に限って旗を立てていないことが多いように感じます。


一方、目標を掲げて生きていくということは、川の流れの中に旗を立てるようなものです。したがって、自分が川下に居れば川の流れに逆らって一所懸命に泳がなければなりません。また、川上に居れば、舵取りをするだけで目標に辿り着く事ができます。

一見すると、目標を掲げて生きている人の中にも掲げずに生きている人と同様に、忙しくしなければいけない人としなくてもよい人が居るので同じような人生を歩んでいるように見えます。

しかし、旗を掲げるからこそ自分が川の中でどの位置にいるのかが分かるわけで、ただ流されていく人よりは自分の位置を確認することが出来ます。自分の位置がわかるからこそ、旗に近づくためのベストを尽くすことができます。そして旗があるからこそ、ベストを尽くそうとするモチベーションを高く保てるわけです。

したがって、、旗を立てることは大切だと思うんですね。


P.S.1
あ、ある意味では働かないという目標を掲げたニートは目標を掲げずに彷徨う人よりかは凄いかも…。

P.S.2
流されるまま、どんぶらこ~どんぶらこ~ってのも楽しいんですけどね(笑

投稿者 cazper : 23:05 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年8月21日

panda01.gif サイト遮断ソフトは、企業進化を停滞させ…仕事2.0の会社が台頭する

昨日の朝日新聞に次のような記事が載っていました。

仕事と無関係のサイト遮断ソフト、企業に浸透 漏洩対策
2006年08月20日13時45分

 職場のパソコンを使い野球の結果を知ろうとインターネットに接続するのはダメ――仕事と直接関係ないサイトの閲覧を制限する動きが企業に広がっている。「業務の効率アップ」に加え、昨春の個人情報保護法施行を機に情報漏洩(ろうえい)対策が強化されたためだ。青少年向けとして始まった有害サイトを遮断するフィルタリングソフトの市場が昨年は約2割伸び、今や学校や家庭以上に企業で浸透している。

手っ取り早く業務以外の事をさせないようにするには、懲罰をもって人々の行動を制限する事です。人々の行動を管理する役目を担う情報管理者や労務管理者等にしてみれば、従業員に余計な行動を起こさせない仕組みを社内に導入できれば大成功だと感じるかもしれません。しかし、人間とはそもそも余計な行動を取るようにプログラムされてるものです。そして、この一見余計にみえる行動が次なる飛躍を生むものなんですよねぇ。

むろん、軍隊のように敵を駆逐するというような強烈な目的がある場合には、余計な行動は命取りとなります。しかし、軍隊は目的を達成するための行動を取れるものの、あるべき目的や新たな秩序を生み出すようには行動できません。

今の世の中は移り変わりが激しく、軍隊方式の管理されすぎた経営は必ずしも上手くいきません。上手くいっているとしても一時的でしかないでしょう。多少の余裕を持たせないといけないと思うわけです。そういうわけで、仕事と無関係のサイト遮断ソフトを導入している企業は長期的に見ると斜陽化していくと感じます。

高度経済成長的な発想を完全に捨てて、仕事2.0を作り出す時期に来てるんだと思うんですね。(まぁ、サービス産業は仕事2.0になりつつあるんですけどね。第二次産業は駄目ですね)

P.S.1
ちなみに、業務以外の事をやるべきではないという理論を振りかざすのならば、従業員側も業務発明を帰属の会社に言わないようにするべきでしょう。職務発明とは違い、業務発明は会社にとって余計な業務ですから。もし、会社が興味があるのならば、職務発明とは別枠で業務発明を考えた人と契約すべきでしょうし。

P.S.2
先日お会いした株式会社 チアル・アンド・アソシエイツ代表の井川 修治さんは、人間のこうした行動を把握されていらっしゃり、それを踏まえてセキュリティソフトウェアを開発されているとの事です。事業の発展が期待できますね。

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2006年8月18日

panda01.gif 経済のクラッシュは次の時代を生む

昨日は、地の利の関係でタイがアジア経済成長で何気に重要な地になると書きました。ここでは、違う観点からでもタイが今後がの経済で可能性がある事を追記します。。

タイはアジア通貨危機の発祥の地です。それによって、アジア各国が経済的にダメージを受けました。当然、通貨危機になる前にはタイへの投資が過熱したわけです。その過程では2次産業を栄えさせるためのインフラ構築が付随して増えていきます。

しかし、一気に成長すると経済は行き詰る事があります。それは、森の成長をみるとわかります。森も一度に沢山の木が生長してしまうと、成長に必要な栄養素を奪い合い、結局立派な成長をしない木で溢れてしまいます。そこで、人間は間引きという行為を行い、その結果、立派に森が成長します。これと同じように、加熱した経済下で一度に企業が成長すると、非効率な企業がそこ彼処と成長し、経済全体に行き詰まりが生じてしまいます。

そんな中で経済が一度急激に落ち込むと、非効率な企業が統廃合し、元気な企業がどんどんのびるようになります。そして、成長下の経済を支えるためのインフラ作りがどんどん行われるために、元気な企業が大いにそれらの恩恵を受けることになります。

バブル再来
まったく新しい技術から利益を生むために必要な共通のインフラを構築するだけの誘引がどの投資家層にも存在しないときには、バブルによってそうしたインフラが構築される。経済的な見返りが得られるようになるのは、暴落のどん底で企業家たちがそうした技術やインフラを利用し、自社の生産性を何十倍にも高め始めたときだ。(p.64-65)

(中略)

一方、暴落によって倒産した企業が、生き残った企業に吸収合併されるケースも多い。その結果、吸収した側の企業は、インフラや、生産能力、技術を低コストで獲得できる。つまり、こうした企業は実績のあるビジネスモデルの枠内にとどまりながら、革命の第一段階では新しい技術やサービスを購入する経済的余裕がなかったより多くの消費者や企業顧客に、ぐっと低い価格でよりよい選択肢を提供できるのだ。(p.66)

とはいえ、バブル崩壊後の日本の第二次産業の飛躍は今後無いでしょう。バブル期の日本は新技術に必要となるインフラ投資をしていたわけではなく、既存技術を利用した増産設備投資をしていただけですから。第三次産業は別でしょうが…。

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2006年8月17日

panda01.gif 地図で見る、アジア経済圏の重要都市

たまには、経済の話を書きます。誰でも知っている事ですが、地理と経済は切っても切れない関係にあります。

例えば、シンガポール。中東からの物資を日本へタンカーで運ぶのに一番便利なのがシンガポール近海を通る事だったのです。そのため、日本の経済が発達すればシンガポールもその恩恵を最大限に受けることができます。


さて、最近は中国の経済発展が目覚しいわけです。それを踏まえて地図を見直すと…上海・香港が重要な都市になってくる事がわかります。

特に、アジア圏に於いて中国経済が発展していくと上海は良い場所にある事がわかります。まず、中国国内の内陸の各都市へアクセスするのに便利な位置にあります。また、上海以北にある韓国・日本・(ロシア)、上海以南にある台湾・フィリピン・ベトナム・タイ等々の各都市の中心に位置しています。


一方、インドも経済発展しているので、それを踏まえてアジア圏各都市へのアクセスのし易さを考えると、タイのバンコクが重要な都市となってくるのがわかります。(地図) その反面シンガポールは、海の物流という部分では依然重要なのですが、アジア圏を統括するオフィスを置く事を考えると若干地の利が悪いように感じます。


というわけで、アジア経済発展の上で今後重要な都市となるのは「上海」と「バンコク」だと思います。(まぁ、上海は既に重要視されてるわけですが…。)


P.S.
世界経済圏で見ると、東京というのは太平洋に面している事もあって今後も重要都市であり続ける気がします。あと、経済圏という話ではないですが、台湾の高雄が今後ちょっと面白いですね。

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2006年8月16日

panda01.gif お金で買えないものこそが価値がある

古美術鑑定家 中島 誠之助氏
金を稼ぐのは好きだけど蓄えるほどの執着心はないからすぐ使ってしまいます。旅行したり本を買ったり芸術を鑑賞したり、自分への投資です。子供達にも旅行代や書籍代はケチらずに払ってあげてきた。体験や知識、心など、金で買えないものが一番難しいんです。(日経新聞朝刊 2006/08/06)

日本は世界で有数の経済大国になりましたが、豊かさを感じている人の割合は少ないはずです。何故でしょうか? それは、経済大国になったは良いものの、経済力を維持するために人々が仕事をし続けているからに過ぎません。別の言い方をすれば、今の日本は、ラットレースの回転速度を上げたのは良いものの、その速度を維持するために人々が仕事をし続けてしまっているわけです。

経済力がついてくるとお金で解決しやすい衣食住が満たされてきます。本来ならば、衣食住が満たされた後は人間の内面の豊かさにお金を投じていくべきなのでしょう。しかし、お金だけで内面を豊かにする事はできません。それは、自分自身が様々な体験や日々の勉強をしなければならないからです。だからこそ、衣食住を満たす事よりも獲得が難しいし、価値があるのでしょう。

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2006年8月15日

panda01.gif 恵まれていない事が強さを生む事もある

以下の文を読んで、日本というのは戦後何もなくなり、また鉱物資源も少なかったからこそ此処までの発展を遂げたのだと感じました。

石油をめぐる世界紛争地図
石油国家は、他の国々とは違う。確かに、発展途上国全般、とりわけ鉱物資源輸出国と国家開発において共通点が多いが、オイルマネーの流入によって経済や政治が、急速かつ絶え間なく形作られていく点で、一線を画している。石油収入は国家開発の専門家の想像を絶するほど、あるいは彼らの理解を超えているとさえ思えるほど、諸制度を劇的に形作っている。これは石油採掘が現代的国家建設と期を同じくして始まったときに特に当てはまり、この点では多くの石油輸出国家がそうである。こうした歴史的偶然が起きると、石油国家は政治的・社会的構造にゆがみを抱え込むという特徴を帯びる。新たに見つかった資源の確保に逸る外国企業と権力の足場固めに逸る現地の現地の支配者の間で行われた初期の交渉は、相互にどんな恩恵があったにせよ、過度に中央集権的な政治権力、官民の強い癒着、石油レントに支えられた鉱物資源偏重型の開発国家投資、国内税収や石油収入源の多様化をないがしろにして石油レントに頼ること、などの負の遺産を残した。(p.59)
あまりに環境に恵まれすぎていると、何もしなくなります。なぜならば、労せずして衣食住が満たされるならば、長期的な生活設計を考えることなくその日暮らしで生きていけてしまうからです。

その恵まれた環境とは何か?と言えば、「安定」という事になります。安定しているから、敢えて何かする理由が生じません。何もしないから発展がないのです。逆に、安定が無い状況というのは、安定を作り出すために何か策を講じていかなければなりません。その行為が、自分自身・自国を強くしていっているのでしょう。

P.S.1
この現象は何も国レベルだけの話ではありません。人だって細菌だってウィルスだって、恵まれていないからこそ進化して強くなっていく事もありますから。

P.S.2
でも、恵まれ無さ過ぎると浮上できないんですよね。例えば、人間も重力があるからこそ骨が強くなるわけですが、重力が孫悟空の宇宙船のように100Gも掛かると…幾ら骨が強くても人間を支えきれないですし。

P.S.3
ちなみに、投資という観点から見ると、一次産品不足になるからといって一次産品を生産する企業に投資をするのは得策ではなかったりします。というのも、先に書いたとおり、一次産品を生産する企業は政府との関係が強くビジネスに慣れない人が経営に携わる事が少なくないからです。(←投資に適格な一次産品企業はもちろんあります)

したがって、もし一次産品が不足気味になると思うのであれば、直接一次産品を保有する権利を購入した方が得策であると思います。(←ジム・ロジャーズが言ってるわけですが…)

一次産品の先高観がある中で企業に投資していくというのであれば、高付加価値を作り出す加工技術力のある企業に投資していくべきであるという事になります。例えば、大豆の先高観があるとしても、技術力・ブランド力のある大豆加工食品を作り出す企業があれば、そこに投資すべきなのです。
風に吹かれて豆腐屋ジョニー

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2006年8月13日

panda01.gif 人間の価値観の基準値は出会った人で決まる

自分の価値観の基準値は、人生の中で出会う人で決まると思います。赤子の頃に最初に出会うのは、父・母です。つまり人生の初期段階の価値観の基準値は親の影響が大きく反映されます。

だから、品の良い親からは品の良い子供が育つ確率が高く、品の悪い親からは品の悪い子供が育つ確率が高くなります。極端な例ではありますが、家庭内暴力の家で育った人が親になると、家庭内暴力を振るい易いと言われていたりします。

子供が大人になってくると、学校や習い事を通して様々な基準値を持った人に出会うようになります。たまたま親しくなった友人の影響を受けたり、担任の先生の価値観から影響を受けていきます。

殆どの人にとっての価値観の基準値は、人生に於いて作られる物であって自分から作るものだとは思っていません。したがって、価値観の基準値が自分の隣人で構築される事が殆どです。

作家の吉川潮氏が次のように、ハーフパンツを穿いている人を批判しているのですが、

 偏見を承知で言うが、半ズボン野郎の顔をしみじみと見ると、どいつもこいつも仕事ができそうにない感じがしてならない。そういえば、未成年者に対する淫行で芸能界を追放された某お笑いタレントも半ズボンをはいていたっけ。
 大人が半ズボンを着用するのは家の中だけ、せいぜい近所に出かける時くらいにしておいたほうがいい。半ズボンをはいたら町内を出るな!(産経新聞20060813)
彼の価値観は、自分が育った昔の日本が基準値になっているとしか思えません。彼が出会ってきた人は昔の日本が好きな(ある種古風な)人であって、様々な国の様々な生活スタイルを持った人々ではなかったのだと思います。例え持っているとしても、既に昔の段階で価値観が固まってしまったのでしょう。(所謂、頭の固い人)


さて、価値観の基準値は出会った人で決まると書いたわけですが、この主張を逆に言えば、価値観の基準値を変えたいのならば自分の隣人を変える必要があるわけです。ある事柄に対して高い基準値を設けている人と知り合いになれば、自分の基準も高くなります。

だからこそ、自分が立派な画家になりたいならば良い絵を書く人に出会うべきだし、自分が立派な音楽家になりたいならば良い音楽を作る人と出会うべきだと思うのです。もちろん、最初から何が良いか悪いかなんてわからないですから、様々な人と出会うべきなのでしょう。

投稿者 cazper : 18:32 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif テロ時代は、VAIO type U (ゼロスピンドル)を持って海外に行こう

イギリスで航空機を利用したアメリカに対するテロ未遂が発覚したおかげで、お盆前の日本の空港は大混乱しているようです。

今回のテロ未遂のおかげで、アメリカやイギリスでは機内に持ち込める品を限られてしまいました。


 英運輸省は、旅券や現金、カードなど必要最低限の携帯品以外は、機内への持ち込みを禁止する措置を発表。パソコン、携帯電話などのほか、サングラスのケース、女性の生理用品の箱も対象となった。

 特に液体類が厳しく、コンタクトレンズの保存液も禁止された。幼児の母親は、子供用のミルクに問題がないかどうか、実際に試飲を強いられる徹底ぶりだ。 (asahi.com 2006年08月10日)


 ニューヨーク・ケネディ国際空港の全日空のチェックインカウンターでは10日昼過ぎの成田行きの便の搭乗手続きのために並んだ人たちに、空港係員が「液体、ジェルを手荷物として機内に持ち込むことはできません。お酒も、化粧品も、歯磨き粉もだめです」と伝えて回った。半分残ったミネラルウオーターのボトルをゴミ箱に捨てる人や、チェックイン前にロビーに座って残ったジュースを飲む人の姿がみられた。 (asahi.com 2006年08月11日)

このニュースを見て思ったのは、ノートパソコンを手荷物として持ち込めないのは致命的であるという事。

パソコンは精密機器であるため、預け入れ荷物に含めたらハードディスクが逝っちゃいますよ。LCDのガラスパネルが割れちゃいますよ~~。

ん、それを見越したのか? SONYが良いPC作ってるじゃないですか! それは、ハードディスクが無く、液晶パネルもそこそこコンパクトなVAIO type U ゼロスピンドル。標準で無線LANに対応してるし、付属の小さなアクセサリーを付ければ有線LANにも対応できる!

これなら、衣類に包んで預け入れ荷物に含ませても安心して運べるんじゃないですかね。
VAIO type U<ゼロスピンドル>:VGN-UX90PS

P.S.1
旅の友としては、無線LANが使えるWZERO-3でも良いのだけど、無線LANだけではなくて有線LANも使える方が便利なんだよね。WZERO-3を有線LANに繋げるための情報は見つけられないからなぁ。

P.S.2
あ、ちなみに私の旅の友は、SOTECのワイド液晶ですわぁ。自分の使い方では十分すぎる機能だし(笑 壊れても痛くないし(笑 ただ、内臓の無線LANは必須だよなぁ。

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2006年8月12日

panda01.gif 予想?妄想?放送関連産業を占う

年初に「今年はネットとテレビの融合化が見える年」と書いたのですが、今度は放送事業に関連する産業の発達を予想しておきます。

最近パソコンに向けた放送が次々と行われ始めています。
●USENのGYAO
●インデックスのミランカ
●ISPが提供するVODサービス

これらのネット配信が盛んになると、次に需要が生まれるのは光回線です。

この発達の仕方は、インテルとマイクロソフトの関係に似るはずです。重たくて多機能のOSを作るために、強いCPUが作られ、さらに重たいOSが作られていくように、お互いが成長していくのです。

そして、光回線がある程度普及すると、その先で盛んになるのはパソコンモニターとテレビの融合です。予想ではパソコンがテレビ側に近づく形で、リモコン操作で容易にネット配信のVODがモニターを通して選択・見られるようになるでしょう。

それに伴い、ネット経由の広告がテレビ広告を遥かに凌ぐようになります。逆に言えば、既存のテレビ業界の独自性は失われ、コンテンツ作成コスト対広告収入効果が悪くなります。

それにより、今のテレビ業界のような利益率が高い状況は崩れると思います。(何せ、[電波帯域の有限性に関連した]放送法という壁に守られて利益率を高く保っているわけですから)

あと、コンテンツ配信のコストが低くなるので、コンテンツ数が劇的に増えていくので、良いコンテンツを多く保有する事が価値のある行為になっていきます。したがって、コンテンツを売買するようなライツビジネスが盛んになってくるでしょう・・・。


さて妄想してみたけど、今後どうなっていくのかは注意して見て行きたいですね。


P.S.1
注意して欲しいのは、光回線は確かに普及し、基幹回線は更に太くなっていくのですが…永遠に太くはならないという事です。人間が十分満足できるコンテンツを得られるようになった段階で、光回線事業の需要増はなくなります。

P.S.2
需要が増えるからといって、即その産業が栄えるかというとそうでもないです。なぜならば、産業が栄え続けるためには、「需要>供給」の状態を持続させる必要があるからです。

投稿者 cazper : 07:09 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年8月11日

panda01.gif 成功確率の高い事をやる

「成功確率の高い事」をやり続ければ、失敗する確率を減らす事が出来る事は誰でも理解できます。

しかし、いざ自分が行動するようになると、感情等の制約が加わるために「成功確率が必ずしも高くない事」をやる事があります。更に言えば、成功確率が低い事にでも手を出してしまいます。

先日、次のような事がありました。
私(A):「4件のヒヤリング結果からでは何も決定出来ません」
TM:「A君が4件で何も決定できなくても、世の中には4件のヒヤリング結果から当たる商品を開発する事が出来る人はいると思うよ。」

TM氏が4件のヒヤリング結果から良い商品仕様を決める事のできる人を知っているのならば、彼がその人を呼べば事業の成功確率が上がります。しかしながら、TM氏がそんな人を知りもしないのに、このような発言しているとしたら、事業の成功確率を上げるソリューションを提供をしたのではなく、ただの屁理屈を述べている事になります。つまり、TM氏は成功確率が高くない状態を容認してしまっているのです。


本来考えるべきは、「どうしたら成功確率が高くなるのか?」なわけです。


私の中学・高校時代に体育の選択科目に剣道がありました。剣道は小学校時代にやりこんだ事はあったものの、何年もやっていなかったので当然ながら腕力も弱くなっていました。そして体育の点数は、クラス内リーグ戦の勝ち星数で決まりました。

当然ながら、現役の剣道部の人に勝つことは難しいので、剣道部以外の人との試合に出来るだけ勝つ事を考えました。そこで、剣道部員以外の人に共通する癖を探し出しました。それは、「剣道部員は竹刀を頻繁に大振りする事は無いのに、それ以外の人は大振りしかしてこない」という事です。

そこで、私は試合中はわざと切先を下げて、相手が面を打って来るようにしむけました。素人が大振りしてくるわけですから、竹刀を振りかぶれば胴が空くし、空振りすれば竹刀が地面に着くわけです・・・。そこを私は、胴で決めるか、引き面で決めまくったわけです。私の記憶が正しければ、私の勝率は剣道部員の次に良かったはずです。


世界的に有名な投資家:ウォーレン・バフェットも投資をする際に次のようなルールを打ち立てています。
●ルール1、損をしないこと
●ルール2、ルール1を決して忘れないこと

このように、何事も成功確率の高い事をやり続ける努力を怠らない事が大切なのでしょう。


P.S.1
野球等のスポーツでも必要なのは、成功確率の高い事を常にやっていく事です。以下の本は、勘でドラフト指名していた球界で、確からしいデータを利用して選手をドラフトで指名し、貧しい球団を強いチームに作り上げた事が書いてあります。
マネー・ボール

P.S.2
ひろゆき氏が「運の悪い人は状況判断能力のない人」というコラムを書いているのですが、いい点をついていますね。状況判断を適切に行えば、ある程度の運は良くなると言えますね。

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2006年8月10日

panda01.gif 知識が無い人の体験ほど性質が悪いものは無い

世の中には、「私はこの道で20年やってきたから、私の考える事に間違いは無い」と言い放つ人が居ます。

確かに世間一般には、「経験こそが大切」だと思われています。学生の中に「社会人としての経験が重要だ」と思っている人が多く居る事からも伺い知る事ができます。

しかし、体系的な知識を学んでいない人の体験ほど性質の悪いものはありません。

例えば、高度経済成長期を体験だけで生きてきた人は、物を作れば売れる事を体験してきたので、とにかく物を作る事が重要だと考えます。(ちなみに、物を作れば売れた時代は生産管理や技術畑の人が権力を多く握っていました)一方、物余りの時代に入ると、まず、売れる物は何なのかを慎重に調べる事や在庫を出来るだけ減らす事が大切になりました。(ちなみに、物余りの時代はマーケティング系の人が権力を多く握るようになりました)

つまり、物が売れるルールが昔とは変わったのです。にも関わらず、高度経済成長期を体験した人々は、過去の体験を引きずり、物をとにかく作れば売れるという考え方を変えません。体験だけで生きてきた人間は、社会のルールが変わった事に気がつかないからです。

一方、常に体系的な知識を学んで来た人間は違います。高度経済成長と物余りの時代で社会のルールが変わった事に気がつくわけです。そして、ルールに合った行動を取るようになります。

したがって、常に知識を吸収するべく勉強し、その上で行動を起こして様々な体験をしていく事こそが非常に大切だと思います。

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2006年8月 9日

panda01.gif 目で見て、体で感じる大切さ

先日台湾旅行をしていたのですが、台湾の友人何人かに「この日程はクレイジーだ」とか「高雄の駅前から海まで暑さの中を歩くのはクレイジーだ」とか言われました。

でも観光名所だけを観光バスやタクシーだけで見回る旅というのは、私にとっては旅ではないと思います。観光名所というのは、当然ながら周辺には観光客向けのショップが立ち並んでおり、現地の本当の姿を見ることが出来ないのです。

本当の姿を見るには、足で歩いて街を廻り、食べ物、普段着、携行品を目で見て、街の匂いや雰囲気を体で感じていく事が重要なのだと思います。

 民族学者の宮元常一が大志を抱いて故郷・山口を出立する時に、父親から10の戒めを授かるが、その第一条にはこうある。
「汽車へ載ったら窓から外をよく見よ、田や畑に何がうえられているか、育ちがよいかわるいか、村の家が大きいか小さいか、瓦屋根か草葺きか、そういうこともよく見ることだ。駅へついたら人の乗りおりに注意せよ、そしてどういう服装をしているかに気をつけよ。また、駅の荷置場にどういう荷がおかれているかをよく見よ。そういうことでその土地が富んでいるか貧しいか、よく働くところかそうでないところかよくわかる。」(出典:『民俗学の旅』宮元常一/講談社学術文庫)旅の極意、人生の極意…大前研一(P.70)
旅の極意、人生の極意 民俗学の旅

P.S.1
大前氏のように、良いホテルに泊まるというのも意識的にしていく必要もありますね。

P.S.2
邱永漢氏のように現地の企業訪問をしなくても、現地で街を練り歩くだけでも次に栄える産業をある程度予想する事は出来るので、目で見る事は重要ですね。

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2006年8月 8日

panda01.gif 人生の(経済的な)節目は経済で決める

エスカレーター方式で上がってきた人というのは、「何歳になったからこれをやる」といった行動をしがちです。

例えば、22歳になったから大学を卒業して就職する。20歳代後半になったから結婚をする。30歳代そこそこになったから住宅ローンを組んで家を買う。

就職や結婚は年との関係で行っても良いとは思います。しかし、大きな経済活動を行う際には、経済の波を見て動かなければならないと思います。

高金利になってからローンを抱えて住宅を買っても苦しいだけなのです。また、一方、低金利の時代だからといって将来の高金利時代を踏まえずに変動金利ローンを抱えても意味が無いのです。

これは、リスク商品の購入でも同じです。幾ら自分に余裕が出来てきたからといって、バブルの中で投資を行えばバブルがはじけた際に大損するわけです。

したがって、自分にとって大きな経済活動をする際には、自分の都合ではなく、経済の流れに応じて活動していかなければならないと思います。

資産を築く醍醐味は、人生の選択肢を増やし、より質の高い生活を送れるようになることである。多くの優秀なフィナンシャル・プランナーがすでに実践しているように、あなたも人生の節目の計画を立てるなら、自分のライフサイクルやニーズだけを考えていてはだめだ。人生の節目の決断は、経済のライフサイクルから大きな影響を受けるからである。
[バブル再来…神田昌典訳](p.196)

P.S.
これって単純な発想なのですが、多くのFPが「若いからリスク商品を多く持ちなさい、年を取ったら安定的な運用をしなさい」と言っているのを見ると…自分のライフサイクルで経済活動を行っている人って案外多いと思います。経済活動をするのならば、あくまでも経済のライフサイクルに従うべきだと思います。

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2006年8月 7日

panda01.gif プール排水機構にもフィールセーフ設計を!

私が旅行している間に、プール排水口にこどもが吸われて亡くなるという事故がおきました。死因は、圧迫による脳損傷との事です。

このようなプール排水口の事故は今までにも何件も報告されています。それにも関わらず、事故は無くなりません。

何故でしょうか? それは、排水口の事故が起きた直後にだけ点検が強化され、また暫く経つと管理がずさんになるからです。残念ながら人間の性格とはそういう物なのです。

もちろん、管理項目を強化する事で防ぐことも重要ですが、事故が起きたとしても大事故に繋がらないような物を設計・構築していく事が重要になります。

このような設計思想はフィールセーフと呼ばれています。フィールセーフとは、もし機械・設備に故障が発生した時に、安全側に故障する仕組みをいいます(引用元)。既に、飛行機等の大事故が起きたら致命的な物の設計には取り入れられています。

それでは、フィールセーフな思想を反映させたプールの排水機構は何でしょうか?  それは、排水口を複数の口に分ける事でしょう。そして、排水口同士の間隔は人一人の大きさ以上離れるようにする事です。そして、一つの排水口の大きさは子供の頭の大きさよりも小さく作る事です。

そうすれば、排水口を囲う鉄柵が外れて排水口に吸い込まれたとしても、他の口が塞がれているわけではないので簡単に抜くことが出来ますし、一つ一つの排水口の大きさも人の頭よりも小さいので管の奥まで吸い込まれる事がないのです。

というわけで、既にあるプールは管理強化するしかないでしょうけれども、今後新設されるプールはフィールセーフな設計を取り入れていくべきだと思いますぉ。

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2006年7月27日

panda01.gif 貯蓄するために、支出を絞り過ぎない

世の中を見ていると…支出に対して必要以上に嫌悪感を抱いている人が居るように感じます。

これらの人の頭の中は次のようになっているのでしょうか?

つまり、「貯蓄を最大化するためには、日常出て行く支出を絞る事が重要である」と考えるわけです。

しかし、この考え方が行き過ぎると危なくなります。というのも、支出を抑えるという事は、人間そのものの活動を低下させる事を意味するからです。そうなると、経済的に縮小均衡な人生を送る可能性が高くなってきます。

ただ、厄介な事に、縮小均衡の傾向がある人は自分自身の行動が縮小均衡に向かっている事には中々気が付きません。何故ならば、彼らが注目しているのは「貯蓄の増分」だからです。貯蓄が(例え少しであろうとも)増えている状態が続く限り、自分の考え方は間違っていないと感じるのです。


一方、ある種の人々の頭の中は次のようになっています。

つまり、「収入を最大化するためには、支出の中の一部を利用する事が重要である」と考えるわけです。

当然ですが、ある種の人々も支出を絞りはします。しかし、収入を太くするための支出を惜しむ事はありません。何故ならば、今の貯蓄を犠牲にして支出を増やしたとしても、将来の収入が増えることがわかっているからです。

収入が増えれば、貯蓄の増えるスピードが増していきます。ただし、ある種の人々は貯蓄の増分には興味が無いので、支出を太くしていきます。特に、収入を太くするための支出をどんどん大きくしていくわけです。そうなると、加速度的に収入が増えていきます。

したがいまして、貯蓄を大きくしようして支出を絞る事に注力するのではなく、収入の太さを支出の太さよりも太くする事に注力する事が大切なのだと思います。


P.S.1
収入と書きましたが、これは別にお金だけを表しているわけではなく、人間の営みに必要なエネルギーを表しています。流入エネルギーを増やすには、流出エネルギーの一部を流入エネルギーを太くするために使っていかなければいけないのです。

この現象は、化学では当たり前です。マッチが10本の束になっていたとして、そのうちの1本に火を点けると、次々と隣のマッチに引火していきます。この時、次のマッチが燃えるためには、既に火のついているマッチからエネルギーを分けてもらっているわけです。


P.S.2
ふと思ったのですが、知識の循環サイクルにも当てはまりますね。知識を蓄える事自体には意味が無いわけです。知識を利用することで、新たな気付きを作り出し、より多くの知識が流入してくるようにする事こそが、知識を加速度的に増やしていくコツな気がします。

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2006年7月26日

panda01.gif 【増税のジレンマ】資産流出との戦い

大増税が目前となってきた今日この頃ですが、どうも持たざる者から広く薄く取ろうとする意図を感じます。当然、年金暮らしの老人達は、なけなしのお金から税金を取られるわけで納得がいかない事と思います。また、経済評論家の森永卓郎氏は、金融所得の税金が10%で据え置かれているのはお金持ち優遇税制だと主張しています。

でも、政府の立場からすればお金持ち優遇税制を取らざる得ないとも思うわけです。

金持ちに対して大増税を課したとしましょう、すると当然の事ながら租税回避を狙うわけです。租税回避には費用が掛かりますが費用以上の収入がありますので、税金を払わないために永遠の旅人(Perpetual Traveler)になる事も、海外に拠点を移すことも容易に出来てしまいます。すると、資金流出が多くなって景気が悪くなり、増税をしたのに税収が落ちてしまう恐れが出てきます。
永遠の旅行者(上)

一方、貧しい人に対して大増税を課したとしても、貧しいが故に永遠の旅人になる事も出来ないし、海外に移住する事も金持ちほど容易にはできません。したがって、増税すれば政府は確実に税収を得る事ができます。

しかし…貧しい人から広く薄く取るとワーキングプアが増える事になるので、どんどん貧富の差が拡大していく事になるんですよね…。増税をするというのは様々な難しい問題を含んでいるようです。

先進各国がオフショア市場金融取引の課税強化に動き出した。外国為替取引規制の緩和やITの発達で、富裕個人層の間でも高利回りなどを求めてオフショア口座の開設が急増しているためだ。

(中略)

日本からも主要なオフショア市場ケイマン諸島だけで去年は六兆八千億円の資金が純流出しており、日本の財務省は各国間で税務情報を交換する枠組み作りを呼びかけている。(日経新聞朝刊 27/06/'06)

P.S.1
金融所得の税金を上げた際の問題は、租税回避の問題よりも、海外からの投資を呼び込むことが難しくなる事の方だったりします。いまや日本の経済は海外の資金無しには成り立たなくなっていますから。

P.S.2
最近は、景気が良くても(正規)雇用が増えないというのが一般的になってきているので、企業優遇税制も何気に問題があったりすると思います。

P.S.3
海外には、税金を安くして経済活動を活発にさせることで潤っている国もあります。税収どうのこうのを考えるよりも、経済活動を如何に活発にさせるかを考えるほうが重要な気もします。

P.S.4
国家は破産しないのですが、民間企業と同じように運営していく時期なのではないかなぁ。民間企業の場合、財務が著しく悪くなれば債務免除と賃金カットがあるわけなので、国の財務が悪くなった場合にも、、国債の価値低減と公務員給与カットと円の価値切り下げを行えば良いとも考えられるわけです。まぁ、国の場合は世界的に影響を与えるので民間企業よりも慎重な判断をしなければならないわけですが・・・。

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2006年7月25日

panda01.gif 「ゆとり」こそが「イノベーション」を生む

日本は、労働時間が長く働き過ぎている人が多いようです。しかし、その一方で、世界の流れを変える様なイノベーションは働きすぎていない諸外国の方が多いような気がします。

例えば、ITの職場では3K「キツい、帰れない、気が休まらない」が叫ばれる程の激務が当たり前なのに…マイクロソフトやグーグルのような世界に影響力を与える企業が日本から生まれていません。

でも、良く考えると「激務を当たり前だと思ってこなすからこそ、イノベーションが生まれない」とも思えてきます。

激務になるということは、目の前の作業をこなす事で手一杯になっているという事を表します。こうなると、日々の行動が単調になります。日々の行動が単調になるという事は、様々な情報が入っていない事を意味します。新たな様々な情報が入らない状態が長期間続くと…そこからイノベーションが生じる可能性が低くなってくるわけです。

逆に、ゆとりがある場合には、一見仕事の効率が悪いように見えるのですが、ゆとりがあるが故に様々な情報に触れる機会が多くなります。それらの情報が組み合わさることで新たな発想が生まれ、イノベーションが生じ易くなるわけです。

というわけで、激務でゆとりを無くすよりは、仕事を減らしてゆとりを出すほうが長期的にはパフォーマンスが良いような気がしてなりません。


P.S.1
何かを成し遂げる瞬間は、激務は必要悪だとは思います。(持続的な激務は悪だとは思いますが)

P.S.2
「日本は技術の改良が得意だけど、海外のような独自技術の開発が出来ない」と、よく言われます。これは、日本人の多くが「今の環境が企業文化だ」とか「これがしきたりなんだ」とか言って保守的な殻の中で一所懸命に努力しようとしかしないからだと思います。

P.S.3
日本人からすると、なんと北米の人々はいい加減なんだろうと感じる場面が多かったりします。でも、いい加減だからこそ発展があるんでしょうね。

P.S.4
最適化問題でいえば、日本人は局所解の最下点に向かってニュートン法を実施しているようなものです。イノベーティブな世界では、遺伝的アルゴリズムのような手法を使って局所解に陥らないでグローバル視点で最適解を求めているようなものでしょうね。

(あ、でも、個人的には現状の遺伝的アルゴリズムは好きじゃないです…なんかもう少しエレガントな方法があるような気がしてならないし…。)

投稿者 cazper : 01:53 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年7月23日

panda01.gif 「自分だったらこれを使うか」という視点

開発の現場では、新しい機能・サービスを作らなけれければなりません。ただし、単に新しい機能・サービスを作る事が重要なのではなく、お客にウケる新しい機能・サービスを作る事が重要です。そのためには、お客の意見に常に注意をはらわなければなりませんが、全ての開発者がお客と触れ合う機会が多いわけではありません。

そこで重要だと思うのが、ある機能・サービスを作った際に、「自分だったらそのサービスを使うか?」という視点を持つことです。

例えば、新しく作ったWebシステムを作ったとします。開発者はそのサービスを使えば便利だろうと思って作り上げるわけですが…それでは、自分が利用者の立場に立った際に、そのサービスを是非とも使いたいと思うのでしょうか? 自分が使わないサービスを他人が使うとは思えません。

装置開発でも同じでしょう。ある装置を作る際に、実際に装置を使う場を想定して、自分なら一連の作業をする際にその装置を使うかどうかを想像するべきです。自分が「装置を使わずに手動でやるなぁ」と感じる装置をお客さんが使うわけがありません。


P.S.
ちなみに、「自分だったら、このプロジェクトに投資をするか?」という視点も重要だと思います。事業プランを考えた際に、自分が投資できるものなら自分でも投資したいと思うようなプランを作らなければならないでしょう。

例えば、会社内で事業プランを考える人の中には「このプロジェクトが成功するかは実際に作って見なければわからない」と言う人がいます。その担当者に対して「自腹でもそのプロジェクトに投資したいか?」と聞いた場合に担当者が「自分でも投資したい」と言えないプロジェクトならば、殆ど成功しないと考えて良いと思います。

これは、起業のプランであっても、研究のプランでも同様です。


P.S.2
ビジネスプランコンテストやビジネスアイデアコンテストに関して言えば、参加者に対してリスクを負わせないのが欠点でしょう。優勝賞金100万円だ1000万円だと掲げれば、その優勝賞金目当ての人が集まるわけです。この泡銭だけを利用して事業立ち上げを行えば、「事業が失敗しても自分は痛くも痒くもない」と思って事業する人が増えていくでしょう。

事業が失敗したら借金を背負ってしまい立ち直れないという起業環境は問題があるとは思いますが…その一方で、事業資金の殆どを他人が提供するという起業環境も問題があるでしょう。事業が失敗したら起業家の種銭が無くなる位のリスクを起業家が背負うようにさせないといけないとは思います。

「自分で事業をやる際に投資していきたいけど、お金が足りないから投資してください」という態度なら良いのだけど、「自分はこのビジネスをやる際に自腹では投資はしません。しかし、アイデアと労力を提供してるのだからストックオプションという形で権利を保有したいです」という態度は虫が良すぎるような気がします。


P.S.3
追伸の方が多い…orz...

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2006年7月21日

panda01.gif 【ネット中毒】mixi疲れ蔓延中

いやぁ、つい最近F氏からMIXIGreeに登録している人の日記の更新やログインの頻度が落ちてきているという話を聞いたばかりなのだけど…

そんな矢先、[「正直、mixiに疲れました」――mixiでたくさんのマイミクと交流している人が、「疲れた」と言って突然mixiを辞めてしまうことがある。なぜだろうか。](ITmedia)というニュースが出てきました。

やめられない、止まらない
 「日記を書いてから5分以上レスが付かないとそわそわします。病気かもしれません」――mixiユーザーの中村初生さんは自らを「mixi依存症」と認め、2004年のある日記にこう書いた。当時の中村さんは、ほぼ毎日日記を書き、友人からのコメントにも欠かさず返事していた。

mixi日記は、ユーザーによっては、一度書き始めると止められなくなってしまう。日記へのコメント機能やアクセス履歴を表示する「あしあと」機能が、ユーザーに「快感」を引き起こさせるためと、山崎さんは説明する。

(中略)

「コメント欲しさに日記を書く」→「コメントが付いて嬉しくなる」→「コメントをくれた人の日記にもコメントを返す」→「自分の日記へのコメントが途絶えると、コメント欲しさに新たに日記を書く」──というサイクルが際限なく続くのが“mixi日記中毒”の正体と言える。

携帯メールが流行ったときにはメール中毒、チャットが流行ったときにはチャット中毒…新たなコミュニケーション手段が出てくると次々と中毒になる人が生まれますねぇ。

夫々の中毒に共通しているのが、コミュニケーションを取るのが楽しくてはまっていき…次いで、そのコミュニティーに属す事が義務のようになってきて…最後に疲れ果てる…というパターン。


自分の思い通りの反応が返って来るとは限らないため、中毒になる人はどんどん人受けする文章を書くようになっていきます。そうなると、本来なら書きたい事があるから書くだけなのに、自分が書きたい事ではなく人受けしやすい事を書き始めてしまいます。当然、自分が心から書きたい事を書いているわけではないので、どんどんストレスが溜まっていくわけです。
これは、売れっ子の歌手でも生じている現象です…最初は、歌いたいから好きな曲を作って歌っているのに、プロダクション側の都合が強くなっていき急かされるように作曲したり歌ったりし始めるわけです…そして、最後は活動休止。

何事も他人の規則・ペースに乗るのではなくて、自分のペースで動くのが一番ですね。


P.S.
個人的には書いたら書きっぱなし、見るときは流し読みな2chがマターリできて良いですね。

P.S.2
つれづれなブログは書きっぱなしだから良いんだよね。ただ、私のBlogに関して言えば、最近はスパムなコメントやトラックバックを削除するのが疲れるょ…スパム中毒かも(笑 まぁ、今の所は、ほぼ毎日書いてるけど、じょじょに減らしていこうとも考えてるぉ。(軸をずらさないためにもやらんとあかんことあるし…)

P.S.3
どうも、他人のペースに載せられている事を認識出来ない人が多いような気がします。(逆に、マイペースが行き過ぎると、自己中になっちゃうけどね。) 現状で従わなければならないルールというのも、他人が作っただけなので、時代に合わなければ守る必要は無いのですよ。もちろん、道徳として正しい行為をしなければなりませんが。

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2006年7月20日

panda01.gif PR戦略の重要性

以前、Y氏が「今後はPR会社がビジネスとして延びていく」という発言をしているという旨を小耳に挟んだので、PR会社に関する本を読んでみました。
PR会社の時代
この本を読んでいるとPRというのは2つの局面で利用されているようです。それは、積極的にプラスのイメージを広める時と、不祥事等を起こしてしまった後にネガティブなイメージが広がるのを防ぐ時です。

最近、広告を見ていてもPRを考えている広告が増えてきているような気がします。例えば、松下電器の石油ファンヒーターの回収広告です。通常、広告とは売り上げを上げるためにお金をかけて流します。しかし、松下はお金をかけて、製品の回収広告を流したのです。この特異な広告をマスコミ各社が取り上げた事で、松下電器のイメージは良くなりました。

このように他人からみたイメージを向上させる仕組みを考えるのがPR会社なのでしょう。しかしながら、大企業でも、まだまだPRの重要性に気がついていない会社が多いようです。したがって、中小企業でも上手なPR戦略を立てれば、一気に一目置かれる企業に伸し上がる事ができそうですね。

P.S.1
日本で活躍するPR会社は↓だそうです。
電通パブリックリレーションズ…電通小会社、大手三社の一角
共同ピーアール…2005年3月上場、大手三社の一角
プラップジャパン…2005年7月上場、大手三社の一角
オズマピーアール…1963年設立の国内老舗会社
ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイド…米系、旧・国際ピーアール
フライシュマンヒラードジャパン…米オムニコム系
サニーサイドアップ…中田英寿所属、ホワイトバンドの仕掛け人
バーソンマーステラ…米WPP系(p.167)

P.S.2
そういえば、時事ネタになりますが、極楽トンボの山本圭一が事件を起こし任意の事情聴取を受けて吉本をクビにされたました。山本氏が野球遠征中に事件を起こしたということで、責任を感じた萩本欽一さんが野球クラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ」の解散を即決断しました。しかし「欽ちゃんは悪くない」と考える人も多く、地元では野球クラブ解散反対の署名活動が行われているようです。

もちろん、欽ちゃんの行為はまっとうな行為なのですが、一方で素晴らしいPR行為なんですよね。

もし、野球遠征での事件なのに、欽ちゃんが「山本は悪い」とだけテレビで話して、自分の責任問題に関して言及しなければ、「野球遠征中に事件があったのに、野球チームの管理責任は無いのか?」と言及しはじめるマスコミが現れても不思議ではありません。そうなったら最後…後味の悪い形でチームが解散に追いやられるだけです。そして、監督である欽ちゃんの責任問題まで追及されかねません。そうならないように、自然と行動した欽ちゃんは上手なPRを行ったわけです。

P.S.3
PR会社の話題ついでなのですが、個人的にはグリーンシートに登録されているルートメディア(ルートプロモーション)の株式会社アクシコ(AXICO)に興味あります。非常に面白いビジネスを展開していると思います。ただ、現在の株価では私は買いませんが…。

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2006年7月19日

panda01.gif 【リアル世界のロングテール】小額決済

昨日のWBSで小額決済ビジネスについて流れていました。小額決済市場は60兆円だとか…これを見逃す理由は無いでしょう。でも、何故最近になって小額決済市場が注目されたのでしょうか?

今までは、小額決済といえば財布の中の現金でした。そして、中価格帯以上の決済になってくるとクレジットカードが利用されたり、銀行から引き出された現金が(財布に滞留する事無く)利用されていました。

さて、現金の性質を考えると…現金は誰かに利用される事で価値が生まれます。例えば、現金が銀行に滞留(預金)されていれば、その現金が企業等に融資されて活かされる事になります。一方、財布の中に滞留している現金というのは、誰も活用する事が出来ないので世の中に活かされていない事になります。(その証拠に、財布の中に入っている現金は誰に対しても利子を生みません。)

もちろん、今までにもこの小額の現金を活用させるために様々なサービスが提供されてきました。デビットカードやクレジットカードの小売店への進出等々…。しかし、決済時間が長かったり、利用可能な店舗が少なかったりして中々普及しませんでした。しかし、電子マネーは様子が違うようです。ICチップを利用することで決済時間の短縮化を図り、小額決済が主流となるコンビニ等の小売店で利用可能とした事で、利用者にとって利便性が高まり普及してきました。

利用者に利便性を提供する一方でサービス提供側は決済時の手数料やプリペイド時にプールされた資金を運用する事で稼ぐ事が出来るようになりました。つまり、電子マネーが普及することで、財布の中に入って死んでいるお金が活かされるようになったのです。

ロングテールというとインターネット分野ばかりが注目されますが、電子マネーによる小額決済ビジネスも、ロングテールなビジネスだったりするんですねぇ。

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2006年7月18日

panda01.gif 【流通革命】アスクルのその先

最近までの不景気で企業はコスト削減ばかり行ってきました。その結果、直接費削る余地が無くなってきており、間接費の削減に注目する企業が増えてきています。

無駄な部分を削減する事は重要なのですが、単に無駄な部分を削除しても限界があります。例えば、使っていないボールペンを各机から回収する人を動かしたとします。一見すると、各机から使われていないボールペンを回収したから数千円浮いたと感じます。しかし、回収するために利用した時間が1時間であれば、回収した人の賃金の他に、その人に掛かる建物の減価償却費が乗っかってきたりして…結局、回収するための人を削減した方が会社にとってメリットがあるという事が少なくありません。

何故、このような事が起きるのでしょうか???それは、人間は、「目に見えるコスト」を削減したがるからです。本来やるべきなのは、目に見えない部分のシステムを変更し、結果として目に見える部分のコストを削減する事です。

ナンバーワン企業の法則
 必要なものを継続的に補給するというこの考え方は単純そのものである。すなわち、供給者が顧客の在庫管理の責任を負うというもので、それはまた、供給者の商品の流通をスムーズにし、自身の末端への供給コストを引き下げることになる。これでみんなが勝者になる。オペレーショナル・エクセレンス企業は、より安い価格の商品を仕入れ、かつ不必要な仕事のほとんどから解放されるからである。
 こうしたコスト削減のためのリレーションシップを作り上げるうえで先駆者となったウォルマートは現在、毎日の売上データを供給者に送るのに電子データ交換システムを利用している。供給者側のコンピューターはこのデータを、例えば在庫情報や売り上げ予測と一体化し、必要なら新規注文を生み出す仕組みになっている。(p.94)
さて、これを踏まえると、企業内の間接費を更に落とせると思います。

そのためには、企業内の事務用品の管理をアスクルのような事務機器通販会社に行わせるシステムを構築しなければなりません。例えば、事務用品をストックしてある棚から品を持っていく場合には、バーコードリーダーで読み取るようにさせるシステムを構築します。後は、事務用品の残数を通販会社が常にオンラインで管理して、不足してきたら補充するようにします。こうしてしまえば、各企業は事務用品の管理に必要な管理部門の人を削減することができます。

(別の表現をすれば、事務用品の看板方式みたいな感じですね。)

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2006年7月16日

panda01.gif 客観的な視点など存在しない

ちょっと前に話題になっていた事だけど・・・

――2ちゃんねる(2ch)やブログなど、発言の場はたくさんあるが。

2chはどちらかというと、ネガティブ情報の方が多い。人間の負の部分のはけ口だから、ゴミ貯めとしてあっても仕方ない。オーマイニュースはゴミ貯めでは困る。日本の社会を良くしたい。日本を変えるための1つの場にしたいという気持ちがある。(ITmedia)

こういう発言には嘘が含まれている事が多い。鳥越氏は「2chはどちらかというと、ネガティブ情報の方が多い」と発言しているが、鳥越氏が2chの利用者として発言したとは思えない。

あくまでも、鳥超氏は様々なニュースから判断しただけだろう。今のニュースの多くはネガティブな情報が多いのだ。死亡事故、不祥事、災害…等々。当然、ニュースは「2ちゃんねる」の負の部分しか流さない。

鳥越氏の能力は高いことは認めるが、これ程の影響力のある人が「憶測」だけで発言すると間違えた認識が蔓延する可能性がある事も理解したほうが良いだろうなぁ。(これは、一時期サイエンス分野の事を書きまくっていた立花隆氏にも言える事であり、ネット上では叩かれていたりする。)


ネット上に限らずあらゆる情報に関しては↓の事が成り立つと思うのだが…
客観性などというものは存在しない。少しでも哲学的に洗練された人なら誰でも知っていることだ。(Wiki)」
年配の人ほど大本営発表のニュース程信頼できるものは無いと思っている人が多いような気がするなぁ。困った事である。

P.S.
ひろゆき氏は、良い例えを使って説明してるなぁ。更に言えば、上岡龍太郎も鋭い人間だなぁ。(・・・"信頼"とは、企業とかの組織に付くと言うよりも、各々の人間に付いて回るんだよなぁ…)

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2006年7月13日

panda01.gif 顧客軸(市場軸)、技術軸(製品軸)、機能軸

↓の本をゆっくり読んでいます。この手の本は何冊も読んでいるけど…普段考えていることが文字で書いてあると文章が上手いなぁ~と感心してしまいます。というわけで紹介↓


MBA経営戦略
ドメインを決定する際は、顧客軸(市場軸)、技術軸(製品軸)に加えて、顧客に果たす機能(機能軸)で定義することで、新たな視野が開ける場合が多い。たとえば、かつて、アメリカの鉄道会社は自社の事業を「鉄道」とのみ定義し、「輸送」という機能軸を定義しなかったため、トラック輸送や飛行機との競争に敗れたとされている。当初から機能軸に注目していたならば、輸送業界の展開は異なっていただろう。時と共に変化する顧客ニーズを追いかけながら、ドメインを拡大・修正していくことが求められているのである。(p.33)
顧客に果たす機能という部分は重要なのだけど、「製品の機能」と「顧客に果たす機能」の違いが判らない人が多いのも事実です。(特に技術屋さんはね~)

例えば、プログラム関係の人の会話。
A:「お前のところは製品は何の言語で開発してるの?」
B::「Javaだよ」
A:「俺のところなんて、C++だよ」
B:「でも、Aのところの製品だったらJavaで開発すべきだよ」
正直なところ、顧客にとってみれば、何の言語で開発されても良いわけです。顧客が気にするのは、使い勝手と製品で実現できる事だけです。

よく薄型テレビに用いられる技術で様々な手法が比較されますが、はっきり言って下らなさ過ぎます。お客は部屋のスペースを取らない程度の薄型テレビが欲しいだけで、それを実現する技術なんて興味が有りません。
「TFT」「有機EL」「SED」「新型ブラウン管」等々色々あり、それらは技術としては面白いのですが・・・売れるかどうかは別なわけです。

技術開発型の企業の関係者は、技術その物に惚れてしまう傾向があるので気をつけましょう。


P.S.
気をつけましょうと書きましたが、このメッセージは2種類の人に対して発しています。●一つは技術開発型企業に勤める人です。彼らは技術その物が素晴らしいと勘違いする可能性があるので常に一歩引いた目を持たなければならないと思います。●もう一つは、技術開発型企業に投資する人です。「最新の技術だ!今までの企業とは違う」と思われている分野への投資は超超超慎重になるべきです。なぜならば、「最新の技術」が良いビジネスに結びつくとは限らないですから。

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2006年7月12日

panda01.gif 再生ファンドは本当に企業価値を創造しているのか?

企業再生ファンドとは、債務超過に陥った企業を健全な経営状態に戻すことで、それを果たすために大きな役割を担っているそうです。(引用元)

しかし、本当の意味で企業再生をさせて、その結果として価値を受け取っている再生ファンドって少ない気がしてしょうがありません。

殆どの再生ファンドは、財務的な救済をして、企業の赤字部門を切り離し、黒字部門だけを残しているとしか思えないのです。当然、赤字部門を切り離すわけですから、経常利益やFCFの改善が見込めます。しかし、改善されたのはあくまでも財務的な操作をしただけの事です。その企業の顧客価値が高まったわけではありません。

SBIホールディングスのビジョンを借りると、「企業価値」は、「顧客価値」 、「株主価値」 、「人材価値」の総和となります。 この中で企業価値の土台になるのは、顧客価値です。顧客価値を創出するエンジンが錆び付いた企業に救いの手を差し出す事こそが再生ファンドがやるべき事だと思います。

再生ファンドが「高い価格で売却して投下資金を早く回収したい」との理由で株式を売却しているのを見ていると、企業価値を再生させたことによって対価を得ようとしているのではなくて、旧株主・旧債権者の損失分を資力を持って移転させて儲けようとしているだけのように思えてしょうがないのです。

本来の企業再生というのは、日本電産のやっているように、経営で躓いた企業に資本を注入し、グループ企業として復活させていく事ではないでしょうか?


P.S.
最近のMBOについても同じです。経営陣がMBOするときの理由は「色々な株主からの圧力を避けて、機動的に経営を行うことで短期間に企業価値を高める」というのが多いのですが…「それなら、二度と上場するなよ」と思います。ところがどっこい、再上場しようとする企業が後を絶ちません。(言っている事とやっている事が矛盾しまくりでしょ)

投稿者 cazper : 00:09 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年7月 8日

panda01.gif ものづくり国家ではなく技術和投資国家

日本は「ものづくり」で今後も生きていかなければならないと考えている人は多いと思います。昨年、経済産業省においても「ものづくり国家戦略ビジョン」が発表されています。

しかし、私はこれからの日本が目指すべきは「ものづくり国家」では無いと思います。

昔の日本は技術力も低く、人件費も安かったわけです。そのため、最初は外国から技術を導入して下請け的な加工業をしつつ、技術力を蓄えていきました。そして、世界に誇れる品を数々輸出する事で一気に外貨を稼ぐ国家と成ったわけです。その間に人件費は高騰し、日本円自体も価値が高くなっていきました。

経済大国となったのは良かったのですが、、輸出ばかりして外貨を稼いできた日本に対して、諸外国から「輸入を増やせ」だ「内需を増やせ」だといった圧力が強くなってきました。そこで、日本は諸外国に対して現地工場を建設したり、新興国に技術を移転してそこから物を輸入したりして外圧をかわそうと試みました。

そうこうしているうちに、先進国では「もの余り」の状態となり、グローバリゼーションの波が押し寄せて来ました。そのため、コモディティー商品に関してはコスト競争力を高めるために、人件費が安い中国等の新興国に生産拠点が移ってしまいました。つまり、「ものづくり」の拠点はコスト競争力のある場所に移ってしまうのです。

したがって、今後の日本は「ものづくり」に固執するのではなく、製品・サービスのコアとなる技術力を高める事に注力し、技術優位性の低くなった部分に関しては積極的に新興国に移管すると共に、新興国の成長による恩恵を受けるための投資を行っていく事だと思います。つまり、「技術和投資立国」こそ日本が目指すべきだと思います。

P.S.1
よく、海外に技術が流出する事は悪いと考えている人がいると思うのですが、流出させたくなくても歴史をみればどんな国々でも流出しちゃってるんですよね。それならば、戦略的に技術を移管して、その技術による成長でも恩恵を得るように投資していけば良いと思います。

P.S.2
一応、日本も現状の経常黒字の半分以下に貿易黒字が落ち込んだ事を踏まえて、投資立国を目指すべきだと謳ってはいます。

P.S.3
これも良くみられるのですが、「何か手を動かすこと」に喜びを見出す人って居るんですよね。
「(作業による生産価値)>(その人のコスト)」であれば文句は言いません。しかし「(作業による生産価値)<(その人のコスト)」になっているのにも関わらず、「何か手を動かすこと」が仕事だと思っている人を見かけるとウンザリします。何故、単なる作業なのに仕事だと思っている人っているんでしょうね…

投稿者 cazper : 00:20 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年7月 7日

panda01.gif 市場ディスロケーションに注意する

今までの人生を振り返ると、何度も乗るべき波に乗らなかった事があります。「あの時、あの人の言った事に乗っておけば人生が変わった」といった事は誰にでもあると思います。逆に、あの波に乗ってしまったら今の自分は悲惨なことになるだろうといった事もあるかとは思います。

波(or世の中の流れ)というのは自分が何かをやる上で非常に重要だと思います。

前にも書いたかもしれませんが、ホリエモン(死語)とてあのタイミングで起業しなければ逮捕されなかった六本木ヒルズに住む事は出来なかったわけです。

思いつき!を会社にする

優れたビジネスのアイデアは、市場にディスロケーション(画期的な変化)が起きたときに集中して登場する。ここで言う「ディスロケーション(Dislocation)」とは、作業のやり方を抜本的に変えてしまうほどの変革と理解してもらえればよいだろう。(p.41)

<中略>

いま述べた事例から起業家が学び取るべきことは、常に市場ディスロケーションを注視していなければならないことだ。注意して欲しいのは、起業家が市場ディスロケーションを主導する必要はないということ。確かにダイソンは、掃除機を発明して変化のきっかけを作ったが、大半の起業家は市場ディスロケーションを利用して事業を成功させている。シスコ・システムズのような巨大企業でさえ、インターネットによる市場ディスロケーションを利用しているのであり、主導したわけではない。起業家は、ビジネスを立ち上げるために、根本的な変革を主導する必要は無いとりわけ、顧客のニーズや行動が変化したときには、事態の推移を見る鋭い観察眼、そしてその変化に適合する製品を作る能力が必要だ。「将来、Xに対するニーズが必ず発生する。そのときにニーズを提供する製品/方法はすでに考案済みだ」という対応こそ、起業家の理想である。(p.43)

上記の本は起業家という立場として市場の変革を観察することの大切さを書いているわけですが、投資をしていく際にもこの市場ディスロケーションは重要だと思います。(更に言えば、生きていく上では常に市場ディスロケーションに注意していくことは非常に重要だと思います)

後でゆっくりと書いていきます

P.S.
多くの人は消費者の立場で市場ディスロケーションを見ています。この視点は凄い重要だと思うのですが、別の立場に応用しようとしない人が多いですね。

P.S.2
今後こうならないためにも、私は乗るべき波にはしっかりと乗っていこうと決めていますぉ。

投稿者 cazper : 07:26 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年7月 6日

panda01.gif 取締役会の判断で自社株買いが出来るようになりましたが…

板倉雄一郎氏の自社株買いに関するBlogを読んでいたら、ふと様々な企業経営者に対して疑問が浮上してきました。

板倉氏は、「一株当たり株主価値 > 株価」(=つまり割安)の状態なら、配当などせず、自社株買いを行っていただきたいと語っています。既存株主の立場からすれば当たり前の事です。

次に、板倉氏は、ここ最近の日本企業の「配当ラッシュ」の原因・改善案を次のように指摘しています。

「わかっていない株主」が、「配当よこせ!」と詰め寄り、
「わかっていないメディア」が、「配当が増えた」と喜び、
「わかっていない経営者」が、実際に「配当」するからです。

しつこいようですが、再投資対象がなく、且つ、割安の状態なら、自社株買いすべきです。

これも当たり前の事です。しかし、配当に対する正しい考え方を持っていない「わかっていない経営者」が自社株買いをする事に対しても不安を覚えます。なぜならば、「わかっていない経営者」がどんな時に自社株買いをすれば既存株主に対して報いる行為となるかを理解しているとは思えないからです。

しかし世の中は、自社株買いに対する取締役会の権限を強化する方向に進んでいます。

2003年9月の商法改正によって、一年間の自社株取得枠を株主総会の承認によりあらかじめ設定する従来の方法に加え、株式会社は、定款変更によって、一定の財源の範囲内で取締役会の決定で自社株買いを機動的におこなえるようになりました。(引用元:野村證券)

一定の財源の範囲内でしか自社株買いを行えないので、そこまで暴走する事は無いのでしょうけども…取締役会の権限を強化したということは、責任も重くしないといけないと思います。(特に、自社株買いに関しては取締役会議事録に自社株買いを決断するに至る根拠を明記すべきだと思うのですが…)

P.S.1
取締役会の独自の判断で自社株買いが出来るのは、機動性という面ではプラスです。

P.S.2
「わかっていない経営者」が勝手に不利な条件で自社株買いをするよりは、「わかっていない株主」が不利な条件で自社株買いをする事を株主総会で了承した方が自己責任という意味ではマシだと思うのは私だけでしょうか?

投稿者 cazper : 07:19 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年7月 4日

panda01.gif 心を振らせる商品・サービスが売れる時代

私はトレンドの立ち上がりを注目しているのですが、海馬の少ない私は街で覚えた言葉を記憶の彼方に追いやってしまう事が多く…書き忘れちゃうんだよね~。そんな一つが↓
まりもっこり

とまぁ、そんな事はどうでも良いのですが、「何故こんな商品に人気が出るの?」と思えてしまう商品って世の中には結構あるんですよね。特に最近では、機能や特性以外の部分で評価されて人気の出る商品が多くなっているような気がします。

で、前置きはこの辺で、今読んでいる本の中から一つ紹介。

姫様商売
今の時代は、インターネットが普及して、身近にモノや情報があふれ、個性や価値観が多様化してきている。だからこそ、商品の良さに加えた「何か」、ブランド力だけではない「何か」が重要視されてくる。(p.87)
以前にもBlogで書いたことがあるのだけども、今後のビジネスはブランド力だけでは生き残れなくなってくると思います。

上記の本では「何か」が重要になってくると書いてあるけれども、この「何か」こそ「心を振らせる力」に他ならないのではないでしょうか。(ちなみに、「心を振らせる事が重要」と仰っていたのは、フォトクリエイト社の白砂さん)

今の時代では、ブランド力を強化すべきであるという考えが支配的になっています。ブランド力を増せば、原価を上げることなく定価を引き上げる事ができると考えられているからです。そのために、種々の企業は広告に趣向を凝らしたり、様々なPRを行っています。

一方、ブランド力は最終的には個々人の自己満足と関係しています。この自己満足というのは厄介で、昔ならばブランド品というのは超高級品が多く手に入りにくかったので、手に入れる行為が人々に高揚感を与えました。しかし、供給力が増してくると手に入れる行為が人々に与える高揚感が減ってきたり持続しなくなってきました。当然ながら、人々の欲求の変化が激しくなったり多様化したわけです。

そのために企業では、スピードが盛んに叫ばれるようになりました。しかし、組織としてのスピードというのにも限界があります。流れるプールのように一度流れ始めた水の流れを違う方向に流すのは直ぐにはできないわけです。

そうなってくると、大組織ほど迅速に人々の心の変化に追随する事が出来なくなります。そのため、大組織では今までバイヤーのセンスが大きく問われるようになってきてますし、多くの優秀な小組織が湧き上がってきています。これは、最近のベンチャーブームとも少なからず関連しているでしょう。そして、最近では、個人レベルで人々の共感を得られる商品・サービスを提供できるようになってきており、腕さえあれば個人でも流行を作り出すことも出来るようなりました。

今後はブランド力に注目するのではなく、如何に「心を振らせる」サービス・商品を提供できるのかに注力していく必要があるでしょう。


P.S.
大前研一氏のページでも「日産のカリスマ経営に翳りが見えてきている」と書いてあるのですが、デザインで人々の心を振らせる時代は過ぎてしまってるんですよね。
(ちなみに、私は日産について去年の7月には指摘していましたし、今年の2月にも触れています。)

投稿者 cazper : 07:11 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年7月 3日

panda01.gif コスト低減と価値付加する手段は別物

今↓のバランススコアカードに関する本を読み終わる間際ではあるのですが…思うところがあるので書きます。


図解バランススコアカード
 安定成長の時代になると、これまでのような市場規模の拡大が期待できなくなり、業界に属する企業間で熾烈なマーケット・シェアの争奪戦が繰り広げられた。限られたパイの中で、競争優位性を構築するには、二つの策がある。
 1つは、コストリーダーシップを追求し、販売単価を抑えて低価格による競争優位を構築する方法である。もう1つは、製品やサービスの独自性を追及し、差別化による競争優位を構築する方法である。(p.75)
今の時代では、殆どの分野に置いてマーケットが広がらず、パイの食い合いをしなければなりません。

しかしながら、高度経済成長期を過ごしてきた人間の大部分は、パイの食い合い下で生き残る戦略を(自分の経験から)考える事が出来ません。何せ、彼らの生き抜いてきた時代は目の前の作業を愚直にこなす事が価値生産となっていたからです。(これはITバブルを生き抜いてきた人にも言えることなのですが…)

そうした人々がマネージャーとなってしまうと、「高機能で安くしろ」という号令を掛けはじめます。高機能で低価格のサービス・商品だったら誰でも欲しいと思います。しかしながら、大きな矛盾を含んでいる事に気づかなければなりません。

高機能にするという事は、高機能にしたことをユーザーに評価してもらって高く買ってもらったり、多くの人に買ってもらう効果を生みます。しかし、ユーザーが望まない高機能化をしても競争優位性を築くことが出来ません。そこで、マーケティングが欠かせなくなってきます。

一方、低価格にするという事は、低価格にすることで多くのユーザーに買ってもらう効果があります。しかし、低価格にした分以上に多くのユーザーに買ってもらわなければ利益を大きくすることができません。そこで、確実に利幅を大きくするために、製造ラインの見直しやオフショア開発等による原価低減を狙う事になります。

つまり、高付加価値の商品・サービスを作る手段と、製造コストを低減させるための手段は全く別物として考えなければなりません。


P.S.
高度経済成長を過ごしてきた人に対して批判的な事を書いてしまいましたが、このような間違った認識をもちやすい人は何も団塊の世代に限りません。ITバブルの時代を過ごしてきた若者も同じように間違えた認識を持ちやすかったりします。

IT業界の一部も、最初はパイが広がっていたので粗利益率も高い仕事であったのですが、次第に競争が激しくなったために粗利益率が低くなってしまい、利益額を守るために受注量を増やすようになりました。すると、単位時間当たりの仕事量が激増し、過酷な労働を強いられる事になりました。つまり、高付加価値産業だったものが労働集約的な産業になってしまったのです。

投稿者 cazper : 07:31 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年6月28日

panda01.gif 議決権こそが株主の権利

本日は、株主総会のピーク日だったりします。私は残念ながら今年も株主総会に参加できていません(ーー;)。過去に参加した株主総会では質問を必ずしていたので、また出席してみたいものです。


と、そんな事はどうでもいいのですが、最近、個人投資家の間では普通株の議決権に対する意識が希釈化しているような気がしてなりません。

何故かと言うと、まず一点はデイトレーダーのような短期売買をする人が増えた事。もう一点は、株を買うか買わないかの判断を…会社の価値ではなく、株主優待や株主総会でのイベント内容で決めてしまう人が増えた事です。

この背景には、東証や各企業が安定株主工作や株の流動性の観点から個人株主を増やすことに注力した事があります。個人株主を増やすのに手っ取り早い方法として、小口で株を購入できるようにしたり、株主優待の設定や株主総会の豪華イベントを開催したわけです。

ホリエモンが敵対的企業買収をやろうとしていた頃には「会社は誰のものか?」という質問がテレビでよく聞かれたり、関連する本が発行されたりしましたが……個人的には、財産権云々はステークホルダーのものであるとは思うものの、会社の経営方針に対する議決権はあくまでも株主のものであると思います。

世の中では財テクのための投資家教育が叫ばれているわけですが…株主優待や豪華イベントに騙される事無く、経営内容を判断して議決権を行使させるような教育を行う事こそが必要なのではないでしょうか?


P.S.
株主の議決権への意識が薄いのも問題ですが、会社の従業員・経営者とて自分の会社における活動資金は株主・債権者の資金を利用していると言う意識が薄いのも問題だと思います。

投稿者 cazper : 20:45 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年6月22日

panda01.gif ジャンクボンド(債)に対する一考

ハイイールド商品(高利回り商品)の中の一つに、ジャンク債があります。

ジャンク債とは以下のように説明されています。

格付け機関による格付けが、投資の資格に満たない社債のこと。当然、その企業は財務内容が悪いなど、欠点が多い。または、格付けが無く債務不履行リスクの高い債券のこと。信用力が低く、そのためにリスクも高いのだが利回りが高いため、ハイイールド債とも呼ばれている。 金融基礎用語集

ジャンク債は「倒産のリスクも高いけどその分利回りが高い」ので、高利回りや高配当が欲しい人にとっては大変魅力的な商品だったりします。

さて、ジャンク債といっても、2種類あると思います。
①企業信用度があるうちに債権を発行し、その後信用度が下がった結果としてジャンク債となった。
②企業信用度が低いが、資金が必要だったのでジャンク債を発行した。

この2種類の債権は、利回りという点だけでみれば同じジャンク債でしょう。しかし、似ているようで実は異なるのではないでしょうか?

①の場合は、信用度があるうちに企業にとっては低い利子で融資を受けたわけです。そのため、信用失墜によってジャンク債扱いされて債券価格が下がったとしても、企業が支払う利子は低いわけです。つまり、発行された債券をジャンク債扱いしているのは、あくまでも市場です。

②の場合は、信用度がない企業が融資額に対して高い利子を払っても資金を調達したわけです。そのため、企業が支払う利子は高くつきます。つまり、市場だけではなく発行企業も発行された債券をジャンク債扱いしているわけです。


簡単な例を示しましょう。①の場合は、会社員が固定年利4%の住宅ローンを借りていたのだけど、ある年にボーナスが激減したことによって支払い不履行の可能性が出てきている状態を示します。②の場合は、娯楽好きの会社員が遊びすぎて預貯金も無くなり、しょうがないので固定金利18%の消費者金融からお金を借りている状態を示します。

効率的市場仮説が正しければ、市場は常に正しい判断をしますので①であれ②であれ違いは生じません。ある瞬間に、高リスクになってるからこそ高リターンになるわけですから…。

しかし残念ながら、市場というのは常に正しい判断をするとは限りません。

したがって、①の債権のように"結果としてジャンク債扱いされる債権"は、もしかしたら優良債権である可能性を秘めているのにも関わらず、格付け会社の判断一つで"市場での債券価格"が変動してしまうのです。格付けが下がったとしても、企業サイドからみれば新たに債権を発行しない(+融資を受けない)限りは業績には影響がありません。

というわけで、ジャンク債を購入する際にも、格付け会社による「トリプルBだトリプルCだ」といった判断に惑わされずに、自分で債権の価値を判断することが重要だったりします。そして、債券市場での価格が低いだけならば買いあがれば良いだけなんですよね~


P.S.
ジャンク債支持派の意見としては、「ジャンク債を発行する企業は、将来にわたって高い金利を払わなければならず、その分慎重に資金を活用するようになる。企業にとっても有益だし、債権者にとっても有益である」との事です。この考えが蔓延すると債権バブルが生じます…そして、株式より安全だと思ってジャンクボンドに資金を投げていた人が泣く羽目に陥るんですね。

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2006年6月21日

panda01.gif 人間の幸福とは日々の小さな幸せから生まれる

新賢明なる投資家(上)(p.227)
「人間の幸福とは、まれにしかやって来ない大きな幸福からではなく、むしろ日々やって来る小さな幸せから生まれてくるものである。」ベンジャミン・フランクリン

満望の玉手箱さんは、このフランクリンの言葉に対して次のような感想を述べています。

一攫千金を狙うより、地道に勉強をしろ、地道に働けということか・・・
「平凡な人生が最も価値ある」と思いこむのは、
富裕層にも富豪にも縁のない身のぼやきとヒガミにしか聞こえませんね・・・

「足し算ワールド」においては、上記の感想は正しいと思います。それでは、投資やビジネスの世界のような「掛け算ワールド」では、どうなるでしょうか??? たぶん、次のような認識が生じるはずです。

レバレッジを掛けて短期的に一攫千金を狙うのではなく、
適切な成長をしている企業に地道に投資をしていけということか・・・
「地道に複利の世界に投資し続ける事が価値をうむ」と考えるのは
投資家として真っ当な考え方でしょうね・・・

同じ言葉を違った認識で捉える事が出来るのですから、人間とは不思議な生き物ですね。


P.S.
掛け算ワールドは、最初のうちは元本が小さいために効果が小さいように思えるんですね。だからこそ、これに耐え切れずに、レバレッジを掛けて短期的な収益を求める人が次から次と現れるわけです。しかし、アドレナリンが出続ける世界は、持続的な幸せを生むことはありません。セロトニンが出る世界こそ、持続的な幸せを生むことが出来るのではないでしょうか?
(間違いないように言えば、アドレナリンも時には必要ではあるんですよね。)

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2006年6月17日

panda01.gif 溜めるのではなく流す

人間とはある種欲望の塊なので、何でも欲しいという欲求を持っています。しかし、溜めるという行為そのものは何の価値も生みません。

価値が生まれる瞬間というのは何かが流れる瞬間だったりします。例えばお金を幾ら保有していても価値はありません。しかし、何かを購入する瞬間に自分に有益な価値を保有することができます。(流れる瞬間に価値が生まれると書きましたが、実はもう一つ価値が生まれる瞬間があります。それは、何かが造り出される瞬間です。)

つまり、価値を生み出すには何かを溜め込むのではなく、何かをスムーズに流す事に焦点をあてる必要があります。

さて、経済が良い状態とは、人・物・金・情報等がスムーズに流れている状態を意味します。ということは、経済を良くしたいのであるならば、人・物・金・情報等がスムーズに流すように個々人が動かなければなりません。例えば…

●お金を保有しているのならば、お金の流れが細い部分に資金を提供してあげる。

●知識を保有しているのならば、知識が無いために発展しない部分に知識を提供してあげる。

●自分の時間が空いているのならば、人を欲しているところに労力を提供してあげる。

●情報を保有しているのならば、情報が無いために次の決定が出来ないところに情報を提供してあげる。

以上のような行動をとっていれば、結果として保有する価値が大きくなっていくのでしょうね。

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2006年6月14日

panda01.gif 年齢で資産配分は変えてはいけない

良くファイナンシャルプランナー(FP)が「年齢に応じて資産運用を変えるべき」と言っていますが…私はそれを聞く度に「嘘付けぇ ( ゚д゚)ゴラァ!」と言い放ってきました。

ファイナンシャルプランナーの話を聞いていると、「年齢が若い間はリスクを大きく取れるので比較的値動きの激しい株式の割合を多めにし、年を取ってきたら値動きの少ない債権の割合を多くするべきだ」と主張しているようです(郵便局でさえ、年齢と資産運用に関して説明しています)

本当にそうでしょうか?

そもそも、株式のリスクが大きいと誰が決めたのでしょうか? 確かに価格の変動だけみていれば株式の方が大きく振れます。しかし、債権とて激しいインフレが吹き荒れると、元本が保証されていたとしても価値の毀損が激しくなります。

価格ではなく価値に焦点を当てれば、債権・株式の購入時期に応じて保有リスクの大小が決まるのであって、債権・株式の違いでリスクの大小が決まるはずがありません。

株式市場が弱含んでいる時期に株式を買えば、リスクの少ない資産運用が出来ます。また、株式市場が高値で推移しているものの、債券の利回りが高く、デフレ基調であるならば、債権を買うことでリスクの少ない資産運用が出来ます。(後者は、日本で言えば15年前の日本のようにバブルが弾けた直後を指します。債権の利回りが軒並み8%あり、資産デフレ基調になりましたから)


と、いうわけで…自分の年齢に応じて資産運用のスタイルを変えてはいけません あくまでも市場の状況に応じて資産運用のスタイル(ポートフォリオ)を変えるだけです。

P.S.1
どこかの教科書で読んできたように、頭で考える事無く「株式はリスクが大きい、債権はリスクが少ない」とか言っているFPが居たら、話半分で聞き流す事ですね。

P.S.2
ベンジャミン・グレアムも同様の事を指摘してたので、取り上げてみました(笑 詳しくは↓のp191をご覧下さい。
新賢明なる投資家(上)


P.S.3
あぁ 上記の意味を汲み取れば…大きな会社で行われる 給与天引きの「従業員持ち株会」は最悪ですね。 会社の価値と市場での価格を判断して、「価値>価格」の時だけ株式を購入するようにしなければ株を買う意味がありませんから。

何も考えずに、給与天引きの「従業員持ち株会」には入らない方が良いですよ。(ただし、明らかに「価値>価格」の時だったら、その期間だけ持ち株会に加入するのは良き判断ですが…)

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2006年6月13日

panda01.gif 過度の信用(取引)は悪魔

日経平均が1日で600円も下げて、市場関係者は大騒ぎ?ですが、一番心が穏やかではないのは、信用買いをしていた方々だと思うわけです。そして、去年信用買いで大儲けした人の中には、最近の下落相場で損失が生じている人も少なからずいるのではないでしょうか?

さて、信用というのは、経済の発展速度を大きくするのに一役買っています。

ローンがあるから、自動車や住宅を早く購入できるわけです。(ただし、早く豊かさを享受できる分だけトータルコストを多く払ってるわけですが…)

自動車や住宅を早く購入できると言うことは、消費が前倒しになる事を意味するので、供給側の利益が増します。

そうなると、会社が儲かるわけですから、そこに働く従業員の給与も上がるし、会社に資本を提供している資本家も儲かるわけです。

そうすると、更に消費活動が加速していき、結果として経済が加速して良くなります。


しかし…信用も行き過ぎると悪魔になります。過度の住宅ローンや自動車ローンを抱えて払えなくなる人が増えると、消費行為が遅くなり、会社も儲からなくなり、経済がますます悪くなるわけです。


為替・株式における信用取引も同じです。信用取引があるからこそ、資金の流通が滞りなく行われ、経済の発展に貢献します。しかし、信用取引を利用していると言うことは、潜在的にコストを支払っています。経済の発展速度以上にコストが垂れ流される状態が長く続けば、バブルが生じ、いずれはバブルが弾けます。

それじゃ、自己資本のどれ位ならば信用取引を行っても適切なのか?と知りたくなるわけですが…どれ位が適切なのかは神のみぞ知るところなのだと思います。


P.S.1
証拠金取引の証拠金割合が株の場合で33%、為替取引で10%というのは低すぎるように思いますね。変動が激しい商品を自己資本以上の借金で購入する事程危ない行為は無いですから。

P.S.2
ちなみに、ウォーレンバフェットは自己資本の25分の1位しか信用取引を行っていないそうです。つまり、何が起ころうとも自己資本で借金を十分返済できるという事ですね。

投稿者 cazper : 07:20 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年6月12日

panda01.gif [ファッション]2006年の流行

また書いちゃうけど、今年は小物が流行中

●カチューシャ
ミュウミュウ カチューシャ

●大粒の石やパールのロングネックレス
ロングネックレス

色々調べてたら、街中のファッションをスケッチしているBlogを発見。→「トレンドスケッチ - 流行採集フィールドノート

投稿者 cazper : 01:30 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年6月11日

panda01.gif 投資で注意すべき3項目

ここのところ心も体が絶不調だったため書く気力が無かったのですが、復活しつつあるので書きましょ~ (でも、Blog書くよりワールドカップ見ていたいけど・・・)

「賢明なる投資家」の最新版である「新・賢明なる投資家」を読んでいるのですが、投資をする際にまさに重要な注意点が簡潔に記載されていたのでメモをしておきます。

新賢明なる投資家(上)
●株式を購入する前に、企業とその根幹をなす事業の健全性を詳細に分析すること
●多額の損失から慎重に身を守ること
●並外れたパフォーマンスではなく、「適切な」パフォーマンスを望むこと
(p.60)

株式を購入している人に、購入先の企業の事業内容を聞くと余り知らなかったりする事があります。株価を形成しているのは市況に拠るところはあるのですが、長期的に見れば企業業績が大きく影響してくるわけです。したがって、事業の健全性や優位性を調べるのは当然やるべきことでしょう。

事業内容を調べる事も必要なのですが、株式を購入する際に必要なのが財務の調査でしょう。株を購入する人の中には財務諸表を見ることもなく株価及び株式チャートのみで購入する人が居ます。テクニカル解析が有効ではないかというと、そうとも言えないのですが…財務体質からみて明らかに高すぎる企業の株価が一度下落すると、元の株価まで復活する確率は非常に低いわけです。 そう考えると、多額の損失を生じるリスクを減らすためにも企業財務等から企業価値を算定して、「企業価値>株価」の状態で株式を購入するべきでしょう。

企業成長に比べて株価の伸びが異常に高い銘柄を時々見つけることがあります。株価だけをみれば、高く売る事が出来るので嬉しいと感じる人が多いでしょうが、「企業価値<株価」の状態で購入した人にとってはババ抜きに参加した事になるわけです。
また、異常に売り上げや利益が伸びている企業には注意しなければなりません。何故ならば、粉飾とまではいかないのですが、非常にアグレッシブな会計手法をとっている企業や、フリーキャッシュフローを犠牲にした企業を多く見かけるからです。これらの企業は、長期的に見ると、どこかの時点で「特別損失」という大きな損失が計上されて財務に大きな傷が生じます。


まぁ、究極的に言えば、「負ける試合には参加しない」という事なんでしょうね…

投稿者 cazper : 20:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年6月 8日

panda01.gif 株は将来の利益の一部を請求する権利

ついに日経平均が1万5000円を切ったようですね。(時期は外れましたが、私は1月の段階で1万4000円台までは下がれば買うと書いてたのですが…(笑 )もっとも、日経平均で買う買わないの判断をしてはいけません。

さて、今日の朝モーニングサテライトを見ていたら、日経平均が下がった理由が「このところの地合の悪さで、信用で買った人が、追証を払わないように早めに売っている」との事らしい。

本当にそうなのでしょうか???世の中の現象の原因は後付けでしか説明され無いのです。

ウォーレンバフェットは以下のように述べています。

ビジネスは人なり 投資は価値なり (ウォーレン・バフェット)
「私達が一ヶ月でワシントン・ポストの発行株数の8から9パーセント抑えたとしても、売る側は誰も、四億ドルの価値があるものを8000万ドルの価格で売っているとは考えないのだ。彼らが売る理由は、マスコミ株が下げているからとか、みんなが売っているからという理由が多い。みんなそれほど確固たる理由は無いのである。」(p.118)
というわけで、良くニュースで相場を説明している解説者の発言は無視しましょう(笑

それじゃ、何を基準にして株価が安くなってきたのかを判断すれば良いのでしょうか? それは、真の企業収益力でしょう。

バフェットは以下のように株式について述べています。

バフェットは株の裏付けとなっている実体のほうに目を向けていたからである。株は債権のように、企業の資産に対する請求権なのである。同時に株は企業の収益に保証されたクーポンと見ることもできる。(p.187)

株を買うということは、ビジネスの一部を買い、将来の(新聞またはテレビの)仕事からあがる利益の一部を請求する権利を買うという以外の何物でもない。(p.124)

つまりは、株価が安いのか高いのかを判断するのは企業収益が将来どのようになるのかを見積もって計算しなければならないはずです。

そして、企業収益力は「下げ相場」だからとか「上げ相場」だからといった理由では変化しないはずです。(もっとも、企業が株式を保有していると時価会計で変動するんですけどね)

株が将来の利益の一部を請求する権利であるならば、株式を買う際には企業のビジネスの強さや将来的な需要見通しを把握するべきであると思うんですよね。

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2006年6月 7日

panda01.gif 株式分割は価値を小さくする

皿のケーキを小さく取って一口一口食べれば、長く食べることが出来るのですが・・・小さくすればする程じっくり味わう事が出来なくなります。

子供の中にはこういう食べ方をする人も居るのですが、そうすると周りの子供たちが「みみっちく食べるなよ」と言って馬鹿にしたりします。

つまり、多くの子供はケーキを小さくすると味わいの価値が減ることを直感として捉えているわけです。

しかし、大人の世界になると、多くの人はまやかしの情報に踊らされて、この直感を働かせない傾向が強くなります。

株式投資の世界では、あまりに高い株価がついた企業に対し、株式分割を勧める傾向にあります。ケーキを小さくすると「みみっちい」と感じる人がいる一方で、株式を細かく分割すると「みみっちい」と感じる人は少ないわけです。そして、流動性が増したから株価は上がるはずだと主張する人が大半だったりします。

これに関してもウォーレンバフェットは次のように述べています。

ビジネスは人なり 投資は価値なり (ウォーレン・バフェット)
 株主はバフェットに株式の分割を強く勧めた。どの公開企業にもあることだろうが、理由は値段が下がれば買いやすくなるため、投資家の注目を集めやすいということだった。しかし1983年のレポートで、バフェットは分割案を拒否した。理由はピザなどで試してみればわかるように、一切れが小さくなるほど価値を見出しづらくなるということだった。
 たしかに分割をすれば、投資家を集めやすくなり出来高も増えるだろう。少なくとも少しの間は株価も上がるだろう。しかし、これは株主の持分を切り売りすることには変わらないだろう。トレーダーが高値で売り抜けたとしたら、ほかの投資家がさらに高い価格の金額を支払うことになるだろう。
 しかし全体としてみれば、投資家の資産が必ずしも増えるとはかぎらない。それは彼らが所有する企業は何の影響も受けないからである。(p.196)

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2006年6月 5日

panda01.gif 良い経営者よりも良い市場

良い経営者がいれば会社は良くなると言われています。これは、ある種正しく、ある種間違いでもあると思います。(VCや投資部門での常識は、経営者の人となりを見て投資するの事が一番重要となっていますけども…)

何故でしょうか…

それは、いくら経営者が優秀だとしても、その会社が主力で行っているビジネスが斜陽化していれば努力の割りには儲からないからです。 同じ努力をするならば、儲かるビジネスをやった方が良いに決まっています。

しかしながら、多くの経営者は…今までのビジネス領域から別のビジネス領域へ移行する事は出来ません。例えば機械メーカーならば、「我々は機械メーカーとして何か儲かる事をやらなければならない」と自分自身の行動を決め付けているからです。(これは、経営者に限らず…機械メーカーの従業員でも同じなんですけどね)

この「決め付け」という心の壁があるからこそ、新規参入者が伸し上がるチャンスが生まれます。というわけで、良い経営者が居るかどうかよりも、まずは、良い市場でビジネスを行っているかどうかを判断して、その後で、ビジネスを行っている経営者の人柄を見る事が重要だと思います。

ビジネスは人なり 投資は価値なり (ウォーレン・バフェット)
(繊維部門トップの)チェースは、(家具会社社長の)ミセスBに劣らず、相変わらず精力的に働いていた。彼は新製品を出し、設備を更新していた。労働組合(オマハのオーナーはケチだと理解していた)との関係も改善した。しかし他社との競争にはなかなか勝利を収めることができなかった。バフェットは、「よい経営者でも弱いビジネスを立て直すことができないことが多い」という結論を導き、「小手先の改革では何もできない」というビジネスの格言に行き着いた。

P.S.
そう考えると、最初は電球から始まり、家電で成長し、今では家電部門を大幅に縮小し、売り上げの半分を金融で稼ぎ、その他をメディカルと航空機エンジンで稼いでいるGEの経営者は凄いんですよね。メーカーという枠を飛び越えて、ビジネス形態を時代にあわせて大幅に変えてきてるわけですから…。(まぁ、その裏で家電部門の関係者が犠牲になってきてたりするんでしょうけども…)

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2006年6月 4日

panda01.gif 一度に一つの事だけテストする

工学の分野で、優秀な研究を行う人とそうでない人の違いを観察していると、優秀な人は何らかの障害にぶつかった時に、考えうる原因の中で一つだけに注目して追究していきます。一方、優秀で無い人は、あらゆる原因を同時に追究しようとします。 あらゆる原因を同時に追究しようとすると…結局、何が原因か分からなくなる事が多いです。

ビジネスでも同じだったりします。研究開発をする際に、あれもこれも開発しようと計画を立てると結局何も売り物にならずに終わります。そのため、資本が少ない際は、できるだけ案件を絞って研究開発をする事が大切だったりします。(もちろん、ある程度のポートフォリオの分散は必要なのですが…)

つまり、何らかの事についてテストするならば、一度に一つのことだけにテストする事が重要なわけです。この事が先日読み終えた広告の本に記載されていたので引用しておきます。

ゲリラ・アドバタイジング
テストのルールは、一度に一つのことだけをテストすることだ。いったん見込み客が品質に満足すれば、最高のオファー、価格やメディアが知りたくなる。もし、三つの全要素を三種類のメディアでテストすれば、最高の広告が優れている理由が分からなくなるだろう。オファーの内容が良かったのだろうか、いや価格だろうか、それともあの特定のメディアがよかったのだろうかと自問することになる。しかし、無料のパンフレットという同一のオファーで、商品やサービスは同一価格で、雑誌だけ三種類のことなるものでテストしたらどうなるだろうか。コードが着いたクーポンというものがあるが、核雑誌のクーポンにそれぞれ別の住所や電話番号が用意されている。人々が無料のパンフレットを求めて電話やハガキをよこしてきたとき、あなたは三つの雑誌のうちのどれがあなたにとって最善の方策なのかすぐにわかることになる。(p.266)

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2006年6月 1日

panda01.gif 道路交通法改正だが…

道路交通法改正により、今日から駐車違反の取り締まりが強化されました。都心の一部では、取締りの民間委託が行われたようですが、初日という事もあり機器の操作もままならない状況もあったようです。

法律を守る事を使命とされている警察や民間業者に何を言っても駄目なのですが…本来、取締りを行う人も法律を改正する人も考えなければならないのは、「法律の文言云々よりも、法律を改正した事で世の中が良くなるのか?」という問いです。

取締りを強化するという事によりメリットは、違法駐車が減ることで①危険な状況が生じにくくなる。②交通の流れが良くなるので経済効果がでる。③民間委託する事で取り締まりコストが減る 事でしょう。

デメリットは何でしょうか…①物流業者のコストが上がることで生活コストが上昇する

経済的な部分だけをみれば、交通の流れが良くなることによる経済的な効果が 物流業者の負担コストの増加よりも大きければ今回の道路交通法改正は良い改正案となります。 今回の改正はどうなのでしょうか? 

法律を改正する上で考えなければならないのは、国民の幸せです。今回の改正に関して言えば、国民の幸せを最大化させるためには、違法駐車の対象から物流業者のトラック・車両を外すべきだったように思います。(物流業者を登録性にして、ナンバープレートで登録業者かそうじゃないかを判断させれば済むわけですし…ITを利用すれば、低コストでナンバー照合システムは構築できますし。)

ちなみに、民営化されたにも関わらず郵便関係の車両は法律上取り締まり対象外となるので、同様の物流事業を行うヤマト運輸、日本通運、佐川急便等々にとっても明らかに不平等感がありますね。


P.S.
今回は(普通)自転車の罰則が強化されています。第63条の9により、ブレーキや夜間点灯機器が備わっていない場合は、5万円以下の罰金。自転車横断帯があるにも関わらず、利用しない場合は…第121条第1項第4号により2万円以下の罰金。

詳しくは、総務省のサイトにある道路交通法を読めば分かるでしょう。

地方によっては、片手運転禁止等の細則が決められてるので注意。傘もさせないよ(笑

その他、「じゅんぼうの徒然雑記」で自転車の罰則行為をまとめていたので以下に引用します。

違反行為                 根拠法令

◆横に並んで通行する            道路交通法 第 19 条

◆前を歩く歩行者が邪魔なのでベルを鳴らす  道路交通法 第 54 条

◆夜間の無灯火運転             道路交通法 第 52 条

◆歩道を通行する 道路交通法 第 2 条および 道路交通法 第 17 条

◆右側通行                 道路交通法 第 17 条
                      および道路交通法 第 18 条

◆歩行者の通行を妨げる           道路交通法 第 17 条の 2

◆携帯電話の使用              道路交通法 第 70 条

◆信号無視                 道路交通法 第 7 条

◆一時停止義務違反             道路交通法 第 43 条

◆二人乗り                 道路交通法 第 57 条


P.S.2
路上での遊びも気をつけましょう。「交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること。」をすると…第百十九条第一項第十二号の四、第百二十三条により…3月以下の懲役又は5万円以下の罰金(インラインスケートのシティーランもある種アウトだね。) ただ、こんな事に縛られていたら、世の中は変わらんよ。 外国みてりゃ、明らかに日本は保守的過ぎるからね。

投稿者 cazper : 22:05 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 経済原理は変わらない

良く、ナノテクだ、バイオだ、Web2.0だと言った"言葉"で、ある業種の株価が吹き上がる事がしばしば有ります。しかし、残念ながら期待値を含んで一度は株価が吹き上がるものの、多くの銘柄はしばらくすると株価が下落します。(稀に、本当に期待値通りに実体価値が追随する企業も有るのですが…)

しかし、世の中 幾ら技術が革新的になったとしても、経済の原理は変わりません。 基本的には、需要と供給の関係でしかないのです。 需要がある物・サービスを供給すれば儲かり、需要が無い物・サービスを供給すれば損をするだけです。

経済の原理が変わらないということは、いつの時代でも投資にのぞむ態度も変えてはいけないという事になります。

ビジネスは人なり 投資は価値なり (ウォーレン・バフェット)
「ゲームのルールが以前とは変わってしまったとき、新しいやり方は間違っているとか、結果的には失敗するだろうとかいうのは人間だけだ。いままで私は、この種の発言をする人を軽蔑のまなざしで見てきた。また古い価値観を捨てられないために、新しいルールに馴染めずに、失敗した人達を数多く見てきた。私が現在の潮流についていけないのも明らかだ。しかし、一つだけはっきりいえることがある。新しいやり方が大きな利益を生み出すことができ、同時に私のこれまでのやり方の効力がうせ、大きな損失を出す可能性があるとしても、私はこれまでのやり方を変えるつもりはない」(p.81)

「価格とは支払う金額であり、価値とはそれによって手に入れるものである」(p.87)

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2006年5月31日

panda01.gif 社会がシステム化されると思考停止が増える

最近、脳を鍛える系の本やゲームソフトが激増中です。
川島隆太教授の脳を鍛える大人の計算ドリル

でも、何で多くの人が、こんな手段を用いてまで能力を鍛えようとするのでしょうか?

私が思いますに、「普段の生活の中で脳を使う事をしていないからでしょう。

それでは、何故普段の生活で脳を使わなくなってしまったのでしょうか?

それは、人間が作り上げた社会があまりにもシステム化し過ぎてしまったからだと思います。


例えば、お店に入った瞬間に、「いらっしゃいませ」という言葉が店員さんに言われます。しかし、どう考えても店員さん全員が反射的に「いらっしゃいませ」としか言ってないのです。 条件反射的に発言するだけでは、脳は使われていません。 昔であれば、店員さんは、店に入ってきた人の雰囲気を捉えながら、どういう対処をしていこうかを考えつつ、「いらっしゃいませ」と投げかけており、常に頭を働かせていたわけです。

このように頭を使わなくなったのは店員だけではありません、一般の会社に勤めている人とて会社システムが余りにも出来上がってしまっているので頭を使わなくなってきています。 会社が小さな組織の時は、皆の顔や雰囲気をお互い感じることが出来ます。そこには明示的なルールは存在せず、お互いの信頼関係という暗黙のルールが存在しているわけです。 しかし、組織が大きくなると、統率が取れなくなるという理由で明示的なルールが敷かれます。そうすると、多くの人はルールを守るがあまり、それ以外の事を考えなくなり行動もしなくなるわけです。

他に…私は以前から指摘しているのですが、自動改札を出るという行為を見ていても人間が頭を使わなくなっている状況が良く分かります。自動改札を出るという行為に頭を使わないので、隣の改札が空いているにも関わらず、混んでいる改札に人が並ぶ傾向があります。 (この他に2本ある登りエスカレーターでも混んでいる方に人が行く傾向がある事が良く分かります。)


人間は楽をする(=効率的に動く)ために、社会システムを構築してきたわけですが、楽になるという事は注力している事(本業としていること)以外には頭を使わなくなっている事を意味します。 

だからといって、「脳を鍛えるドリル」に頭と時間を使うのは勿体無いでしょう。普段の生活の中で、色んな事に興味を持って脳を刺激した方が良いのではないでしょうか?


P.S.
易経の考え方を踏まえると…ここまでシステム化された社会が次に活性化するためには、個性を強調した社会に戻らなければならないはず。(と、書いてたら、ガイアの夜明けでも、「非効率」の良さを強調してたなぁ。)

投稿者 cazper : 07:10 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年5月30日

panda01.gif 分からない事はやらない

よくビジネスの場において「この事業が成功するかなんてどうなるかわからないよ」という発言を聞かれる方も多いかと思います。 一方、投資で成功している人の発言を聞いていると「分からない事にしか手を出さない」という話が良くでます。

ちなみに、あまり成功していないVC(ベンチャーキャピタル)とかは、自分らも良く分からない専門的な分野の企業に投資したり、たまたま知り合った関係で事業見通しも分からないまま投資していたりします。

というわけで、ビジネスの分野で成功するには、「分かる事しにしか手を出さない」という姿勢を貫かないといけないのでしょうね。

P.S.
「分からない事はやらない」と書くと、「それじゃ、世の中発達しないよ」と思う人もいるでしょう。しかし、「分からない事はやらない」とは言え全くやらない事が良いと言っているわけではありません。やるのならば、分かるようになるための努力をすれば良いだけなんですよね。

逆に、いつまで経っても、「(事業が成功するか)分からない」という発言が繰り返されるようならば、その事業から撤退した方がましでしょう。

P.S.2
これは、投資の分野に限らないでしょうね。「分かる分野に進出し、分からない分野に進出するならば人一倍の努力をする。しばらくやっても一向に分からないようならば…潔く撤退。」

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2006年5月28日

panda01.gif お金の通り道を見つける

↓を早朝に読み終えましたが。邱永漢氏の考え方には同感できる部分が多かったです。


起業の着眼点
 それまでは私は世の中には無数の職業があって同じ職業でも成功する人もあれば失敗する人も有るのは、能力とか勤勉怠惰とか運不運に違いが有るからだと単純に思い込んでおりました。
 ところが、千差万別の職業の人と顔をつきあわせて対応しているうちに、時代時代によってお金の儲かる仕事とそうでない仕事があって、お金の儲かる仕事を見つけた人は成功する確率がいやでも気づかざるを得ませんでした。(p.62)

 工業社会になって人々のふところが平均して豊かになり、時代により、また年により人々の嗜好や要求に変化が起こると、人々が好んでお金を投ずる対象が大きく変わっていきます。するといままでお金の通り路だったところをお金が通らなくなります。ことしも去年と同じことが起こるだろうと、笊を持って待っていた人のふところにお金はころがりこんできません。魚を釣る人だってどこに魚がたむろしているかカンを働かせて釣り場を変えなければ、魚に出会えません。
 ところが、商売とか事業をやる人は毎日おなじところに位置して、去年と同じ事を繰り返す人が多いので、お金の通り路でなくなったことを棚に上げて、もしくはそのことには全く無頓着で、天候のせいにしたり、景気のせいにしたりします。(p.64)

↑当たり前の事なんですよね。

多くの人は、昨日の自分と同じ事を10年後にもやろうとします。例えば、経理畑の人は自分の専門は経理であるから、10年後も経理に携わった業務をやっているだろうと想像するわけです。また、コンピュータ系の学科を卒業した熱い人は、10年以内にIT関係で起業しようと躍起になっていたりします。

就職時のエントリーシートや社内研修のテーマに「10年後の自分を想像してください」という内容のものがあります。多くの人は何と書くでしょうか? 衣料関係に携わるならば、「10年後は、優秀な(衣料)店舗マネージャーとして活躍する」とか書くのでしょう。

でも、ユニクロの玉塚氏を見てください…彼はユニクロをやめた後は…企業支援業をやっているわけです。そして、第一号案件は、ロッテリアです。服飾産業とは全く違う分野で活躍しているのです。

何故、玉塚氏はこのような行為が取れるのでしょうか?? それは、自分のスキルをお金の通り道に合わせて組み替えていっているからではないでしょうか。 

一方、殆どの人は、今あるスキルで何かしようとしか考えません。当然お金の通り道を無視してスキルアップを試みるので、お金の流れが運良く自分に向かってくれない限りは一生報われません。

というわけで、お金を稼ごうと考えるのならば、自分の専門が現在のお金の通り道の中でどの位置にあるのかを確認し、流れから遠いのであれば、専門を捨ててでも流れの中心に行かなければならないかと思います。

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2006年5月25日

panda01.gif Web2.0ではニートが活躍

またまた、ニートネタです…。(^_^;)

今更ながら、梅田望夫氏の「ウェブ進化論」を読んだのですが… ふと「Web2.0の世界ではニートが貢献しているなぁ」と感じました。


ウェブ進化論
忙しい現代人にとって最も貴重な資源は時間である。玉石混交から「玉」を捜す作業に時間を費やし「玉」の発見に情熱を注ぐことができるのは、暇人だけである。暇人がいくらブログは面白いと騒いでも、忙しい人の心には届かない。忙しい人には、「玉」の発見にかける時間などないから、玉石混交問題の解決に大きなブレークスルーがなければ、相変わらず、新聞・雑誌などパッケージされた情報源への依存が続くことになる。(p.153)
私は、面白いホームページや動画やブログというのは、はてなのソーシャルブックマークや2chや有名blogを通して殆ど仕入れています。

それでは、面白いコンテンツを見つけてくる人(or 場合によってはVIPPERの一部のように面白いコンテンツを作る人)は誰なのかと考えると…大抵の場合は暇人なのだと思います。

日本人は「暇人=怠け者」というレッテルを貼りがちなのですが、この暇人が居るからこそネットの隅にしか存在しなかった面白いコンテンツが発掘され…そして、公の場に紹介され、一夜にして有名になっていくのだと思うわけです。

もちろん、一時代前であれば、暇人が幾ら面白いコンテンツを発掘しても、公の場に発表する事は叶いませんでした。しかし、インターネットが普及してくると、2chのような一部の人が見る場に発表する事ができるようになりました。更に、Web2.0時代になると、一度面白いコンテンツをブログやソーシャルブックマークで紹介したとたんに、、多くの人がそれを知る事が可能になったのです。

というわけで、「ニート==悪」という風潮は如何なものかと思います。ニートだって世界に貢献してるんですよ(きっとね♪)。

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2006年5月24日

panda01.gif 売りが売りを加速し、買いが買いを加速する

株式のオンライントレードが出来て以来、kabu.com証券が先駆けとなる形で逆指値が日本で広がりました。

逆指値自体は、いろんな場面で利用されるのですが…その中の一つの目的として、ストップロス(損切り)に利用されます。

損切りとは、購入した株の株価が思った以上に下落した際に、指定の株価以下になってしまったら自動的に株を売って損失を広げないようにする方法です。(参考:ここ)

下落相場において、含み損が小さな段階において株式をそのまま保有し続けると、株価がますます下がってしまい、結果として大きな損を出してしまうので…損切りが必要であるという主張は、"ある側面"では納得がいきます。

しかし、皆が損切りを防ぐために「逆指値」を利用したらどうなるでしょうか?

それは、売りが売りを呼ぶ状況に陥ります。

大口の投機家なら次のような戦略を立てるでしょう…。まず、大きく株価を下げるための(空)売りを仕掛けます。すると、値段がある一定以上下がった段階で、小口投資家の「逆指値」が作動して損切りのための売りが膨らみます。逆指値による売りが一巡すれば、株価の下落傾向が収まるので、その時点で買い戻しを仕掛けます。

何が起きているのかというと…逆指値をして生じた小口投資家の損失分(の富)が、大口の投資家の利益(=富)に移転したわけです。

大口の投機家というのは、このようにして短期的な利益を築いていきます。 これこそが、株式市場は機関投資家のように大きな資本をもっている人が勝ち続け、個人投資家には不利だといわれる理由の一つでもあります。


P.S.
そうならないためにも、株価だけに踊らされずに、会社価値を考えた上で株式を購入していくようにしないといけないんだと思います。(価格と価値の話は、株式だけの話では無いですがね…)

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2006年5月23日

panda01.gif 2006年はカチューシャが何気に流行

書こう書こうと思ってて、大分書く機会を逃してたのだけども…今年「カチューシャ」が大流行中ですね。

街中歩いていてもカチューシャ付けてる人多っ!!

daleさんの「Elastic」ブログによれば、他にも景気が良かった時代のトレンドが今に復活してるとか・・・。
カチューシャ

5月5日付の毎日新聞のWEBでも、例年以上の売れ行きを特集しています。

カチューシャ:かわいや~ すとんと頭にのせる若い女性

◇幅の細いものを2本重ね付け--10代20代/花柄や幾何学柄のターバン風--30~50代

 この春、ヘアアクセサリーの「カチューシャ」が、女性たちにブームになっている。髪を押さえるために使うというより、すとんと頭にのせるようにして使うのが若い女性のトレンドだ。

 東京の西武百貨店池袋本店では、例年より売り場を広げ、4倍近い約100種類をそろえる。売り場担当の石原さおりさんによると、10代や20代の若い女性には、3~5ミリ幅の細いものを2本重ね付けするのが流行している。一方、30~50代には、花柄や幾何学柄プリントのターバン風が人気で、黒や茶のオーソドックスなタイプも相変わらず出ているという。

 小田急百貨店新宿店でも、例年の倍以上が売れている。同店の沢妙子さんのお薦めは、カチューシャをして後ろの髪を逆立て、ボリュームを出してまとめるアレンジ。「顔立ちもすっきり見え、カチューシャがアクセントになる」とか。

景気回復の波に乗って、ティアラ大流行とまでは流石に行かないか(笑

P.S.
ジェット証券の第二弾アイドルファンドに組み込まれていた「りりあん」のBlogでもカチューシャについて言及されてますね。

P.S.2
相変わらず? 秋葉原ではバンダナが流行か?(笑

投稿者 cazper : 12:24 | コメント (3) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年5月21日

panda01.gif 四半期配当にもの申す!

四半期配当を行えるように定款を変える上場企業が120社程あるそうです。

四半期配当政策を決めるのは別に良いのですが…四半期配当は本当に投資家のためになっているのでしょうか?

株式を購入した大抵の人は、配当利回りを気にしています。したがって、年に4回も配当が来るならば買いたいと思うのでしょう。そこで会社は、四半期配当を行えば個人投資家の割合が増えて、高い株価を維持できるだけでなく、敵対的な買収が起き難くなるだろうと考えているのだと思います。

私から見れば、姑息な手段としか思えません。

投資家が本当に望むべきは「企業の収益力の拡大」であるべきです。配当を行うという事は、収益の拡大に使われるはずの資金を流出させる事に繋がり、企業収益力の拡大速度が遅くなることを意味します。

また、会社から投資家へ配当金が支払われるということは、「資金の流れに関わっている銀行に支払う振り込み手数料」や「配当通知書を送付するための手数料」が増える事を意味します。

つまり、四半期配当が行われるという事は、投資家が本来享受できるはずだった利益が減るのです。

享受できる利益が減ってしまっても、1年に4回配当を受け取る事を多くの投資家が望んでいるのですかね?…ファイナンスの原理が分かっていない人が多過ぎですね。


P.S.
四半期配当をする企業のIRに電話掛けてみて、四半期配当する意義を聞いてみると面白いかと思います。大体、企業の財務担当やIRとて、配当の意義を知っている人は少ないですから、頓珍漢な回答をする人が多いでしょうね。

収益を本当に求めている企業は、普通株への配当を極力してこなかった企業なんですよね。マイクロソフトしかりバークシャーハサウェイしかり…。(まぁ、収益の拡大をそこまで求めなくなると配当し始めるわけですが…)


P.S.2
四半期配当をしようとしている企業があったら、その企業の株式は売るべきでしょうね。何せ、その企業のファイナンシャルリテラシーは根本的には低いですから。(根本的にと書いたのは、大企業ともなればMBA取得者とかが財務政策に関わっているので一応は頭は良いわけです。しかし、それは、勉強が出来るだけであって、世の中の根本的な仕組みが分かっているわけではありませんから。)

これは、幾ら勉強が出来るからといって、その人が優秀な論文を書けるわけではないという事象と同じです。

投稿者 cazper : 06:42 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年5月18日

panda01.gif 特定分野ファンド(投資信託)への批判

投資信託への人気が高まってるらしいですが、そんな中急激な株価下落…「やっぱ株は危ない」と思っている人が増えてるような気がする今日この頃です。

さて、投資信託(ファンド)を眺めていると、ある特定分野に特化した投資信託を良く見かけます。例えば、ITファンドだとか、ナノテクファンドだとか・・・。しかし、そうした投資信託の合理性を理解できません。

何故かというと……特定分野に投資をするという事は、その分野のパイが広がると思ったからこそ投資をするわけです。しかし、特定分野がファンドの設定期間に伸び続けるとは限りません。もしかしたら、ファンドの設定期間の間に、その分野が斜陽化するかもしれません。それでも、この手の投資信託は特定分野という縛りのために、斜陽化した分野に投資し続けないといけないかもしれないわけです。

まだ、ITの分野なら良いかもしれません。というのも、IT業界というのは企業の立ち上げから収穫期までの期間が数年というビジネスを行う事が可能なので、設定期間内に無理をせずにファンドの収益を計上させる事が可能だからです。

しかし、バイオ、ナノテクといった分野になってしまうと、設定期間内に企業が収穫期に入る事が難しくなります。というのも、創薬バイオであれば、企業が収穫期になるまでに20年とか掛かる事が普通だからです。そこまで悠長に待つファンドというのはありません。したがって、赤字しか計上できないのに無理に(ファンドが利益を得るためだけに)上場を促される企業が少なくありません。まさに、バブルですよ。

ファンドというのは、良いビジネスに投資して儲けるために存在するべきで… ただ単に高く売り抜けて儲ける存在ではいけないと思いますね。

P.S.
私的な感覚ですが、この手の中規模なプライベートファンドを組んだI社は、まず駄目でしょうね。最も、奥の手として、売り上げの立たない会社を強引に新興市場にIPOさせたり、、2次買取ファンドに買わせたりして、切り抜けようと目論むんだろうなぁとは思いますが…。まともでは無いですね。

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2006年5月14日

panda01.gif 撤退にもスピードが必要

一勝九敗
問題は、失敗と判断したときに「すぐに撤退」できるかどうかだ。儲からないと判断したら、その事業を継続すべきでないのは誰にでも理解できるはず。撤退もスピードが大事である。短期間のうちに撤退後の方針を決め、人員の再配置を決める。だらだらしていたらその分、損が膨らんでいくばかりだ。失敗に学ぶことと、リカバリーのスピード。これが何よりも大切である。(p.83-84)


何事をやるにもスピードが大切であると言われています。「早くやれ」だ「早く終わらせろ」だ…そういう事を聞く事はあるかとは思います。
(まぁ、スピードは大切ではあるけど、スピードを追求しないで良い分野がある事は気にしておく必要性はあります。)

しかし、前進するスピードにばかり注目が浴びている一方で、撤退するときのスピードはあんまり注目されません。

例えば、年間1億円を売り上げ、1000万円の赤字を出している事業があるとしましょう。この事業部長の使命は、売り上げを伸ばし、垂れ流されている赤字を食い止める事です。事業部長は、部下たちに対し「出来るだけ早く売り上げを伸ばし、事業の黒字化を目指すように」と指示を出します。例え、毎年売り上げが伸びなかったとしても同様の指示を出し続けます。

一方、本部長に対して事業部長は「我々は早期黒字化を目指して頑張っております。来年には黒字化できるように推進していきます。」と報告するはずです。決して、事業部長からは「この事業の黒字化の見込みは非常に難しいです。撤退をするならば早めの決断を」といった発言はなされません。何故ならば、事業が清算されれば、事業部長の首が飛ぶからです。 また、本部長も「もしかしたら、来年には黒字化するかも・・・」という淡い期待を抱いてしまいがちです。

したがって、事業からの撤退は、事業化決定の判断よりも遅くなりがちです。そのためにも、事業の撤退にもスピードが必要であるという事を常に気にかけていないと駄目でしょう。


P.S.
この事は何も事業部レベルの話ではなく、1プロジェクトレベルでも生じます。例えば期の途中で、プロジェクトの見通しが悪い事が判明したとします。でも、プロジェクトリーダーにはプロジェクトを自ら終了させようとするインセンティブが働きません。

何故ならば、プロジェクトリーダーがプロジェクトを終了させるように上長に進言したとすれば、終了させるプロジェクトの代わりに何を行えば良いのかわからないからです。(←本当に能力のあるプロジェクトリーダーならば代わりのプロジェクトを引っ張ってこれるんですけどね。)

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2006年5月10日

panda01.gif 田植え機のGPSによる自動化について

WBS(ワールドビジネスサテライト)見ていたら、田植えの自動化が特集されていました。

これは新しくはない技術ですね。GPSを田植えに応用するという概念自体は昔からあります。

GPSの自動操縦ロボット自体は、自動車や警備ロボット等への応用を考えた研究が行われていました…。友人のV氏が所属していた松野研究室でも研究されていたようです。

私も、何年か前に、とある勉強会で櫻護謨の専務の中村さんが申請した農業機械のGPSによる自動運転に関する特許[屋外作業自動化システム、特開平06-113607]をどのように活かしていくべきかを議論したことがあります。

しかしながら、こうした農業の自動化の概念が実用化されるのは案外遅いものなんですね~。

ちなみに、番組で放映していたのは、GPSを利用した自動田植え機だったわけですが、何気に難しいのは稲刈りの方でしょう。何故ならば、植えるのは適当な場所に植えれるのですが・・・稲刈りは稲が生えている位置を認識して稲を刈らねばいけないわけですし。(稲刈りの方は、GPSの操縦技術の他に、稲の位置を認識する技術も必要になるでしょうね。)

投稿者 cazper : 23:25 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月27日

panda01.gif 上流工程こそ時間を掛けるべき

タイトルを見ると、そんなの当たり前という声が聞こえてくるのですが・・・世の中には「手を動かすこと」が仕事をしているという定義で生きている人が未だに沢山います。(前から何度も書いているのですが…)

つまり、「うだうだ考えてる暇があるならば、目の前の事をやれ」という考え方が未だに蔓延しています。

昔であれば、まだ良かったんです。何故ならば、生産が追いつかなかったわけですから、考えてる暇があるならば、手を動かせば儲けることが出来たわけです。

でも、時代が変わってきて、生産力に余剰が生じ始めました。そうなると、生産することよりも、売れる手段を考える事の方が重要になってきたわけです。

人間の考え方というのは中々変わりません。そのため、生産が余剰しているにも関わらず、手を動かし続け、不良在庫を積みましていきました。結果は…棚卸除去損が発生しバランスシートに大きな傷がついた企業が増えました。

バランスシートが傷ついたのだから、痛手を負った人間の考えが変わったのかというと…そうでもありません。人間というのは、中々考えを変えない生き物なのですから…。

物づくりの現場において、未だに価値があると思われているのが、物を作ることだったりします。ここで言う物とは、機械的・化学的な物のような有体物の他にソフトウェアのような無体物も含まれます。

物を作るには、仕様を決めて、設計を行い、それに基づいて物を作成していくわけです。昔は如何に物を大量に作るかが重要だったのですが、現在はどういう仕様に作りこむのか、どういう設計で物を作成していくのかという上流工程こそが重要な時代になっています。

しかし、未だに物が実際に出来上がらない上流工程は早く済ませ、下流工程に時間を掛けるべきであるという考えが蔓延しています。つまり、あまり深く考えずに、物を生産しろという考えが蔓延しているわけです。

まぁ、お金をもらえるのは、物を売った時ですから・・・そういう考えになってしまうのはわからんのではないですが・・・上流工程に対して時間・お金を掛ける体制作りをしていかないと、顧客主導の時代・知の時代には生き残れない気がしますね~。

巨大市場インドのすべて
オフショアで大切なのは提案書・仕様書のレベルの完成度。米国ではその部分にとても時間をかけて練り上げます。しかも、米国はこの段階できちんと対価を支払ってくれる。しかし、日本企業は、インドは開発のみということで、提案書・仕様書・要求定義の練り上げにかけた時間には対価が無いというのが一般的。この上流部分での情報の共有がオフショア開発の成否をほぼ決めるはずなのに、そこをあいまいにしているから生産性はあがらず、コストも予想外に掛かってしまう。(p.128)

P.S.
世の中を見渡すと、資本力・知名度のある上流工程会社は一番儲かっています。そして、その分野の下請けの実働会社は利幅が薄く激務だったりします。

投稿者 cazper : 12:05 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif ホリエモンの保釈に思う

ホリエモンが保釈されましたね。いやぁ、痩せてるみたいですが、それよりも何よりも、もう時の人では無くなった感がありますね。

どこかの新聞か雑誌に書いてあったのですが、「ホリエモンは孫正義を坂本龍馬に例えた上で、次代を作るのは我々であると言った。しかし、ホリエモンその物が坂本龍馬でなはなかったか」と。

ホリエモンがどうなるのか、マスコミは騒ぎ立てるでしょうが…ホリエモンが今までのように注目を浴びなくなるのも時間の問題でしょう。それよりも、次の時代がどうなっていくのかに注視していくべきなんだと思うんですが…。

投稿者 cazper : 06:01 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月26日

panda01.gif WEB2.0バブル 名付けてバブル2.0(笑

最近WEB2.0関連の本が増えてきてますね。
ウェブ進化論 Web 2.0への道

ロングテール理論やらGoogleAPIやらAdsenseやら…一杯出てきてるのだけど…商売として何が新しいのか分からないですね。

ロングテールはITの発達によってコストが低くなったから、そこを対象とした単なるビジネスであって、それ以上でもそれ以下でもありません。

Adsenseは、顧客の嗜好を予測した単なる広告であって、昔のHotCafeの進化版でしかありません。

公開APIとて、API公開者と利用者の関係は卸と小売の関係のようなものです。卸は商品を小売に流し、小売が試行錯誤して消費者に商品を売るようなものです。

もちろん、環境が変化した事で新たなビジネスが出来るようになったのは確かです。しかし、ビジネスそのものが新しいのかというと…疑問です。

最近では、Web2.0関連で異常なるPERがついている企業もあります。こりゃ、バブルですよ。何せ、ビジネスの基本そのものは変わってないですから。(新たに出来た市場に対して従来のビジネスの改良をやっているだけです。)

P.S.
今頃Web2.0を取り上げても、ちょっと遅いかもしれないですね。

P.S.2
何もWeb2.0関連銘柄に空売りを勧めているわけでは無いですよ。(^_^;)

P.S.3
Web2.0ビジネスそのものは売り上げがあって利益が出ているのならば実業であると思います。ただし、それを高く評価し過ぎてはいけないと思います。

P.S.4
株式市場でバブルになる時は必ず、「今度は昔と状況が違うんだ」という言葉が聞かれるようになるんですよね…。

投稿者 cazper : 20:41 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月25日

panda01.gif 仮説と検証、まずは仮説から…

「仮説と検証」どちらも大事なのですが・・・まず仮説を立てなければ検証が出来ません。

検証の結果、仮説が間違えていたらその原因を追究し、次の仮説を立てて更に検証していく行動は欠かせません。

良く「やってみないと分からない」と言う人がいますが、ただ闇雲にやっても駄目です。何故ならば、仮説を立てていなければ、失敗した場合に次の行動指針を生み出すことは出来ないからです。また、逆に上手くいった場合に、何故上手くいったのかが分からずに終わってしまいます。

単純な世界では、人間は「仮説と検証」のサイクルを自然と実行しています。例えば、駆け引きのあるスポーツをやる場合や対戦型ゲームをやる場合です。自分の行動によって相手がどう動くのかを予め予測して、実際に検証していくわけです。そうやって相手の行動を読んでいき、試合を有利に運ぼうとします。

一方、複雑な世界になると人間はとたんにお手上げ状態に陥り、仮説を立てること無く「やってみないとわからない」といい始めるわけです。

したがって、複雑な事をやる場合にも、仮説を立てて検証していくスタイルを保ち続ける事が重要なんだと思います。


即戦力の磨き方
 問題解決の第一歩は、「問題がどこにあるのか「なにが問題なのか」を、自分で見つけ出すことだ。それには少しでも疑問を感じたらとことん追求し、この問題の本質はどこにあるのか自分で自分に問うことを繰り返す「質問する力」(Inquisitive Mind)が不可欠だ。
 そして次は、なぜその問題が発生するのかという原因に言及し、何をどうすればその原因を排除できるかという仮説を立てる。ここで重要なのは「なぜ」という問いかけに対し、「もしかしたらこうなるのではないか」と仮説を設定できるかどうかである。
 仮説を立てたら今度は、その仮説の検証だ。もちろん仮設は仮説にすぎないから、そのままそれが問題解決に繋がるとは限らない。仮設がうまくいかないとわかったら、そこで新たに仮説を立て直す。あるいは仮説を実行すると、そこで新たに問題が起こるかもしれない。そうしたらその問題の原因を探り、取り除く仮説を立てる。これを真の解決策にたどり着くまで、何度も繰り返すのだ。(pp.93-94)

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月24日

panda01.gif 南米で蝶が羽ばたくと 地球の裏側で竜巻が起こる

カオス理論の研究をうまく言い表した名言で「南米で蝶が羽ばたくと 地球の裏側で竜巻が起こる」というのがあります。(バタフライエフェクトと言うらしいです)

現実社会において、このような現象というのは結構起きているような気がします。

世の中とは、色々な枠組みの中で何らかのネットで繋がっています。同一の意志で繋がっていたり、インターネットのような物理的なネットワークで繋がっていたり、同じ趣味で繋がっていたり、国という組織構造で繋がっていたりします。

もちろん、そうしたネットの中では、政治家のように強い影響力をもった人物が存在し、彼らがネットの枠組み自体をどんどん変えていってしまう事は間違いありません。

だからといって、政治家ではない人が政治に影響力を及ぼさないのかというとそうではありません。一人一人が行動をちょっと変えるだけで、枠組みそのものがゆっくりではありますが変化していきます。

東ドイツが西ドイツと統合する切っ掛けになったのは、東ドイツの総統が言い間違えたからですが…それを真に受けて喜んだ市民が国境に押し寄せなければ、東ドイツと西ドイツの統合は無かったわけです。

したがって、何事もあきらめずに、自分の思いを通す行動をしていけば、必ず未来は変わっていくと思うんですよね~。


即戦力の磨き方
おそらく彼らはこう思っている。
「そりゃあ不満がないわけじゃないけど、自分ひとりが騒ぎ立てたところで、社会なんて変わりはしないし、余計なことをすれば結局、自分が損をするだけだ。給料が下がったといったって、リストラされたわけじゃないし。とにかくいまは、これまでどおり、会社や政府のいうとおりやっていれば、なんとかなるだろう」
危機感のなさと、思考停止。これが『少年ジャンプ』で育った四十代に共通する特徴なのである。

P.S.
板倉雄一郎氏もBlogで同じような趣旨の事を言ってるんですよね。

投稿者 cazper : 06:40 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月20日

panda01.gif 電子マネーやポイントは出来るだけ貯めない

今日WBSを見ていたら、ガソリンスタンドが集客力をUPさせるためにスロットゲーム付きの給油機を設置しているそうです。スロットゲームの結果に応じてポイントが加算される仕組みになっているそうです。

いやぁ、ポイントに惹かれて給油してしまうのって人間の悲しい性ですよね。良く考えれば、給油代にポイント分は予め加算されている事位分かるはずなのに・・・。

これは、忘れちゃいけない事なのですが…お金の所有を考える上で重要な事は、「誰が、その資産で配当・利子を貰う権利があるのか」という事です。

●現金の場合
「誰が、現金で配当・利子を貰う権利がありますか?」・・・現金そのものには利子・配当は付きませんが、現金は貸し付ける事で利子を貰えるので、結果的には現金の所有者が利子を貰う権利があります。

●電子マネーの場合
「誰が、電子マネーで配当・利子を貰う権利がありますか?」・・・電子マネーをカードにチャージする際には、カード運営者に現金を払います。電子マネーを無限時間保有しても利子・配当を貰うことはできません。一方、カード運営者はチャージされた時に現金を手にします。したがって、運営者は現金を利用して利子・配当を貰う事が可能になります。

●ポイントの場合
「誰が、ポイントで配当・利子を貰う権利がありますか?」…買い物をした際にポイントが付く事があります。ポイントは次回の買い物の時に使うことが出来ます。しかし、ポイントを無限時間保有していても利子・配当を貰うことはできません。一方、ポイントを与えたショップの方は、お客からポイント分だけお金を借りた事になりますので、お客がポイントを消費するまでの間は利子・配当を貰うことが可能になります。


従いまして、自分の収益を向上させたいのならば、利子・配当・キャピタルゲインを貰う権利のある物を出来るだけ保有する必要があります。つまり、電子マネーやポイントやプリペイドカードは出来るだけ貯めないように心掛ける事が重要です。



P.S.
ガソリンスタンドの給油機にポイント加算のためのスロットゲームを付けることで集客しようとしてるようですが・・・これって昔よく見かけたルーレット付きのジュースの自動販売機と同じですよね。

歴史は繰り返されるので今後の給油機の展開を予想すると・・・スロットゲーム付き給油機がある程度普及すると…ゲーム自体の魅力度は落ちてくるので、次第にゲームが付かない給油機にまた置き換わっていくでしょうね。


P.S.2
ちなみに、殆どの人はお金という物をお金としか見れないようなのですが…お金って何かと交換できる権利に他ならないんですよね。「権利」そのものであるという事が重要です。そして、その権利を決めているのは、法律に他ならないわけです。その証拠に、政府が預金封鎖をすれば、お金が持つ「権利」は剥奪された事になりますからね。

したがって、お金の信用が無い国では「世界で通用するGold」の保有者が多いのは納得がいきます。

投稿者 cazper : 00:40 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月19日

panda01.gif 手作りウェディング(結婚式)の進め

スイートチワワ

最近、ハウスウェディング等のオリジナリティ溢れた結婚式が増えていると思うのですが…

結婚式のアイテムとなると…まだまだ高いようでして、財布に火がついてしまっている人が少なからずいるようです。

また、周りで結婚式の話を聞いていると…結婚式で利用したアイテム・小物が別の友人の結婚式の品と被ってしまっていたりする事が少なからずあるようです…。

それならば、できるだけ手作りにした方が味が出てくるんだろうなぁと感じていた今日この頃・・・そんな人の思いを実現してくれるサイトをみつけました。

その名も、ブライダルグッズ.jp

手作り小物や手作りレター、手作りウェルカムボードが売られているようです。
トスブーケロマンティックピンク

P.S.
実際のところ…2次会の景品用のカタログがあるらしく・・・これを使うと簡単に品が揃えられる反面・・・景品が被っちゃう事があるみたいですね・・・。そうならないための景品群を予算に応じてセミオートで組んでくれるサイトがあったら需要がありそうですね。(作ってみようかなぁ(笑 )

投稿者 cazper : 07:15 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月18日

panda01.gif とりあえずやってみる

「とりあえず、やってみる」事って重要だと思います。

特に、不確定要素があればある程、とりあえずやってみる姿勢が重要になります。

多くの人は、不確定要素があればある程、恐怖心が先行してやらないという選択肢をとります。


但し「とりあえず、やってみる」事は重要なのですが、最初は小さくやる事が必要だと思います。多くの人は、「とりあえず、やってみる」事が重要だと聞くと・・・最初から大きくやろうとします。

経験が無いのに大きくやれば、失敗も大きくなり再起出来なくなります。再起さえ出来れば、次やるときの成功確率は急激に上がります。

と、言うわけで、未経験の事に関しては、とりあえず小さくやってみる事が重要なのだと思います。


風の男白洲次郎
彼は提灯行列のさ中に絶望し、煩悶し、東京は数年にして灰燼に帰すだろうと予言していた。二千万トンの造船能力を持たねばならぬとルーズベルトが議会で獅子吼した時、日本の要路の人々は天文学的数字なりと一笑に附した。白洲は必ず米国は二千万トンの造船能力を備えるに到るだろうと確言した。米国人は現在ある造船所を全力を傾けて働かせたりはせずに、必ず二千万トンの造船計画を実現する。それはまったく新しい企業として工夫を凝らすことから始めるに違いない。彼は天文学的数字であると笑う無構想を逆に必死に警戒した。諜報機関や調査がただデスク研究で、生きている米国人そのものを知らぬといって彼は憤った。(p.100)

P.S.
ちなみに、最初から大きくやる事も時には必要で・・・その場合には先人の知恵の活用が重要なキーになっていると思います。そのために、本が存在するわけだし、メンターといわれる存在がいるわけですから・・・。

P.S.2
良く求人欄に「経験者求む」と書いてあるけど…経験なんていうのは、ちょっとやれば身につくものだと思うんだよね。3年の経験を一般的には求めてたりするけど…3年の経験には無駄が多すぎでしょ・・・。「とりあえず3年位は・・・」という概念を持っている事自体が自分を殻に閉じ込めていると感じるのは私だけだろうか。「3年分を1年で経験してやろう」という意気込みをもってる人の方が、「とりあえず3年は経験を積もう」と考えてる人よりも優れてると思うのですが・・・

P.S.3
投資の分野も同じですよ。最初小さく始める事が重要だと思います。(不動産投資はこうはいきませんが・・・)

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2006年4月17日

panda01.gif ゼロベースで考える必要性

大抵の場合、過去の経験や知見を元にして、次の人生を歩もうと考えます。例えば、大学で経済学を学んだから銀行に勤めようとか、電気工学を学んだから家電メーカーとか・・・。

この考え方は一見すると正しいし、合理的だと感じてしまうのですが・・・そうとも言えないんですね。過去の経験や知見を持ってしまったがために非合理的な判断・行動をしてしまうこともあります。

例えば引越しを考えてみます。今まで住んでいた家で利用していた家具を新しい家に持っていくと、大概の場合は中途半端なスペースが出来たりします。そうなると、そのスペースを埋めるためにまた中途半端な家具が増えていきます。
一方・・・もし、新しい家の家具を全部新品で揃えたとしましょう。そうすると、中途半端なスペースが出来ないような家具を買い揃えていきます。一見、前の家で使っていた家具を利用した方が徳かと思いきや・・・新品の家具を購入したほうが生活が効率的になり、結果的に徳する事もありうるわけです。

つまり、何事に関しても「過去の延長線で考える」と同時に「ゼロベースで考える」必要性があると思います。


風の男白洲次郎
彼は提灯行列のさ中に絶望し、煩悶し、東京は数年にして灰燼に帰すだろうと予言していた。二千万トンの造船能力を持たねばならぬとルーズベルトが議会で獅子吼した時、日本の要路の人々は天文学的数字なりと一笑に附した。白洲は必ず米国は二千万トンの造船能力を備えるに到るだろうと確言した。米国人は現在ある造船所を全力を傾けて働かせたりはせずに、必ず二千万トンの造船計画を実現する。それはまったく新しい企業として工夫を凝らすことから始めるに違いない。彼は天文学的数字であると笑う無構想を逆に必死に警戒した。諜報機関や調査がただデスク研究で、生きている米国人そのものを知らぬといって彼は憤った。(p.100)

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2006年4月16日

panda01.gif 人生の二つの道

またまた、本からの引用なのですが(笑

 ハイエスト・ゴール
私はそれ以来、人生には二つのアプローチがあるように思うようになった。一つめはほとんどの人がとっているもので、人生への「ペイント・バイ・ナンバー・キット(番号にしたがって色を塗っていく塗り絵)」的アプローチである。このアプローチをとる人は、他人のいう事に従い、踏みならされた道を歩き、既定路線をはみ出す事が無い。やがて、上手ではあっても想像力に欠けた絵が出来上がる。二つ目は、ほとんど誰も採用しないアプローチである。何も描かれていないキャンバスに向かって、傑作を描こうとするのだ。この道は危険で、歩きにくく、あいまいな部分が多いため、創造性を要する選択に満ちている。だが、人生そのものを創造的な芸術作品にするには、この道を行くしかない。傑作を描くには、構想、始めるべき場所、指針となるコンテクストが必要となる。お仕着せのキットに書き込まれている数字や線にしたがって色を塗っていれば安心、というわけではないからだ。(p.10)
既定路線を走っている人にも2種類のタイプが居るように思うんですね。それは、既定路線から外れる方法を聞いたときに受け入れれるタイプと、受け入れれないタイプです。純粋培養されてきた人間程、既定路線以外の方法を受け入れる事が出来ないようです。

既定路線以外の方法を受け入れられない思考回路になってしまった人間が一番危ないのだと思います。でも、一番多いのは、なんやかんや言ってもこのタイプだと思います。

極端な例ですが、終戦間際の日本を見てください。あれ程、日本の敗戦色が見えていたのにも関わらず、お国のために死ぬ事は最高であると思い込み、国家総力戦の総動員に賛同しない者は牢屋にぶち込まれて当然だと思っていたのですから。たとえ、戦争に賛同しない者が正論を言っていても殆どの人は聞く耳を持たなかったのです。これ程までに、殆どの人は正論さえも受け入れれない思考回路になっているわけです・・・。

というわけで、まずは柔軟な思考回路を持つように心がけていく事が、既定路線から外れるための第一歩だと思います。(まぁ、既定路線から外れる事自体は、善でも悪でも無いし、目指しても目指さなくても良いのですが・・・)

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2006年4月14日

panda01.gif 感情は行動を支配し、行動は感情を支配する

以下の本を読み終えたので、一部を紹介・・・

人を動かすスピーチの極意 人を動かすスピーチの極意
米国の偉大な心理学者ウィルアム・ジェイムズがつぎのように書いています。
 「行動は感情に左右されるもののように思えるだろうが、実際には感情と連動して働くのであり、行動を制御することによって、感情も間接的に制御することができる。感情はその気になっても抑えられないが、行動は意思の力でどうにでもなるのだ。
 したがって、このままでは落ち込みから立ち直れないというとき、陽気になるための特効薬はにこやかに立ち上がって、もともと元気いっぱいだったようにふるまい、話して見ることだ。それでも元気がでないようなら、とりあえずは何をやってみても効果はない。
 というわけで、勇気をだすには、自分が勇敢であるような演技をすることである。つまり勇気ある行動がとれるように、意思の力を総動員して当たる。そうすれば、臆病風は収まり、勇気がわいてくる」(p.23)

感情も行動もお互いが影響しあっているわけなので、わざとでも良いからデカい態度をとると、感情がデカくなってくるというわけですね。逆に、感情がデカくなれば、行動もでかくなると・・・。

そういう意味では、秋葉系から脱したい人は秋葉系以外の服装をして、行動の仕方をちょっと変えるだけで、徐々に秋葉的感情が消えていくということなのでしょう。(別に秋葉系は秋葉系で個性的なので良いとは思いますが…)

また、目指すべき目標がある人は、その目標を達成した人の行動を真似ていれば、感情がそれについてくるという事なのでしょう。 感情がついてくると、逆に行動が身についてくるので、目標を達成する速度が早まるのでしょうね。

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2006年4月13日

panda01.gif Skype携帯は生活スタイルを変える!

Skype携帯が今年後半から来年に掛けて普及し始め、来年以降は既存の携帯電話のあり方が変わっていくように感じます。

この普及の仕方は、デジタルカメラと同じような道筋を辿る気がします。カメラの場合は、当初はデジタルカメラの方が性能が悪かったにも関わらず別の利点がありジワジワと普及していました、そして200万画素を越えたあたりから急激に普及しはじめました。

これと同じように、Skype携帯電話も最初は電池の問題、基地局の問題等で一部のマニアにしか受けないでしょうが・・・既存の携帯電話と同等の環境が整った瞬間に急激に普及していくのではないでしょうか。

イノベーションのジレンマ的発想で行くと・・・次の二つの普及段階ができると思います。

第一波は、まず家庭でSkype携帯が普及します。無線LANがある家というのは多くなっているので家電の代わりにSkype携帯を利用する人が増えてきます。しかし、基地局というインフラが整っていないので家の外では利用できず、爆発的には普及しません。

第二波は、無線LAN基地局を全国的に作り始める企業が現れ、どこでも無線LANが繋がるようになります。それによって、Skype携帯がどこでも使えるようになり、この時には爆発的にWi-Fi対応の携帯電話が普及するでしょう。

すでに、Netgear社は、無線LANに対応したSkype携帯端末を7月から販売するようです。また、モトローラも開発に入っているようです。(ただし、日本の大手メーカーは・・・(ry )

P.S.
今普及しているSkype製品は、PCに接続するタイプなので、革新的な破壊力は持たないですね。日本でもスマートフォンとしてW-ZERO3が発売されてるのですが、今のインフラの状況を考えていないので、革新的なイノベーションにはならないでしょう。

P.S.2
既存の携帯会社は、Skype携帯の破壊力を予め知っておいた方が良いと思います。携帯電話会社は強烈な価格競争に陥るでしょう。

P.S.3
ここには書かないですが、他にも破壊される市場があります。ここが何気に狙い目なのですが・・・。

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2006年4月12日

panda01.gif 学習曲線には注意する(価値と価格の乖離は常に変化する)

どうも、学習曲線を気にしていない人が多いような気がします。

学習曲線とはどういう物かというと・・・同じ事を何回もやる際に、やる回数によって変化する学習量を曲線で表したものです。

当然ですが、何事も最初の1回目が一番学ぶ量が多くなります。2回目、3回目と同じ事をやっていくと学習量が減っていきます。つまり、人間が慣れて来たことを意味します。逆に言えば、同じことを何度もやっていれば、それから学ぶべき事が減ってくる事を意味します。

何かの学習をやる際には、時間やお金を支払っています。そして、大概の場合、支払う時間やお金は同じ量です。一方で、学習量はその人の慣れ具合で変化していきます。


例えば、ある塾では、「わかるまで無料で同じ講義を受けても良い」という制度を立てていたとします。塾の講義というのは良くわからない事が良くありますので、この制度は受講生にとっては非常にありがたい制度です。

さて、この塾にカリスマ塾講師が着任したとします。カリスマ塾講師ですから授業は非常に楽しいものです。しかし、その人の教え方が上手いからといって、同じ内容の講義を何度も聞いたとしても自分自身の能力は上がりません。(カリスマ塾講師の癖とかは見抜けるようになりますが・・・) あくまでも、塾に行く目的は自分の能力の向上なのです。

したがって、その塾講師から学ぶ事が減ってきた時点で、その人の講義を聞きに行く回数を減らさなければなりません。そして、代わりの能力を伸ばすように時間(とお金)を振り分けるべきなのです。

というわけで、何かをやる際には、常にそれをやる事によって学ぶ量(価値)が払う価格よりも十分に大きいかをチェックしなければなりません。

P.S.
同じ事ばかりやれば、得られる価値と払う価格の乖離は無くなり、最後は逆転する事さえあります。これには気をつけましょう。

P.S.
以上の事は、私自身にも言えるなぁ・・・。とにかく、学習して、その知見を利用して行動して、反省して・・・学習して、その知見を利用して行動して、反省して・・・を繰り返さねば。(*^。^*)

投稿者 cazper : 00:22 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月10日

panda01.gif 投資家の視点

私は思想・柔軟な視点という部分が人間が一番持つべき能だと思っています。

さて、経済という部分に限って見渡すと・・・世の中というのは「従業員」、「経営者」、「投資家」という3つで流れが形成されています。(正確に言えば「消費者」が加わってループを形成しているのですが・・・)

この3つの立場において立場の階層はどうなっているのかといえば
「投資家」 > 「経営者」 > 「従業員」
となっています。

一方、世の中を感じる思想・視点の広さをみると、やはり
「投資家」 > 「経営者」 > 「従業員」
となっています。


ここに、IT関係の従業員がいたとしましょう。その人が何か新規事業を考えると何を提案するのかというと・・・多くの場合はIT関係となります。そして、IT関係でも自分が今までに携った領域になる事が殆どです。つまり、IT業界という狭い業界でしか物事を考えていないのです。(もしかしたら、IT業界に逆風が吹き荒れているかもしれないのに・・・・)

一方、投資家は(真の)利益成長率がある分野を見つけだそうとします。例え、IT関係に投資していたとしても、IT需要が無くなれば、投資家はIT関係から手を引きます。そして、資源需要が増えれば資源関係に投資します。もちろん、投資するだけではなく、事業を起こす事もあるわけです。つまり、需要が伸びる分野や利益成長率が大きな分野で事業を起こすか、その分野に投資を行うわけです。

これは金持ち父さんシリーズの本とも共通する部分ではあるのですが、"何故 従業員が投資家のように儲けることができないのかといえば、それは投資家の思想・視点を持っていないからに他ならないのではないでしょうか?"
金持ち父さん貧乏父さん

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2006年4月 8日

panda01.gif 無責任な提案と無責任な人

ある問題を解決するためのアイデアには、良いアイデアと無責任なアイデアがあります。無責任なアイデアとは、明らかに実現不可能なアイデアの事を指します。

例えば、プロペラ機で高高度を飛ぶためには、プロペラを早く回す必要があるわけです。だからといって、もの凄く早く回せば高高度を飛べるのかというと・・・物理的な制約で難しくなるわけです。つまり、高高度を飛ぶためにプロペラをもの凄く早く回せば良いというアイデアは実現不可能なわけです。

しかし悲しいことに実現不可能なアイデアを出す人に限って 「出来ないというのではなく、何が出来るのかを考えよ」と、どこかの教科書に書いてあるような事を直ぐに言い放ちます。 

そもそも、何かを提案する際には、それによって何が解決できるのか、何が難しい点なのかを自分なりにリストアップした上で、難しい点を回避することができるかどうかを自分で予め考える必要があります。

なぜならば、ある一つの問題点を解決する方法は、別の問題を生み出す場合が殆どだからです。例えば、昔メガネのレンズにはガラスが利用されていました。割れると危険を回避するためにプラスチックが提案されたわけです。しかし、プラスチックはガラスよりも分厚くなる可能性もある上に、傷つきやすいという問題点が生じます。(今では、プラスチック固有の問題を解決する手段が講じられています)

残念な事に、殆どの人は、ある一つの問題を解決するためのアイデアを言うだけで、そのアイデアが引き起こす副次的な問題までは考えません。 その証拠に、何かアイデアを言った人に対して「あなたが実行者だとしたら、そのアイデアを実現するために、具体的にどういう手段を講じますか?」と質問してみてください、無責任な人に限って「それを考えるのがおまえの役割だ」とか「これは一つのアイデアに過ぎない」と言うはずです。

何かをやろうとした場合に、それに伴うリスクやリスク回避手段を考えないで提案をする事ほど無責任な事はありません。 そうならないためにも、アイデアを提案する際には、無責任なアイデアにならないように、副次的に発生する問題を予め考えなければならないと思います。

P.S
事業計画書を作成するときでさえ、立ち上げようとする事業が引き起こす問題点をリストアップして明示する必要がありますよね。

P.S.
こういう無責任なアイデアを提案する人が上に立つ組織ほど悲惨な事はないですね。何せ、無責任な人が責任を負うべき立場になっているわけですから・・・。(案外多いと思いますが・・・)

投稿者 cazper : 00:14 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月 6日

panda01.gif 重要なものから先に学ぶ

第8の習慣 第8の習慣(スティーブン・R・コヴィー 著)
スティーブン・コビー氏の本を借りていたので、昨日本に付属のDVDを見てました。

その中で印象的だったのが、バケツの話。

どういう内容かというと、
「予め半分以上ペレットが入っているバケツに、複数の石を詰めていくとバケツから溢れるのに・・・最初バケツに石を詰め込んでからペレットを入れると、バケツから溢れずに入れられる」とのこと。

このパフォーマンスは、最初に無駄な事をやってしまうと、大事なことが出来なくなるよ~と言っているわけです。

日々の生活で追われてしまうと、自分が本来重要だと思っている事がやれなくなるわけです。(もっとも、自分が本来やりたい事が見えていない人の方が多いわけですが・・・) バランスは大事ですが、重要な事は先にやらなければならないのでしょう。

これは株式投資にもあてはまります。最初に企業の価値算定手法を学び、次に四季報なり有価証券報告書なり日々の株価なりをチェックすれば良いのですが、この順番を逆にするとデイトレーダーのように日々株価に追われるだけになってしまいます。

というわけで、目標を達成するのに重要なものから先に学ぶことが重要だと思うわけです。

P.S.
これは、あらゆる事に関する「学び」に共通すると思います。まず、目標を定め、定めた目標を達成するに重要なことを先に学ぶ姿勢をもたなければならないのではないでしょうか?(以上は、自分に対しての言い聞かせなんですが・・・(笑)

投稿者 cazper : 06:12 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月 5日

panda01.gif 人を育てる視点

どうも、世の中を見渡すと、勉強は大学までで、働くのが会社というような雰囲気の人が見受けられます。もちろん、会社に入ったら入ったで勉強することはありますが、それで十分かというと十分ではないでしょう。(つまり、必要な勉強はしていても、十分な勉強をしてないわけです。)

そういう心構えの人が支配した組織に、希望に燃える新社会人が入ると・・・殆どの人は数年で入社時に持っていた熱意が失われます。そして、次のように言うのです。「世の中ってこんなものさ・・・」

でも、そういってしまったら終わりだと思うのです。「(今の)世の中ってこんなものさ・・・だからこそ、○○していこう」という風に思い行動しないといけないわけです。

そのためには、まず、自分の能力を常に高めないといけないと思います。それは、今いる組織だけで通用する能力ではなく、様々な組織や世界でも通用する能力も同時に高めていかなければならないと思うわけです。

そして、自分を高めると同時に、自分の周りにいる人を育てる視点を常に持たなければならないと思います。たとえば、何かをやらせるのならば、それによって相手がどのような能力が育つのかを考えてあげて、更に、一つの組織という枠だけで必要な能力だけではなく、どのような場面でも必要となる能力を育ててあげなければならないと思います。

必ずyes!と言わせる事業企画書のつくり方 必ずyes!と言わせる事業企画書のつくり方
目標の設定を、評価や処遇に結び付けている企業は確かに多いが、一方で、組織や個人の能力開発を考慮することなく目標設定がおこなわれていることも非常に多い。能力開発や教育の観点が抜けていると、会社のためだけの目標管理であり、個人の成長のためという部分が欠落してしまう。そうなると、個々人からすると目標はノルマとして受け取られ、やらされ感を強く感じてしまうことになりやすい。必ず、「能力開発/教育」という観点も含めて連動させて考えてほしい。これはベンチャー企業に特にいえることだ。優秀な人材を惹きつけ。キープしなければならないのだ。(p.233)


P.S.
他人に教えるために自分が学ぶと・・・自分が一番勉強しなければならず、結局自分のためになったりするんですよね・・・。

P.S.2
人を育てる視点を持たない人が組織の上に立つと、抑圧的な行動しかとれない気がしますね~

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年4月 1日

panda01.gif 精神世界のゆらぎ

宇宙はゆらぎで発生したと言われているわけですが・・・どうも精神世界にも揺らぎというのが存在しているように感じます。

つまり、精神世界に揺らぎがあることで物質世界に何らかの風が吹いていると感じるわけです。

というのも、私は複数人のBlogをRSS登録しているわけですが、ある種の人は突然更新が遅くなり、ある時になるととたんに書く量が多くなっています。特に、個人の感情が含まれるBlogの更新にこの傾向が見受けられます。

雑感を書くには、何らかの思い付きが無ければかけないわけです。この思い付きに精神世界のゆらぎが関わっているような気がしてなりません。

ちなみに、私とシンクロしてるなーと感じる人とはBlogの更新スピードが同期してる気がするんです・・・。

自分の思い込みなのか・・・本当に精神世界にゆらぎがあるのか・・・それは神のみぞ知るって事なんですかね。(^_^;)

投稿者 cazper : 23:59 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月30日

panda01.gif 流れる水は腐らない (流水不腐,户枢不蠹)

「流れる水は腐らない」という諺があります。

川の水が腐らないのは、常に流れているからです。この諺はかなり深くて、大体世の中あてはまります。

●経済
景気が良し悪しは、お金の流れの良し悪しです。経済を活性化させるにはお金の流れを常に良くしてあげる必要があります。

日本がデフレ気味になったときに、日銀が量的緩和策とゼロ金利政策で世に出回るお金の流通量を増やそうと努力した事はまさしくお金の流れを回復させるために行ったわけです。

ただし、日銀が行った行為は川の水の流れが悪くなってきたときに、他人から水を借りてきて上流から流したようなものですので、借りてきた水は将来返さなければならなくなります。借りを返すために川の水を汲み上げれば、川の水は流れが悪くなります。今後は、川の流れを悪くしないように借りを返すにはどうしたらよいのかを政府や日銀が考えていくことになるのでしょう。


●個人マネー
大半の人は、お金を欲します。例え、お金をそんなに欲しないと口に言っている人であれ、自分自身が関わる仕事をするためにお金を欲していますし、最低限の生活をするのにもお金を欲します。

しかし、お金を貯めようとする人は…お金が貯まらない…という矛盾が存在しているようにも思います。(ここで注意していただきたいのは、お金=現金という意味です)

何故でしょうか…そもそもお金を貯める目的とは生活を豊かにしたいからです。ここで間違えてはいけないのは、「生活を豊かにしたい」という目的が「お金を貯める」という行為で実現できるのか?という事です。豊かにするには使わなければならないのは明らかです。

お金とはある種の活動エネルギーなわけです。エネルギーとは活用してこそ意義があります。エネルギーを活用せずに溜めるだけならば、地下に眠る石油を放置しているのと変りません。石油は掘り出して使うからこそ意味のあるエネルギーとなるわけです。

(お金を増やし)生活を豊かにするのであれば、お金を貯めようと考えるのではなく、お金を如何に有効に活用しようかと考えていかなければならないと思うわけです。


●個人
ある分野で成長をやめた時点で、人は(その分野で)腐り始めます。例えば、外国語を語学学校で勉強した人がいるとします。しかし、それを使わなくなった時点で外国語能力は腐り始めるわけです。

もちろん、人間は多次元の能力を持っているので一つの能力が腐ったところで何ら問題はありません。しかし・・・日々の安定にどっぷりつかると・・・全能力が腐り始める事があるんですね。

そうならないように、日々何一つでも学びを積み重ねていかなければならないと思いますねぇ。

投稿者 cazper : 06:29 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月29日

panda01.gif 今ではなくて次を読む

人々は、流行に流されやすいわけです。これは人間の性ですよね。

ファッションを見ていてもそうですが、自分で最新のファッションだと思い込んでいる人がいたとしても・・・大半の人は店舗でのディスプレーや雑誌の影響を受けているわけです。ファッションの世界で次の流行を作り出す人というのは一握り程の人しかいないわけです。

つまり、自分は時代の先端を行っていると思っていても、実は皆と同じことをやっている事というのが殆どだったりします。

この現象は株式の世界でも同じです。殆どの人は、株価が上がり始めたら動くのです。そして、彼らは自分こそは株価上昇を先取りして買っていると思い込んでいるわけです・・・。そのために、いつの間にやら高値で株を買ってしまい、大損してしまう人が出てしまうのです。

それを避けるためにはどうしたらよいか?

それは、今流行っている事を見るのではなくて、その流行によって次に何が起きるのかを読むようにする事だと思うのです。

例えば、中国では自動車の需要が急速に伸びており、自動車会社、自動車関連部品会社が売上を伸ばしています。しかし、莫大な車需要の次に来るのは何かといえば、車のアフターパーツやメンテナンスや中古車販売なわけです。

それならば、自動車会社の株を買うのではなくて、アフターパーツやメンテナンスの会社を見つけて買うべきなのです。(←実際、もう市場は折込できましたけど)

中国自動車産業に関して更に言えば、自動車が足として広がる時代はファミリーカーが普及するのですが…皆が同じような車を持ち始めると・・・当然ながら高級な外車が多く売れ始めます。それに関連する企業は○○だったりするわけです。

こういう風に、今注目を浴びている分野ではなくて、この分野によって作られる次の分野を先読みしていく事が重要だと思います。

P.S.
将棋でもそうですが、長期的な未来展望を予測する力を付ける事は重要になってきます。一方で・・・ウォーレン・バフェットも言っていますが、長期的な展望が分かりやすい企業に投資していく事の方がもっと重要なのでしょうね。

投稿者 cazper : 08:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月27日

panda01.gif 日陰の分野の技術開発を行う

思わず帰宅途中で買ったわけですが・・・以下のような事が書いてありました。

使える弁証法 使える弁証法(田坂広志 著)
「螺旋的発展」において、何が「復活」してくるのかを、読む
「合理化」と「効率化」の中で「何が消えていったのか」を読む、
「その段階」で、それが「なぜ消えていったのか」を、考える。
「新しい技術や方法」で、どうすれば「復活」できるのかを、考える。(p.87)

産業には流行り廃りがあるわけですが、大体世の中で主流の産業に皆が突っ走っていきます。

「鉄は国家なり」の時代には大学では金属工学の希望者が増え、紡績産業が右肩上がりの時代には、紡績学科への希望者が増え、エネルギー不足の時代には原子力学科への志望者が増えました。

しかし、陽の当たる産業はいずれは斜陽産業になります。そして、斜陽産業になると急に人々は行かなくなります。

でも斜陽産業から生まれた新たな技術って結構強烈だったりするんですよね。

鉄鋼産業から生まれた金融ソリューションサービスが生まれていますし、紡績産業ではクラレが医療分野では欠かせない中空糸を作ったり、アスベストに変わる建材として注目を浴びているビニロンを製造しています。

つまり、斜陽産業になっても既存技術を転用して新たな領域を開拓した企業が生き残りつづけるわけです。(逆に言えば、斜陽産業になっても既存分野にとどまった企業は衰退してます。)

それでは、技術者や研究者が比較的大きなブレークスルーを狙うならどの分野を狙うべきかといえば・・・まさしく現在日陰になっている分野なのだと思います。

あ、でも間違えちゃいけないのが・・・日陰産業の分野そのものの技術開発を行おうとしても無駄なわけで・・・日陰産業を陽のあたるように復活するために必要な技術はどれなのかを考え抜く事が重要なのだと思いますね。

投稿者 cazper : 12:02 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月22日

panda01.gif 個体差を強調する(気の)流れ・・・

昨今まではデフレの風が吹いてたため、多くの人が低価格路線に走り、他人と同一の品でも所有することに甘んじていました。

しかし、人は他人から影響されるけど、他人とはちょっと違う味を出したいと思う生き物です。そのためデフレが長引くと、他人と同じ品を所有する事に飽き飽きしてきました。

そして一部で景気が良くなる兆候が現れると、節約路線を転換し、高くても良いから他人とは違う品を所有したくなっている風潮がそこかしこに見受けられるようになりました。(ただし、バブル期のように高級なブランド志向にはならないようです。)

それじゃ、どのような志向になっているのかというと、オリジナル志向になっているのだと思います。そのため、セレクトショップ等のオリジナリティがある店に陽が当たっているように思います。当然の事ですが、既存のブランドショップもこの流れに乗らなければならず、より多品種の品揃えを行ってきているように感じます。

--------------------
P.S.
まぁ、それに伴い、物の価格は徐々に上昇してくんだと思うんですけどね。(ただ・・・この流れがどれくらい続くのかはよく分かりませんねぇ)

P.S.2
最近BOBOS族(ボボス族)が日本で増えてきているのも、上に記した風の流れの変化によるものだと思います。

P.S.3
高島屋等の百貨店で、今年風変わりな色のビジネススーツが売れているのも、上に記した風の流れの変化によるものだと思います。

P.S.4
これはある種、気の流れの変化でもあるので、社会構造にも何らかの変化が起きると感じます。(極論を言えば、旧態で頑固な人・環境程、淘汰されるリスクが増しているような気がします・・・)

P.S.5
均一な品で低価格路線のショップには、特に逆風が吹きますね。その流れを受けてか、100円ショップでさえ、200円、300円の品を用意するようになってきてますし。

投稿者 cazper : 01:49 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月20日

panda01.gif キャッシュフローで考える生活

先日は、「財務諸表で考える生活」と題して、貸借対照表を利用した私生活と企業の考え方の違いを書き、金銭的な観点から見れば企業と同じ行動をとらなければならない事を書いたのですが、今日は、キャッシュフローの観点から私生活において必要だと思う考え方を書いてみたいと思います。

キャッシュフローには、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローがあります。夫々を具体的に書き下すと次のようになります。

●営業キャッシュフロー:商品やサービスの販売といった営業活動から稼ぎ出した現金。値がマイナスであれば問題あり。

●投資キャッシュフロー:固定資産の取得・売却、有価証券の取得・売却等。工場や店舗を建てるなど、将来の利益を生み出すための投資を行うため通常はマイナス。

●財務キャッシュフロー:借入金や社債の発行等でお金を得るとプラス。逆に借金の返済などを行った場合はマイナスとなる。(引用元)

私生活においては次の定義になるかと思います。

●営業キャッシュフロー…賃労働収入と生活に最低限必要な費用と娯楽費
●投資キャッシュフロー…(趣味レベルでは無い)自己への投資、不動産投資、金融資産への投資、その他将来の形成に必要な費用
●財務キャッシュフロー…消費者ローン、住宅ローン、財産贈与・相続等

企業は(営業キャッシュフロー)と(投資キャッシュフロー)を合わせた額をプラスにしていく事が、ある種の使命です。何故ならば、これがマイナスになってしまうと、いずれは銀行から借入れをしたり、増資しなければならないからです。

この使命は、私生活でも同様です。営業キャッシュフローと投資キャッシュフローを合わせてプラスにしていかなければなりません。

営業キャッシュフローを増やすには、まず、賃労働収入を大幅に大きくしていくしか方法はありません。これには、良い職を探すか、自分で起業して良いビジネスを構築する必要があります。

そして、営業キャッシュフローを減らさないようにするには、生活費と娯楽費を節約しなければなりません。ただ、娯楽費というのは曲者で、お金だけを考えれば必要ないのだけど、人生を豊かにするには絶対に必要なわけです。ただ、このバランスが難しいように思います。

給与の中から生活に必要な費用を引いた額の殆どを娯楽費に回すと、当然ながら投資キャッシュフローに回らないので、その人自身は自分自身では成長しませんし、増やす資産そのものが存在しなくなります。

それじゃ、給与の中から生活費を引いた額以上を娯楽費に回すと…「どうする~アイフル~」「あぁーっとその時、@ローン」という世界に突入します。所謂、借金生活なわけです。 でも、これってバカには出来なくて、例えば住宅ローンを大量にして、マンションを購入しても借金生活に突入します。世の中には消費者ローンでヒーヒー言っている人だけではなく、住宅ローンでもヒーヒー言っている人も多数居るわけです。住宅購入費も身の丈以上の額になれば、娯楽費みたいなものになります。
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それじゃ、娯楽費をどの程度に抑えればよいのでしょうか…。色々な文献を読んでいると、それは、全収入の10%程度が妥当だそうです。

非常識な成功法則 非常識な成功法則
 それじゃ「お金を使っちゃいけないのか」ということになる。
 実は、余った分だけ使えばいいのだ。
 これは、「マルサの女」という伊丹十三監督の映画をみるとよくわかる。脱税犯を追う査察官の女性を描いた素晴らしい作品だが、その映画の中で脱税犯が、お金を貯めるコツを告白する場面がある。
 「ボタボタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水をためているとする。喉が渇いたからって、まだ半分しかたまってないのに飲んじゃうだろ? これは最低。なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃだめだよ。いっぱいになって、溢れて、垂れてくるやつを舐めて、ガマンするの」
 これは金持ち哲学を凝縮した、名セリフだ。
 小川の水を、小さじ一杯で掬うぐらいだったら、影響は無い。ところが、それをバケツ一杯汲むとどうなるか?流れが変わる。その後、元に戻すのはむずかしい。
 ベンツを買っても、家を建てるのもいいんだが、ローンの支払額が、流れの趨勢に影響を与えない程度に抑えておく。
 つまり「ランチェスターの法則」を考えれば、収入の11%以下であれば、さほど問題はないのだが、それ以上だと、今度は、全体の流れを変えてしまって、取り返しがつかないことになるリスクがある、ということだ。
 つまり、贅沢がいけないわけではないんだ。お金の流れを変えるほど自制心無くて贅沢をすることは、お金に嫌われますよということだ。(pp.201-202)


P.S.
ちなみに、自己への投資以外の金融資産等への投資額はどの程度が妥当かというと…収入の25%のようです。

P.S.2
ここに書いたのは一つの考え方です。

投稿者 cazper : 22:17 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月17日

panda01.gif 財務諸表で考える生活

財務諸表といえば企業の内容を見るのに使います。

■殆どの企業の財務諸表は以下の通りです。

企業というのは、資産全部を利用して利益を創出し、資本を増やしていく事が使命となっています。

資産には流動資産、有形固定資産、無体財産があります。これらの資産は資産自身を減らす作用もあれば、増やす作用もあります。例えば、固定資産である土地は保有しているだけならば維持費が掛かります。しかし、マンションを建てて貸せば賃料が入るようになります。また、特許というのも、持っているだけならば維持費が掛かるだけですが、ライセンスしたりすれば収益を得られるようになります。

したがって、経営者は資産を有効利用して資産を増やして、資本を膨らませようとマネジメントしなければなりません。


■対して、多くの個人資産を財務諸表で表すと以下の通りになります。

殆どの人は、資産の一部である「時間と知識と体力」だけを利用して利益(キャッシュ)を創出し、自分自身の資本を増やそうとします。

つまり、殆どの企業は資産全部を利用して利益を創出するのに対し、殆どの人は個人資産の一部しか利用しないで利益を創出しようとしてるわけです。これこそが、企業と個人の収益力の差となります。

それでは、企業並みの収益力を個人が持つためにはどうしたらよいのでしょうか?・・・それは、個人が持つ資産全部を利用して利益を創出しようとすれば良いのだと思います。答えは単純なわけですね。


P.S.
この考え方って結構単純な考え方なのだけど、この考えを心の底で理解して行動に移すのが一番難しい部分なんだろうなぁと感じます。もっとも、この考え方を持つ必要性は無いのですけどね♪

P.S.2
新築マンションを住宅ローンで購入したとすると、財務諸表は大概↓のようになります。

つまり・・・企業財務でいう債務超過ですね。まぁ、債務超過でもキャッシュフローがプラスであれば問題は無いっちゃぁ無いのですが・・・

投稿者 cazper : 02:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月14日

panda01.gif 良いシステムに投資する

投資を考える上で、良い商品を作る企業と良いシステムを作る企業があったとしたら、どちらに投資すべきなのでしょうか。

それは、良いシステムを作る企業だと思います。

ここで言うシステムとは、コンピューターシステムのような売る商品としてのシステムではなく、販売システム、製造システム、流通システム等といった良い商流を創り出すためのシステムを指します。

T型フォードが普及したのは、供給が需要に追いつかない時期に、流れ作業による製造システムを構築したからです。そして、近年に入りTOYOTAが勝ち組みに入ったのは、日本の為替が強くなって輸出業に不利になってきた時代に、製造コスト・在庫コストを低減させるJIT等の製造システムを構築したからです。

対して、良い商品を作る企業は、確かにその時代にあった商品を作っていて注目を浴びているのかもしれません。しかし、時代が進んでも、その商品が売れ続けているとは限らないわけです。そして、悲しいことに、良い商品を作った企業の中には、時代の波に乗り遅れて、大量の在庫を抱えて経営が苦しくなってしまった企業が少なからずあるわけです。

ちなみに、良い商品を作りつづけてるとするならば、それは、良い商品を作るシステムを持っている企業なわけです。というわけで、ある時点で良い商品を作る企業よりも、ある時点で良いシステムを創り・保有する企業に投資した方が良いと思うんですよね~。


P.S.
企業で商品企画をする方ならば、新商品を作ろうとするのではなく、新たな商流(システム)が生まれる商品を作るようにするべきではないでしょうか?

投稿者 cazper : 07:02 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月13日

panda01.gif お金のケチはお金に嫌われる

人間の見分け方 人間の見分け方 (谷沢永一著)
 「ケチと臆病は生まれつきなので直らない」
 これは私が間違い無いと考える言葉である。
 まず、ケチというのは、今の瞬間だけに生きている。いま何かを出費することが嫌だということだから、未来がない。動物と一緒なのである。そうすることによって、自分がどう思われるかという未来測定がない。ということは、情というものが冷えている。(p.101)


浪費家の正反対にいるのは、ケチです。ケチというのは、お金を貯めるし、慎ましやかに生きているので浪費家よりはマシのようにも思えます。これは「お金」という側面から見たときの話です。「人生の楽しさ」という側面からみれば浪費家の方がマシな生き方をしています。

それじゃ、ある種の「人生の楽しさ」を犠牲にしてる分だけ、ケチは「お金」に関して有利に生きてるのか? と言えるかというと・・そうでも無いんですよね。

ケチというのは、(色の無い)お金にコダワルあまり、(色のある)自分の周りの環境を良くしていくという姿勢が無いわけです。ケチを続けていると確かに自分だけは、お金という面では恵まれるのですが、自分の周りの環境が盛り上がっていないので、いつまでたっても孤高に生きていかなければなりません。孤高という事は、お金を生むチャンスが来る確率も減ってしまうという事になります。

したがって、ケチは長期的に見ると、お金にも嫌われてしまうように思うわけです。


P.S.
お金のケチだけではなくて、情報のケチというのも世の中にはいます。情報のケチというのも、最終的には巡り巡って、情報に嫌われるように思います。

P.S.2
ケチではなく、節約の精神は必要だとは思います。ただ、目の前にチャンスが来たときには、節約したお金を投ずるという姿勢が無ければ、ただの節約好きで終わってしまうと思います。

P.S.3
そういや、大学時代に私に面と向かって「○○は、ライバルだから、過去問見せてやら無い」と言ってきた人が居たなぁ…(笑 逆に、一つの過去問を手に入れて他人に提供して、わらしべ長者的に過去問を集めてた人も居たなぁ。(わらしべ長者的に過去問を集めてた人は、学科内で主席の次の順位をとってたなぁ。これは、これで問題だと思うけど(笑 )

投稿者 cazper : 06:53 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月12日

panda01.gif 声優は今後活躍する場が増えるのでは?

R25を読んでいたら、「萌え声ポッドキャストでニュースが身近になる」と書いてあるじゃないですか。

てことで早速、毎日新聞ポッドキャスティングサイトを覗いてみました。

ん、これ、普通に流行る予感。

「ニュースは無機質な音声で流さなければいけない」という従来の考え方はおかしいわけで、本来ならば無機質な音声が好きな人もいれば、感情のこもった音声が好きな人もいるものなんですよね。

したがって、ワンセグ放送やポッドキャスティングが流行する時代には、声優の活躍する場がアニメ以外の分野にも増えるのではないかと思います。

ついに、コンテンツサイドに主導権が来る時代が目の前まで来てますね。ライツビジネスを考えるなら早めにライツを保有・作成する体勢を整える必要があると思います。

投稿者 cazper : 10:00 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月11日

panda01.gif 手遅れになる前に行動する

人間の行動を見ていると、「手遅れになる前に行動する」って事をしないようなんですよね。(人間に限らず、動物一般なんだろうけども・・・)

でも、中には勘の良い人もいます。

山一證券の倒産の時には、倒産する5年前とかに会社の行く末を案じて別会社に転進し、今では様々に活躍してる人が居るようです。でも、これは稀な話で、倒産した日でも「私には分かりません」としか言え無い人の方が殆どなわけです。

良くインサイダー情報を得られる分だけ、内部の人の方が会社の実態を良く分かっているのではないかと錯覚してしまいますが・・・、現実は逆で、内部の殆どの人は会社の実態を分かっていないんですね。

経営参謀の発想法 経営参謀の発想法
組織は、その中から見る限り、
①組織をとりまく環境と組織自体の体質の変化に気がつきにくい
②変化に気が付いても、組織自体が一つの制度であるために内部からでは対応が難しい
という宿命的な課題を抱えている。したがって、組織の変革は常識に後手後手に回りやすく、よほど先のことを考えて先手を打ったつもりでも、実行のある施策を打つタイミングが遅れがちであることを認識しておかなければならない。

内部の人が自分の所属する組織の実態、自分をとりまく環境を認識していない以上、その人に何を言っても動かないもんなんです。例えば、傾いてきた会社において、誰かが「今までの社内システムが悪いから、○○のように変えていきましょう」と提案したとします。でも、殆どの人間は「そんな事よりも、目の前の仕事が忙しい」と言ってくるわけです。(例え、目の前の仕事が非効率で儲かる仕事でも無いのにもかかわらず・・・)

それじゃ、気づいた人はどうするか? それは、手遅れになる前に行動するしか無いわけです。 組織が駄目なら、手遅れになる前に改善しようと行動を起こす。そして、どう努力しても駄目なら逃げる。押すにしろ引くにしろ早めに行動しないとあかんと思うわけです。


P.S.
日本の人は、退却撤退退去撤収を善しとしない風潮があるので犠牲が増える傾向にあるのが気になりますが・・・。

P.S.2
組織についての話を書きましたが、原理・真理はセンシングの分野で言うロックイン検出と同じなんですよね。

投稿者 cazper : 11:34 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月10日

panda01.gif そこそこの価格で妥協する

消費者は商品をより安く買えないかと常に考えています。しかし、この考えこそが時々悪さをする事があります。

例えば、市場に出かけたとします。ある安売り店で大根が100円で売っています。市場にはもう一軒有名な安売り店があります。そこでは、もしかしたら大根が95円で売っているかもしれません。しかし、そのお店は今居る場所から大分歩かなければなりません。

価格だけを気にする人は、たった5円の差額のために値段を確認しに行くでしょう。(確認しに行くのに5円以上の労力が必要にもかかわらず… そして、確認した結果105円で大根が売られているかもしれないのに…) 一方、自分の時間にも価値を認めている人は、高々5円のために遠くにあるお店まで値段を確認しに行かないでしょう。


株式用語には「鯛焼きの頭と尻尾はくれてやれ」という言葉があります。
タイヤキのしっぽはマーケットにくれてやる! タイヤキのしっぽはマーケットにくれてやる(藤巻健史 著)
これは、「株を買うのに底値で買おうと待ち構えていると、買う前に株価が上がってしまい折角のチャンスを逃してしまいますよ」と、言っているわけです。

つまり、価格のちょっとした多少に拘ると、決断や行動が遅くなり、結果的に(金銭以外の部分も含めて)損失をこうむる可能性があるという事なのです。

というわけで、何かを購入する場合には、そこそこの値段だったら購入する心構えを持つ事が大切だと思います。


P.S.
この考え方は、消費だろうが投資だろうが、「売買」という行為をする際には必要な考え方でしょう。

投稿者 cazper : 06:00 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2006年3月 9日

panda01.gif 消費と反対のポジションを取る

日銀がついに、量的緩和を解除したようです。これにより、市中に多めに出回っていた資金が徐々に減っていきますね。

今までが異常な状態だったわけですから、これから正常になっていくと言いたいところなのですが、正常にはならないでしょう。というのも、世の中は振り子と同じような動きをするはずなので、異常な状態が長く続けば、その反動は必ず未来に表れるわけです。

まぁ、こんな事はどうでもいいんですけども、今日市場が注目したのは日銀が公定歩合を今後どうしようとしているのかです。金利が上がれば借入金の多い企業は利益が吹っ飛んでしまいます。そんなわけで、多くの企業は公定歩合の上昇を嫌います。

ニュースを聞く限りでは、当面はゼロ金利政策を続けるようですね。

しかし、「量的緩和解除」の次に来るのは「ゼロ金利政策撤回」です。このため、本格的な金利上昇が起こる前に、長期固定金利で住宅ローンを組んで家を買おうとする人が増えてきているようです。

この行為は大変合理的です。しかし、住宅購入を急ぐ必要がないのならば、より合理的な行動があります。それは、今後の政策転換によって(出来るだけ永続的に)消費が多くなる企業に投資をする事です。

ゼロ金利政策が転換されれば、それを見込んで住宅購入が増えるわけです。そうすれば、不動産業者に資金が流れます。また、住宅ローンの需要が増えるので、銀行やローン会社にも資金が流れます。更に、住宅購入者が増えれば土地価格の上昇が見込まれるようになりますので、都内一等地をポートフォリオに持つREITの上昇が見込めます。

(↑当然ながら、既に株価には殆ど織り込まれています。)

したがって、政策転換が行われる時には、それに対応する形で消費者として行動するよりも、消費が行われる場所に投資していくことの方が、より合理的な行動となるのではないでしょうか?

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2006年3月 8日

panda01.gif よりグローバルな基準を持つ

60分間・企業ダントツ化プロジェクト 60分間・企業ダントツ化プロジェクト
 茹で上がるカエルの話は聞いたことがあるだろう。鍋のなかにカエルを入れておく。そして、徐々にゆっくりと火をかけていくのである。すると、ある一定の温度で飛び出すかといえば、そうではない、なんと茹で上がってしまうのである。
 これが本当の話かどうかはわからないが、要するに、ぬるま湯の中にいると、幸せだから何の行動もしないまま死んでしまうのである。

殆どの人間は、幾ら自らの置かれた状況が変わってきていると言われても行動を変えません。

例えば、「インフレになってきているし、金利上昇が見えてきている」という記事が毎日のように新聞で見受けられるようになっていても、殆どの人は対策を取りません。むしろ、気付いていませんし、気付いたとしても他人事だと思っています。

何故ならば、殆どの人は、自分の周りの人を見て安心を得ているからです。しかし、その安心の基準は、自分の周りの人、自分の周りの環境だったりします。

ここで以下の文を紹介します。

 美輪さんの「人生ノート」には「人間保護色論」ってのがあって、「人間もカメレオンとかと同じ保護色の動物で、自分の周囲の雰囲気に染まるもの。だから、例えば銀行員の人なら、どんな服装をしていて「銀行員っぽ~い雰囲気が漂うものである。」みたいなことが書いてありました。(参照

つまり、自分の安心の基準なんていうのは、ローカルな相対基準でしかないのです。したがって、ローカルな基準で生きているという自覚が無いと、「ローカルの基準がグローバルな基準で見ると危険な状態」になっていても、安心して生きてしまいます…。

こうならないためにも、よりグローバルな基準を持てるように、立場の違う人に会い、良い本を読むといった行動をとるようにしていかなければならないと思います。

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2006年3月 7日

panda01.gif 目に見えない物を利用する

突然ですが、一つ質問します。

「あなたは砂漠の集落に住まなければならなくなりました。今居るテントから1km先にオアシスがあります。テントの中にはバケツがあります。水は毎日取りに行かなければなりません。さて、どのようにして"効率的"に水を取りに行きますか?」

大抵の人は、バケツを利用して1km先に水を取りに行こうとします。答えとしては間違いではありません。しかし、生活必需品である水をバケツで取りに行っていたら、水を欲する分だけ労力が掛かる事になります。

一方、ある人は次のように考えるわけです、「他人にお金を払って水を取りに行かせて、その水を他の人に高値で売り、その利益で水を得よう」と…。水を取りに行く人は水を取るだけに集中する事になります。この仕組みを考えた人は、水を欲する人に水を売ることに集中するようになります。 つまり、上記の手法よりも分業化が進んで効率的になっているわけです。

さらに、ある人は次のように考えるわけです、「オアシスから集落までパイプラインを引こう!そのために必要な資金を集めよう。パイプラインの利用者からお金を頂き、そのお金で借金を返済しよう」と…。これは、一度パイプラインを引いてしまえば人件費が掛からないという点で上記二つの手法に比べると より効率的に水を取ることができます。


殆どの人は何かを解決しようとするときに「身の回りにある物を利用しようとしか考えない」のに対し、効率的な手法を考える人達は「目的を達するために必要な物ならば、目に見えない物や身の回りに無い物さえも最大限活用しようと考えている」のです。現代で言うならば、前者の考え方が従業員的な考え方で、後者の考え方が経営者的な考え方と言えるのでしょうね。


P.S.
ちなみに、投資家という立場になると、「オアシスから集落にパイプラインを引くという事業」と「砂漠で油田を掘り当てる事業」のどちらが投資対費用効果があるのか? という考え方になるのでしょうね。

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2006年3月 6日

panda01.gif わからない商品は作らない!

60分間・企業ダントツ化プロジェクト 60分間・企業ダントツ化プロジェクト
多くの人の商品選択基準はこうだ。
「知り合いから、いい商品を紹介されまして・・・・」
「話を聞いているうちに、これは素晴らしい商品だと思って・・・・」
「品質が抜群なんです・・・・」
「とにかく一度、使ってみればわかるんです・・・・」

以上の選択基準が、下りエスカレーターに乗り込むための秘訣である。(我々は上りエスカレーターに乗らなければならない)
あなたは、これがいかに致命的かわかったかな?
どんなに品質が素晴らしくても、伝わらなければ売れないのである。売れる商品がいい商品であって、売れない商品は悪い商品なのだ。
一度使ってみればわかる商品は、逆に言えば、使ってみるまではわからない商品なのである。顧客に使ってもらうためにコストがかかるのだ。
このような商品選択基準を持っている人は不幸である。なぜならツキのない商品を販売している人は、ツキのない人とつきあうことになる。すると、そのツキのない人もまた、ツキのない商品を扱っている。ツキのない人がツキのない人とつきあい、ツキのない商品をお互い融通し合う。
このような近親相姦的な関係に陥り、バカが輪をかけてバカになっていくのである。
まったく哀れだ。(p108)

以上は商社や卸や小売での話だが、製造業にも同様の事が当てはまる。

営業:「客先から、このような商品を作れないかとの提案を受けまして」
本部長:「それって、本当に売れるの?客先にもう少しヒヤリングしましょう」
開発:「客先にマーケティングしにいくにしても、とにかく試作機を作らなければ」
本部長:「そうか、それじゃ、まず、試作機を作るか~」

これこそがメーカーの不幸でしょう。試作機を作らなければ価値を実感できない商品は、逆に言えば、試作機を使ってもらうまではわからない商品なのである。

試作機を作るには、人件費だけではなく、資材購入費や製作加工費が掛かるのだ。もし、試作機を作成してからマーケティングをして(多数の)お客のニーズに合わなかった場合には、試作機を製作したコストが全部無駄になるのだ。したがって、メーカーの場合は物品を試作する前に、客先の反応を見るべきである。


P.S.
一方でソフトウェア系業界であれば、試作コストを考えてマーケティング結果を待つよりも短時間に多数の試作ソフトを作って客の反応を見た方が有利に働く事もある。これこそが、WEB2.0の概念だと思うなぁ。

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2006年3月 2日

panda01.gif 元本を減らさない

劇作家、小説家、科学者、哲学者、政治家でもあるゲーテが、「複式簿記は人類最大の発明だ」と言ったそうです。この複式簿記の"考え方"というのは非常に重要な考え方だと思います。

複式簿記の考え方を簡単な例で示すと、AさんがBさんから商品を買ったとすれば、「Aさんの資産からお金が減りますが、商品が資産として計上されます。」 一方、「Bさんの資産からは商品が減り、お金が資産として計上されます」

つまり、複式簿記の考えを用いると、何かを買ったり売ったりする行為は資産の(価値)交換でしかないという事が分かるわけです。

人間が保有する資産は、お金や物だけではありません。時間やネットワークや知識や楽しみも資産となります。そして、人間は生きている過程で「お金を払って物を買ったり」「時間を払ってお金を得たり」「時間とお金を払って楽しみを得たり」「楽しみと時間を払ってお金を得たり」しているわけです。

しかし、気をつけなければならないのは、外部環境によって保有資産(元本)が減ることです。

お金は税金やインフレによって毀損していきます。殆どの物は時間経過と共に陳腐化していきます。時間は何をしなくても毀損されていきます。ネットワークも常にアクセスしていなければ薄れていきます。楽しみも度を過ぎれば、楽しさが減ります。

何かを払ったならば払った以上の価値を得ようとしなければ保有資産(元本)が減ることが分かると思います。したがって、自分の保有資産の元本が減らないように意思決定していく事が人生において大切だと思います。

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2006年2月27日

panda01.gif "自分の殻"は意外と厚い

多くの人は、自分が身に付けたスキルの適用範囲を限定し、違う分野で応用していこうとは思っていません。また、あるスキルや物の見方を一度学ぶと、その観点からしか物事を考えられなくなりがちです。

例えば、会社で経理や会計に強い人が居るとします。他の部門の人から見れば、「経理・会計の人=自分のお金のやりくりに強い人」となります。しかし、経理や会計の人だからといって自分のお金のやりくりに強いわけでは無いんですね。あくまでも、会社の経理・会計をこなすスキルがあるだけなのです。(本当は、そのスキルが自分の生活にも応用できるのにも関わらず…。)

一方、技術屋が「最近は仕事があり過ぎて忙しいから、会社も順調」と言ったとします。だからといって、そのビジネスが優秀かどうかは別物です。何故ならば、大抵の技術屋はビジネスを見る目を持っていないからです。技術屋はあくまでも自分の忙しさを基準として会社の順調度を測っているに過ぎないからです。(本当は、競争が激しくなって薄利多売のビジネスになってしまっているのかもしれないのに…)

そういうわけでして、誰かが何らかの発言をしている時には、その人が「どういう観点から物事を捉えているのか」「どの観点から発言をしているのか」を注意深く観察する必要があると思います。


P.S.
人間って面白くて、ある観点に凝り固まると、論理的にオカシイい事が判明しようが、自分が納得出来ない限り、別の観点を持とうとしないんですよね。不思議だなぁ~

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2006年2月24日

panda01.gif 足し算ワールドと掛け算ワールド

世の中には足し算ワールドと掛け算ワールドの二つがあります。一番簡単な例でいきます。

次の二人を考えましょう

●Aさんは、中堅企業で年収400万円で働いています。親元を離れているので生活費が高いですが200万円で生活し、残りの半分は将来に備えて年利5%の定期性預金に積み立ています。

●Bさんは、しっくりくる職場が見つからないので、実家から通える事務所で年収200万円で派遣の仕事をしています。実家から通ってるため100万円しか生活費が掛かりませんが将来の不安があったので、残りの100万円を毎年15%成長している企業の株式購入に当てています。

足し算ワールドの考えでいけば、AさんはBさんに対し毎年100万円も多く貯蓄に回せます。しかも、Aさんは居住費は含みますがBさんの2倍も自由に使えるお金がありますので、Aさんの生活の方が良いように見えます。

しかし、掛け算ワールドを考慮すると、そうも言い切れません。

その肝は5%の差の利子にあります。上記の生活条件で25年経過すると派遣社員のBさんの保有資産はAさんを追い抜きます。つまり長期的な視野に立てば、毎年の100万円の貯蓄額の差よりも、5%の複利の差の方が大きく利いてくるわけです。

したがって、資産を増やそうと考えるのであるならば、足し算ワールドよりも掛け算ワールドに注視する必要があるのではないでしょうか?
(とは言え、足し算ワールドが土台なので疎かには出来ませんが…。)


P.S.
人脈という世界にも足し算と掛け算の考え方って通じるのではないでしょうか?

P.S.2
ビジネスを行うときにも、足し算ワールドでビジネスをやっているのか、掛け算ワールドでビジネスをやっているのかを考える必要性があるような気がします。

P.S.3
学問というのもこれなんじゃないかなぁ。一つ一つの事を学んでいる時は足し算ワールドなんだけど、抽象化プロセスを学ぶと掛け算ワールドに移行するような気がしますし。

P.S.4
もしかすると、豊かな時代になると、ネオニートのように資産運用をしながら生活している人が、まじめにコツコツと"しか"働かない人よりも現代に適合しているのかもしれません。(もっとも、資産運用だけで生きているネオニートは問題でしょうけども…、最低限の豊かさを享受しながら運用をしているとすれば…現在は下流でも…知らぬ間に…って事が起きるのかもしれませんね…)

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2006年2月23日

panda01.gif 募金は投資信託みたいなもの

恵まれない人への募金は是非ともやるべきだと考えている人が居ますが、寄付をするといっても、"直接"恵まれない方々に寄付をしている人は稀で、殆どの人は第三者機関に寄付金を委託している人の方が大半です。殆どの人にとっての寄付は"間接"的な寄付なわけです。これは、投資信託を通して株を購入するのと構造が似ています。

間接的な寄付をした場合重要になってくるのが委託先の第三者機関の実体です。この第三者機関の実体を調べること無く、「寄付をしたから良いことをした」と思うのは間違っています。

投資信託でもそうですが、委託者が受託者側をチェックする事は殆どありません。委託者が文句を言うのは、何か変な事が起きてしまってからなのです。事が生じる前に文句を言う人は殆ど居ません。

ここで、投資は委託先が変なことをすれば自分が痛い思いをするけど、寄付は委託先が変なことをしても自分に痛みが出ないと思うのは大きな間違いです。

募金が戦争を引き起こし、それによって世界が混乱する事さえあります。

例えば、寄付金で食糧支援をする事を考えると、第三者機関がする事は貧しい国の港まで食料を送り届けるところまでだったりします。国を統治する人が独裁的であれば、その食料は国民に届けられる事なく独裁者の物になります。また、独裁国家ではなくても、港を支配する人によって食料は奪われてしまい、ブラックマーケットで売られるだけです。これによって、その国は国力を増す努力を放棄していき、最後には疲弊…混沌・・・内戦へと繋がります。
冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見

したがって、寄付金を第三者に委託するにしても、第三者機関が寄付金を有効に利用しているのかをチェックしていく事の方が寄付をする行為よりも重要だったりします。チェックするのが面倒なら、募金に応ずるのではなくて直接寄付をしに行った方がまだマシだと思うわけです。

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2006年2月22日

panda01.gif パラダイムシフト

パラダイムシフトとは、競争のルールが変わることです。(BBT)

日産のゴーン革命はパラダイムシフトに乗り、そして次の波に乗り遅れた例だと思います。ゴーンさんは日産の自動車の価値をデザインによって高めました。これにより、注目を浴び業績が急回復しました。しかし、競合他社に同様の行動をとられると、デザインというのは差別化要素ではなくなりました。一度デザインという分野で成功してしまったがために、成功体験を忘れられず、デザインという分野に注力しちゃうんですね。その点でトヨタは、デザインの次の波である石油高騰の波に乗ってハイブリッド車を北米市場で売りまくって利益・売上を伸ばしています。


パラダイムシフトというのは労働のあり方にも生じています。高度経済成長期においては、目の前の事を一所懸命にこなせば、それなりに対価を得ることができました。しかし、団塊の世代の子供達は目の前の事だけを一所懸命にこなしたとしても、それなりの対価を得ることはできません。団塊の世代の価値観というのは現在では通じなくなってきているわけです。若者世代は成熟社会に対応した行動をとらなければならないわけです。(あぁ、私も反省せねば…)

ニートが生まれてしまう原因もここにあると思います。昔と今では環境が違うにもかかわらず、団塊世代が彼らの価値観を若者世代に押し付けてしまっているために、世の中の変化に敏感な若者の中にニートが生まれてしまうわけです。


ジムロジャーズが言っていますが、人間というのは、これから起ころうとしていることを予言したとしても、実際にそれが起こっているのでなければ何もしようとはしないものなので、ルールが変化してきているのに気づかずに今までと同じ土俵で戦い続ける傾向にあります。適切な土俵にのるためにも、パラダイムシフトには気をつけていないといけないですね。

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2006年2月21日

panda01.gif 愚者闇於成事 智者見於未萌

「愚者闇於成事 智者見於未萌」とは戦国策に出てくる言葉です。智恵のある人はまだ芽の出ない時にどんなことが起こるか予想できる。それに対してバカはどんなことになるか全く見当もつかない。(HiQ, 邱永漢氏)

人間と言うのは悲しいかな、生活でそこそこの安定が得られると未来を見ることが無くなり、今日の平凡さが明日も明後日も…そして10年後も続くと思い込んじゃいます。

もちろん、今日と明日は違いますし、今日と10年後はもっと違います。そして、現在と未来の間には、リスクとチャンスが点在しているわけです。

しかし、リスクもチャンスも見ようと注意していなければ、リスクを回避できないばかりか、チャンスを逃してしまいます。

冒険投資家ジム・ロジャーズ世界バイク紀行 冒険投資家ジム・ロジャーズ世界バイク紀行
人間というものは、強制されなくては物事のやり方を変えようとはしない。たとえ賢者が目の前に座っていて、これから起ころうとしていることを予言したとしても、実際にそれが起こっているのでなければ、人は何もしようとはしない。(p.188)

殆どの人はちょっとした環境変化が未来に影響していることを理解していないために、現実が大きく変わってから初めて自分の置かれている環境が変わってしまった事を認識します。

冒険投資家ジム・ロジャーズ世界バイク紀行 冒険投資家ジム・ロジャーズ世界バイク紀行
株式でも土地でも何か他の資産でも安定した価格に落ち着いているとする。いつしか何かが需要と供給のバランスを変え、価格が上昇し始める。それは人々がその会社が新しい製品を持っているとか、スミスタウンに鉄道が通る、ということに気付いたからである。価格は、正当でしっかりした理由により上昇する。やがて、人々が価格が上昇しているというだけの理由でスミスタウンに土地を買う時期が来る。そのときには私の母までもが「買いたい」と言う。「これまで三倍にもなっているじゃない」と焦った声色で言う。本当は三倍になる前に買わなければならない。(p.151)

日々、ちょっとした変化に目を見張っていかないといけないんですねぇ。

P.S.
こういう現象って、タイタニックの沈没にも見て取れますね。大きな船が沈没するとしても、最初の段階は沈没速度が小さいので誰も気づかないんですよね。でも、最後大きく船が傾き始めてから行動をとっても手遅れなわけです。
親指タイタニック ◆20%OFF! 親指タイタニック

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2006年2月19日

panda01.gif 資本コストと利益率

昨日の日経新聞で書いてあったのですが、

HOYAが採用するルールは、「資本コストを上回る総資産純利益率を生まない事業には投資しない」「利益率が資本コストを下回る事業からは原則撤退する」だそうです。

シンプルな考え方ですが、この考え方が出来ていない企業が多過ぎだと思います。

必要資金は、負債で調達してもエクイティーで調達しても良いのですが、経営者は「投下した自己資本を如何に安全に早く回収できるか?」を考えていかなければなりません。

資本コストに比べて利益率が高いビジネスを行えば、資金提供者も潤うし、そこに仕える従業員も高い給料に与れるわけですからね。

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2006年2月17日

panda01.gif 不足している所に潤いを与える人こそ社会人

社会活動って何かなぁと考えると、「不足している所に潤いを与える」行為を行っていくことなんだろうなぁと思います。

ニーズに対してサービス・物を提供するのが企業活動(特に営業活動)
(需要があっても供給の無いところに、供給する)

サービス・物を作る手段を提供するのが技術開発
(作る技術の無いところに、技術を提供する)

価値に対して価格が低い所にお金を流す行為が投資活動
(評価の無いところに評価を与える)

貧困地域に物資を送るのが救援活動
(食料や衣類の無い地域に衣食を提供する)

等々…

世間では、働く人を「社会人」と呼びます。それは、企業を通じて「不足している所に潤いを与える」行為をしているからです。しかしこれでは、社会人という大きな枠組みの中の企業人という一つのポジションをとっているに過ぎません。

本当の社会人とは、「社会全体を見渡して不足している所を常に見つけようと心がけ、そこに対して潤いを与えるポジションをとれる人」の事を言うのではないでしょうか?

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2006年2月15日

panda01.gif 発明家と抽象化技術

発明家たちの思考回路 発明家たちの思考回路
発明家は新しい製品を生み出す前に、新しい可能性を自ら創出する。飛行機に乗っていても、ただぼんやり座っていないのが発明家だ。床の敷物、照明、マガジンラック、食事サービス用カーとなどにふと目が止まると、それが気になってしかたがなくなる。コンピュータでゲームや仕事をしている人を観察したり、文明を俯瞰するかのように窓の外に目を凝らしたりもするだろう。対象がなんであれ、発明家は未完成な部分に目をつける。そして、もっと良いものに出来るはずだと考える。彼らの目には、改善の余地が幾らでもあるように見えるのだ。(p.32)

著者のエヴァンシュワルツは発明家について上記のように書いています。発明家にとっては、特定の技術や分野に対する拘りというのは少ないようです。

一方、技術屋や研究者の場合は、「自分が保有するコア技術から何か有用な事が出来ないか?」という視点を主に持ちます。

何故、技術者や研究者と違って、発明家は特定の分野に拘りが無いのでしょうか…。

それは、発明家があらゆる物事を抽象化して捉える技術を持っているからだと思います。

私の周りを見ていても抽象化して捉える技術のある人は、発想力豊かな人が多いですね。

彼(ノリス)のような発明家たちは分野や技術領域を自在にまたいで発想を広げる。その事実そのものが発明家の習性についてきわめて重要なことを物語っているのだ。(p.54)


P.S.
物事を抽象化して捉える技術というのは、ある種の起業家が備えている技術でもあると思います。何故ならば、起業家の中には全然違う分野の事業を幾つも立ち上げてる人が居ますからね。

P.S.2
株式投資をする際には複数の業界を跨いで資本を投下していくわけなので、投資家というのも抽象化技術は身につけなければならないんでしょうね。

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2006年2月14日

panda01.gif 形を重んずる人と心を重んずる人

いやぁ、世の中を見ていると「形を重んずる人」と「心を重んずる人」が居るように思えるんですよね。

例えば、今日はバレンタインデーなのですが、ニュースを見ている限り女性の7割方の人は 「チョコレート受け渡しの習慣なんかなくなればいい」と思っているらしいのです。そして、義理チョコの理由は「コミュニケーションの手段」(42%)、「毎年の恒例」(40%)との事だそうです。(共同通信)

つまり、習慣が無くなれば良いと願いつつも、その大半は形式を重んじて(惰性で)チョコを配っているわけです。

心の無い習慣ほど無意味な習慣は無い」と私は思うのです。

お歳暮・お中元・年賀状も同様です。そもそも、これらの習慣は、感謝の意や礼を表すために出来ました。物を送る行為を通して、心を送っていたのです。

しかしながら時代が進み、心を送るという行為は形骸化し、物を送る行為自体が重視されるようになってしまいました。その結果が、最初に取り上げたアンケートに現れたわけです。

こうなってくると「形を重んじる人」と「心を重んじる人」の違いが顕著になってきます。形を重んずる人は、形骸化された習慣であっても嫌々ながら続けます。一方、心を重んずる人は、形骸化した習慣を放棄するか、形骸化した習慣自体に新たな息吹を吹き込みます。

嫌々ながら形を重んじてるよりは、頭を捻って心を重んずる習慣を創出した方が良いのではないでしょうか?


P.S.
生き方の原則 邱永漢の基本法則
邱永漢氏は、頭を捻って「贈り物は、二流の時計より最高級のスリッパを送ってみては?」と書いています。

P.S.2
ちなみに、これは法律でも経済でも何にでもいえる事でしょう。例えば、法律で言うならば、法律というのは最初作られたときは意義があって作られるわけですが…時代が進んでくると法律の文面を都合の良いように解釈すれば良いという人々が表れますからね。本来あるべき姿は、都合のよいように昔の条文を解釈する事ではなく、時代に会わなくなった条文は削除して新たに創る事でしょう。

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2006年2月12日

panda01.gif 何のためのIPOか(銀行編)

別に特定の銀行の批判をする気ではないのですが、今月と来月に(地方)銀行が2行程上場するみたいなので雑感を…。

何のためにIPOするのでしょうか?

数年前、多くの銀行は不良債権処理に悩まされ国からお金を注入されました。さらに、日銀による量的緩和政策とゼロ金利政策が行われ、都市銀行は最高益を上げたところさえあります。

一方で、日銀が資金をジャブジャブ供給したために、地方銀行を中心として金余り現象が生じました。都市銀行でさえ金余り現象が生じ、これに対処するために「当初3年間金利1%住宅ローン」といった商品を開発し、何とか資金を運用しようと努力していました。

地方銀行は都市より景気回復が遅れるため資金運用難に陥りました。行き場を失った地方銀行の資金が何処に向かったのかといえば、ヘッジファンドだったり、投資信託だったりと、別の資金運用者に向かったわけです。

(お金の運用プロ(と一般的に思われている人)が、自らの資金を他の運用プロ(と一般的に思われている人)に託しているという不可思議な現象がおきています。)

つまり、銀行は資金を集めるのが大変なのではなくて、資金をどう上手く運用していくのかに喘いでいるわけです。

そうした中、最近の新規上場ブームにのかってか(地方)銀行が上場してきているのですよね。金余り時代に銀行が上場するというのは不思議です。

「銀行に対する資金需要が大きいから新規上場する」というのならば、正当な理由なわけですが、「金余り時代だけど株式市場も絶好調だしIPOしたら多くの資金が獲得できる」という考えで上場するというのであれば、若干問題があるのではないでしょうか。

(一方、資金の需要と供給の観点からすると、中国のように資金需要が旺盛な国の銀行が新規上場する事自体は当たり前の事だと思います。)

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2006年2月 9日

panda01.gif 小さくやる事は必ずしも正しく無い

良く、背伸びをしないで、最初は小さくやり、こつこつやっていけば自ずから結果が出てくると言われます。

これはある意味で正しいと思うのですが、小さくやればリスクを小さく出来るという事では無いと思います。

確かに小さなポジションしか取らなければ、失敗したときの損失は小さくて済みます。しかし、小さくやったからといって失敗の確率を下げる事は出来ません。(むしろ、小さくやればやる程、コストに対して固定費が占める割合が大きくなるので投下資本収益率は減ります。)

自分で大きな責任を持ちたくない人がどう考えるのかといえば、「大きなポジションを取れば、失敗したときに自分の首を絞めることになる。それならばリターンは小さくても良いから、小さなポジションを取ろう」となります。

でも重要なのはリターン(期待値)が最大になるために必要な大きさのポジションを取る事だと思うのです。

つまり、「プロジェクトを成功させるのに必要なリソースはどれくらいなのか?」をまず考えて、適切な大きさのポジションをとる事こそが重要だと思います。

 僕が区分投資が危険だと話すと、自己資金があまりなくて不動産投資を始める方の中には、区分投資の次に小規模な不動産である、木造アパートに目が向く方がいます。具体的には、総戸数5~6戸、金額にして5000万円程度の小規模の中古の木造などです。  そういう方は、金額が小さければ、自己資金も少なくて済むと考えているのです。  または、金額が小さいから最悪でも自分で働けばなんとか損失が埋められると考えているのです。

 まず後者については、自分の収入を当てにしなければならない投資など投資でもなんでもないです。最悪でも自分が働けばなどと考える方は、根本的に不動産投資と住宅ローンを履き違えていると言わざる得ません。
 不動産投資をやると覚悟を決めたからには、最初から自分の収入など一切当てにしないことです。(pp.136-137)
1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法 1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法

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2006年2月 5日

panda01.gif 銀行保有の国債は何処へ行った?

先日のニュースで、銀行の国債保有残高が100兆円割れしたと報道されました。

大手銀・地銀、保有国債100兆円割れ

 銀行が国債に偏っていた資金運用を見直し始めた。大手銀や地銀が持つ国債残高は2005年末に100兆円を割り、約2年ぶりの水準に減少。一方、投資信託など国債以外の有価証券の残高は100兆円を超え、過去最高水準に達した。株価回復や今春にも予想される日銀の量的緩和策の解除を受けて、金利が上昇、保有国債の価格が下落するリスクを避ける狙い。今後の長期金利などの動きに影響する可能性もある。(NIKKEI.NET 2006/2/3)

でも、ふと思うわけです。発行した国債の総数は償還処理しない限り減らないはずですから、、銀行が国債の保有残高を減らせば誰かがその国債を保有したはずです。

(というか、むしろ国債はどんどん増えてたりするわけですね・・・)

財務省 最大538兆4000億に

主要国の財政状況
 財務省が20日発表した2005年度の国債発行計画によると、国債発行総額は今年度当初比4・4%増の169兆5051億円と、14年連続で過去最高を更新する。

 新規発行国債が前年度当初比で4年ぶりに減少するが、過去の国債の償還財源に充てる借換債の発行が22・9%増の103兆8151億円と、初めて100兆円を突破する。2005年度末の国債発行残高は最大で538兆4000億円になり、初めて国内総生産(GDP)を上回る見通しだ。
(2004年12月20日 読売新聞

銀行がマーケットで売り放った国債を誰が買ったのかが気になるわけです。巨額な資金が必要であるという状況を考えると、やはり、郵貯なのかなぁと思うんです。

郵貯と簡保がその大きな「受け皿」になっているんだ。国債発行残高約四百八十三兆円(○四年度末見通し)のうち、郵貯・簡保は約百三十五兆円も保有している。(父と娘の時事問題

何故ならば、銀行が売り放った国債を誰も買わないとすれば、市中に出回る国債の値段が落ちることになり、長期国債の利率が上がる要因になるからです。政府としては、何としてでも短期的な国債の利回り上昇を押さえ込みたいはずなので、国の支配力が及ぶ機関に買わせるでしょうしねぇ。


しかしねぇ、銀行の動きを見ていても、長期金利上昇は秒読み段階に入ったといって間違いないでしょうね。

P.S.
と、書いていたら、こんなニュースが出てきましたね。長期金利を上げさせたくない政府の意思を感じますが…市場はそれを許してくれるのか…見守りたいですねぇ。

国債08年度償還問題は解消 特会活用し大量消却
 国債の満期償還が集中することにより、長期金利の上昇や国債市場の不安定化が懸念された「国債2008年度問題」について、財務省は5日までに、買い入れ消却の実施などにより同年度の国債償還見込み額(試算)が1年前と比べ14・5%減の111兆1700億円と大幅に減少し、問題は解消する見通しになったと宣言した。
 特別会計の剰余資金を活用し、08年度に満期を迎える10年物国債を中心に06年度中に約9兆円、一気に買い入れ消却するほか、06年度の新規国債発行額を30兆円以下に抑制したためで、130兆200億円(昨年1月試算)と突出していた08年度の償還額は、110兆円台に平準化される。
 08年度問題は、小渕政権が減税や公共事業など大型景気対策を実施した財源として、1998年度に10年物国債を大量発行したため発生。(2006/2/5 共同通信)

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2006年2月 3日

panda01.gif チャンスを掴むこと常に学び、チャンスが来るまで動かない

株高になってきたお陰で、テレビでも主婦が昼間に株売買をしたり、営業の人が携帯で勤務時間中に株売買してりしている姿をテレビで見かけるようになってきました。

テレビに出てくるような人は毎日株価をチェックして株を売買する事を楽しんでいるようですが、そんなに株を売買するチャンスがあるとは思えません。

株を買うチャンスってそんなに来ないと思うんです。(最近で言えば、ライブドアショックで連れ安したときがチャンスでしたよね。)

これは、成功者の発言からも見てとれます。

バフェットのポートフォリオ
ウィリアムズのヒッティング・アドバイスに関する投資上のアナロジーは明白である。バフェットにとって、投資は一連の"ビジネス"(企業)への投球であり、平均以上のパフォーマンスを達成するためには、企業がストライクゾーンの"最高の"セルを通るまで待たなければならない。バフェットは投資家があまりにも頻繁に悪い球を振っており、そのためパフォーマンスが悪影響を受けていると信じている。投資家はよい球---良い企業---を見分けられないのではない。おそらく、問題点は、投資家がバットを振ることに抵抗できないという事実にある。(pp.254-255)

冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見
成功した投資家のやり方というのは、普段は何もしないことだ。---向こうの角にお金が転がっているのが見え、そこへ行って拾えばいいことだけということがない限り。投資とはそういうふうにやるものである。見えるか、見つけるか、出くわすか、調べて掘り起こすかして、何か確かだと思えるもの、つまり何か大してリスクがないとわかるものが得られるまではじっと待つことだ。割安になっているか、よい変化が起こりそうになるまで買わない。言い換えれば、稀にみるチャンス以外には投資はしないものだし、お金がその辺に転がっているなんて一生のうちにそうそうあるものではない。(pp.470-471)

ホワンの物語
「注意さえしていれば、チャンスはどこにでもある。賢い人間は、いつ何時、どんな場所にいても、チャンスをつかむことを学ぶのだ」(p.33)

ということは、毎日株価を追うのではなくて、チャンスを見つけるための目や勘を鍛えておき、チャンスを見つけたら大きくポジションを取る事が重要なのかなぁと思います。

日々是勉強(^・^)

P.S.
株についてだけ書いてしまったけど、チャンスに関する法則は株だけにとどまらず、あらゆる事象に当てはまると思いまふ。

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2006年2月 2日

panda01.gif 需要のピークに供給を合わせない

何度も過去に痛い目にあっているにもかかわらず、需要のピークに供給力を合わせようと皆がします。

現象的にはしょうがないのです。何故ならば、需要が急激に伸びているときに、供給力を上げないと「機会損失」が生じたと責められてしまうからです。

しかし、「機会損失」を生じさせないように、需要の伸びを見越して供給力を上げていくと、需要がピークを越えた辺りで、在庫を抱える羽目になります。

機会損失と在庫による損失…どちらが質の悪い損失になるのでしょうかね。

私としては、在庫だと思うんですね。機会損失の場合には、需要が増えている時期により多くのキャッシュを呼び込めないだけの状態で、需要のピークが過ぎても身軽な状態を保ちつづけることができます。一方、在庫を抱えた場合は、その分のキャッシュが凍結されるので、バランスシートが無駄に膨れ上がり、長い時間に渡ってジワジワと足元が蝕まれていきます。

人間が賢ければ、需要が減ることを見越して生産規模の縮小を行うのですが…大概の場合、需要のピークで獲られた利益は蓄えられる事無く更なる再投資や配当や高ボーナスで外部に流してしまいます…そして、需要が落ち込んだときには十分な蓄えがない事の方が多いです。

最近は生産拠点がグローバル化したり自由貿易が拡大しているために、BRICs等の発展国の需要がピークを過ぎて減退したときに、その国だけではなくて世界規模で供給の玉突きが起こりそうですね。

昨年初めて粗鋼生産三億トンを突破して鉄鋼超大国の道をひた走る中国。その高成長の足元で、世界第二位の鉄鋼大国・日本の生産量に匹敵する約一億二千万トンもの過剰生産能力の問題が表面化した。中国当局は今年から、乱立する地方の中小高炉を軒並み廃業に追い込む決意だが、余波は中国国内だけでなく世界に及ぶことが避けられず、関係者はかたずをのんで見守っている。(樋口教行)

 ただ、生産過剰問題の解決は容易ではない。三村鉄連会長は「スムーズな解決策がないところに大きな問題がある」と頭を痛めている。中国メーカーの安値鋼材が昨年からアジア市場に流出し、市況に影響が出ている。高級鋼材の需要が多い日本にはいまのところ影響は少ないが、韓国に中国製品が浸透し、玉突きで韓国製品が日本に入り始めるなど、中国の過剰生産問題は世界経済をじわじわと侵食し始めた。
産経新聞) - 1月31日

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2006年2月 1日

panda01.gif 移民制度にみる仕事を作る能力

ビジネスの中では、「仕事を作れる人」こそが求められていると言われています。これは、真なのでしょうけど、歪曲して捉えている人も多い気がします。例えば、「自分で仕事を作らなきゃ駄目だよ」と言っている人がいますが、そういう人に限って、仕事を作るのではなくて作業を新たに作ってたりしますから。

それでは、「真の仕事を作る能力」とは何なのでしょうか?

「仕事を作る能力」を考える上で参考になるのが、諸外国の移民制度だと思います。移民制度というのは、移民を受け入れる国にとって益がでるように作られています。そのため、仕事を作る能力があればあるほど移民がしやすくなっているのが普通です。

カナダのビジネス移民制度を見てみると、「投資家」「起業家」「自営業者」の3つのカテゴリーが存在します。詳しく見てみると

投資家カテゴリ… 会社経営もしくは管理職の経験があり、80万カナダドル以上の資産を持つ人

起業家カテゴリ…会社経営の経験があり、カナダで会社を経営しようとする人

自営業者カテゴリー…スポーツ、芸術、農業経営活躍しており、 カナダの経済や文化に貢献する事業を行うか既存事業の買収する人
(参考:ここここ)

この3つの移民に共通しているのは、「価値の創造」です。しかし、価値創造能力は「仕事を作る能力」として必要ではありますが十分ではないようです。

自営業者カテゴリーを見てみると、プロフェッショナルな能力による価値創造能力を求められております。一方、
他のカテゴリーは自らにプロフェッショナルな能力はそれ程求められてませんが、価値創造をする過程で雇用の機会を作れる能力を求められていることがわかります。

したがって、「仕事を作る能力」というのは「今まで存在しない新たな価値(文化・芸術)を創出するプロフェッショナルな能力」もしくは「(自らのマネーをリスクに晒して、)他人の労働を創出し、価値創造する能力」と言えるのではないでしょうか。

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2006年1月31日

panda01.gif 民主主義とカントリーリスク

中国は一党独裁的な国家で、インドは民主的な国家。だから、BRICsの中で中国よりインドの方がカントリーリスクが少ないという考え方があります。

でも、民主主義だからカントリーリスクが少ないとは言い切れなかったりします。

民主主義とは簡単に言えば多数決です。多数決には弊害があります。それは…少数派の意見が通らない事です。意見が常に通らないを少数派が悟ると、少数派は独立した世界を作ろうとします。

「インドの分裂を決定的にしたのは、民主主義だった」ことを知っているだろうか。いまの民主主義は、多数決である。多数決ではどんなに頑張っても、少数派に勝ち目はない。だから、もし政治を多数決で決めようというのであれば少数民族や少数派がそれに危機感を持って、独立しようとするのは当然の成りゆきである。 分裂の発端も、やはりインド人にはなかった。すべては植民地にしていたイギリスが、宗教で分断統治したせいである。少数派のイスラム教徒を味方につけるために、多数派のヒンズー教徒への憎しみや不信感を煽り立て、それが分裂(東西パキスタン分離独立)を決定づけたのである。(国際戦略参考資料)
昔のインドは民主主義の弊害で国が分離する事態を招いたのですが、今のインドでも民主主義の弊害はまだまだ残っているようで、中々事態が進展せず、経済の変革スピードに追いつかないらしい。つまり、余りにも浸透した民主主義が、インド経済の発展の足を引っ張っているようなのです。
プラトンは、「国家」篇第5巻から7巻において、正しい国家と正しい人間精神の理想の姿を可能な限り描き、それに基づいて、後半の第8巻から9巻では、国家と人間精神がその理想的形態から悪しき形態へと次第に転落してゆく様を見事に描いている。とりわけ、いかにして、多彩で自由な民主性国家から独裁性国家が生まれてくるかをめぐる叙述は、今日のわれわれの民主主義のあり方を考える上でも貴重な警告となっている。(引用先:白根裕里枝)

プラトンは「国家」の中で、国の発展には四つの段階があるとしている。独裁制から寡頭制、民主制、混乱、そしてまた最初に戻る、である。(ジムロジャーズ)

国の体制とカントリーリスクとの関係を見るよりも、国家を治めている人がどのような舵取りをしているのかを見極めてカントリーリスクを探らないといけないような気がします。

P.S.
人口分布的な議論をすると、インドの方は長期的にみれば安定した成長を遂げるとは思いますね・・・。

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2006年1月29日

panda01.gif 価格は払うもの、価値は手にするもの

多くの人々は価格が購入物の価値を表していると信じ込んで行動しています。幸い、日本では多くの商品が提示価格と商品価値が一致している事が多いために、「価格=価値」と信じて行動しても間違いは殆どありません。

それでも、文房具店で200円のファイルを買うよりは、100円ショップでファイルを買った方が安いのを分かっているので、わざわざ100円ショップにファイルを買いに行く人が多いと思います。何故こういう行動を取るのかといえば、同じ価値の商品であるならば安い価格で買った方が有利である事を見抜いているからです。

しかし、株式になると、普段の合理的な行動をしない人が多くなります。「チャートを見ていると株価が騰がってきてるから、今買えば儲かる」とか、「最近急激に株価が下がってきたから、今買えばリバウンドを狙える」とか思いながら、株の売買をしてしまいます。

でも、よ~く考えてください。チャートを中心にして株式を買うのならば、何故大根の価格チャートを見て大根を買わないのでしょうか?何故宝石類を買うときにチャートを見て買わないのでしょうか?

商品にしろ株式にしろ、その商品価格と商品価値と照らし合わせて妥当だと思ったら買うようにしなければならないと思います。

 バフェット投資の王道
 株式に関する情報はすべて即時に株価に織り込まれるという効率的市場論を信じ、それを教えている人もいる。要するに、市場を上回れるチャンスなどは存在せず、資料を読み、調査して、自分が持っているものについて知る事は報われないと、投資家や学生に伝えているのだ。
 これに対しグレアムは「株式市場は、短期的には人気投票だが、長期的には重さ(価値)を測る装置である」と言い、バフェットの有名な言葉に「価格はあなたが払うものであり、価値はあなたが手にするもの」というものがある。自分が持っているものを理解していれば、素晴らしい価値を手に入れる可能性は高くなるはずである。(p.120)

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2006年1月26日

panda01.gif 時価総額は尺度の一つに過ぎない

指標というのは、人間が勝手に決めた一つの尺度でしかありません。学校の通信簿でオール1の人だとしても、その人が馬鹿であるとは限りません。何故ならば、学校がたまたま決めた尺度で測るとオール1なだけであって、別の尺度で測れば天才かもしれないからです。

企業の経営指標というのも、人間が企業価値を簡単に評価するために勝手に決めた尺度でしかありません。したがって、1つの指標が優れているからというだけで企業価値が高いとは言えないのです。ROE、ROA、PER、BPS等々…

今回のライブドア騒動で焦点が当たっている時価総額を考えてみます。時価総額が高いということは、単に発行株式数が多くて株価が高いだけの現象です。この株高を利用すれば有利にM&Aを推し進めることができる反面、将来的に収益力のある事業を育てていかないと時価総額と実体的な企業価値の間の乖離が大きくなっていきます。

あまりにも時価総額が大きくなり、時価総額と企業価値の乖離が追いつかない状況になるとバブル状態に突入し、時価総額は企業価値を測る指標として不健全になるわけです。ライブドアは、一つの指標を追い求めて無理をしたために、このような事態が結果的に生じてしまったわけです。(まぁ、色々と裏の噂は囁かれていますけども)

したがって、企業は、一つの指標を良く見せようと努力するのではなくて、本当の事業、つまり、世の中に役に立つ事業を育てていく事こそが必要だと思います。

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2006年1月24日

panda01.gif 良いものを程よい値段で

「安物買いの銭失い」と言いますが、この諺は意味は、安い品物は品質も悪い事が多く、結果的に無駄銭を払う事です。

逆に、「高いもの買いの銭失い」というのもあると思います。高い品物は確かに品質も良い事が多いのですが、「高い品物=良い品」であるとは限らないし、高い分だけ間違えた時の損失は大きくなります。

それでは、どうすれば良いのでしょうか。

世界一の投資家のウォーレンバフェットは「悪い企業の株を安く買うよりも、良い企業の株を程よい値段で買う方がいい」と言っています。

つまり、良い品をそこそこの値段で買えば良いという事です。そんな事言っても、沢山の品の中から良い品を見分けるにはどうしたらよいのか・・・それは、見分ける知識をつけること。つまり、日々の学習(勉強・体験)しか無いと思います。

「ハイリスク・ハイリターン」「ローリスク・ローリターン」とは良くできた言葉ですが、何気に一番の(ハイ)リスクは無知である事だろうなぁと感じる次第です。

(と言いながら、日々の勉強不足を反省する私だったりするぉ(笑 )

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2006年1月22日

panda01.gif クオリアと知識

クオリア(質感)とは、茂木健一郎さんが提唱している言葉なのですが… 今の世の中は、質感が伴わない知識ばかりがつめこめられ、知識が有効利用されないときの方が多いのではないかと思います。それだけなら良いのですが、知識に質感が伴わないために知識を悪い方向に利用する人も少なからずいます。
脳と仮想脳と仮想

例えば数学を考えてみましょう。数学を中学や高校で習ってるときに、誰しもが疑問に感じるとは思うのですが。

「この数学を習って何のメリットがあるの?」と・・・。

そうすると、先生や親は答えるわけです。

「大学に入るためには必要なのよ。」とか「大学に入れば、実際に数学を利用する時が来るよ」とか、はたまた「社会人になると使う機会なんて無いけど、学んでおいて無駄じゃない。」とか…。

つまり、先生や親は、数学という道具がどのように世の中で利用されているのかを生徒達に感覚で身に付けされる事無く、数学という知識だけを詰め込もうとしているのです。

そうすると、勉強だけが出来るおりこうちゃんは、目の前の数学の点数だけは高得点を取ろうと努力します。しかし、数学という道具を感覚で身につけているわけでは無いので実社会で利用する能力は育ちません。

本当に(社会的に)出来る生徒は、「数学が応用できる事柄を実際にやってみよう」とか「数学がどのように実社会で利用されているのかを見学したり、体験したりしてみよう」とか思うわけです。そして、行動に移すことで、知識に対してクオリアが加わり、様々な場面で数学を応用できる人間に育つわけです。

最近では、小中学生対象の理科実験教室が開かれたりして質感を伴う知識を教える場が増えてきてはいますがまだまだ量の面でも質の面でも不十分でしょう。より面白く、実社会で応用できるような質感を伴う知識を教えていかなければならないと思います。

P.S.
お金の教育に関しても同様です。貨幣経済やインフレやデフレといった教育は中学や高校で言葉は習うのですが、質感を伴った知識ではありません。そのため、大の大人が商品の価値や価格の違いやインフレやデフレといった事柄に鈍感です。そのため、経済的合理性の無い行動を取る人が沢山います。
ちなみに、板倉雄一郎氏は、質感の伴うお金の知識を広めようとしているので偉いと思います。
おりこうさんおばかさんのお金の使い方おりこうさんおばかさんのお金の使い方

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2006年1月21日

panda01.gif 株式投資は金儲けの手段では無い

良く、「株式投資をやる事=金儲けの手段」と考えている人がいるのですが、そう考えている人に私は逆にこう言ってやりたくなります。

「株式投資が金儲けの手段だとしたら、銀行預金も金儲けの手段ですよ」とね。

株式投資行為とは、企業の資本の一部を所有する権利をお金で買う事を指します。銀行預金行為とは、銀行から一定の利子を払いうける権利をお金で買う事を指します。

つまり、どちらの行為も、「権利を買う行為」なわけです。それ以上でも、それ以下でもありません。

そして、殆どの人は気づいていませんが、権利があれば義務があるのです。

何の義務かといえば、皆にあらゆる豊かさを提供する義務です。つまり、株式投資をする場合には、世の中に役立つ企業を応援する事を目的としなければなりません。また、銀行預金する場合にも、世の中に役立つ企業に融資している銀行に預金しなければならないのです。

この義務を皆が無視するために、株式投資に関しては、株価の値動きだけで金儲けしようとしたり、「株式投資=金儲けの手段」としか思わなかったりするのです。そして、銀行預金に関しては、預金金利が低くても気にする事も無く預金し続けるです。


P.S.
ちなみにぃ、バブル崩壊直後であれば「銀行預金=金儲けの手段」と捉えることの出来る時期があったんですよね。

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2006年1月20日

panda01.gif 陰謀説を敢えて考える[ライブドア騒動関連]

この時期に何故、ライブドアに捜査のメスが入ったのか・・・偶然なのでしょうかそれとも必然なのでしょうか・・・

そこであえて国の陰謀説を考えてみたいと思います。

今、国は低金利政策を何としてでも維持したいのです。何故ならば、近い将来、国債を大量に借り換えしなければなりませんからね。

それでは、低金利を維持するための条件はなんでしょうか? それは、景気が劇的に回復せずに、消費者物価の上昇が起きない事です。

しかし、現実的には、株価も16000円台に乗り、重工業をはじめとして景気の回復傾向が見え始めました。

景気が本格的に回復し始めると、各企業は事業を拡大するために設備投資を大きくしていきます。そのため、企業は低金利を活用して、銀行から融資してもらうようになります。

すると・・・、資金需要が活発になるので金利は上昇してしまいます…。これでは、国は困るわけです。

そこで、金利を上昇させないために、「景気が本格回復する前に、警察の力を利用して企業の不正を暴き、株式マーケットに打撃を与える」と言うシナリオ(陰謀説)が考えられます。

この陰謀説を敢えて採ると…ひろゆき氏が言うようにライブドアの上場廃止が現実に行われるかもしれないし、二階堂ドットコムが指摘しているように村上ファンドまで捜査が行われるといった事態もありうるのではないかと思えっちゃいますね。あくまでも、噂や憶測でしかないですが…。

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2006年1月18日

panda01.gif 原油マーケットの深読み

皆は需要サイドが強いまま維持すると信じているので、原油市場の活況がしばらく続くだろうと予測しています。しかし、天邪鬼な私は違う見方をしています。

何故そう思うのかを書きたいと思います。

原油価格が高くなったことで、油田を高値で売却できるようになり、世界の油田オーナーに入れ替わりが生じています。また、今までは生産額に比べて開発コストが割りだった小規模油田の開発に乗り出す企業が増えています。

それでは、原油価格が何らかの原因で下落してしまうとどうなるでしょうか?

原油を高値で買った企業は、高値掴みしているので利益が吹っ飛んでしまいます。また、小規模油田も開発コストを回収できず採算割れしてしまいます。当然の事ながら、利益が出ていない油田価格は下落します。 これをチャンスとばかりに底値で油田を買おうとする企業が現れないわけがありません。底値で油田を買えれば、原油価格が底値ののままでも利益がでますし、原油価格が少しでも上がれば利益は雪達磨的に膨れ上がっていきます。

原油価格をある程度コントロールできれば、油田の売買だけで莫大な利益を稼ぐ事ができますね。そういうわけで、私は誰かの陰謀?で原油価格が一時的に下がった状態になると読んでいるのですが・・・藤巻氏は別の観点から原油価格の下落を予測しているので引用しておきます。

直伝藤巻流「私(わたし)の個人資産」運用法直伝藤巻流「私(わたし)の個人資産」運用法(藤巻健史)
今回の石油高騰は前回の石油ショックと異なり、需要サイドから起こったものである。すなわちBRICs諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)や米国の経済が絶好調で、石油の需要が増加したからこそ需給のアンバランスが起きた。そこで価格が上昇したのである。この強い需要が続き、原油価格があまりに上昇しすぎると、景気はたしかに減速するであろう。減速すれば石油の需要も減る。そうなると、供給過多で原油価格は下落するのである。原油価格が下落すれば、世界景気は再度上向く。(pp.194-195)

あ、話は変わりますが、神田昌典氏が今年は予想外の事が起きるのではないかと言っているので、ちょっと不気味ですね。(って、年明け早々なのにライブドアショックが起きたし・・・)

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2006年1月16日

panda01.gif ダブルギア

世の中はダブルギアが働いています。

ここで言う、ダブルギアとは何か? と申しますと

例えば、友人に1円をあげたとしましょう。そうすると、友人と自分の間には2円の差が生じます。自分自身のお金は1円しか減っていないけれども、他者との関係を考えると1円以上の差が生じてしまっています。これが簡単なダブルギアの例です。

そんなの当たり前じゃん、と言われそうですが・・・甘く見てると痛い目に合うと思います。

通貨が高い国から通貨が安い国に投資を行う事を考えましょう。その国の経済が活況を帯びてくると株価は当然の事ながら上昇します。それに伴い、その国の通貨も強くなります。すると、投資リターンは、(通貨高)×(株高)となりダブルの効果でリターンが跳ね返ってきます。

また

資産インフレが起こる見通しがあるときに、固定金利で長期的に借金を調達して、土地を購入する事を考えてみましょう。実際に資産インフレが生じると、土地が高騰するだけではなく、インフレにより固定金利の負担が軽くなります。つまり、投資リターンは(土地価格の高騰)×(インフレによる固定利子の実質的負担減)となり、自己資本で土地を取得するよりもリターンがダブルで跳ね返ってきます。

このように、世の中の事象って、ダブルでリターンに対してギアが働くのです。これを踏まえた行動をしていかないといけないんだろうなぁーと感じます。

(ちなみに、ダブルギアが働くのは、お金関係だけの話ではなくて、知識もそうだし、人間関係もそうだし…色々ですね。)

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2006年1月13日

panda01.gif キャッシュは出来るだけ持たない

日本は最近景気が良くなってきたと言われています。そして、久々のベースアップも行われるといわれています。それじゃ、今後も景気の見通しは明るいのか?といわれるとそうでも無い気がします。(資産インフレによる好循環は生まれる可能性はありますけどねぇ。)

何故ならば、今後数年以内に始まるであろう事は 金利上昇、増税、インフレだからです。税金が上がれば可処分所得は減ります。インフレが生じれば現金を稼いで貯金をしても、貯金の実質価値は目減りするばかりです。そして、金利が上昇すれば、最近までの低金利を利用して長期ローンを変動金利で借り入れした人々は実質可処分所得が減ります。

金利上昇やインフレが起きるであろう事は、最近の銀行の行動を見てもわかります。「3年は1%の固定金利、それ以降は変動金利といったローン商品」等を最近良く見かけますよね、これは逆に言えば銀行が"今後3年経つ頃には確実に金利上昇やインフレが起きるであろう事を折込済んでいる"という事なのです。

ちなみに、変動金利で長期負債を抱えている人や抱えようとしている人は、今後数年経つと、たちまちライフプランを大幅に書き換えなければならない状況になるのではないでしょうか。

ちなみに、「貯金と年金でそこそこ暮らしていけば良いや~」と考えていて、定年を数年以内に控えた人々もライフプランを大幅に変えなければならなくなるでしょう。貯金の価値はインフレによって目減りしていき、年金は福祉費用と税金の増大によって実質価値が目減りしますからね。


それじゃ、どのように対処していけばよいのか。それは、プラスの資産としてのキャッシュは出来るだけ持たないに限ると思うのです。それではキャッシュの代わりに持つべきものはなんでしょうか?

まず、持つべきは、増税の影響が限定的な株式。何故ならば、株式に関する増税が行われれば、資本市場が冷え込み国の税収が減りますからね。

次に持つべきは、資産インフレによるキャッシュの価値を毀損させずに、逆にインフレの恩恵を最大限受けるための土地。

最後に持つべきは、固定金利で長期の借り入れ。何故ならば、金利が上昇しインフレも起これば借り入れた資金のコストが無視できるようになるからです。

あぁ、どーでもいいんですけど、数年前ってリストラが横行しましたよね。そして、その頃の株式市場はかなーり冷え切っていましたよね。その頃に早期退職金を手にして仕事を辞めて、退職金を全額、株式か都内の不動産に投入した人がいたとしたら、その人はリストラされずに残っていた人よりも明らかに大金を手にしていますね。まさに「禍福の転ずること、塞翁が馬の如し」だなぁと思います。

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2006年1月11日

panda01.gif どうすれば予算の肥大化を防げるか

予算というのは何で肥大化するのでしょうかね・・・

大きな理由は、「年度末に予算を消化しきれないと、次年度の予算が削られるのが慣例だから」です。

そのため年度末になると、予算消化調整を目的とした無駄な備品購入が横行し始めます。しかし、その一方で、予算を貰えずに苦しんでいる部署や研究所も存在しています。

慣例になるくらいですから、昔はそれなりに予算を削られないようにする事には合理的な意味がありました。戦後から高度経済成長をする過程では、資金不足が価値創造においてボトルネックとなっており、資金があればある程価値創造を行う事ができました。(丁度、銀行が国民に貯金してもらう事に躍起になっていた時代です。)

しかし、経済成長が緩やかになり始めると資金不足がボトルネックでは無くなりました。つまり、予算を立てても年度末で余るようになってきたのです。しかし、人間というのは思考も行動も直ぐには変えられないんでね。次年度の予算が削られても何も問題無いにも関らず、削られないように毎年予算を余す事無く消化しようと試みるわけです。

どうすれば予算の肥大化を防げるのでしょうか。それには、人々の行動規範を根本から変えさせるように仕向けなければなりません。

具体的には、まず各プロジェクト毎に対して不足気味の予算を立てます。そして、各プロジェクトを束ねた全プロジェクトの予算バッファーを作っておきます。予算以内でプロジェクトが完了してしまったからといって次年度の予算を削るような罰は与えません。あくまでも各プロジェクトの内容と全プロジェクトで使える予算額のバランスから各プロジェクト毎の予算を立てます。

一方、各プロジェクト毎の予算は少な目に立てているので、不足した分は申請すればその都度バッファーから支払われるようにします。バッファーを過度に利用するプロジェクトが現れたら、そのプロジェクトに対して詳しく審査を行いアドバイスを行います。

そして、少なめに立てた予算内でプロジェクトを終わらせることが出来た所には、何らかの報酬が関係者に支払われるようにします。

このようにすれば、予算の肥大化と年度末の予算消化が生じにくくなると思います。(参考:TOC理論)

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2006年1月10日

panda01.gif 投信への資金集中は経済の波を荒くする

どうやら投資信託への資金流入が多くなって来ているらしいです。しかし、金余りの現代において、投資信託へ資金が集まれば集まるほど経済の波は荒く変動するようになると思います。

何故でしょうか。

経済の話をする前に、政治の世界を考えてみます。

本来、国の政策に関する議案全てを国民一人一人が審議して投票していけば理想的な民主主義が築けます。しかし、物事が決まるのに時間が掛かりすぎるために、世の中の変化についていけないばかりでなく、世の中の変化を遅らせてしまいます。

そこで、考え出されたのが間接民主主義です。国民が議員を選出し、議員が国策を決めていくのです。しかし、それでも各々の議員が自分を主張してしまえば収集がつかなくなり、世の中の変化に対応できなくなります。ちなみに、インドは民主主義が行き過ぎていているために物事が決まるのが遅いそうです。

この欠点を解消するために、日本においては政党政治が生まれました。当然の事ながら多くの議員が所属する政党が力を持ちます。すると、世の中の変化に政治が追いつく速度が速くなります。しかし、一方で慎重に議論をしていかなければならない議案も強行した採決が行われるようになり、世の中に不合理な政策が行われる危険も多くなります。


では、話を経済に戻します。

本来、理想的には、国民一人一人がファイナンシャルリテラシーを身に付けて、個々の企業に投資をしたり、融資をしたりするべきです。しかし、全員がファイナンスの知識を身に付けようという意思を持っているわけではないわけです。

そこで、そういう人は投資信託を利用する事になります。投資信託に資金を投ずる行為は、政治において、ある政党を支持している事と同じです。資金が集まれば集まるほど、その投信関係者の経済に対する力は増してきます。力が増してくれば、資本の力を利用して非生産的な産業にメスを投じる事ができるようになり、業界の再編成を促すという良い面が生まれてきます。その反面、巨額の資金を利用した投機的な行為により実体経済にダメージを与える事も可能になります。

投信のマネージャ全員が投機的行為をしないなんて事は考えられないし、マネージャの中にはDQNな方も居るわけです。したがって、投信への資金が集中すればする程、資本の力によって経済の波が大きくなるように思います。(その分、チャンスも生まれるわけですが…)

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2006年1月 6日

panda01.gif NHKが番組広告(CM)を作るのは無駄では?

[晴れ]体力的に限界きてる
朝6時起き、8時50分出社。とにかく寒いね。

午前中物品の発注を行い、午後は部署を越えた交流会。その後、外部の方のお話があり、新年会という流れ。交流会の存在は良いが、時間の都合もあり、その場でブレストする時間が取れないというのは残念。その後居酒屋で新年会。途中で抜け出す。

新宿に移動し、まさよさん、くみ子さん、さとしさん、Hide君と会う。バンクーバー繋がりの面子である。直接面識が無くても共通の知人がいたりする所が、バンクーバの狭さを物語ってるなぁ。

たらば屋で23時半頃まで飲む。てか、ここは、がつがつ食うタイプのお店じゃなかった(笑 ワーホリでバンクーバに行く人達というのは面白い人が多いなぁ。

自宅に帰ると、↓のCDが届いていて、聞きながら明日からのスキーの準備。
Dear Chocolat SienneアルバムCD [Dear Chocolat Sienne]


そうそう、今日R25 を読んでいたら、4ページ目に「功名が辻」というNHKの大河ドラマが宣伝が載っていた。また、山手線にも中吊り広告が載っていた。

でも、NHKが自身の番組の広告を作る事って何の意味があるんでしょうか?

民法であれば、視聴率を獲得すれば広告収入が増えるので番組広告を作る意義は存在する。しかし、NHKは広告収入に依存しないビジネスモデルなので、視聴率を獲得したところで収入が増えるわけではない。したがって、NHKが自身の番組広告を作る意義が分からない。(莫大な費用を投下して番組を公知させる事が公営的行為とでも言うのでしょうかね???)

NHKがやるべきは、出来るだけ番組広告の費用を抑えて視聴料を安くするか、広告に資金を投下する代わりに公共の番組としての質を高めるために資金を投下する事なのではないか。

NHKが民法各社と同じ行動を取るのならば、NHKの公営番組としての存在意義を改めて問わなければならないと思う


あ、2月7日にラストリゾートが、2月9日にドリコムが新規上場(IPO)するみたい。

一般顧客相手のビジネスは、顧客の評判を見てビジネスの内容を判断する事が出来る。
例えば、前者の企業であればカナダ滞在者が利用する掲示板JPCANADAのようなサイトで"ラストリゾート"というキーワードで検索すると良い。
また、後者の企業であれば、ドリコムBlogを利用する人々の評判を調べると良い。半年位前にメンテナンスのごたごたで評判を落とした時期があったのがわかったりする。私は調べないけど、ドリコムに興味ある人は現在の評判はどうなのかというのをネットで調べてみると良いと思う。


明日は午前中がファイナンス自主勉強会で、午後から苗場に行き9日までスキー三昧の予定。しばしBlog更新も休憩。

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panda01.gif いつ騰がるのかではなく、どれくらい伸びるのか

経済ニュースを見ていると、株価が連日上がることが喜ばしいように報道しているようですが・・・・・・投資する側にしてみればどんどん株価が上がっていけば実体経済との乖離が無くなってチャンスが減ってくるので悲しい面も存在するわけです。

しかし、人というのは不思議なもので株価が騰がれば騰がるほど儲かると思って色々な人が次々と参入してくるわけです。当然ながら、素人であれ多くの人が株式市場にお金を投ずるようになれば、実体経済とは関係無く株価は騰がり続けます。そうなると、誰でも株を買えば儲けられる状態になります。

・・・当然、このような状態は永遠に続く事はありません。実体経済以上に評価された株は将来的には下落する運命が待っています。

従いまして、株を買うときには企業価値を評価し、それ以下の株価で購入するように心がけなければなりません。

だから、金持ちになれた「すごい習慣」!
人々は高い値がついたとき売るのが株の儲け方だと思っていますが、実は違うのです。一番重要なのは、株をいくらで買うかです。お金が儲かるかどうかは買ったときにすでにきまっているのです。株には限界値というものがあります。それ以上に上にあがることは滅多にありません。ですから、市場が悪いときに買収のタイミングを計るのです。安値で買えばいつかは騰がります。あとはじっくり待つのです。株式投資というのは、それほどむずかしいことではないのです。」(p.114)

企業価値以下に評価された株式を購入すれば、買った額以下に株価が落ちたとしても心配要りません。下落したら追加して購入していけば良いのです。(ちなみに、企業価値を算出する本は本屋に行けば腐るほどあります。)

ここで、気をつけなければならないのは、株価が幾ら企業価値以下に評価されていたとしても、いい会社でなければ買わない姿勢をとらなければなりません。いい会社(高利回りが期待できる株式)とは、特別投資をしなくても、長い将来にわたって安定的にキャッシュフローが増え続ける会社です[引用元]。

いい会社の株を購入すれば、いつ株価が騰がるのかを気にする必要がなくなります。何故ならば、持ち続ければ持ち続けるほど会社の企業価値が上がっていき、株価の騰がり幅と騰がる確率がどんどん上がっていくわけですから。

したがいまして、株を購入する際には、いつ(株価が)騰がるのかを予想するのではなく、どれくらい(企業成長が)伸びるのかを慎重に見極めなければいけないと思います。

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2006年1月 2日

panda01.gif 表裏二体

yin and yang

表裏一体という言葉がありますが、世の中には表裏一体で動く人と表裏二体で動く人が存在します。

「表裏一体」を広辞苑で調べると、「表と裏がよく一体となること、裏表のべつなく一体をなすこと」となります。つまり、陰と陽、相反する二つのものが一つになることです。

それに対し、表裏二体とは、「表と裏が一体とはなっていないこと」を意味します。

人間誰でも表の顔と裏の顔が存在します。表の顔は普段見かける顔であり、裏の顔は普段見かけない顔になります。もちろん、表の顔も裏の顔も同じ人も存在します。

表の顔と裏の顔はお互いに影響しあっています。

例えば、普段見かける所で仕事がメチャメチャできる人がいるとしたならば、その人は人が見ていない所でメチャメチャ学習(行為)しているわけです。この人は、表を裏が支えるという表裏一体の生活を送っている事になります。

表の顔と裏の顔はお互いに影響しあっていると書きましたが、表の世界と裏の世界の間には別に壁が存在するわけではありません。

それなのに自ら壁を作る人が居ます。例えば、表の世界はストレスを貯める所、裏の世界はストレスを吐き出すところと自分で定義してしまっている人がいます。この人は表と裏に自ら壁を作って表裏二体の生活を送っている事になります。

良い生活を送るには、表の世界の分だけ裏の負担が大きくなる表裏二体の生活を送るのではなく、裏が表を支える表裏一体の生活を送るようにしなければいけないのではないでしょうか。

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2006年1月 1日

panda01.gif ネットとテレビの融合化が見える年

2006年はネットとテレビの融合化の方向性が大衆にも認知され始める年になるのではないかと思っています。

ん?、ホリエモンや楽天騒動で「ネットとテレビの融合化」という話は聞き飽きた人とか多いかもしれません。また、人によってはネットの双方向性とテレビのブロードキャスト性は別だと主張する方もいるかと思います。

しかし、ネットもテレビも融合するのは時間の問題です。(余談ですが、通話と通信の融合も時間の問題です) ただし、ネット会社がテレビ会社を買収するような形ではネットとテレビの融合化は実現しないでしょう。また、逆もしかりです。

市場をよーーく観察していると、ネットとテレビの融合化が始まった部分があります。それは・・・、パソコンモニターにテレビが映るようになってきた事です。この動きは、小さいように見えますが、実は未来に向かって大きく進んでいます。

私はユーザーが直接触れるインターフェースの観点から、「ネットとテレビの融合は、ハードウェア会社が鍵を握っている」と、以前から主張してきました。

どうしてかというと、「ユーザーにとっては、直接触れるインターフェースの使いやすさにしか興味がありません。モニターで見ることのできる映像が、インターネット放送なのかテレビ放送なのかは全く興味が無い」からです。

そして、テレビ放送やインターネット放送の違いをユーザーに気にさせないモニターを作る技術を持っているのは・・・ハードウェアメーカーだったりします。

実際に、インテルではパソコンをテレビ感覚で扱える半導体Viiv(ヴィーブ)を2006年はじめに発売する予定で、すでに40社以上がViiv対応のコンテンツ配信を計画していると発表しています。

また、アメリカでは既に、地上波、衛星、CATVといった放送ならなんでも録画して何時でも好きなときに見ることの出来る自動録画サービスTIVOが普及してきています。(参考:大前研一)

というわけで、日本でネットとテレビの融合化の道筋が大衆に理解されるようになるのは今年でしょう。(ま、日本のメーカーは鈍感な意思決定者も多いので、早く動かないとMP3プレーヤーのように外資系企業に市場を占拠される可能性がありますね。)

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2005年12月25日

panda01.gif 見えにくい部分こそ価値がある

人間って、どうも目に見えやすい事に飛びつくんですね。

株式をやっていると真っ先に見えてくるのは株価。だから、株価だけ見て取引をする。ビジネスで利益率を上げようとすると真っ先に見えてくるのはコスト。だからコスト削減に躍起になる。

でも、本質的な部分は目に見えにくい事が多いんですよね。

株式に関して言えば、株価を押し上げる要因になるのは企業価値の増大になるわけです。企業価値って何に依存するのかというと、利益の創出能力になるわけです。それじゃ、利益創出能力とは何か?といえば、将来に渡ってキャッシュを生み出す能力になってくるわけです。

利益率の例でいえば、偽装マンションが良い例です。一番簡単にマンション販売の利益率を上げる方法はコスト削減です。コストを下げるには人件費を下げれば良いし、果ては手抜き設計・工事をすれば良いわけです。でも、マンション販売で利益を出すために重要な事は、売れ残りを作らない事だったりします。そのため、立地と質の良い売れやすいマンションを建てて、在庫回転率を上げることが利益率を上げるポイントなわけです。

これ、見える人には簡単に見えるんだけど、見えない人は見えないんだよね。しかも見えてない人の方が何気に多い。なにせ、経済新聞だって、「前年比経常利益率50%増」という記事は見かけても「前年比FCF50%増」という記事は見かけませんし。毎年宝くじ売り場には、多くの人が並びますしね。宝くじなんてマイナスサムゲームなのに・・・。(あ、本質的な部分は目に見えにくいだけであって、考えにくい事ではないんですよね~。)

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2005年12月23日

panda01.gif レバレッジ効果について

レバレッジとは「梃子(てこ)」の事を言います。

レバレッジという言葉を良く耳にするのは投資の世界です。東証によれば、次のように説明されています。

少額の投資資金で、大きなリターンが期待できることを、レバレッジ(てこ)効果といいます。例えばオプション取引において、当初の投資金額に対しその基礎商品の価格変動に比して大きな損益が発生することをいいます。

レバレッジの大きな特徴は性質は、一定の小さなコストを支払うことで、大きなリターンを狙える事です。レバレッジは多くの企業で利用されています。その証拠に、会社四季報で企業の有利子負債の項目を見てください。殆どの企業で負債をしてビジネスを行っていることがわかると思います。

でもね~レバレッジ効果というのは"金銭の利用"に限った話では無いんですよ。企業運営で様々な場面でレバレッジ効果は良く利用されています。

例えば、「従業員を雇う」という行為はレバレッジ効果の利用そのものです。会社にとって、従業員を雇うということは一定のコストを支払わなければならないリスクが生じます。一方で、会社は従業員を雇い入れる事で、支払うコスト以上のリターンが期待できるわけです。従業員に支払うコストは一定なので、リターンが大きくなればなる程会社側の利益率が向上します。

また、企業の中には事業形態そのものに大きなレバレッジ効果を利用しています。

例えば生命保険会社です。生命保険会社は、他人からお金を預かり、そのお金を運用し、満期になったら一定額を支払います。もちろん、満期に支払う以上のお金を儲ければ保険会社の利益になります。当然ながら、他人から預かるお金が増えれば増えるほど、保険会社の利益が大きくなっていきます。つまり、お客の保険沙汰の面倒を見るというコストを払い、他人のお金を利用して利益拡大に努めているわけです。

あと、新聞社というのもレバレッジ効果を利用しています。新聞社のコストといえば、情報を集め編集するコストと情報をお客に配るコストの二つがあります。当然ながら、新聞購読者が増えるとお客に新聞を配るコストというのは比例して増えていきます。しかし、情報を集めたり編集するコストは上がりません。したがって、お客が増えれば増えるほど利益が大きくなっていきます。(何がレバレッジかというと、1つの情報を仕入れて、多数の人に情報を渡すという部分です。)

もちろん、事業形態におけるレバレッジ効果は時代に応じて変化していくため、効果が無くなったり、マイナス効果になったりする事はあります。しかし、事業を行う上では、レバレッジ効果を如何に利用するか?という事を考えていかなければならないと思います。

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2005年12月21日

panda01.gif 労働とは何なの?

賃労働だけが労働だと考えている人が多いかと思います。

でも、賃金の発生しない専業主婦の家事だって立派な(無償)労働ですし、自分の知っているノウハウをWEBで他人に伝える事だって立派な労働です。

それじゃ、そもそも労働とはなんなのでしょうか?

大昔の自給自足の生活を送っていた時代は、自分の食を満たす事が労働の目的でした。そのため、必要な分を必要なだけ獲って生活してました。

時代が進むと、分業化が始まりました。ある人は他人の分まで含めた食物を生産する一方、ある人は他人の分まで含めて衣類を生産したりするようになりました。そして、お互いが物物交換をして

更に時代が進むと、物々交換ではなく、貨幣を利用した物の交換が行われるようになりました。貨幣が発明されると、人々は様々な物・サービスを提供して貨幣を稼ぐ事に焦点を当てるようになりました。

でも、貨幣というのは経済を活性化させる(流通)手段に過ぎず、労働というのはあくまでも人々の生活を維持・発展させていく行為に過ぎないんですよね。

逆に「人々の生活を維持・発展させていく行為」という観点から労働を捉えなおせば、「労働とは各自の持てる全ての物(体力・知力・資力等)を利用して価値創造をする事」になると思います。

体力を主に利用して労働する人もいれば、資力を主に利用して労働をする人もいるって事ですね。

P.S.
価値創造の主体はあくまでも人間です。人間が、自分の持っている全ての物を利用して、価値を創造しているのです。

P.S.2
ジェイコム株で27歳の無職の方が資力と技を利用して稼いだというのもある種の労働の部類に入ります。(ただ、今回の場合は価値創造をせずにゼロサムゲームを勝ち抜いただけなので真の創造的な労働では無いです。一方で、みずほ証券が生じさせた市場の歪を正すポジションをとったという見方もできるので、そういう意味では価値提供を伴う労働ですね)

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2005年12月15日

panda01.gif 非上場の方が経営は効率的?

アパレル大手、ワールドや飲料メーカー、ポッカコーポレーションなど、次第に非上場かが広がり始め、ほとんどが「非上場化で経営スピードを速め、大胆に事業を再構築する」と言っているようです。 そして、株主と市場の監視を受け、成長と株主配分の重荷を負いながらの経営よりも「非上場に転じた方が経営効率を上げることが可能かもと見始めた」という意見があります。(日経ビジネス2005.12.5)

むむむ、「それじゃ、非上場化すると経営スピードを速める事が出来ると思ってたんなら、なんで上場したんだろう?」と思うわけです。なぜなら、逆説的に捉えれば、彼らは「上場すると経営スピードが遅くなる」と宣言しているようなものだからです。更に深読みすれば、「資本を調達するために経営スピードが犠牲になっても構わないと考えて上場した」んだと考えられるわけです。

こういう上場に対する考え方って…ちょっとオカシイですよね。

なぜなら、上場したら経営スピードが遅くなると感じているのならば、金融機関等に融資や出資を依頼して、非上場状態で経営を続ければ良い訳ですから。 だけど、非上場化した後で再上場する企業が少なくない。

経営スピードが落ちると思っているのならば、再上場しなければ良いのに・・・。

ここ数年の低株価の時の市場を見ていると、上場時に株価が跳ね上がるのを見込んで、有利に資金を調達し、暫く経つと株価が落ちてくるので、その時にTOB等で非公開にする企業がポツポツと見られます。

これらの企業に感じるのは、「株式市場を単なる資本調達の場」 としか考えていないんじゃないかという事。

資本を調達するということは、それなりの責任が発生するのです。それが小賢しいから、資本を調達して株価が低迷したら非上場化しようと企むのはどうかと思います。

まぁねぇ、株式市場に対して「単なる資本調達の場」としか考えていない企業がある一方で、「単なる儲けの場」としてしか考えない投機家が多いのでどっこいどっこいなのでしょうけど…。なんだかなぁ。

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2005年12月12日

panda01.gif 安心とイノベーション

イノベーションといえば、クリステンセン博士の「イノベーションのジレンマ」が有名ですが・・・。
イノベーションのジレンマ増補改訂版イノベーションのジレンマ

破壊的なイノベーションを起こせる人ってどういう人なんだろうと考えると、心に余裕がある人だと思うんですね。心に余裕が無い状態というのは、目の前の事にただひたすら必死になっている状態だったりします。状況によっては目の前の事をひたすらやり続けなければならない時もあるでしょう。しかし、目の前の事に必死になっているというのは、周りの環境の変化に気がつかない状態だったりするわけです。

この事に関しては、ひろゆき氏がズバリな事を書いていたりします。「努力をしていたり、何らかのコストを払っていると、そういったチャンスに気づかなかったり、タイミングが悪くて逃したりする可能性がある」と。

日々の生活で近視眼的に必死にならざる得なくなるのは、生活上での安心を何らかの要因で阻害されているからだと思うわけです。

ある人は、住宅ローンを抱えてしまい、それに日々の安心を奪われながら生活していたりします。またある人は、他者との競争に負けることを恐れ、安心を奪われながら生活していたりします。また、ある人は家庭生活が崩壊して、家庭での安心そのものを奪われていたりします。

逆に安心な状態となると、必死に何かをやらなければならないという状態から開放されます。こうなると、人間は何か(余計な事)を考え始めます。この余計な事のようで余計じゃない事を考えれる余裕こそが、イノベーションが生じる原動力になっていると思います。

茂木健一郎氏によれば、幼児は新世界を探求する欲求を持っていると指摘しています。

幼児は、積極的に新しい世界を探求しようとする欲求をもっている。すばらしい新世界を探求する幼児の目は、輝いている。大人は、探求を無理強いする必要は無い。ただ、幼児が安心して探求できるような環境を整えてやりさえすれば良い
探求をするための心理的な安全基地を提供してくれる保護者に対して幼児が示す親愛の情、そこから切り離されまいとする感情を、ボールビーは「愛着」と呼んだ。
意識を持ってこの世界の中に生きる私達一人一人は、母親の愛情に包まれて目を輝かせてこの世界を探求する幼児に似ている。私達の意識の中にあらわれるのは、全て仮想である。その仮想のうち、現実を映し出すものを、私たちは現実と呼ぶ。そして、私たちは、自分の身体と、その身体を支えてくれる周囲の環境という「現実自体」に支えられて、仮想の世界の探求に乗り出す。
脳と仮想脳と仮想(茂木健一郎氏)(pp.106-107)


茂木氏は、幼児が安心な状態になれば強い探究心を持つと指摘していますが、これは何も幼児に限った事ではないと思うわけです。大人だって安心状態になれば、何か新しい世界に乗り出そうと自然となります。新しい世界に乗り出そうとする人こそが、世の中でイノベーションを起こしていけるんだと思います。

と、いうわけで・・・、安心状態を常に作るように心がける事が日々の生活で重要になってくるのだと思います。

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2005年12月 9日

panda01.gif 投資家気取りの投機家

投資家と投機家の区別ってその人の行為だけから判断するのは実は凄く難しいです。

ベンジャミン・グレアムは「賢明なる投資家」の中で、投資家と投機家について、「投資家と投機家の最も現実的な相違は、その人が市場変動に対してどのような態度で臨むかという点である。投機家の最大の関心事は、株価の変動を予測してそれによって利益を得ることである。投資家の最大の関心は、適切な価格で取得して保有することである」と定義しています。
賢明なる投資家賢明なる投資家

でも、「結局、投機家にしろ投資家にしろ、株価の値上がりを狙うわけで、結果的にはやってる事は同じなんじゃないの?」と言いたくなります。資本を投ずる行為を見ると、投資家だろうが投機家だろうが、株式を安く買い、高く売る事になるので、両者の区別がつきません。

それでは、投資家と投機家は何が違うのでしょうか?

私なりの意見としては、投資家と投機家の違いはマインドの違いでしかありません。
投資家 = 相手が得をして、その結果として自分が利益を得れればOK
投機家 = 相手が損しよう得しようが、自分が利益を取れればOK

ここで言う"相手"とは、投資先企業だけではなく、投資先企業の消費者も含まれます。つまり投資家の精神というのは、投資先を通じて市場(ステークホルダー)が持ち上がる事を願っているわけです。

板倉雄一郎氏の言葉を借りれば、価値創造をしようとしている人々は投資家マインドを持っており、価値創造しようがしまいが自分(だけ)が儲けられる行為をしている人々は投機家マインドを持っている事になります。


この投資家マインドと投機家マインドは、株式市場や商品市場だけに関る事ではありません。企業世界や政治の世界、家庭生活といった所にまで、これらのマインドは関ってきます。

まず、企業世界について考えましょう。

例えば、コンサルティングファームは、知識を投入して相手を良くする事を考えて解決法を提案するのが仕事なわけですが、相手先の企業に合わないコンサルティングをしているのに、自分は完璧な仕事をしたのだからお金を貰って当然だと考えていれば、投機家の部類に入ります。

一般的な企業の経営者にしても、売り上げを無理に上げてでもIPO出来てしまえば一般の人々に株式を高く売りつける事ができると主に考えていれば、投機家マインドを持っていることになります。

VC(ベンチャーキャピタル)や証券会社にしても、相手の企業の事情を考えないで資本を注入し、IPOをひたすら目指させているとしたら投機家そのものだったりします。

政治の世界は・・・飛ばして、家庭生活についても述べれば、

一般家庭で子供を育てるときに、子供に立派なスキルを持たせるために勉強をひたすらさせて、他の人よりも有利に生きさせようとしか考えていない親が居たら、その人は投機家マインドを持っている事になります。もし、投資家マインドを持っているとすれば、子供が世の中に役に立つ人になるために、本人に合った勉強の他に、心の教育やコミニュケーションスキルを施していくことになるからです。


このように世の中のあらゆる場面で、投機家や投資家が存在しているわけです。でも、性質が悪い事に、投機家の誰もが自分たちは投機家マインドの持ち主だとは思っていない事なんですよね。したがって、投資家気取りの投機家を見抜く目を鍛え、彼らとは距離を置く事が投資家への第一歩なのだと思います。

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2005年12月 8日

panda01.gif 良い借金と悪い借金

世の中面白い事に、借金に対しての感覚がずれている人が多すぎます。例えば、「サラ金の借金は良くないけど、自動車や家を買うための借金(ローン)は良い」と思っている事です。現象論的に言えば、利率の差こそあれ、どちらも「消費のための借金」をしているわけで、やっている行為自体は等価だったりします。

ほら、今じゃ銀行さんは、住宅ローンだけじゃなくて、消費者ローンや商工ローンに手をだしてますし。銀行さんからみれば、住宅ローンだろうが、消費者ローンだろうが、「お金を貸すという行為」に違いは無いわけです。

それじゃ、何が良い借金と言えるのでしょうか?

それは、借金の利子分以上の収益が見込めるときが良い借金なわけです。したがって、企業が収益事業を行うために調達する資金は良い借金といえます。収益不動産を購入するために調達する借金も良い借金といえます。

ちなみに、不動産の場合に関して言えば、「消費のための借金」が良い借金になる場合も有ります。それは、借金の利子分及びインフレ分以上に不動産価格が急騰していく場合です。

理想的だけども、借金の質に気付いて良い借金だけしていく事を心がける事が必要ですね。


P.S.
ここで話している、良い借金・悪い借金というのは経済的な観点からしか述べていません。したがって、人が幸せになれる借金かどうかは別問題です。

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2005年12月 7日

panda01.gif ただ期待する人と行動する人

世の中には、期待しながらただ待つ人と期待しながら行動する人の二通りの人がいると思います。

期待しながら待つ人は、「幸運とは人々に平等に降ってくるし、現状が悪くても我慢していれば良い時期も来るでしょ」と思うわけです。

期待しながら行動する人は、「幸運とは人々に平等に降ってきたとしても行動しなければ掴めないし、現状が悪いなら自分が行動して良くしていく事が重要だ」と考えるわけです。

人生は山あり谷ありなので、状況悪くなっても、そのうち良くなると考える事自体は間違ってはいないと思います。何故ならば、夕立にしろ台風にしろに、じっとその場で待っていれば災い自身が過ぎ去っていくからです。

しかし、ただ状況が好転することを期待するだけでその場から動かない人は、その場が保有する幸運量しか享受する事ができません。

これは農業に置き換えると話がわかりやすいと思います。乾燥地で取れる作物の量はいくら期待しても、肥沃な土地で取れる作物の量には適いません。乾燥地で農業を営む人がより多くの作物を育てたいと思うのならば、肥沃な土地に移動するか、乾燥地でより多くの作物が育てるための技術開発を行う行動が必要になってきます。

というわけで、期待しながらただ待つよりも、行動していくことが重要だとは思います。もちろん、行動するための目標を立てることも同時に重要になってくると思います。

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2005年12月 5日

panda01.gif 投資家が増えて株価が上がるのって健全なの?

WBSを見ていたら、最近の株高に個人投資家が大きく影響しており、今後投資をしてみたいという投資家予備軍が全員投資をしたら株価が一段高になるでしょうとコメントがなされていました。

そりゃ、今株を持っている人であれば、投資家予備軍のお金が株式市場に流れてきてくれれば持ち株が高くなるので願ったり叶ったりでしょう。

でも・・・「投資家予備軍が参加すれば株価が押し上げられて皆ハッピー♪」という理論は間違ってますよ。

これじゃ、「バブルになっても株価が高くさえなれば皆がハッピー♪」と言ってるのと同じです。

あくまでも、株価が上がるというのは、企業業績(or業績見通し)が良くなった結果であるべきです。もちろん、業績見通しが良くなったから株式市場に流れるお金が増え、その結果として株価が上昇するというのは問題は無いと思います。しかし、今まで株式市場に参加していない人が株高に釣られた結果、需給のバランスが崩れて株価が上昇するというのは健全ではありません。

株価の上がり下がりだけを追っていると、何が健全で何が健全でないのかを判断できません。そもそも、株価だけしか追っていない人は、健全な株価上昇だろうと、不健全な株価上昇だろうと気にもしません。だから、いつの時代になってもバブルが発生するんですよぉぉぉ。


あ、でも不健全な株価上昇が結果として健全な株価上昇に結びつく事が無いわけではありません。ホリエモンがニッポン放送を買収しようとした時に利用したマルチプルの力(高株価&レバレッジ)を上手に使えば、「効率的な小企業」が「非効率な大企業」をM&Aで飲み込んだ上で効率化していく事ができますからね。(まぁ、まだ日本企業でマルチプルの力を上手に使っている企業は少ないのですが・・・)

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2005年12月 4日

panda01.gif 為替差益ではなく、イールド(利回り)で!

円安が進行しています。こうなると、値動きを追う人は何をやりたくなるのかといえば「為替FX」です。為替FXとは、証券会社から資金を借り受けて、自己資本の数倍~数百倍の資金を動かして利ザヤを稼ぐ取引です。しかし、あくまでも借金をして為替差益を狙っているわけですから返済利子と手数料分だけマイナスサムゲームを行っていることになります。

このように円安が急激に進行すると、値動きだけを見て儲けようと考える人が増えるのですが、これはちょっと安直だと思います。

外国人が急激な円安が進む日本の状況をどう見ているのかと言えば、「円安という事は、ドルで円を買う方がメリットが高い。しかし、日本は0金利だから預金も債権も魅力的ではない。となれば、日本株を買おう。」と、なります。というわけで、円安傾向になると共に日本株が急上昇しているわけです。

ただ、日本市場の株価も大分上がってしまったため、企業の収益率に対する株価水準も割安では無くなってきています。今後、株価が健全に伸び続けるためには更なる企業収益力の増加がなければなりません。しかし残念ながら、日本の企業を見渡してみると、企業収益力が回復したとはいえ、ROEでみても数%の企業が少なくありません。

先日の講演会で大前健一氏が「為替の変動ではなく、最終的にイールドが勝っている」とおっしゃっていました。この場合のイールドというのは、債権でいう利回りというよりも、投資行為そのものに対するリターンと捕らえたほうがいいでしょう。

氏の言わんとしている事は、国境を跨いだとしても、株主資本利益率の高い企業への投資を続けていくことが、為替変動による損失があっても高い利回り得る事ができるという事です。

これに従えば、世界的にみて事業収益率の高い企業を探して投資していく事が投資の王道という事になります。

為替と株価の変動に関しては邱永漢氏も言及しています。


かつて日本でも円が1ドル80円という最高値をつけたことがあります。しかし、それに至るずっと前に株が3万9千円寸前という最高値をつけています。為替レートの切り上げよりも株高の方が先行するのです。どうしてかというと、安い為替レートは産業界に繁栄をもたらし、株価が一足先にそれを反映するからです。(もしもしQさんQさんよ)

てなわけで、株式市場の方はまだ上昇しきっていない企業も多く、日本に比べても圧倒的に企業成長率が大きな中国市場は魅力的だと思うんですよね。(と言っても、カントリーリスクは常につきまといますが。)

あ、あと、何気に注目してるのは、フィリピンなのですが(笑

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2005年12月 2日

panda01.gif 相対的な価値変動と絶対的な価値変動

日々流れる経済ニュース。この情報に対して、ただ単に傍観している人と、この情報に対して何らかの行動を取る人がいます。

大方の傍観している人は、「自分は、損が出るかもしれない株式や外貨には手を出していないから、日経平均が高くなろうが安くなろうが、円高になろうが円安になろうが関係無い。ただ、円安になると輸入産業が不利になるから石油や電気料金が上がってしまうのが嫌だな」としか思っていないのでは無いでしょうか。

しかし、株式も外貨も持っていないから「円安や日経平均がどうなろうが関係無い」という考え方は間違っています。

というのも、日本円で持っていようが、日本株で持っていようが、外貨で持っていようが、外国株で持っていようが、更に言えば、自動車を持っていようが、多かれ少なかれ何らかの資産を保有しているという事は、市場に対して何らかのポジションを取っている事に他ならないからです。この事に気付かない人が多すぎます。

例えば、今進行している円安を考えてみましょう。円安になるという事は、日本円や日本株で資産を持っている人は諸外国の資産価値に対して自分の資産価値が相対的に目減りしている事を示しているわけです。

それでは、株高はどうでしょう。株高になっていくという事は、現金で資産を保有している人は株式を保有している人々に対して資産価値が相対的に目減りしているわけです。

この相対的という言葉が重要です。多くの人々は絶対的な目減りを嫌います。だからこそ、節約家で貯金が大好きな人は、絶対的な損が出る可能性のある株式を嫌います。その一方で、彼らは相対的な価値損失については気にしません。

他人の絶対的な価値が変動すれば、自分の価値は相対的に変動します。自分の絶対的な価値が変動すれば、他人の価値が相対的に変動します。世の中というのは、相互作用の固まりなわけです。

というわけで、相対的な価値の変動に気付いて、合理的な行動をしていく事が何気に重要な気がします。

P.S.
まぁ、どこぞの金融機関も堂々と「国債を満期まで保有すれば損失計上しなくて良いから、満期まで保有する方針にする」と表明してますから、金融のプロ?と言えども「相対的な価値変動」を軽く見る程度の知識・感覚しか持っていないんでしょうね。

P.S.2
ちなみに、知識という価値も相対的に変動します。例えば、アメリカのスタンフォードのコンピュータ専攻を卒業した人でも職にありつけない事態が起きているのは、インドにおけるコンピュータの知識階級が育ったためだったりするわけですし。

P.S.3
あ、絶対的な価格変動と相対的な価値変動とタイトルをつけた方がわかりやすかったかも・・・。

投稿者 cazper : 12:15 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年11月29日

panda01.gif 結局はニーズ

世の中、景気が良くなると余剰資金を利用して多角経営に乗り出すのですが、不景気になると資産を集約してコアコンピタンス経営をやっていくんですね。

不景気の場合、確かにコアビジネスに資本を集約していくのですが、それだけでは将来性が無いので自社のビジネススキームやコア技術の多分野への展開を考えていくことになります。

ここで、話をメーカー等の技術系会社に絞ります。技術系会社の場合、コアとなるのは「技術」と直ぐに考えます。技術屋さん的な思考だと、自分達が培ってきた技術に基づくシーズにばかり目が行くため、自社のシーズを利用してくれる分野を探すことになります。(シーズオリエンテッド)

もちろん、シーズが(消費者に対しての)ニーズに直結すると莫大な価値が生じるのですが、シーズそのものが莫大な価値を生む事は少ないと思います。

というのも、特許を考えると分かりやすいと思います。どれくらいの数の特許が、特許自身でお金を稼ぎ出しているのでしょうか? 世の中の特許の大半は、それ自身が莫大な価値を持つことは少なく、複数の特許が組み合わさる事で価値が生じたり、ただ単に他社の追随を逃れるための防衛的な価値しか生じません。

つまり、シーズというのは、利用される市場によって形を色々変えるわけです。自社技術を横方向展開できる市場はあるにはあるのだけども、その市場にける自分達の技術は付加価値を莫大に生むのではなくて、付加価値をさほど生じないサポート役的になっている可能性もあるわけです。

その道一筋の技術屋は自分の技術から物事を考えやすいので、自分達の技術の価値というのがターゲットとする市場によって変化する事に気付きにくいのです。

本来やらなければならないのは、魅力的なニーズを見つけ出してきて、そのニーズを満たす「サービスや技術」の何処に付加価値の源泉があるのかを見つけ出し、付加価値をつけるのに必要な「技術やサービス」の内で、どこが自分達で提供できる「サービスや技術」なのかを明確にする事です。そして、足りない分をアライアンスすべきなのです。

本質的に重要なのは、シーズを闇雲に生むことではなく、魅力的なニーズを見つける目を養う事だと思うわけです。


こういう事かいてると「ニーズは創造する物」だという反論も来そうだけど、創造されたニーズは、結局は企画者の(消費者市場に対しての)感の良さによって創造されているわけで、あくまでもニーズ思考なんですよね。

あと、魅力的なニーズを見つけたときに、アライアンスをすること無く出来る限り自社だけで開発する目的で、新しい技術というのは常に研究・開発されていかなければならないとは思います。

投稿者 cazper : 06:10 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年11月26日

panda01.gif アメリカ入国が面倒になっていく…

古川享氏(米マイクロソフト バイスプレジデント兼マイクロソフト 執行役 最高技術責任者)のBlogを読んでいたら、また、アメリカ入国が面倒になった事が判明…。

あぁ、アメリカとはどうしてこうなのか…。

思えば昨年アメリカに入国した際には、長期滞在者のみが顔と指紋を採られていたはずなのに、

今年の夏にバンクーバーに行くためにシアトル経由したときには、入国審査場で旅行者全員が顔と指紋を採られるようになっていたのに驚き・・・。

しかも、アメリカ出国時には、機械の前で顔と指紋を採られて2次元バーコードを受け取らなければならない事に更に驚き・・・

それが、今年の10月4日からは、アメリカに向けて出国する時に登録をしなければならないのかぁ。

ただでさえ、私は、アメリカ入国や出国時の精密検査に引っかかりやすい特別な存在なので・・・うざいったりゃありゃしない・・・。

投稿者 cazper : 12:22 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年11月23日

panda01.gif 造場

商経商経
「造場」-場を造るとはどういうことなのか。胡雪岩の言わんとするのはこういうことである。例えば、自分の商売を伸ばそうとしても、地域全体の経済が疲弊していれば、どんなに知恵を絞っても、おのずから限度がある。そこで、力を合わせて地域経済の底上げをはかりながら、そのなかで自分の商売も伸ばしていく。
あるいは、よく市場規模何千億円の業界だ、などと言われるが、そんななかで何社もの企業がシェアを食い合っている。競争はむろん必要だが、同時に各社が協力して市場の拡大をはかれば、お互いがハッピーになれる。「造場」とはそういう思想にほかならない。(p.298)

デイトレーダーや無謀な金融商品を売る企業が増えているのですが、彼らの行動指針は、「自分が儲かれば、あとはどうなったって良い」なわけです。(もちろん、デイトレーダに関して言えば、価格の不連続性を連続的にする役割はあるのですが・・・そういう意義を感じている人なんていませんし)

こういう状況に対して、板倉雄一郎氏はの自身のBlogの中で、欠陥マンションについての批判の中に、「カネだけを目当てにする人・・・最近多すぎます。(中略)""その行動は、社会に対してどのような価値を提供することが出来るのか""が、最も重要な行動規範ではないでしょうか?」という意見が述べられています。

また、先日参加したセミナーのパネラーであるザインエレクトロニクス株式会社代表の飯塚氏は、会社を始める時に他の会社の代表の方から「大義を持て」と言われ、会社の利益発展だけでは無く、日本のエレクトロニクス技術を発展させる事にも力を注いでいらっしゃいます。


これらの話をゲームの理論に置き換えると、デイトレーダーや無謀な金融商品を売る人々や効きもしない健康食品を売る人は、ゼロサムゲーム若しくはマイナスゲームをしているという事になります。

ゼロサムゲームをしても、場は発展しません。ましてや、マイナスサムゲームをすれば、最終的には場が沈んでしまうわけです。場が沈んでしまえば、ゲームに参加している人々が享受できる利益の総体が減ります。つまり、パイがしぼんでしまいます。

これは、稲作を見ればわかります。幾ら困窮しているからといって、庄屋が種になるべき米までも百姓から懲収してしまえば翌年の収穫は得ることができません。また、庄屋が自分の町を発展させようとおもうならば、百姓に開墾を奨励し、百姓からの懲収量を減らして、百姓も潤わせていくことが重要になります。なぜならば、結果的に自分も潤う事になるからです。

自分の行動が場を作り、場が自分を作っていることを感じ、気づいて、逆にそれを利用して行動していく事が必要だと思います。

投稿者 cazper : 08:55 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年11月21日

panda01.gif パークサイド・タワー・アット・ザ・リッツ・カールトン東京

六本木といえば、今は六本木ヒルズ。

ヒルズ族が生まれたように、何故お金持ちが六本木ヒルズに住みたがるのかと言えば、六本木ヒルズに住むと言うステータスを手に入れたいからです。

これは、お金持ちが より稀少なブランド品を買おうとする行為と同じです。お金持ちになればなるほど、幾ら値段が高くても、より価値が高い(と世間でみられている)品を買いたいわけです。

ということは、より高級なイメージを提供できれば、そのサービスなり物なりをお金持ちは買い求めるわけです。

この特性を逆に利用しようとしている企業が三井不動産だと思います。

三井不動産は、六本木防衛庁跡地に、54階建てのタワーを中心に5棟を建設し、オフィス、住宅、ホテル、ショップ、レストランを集合させようとしています。

そして、ホテルには日本初のファイブスターホテルである「リッツカールトン」を運営者として招き、居住区もリッツカールトンのサービスを受けられるようにしているわけです。

それじゃぁ、森ビルが運営する「六本木ヒルズ」と、リッツカールトンが運営する「パークサイド・タワー・アット・ザ・リッツ・カールトン東京」を比べると…ブランド力があるのは明らかに後者になってしまいます。

こう考えていくと…2007年には六本木のシンボルは、六本木ヒルズではなくて東京ミッドタウンになってしまうかもしれませんね。

あ、個人的には…秋葉原の再開発AKIHABARA CROSSFIELDの方が、実用的だし、産業界的にもステータスだとは思うんだけどなぁ(笑笑笑

投稿者 cazper : 20:16 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年11月20日

panda01.gif 良いだけじゃ売れない

技術者は良い品は売れるって考えやすいんですね。

技術者的に売れる商品に対する考え方は、
「品が良い」→「顧客が理解してくれる」→「買ってくれる」
なわけです。

でも実際に利益がとれる考え方は
「多くの顧客が不満に思っている事がある」→「それを解決してあげる」
なわけです。

技術というのは、顧客の不満解消法の一手段に過ぎません。それを理解していない技術者が多過ぎます。

その典型例として本日の新聞で大リストラを発表したパイオニアを挙げることが出来るのではないでしょうか? LDの血を持つパイオニアはDVDレコーダー・DVDプレーヤーで先行していたはずなんです。それが、いつの間にかパナソニックに追い抜かれ…。パイオニアが技術では負けてるとは考えれませんし。

私はこの原因を販売手法と生産技術なんだろうなぁと考えています。当初から、パイオニアのTVCMが少ないなぁと思っていました。その少なくなっている所に、PNASONICのDIGAがCMを打ちまくっていたのが印象に残っています。しかもパナソニックは、宣伝時に、HDDの大容量を謳って、その後、他社よりも値ごろ感を出していったんですね。他社よりも値ごろ感を出せたのは製品開発技術ではなくて生産技術のたまものでしょう。

あ、そうそう、E社のP製品なんてのは、そういう意味で注目してます。幾らテレビで若干宣伝しても、買える場所が限定されていれば、認知力が低いわけで…。私の予想では、粗利を削っても店頭販売に切替える手段をとるか、製品の撤退になるんじゃないかと思ってるわけです。今後どうなるのか・・・。


ついでに言えば、技術者が陥りやすいもう1つの欠点は、顧客を過剰に満足させているにも関わらず、今までと同じ技術を開発しようとする事ですね。(デジカメなんかが、その典型例だし、薄型テレビもその状態に突入しつつあります)

その証拠に、ある特定技術への費用対効果が薄れているにも関わらず、戦略を変えること無く、特定の技術への開発投資を続けている企業がそこら中に見受けられますし。これらの企業が開発方針を転換するのは、商品が売れなくなった時なんですね。大体、売れなくなってくると棚卸評価損が発生しますからねぇ。ダメージが深い状態での戦略転換になりやすいんですね。

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2005年11月17日

panda01.gif 出来るだけ楽をする

「楽して稼げない」と世間で良く言われますが、私はそうは思いません。むしろ、楽をする事を考えるべきだと思います。"楽"とは字の如く"楽しみ"でもあるわけですし。

ただし、「怠けてては稼げない」とは思います。

楽をする事と怠ける事は別です。「楽をすること」を良しとしない人々は、「楽をする事」と「怠ける事」を混同しているのです。

人類は現在まで如何に楽をして目的を達成できるのか? という事を追求しています。だからこそ、人類の移動手段も、歩行→自転車→バイク・自動車→飛行機 という風に人が楽する方向で発達してきているわけです。

会社組織でもそうです、人は楽をして目的を達成したいからこそ、人を集めて、各々が力を合わせて相乗効果を生むように組織を作っているわけです。

ただ、組織というのは別の弊害を生みます。それは、組織が大きくなればなる程、硬直化しやすくなる事です。こうなると、一人では大変だから皆で力を合わせて楽をするために作った組織なのに、楽が出来ない状態になります。

世の中を良く見れば そのような現象は容易に見つけられます。従業員が残業したりして頑張っているのに儲かっていない会社なんかが典型的な例でしょう。そういう会社では、「他人より多く頑張れば儲かる」という風潮になっているのではないでしょうか。

特に、ちょっと前までは粗利益が大きかった企業が、市況が変化して儲けにくくなってくるとこういう風潮になります。市況が変化しているのだから、頑張ったところで儲からないのです。

そして、愚直に頑張れば何でもできると思っている人は、楽をするための頭を使わなくなっているわけです。

この現象を端的に示す例としてヨットレースが挙げられます。ヨットは追い風の時は、風に乗って楽してドンドン進んで行きます。それでは向かい風に変わったらどうするでしょうか?? 向かい風に変わったらといって、オールで力づくで漕ぎますか??

向かい風に変わったら、帆を巧みに操って、最適なジグザグ走行する事で目的地に早くつく事を考えるわけです。あくまでも、風を受けて楽して動こうとするわけです。

この例でもわかるように、常に楽をする方法を考えて、行動する事が重要だと思います。


ちなみに、ひろゆき氏が以下のような問いをして、自身の意見を述べています。

何かを手に入れるための行動パターンというのは4つあります。良いと思うものを順番に並べてみてください。

・努力をして、成果が得られる。
・努力をして、成果が得られない。
・何もしないで、成果が得られる。
・何もしないで、成果が得られない。


ひろゆき氏自身は

何もしないで結果を手に入れられるのは、努力というコストを払わずにパフォーマンスを得られるので、最良。そして、努力をしたら必ず手に入るのならいいのですが、努力をしても手に入らない場合があることを考えると、努力をするというリスクを負うこと事態が既に損な気がするわけです。努力というコストを払って、さらに何も得られないというのが最悪だと思ったりするわけですね。

何もしないで待つことで、「何もしないで、成果が得られる」チャンスが訪れる可能性があるわけです。でも、努力をしていたり、何らかのコストを払っていると、そういったチャンスに気づかなかったり、タイミングが悪くて逃したりする可能性があるわけです。

ということで、個人的には下記のような順番になりますが、世間の皆さんはどうですか?

1、何もしないで、成果が得られる。
2、何もしないで、成果が得られない。
3、努力をして、成果が得られる。
4、努力をして、成果が得られない。


私もこの意見は全くといって良い程正しいと思います。

投稿者 cazper : 18:03 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年11月13日

panda01.gif 過去を捨てる技術

どうも世の中を見ているとポスト工業化社会になっているのに、高度経済成長期の体験を元に行動している方が多いですね。

"団塊の世代〜バブル前期世代"の方は「今時の若い者は」という言葉を繰り返してばかりいますが、本当に問わなければならないのは、「今の自分は・・・」という自分自身への質問だと思うんです。

人間とはなかなか自分の行為・思考を改めることが出来ないので、これだけあらゆる環境が大きく変化して過去の経験(成功体験)が通じない時代になってきてるにも関わらず、過去の経験が通じると思い込んでいるんですね。


ある方向性をもった成長というのは、いずれは止まります。そして、更に成長するには別の方向に向かって成長をしなければなりません。このためには、過去の成長に必要だったリソースをある程度捨てなければならないんですね。これが、神田昌典氏がおっしゃっている「S字カーブに基づく春夏春冬論」の意味だったりします。(もちろん、他の方も同じような事を指摘しています。)

余談ですが、あらゆる高度な生物が必ず死滅する仕組みになっているのも、「S字カーブに基づく春夏春冬論」的に生物全体の成長(進化)に必要な現象なわけです。

人間社会にフォーカスを当てると、人間の寿命よりも早いサイクルで人間環境自体がどんどん発達していくわけですから、人間は何かを犠牲にして成長していかなければなりません。そのためには、過去を捨てる適切な技術が必要になってくると思います。

ザ・プロフェッショナル(大前研一著)
変化の本質を見極めるためには、まず身近な変化の一つひとつについて、なぜそうなるのか、とこが新しいのか、そこから何が生まれ、その真価はどこにあるのかと繰り返し自問自動します。そこから課題を構造化し、仮説を立て、それが正しいかどうかを見極めるべく事実を集め、分析・検証し、自分の理を再構築していきます。
途中で間違いに気づいたならば、全てを白紙の状態にして、違う仮設に立ってゼロから考え直さなければなりません。ところが、「知的に怠惰」な人間は、このオールクリアができません。失敗を恐れるから、自分の間違いを認めようとしないのです。素直に自分の間違いを認めることが、「知的に怠惰でない」ということなのです。それが一連のプロセスを経済世界の変化スピードと同等か、それ以上で繰り返すことを可能にします。

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2005年11月 3日

panda01.gif 健康食品は作るよりも売るのが吉では?

最近、健康ブーム(アンチエイジング、マクロビオティック、LOHAS等々)がきています。

この流れに乗るために、ある企業は貴重な栄養素の大量合成法の開発に熱を入れています。また、ある企業では、健康食品の通信販売に乗り出したり、店舗販売に力を入れたりしています。

このような状況の場合、健康食品を開発する側と健康食品を販売する側とで、どちらが儲けに預かれる確立が高いのでしょう・・・・。

まず健康ブームとは言え、それは健康食品全体の需要が徐々に増えているのであって、個々のサプリメント、食品の需要を見てみると、急激な伸びを示している商品もあれば、全然伸びていない商品もあるのではないでしょうか。そして個々の商品が同時にブームになるのではなくて、別の時期になるわけです。

こう考えていくと、健康食品を製造するだけの企業は、綿密なマーケティングと物凄い開発力が必要になってきます。その一方で、健康食品を販売する方は、流行の食品やサプリメントを重点的に仕入れて販売するだけで良いので需要の移り変わりに柔軟に対応していくことが出来ます。

したがって、健康食品の流通や販売手法を考えて売る方が、まだ儲けに預かれる確立があるように思います。

P.S.
しかしながら、健康食品をただ単に売るという行為は、障壁が小さいため、新規参入を許しやすく、競争が激化してしまうという問題はあります。

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2005年11月 2日

panda01.gif 景気循環に関する一考[成長産業から成熟産業へ]

アイデアだし中なので、中途半端に書き途中です・・・・・後で大幅変更しまふ。
もし、読んじゃうような人がいたら、読まないで。

よく景気循環がニュースになります。

例えばビールなんかその典型例です。ビールの消費量は夏が多いわけですから、冬に一番需要が少なく、夏に一番需要が多くなります。ビール会社の売上も、当然ながら、冬に少なく、夏に多いわけです。つまり、ビールの景気循環に大きく寄与しているのは、気候になります。

ここで、注意していただきたいのは、「気候が大きく寄与」している事です。日本国内のビール業界は、成熟産業にあたります。そのため、各社の供給力はほぼ安定しています。そのため、供給が景気循環に影響を余り及ぼしてはいません。

それに対して、需要側だけではなく供給側も景気循環に影響を及ぼしている業界もあります。

その典型例として半導体業界があります。これは、シリコンサイクルとも呼ばれていたりします。特に、Windows95が発売されていこう、急激にPCが発達・普及したために、CPUやメモリーの需要と供給の関係がシリコンサイクルに大きく影響を与えています。


最近、シリコンサイクルは短くなってきたと言われますが、それは何を意味するのでしょうか?

ある人は、JITやQCM等徹底により生産工程が最適化されてきたからだというでしょう。本当にそうでしょうか。

シリコンサイクルが短くなってきた原因は、以下の二つが考えられると思います。(私の考え[思いつき]なので正しいかどうかは知りません。)

漏斗にボールを投げた状態を見てください。外周部を回っているときはボールはゆっくり回りますが、大きく移動します。
しかし、中心部に来るにしたがって、ボールは高速に移動しますが、移動範囲は小さくなります。

これと同じように、成長産業の時は景気の波は大きく移動しますが、ある大きな周期を持っています。
しかし、成熟産業に移行し始めると既存設備で需要の小さな波を容易に飲み込めるので、、景気の波が小さくなってきて、周期が早くなります。
お鏡開き用 漏斗(じょうご)

●景気循環の波が小さくなりノイズが相対的に大きくなった
景気の大きな波があったときは、その波に乗っている小さな周期の小さな要因は埋もれているわけですが、木液の波が小さくなってくると、相対的に小さな要因も大きく影響するようになってきて、結果として景気循環の周期が短くなったように見える。


結局、「景気循環の周期が短くなってきた」という事は、需要量および供給量が安定してきてる事を意味するのだと思います。言い換えるならば、成長産業の景気循環の周期が短くなったという事は、成熟産業に移行しているということも気にしなければなりません。

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2005年10月27日

panda01.gif IT系新興企業が上場する一つの意義

今ゆっくり読んでいる本が、クリステンセン氏の本なのでこのネタばかり続きます。(他ネタあるけど、それはそのうち・・・)

IT系の新興企業って、どうもマスコミに騒がれるような行動をとりたがりますね(笑 楽天がTBS買収に動いたり、ライブドアがフジテレビ買収に動いたり・・・。

でも、こういう行動が取れるのは、新興企業が上場できる環境があるおかげでもあるわけです。何故なら、新興企業は上場することで、M&Aに必要な資金調達を容易にしていますから。(もっとも、MSCB等の既存投資家に対して不利な資金調達をしているという問題も生じていますが・・・)

それじゃ、IT系企業のこうした一連の行為は、間違った行為なのか? というとそうも言い切れない部分があります。

まずは、↓の文章を読んでください。

明日は誰のものか(クレイトン・M・クリステンセン)

既存企業は、進出を狙える金持ちマーケットが全く存在しないとき、逃避ができない。それでは、既存企業が破壊的な攻め手に対抗しようと強烈な意欲を燃やすのは、いつのことなのか。参入企業が既存企業と良く似た方法で儲けたり、あるいは良く似た業務プロセスを実行したりするのはいつか。参入企業が窮地に陥るのは、既存企業にとっては魅力の無いようなビジネスモデルを開発しない場合、あるいは、破壊的なビジネスに適した独自のスキルを磨き上げないときだ。参入企業は規模が小さく、気にもかけないようなマーケットに対する既存企業の無関心につけ込むことによって、初期段階での成長を達成できる。けれども、ひとたび参入企業によってそのマーケットの存在が広く世の中に明らかになると、参入企業がそのマーケットへの進出を魅力のないものにとどめておかない限り、既存企業は自らの経営資源を総動員してそのイノベーションを取り込んでしまうだろう。既存企業の意欲が向かう方向は当然、逃避から闘争に変わることになる。直接ぶつかるときお互いの勝とうとする意欲に差が無いのなら、既存企業の方がその戦いの武器として、いくらか有利な材料を持っている、というのが現実だ(p.128)

新興市場が無く、旧来型のビジネス展開しかできない世の中であったとするならば、コンテンツを提供するインターネット企業は、テレビ業界に逆に食われたのではないでしょうか。

インターネットの影響力が大きくなったとはいえ、コンテンツを提供するという意味では、テレビ業界にまだまだ利があります。何せ、電波法という規制の下で独占的なコンテンツ提供を行っているわけですから。

それじゃ、何故「テレビ業界」側からインターネット企業を買収するという話が持ち上がらないんでしょうか? それは、まだテレビ業界がインターネット業界の影響を受けていないからです。

でも、広告宣伝費というパイにも限界が有りますので、インターネット業界がテレビ業界のパイを食い始めるのは時間の問題なわけです。旧来型の世界であれば、規制に守られたテレビ業界は資本の理論でインターネット業界に買収をしかけ始めるでしょう。


ところが時代は変わり、新興市場が創設されて資金がIT系の新興企業に多く集まるようになりました。今までは、資本が小さい新興企業は、既存企業が脅威を感じ始めると攻撃される一方だったわけです。そのため、新興企業は体力がつくまで敢えて既存企業が目を付けない分野ばかりを攻めるしか有りませんでした。それが、新興市場が上場しやすくなり資本が新興企業に集まりやすくなることで、(新しいビジネスモデルで)既存企業の領域に踏みこむ事が出来るようになったのだと思うわけです。

既存企業の被る領域に素早く踏み出す資本を得る事が、体力が無いがスピードが必要なIT系新興企業が上場する1つの意義なのではないでしょうか?

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2005年10月25日

panda01.gif 装置の製作決定に必要な能力

クリステンセン氏の「明日は誰のものか」を読んでいるのですが、この中でモジュール化のインターフェースを決定づける3種のテストが紹介されています(p85)。
明日は誰のものか(クレイトン・M・クリステンセン)

実験的な部分から装置製作に携わる者として、これを装置系の分野に置き換えると次のように書ける気がします。

①意思決定者は、装置を構成するどの部分が重要なのか、あるいはそうでないのかを見極める能力が備わっていなければならない。

②意思決定者にはこの装置を構成するパラメータや構成機器の相互連携が正確でかつ必要な仕様を満たしていることを評価する、あるいは確認する能力がなければならない。

③構成機器の相互作用はよく理解でき、しかも確実なものでなければならない。それらが構成機器の間で不安定な相互作用を繰り返す限り、装置化への努力は結局悲惨な結末につながる恐れをはらんでいる。

装置を作るかどうかを決定する担当者は、①②の能力を磨かなければならないと思います。

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2005年10月21日

panda01.gif 年金と"インフレと増税"

今後の世の中は、年金がどんどん貰えなくなると言われていますが、政府は年金の額は保証すると言っています。

でも、無いものは無いので…貰う人の割合が払う人に比べて多くなればばるほど、年金の"価値"を減らさざる得ないんですよね。

年金の"価値"を減らす方法には二つ有ります。
1つは、インフレーションです。もう1つは、直接税(消費税)の増税です。

前者は、貨幣価値を減らす方法です。しかし、年金は物価指数と連動するようになっているので、インフレは年金価値を減らすための方法としてはいまいちです。

それに対して、効果的に年金の価値を減らす方法は、インフレよりも直接税の増税になります。増税してもインフレにならなければ、政府は年金支払いの額面を上げる必要性はありません。しかし、貰う側にしてみれば、実質的に使える年金の額が減ることになります。つまり、可処分年金額が減る事になります。

こうした現実が来るにも関わらず、ファイナンスの知識が無い人々は目の前の年金の額面が保証されるのかどうかだけを注目しています。しかし、本質的に重要なのは、年金の額面が保証される事よりも、年金の実質的な価値が減らない事の方ですよ。

政府は、年金の実質的な価値を減らして行かなければ財政が圧迫されるのにも関わらず、年金支払いの額面だけを保証していくこうとしており、国民を欺いていると思うんですよね〜。

投稿者 cazper : 12:44 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年10月15日

panda01.gif 金余り時代の対処法

ニュースでは金あまりの時代になっていると言われますが、景気自体は回復していないので世間一般では余った金なんて無いよ…と言うのが現実でしょう。

多くの家庭でお金が余っていなくても、景気を回復させるために中央銀行が紙幣を発行しているのは間違い有りません。

ということは、今までの経済の流れとは違った流れが起きる(または起きている)事を認識しなければなりません。

「お金が余る」状態とはどういう事かというと、お金の所有者(or受託者)が「別に消費する予定も無いけど、かといって投資する先も見あたらない」状態をさします。

こういう状態下で、ある企業が圧倒的に有望なビジネスをし始めたとしたらどうなるでしょうか??

行き先を失っていた大量のお金は一気に、その企業に流れ始めます。この流れは、金が余っていない時代では考えられない量になります。つまり、局在的に景気がよくなります(orバブルが発生しやすくなります)。

そうなると、この局所的な経済の恩恵を受ける人は、たまたまこの分野で働いている人と、この分野に投資行為をした人になります。

こう書くと、金余り状態とは無縁の庶民にとっては、「自分には関係無い事」と思うかもしれないのですが・・・そうともいかないでしょう。

局在的なバブルが生じようが生じまいが、貨幣の供給量が増えてるという事は、景気全体が浮上しない限り、貨幣価値が下がっていることを意味します。

ということは、貨幣価値の下がるスピード(価値の希釈スピード)よりも、速いスピードで価値が上昇する所にお金を預けないと、自分の持っている貨幣は価値が毀損しているわけです。

ということで、金余り状態になればなるほど、自分が所有するお金を何処に流していくべきなのかを考えていくべきなのではないでしょうか。

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2005年10月12日

panda01.gif アンバランスがバランスを産む(非定常が定常を産む)

人はシンメトリーが好きなんですね。

例えば、顔が歪んでいる人と歪んでいない人が居た場合、歪んでいない人を良いと感じる人が多くなります。

ところが、シンメトリーなオブジェクトを構成している部品自体は、何気にシンメトリーじゃなかったりするんです。

例えば、幾らシンメトリーで美人な人だとしても、臓器はシンメトリーな配置になっていないし、細胞レベルでみてもシンメトリーな構造で並んでいるわけではないわけです。

結局のところ、シンメトリーではない物の組合せでシンメトリーな物が作られていたり、アンバランスな物の組合せでバランスの良い物が作られていたりしているのが自然の現象のようです。

この自然の心理は実際の工学の分野でも考えられ始めています。
例えば回路でいえば、今まではノイズを除去するために色々な電磁波吸収材を利用したりして、局所的なノイズを除去して、大局的なノイズを除去する思想が蔓延していました。しかし、最近では、局所ノイズを力押しで除去するのではなくて、ノイズを逆に利用してノイズがお互いにキャンセルするような回路設計を行って、システム全体にノイズの影響が現れ無いようなシステムを構築する研究が行われ始めてます。

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2005年10月11日

panda01.gif 波に乗るか、波を作るか

人生をより良くするには、波に乗るか、波をつくるかの選択肢しか無いと思うんですね。

波に乗るとは、例えば、IT産業が急激に発達し始める直前で、その兆候を敏感に感じ取って、発達する波に乗ることです。

波を作るとは、中村修二氏のように、独自の方法論で突き進んで青色発光ダイオードを開発してしまうような行為です。(当然、大きな波が作られると、その波に乗った周辺の技術が急速に発達します。)

どちらが良いという事は無いのですが、

人間が憧れ易いのは、後者の「波を作る」方なんですね。何故ならば、波を作る事ができれば、その人への注目が高まります。しかしながら、相当な運の良い人か相当な実力の持ち主でなければ「波を作る」事が出来ません

一方、前者の「波に乗る」方は、時代の波を掴む嗅覚さえあれば「波を作る」よりも自らのエネルギーを必要としません(諺で言うと、柔良く剛を制す)。しかし、「波を作る」ような豪快さがあるわけでは無いので、多くの人々は「波に乗る」事自体にあまり憧れません。

どちらを選ぶかは人各々なのでしょうけど、柔良く剛を制す的な精神が好きな私は「波に乗る」方を選ぶなぁ〜。

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2005年10月 6日

panda01.gif 目的と目標

目的無く目標を定めて行動をすると、首尾一貫した行動が取れないと感じる今日この頃です。

と、いうよりも、目的無く行動している人は居ないのかもしれません。むしろ、目的を意識せずに目標を設定して行動してる人が多いんじゃないでしょうか。

ここで、辞書的な話をしましょう。

目的とは、「実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。」です。
目標とは、「行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準」(Yahoo辞書)

これを見ても分かるように、目的があるからこそ、具体的な目標が定まるわけです。

例えば、海外の大学に留学したい人がいるとしましょう。その人の目的は「海外の大学に留学すること」です。それじゃ、その目標はどうなるのかといえば、「TOEFLで250点を取ること」であったり、「行きたい研究室の先生にアポを取ること」だったりするわけです。

しかし、世の中には目標と目的が混同している人も多くて、目的が無いのに「TOEFLで良い点を取る」ために毎月テストを受けている人もいます。目的が無いと「何のためにTOEFLでよい点を取りたいの?」という質問に対して明確な答えが返ってきません。

別な例をあげましょう。
戦が頻繁に起きていた時代には、弓やら弩やら鎧やら鎖帷子の開発が必要になります。

その開発の目的は何でしょうか??
「敵からの攻撃を防ぎ、敵を効率よく倒すため」です。

それじゃ、その目標を達成するための武具の開発目標はなんでしょうか??
「敵の武具よりも優れた武具を作ること」です。

そんな殺伐とした時代に、優れた武具を開発するのはあたりまえじゃないか? とお思いになる方も居るかもしれません。

しかし、武具の開発の目的が
「敵を威圧して、自らの尊大さをアピールするため」となっていると、

武具の開発目標は
「敵の武具よりも、立派に見える武具を作ること」になるのです。

そして実用性が軽視された芸術品的な武具が開発されていくのです。


というわけで、行動する前には適切な目的を定めなければならないと思います。


かくいう私自身も目的を定めないといけない訳ですが(ワラ


P.S.
あと、他人に与えられた目的だけで生きている人っていうのも案外多いんですよね。目的を与える人が立派な人ならば、与えられているだけでも良い方向に向かうんですけども・・・世の中立派な人だけではありませんからね・・・。やはり、自分で目的を定めていかないといけないと思うんですよね。

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2005年10月 4日

panda01.gif メディアファクトリー

ちょっと前のネタで書く機会を逃していたのだけども、最近面白い事をやってるなぁと感じる企業に「メディアファクトリー」があります。

アニメ好きの方なら、「メディアファクトリー」は御存じでしょう。(といっても、私は「ガラスの仮面」位しかアニメの名前知らんのだけども…)

で、何で面白いと感じるのかというと、出版されてる本が私好きな本ばかりなんですよ(笑 というのは冗談で、エッセイ系の(漫画)本が面白いんですYO。

ダーリンは外国人ダーリンは外国人 ダーリンは外国人(2)ダーリンは外国人(2)

強気な小心者ちゃん強気な小心者ちゃん セイちゃん(1)セイちゃん

私は全部立ち読みしちゃいましたけど、トニカクおもろい!!!

幻冬舎も時代に合った話題性のある本を出版しまくってるけど、メディアファクトリーも同じ位面白い本出しまくってる気がします。

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2005年9月30日

panda01.gif ニートの精神レベルは何気に高いと思う

何気にニート派な私で、ニートについて色々と書いてきたわけですが、本日ひろゆき氏のブログを見ていていると、何気にニートの方が精神レベルが高いのでは無いかとさえ感じてしまいます。(大元のソースはここ)

ニートはビジネスマンになりたく無い理由として「就職以外にやりたいことがある」(18.6%)と答える一方で、ビジネスマンはニートの環境に対して「自己実現につながらなくなる」(48.8%)と答えているわけです。

これを簡単に言い換えると、ニートは職業という枠を越えた部分で自己実現をしたいと望んでいるのに対して、ビジネスマンは職業という枠を通してでしか自己実現を望んでいないのです。

また、ニートは「大企業や有名企業で働きたくない」(18.0%)も答えているわけです。ビジネスマンが大企業や有名企業で働きたいと考えている割合については言及されていませんが、ニートは大企業や有名企業というブランドではない部分の価値に気づいている可能性が高いわけです。

ビジネスマンの44.0%が働かないと「ひまになってしまう」と言っているわけですが、これこそ酷い話で、能動的に時間をつぶして何かを行う発想に欠けている事を示しているわけです。こんな状態の人が定年を迎えると何もやる事が浮かばない(ニートならぬ)ジートになっちゃうわけです・・・。何気に今後大量に生まれる定年退職を迎える人は、暇な日々を無気力で過ごすようになるような感じがするわけですが・・・。

結局のところ、心に正直なのはどちらかといえばニートなわけです。高度経済成長期の頃ならば、心に不正直であったとしても世の中の勢いに助けられて精神的に病む暇が無かったわけですが、成熟した社会になると心に不正直に生きれば生きるほど精神的に病んでいる人が増えてしまうんですよね。

まぁ、ビジネスマンからみればニートは精神的に病んでいると思うだろうし、ニートからみればビジネスマンは精神的に病んでいると思うだろうし・・・相容れない所なんでしょうけども。

----以下、今まで書いてきたニート関連コラム-----
第二の人生は日本人に向かないらしい
小手先だけじゃ駄目だと思います
ニートの感受性
森永卓郎とネオニート矢野
ニートが次代を変える
TEETとマズローの5段階欲求の関係

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2005年9月24日

panda01.gif 与えるのが成功への王道かと思う今日この頃

何が成功かというか議論は別として、私の定義する「成功してるという人」は、与え続けている人なんだと感じます。

また、成功している人は、与え続けることが当然の事だという思考を持っているとも感じます。

ちなみに、与える事や物は何でも良いんですね。ただし、それによって個が良くなり、それが巡って社会が良くなるという方向を向いていなければなりませんが。

なぜ、与え続けるのが成功への王道なのかでしょうか。

それは、与え続けるには自らが何らかの部分で成長し続けていかないといけないからではないでしょうか。この「与える」事をし続けようとする事が、結果的に自分自身の能力を自然と向上させていくわけです。

究極の、Win-Win-Win構造って感じですね。(→ 世の中、個としての他人、自分)


ちなみに以上のように書くと、「そんなに与えるのが好きなら、俺にくれよ」という風に考える人もいるかもしれないですが、与える方は世の中を良くするために与えたいもの(与えたい事)を与えるだけなので、貰いたい人が個人的に欲している事が貰えるわけではないと思います。

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2005年9月22日

panda01.gif 流すという目的と貯めるという手段

人は何でも溜め込もうという欲求が出てしまいます。

しかし、このため込むと言う行為は目的にするのではなく、あくまでも手段にしないといけないと思うわけです。そして、流すと言う行為を目的にしなければならないと思うんです。

というのも、自然界を見ていると無尽蔵に貯めるシステムというのは存在しません。自然界で貯めるという行為は、予測しうる環境変化に耐えるために過ぎません。

例えば人間の肝臓がエネルギーを蓄えるのは、将来必要になるであろうエネルギーを一時的に蓄えているに過ぎません。そして、通常はそのエネルギーは使われる運命にあります。

(ちなみに、人間の肝臓は蓄えすぎると悪化します。脂肪の食べ過ぎによる脂肪肝はその一例でしょう。)

経済でも同じです。人間がお金を貯めるという行為を行うのは、将来的な経済変動リスクをヘッジするために行っているわけです。しかし、お金というのは有限です。誰かが貯め続けたら経済(=流れ)は悪化してしまいます。[ちなみに、タンス預金はまさしく貯めるという行為に過ぎません。]

つまり、溜め込むという行為は、あらゆるシステムを維持するために必要な手段であって目的にはならないと思うのです。そして、システムが維持する事、すなわち良い流れを作る事こそ目的にすべきです。



----------
P.S.
そういや、クラウゼヴィッツが「目的はパリ、目標はフランス軍」と言っていたが、これはフランス軍主力を撃滅すればパリは手に入る、パリを手に入れればフランスは終わる、というものです。

目的というのは慎重に定めないと駄目ですね。

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2005年9月20日

panda01.gif 知識のリンクこそが重要(社会科編)

高校の社会といえば、世界史・日本史・地理・政治-倫理でしょうか。

世界史や日本史はいつどの時代に何が起きていたか?という事に注視するだけですし、地理は現代(近世)の各国の状況や資源状況に注力するだけですし、政治-倫理は、とある時代の政治体制や思想がどうであったのか?という事だけに注視しています。

でも実際には、お互いの分野はリンクしているわけです。

昔の資源状況から思想が生まれたり、資源を奪うために歴史が動いたり、歴史が動く所から思想が生まれたり政治体制が変わったり・・・歴史・地理・政治-倫理といった分野はお互いに影響しあってるんですよね。

それじゃ、今後の世において民が何を求めているのか?といった事や何をしていかなければならないのか?を考えるにあたって必要になるのは、過去の歴史・近世や将来の地理・政治-倫理に関する包括的な知識だったりするわけです。

したがって、オブジェクトを各々別物として社会科を教えるのではなく、オブジェクト同士のリンクに注視した形で教えていく事が重要なのではないでしょうか。

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2005年9月19日

panda01.gif 知的財産権や暖簾の価値に対する一考

最近、知的財産権やのれんの価値を算出して財務諸表に反映させるべきだという意見が多くなってきているので、知財やのれんに関しての価値を生成する根本的な部分を記します。


ここで、まず質問です。「土地には財産的な価値があると思いますか?」
これは、YESですね。

なぜならば、土地を譲渡するときには、何らかの値段がつきますからね。

それじゃ、「土地そのものは生産的な価値があると思いますか?」
これは、Noです。

なぜならば、土地を保持すること自体には価値が生まれませんので。生産的な価値を生むのは、土地の上に耕された畑や、土地の上に建てられたオフィスや工場なわけです。

それじゃ、次に「知的財産権には財産的な価値があると思いますか?」
これは、Noです。

この点については簡単でしょう。知的財産権とは無体財産なので、無体な物そのものは固有の価値がありません。

権利自体に財産的な価値があると思ってはいけません。知的財産権とは知的な部分を切り出して財産的な権利を付与した無体な物にすぎません。知的な物自体が全て財産的な価値があるのかというとそうではありません。

それじゃ、「知的財産権そのものには生産的な価値があると思いますか?」
これは、Yesのときもあれば、Noのときもあります。

知的財産権は、キャッシュを生むならば生産的な価値があります。 しかし、キャッシュを生まない知的財産権は、保持しているだけで登録料を払いつづけなければなりません。つまり負債みたいな物です。

ここで気をつけた欲しいのは、防衛特許も、それだけをみたら生産的な価値を生み出していません。防衛特許自体を見ていたら、キャッシュを生まないで、登録料を払いつづけなければなりませんから。 

防衛特許が生産的な価値を生むのは、キャッシュを生む知的財産権と抱き合わせた場合だけです。


ちなみに暖簾も同様です。ブランド自体に価値はありません、ブランドがキャッシュを生むエンジンになるから価値が生まれるのです。傷ついたブランドを欲しがる人はいません。その証拠に、悪いイメージのついた会社は会社名を変更していますからね。


以上のように、土地などの有形固定資産と、知的財産権や暖簾のような無体財産というのは大きく性質が異なります。


現在は、知的な部分やブランドといった無体財産をバランスシート(貸借対照表)に計上すべきだという議論が盛んになっていますが、資産にも負債にもなりかねない無体財産を 何も考えずにバランスシート上の「資産の部」だけに計上しようとする動きはおかしいと思います。

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2005年9月15日

panda01.gif 生活を正す事から真の価値提供が始まる

今の世の中って、社会基盤を良きものに変えて行こうと言う発想よりも、今ある社会に何を加えていけば良き方向になるのか という方に重点が置かれることが多くあります。

コンピューターに例えれば、OSに限界が来ているのに、その上にのっているアプリケーションソフトウェアやドライバを更新して何とか、最新のハードウェア環境に合わせていくという感じですね。

もちろん、コンピュータの世界を見れば分かるとは思いますが、Windows9x系が放棄されて、WindowsNT系が一般的に利用されるようになっているように、コンピュータの世界では限界がくるとOSを見直そうという雰囲気が産まれます。

しかし、現実社会を見ると社会基盤や社会生活を見直そうという気運は中々高まりません。大概は、現在の社会の膿に傷薬を塗るような対策をとれば良いという気運ばかりが高まります。

社会の膿や歪が生じるのは社会基盤に無理が生じた結果なわけですし、その基盤を適切に更新してあげることが本当の解決策だと思うわけです。

その基本となるのは、普段の生活スタイルであり、個々人の生活スタイルを正す事が社会基盤を更新する事に繋がり、さらに、個々人が世に対して正しい価値を提供できるようになると思うんですよね…。

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2005年9月12日

panda01.gif 他人の基準で生きるか、自分の基準で生きるか

人間は「他人の基準で生きるか、自分の基準で生きるか」のどちらか1つ選択する事ができます。

例えば、小学校生活が6年、中学校生活が3年といった義務教育を、そのまま受けると言う行為は他人が定めた時間軸に従って生きている事を示しています。

一方で、大学の卒業を故意に伸ばしたり、大学を途中で辞めて自分の惚れ込んだ会社に入ったりする行為は、自分が定めた時間軸に従って生きている事を示しています。

大人になればなる程、自分の基準で生きる事が原理的には出来るようになってきます。しかし、幾どの大人は大人になればなる程、他人の基準で生きるようになってきます

年金問題や定年問題はその代表例でしょう。年金が支払われる額や開始日は国が定めた基準なわけですし、定年の時期は所属する会社が定めた基準なわけです。

もちろん、他人の基準で生きることが悪いとは言いません。他人の基準で生きると言うことは、基準自体を自分で設定する必要が無いので ある種の楽ができます。

他人が言った通りに従っていれば、その他人が裏切らない限りは将来が約束されています。

しかし、同時に予想されなかった環境の変化や他人の裏切りにより、将来が突然暗闇になる危険性があるという事も知っていなければなりません。

なぜならば、他人の基準で生きると言うことは、他人の良い都合も悪い都合も受け入れると言う事を意味していますから。


対して、自分の基準で生きると言うことは自分で基準を作る所から始めなければならず、他人に任せるよりも苦労が多々有ります。

骨董品屋の親父は、持ち寄られた物を買う際にはその商品の"商品価値"を知った上で、あらゆる市場での"価格"を把握していなければなりません。そのため、常に商品情報や市場情報を収集する努力が必要となります。

しかし、自分の基準で生きると言うことは努力や苦労があるものの、ある種の自由が保証されます。

骨董品屋の親父で言えば、ある種の絵画を高値で買うという人が現れても、自分自身がPricelessな商品だと思った絵画だったら売らないという自由が保証されます。


ーーーー
他人の基準で生きるのか、自分の基準で生きるのかを選択するのは各々の自由なわけですが、現状では他人の基準で生きている人が多いようです

そして本来ならば、他人の基準で生きる人は基準を策定する他人を常にチェックしていなければなりません。しかし、現実的にはチェックしていない人が多いようです。(なぜならば他人に実務を任せたとしても、管理者として自分は更に鍛えないといけないはずなのですから)

というわけで、現実の世界では自分の基準で生きている人の方が、常に学んでいるし、自分也の基準を定めて生きていくので、真の意味で自立した生活を営んでいる人が多いようですね。

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2005年9月11日

panda01.gif PR合戦な選挙 重要なのはこれから!

いやぁ、開票が続いているようですが 自民党が圧勝みたいですね。

今回は、PR合戦だった気がしないでもないけど…。

PRが確実にうまかったのは自民党だしね。

ともあれ、重要なのはこれからの政策。

内政も重要だけど、外交も重要だし。

野党が指摘する問題も多々有りますし、

政策の方向性は常に気を付けなければならないでしょうね。

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2005年9月 6日

panda01.gif ビジョン無きリーダーシップ

昨日は、組織における「理念」の必要性を書いたので、今日はリーダーシップにおけるビジョンの必要性について思うことを書いてみます。

リーダーとは自分の利益を考えずに、組織の存続に貢献していかなければなりません。

それじゃ、組織を存続させるには何が必要なのか?

組織にはまず大義が必要です。つまり、組織には組織自身の存在意義が必要です。

大義が有った上で組織は具体的な何かを実現していかなければなりません。この具体的な何かを実現させる所にリーダーのビジョンが必要となります。

堀紘一氏によれば、リーダーの果すべき役割とは以下の通りだそうです。

1. まず「ビジョン」を示す。その組織によって何を実現しようとしているのか、何を具現化したいのか。
2. 「戦略」である。ビジョンに近付くため、だからこうしよう、というやり方である。
3. ビジョンを実現するための戦略を、どういう体制で実行していくのかという「組織」。
4. 「人事」である。組織体制の中で、誰がどういう部分を受けもつのかということである。
5. 「カルチャー」である。

それでは、現実の世界を見てみると、ビジョン無きリーダーシップを取らされている(取っている)管理職が多く居ます。管理職は経営者とは異なるからビジョンは必要無いという主張もあるでしょうが、管理職は大組織の中の小組織のリーダーなわけです。組織をまとめる以上はビジョンが無ければならないと思います。

したがって、ビジョン無きリーダーシップをもつ人が多くなってしまうと、組織はどんどん病んでいくんだと思います。

そういう意味では、ビジョン無きリーダーが多数居る大組織よりも、ビジョン有るリーダーが率いる小組織の方が優秀だと思うんですよね…。

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2005年9月 5日

panda01.gif 理念の共有 個と組織

理念の設定・共有。これは、組織を動かす上で必要と言われています。

これは、何なのだろうという事を考えていたのですが…。現時点での私の感覚を述べておくと…

あらゆる組織というのは個の集合で出来ており、その組織の根底に特定の理念があるからこそ、個は一見ばらばらに動いているように見えても理念にそった動きを示し、結果として組織が理念にそった動きを見せるからなんだろうなぁと感じます。


例えば、「一人の人間の行動を決定しているのは何か?」という事を考えてみようと思います。

行動を決定するのは、言うまでもなく脳となります。

それでは、「脳の中の何が行動を決定しているのか?」を突きつめると、シナプスからでる信号となるわけです。

それでは、「そのシナプスの信号を出しているのは何処でどのタイミングなのか?」 更に「そのタイミングを支配しているのは何なのか」と問えば、的確に言い当てることは難しいでしょう。

しかしながら、個々のシナプスが繋がっている脳という組織が特定の行動を決定するのは間違いないわけです。と、いうことは、脳と言う組織が根底の部分で、深い理念をもっており、それに従って個々のシナプスが発火して、特定の行動が決定されるわけです。


というわけで、組織を一定の方向に動かすには、その根底に流れる理念を策定する事が必要不可欠なんでしょうねぇ。

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2005年9月 4日

panda01.gif 精神世界の法則

昨日、「精神世界と物質世界」の話を書いたのに関連して、私が感じる精神世界の法則を簡単に記します。

精神世界には意識レベルが存在しています。

そして、精神世界で高い意識レベルにある人が低い意識レベルにある人を見ると、その人がどの意識レベルにあるのかが見えてしまうのですが…逆に、意識レベルが低い人が意識レベルを高い人を見ても、相手がどれ位のレベルにあるのかを全く理解できません。

従って、意識レベルが低い人と意識レベルが高い人が物質世界で出会うと、深い話ができません。(共有感が得られません。)

そして厄介な事に、精神世界は他人の力に依って広げさせる事は出来ません。他人に出来るのはあくまでも精神世界の必要性を説く事だけで、実際に意識レベルを高くしていくには各々が気附しかないのです。

P.S.
あんまり、精神世界の話ばかり書くと怪しい人間に見られる危険はあるんでしょうが、現代人は余りにも精神世界を軽く見過ぎてる気がしますね〜。

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2005年9月 3日

panda01.gif 精神世界と物質世界

世の中には、精神世界と物質世界が存在すると思います。

物質世界とは、物理法則に支配されており、普段の生活では目の前で展開される事象そのものです。

一方、精神世界とは、知識・感情・意志からなる意識が働く場です。

現実の世の中は、物質世界に重きが置かれています。そして、目の前に起きる事が全てであると思わされています。そして、精神世界の鍛錬がなおざりにされています。

しかしならが、精神世界は物質世界に影響を与えていると考えられており、精神世界が浅ければ物質世界に対しても浅くしか影響を与えられないわけです。

そして、人間の表面(物質世界)に出てくる物って、その人が何をどれだけ吸収してるかに依ると思うんですね。

例えば、発音1つとっても、アメリカ人であっても日本で育った子供は日本語がペラペラで英語が話せなかっりします。これは、日本語を吸収して英語を吸収しなかったからです。

同様に、人間の表面に出てくるその人のオーラも同様で、精神世界に影響を与える物事を如何に吸収しているのかに依るわけです。
(オーラといっても、霊とかそういう部分じゃないですよ〜)


また、精神世界はその深奥部において潜在的無意識として万人万物の共通意識に繋がっていると考えられています。したがって、物質世界では離れていても、精神世界では近くに住んでおり、それが物質世界に現れる事というのもあると思うわけです。

例えば、「ある画期的なアイデアが出たら、同時に世界で同じアイデアを思い付いた人が居る」と言われています。 これがどういう現象なのかというと、ヒラメキエネルギーが精神世界で発火して、精神世界で発火場所の近くに居る人が複数人いるからこそ、世界で同じアイデアを思い付く人が複数人出てくると思うんです。


よって、良い書物、良い人と出会い、良い行為をしていくと、それが精神世界に良い影響を与え、その結果として精神世界で近い人を引き寄せ、さらに物質世界に良い影響を与えて行くのだと思います。

投稿者 cazper : 20:05 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年8月31日

panda01.gif あらゆる事がグローバル化

世の中を見渡すと、あらゆる物事がグローバル化してるんですよね。

情報のグローバル化
知のグローバル化
資本のグローバル化
大学・研究のグローバル化
意志決定のグローバル化
問題解決法のグローバル化
等々

今まで1つ1つの物事が独立していたのに、情報網が整備されたり、人々の活動範囲が広がって来ると、物事が連関し合うようになって来たんですね。

これは、局所最適化と全体最適化という問題に通じるのですが、

1つ1つの物事が独立していた時代には、1つの物事に集中して取り組んでいれば良かったわけです。しかし、グローバル化すると1つの物事だけ考えていても、その物事は他の物事に影響を受け、さらに別の物事に影響を与えるわけです。

しかし、この波に追い付いていないのが、そういう世の中を造り上げて、住んでいる人間だったりするんです。


こういう事を考えると、人間が「無の状態で産まれて来て、一定期間経つと死ぬ」という運命をもっている事を必然だなぁと思えて来ちゃうんですよねぇ。

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2005年8月29日

panda01.gif 教育と未来

「教育とは未来を作ることだぁ」と思うんです。

しかし、実際の教育の現場を見てみると「教育が未来を作ると考えている人」をそんなに見ないんですよね。

現実、殆どの教育者の定義は、「ある決まったことを教える」となっています。

もちろん、基礎教育という面においては、決まったことを教える事も重要です。しかし、基礎教育とて、世の中の変化を的確に捉えて、それに向けた教育を施していく必要性があると思います。

教育を施されたものの実際の世の中に出てみたら役に立たないというのでは、人的にも時間的にも資源の無駄遣いです。

教育者こそ、未来への情熱が無ければいけないと思うのですが・・・。
(これは、学校教育に限らず、全ての教育に共通して云えると思います。)

投稿者 cazper : 06:02 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年8月20日

panda01.gif 郵政問題だけじゃない…

あんまり、政治の事に頭を突っ込みたくは無いのでさらりと書いちゃう。

小泉氏は郵政問題の一点張りで衆議院解散そして選挙をする道を選んだ。

でも、板倉氏も書いてるように、問題の本質は郵政民営化じゃない。大切なのは、これ以上過疎地救済という大義"だけ"で国の財源を垂れ流さないようにする仕組(システム)を作る事。民営化云々を議論にするのはナンセンス。

小泉政権になってから、アメリカとは上手く歩調を合わせてるけど、アジア周辺国との外交がしっくり行っていない。

勢い的には小泉側が優勢だけど、この状態は若干政治のパワーバランスが偏り過ぎてる。

世界の安定と平和という名の下に憲法(第九条)改正の時期を狙っている面も見え隠れしてる。


ちなみに、政治がどう動こうが犠牲は若者が負うのです。間違いない!
(クラウゼヴィッツの戦争論にも書いてありますよ「戦争とは他の手段をもってする政治の継続にほかならない。」とね。)
クラウゼヴィッツの戦争論

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2005年8月19日

panda01.gif 次の投資に繋がるか?

最近は低金利が未だに続いているせいもあってか、お金に関する本が沢山出版されているような気がします。

お金儲けの本は色んな内容があるのですが、基本的には「投資して儲ける」事に関しての内容です。

そして、投資して儲ける本は、大きく別けて2つに分ける事ができます。
◯楽して儲ける系。
◯儲け(ビジネス)の基本を知る系。

「楽して儲ける」系の本は、「こうやれば儲かる」とか「この銘柄が騰がる」といった内容の本です。頭を使わなくても実行する事が出来ます。

この手の本はとっつき安い反面、頭で考える事が少ないため、頭が鍛えられません。そのため、この手の本を読んで一度上手くいったからといって、この人の儲けのセンスやスキルが向上したわけでは有りません。


「儲けの基本を知る」系の本は、即実行すれば儲かるといった内容は書いていません。あくまでも、思想や投資哲学やビジネスの基本が書いてあるだけです。これを読んだからといって即儲けることは出来ません。


この手の本は即儲けることは出来ません。これを読んだ上で「実行して失敗して…を繰り返して」いかなければ、儲ける事ができないのです。しかし、この過程で身に着けた知識・経験は次の投資に繋がり、投資センスは研かれていきます。


お金儲けの本を読む際には、その本の中に「次の投資に繋がっていく普遍的な知識」が記されているのかを見抜かなければいけないと思います。


P.S.
この観点から言うと、「何を買うかを決めるのは面倒だし、リスクが高いから」という理由で、投資信託やREIT(不動産投信)を購入する人は、その人本人の投資スキルやセンスが向上しません。そして、投信の価値が下がるとファンドマネージャーを責めるだけで自分の無知を責めることはしません。

一方、直接土地を動かしたり、株式を動かしたりする人は、失敗すれば他人を責めること無く、自分の無知さを責め、次のリスクに備えて勉強をします。この勉強こそが次の投資に繋がるのです〜。

投稿者 cazper : 06:02 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年8月10日

panda01.gif 人と違う行動は経済的な価値を持つ

人と同じ行動を取ると大概経済的にダブルパンチ喰らいます。

経済的と書くとお金だけを想像しやすいのですが、時は金也というように、お金と同様に時間も経済的な価値を持っています。

例えば、お盆や正月等のピークシーズンに時期に旅行するとします。

そうするとまず、移動費が高騰します。海外旅行であれば飛行機代はオフシーズンの2倍以上になりますし、国内旅行でも渋滞に巻き込まれたりするので移動費用が余計にかかります。そして、ホテル代も余計に掛かります。

そして、時間が余計に掛かります。行楽地にいけば何処に行こうが人、人、人。海外旅行しようにも日本の玄関で余計な時間が掛かります。

(ちなみに、人と同じ行動をするのであれば、他人よりもお金を余計に払うか、他人よりも先に行動すればある程度は経済的損失を回避できます。)

この逆に、オフシーズンに行動すると、時間も圧倒的に節約できるし、お金も圧倒的に節約できます。つまり、皆と違う行動を取るとそれだけで経済的に圧倒的に有利になるわけです。

P.S.
この原理を他人に話すと、「そんなの当り前」という反応が返って来ます。しかし、大抵の人は「でもね、それが出来ないのが現実」という言葉も追加されるわけです。

こういう返事しかしない人は、他人と同じ行動をとる事が経済的な不利益を被る事を頭では分かっているけど、自分の考えに従って行動できない人なのです。

経済的な価値で損失を被りたくなければ、こういう人に思考や行動パターンが汚染されないように注意しなければならないと思います。

投稿者 cazper : 21:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年8月 9日

panda01.gif 因縁か9月11日衆議院議員選挙

郵政法案が否決されて、衆議院の解散で9月11日の選挙。

4年前の2001年9月11日は、ニューヨークの世界貿易センタービルに飛行機による同時多発テロ事件が起きました。

別に狙って911に衆議院の選挙が行われるわけではないけど、911になってしまったという事に歴史上の因縁を感じずにはいられないんだよね。
(歴史上の事件は偶然の起きているように見えて実は必然的に起きているとも云いますからね・・・)

何か起きなければ良いのだが。政局も混乱してるみたいだし・・・

投稿者 cazper : 08:30 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年8月 8日

panda01.gif 原油は高値を維持すると聞きますが…

毒電波が私に届きますた。

世間では原油は高値を維持すると言われているのですが、ここ1年〜2年以内というスパンで商品市場に変化が訪れるような気がしてならないのです。

というのも、↓のような記事がでてたからです。原油が値を飛ばしていて、この先も中国やインドの消費増大で高値を維持すると見られている中で、北海油田の売却…。原油が高値を維持するのであれば、油田を売却するなんて考えられないのに…。

ただの私自身の杞憂であれば良いのですけれども…。

米カーマギー、北海油田を売却へ・米紙報道  【シカゴ=山下真一】米ウォールストリート・ジャーナル電子版は7日、米エネルギー大手カーマギーが北海に持つ油田、ガス田を計35億ドル(約3920 億円)で売却すると報じた。売却先はデンマークの海運世界最大手A・P・モラー・マースク・グループと英セントリカの2社で、売却額はそれぞれ30億ドル、5億ドル。数日内に決着する見込みという。

 カーマギー全体の生産量に占める北海油田の割合は約4分の1。売却により海外生産を縮小し、米国内に軸足を置く方針。株主で著名投資家のカール・アイカーン氏らから経営の効率を高めるため、大型の資産売却を求められていて油田や化学部門など売却候補を選定していた。 (NIKKEI 2005/08/08)

投稿者 cazper : 06:52 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年8月 5日

panda01.gif M&Aが市場を正常化する

2005年8月5日金曜日の日経新聞夕刊より 「大企業子会社上場ブレーキ」 大手企業の間で子会社などグループ企業を新規上場させる動きにブレーキがかかっている。(中略)。M&Aの拡大も上場への慎重な姿勢につながっているようだ。(中略)。ただ、大手と対照的にベンチャー系の上場企業が参加の会社を上場する傾向は続いている。

大手企業がM&Aの拡大を懸念してグループ企業の上場計画を取り止めるというのはどういうことなのでしょうか?

親会社の資金調達の手段として子会社の新規上場を行っていたのに、M&Aが行われやすくなったから上場を取り止める…。ということは、そもそも親会社としてもあまり資金需要が無いにも関わらず子会社を新規上場させていたと言うことなのではないでしょうか。

さらにいえば、今まで大企業にとっては子会社の上場が安易な資金調達手段として認識されていたと言うことにもなります。

そもそも、欧米の基準に比べて日本は子会社の上場への制約が少ないのです。そのため、株価が高くなるであろうときに新規上場させておいて、市場が冷めて来たときに株を買い戻していくような安易な儲け手段を取ることができるわけです。実際に、そういう事が起きてますし。


一方、ベンチャー企業はM&Aの増加にも関わらず子会社の上場を行っているようですね。それもそのはずで、ベンチャー企業は自身が資金を欲していますし、子会社とてベンチャーキャピタルが出資しておりVCも資金回収をしたがっているわけです。そうなると、子会社がM&Aでバラバラにされるリスクよりも資金を回収する方が重要になって来るわけです。

したがいまして、M&Aが増えて来たことで大企業の子会社の安易な新規上場にブレーキがかかるのは市場にとっては正常化するという面で良いことだと思うわけです。何せ本当に親会社が資金を欲しているのならば、M&Aのリスクがあっても子会社を新規上場させちゃうわけですしね。

でもそもそも…ウォーレンバフェットの考え方からすると大企業の行動にしろベンチャー企業の行動にしろおかしいと思わざる得ません。何せ、優良な子会社の株を保有していたら、その株を売ろうなんて考えないのが普通ですから…。

投稿者 cazper : 22:27 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年8月 4日

panda01.gif Absolute Consumer (絶対消費者)の増加問題

絶対消費者(Absolute Consumer)とは、ふと私が思い付いた造語です。

(ちなみに、ググってもズバリのサイトが上位にでてもきませんでした…。)


NEETやらTEETやらが問題になっているようですが、私は絶対消費者の増加が問題だと思います。

「絶対消費者」とは、現時点で働いておらず、社会に貢献するだけの教育を受けず、社会に貢献するだけの力をもたず、社会に貢献する意志も無く、将来に渡って消費者という立場にしか立てない人を指します。

ここで、社会に貢献する行為とは、金銭の関係が生じる労働だけではなく、ボランティアや、夫・妻を支える専業主婦(夫)業も指します。とにかく、社会が回るための消費以外の貢献を何かしていればいいわけです。

「絶対消費者」のカテゴリーに含まれうる人は、世代によって2種類存在します。それは「ニート(NEET)」と「定年を迎えて年金・貯蓄だけで生活する人」です。

「ニート」は、学ぶわけでも働くわけでも職業訓練するわけでもない若者たちを指します。彼らは、親世代の豊かさを享受して、社会に貢献するでもなく、日々消費行為を行って行きます。

「定年を迎えて年金・貯蓄で生活する人」は、会社から解き放たれて、会社という組織を通じて社会貢献をしなくなった人を指します。彼らは、今までの労働で蓄えた貯蓄や年金を通じて、日々消費を行っていきます。

定年を迎えた人の中には、「今まで働いて来たのだから、その蓄えを取り崩すだけの生活を送って何が悪い」と思う人がいるかもしれません。しかしそういう主張は、「NEETは年齢が若いのだから、気持ちを入れ換えさえすれば、今後の社会に十分貢献することが出来る」と言う主張と何ら変わりません。

もちろん、NEETの中には将来的に起業してやろうという野心家もいますし、定年をしている人の中にはボランティア等を積極的にやっておられる方も居ます。当然ながら、彼らは絶対消費者の部類には入りません。


今の日本ではNEETばかりが問題視されていますが、本当の所は絶対消費者の増加が問題なのだと思います。つまり、社会に対して貢献する人が減少して、日々消費するだけの人が増加しているのが問題なのだと思います。

なにせ、人々が価値創造以上に消費をしていけば、社会は疲弊していくだけなのですから…。

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2005年7月31日

panda01.gif 過去の成功を捨てる必要性

会社というのは、社会に貢献しながらお金を儲けることが使命です。社会に貢献するだけであれば、NPO団体やNGO団体や各種ボランティア団体であれば良いのです。

さて、会社はお金を儲けなければならないのですが、お金というのは「使う」「貯める」「増やす」の3つしか選択肢がありません。

「使う」というのは文字通り消費を意味します。当然ながら使えばお金は無くなります。「貯める」というのは、節約してお金を貯蓄する事を意味します。しかし、節約するだけでは収入は限られているので貯る量はたかが知れています。最後の「増やす」という行為は、貯ったお金をふやす事を意味します。これは、増やす事ができる反面減らすリスクも存在します。

これを踏まえて会社組織を捉えると、会社とはお金を「使って」資材を購入し、経費を節約してお金を「貯め」、貯ったお金で設備投資や研究開発を行ってお金を「増やし」ていく団体と言えるわけです。


このお金を増やすという行為が一番難しいわけです。お金を増やすのは、魚の群れに網を張るのと同じ様に、お金が流れている所に網を張る必要性があるわけです。

しかし、人間は一度でもお金の流れている場所を探り当ててしまうと、そこに行けばいつでもお金を増やすことができると錯覚してしまうんですね。それが一番の罠なわけです。

例えば、昔は自転車がばか売れしていまして、自転車の会社は上場するまでに育ちました。しかし、自転車は中国等の東南アジアで作られた安い自転車が輸入されるようになると自転車会社は利益を計上しにくくなりました。こうなると、質の良い自転車を製造していれば利益が出せると思っていくら努力しても、そもそもお金の流れが変わってしまったので過去の経営方針のままでは歯が立ちません。

釣りに例えるならば、ペルーが昔アンチョビーの沿岸漁業が豊漁だったのに、ある時期から沖の海流の流れが変わったために、沿岸漁業では不漁になってしまったような感じです。こうなったら、沿岸漁業を努力しても無駄です!! 遠洋漁業をしようと考える頭が必要になります。

つまり、次なる成功を求めるには過去の成功法則を捨てる必要が有るのです。

過去の成功法則を捨てて事業を推進している企業は意外と少ないんですね。GEは昔同社の成長を支えた家電事業を大幅に縮小しましたし、IBMはパソコン部門をレボノに売却しちゃいましたし…。

あぁ、俺も成功法則を捨てなきゃ…。って…そもそも俺は成功すらしてないじゃん!(笑

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2005年7月29日

panda01.gif 適材適所こそが重要

仕事や作業には、簡単なレベルから熟練しないと遂行できない複雑なレベルまであります。

電話での販売活動や受け付け業務は一見簡単に見えます。そこで、新人さんにこうした一見簡単に見える業務が回されることがあります。しかし、適切な訓練を受けたからと言っても人間には得手不得手が存在するので、ある人にとっては簡単な事が他の人にとっては難しいことが往々にして有ります。

そして、こういう簡単な作業が上手に出来る頃になると、本人の意志とは別に上司は別の仕事をやらせて仕事の幅を広げさせようとする事もあります。

このような事をやっていると、本人の得意な能力を十分に活用できなかったり、能力を伸ばすことができないので、組織は次第に疲弊しはじめます。

何故こうしたことが起こるのでしょうか?

仕事や作業を与える側からみれば、仕事・作業のレベルを基準にして部下に割り振ろうと考えます。一方で、部下から見れば自分が得意とする事や自分が欲する能力が伸びる分野をやりたいと思うわけです。この両者の観点の不一致こそが、組織を駄目にさせていくのです。

組織と言うのは、個々人が支えあって出来上がっています。したがって、仕事のレベルが簡単だから新人に割り振るというような観点から組織を組み上げるのではなくて、個々人の得意能力が発揮できるかどうかという観点から組織を組み上げる事が非常に重要となります。

なにせ、反復作業が得意な人は、反復作業をやることが最高な一方で、クリエイティブな作業をしたい人には、クリエイティブな事をするのが最高なわけですからねぇ。つまり、適材適所が重要なわけです。

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2005年7月28日

panda01.gif 魅力的なサービスと当り前のサービス

サービスには、顧客が当り前と感じるサービスと魅力的と感じるサービスの二つがあります。

魅力的なサービスとは、顧客集客力がありサービスの販売価格を引き上げることが可能なサービスです。

一方、当り前と感じるサービスとは、顧客集客力が特段あるわけでもないし、販売価格を上げることもできないのだけれども、もしサービスを提供しなくなれば、顧客集客力が失われる類のサービスです。

これが典型的にわかる例を示します。

乗客は一般的に、航空会社の安全運航記録を1つひとつ見て航空会社を選んでいるのではない。この単純な事実を、これらの航空会社は忘れている。どこの航空会社の飛行機に乗っても、乗客は無事に目的地に着くことを期待しているに過ぎない。安全であることを要求はする。けれども安全だからその航空会社がすばらしいとは考えない。航空会社にとって安全は乗客に強調する価値の有る成果ではない。
まず、ルールを破れ—すぐれたマネジャーはここが違う

もう1つ例を挙げます。
ちょっと前に、社会的責任(CSR)を評価する投資信託が話題になりましたが、私から見るとあんまり優れた投資方法では無いと思うんですね。というのも、ある種の「社会的責任」というのは、顧客にとっては当たり前の要求なわけでして、社会的責任を遵守しているから顧客にとって魅力的とまではいかないわけです。
投資というのは、将来的な期待収益に対して行う行為であります。したがって、社会的責任は当然のごとく遵守している企業に投資をするのは当たり前です。投資すべき企業とは、社会的責任を当然遵守してかつ、顧客に対して魅力的なサービスを提供している企業になるわけです。

このように、サービスといっても顧客にとって魅力的なサービスもあれば、当り前のサービスもあるわけです。

厄介なことに魅力的なサービスも時間が経つと当り前のサービスとなってしまう事が往々にして有ります。

例えば、日産のゴーンさんは車の付加価値を作るために何をしたのかといえば、デザインを良くしました。他の自動車メーカーがデザインによる付加価値を追求しなかったので最初の頃は、デザインを付加する行為は魅力的なサービスとして顧客に浸透しました。それによって、日産車は値上げすることが可能になっったわけです。

しかし、日産が先導したデザインの向上は、他の日本の自動車各社に次第に真似されるようになりました。こうなってくると、デザインの向上は顧客にとって、魅力的なサービスでは無くて、当り前のサービスになります。

当たり前のサービスになってしまったら、新たな魅力的なサービスを提供しないと顧客集客力が落ちてきます。

従いまして、企業は常に自らが提供するサービスが顧客にとって魅力的なサービスなのか当り前のサービスなのかをチェックしないといけないわけです。

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2005年7月27日

panda01.gif ストリート・スマートの世界へ

アカデミック・スマートとは學校の成績が良いタイプの人間です。決められたことを効率良くこなすのは得意だが、経験の無い新しい事態に直面すると対処できず、挫折してしまいます。

一方、ストリート・スマートとは、現場の体験が豊富なタイプの人間です。人間関係の構築が得意で、社会に潜むチャンスや危険に対する嗅覚に優れ、一度や二度の失敗にヘこたれません。道なき道に遭遇しても独特の嗅覚で嗅ぎつけます。
遊ぶ奴ほどよくデキる!(大前研一著)(p.246)


さて、ここからが私が思うことなのですが、
団塊の世代が望んだ世界とは、ストリートスマートよりも知識と教養を身に着けたアカデミックスマートを生むことだったわけです。

しかし、アカデミックスマートばかりを育てた結果、人間性・野性の感を持ったストリートスマートを育てることを止めてしまったわけです。

そのため、アカデミックスマートが育って行く課程で高度な技術を持った日本は高度経済成長期を迎えて富むようになりました。反面、ストリートスマートの数が減ってしまったので、「物に溢れても心が無い」と言われるようになってしまいました。

しかし、アカデミックスマートの中にも異端児は居るもので、ストリートスマートの重要性に気づき、自らストリートスマートの世界に踏み込んでいく人が近年増えて来ています。

それが、今のベンチャー起業ブームになっているのだと思います。

今はまだ小さい流れですが、アカデミックスマートからストリートスマートへスマートシフトが起きているのだと思います。(無論アカデミック分野が捨てられるわけではなくて、アカデミック偏重からストリートスマートを取り込んだ形にシフトしていくのだと思います。)

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2005年7月23日

panda01.gif ストックオプションの有るべき姿

ストックオプションといえば、会社が役員や従業員に株を安く買う権利を与えて、働く人のモチベーションをあげる物という事で利用されています。

しかし、ストックオプションを与えたから従業員等のモチベーションがあがるというのは妄想にすぎません。(と、以前にも書きましたが…。)

今日の日経新聞のコラム(「会社とは何か」)にもサイバーエージェントの藤田晋氏の悩みとして、ストックオプションを与えても従業員の流出を止めれなかった事が記述されています。

それじゃ、ストックオプションはどういう状況において有効な手段なのでしょうか?

それは、経営に完全にコミットし、オーナーとして会社を保有し続ける意志はあるのだけれども、手元資金が現在無い人に対して発行するならば有効な手段だと思います。

つまり、個人事業を創業するときの「労務出資」みたいな物として、ストックオプションを発行するならば有効に機能すると思うわけです。

会社が大きくなってから、サラリーマンやサラリーマン社長にいくらストックオプションをバラまいても本質的な業績なんかあがるはずがありません。(バラまきは、既存株主の保有資産を毀損させているだけです。)

この理由はいくつかあります。
まず、株価が高くなれば売ってやろうという人に対してストックオプションを発行したとしても、会社の業務に永続的な反映がなされないからです。なにせ、ストックオプションで株式を取得した後で、株を売ってしまえばその人は会社の業績がどうなろうと(自分の地位・給与以外の事には)関心が無くなるわけですし。

次の理由は、議決権ベースで微々たる程度のストックオプションを貰ったとしても、その人の業務へのモチベーションがあがるはずが無いからです。

この事に反論する人がいるようでしたら、あなたの部下に対して「今後30日分の昼食は俺が払ってやる。そして、1ヵ月後の営業成績が良かったら、さらに30日分の昼食を俺が払ってやる」と言って見れば良いでしょう。結果は見えています。
営業成績を上げたいのならば、営業に必要な術を部下に教育した方が当然ながら効果的です。


オーナーになる気が無く・経営にコミットする気も無い人にストックオプションを配っても無駄ですよ。

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2005年7月22日

panda01.gif 高失業率は投資のチャンス!

投資のチャンスは、大多数の人が気づかなかったり、評価していないときに巡って来ます。

不動産が今熱い!とか騒がれていると、一般的には不動産に走りがちなのですが、熱いということはチャンスが少なくなって来ていることを示しています。

逆に、「どん底までおっこちる」と叫ばれているときはチャンスになることが大きいわけです。みずほ銀行の株価は一時5万円まで行きましたが今じゃ、その10倍になってますしね。

世界をみると、金融危機に陥ったり、デフォルト起こした国は管理対象になったと順調に復活して来ているのがわかります。


ところで、日本は成長期に比べると失業率が高くなったと言われています。これを由々しき事として、国は失業をなんとか無くそうと必死になってお金のバラまき等非効率な事にまで手を出しています。何故、非効率な事までやってしまうのかと言えば、失業を危機としか捉えてないからです。

もし失業率上昇をチャンスと捉えるのであれば、無駄な道路を作ることにお金を投下するのではなくて、新たな産業の創出にそれ相応のお金を投下していくのがまともな考え方です。

新興国では高失業問題をチャンスと捉えている国がちゃんとあるようです。

PAIiIZ副長官のセバスティアン・ミコン氏は「現在の失業問題はわが国にとって、むしろプラスになります。失業率が高いということは、投資する側にとってはメリットなのです。優秀な労働者が各地域とも、大勢揃ってるということになりますから」として、自国の労働者の優秀さを次のようにアピールした。
東欧チャンス (大前研一著)


そういえば、スターウォーズの一幕で下のようなやりとりがあります。

ルークがオビワンに対し「あなたは嘘をついた。父は殺されていない。」と言ったのに対し、
オビワンは「おまえの父は善の心を破壊されたのだ。見方によっては殺されたに等しい。」と答えます。
(『ジェダイの復讐』)
同一事象に対する見方は複数あるものなんですね。

つまり、ある事象をチャンスとみるか危機とみるかは見方の違いだけの問題のようです。

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2005年7月17日

panda01.gif ニートが次代を変える

ニートが次代を変えると思うのは私だけなのかなぁと思っていたら、ビジネス啓蒙書を書いている神田昌典氏のビジネス企業実践ニュースレターにも同様な記事が載ってたので紹介。

私は、2015年以降に、どんな経営者が英雄になるかと言えば、社会的理念をもったゲリラだと思っているのです。つまり、です。ガンジーやマザーテレサのような高い理念を持ちながら、IT長者たちのように合理的な経営知識を持ち合わせている人間です。分かりやすく言い換えれば、「マザーテレサの心を持った、経営者」。そういう能力のある人が、実は、ニートの中に隠れているというのが、私の大胆な予測、いや希望だったりします。

今の時代は物を売っても売れなくてサービスを売るしかないのです。サービスというのは、相手の気持ちが非常に重要になります。

物を売っている自体で活躍した企業戦士(死語)というのは、自分の気持ちや周囲の人の気持ちを押し殺してまでも、物を売り込むための仕事に没頭してきました。

しかし、気持ちを殺してしまったので、サービスを売る時代になると企業戦士は重荷になりはじめました。

この現象は、刀さばきの上手な武士が鉄砲の時代になっても刀であえて戦おうとしている事と同じです。
ラスト サムライ 特別版(2枚組) (DVD)


一方でニートは、気持ちに正直に生きています。

普通のサラリーマンならば、「働かないと食べて行けないから嫌な事でもしょうがないからやる」というダークフォースで動いているのですが、ニートはダークフォースをまず拒絶しているのです。

所謂常識を持っている人は、ニートになるという一線を越えるたら社会から阻害されると思うためにチキンな行為しかとれません。しかし、ニートはそのような壁を軽々しく越えてしまうのです。つまり見方によっては、ニートは恐いもの知らずという力を持っています。
(ニートを批判している人で、自分自身を見つめ直したりリフレッシュしたりするために会社等の組織をポンと辞めれる人は何人いるのでしょうか? たぶん、何らかの理由をつけて辞めれない人の方が幾どだと思います)

そして、良くニートは「教育されていない」と言われるのですが、そこら辺の下手に年を取った人よりも、パソコンを軽々と操り携帯電話を使いこなすなど現在のIT社会との適合性が高いのです。

以上のように考えると、ニートの中には潜在的に次代を変えるポテンシャルを持っている人がいるのは必然だと思うわけです。(そして、今現在ニートを批判している人が社会のお荷物になって社会問題になる時代がすぐに到来するとも思うんですよね)

PS:
サービスの時代には、リベラルな思考が重要になると思いますよ。

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2005年7月15日

panda01.gif モーターの定格電流と人間の関係

モーターには定格電流・定格電圧があります。この電流・電圧でモーターを回していれば、基本的にはモーターの寿命は長くなります。一方で、過度の電流を流したり、過度の電圧を印加したりすれば、モーターを早く回すことが出来るようになるのですが、モーターが焼き切れたり寿命が短くなる危険があります。

この現象は、人間の活動でも同じです。過度にやりこめば一見効率的に見えるのですが、結局自分の神経を擦り減らしたり寿命を短くする危険が出てきます。

良い例が単純作業の高速化でしょう。工場で歩合制の単純作業を行っている人が他人よりも勝とうとすればする程、一時的に周りの人よりも給与面で有利になるのですが、その分自分の神経・身体を痛めつけています。工場ではなくても、単なるデータ整理を1日中やってるような人も同様だと思います。


以上のように、基本的にはモーターも人間も同様な性質を持っているわけですが、唯一違う面もあります。モーターは一度作られたら成長できないのですが、人間は成長できるのです。言い替えるならば、人間は定格電流・電圧の大きなモーターに成長できるのです。

この自分自身の成長に着目して生きていくか、生きていかないかって大きな違いだと思うんですね。成長するには、ただ単に自分自身に大きな電流や電圧を掛けても駄目だと思うんです。どうしたら自分自身が成長できるんだろうかということから考えて行くことが必要なんでしょうね〜。
(この部分が考えられない人が多いからこそ、人の不安を解消するための商売が繁盛しちゃうんでしょうけども…)

投稿者 cazper : 19:59 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年7月13日

panda01.gif 希少性であるという価値

物の価値を生み出す源の1つに希少性があります。

有名な所では、金・ダイヤモンドに代表される宝石・貴金属があります。これらは絶対量が少ないだけではなく、独占的な地位にある商社が供給をコントロールして、常に供給過小になるようにして消費者に取っての価値を高めています。

貴金属類は絶対的供給量が少いために希少性という価値が生じています。この手の希少性を利用した商売の代表例は、高級ブランドの販売ですね。

この他に、地域的に物が偏在することにより希少性という価値が生まれている物もたくさんあります。水なんか典型的です。日本の人にとってみりゃ水のありがたみは感じにくいですが、水砂漠の人にとっては水が大変貴重ですからね。

この地域的な物の偏在を利用した商売をしている代表例としては、海外ブランドの輸入独占販売がそうでしょう。海外で普通に見掛けるちょっとしたブランドのアパレルが日本で高い値段で売られているのを見掛ける事って結構ありますしね。


そういえば、先日、Abercrombie & Fitch(アバクロンビー&フィッチ 通称 アバクロ)が 日本に進出すると言うニュースがちょっと前に流れました。アバクロはアメリカじゃ普通に見掛ける服ですね。日本進出は日本で人気があるかららしいのです。

日本におけるアバクロの商品は地域偏在による希少性によって価値が出ていると思えるので。今後どうなっていくのか注目したいところです。

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2005年7月12日

panda01.gif 物からサービスの時代

物からサービスの時代って書くと当り前と言われそうなのですが、ここで言いたいのは、「物を売る産業よりサービス産業が盛んになる」という意味ではありません。

物を売る産業も、サービス産業にならなければならない時代になったという事です。(てか、この現象は、前々から生じてるんだけども…。)

物が足りていない時代は、物を効率良く生産する人が必要とされていました。そして、売り場では物を提供すれば左から右に売れていきました。

しかし、物が満ち足りて来ると、人々はただ単に物を買わなくなりました。物に対しては、デザイン等の稀少さを求めて、売り場に対しては快適な空間を求めました。

この流れについて行けなかったのが、物を売る時代に大繁盛した企業でした。大手スーパーや大手メーカーがこの流れの変化について行けずに、倒産したり、大規模なリストラをする羽目になりました。

そして、今物を作るメーカーはデザイン等や使用時の快適さを提供する物を作る事に注力し、物を売る商店は買い物をする人が心地よく買い物を出来るように、商品を置き過ぎないように、また、店内のレイアウトに特に気をつかうようになったんですね。

ただ、物を売る事自体は廃れてはいなくて、そういう商売を続けている人は、値段を下げることによって、消費者にサービスを提供するようになったんですね。

んでもなぁ、こうはいっても、皆が同レベルのサービスを提供する事に注力しはじめると人間は新たな刺激が欲しくなるので、新たなる次元のサービスを追求しないといけないんだろうなぁ。

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2005年7月 8日

panda01.gif キャッシュフローが重要だとはいいますが…

最近は、キャッシュフローが会社の経営に重要だと叫ばれています。そして、JITやTOC等の思想を採り入れて、仕掛品や在庫を出来るだけ減らす事に躍起になっています。

在庫を適切な量まで減らし、スループットをあげて、会社のインカムキャッシュの量を増やすことは非常に重要です。しかしながら、キャッシュフローの重要度は、市況環境に依存するということを意識していない人が多いのではないかと思うわけです。

それでは、キャッシュフローが重要ではない状況例をあげます。
かつての日本は土地が急激に上昇していました。不動産業界は、土地を在庫として所有していれば土地がどんどん値上がっていくので、土地を購入しても売ろうとしませんでした。つまり、在庫の(本質+みかけ)価値の上昇が「借り入れ金利」よりも高ければ、物は寝かせば寝かせるほど儲かるわけです。そして、価格が上昇するという事は、供給不足を表していて、いつでも現金化できる事を意味しています。こういう状況下で、在庫を減らしてどんどん売りまくってしまうと、含み利益の恩恵を受ける事ができなくなります。
(ちなみに、みんなが同じ行動を過度にとったためにバブルが生まれたわけですが)

なんで今はキャッシュフローが重要かというと、在庫の陳腐化が激しく、消費者動向が直に変わりやすく、供給力が世界的に過剰になっているからに他なりません。

そういう目でみると、経済成長が急峻な現在の中国においてキャッシュフロー経営を積極的に導入すべきであるとは言い切れないわけです。その証拠に、上海や北京ではマンションの値上がりを期待してたくさんの人がマンション購入のための抽選会に並んでいるというじゃないですか。彼らは、キャッシュをマンションと言う物質に替えようと必死になっているわけです。

したがいまして、キャッシュフロー経営を信奉するのもよいのですが、何を重要視すれば良いかは、あくまでもその時々の状況で変わって来るという事だけは常に気を付けなければならないと思います。

(ちなみに、バリュー投資というのも、投資家サイドでみると手もとキャッシュを積極的に株式という物体に交換してるんですよね。キャッシュが重要ならば株式を買うことはありえません。なぜ、賢明なる投資家が現金をバリューのある株式に交換してくのかと言えば、購入した株式の本質的な価値が中・長期的に上昇するので、価値の上がっていく株式を積極的に現金化するメリットが無いからです。)

伝えにくい部分なのですが…

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2005年7月 6日

panda01.gif 気持ちもお金も連鎖する

家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)って聞いたことありますよね。これって連鎖するというのは有名な話です。

親が子供に暴力を振るうと、その子供が親になったときに子供に対して暴力をふってしまうという連鎖が起きます。Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)

世の中を見渡すと、ドメスティックバイオレンスの現象というのは普段の生活の中でも見ることができるものなんですよ〜!

例えば、ストレス解消のためのショッピングなんていうのは代表的な例でしょう。ある人がストレス解消のためにショッピングをすると、その職場にいる人はストレスが溜ってきて、その人が今度はストレス解消のためにショッピングしてしまうわけです。

もちろん、ストレス解消のために何かをすると、そのストレスが連鎖するということではありません。例えば、スポーツでストレス発散する場合なんかは、ストレスは他人に連鎖するのではなくて、汗と共に大気中に拡散していきますし(笑

ショッピングでストレス解消といっても、ショッピングの場を店員も消費者も笑顔で楽しめば、店員さんもストレスが溜りませんし。


よく「お金の本」に、使うときは感謝の気持ちを込めてお金を店員に渡しなさいと書いてあるのを見るけど、この言葉って案外正しいのかなぁと感じます。お金も世界を回るけど、気持ちも世界を回っているんじゃないでしょうか。

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2005年7月 5日

panda01.gif アジャイルソフトウェア開発宣言に思う

ソフトウェア開発の現場では、優れたソフトウェアを無駄な作業を省いて「手早く」作ることを主眼として、2001年に開発プロセスの提唱者たちが一堂に会して「アジャイルソフトウエア開発宣言」をまとめたそうです。

アジャイルソフトウェア開発宣言 (Manifesto for Agile Software Development)

わたしたちはソフトウエア開発を自ら行なうこと、また他者へ支援することを通じて、より優れた方法を求めてきました。
そしてわたしたちは、この作業を通じて、以下の様な価値を認めるに至りました。
1.プロセスやツールよりも、個人、そして協力を
2.完全なドキュメントよりも、動くソフトウェアを
3.顧客との契約交渉よりも、顧客との協調を
4.計画に従うよりも、変化への対応を
(左側にももちろん価値はありますが)、私達は右側の価値をより重視します。


ここで、注意して頂きたいのは、ソフトウェアを「手早く」作る手法なのに、画一化ではなくて柔軟性・協調性を強調している点です。

また、この開発宣言に至る過程で注目を浴びたXP(エクストリームプログラミング)では、ソフトウェア開発プロセスにおいて以下の4つを強調しています。

・コミュニケーション
・シンプルさ
・フィードバック
・勇気


メンバーの勇気やコミュニケーションを重視するため「単体テストがうまくいったら鐘を鳴らし皆で喜べ」「お菓子を買って食べながらプログラミングせよ」といった事を真面目に主張しています。

以上のソフトウェア開発プロセスに対しての提唱は、プログラミングのプロセス開発以外の場面でも重要になってきていると思います。とくに、現在のビジネスでは、この思想を取りこむ必要性があると思うのです。

一昔前は、物が足りない時代だったので、一ヶ所で物を大量に生産することが価値創造手段として効率的でした。しかし、物にあふれてくると大量に生産する事よりも、個々人の好みに合わせた多品種小量生産をする事の方が価値創造の手段として合理的になってきました。

大量に生産する価値が高かった時代は、ロボットのようにただひたすら物を生産させる事が重要でした。そのため、厳しい規律を課すことで組織に柔軟性を持たせない方が効率的に生産することが出来ました。
一方、多品種小量生産する方が価値のある時代になると、ロボットのようにひたすら作っても誰も買わないため物余りが生じて仕舞うようになりました。そこで、市場の方向をすばやく読み取り柔軟に開発していこうと企業は体質改善に取り組むようになりました。

今後はますます、アジャイルソフトウェア開発宣言やXPで提唱されている事柄がビジネスの現場でも重要になっていくと思います。
オブジェクト指向でなぜつくるのか(pp.285-291)

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2005年7月 4日

panda01.gif 心のコルホーズ

組織と言うのは、ある目的を成し遂げるための効率的な手段として意義があります。

ということは逆に言えば、目的が変れば組織も柔軟に変らなければなりません。しかし、この根本を理解してる人って意外と少いです。

「何故、組織の硬直化が起きるんだろう?」と考えると、組織の問題ではなくて、人々の「心」の問題なんだろうなぁと感じます。というのも、組織を支えるのは個々の人々だからです。

昔は、組織と言うのは家族中心であったり、子弟中心であったりと、比較的小さな存在が多く有りました。そこでは、誰かが大変な状況に陥ると、周りの人が助けるといった良い循環が存在していました。

現在は、組織が大きくなってきました。その過程で、その大きな組織の中に小さな組織が幾つも存在するようになりました。会社でいうならば、大きな組織の中の小さな組織とは「部」とか「課」とかになります。

大きな組織はある目的をもって形成されているのですが、その中の小さな組織同士には心の壁が生じるようになり、小さな組織同士が助け合う事が少くなってしまいました。というよりも、組織を形成している個同士が助け合う事が少くなってきました。

会社で言うならば、会社内の一部で超忙しい部がある一方で、定時で帰れる部所が存在しており、お互いの部が助け合う機会が少くなって来たような状態です。「他人の余計な仕事を引き受けないようにしよう」と言って身近な他人を助けようとしない人が周りに言ませんかね〜??

結局のところ、世の中に閉塞感が生まれたのは個々の人の心がコルホーズ化してしまったからなのではないでしょうか?

投稿者 cazper : 23:20 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年7月 3日

panda01.gif パンのみにて生きるにあらず

「人はパンのみにて生きるにあらず」とは聖書にある言葉です。

この言葉を理解すると、まずは、パンが人にとって必要と言っているわけです。しかし、必要だとは言えパンだけで生きているわけでは無いとも言っているわけです。

ここで日々思うのは、案外 パンのみにて生きている人って多いんじゃないかなぁと言うこと。

例えば、大学生で就職活動する人に「何で働くの?」と問い掛けると、大概の人は「食うために働く」と答えるわけです。

まさに、「パンのために働く」確固たる意志を持っているわけです。

彼らの多くは働くことによって見かけの生活が豊になるものの、働く目的が最初からパンだけに向けられているので、最初から最後まで「パンの虜」となっています。

皆が豊かになるように働いて、結果的に自分も豊かになるように思考をもっていかないといけないんじゃないんでしょうかね。

(特にローンのために働いている人をみると、パンのために働いているとしか思えないんですよね。まぁ、人各々の人生ですけども…)

投稿者 cazper : 20:53 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年7月 2日

panda01.gif ビジネスもゼロサムゲーム化してる気が…

「株式会社とは、利益を追求するものである。」という旨の事が法律に書いてあることからして、会社組織は利益を追求しなければ成らないことは確かです。しかし、会社の存続意義からすると利益を出す事だけが会社の目的では有りません。

組織の成り立ちを考えていくと、個人よりは組織になる事で価値創造のスピードがますからこそ、組織の存在意義があります。したがって、会社組織というのは、世の中に価値を提供し、それによって利益を追求するのが本来の姿なわけです。

しかし、今の社会を見ていると若干違うようにも思えます。というのも、価値創造は二の次で、まずは、利益第一主義なわけです。儲かればそれで良しという感じが見受けられます。

最近の知的財産に関しての企業の対応を見ていても、そういう感じをうけます。
例えば、とりあえず他社に出し抜かれて開発されないように(世の中にとっては意味の無い)周辺特許を出して、他社を直ぐに特許侵害だと訴えたり、 最近では中国や韓国に技術が流出しないように特許さえとらないで隠蔽するための政策を打ち出したりしています。

確かに、技術を勝手に真似されると自分たちにとっては不利な面もあるのですが、最近のビジネスの現場を見ていると価値創造をしているというよりも、他人に価値創造をさせないようにさせようという意思を感じざる得ません。

ここで、IXUSさんの外国為替証拠金取引に対しての一文を紹介しておきます。

ゼロサムでない開かれた価値創造の世界であれば、FXで使っているテクニック全てをみんなに公開しても良いということですよ。価値創造とは自分だけではなく、みんなの役に立つ行為ということですから。(2005/6/27 IXUS)

ビジネスの現場も株式市場の現場も資本主義のルールにのっとっているという観点からすると、IXUS氏の指摘する事というのは資本主義市場全体に不可欠なな思想なわけです。

そう考えると、今のビジネスの現場では価値創造にエネルギーを集中させている企業が少なくなってきてるのかなぁと感じざる得ません。

(ちなみに、台湾とか中国にいくと、これでもかというくらい屋台が並んでいるんですけど、競争過多にならずにみんな共存してるんですよね・・・彼らは排他主義ではなくて共存主義で生きてますからねぇ~~)

投稿者 cazper : 20:44 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年7月 1日

panda01.gif 時間の密度は皆違うのです

時間に関しての諺や有名な言葉って多くあります。

「石の上にも三年」
「光陰矢の如し」
「時は金なり」
「人間50年、下天のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり、ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」

昔から、人間と言うのは時間と一緒に生きて来たからこそこのような言葉が生まれて来たのでしょう。

さて、時間と言うのは人によって違う尺度であるという事を考えたことがあるでしょうか。

一人一人違う密度の時間を過ごしているのです。

例えば、良く「石の上にも3年だから、1つの事を少くとも3年は続けるべきだ」という言葉を聞きます。 では、本当に3年続けるべきなのでしょうか? 一般人の3倍の密度で生きている人にとってみれば、1年で十分なわけです。

一方、時間をお金の尺度で見てみれば、一般人よりもホリエモンは単位時間当り稼ぐお金が多いわけです。

さらに、時間を経験の尺度で見てみれば、スキー一家として有名な三浦親子は一般人よりも単位時間当りの経験値が高いわけです。

常に濃いことが良い事かどうかはわかりませんけれども、少くとも密度濃く時間を過ごす事が重要なんだろうなぁと感じるわけです。

そして、他人(凡人)が決めた時間で生きる程、密度の薄い時間を過ごすことになるとも思うわけです。(もし他人が決めた時間で生きる場合は、優れた人と一緒に過ごすよう努力しなければならないのではないでしょうか。)

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2005年6月30日

panda01.gif 長期保有株主の増加を狙う企業への疑問

最近、インターネット証券会社が増えて来たお陰で、手軽に誰でも株取引を行なえるようになってきました。そのお陰で、個人投資家の株取引の割合いが増えて来ています。

一時前、金融危機や持ち合い解消によって企業の株価は異常に低くなってしまいました。その状況を変えてくれると期待されたのが個人投資家の増加でした。しかし、個人投資家の増加によって企業の株価が安定するわけではなかったのです。何故ならば、株価にしか興味の無いデイトレーダーが増加したからでした。

そこで、企業側は株主優待を魅力的な内容にする事によって、長期で株を保有してもらえる個人投資家を増やそうとし始めました。確かに、魅力的な株主優待を行なった事により、長期的に保有してもらえる個人投資家の絶対数を増やす事ができました。

しかし、本当に経営者が言うように"長期保有の個人投資家を増やす事が企業にとって良いこと"なのでしょうか?

そもそも、長期保有する個人投資家を増やしたとすると、実質的な浮動株が減ります。そうなると、流動性が減り、株価の変動は激しくなります。その結果、企業の業績が悪化した場合に株価が乱高下するのは目に見えることです。

また、かつて倒産したマイカルのように、企業の業績が悪化すると安い値段で株が買えるために株主優待の魅力が増してきます。そうすると、株主優待の魅力に取りつかれた個人株主が企業業績の悪さを考えずに購入してしまいます。ちなみに、マイカルは倒産しました。


経営者のやるべき事は「企業価値を上昇させることによって、株価を上げた状態で維持して魅力的な企業にし、結果的に長期保有の株主を増やす事」です。

決して「長期保有の(逆らわない)個人株主を増やすことで、経営者に都合の良い企業体を作りあげること」では無い!! のです。

(売上・利益・CFが伸びていないのに、「株主優待を魅力的にしたり、株式分割を繰り返したり、関係者にストックオプションを発行したり、小手先の企業防衛策に走る企業」に対しては、経営者に都合の良い企業を作りあげている可能性を疑うことが必要だと思います。)

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2005年6月28日

panda01.gif 理論的な正しさと感情的な正しさ

行為には大まかに、客観的に見て理論的に正しい行為と感情的に正しい行為があります。

理論的に正しい行為とは、法律的に正しい行為だったり、慣例として正しい行為等々です。冷静に考えて見ると正しい行為です。

感情的に正しい行為とは、例えば、誰かがリンチされているときに、自分の危険を顧みずに助けに行ったりするような行為です。

当前のことながら、理論的に正しい行為と感情的に正しい行為が別の場合が有ります。

そして、注意しなくてはならないのは、理論的に正しい事をしても、感情的に正しくなければ、正しくない行為になってしまうことです。

逆に、理論的に間違っていても、感情的に正しければ正しくなってしまうのです。

具体的に言えば、貴ノ花の最近の行為は理論的には正しい行為なわけです。しかし、大衆にとってみれば、相撲部屋を理論的に守ろうとする貴ノ花よりも、死に際の親の面倒を見た若ノ花の行為の方が正しいと判断するわけです。

ライブドアの堀江氏の行為だって、理論的には正しい行為なのですが、大衆の支持は得られていません。

一方で、総理大臣就任当時の小泉首相は、様々な反攻勢力が小泉首相の公約を理論的に批判する中で、大衆の感情を見方に付けて物事をおし進めていました。(今は、逆の状況になっていますが…)


感情は理論よりもエネルギーが強いのです。

本当に正しい行為に見られたいのならば、理論的にも感情的にも正しいように見せなければなりません。(これをやっていたのが、歴史上の英雄達だったのでしょう〜)

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2005年6月27日

panda01.gif 卵が先か鶏が先か その2

先日、「卵が先か鶏が先か」に関して、個人の行動原理について述べたわけですが。

今読んでいる本で大変共感を持てる部分が出ていたので、記載しておきます
オブジェクト指向でなぜつくるのか (pp.74-75)

「COBOLコンパイラはCOBOLコンパイラで作られている、それじゃ、最初のCOBOLコンパイラは何で作られている?」

「COBOLでは無い別のプログラミング言語(FORTRAN等)で作られている」

「でもじゃぁ、COBOLコンパイラを書いた別の言語のコンパイラはどう作ったのか? 世界初の高級言語のコンパイラは?」

「世界初の高級言語のコンパイラは、その当時最新のアセンブリ言語でつくられたはず、そして、そのアセンブリ言語は機械語で作られたはず」


これが何を示しているのかというと、世の中の万物は"基本的には"ジワジワとしか変らないのです。でも、無から有は生まれないのです。最初の一歩を踏まなければ何事も変らないのです。

ということで、何かやってやろうとして意気込んでいる人に「そんな事をやったって何も世の中は変らないよ」と言い放つのは愚の骨頂です。とにかく一歩を踏み出さなければ何も変らないのです。

(強い意志をもってまず一歩作れば、継続しているうちにそのうち大きな流れがつくられるってことですね。雪崩みたいなもんですね。)

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2005年6月25日

panda01.gif 目立っていこう

昨日、街中を歩いていて気づいたのですが、スーツを来ている人って皆ダークスーツなんですね。スーツを着なければならないから着ているのでしょうけど、皆同じに見えてしまうんですね。

そしてふと、「今どきの女性って誰を見ても同じ様に見えるよね」というフレーズを聞いたことが有るのを思いだしました。

つまり、殆どの人は目立っていないわけです。

(しかし、これは客観的な感想でして、本人達は色シャツを着たりして他人とは違う感が出ていると思っています。)

芸術家や人と目の付どころが違う人といった世を創っていく人を見てみると、結構 服装が独得だったりして見た目も違うんですね。

このように言うと、反論として「芸術家だから目立つことが許される」とか「あの地位に居る人だから 独得の服装が許される」とか言う人が出て来ると思うのです。 本当にそうなのでしょうか?

目立つ人というのは、どんな地位や状況にあっても、元々目立っていたのだと思います。これは、「卵が先か鶏が先か」の議論になってしまうのですが、目立ってきたからこそ、その地位に到達したし、 その地位にきたからこそ、目立つ事が許されてるわけです。

豊臣秀吉を考えて下さい、もし、豊臣秀吉が織田信長の草履を暖めなければ天下を取れなかったわけです。草履を暖めるという些細に目立つところから始めて、天下を取り、天下を取ったからこそ、現代まで残る文化を創ったのです。


しかし、世の中には魔の軍団というのが居まして、「目立つ人をけしからん」と捉える人がいるんですね。皆が暑くてもネクタイ締めて働いているときに、ネクタイを締めずに働く人をみて、「営業なんだからネクタイを締めろ」とか…。

でも、そういう考え方とか言動をしてる人って、優秀な方では無いんですよ。


この現象は、国会でも見受けられます。COOL BIZだということで国会議員がネクタイを締めていないわけですが、その秘書がネクタイを締めてたりするわけです。その秘書は、「私は秘書と言う立場上ネクタイを外すわけには行かない」と考えているわけです。

その考え方をしている秘書は世の中を創っていく優秀な人では無いのです。


最近は、目立つために名刺の大きさを変えたりしている人が見受けられるのですが、そんな事よりも、普段の行動・話・思考法・服装等を本来の自分の形で表現して目立っていく事が重要だと思います。

こう書くまでも無く、性格的に何をやっても目立ってしまう人っていうのは居るのですがね(笑

投稿者 cazper : 10:54 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 良書を読んで得られる事とは

良書を読む事で得られる事は、

1. 優れた知識

2. 天才や秀才たちの物事の理解の仕方(方法)

投稿者 cazper : 00:37 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年6月23日

panda01.gif 株主総会に参加する若者が増加中

株主総会の時期真っ只中ですが、どうも、最近の株取引ブームの為か若者の株主総会への参加が目立って来たようです。

背景には、株式の単元が下がった事によりバイト代でも株式を購入できるようになってきた事と ライブドアや村上ファンドがニュースに頻繁に出て来たり、金持本がブームになっているからでしょう。

この、株主総会に参加する若者の増加は市場に好影響を与えて行くでしょう。

若者は老人達よりも最新の技術やビジネスに精通しており、総会時の質問に於て老人達よりも理論的な質問を投げ掛けていきますし、シャンシャンで終るのが主流な型式的な株主総会に一石を投じていく事になるからです。

ただ残念なのは、若者は流行に流され易いので、値動きが激しい株や有名な株しか買わない傾向があるからです(これは、若者だけではないですが)。よって、無名企業は未だに企業関係者と老人達しか居ない状況が続いています。そういう企業にも若者は積極的に出席して貰いたいものです。

ついでに言うと、個人的には、株よりもビジネスに若者が興味をもっと持ってもらいたいですけども…。

とは言うものの、今後も若者が資本市場にどんどん進出していくのは間違いないですし、そう遠くない将来に大きな流れの変化が現われてくるのではないでしょうか?

(少くとも私は感じております)

投稿者 cazper : 22:03 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 作業と仕事

私は思うのです。殆どの労働者がやっている事って、仕事じゃなくて作業だと…。

大辞林によると"仕事"とは、
(1)するべきこと。しなければならないこと。
「台所の―」「―が片付く」「―に取りかかる」

(2)生計を立てるために従事する勤め。職業。
「お―は何ですか」「―を探している」

だそうです。一方で"作業"とは、
(1)仕事。主として肉体労働を伴う仕事にいう。
「農―」「単純―」「―員」「―服」「―場」

(2)肉体あるいは精神を通して、ある具体的な結果を生み出すこと。
「―効率」

だそうです。

辞書上で仕事とは「するべき事」と書いてあるわけですが、利益団体である企業でするべき事(つまり、仕事)とは何でしょうか?

それは、会社の価値が最大限になるような事をする事です。


しかし、殆どの従業員は、会社の価値なんて興味が有りません。そういう人々の仕事の定義とは、「会社の価値云々は抜きにして、目の前のやるべき事をする事」なのです。

これって、単なる作業なんですよね。

残念ながら、「仕事をしている」と言っている人の殆どは「単なる作業」をしているだけなのです。

投稿者 cazper : 21:36 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年6月21日

panda01.gif 投資と投機の狭間で

ちょっと前に、ある講演でバイオビジネスに関してのVCの方の見解を聞きました。

その方が仰ってたのは、現在のバイオに関してのベンチャービジネスは投資規模が数十億円規模と大きく、しかも回収までの期間が5〜10年と長いので、リスクが大きい。

しかし、リスクが大きいからと言って出資しなければ、儲ける事が出来ない。一方で、事業者から見れば、事業資金を集めれる市況にあるので今はまだチャンスが有ると言うことでした。

つまり、新しいルールを受けいれなければ儲けにありつけないし、逆に儲ける為には新しいルールを受けいれざるを得ない。という事でした。

その方は「バブル」とは仰っていませんでした。そりゃそうです、巨額の資金を集めたとしても、将来的にそれに見合った収益を稼いで投資家に配分すればバブルにはならないのですから。


しかし、この「新しいルール」という言葉ってどこかで聞いた事ありませんか? そうです、アメリカがドットコムバブルで浮かれてる時に良く聞いた言葉です。

ドットコムブームは、コストインフレを起こさせずに生産性を上げるので永続的な価値を生み続けると騒がれ、ドットコムブームは「新しいルール」なのだと…。

もちろん、ドットコムのバブルは911のテロ事件も重なり弾けました。


それじゃ、今のバイオブームはバブルなのか?というと。断言はできないですがバブルでしょう。そして、VCが行なう行為は、投資と言う名の付く投機を行なっている可能性があります。(もちろん、適正価格で投資し、適正価格で回収すれば投機ではないですが)

投資とは、市況が変ろうがスタイルを変えない行為が投資なのです。投資はビジネスの善し悪しを見て行なう行為なので、証券市場の市況が変化しようが、投資スタイルが変るはずがないのです。

ということで、現在のバイオVBは値段が高いけど、投資しなければ儲けるチャンスも無いというのは投機に近いと思うんですよね。

ほら、宝くじを買うときに皆が言う事と同じでしょ「宝くじは、買わないと当らないんだよ〜」。 (でも、殆どの人がハズレるんです)

投稿者 cazper : 03:55 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif プチプラス思考が重要

人間を見ていると、人生を始めから諦めている人と諦めていない人が居るように思います。

人生を諦めている人の口ぐせは「そうなっているんだから しょうがない」とか「自分のやれることなんて限られている」とか「やったところで何も変らない」等 自分の才能を見限っている言葉を使います。

一方で、諦めていない人は、「いつかは良いことが有る」「自分も楽しめるんだからやる意味はある」とか「何も変らないと言っていて何かをやらなければ結局何も変らない」とか プチプラス思考なんですよね。

このプチプラス思考って結構重要なんだろうなぁと思うんですよ。

世の中の動きだって昨日と比べれば全然変ったように思えなくても1年経てば結構変って見えます。自分だって、成長するように努力を積み重ねれば、塵も積もれば山となるで、結構変ってるものです。

ただ、人間って長期的な変化よりも短期的な変化にアドレナリンが出てしまう動物なんですよね。そのために、日々の変化が無かったりすると直に、マイナス思考になったり、諦めが早くなりがちになります。

ということで、プチプラス思考をもって諦めないで物事をやっていく事が重要なんじゃないでしょうか。

(もっとも、諦めないことが重要と世間では言われてますが、くだらない事をやってる位なら早めに諦める事も肝心ですけどね〜。)

あと、

以前「卵が先か鶏が先か」の話をしたのですけど、鶏が居なければ卵は得られないし、卵が無ければ鶏を得ることが出来ないのです。

だから、鶏も卵も持っていない状況になると、諦めの早い人は「鶏も卵も増やすことは出来ないし、何かやるだけ無駄」と諦めるんですね。でも、プラス思考の人は「どちらも無いならば、探してこよう」と気持を切り替えちゃいます。

こういう点からも プチプラス思考って重要だと思いません?

投稿者 cazper : 03:22 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年6月18日

panda01.gif 「惰性」と「バカの壁」が市場変化への対応を遅らせる

企業の動向を観察していると、一時売り上げや利益を伸ばして絶好調だった企業がある時を境に減収、損失を計上し始めて、最後は他社に買収されたり、潰れたりしていくことが少からず有るんですね。

どうしてなんだろうと悶々と考えてたんですが、これは人の「行動の惰性」と「バカの壁」が原因なんだろうなぁと推測できるんですね。

TOCを唱えるゴールドラット博士は、企業内でのスループット改善に向けて一番処理能力が遅いプロセスを見つけてそこを改善すべきであると言う主張をしています。

ここで重要になるのが、一番処理能力が悪い部分を改善すると、そのプロセスだけが変化するのではなくて、企業内の全プロセスが影響を受けるため、改めて企業内全プロセスの見直しをするべきであるという点です。

というのも、企業における業務プロセスは全部鎖のように繋がっており、1つの鎖の輪を交換したら、全部の鎖に影響すると考えられるからです。

しかし、ここで問題となるのは 人間には「惰性」と「バカの壁」が有ることです。今まで漬かってきた環境を敢えて人間は変えようとはしないのです。そのため、企業の1部のプロセスを変えたとしても全プロセスが変ることはありません。

そうすると、1部のプロセスを変えた事が企業内の業務プロセスに歪を生じさせてしまい、変えれば変える程 業務プロセスの到るところに歪が生じ始め、最後には愚痴と責任転嫁のなすりあいが起き、企業の効率性が落ちてきます。

そのため、良く聞くのは、プロセスの一部を変える位ならば全プロセスを一気に変えてしまった方が むしろ上手く行く という事です。 企業内へのITの導入が普及していたときには 良くこの事が言われていました。


さて、ここからが本題なのですが、 企業活動において常に変化する部分があります。それは「市場」です。高度経済成長期であれば 同一の物であってもどんどん売れて行きますが、物にあふれるた時代になると、人々はデザイン等が重視されるようになってきたんですね。

企業の経済活動全体を簡単に記述すると
「市場」←「企業内プロセス」←「供給源」
となります。

この活動全体を鎖としてみると、市場の状況が変れば、企業内プロセス全部を見直す必要があることが分ります。

しかし、市場が変ったからと言って企業内プロセス全体を変える企業ってどれくらいあるでしょうか? 良く聞くところではソニーがあります。

市場はどんどん変って行く。それに対応して行くには全プロセスを定期的に見直さなければならないのです。

殆どの企業は、市場状況が変っているのに従来の業務プロセスのままで業務を営んでいます。そして、業務プロセス全体を改善しようとし始めるのは、企業が倒産の危機に直面したときです。

こうなってしまうのは、市場の状況が変ろうとも 今まで慣れて来た業務プロセス環境で対応できるのならば、それでいいじゃん〜 という「人間の惰性」と「バカの壁」があるからです。

こうならないためにも、全業務プロセスを定期的に変えるような態勢を持つべきでしょう

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2005年6月16日

panda01.gif ビジネスでも陰陽が重要

自分の人生でいつも不思議だと感じるのは、何かを感じたり思ったりした直後に同じような事を書いている書物に出合ったり、ホームページを見たりすることですね。
しかも、何かを思った後で書物を買ったり、Googleで検索したわけではなく、思う前に買っていた書物だったり、いつも読んでいるBlogやWEBだったりするわけです…。

これは、偶然なのか…必然なのか…

という前置はどうでもよいのです。

昨日、人生を最適に生きるには陰陽の考え方が重要だと言うことを書いていたのですが、本日の板倉氏のBlogで「投資すべき会社とは経済価値創造を継続して行えるバランス感覚を持った経営者の経営する企業」であると述べられています。

ビジネスにおいても陰陽という考え方は重要なんですね。

しかし、どうもこのバランスの良さを説いている人って少いですね。本屋に行けば「如何に儲けるか」という事を説いている本は沢山有るけど、「バランス良く儲ける本」なんて見かけたことが有りません。

所詮、企業と言うのは人が作りあげた組織であり、その組織を支えるのは各人なのです。組織のバランスが悪いと言うことは、その組織を支える人々のバランスも悪いことが容易に想像できます。

そういうバランスの悪い人間が多いからこそ、バブルが生まれ、不正会計が行なわれ、横領が行なわれ、談合が生まれ…ていくのでしょうね。企業というのは儲けることは重要ですが、そこを支えている人を如何に育てていくかという事に着目しても良い時期なのではないかと思うんですよね。

人が育つからこそ、永続的な価値を高率良く創造することが出来るようになるわけですし…。

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2005年6月15日

panda01.gif 生きている時間の最適化

人間起きている時間しか活動が出来ないわけですが、難しいことに、長く起きようとすればする程寝不足が生じてしまいます。寝不足になると覚醒時の活力が落ちるわけです。

東洋の考え方には、「陰陽」という考え方が有ります。これは、「世界」というのは隱と陽のバランスで成り立っているという考え方です。

実際のところ人間の生体システムというのはバランスで成り立っています。食事でも、偏っていれば病気になりますし。ある特定の刺激を受け過ぎると癌になりやすくなったりします。

そういう事を考えて行くと、生きている時間を最適にするには、覚醒時の活力を最大にもっていくような生活パターンを作りあげることなんだろうなぁと感じます。

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2005年6月14日

panda01.gif ストックオプションではなく企業価値連動オプションを〜

かの有名なウォーレンバフェットは企業が役員や従業員に対してストックオプションを発行することに対し、株主の価値を奪っていると述べています。

私も、その意見には同感です。しかし、急成長をしているドットコム企業等では資本が少いので従業員への給与を多くすることは出来ないため、優秀な従業員や役員を引き止めるためにはストックオプションは必要な物だと主張しています。

しかし、ストックオプションというのはあくまでも株価を企業価値とみなしているため、株価を上げるためだけに姑息な手段に経営者が走り易いという欠点が有るわけです。

また、株価と言うのは、企業価値が向上しなくても市場参加者の思わくや需給の関係で大幅に変動してしまいますから、「株価=企業価値」と見なして発行されるストックオプション制度は不合理な制度なわけです。

そこで、ストックオプションの代わりに「企業価値連動オプション」なるオプションを導入すれば良いのではないでしょうか?

「企業価値連動オプション」は、企業のフリーキャッシュフローに連動する形のオプションです。企業は営業利益とフリーキャッシュフローにある係数を掛けて毎年累積させていき、それをインデックスとしてオプションの価値を定めるのです。

そうすれば、役員や従業員は 企業の株価ではなく企業の収益性に興味をもつため、ストックオプションが与えられたときよりも歪んだ行動をとらないと思うのですが…。

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2005年6月11日

panda01.gif クールビズ(COOL BIZ)の勘違い…

環境省では、クールビズ(Cool Biz)と名付けて、夏の軽装を呼びかけています。

しかし、クールビズを呼びかけるサイトを見ても思うんですけど、まだまだ、厚着なんじゃないかと思うんですね〜。

他方、ニュースを見ていても「ネクタイをしない事がクールビズ」と報道されている面があるんですよね、なんか勘違いしてるような気がする。

ネクタイしなくたって、スーツやジャケット着ていれば暑いだろ〜!

そもそも、服装の文化という事を考えている人が居るのだろうか…。今はビジネス全盛の時代で、ビジネスとか世間体を気にして服装を決めているんですよね。でも、一昔前に戻れば、住んでいる環境に応じて服装の文化が作られてきてるんです。

暑い場所の服装は薄手になったりダボダボになったりするし、 寒い場所の服装は厚手になったりフックラしてますし。

したがって、動物の勘というか、動物の環境適応性に素直に従う事こそが本来のクールビズ(Cool Biz)であると思うんです。

しかし、世の中はそうじゃないんですね。というのも、人間というのは年をとれば取る程、動物としての環境適応性が悪くなり、過去の惰性で生きていくからなんです。

インタビューを見ていると象徴的です。若者は「ラフな格好で動きやすいのがいいでしょ」と思う一方で、年寄り程「ラフな格好でビジネスの場にいるのはけしからん」と思うわけです。そのため、若者も直感ではなくて、別の圧力によってビジネスや世間体を優先した服装をしなければならなくなるのです。

というわけで、「クールビズ」「クールビズ」と呼びかけたって駄目なんです。国・地方官庁が大企業に対してスーツ禁止通達を出したりして、年取った人達の惰性(固くなった考え)を崩すくらいのショック療法をするくらいじゃなきゃ、世の中は劇的に変らんのです〜。

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2005年6月10日

panda01.gif 「インフォメーション」と「データ」と「ツール」

人間は常に情報を処理して生きています。しかし、情報に種類があることを気にしている人が少いような気がします。

情報は基本的には、「データ」「インフォメーション」「ツール」の3つがあると思われます
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「データ」とは、株価のデータや時刻表のデータに代表されるように、それ自身は何の意味も持たないのですが、データの中には何らかの意味が含まれていることが有ります。

「インフォメーション」とは、目的・意味を持たせた情報の事です。新聞・雑誌の記事はこの部類に入るのではないでしょうか。

「ツール」とは、ある情報を加工するための情報(知識体系)です。数学で言えば方程式みたいなものです。
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獲得の難しさから見ると、「データ」が一番簡単に手が入り、「インフォメーション」は次いで難しく、「ツール」は一番難しくなります。というのも人間は具体的な物事程理解し易いのですが、「ツール」は最も抽象的な概念となるからです。

一方で、「ツール」があると「データ」を「インフォメーション」に加工することが出来ます。また、複数の「インフォメーション」から高度な「インフォメーション」を加工することも出来ます。

実際のところ、「ツール」を獲得しようと努力している人は少いんですね。特に高度な「インフォメーション」を作る高度な「ツール」を獲得しようと努力している人は少いようないようです。

人間は究極的に言えば情報処理マシーンなので、高度な「ツール」を獲得していくことが人間の成長と結びついてると思うんですけどね〜。

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2005年6月 9日

panda01.gif 幸せのスループット

人生においては個人・世界が幸せになる事が重要です。どうすれば、幸せになるのでしょうか?

と前振りしておいて、会社の話をします。

会社とは利益を出すことが最大の目標です。そのためには、単位時間辺りの価値創造のスピードを上げることが重要となります。

そんな事は当たりまえじゃないか! と言う人も居ますが、実はこのスピードというのは厄介な代物なのです。ただ単に仕事のスピードを上げても効果が無いばかりか、逆に会社に損害を与えることさえ有るのです。

なぜなのでしょうか?

そもそも、会社というのは複数の部所から構成されています。その1部所のスピードが上がったとします。しかし、別の部所の仕事のスピードが遅ければ、会社全体のスピードというのは一番遅い部所のスピードのままな訳です。

だから、ある部所の人が盲目的にスピードUP計画なるものを掲げたとしても会社の利益に結びつかない可能性が高いわけです。会社の目的はスピードアップではなくて、あくまでも会社全体の利益なのです。

と、ここまで話しておいて、元の話題に戻します。

人生の目標は個々人の幸せ(と世界の幸せ)になるでしょう。不幸せになりたい人なんて居ないわけですから。

ここでは、幸せの中味は問いません。

幸せを獲得するためには、人間は時間と言うコストを支払わなければなりません。サービスを亨受したり、ただ寝ている間にも時間は過ぎて行きますから。

時間のコストを払っているのですから、幸せのスループットを上昇させようとするのは当然ながら自然な成行です。

ただ会社の目標と違うのは、会社の目標はお金という唯一の価値に換算出来るのに対し、人間の目標である幸せの中味は各々違うのです。

ということで、幸せになるには、先ず自分にとっての幸せとは何か? と言うことを悶々と思い描かないといけないんですね。

そして、自分にとっての幸せになると思う事・行動をどんどんやっていく事が重要なんでしょうね。
(現状では最初から幸せになることを諦めている人が少からずいるのではないでしょうか。)

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2005年6月 8日

panda01.gif ストックオプションは士気向上には役立たない

商法が改正されて、役員・従業員の士気向上のためにストックオプションを発行する企業が増えて来ました。

でも、本当にストックオプションで士気が向上するのでしょうか? 私はそうは思いません。

ここで質問ですが、あなたがストックオプション(新株予約券)を会社から貰ったとして一生懸命働くようになりますか?

YESと答えた方はきっと優秀な方でしょう(笑 しかし、殆どの人は企業価値ではなくて"株価"が上がってくれることを祈るだけでしょう。祈っただけでは企業価値は上がるはずも無いのです。

このような状況は、経営者とて同じなのではないでしょうか。そもそも経営者とは株主に依頼されて会社経営をしているのであり、ストックオプションを貰ったから仕事を頑張ると言った時点で経営者として駄目な思想なわけです。ちなみに、経営者は利益が大きければ可処分利益から賞与金として報酬を貰うことが出来るのですから、ストックオプションを貰う必要なんてないのです。

ストックオプションを貰う側からみれば、ローリスクでハイリターンを期待できるのでこれ以上嬉しいことは有りません。しかし、その背後を見れば、既存株主の保有資産の棄損が生じているのです。極端な話、合法的なドロボーみたいなものです。泥棒をまともな人だと思う人なんていないわけですが、世の中というのは合法的な泥棒事はまともだと思う人が意外と多いんですよね。

ストックオプション先進国?のアメリカでは、ストックオプションの費用計上を行なう企業も現われて来ました。費用計上されるということは、企業にとってストックオプションと言うのはコストに他なりません。

こんな馬鹿げた制度をやるよりは、従業員が自社株を時価でプチ株のように買えるような制度を設けるべきなのです。

もっとも、株価というのはなま物なので従業員持株会のように給与からの天引で毎月買わせるような方法というのは合理的では無いと思いますけどね(世の中、ドルコスト平均法が良いと宣伝されまくってますけども…)

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2005年6月 6日

panda01.gif 古参の中途採用は意外と難しい

ランチェスターの法則という有名な法則があるのですが、この法則は強者がとるべき戦略と弱者がとるべき戦略は違うことを示しています。

例えば、マイクロソフトは強者の戦略をとって、ネットスケープの利用率が高まる兆しがみえたら、インターネットエクスプローラーを無料で利用できるようにしたり、OSと抱きあわせたりしていました。

逆に、最近流行のベンチャー企業の多くは、資本力が無いので弱者の戦略をとってニッチ市場を攻めていっています。

ところで、最近、大手企業も厳しい経営を迫られたところが増えてきたので、早期退職したりリストラにあう壮年の中間管理職が増えて来ています。彼らの中には、大手企業に転職できる人もいるのですが、中小企業に転職していく人も少からずいます。

彼らは年齢も高く経験も豊富なので、転職先が大手企業だろうが中小企業だろうがマネージャー職に就くことが多いのです。中小企業の人達は、大手企業で鍛えられた人を中途採用できるならばこれ幸いと思うわけです。

しかし、ここには大きな罠が潜んでいます。それが、冒頭でお話しした「ランチェスターの法則」です。

大手企業というのは、強者の立場で意思決定を行なって来ているわけです。当然、大手企業で務めていた人は強者の理論に慣れているわけです。当然ながら、大手企業で務めていた人が中小企業に移ったとしても、強者の理論を使いたがるわけです。

これは、中小企業に取って悲劇となります。中小企業では弱者の理論を使っていかなければならないのに、大手企業から来た人は強者の理論を振りかざしたくなるわけですから。そして、転職して来た人は悩むわけです「何故、前の会社でうまくいった方法が、この会社では通用しないのだろうか?」と…。

したがいまして、中小企業の方は、ここの所を考えて大手企業からの転職者を採用していかなければならないのではないでしょうか?

投稿者 cazper : 21:56 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年6月 5日

panda01.gif 取らせるティッシュの配り方!

町中でティッシュを配ってるのを観察してると、配ってる人によって ティッシュを多く受け取られている人と受け取られていない人が居るのが分ります。

ちなみに、朝見ている中で効率良く受け取られている会社は、消費者金融の武富士なんですよね。

ということで、武富士のティッシュ配ってる人の配り方を見てみると。彼女らの配り方は、まず、ティッシュの束を持った手に差し出す手を携えて待ち構えます。そして、通行人が来たら一気に上方に弧の字を描くように腕を伸ばして通行人の前にティッシュをさし出すんです。このやり方だと、通行人は反射的に思わず取っちゃうみたいなんですよ。

対して、他の企業の人を見ていると、ティッシュをただ単に客の前に指し出してるだけなんですよ。それだと、通行人に身構えさせる時間を与えしまうので、成功しないようなんです。このような出し方をしていてもティッシュを受け取ってもらうには、通行人に身構えさせないように愛嬌(笑顔)を振りまくと良いと思うんですよ。

ということで、ティッシュを効率良く受け取らせるには以下の2点に注意すれば良いと思います。

1.通行人の前にティッシュを手のひらを返すように腕を振り下ろして差しだす。
2.笑顔!

保証はしませんけど、たぶん、ティッシュ取得率が高くなると思います。

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2005年6月 4日

panda01.gif コミュニケーションで重要なのは心

本当は昨日の段階で、「マネージャーはコミュニケーションの能力が重要」と題した文章を書こうと思ってたのだけど、昨日の夜に野獣君と話してたら、カナダと比べて圧倒的に日本のお店ってコミュニケーションが無いと言う話題が出たので一般的な事をつらつら書いときまふ。

確かに、日本って凄いコミュニケーションの薄弱化先進国だと思うんですよね。

マンションやビルのエレベーターに乗っても見知らぬ人同士で挨拶することはまず無いですし、コンビニでは無機質な「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」が聞こえますし。

学校でも職場でも挨拶は基本と教わるわけです。しかし、「挨拶の言葉が基本」として間違えて捕えている人が沢山居るように感じます。大切なのは「挨拶を通しての言霊のピンポン」なのです。心の通わない挨拶は、挨拶をやらないよりはマシですけど、それ以上ではありません。

コミュニケーションはお互い話すことが重要だと言われていますけど、重要なのは話すことを通じて心が繋がる事なのです。動物と言うのは、相手に自分の存在を認知されていることで喜びを得て行く生き物ですからね。

(PS:コミュニケーション能力と言う面で素晴しい人物だったのは田中角栄氏でしょう。)

日本がコミュニケーションが薄弱になっていると言うことは、人々の心の繋がりが薄くなって来たって事ですかね〜。

第8の習慣 「効果」から「偉大」へ
ちなみに、マネージャーにとってコミュニケーション能力が大変重要であると言う内容は、この本に書いてあるそうです。僕も時間があれば読んでみるつもりです。

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2005年6月 3日

panda01.gif 確信の無いマネージャーは組織を弱める

組織と言うのは、ある目標を持って進んでいきます。会社組織であれば、組織の目標は「株主の利益を高める事」です。そして、その組織のマネージャーは「その目標を達成するための具体的なミッションを達成する事」を目標とします。

しかし、具体的なミッションやビジョンを描けるマネージャーは意外と少いような気がします。

というのも、「ミッションやビジョンを描くという行為」と「目の前の仕事をこなす行為」というのは全く別の種類の仕事にも関らず、この二つの種類の仕事を混同している人が多くいるからです。

「目の前の仕事をこなす能力が高い人」が必ずしも「ミッションやビジョンを描ける人」であるとは限らないのです。「目の前の仕事をこなす能力」というのは、年数を重ねるとある程度伸ばすことが可能です。しかし、「ミッションやビジョンを描く能力」は、ただ単に年数を重ねただけでは伸びません。

日本の多くの企業は年功序列を支持して来たわけですが、まさに「目の前の仕事をこなす能力が高い人」が会社の中心に来るように組織を作って来たわけです。

高度経済成長期であれば、「ミッションやビジョンを描く能力が低い人」がマネージャーをしても、組織は伸びることが出来たでしょう。しかし、バブルが崩壊しグローバルな競争が展開されるようになった現在、そのようなマネージャーが支配する組織は競争力が弱くなってしまいます。

戦場では、隊長の言うことに兵隊は従います。しかし、勝利への確信を持てない隊長の居る組織では兵隊は統率のとれた動きが出来なくなります。戦場での迷いは命取りなのです…。
(て、ビジネスは戦争であるという例えは古い考えなのですけどね〜)

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2005年6月 1日

panda01.gif 補助金は臨機応変さを奪う

先進的な研究や未開拓な領域の研究は、お金に成るかや将来的に社会に役にたつようになるのか分らないので、民間機関や公的機関が研究補助金を出して、研究者や民間企業の開発意欲を後押ししています。

これらの補助金の良い面は、国や民間財団が研究者や民間企業の研究開発費を一部または全額負担するため、申請書が通りさえすれば、後はリスクを負わずに研究開発できる点にあります。

そのため、申請者は必死になって申請書が通るように努力をします。そして、複数年で予算がつく補助金の場合には、補助金が途切れないように計画通りに研究開発が進むように努力をしていきます。

とても、すばらしい制度だと思います。

ただ、問題が無いわけではないです。補助金がついた研究開発計画というのは、あくまでも申請時に審査されただけの話です。今の時代、数ヵ月も経てば別の技術の方が申請した方法よりも優れていると言うことが判明することも少くありません。

しかし、現場の並みの研究者達の考えは違うようです。別の良い技術が別のところで開発されたとしても、補助金がついた以上は、申請時の研究開発を行なっていくしかないと考えます。

これは、補助金制度の欠点です。本当は優れた技術を開発するための支援金であるはずの補助金が、技術開発に必要な臨機応変さを奪っている面があるからです。

ただ、これは補助金の問題と言うよりは、現場の研究者や企業・研究所の思考の固さの問題かも知れません。 見通しが悪くなったときは、速やかに撤退するというのは兵法の鉄則なのですから。

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2005年5月31日

panda01.gif 精神論だけじゃ駄目でしょ

最近の流行なのかも知れないけど、精神・運・思考法・習慣について語られる本が増えています。一昔前は、マーフィーの法則なんていうのが流行っていました。

運を良くする方法や日々クヨクヨしない方法等を語った本というのは確かに必要です。というのも、結構多くの人が毎日がルーチンワークでつまらないと感じていたり、何で自分がこんな酷い状況なのだろうと悩んでいたりするからです。(本当は大した事じゃなかったりするわけですが…)

しかし、運について語った本やプラス思考を語った本を読めば、それらの問題が解決するのか?というとそうとも言えません。何せ、日々のマンネリな世界の中でプラス思考しろと言われたって出来るはずが無いからです。(まぁ、そういう本を読んでいる時は心は救われたかのように感じるわけですが…)

次に必要なのは、そういう精神論を語っている人が日常的に行なっている事業や行動をマネていかなければならないと思うわけです。

例えば、ある高尚な考えを持った運動選手に共感を覚えたのならば、その運動選手と同じような生活パターンをマネてみる必要があるわけです。例えば、青色LEDを開発した中村修二さんの精神に共感を覚えるのならば、自分も会社で電話を一切受け取らない、会議は参加しない、論文も読まない等々、マネをすべきなのです。(もちろん、全部を一度に真似ることなんてのは難しいですけど)

なんとなくなんですが、運とか精神とか占いとかの本ばかり読む人は、理想ばかりで現実的な部分に目を向けていないように感じます。

投稿者 cazper : 21:35 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年5月30日

panda01.gif 見える世界と見えない世界

各々の直感とか興味とかの問題だとは思うんだけど、世の中には「見える世界」と「見えない世界」の2つあると思います。

見える世界とは、新聞記事、テレビのニュース、他人の言った事、誰もが見たり触れたりする事ができる世界です。

一方見えない世界とは、見える世界を操っているのだけれども、特定の人しか直接は触れれないし、興味が無ければそもそも存在すら感じられない世界です。

最近は、インターネットが出来たことで興味があれば見えない世界からもたらされる情報に昔より触れることが出来るようになりました。しかし、見えない世界からもたらされる情報を得ている人はまだまだ少いようです。

見える世界だけで生きている住人は、所謂マスコミュニケーションに操られるままに、世論を形成していきます。そして、彼らは自分は良く世の中のことを考えていると思っています。(操られているのを知らずに…)

見えない世界を覗いている人は、マスコミに操られる人々を見て冷やかになっています。そして、彼らはマジョリティーに対して議論すること無く、色々と先の事を考えています。

ここで皮肉なのは、見える世界の住人ほど自分が世界を知っていると思いこんでいる人が多いと言うことです。"見えない世界の住人"は"見える世界の住人"とは議論しませんから…。

たぶん、この話しは、見える世界にしか住んでいない人には分らないでしょう…。

投稿者 cazper : 06:36 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年5月29日

panda01.gif 中途採用の悪点

最近は、「即戦力 即戦力」という掛け声の下、中途採用を拡大している企業が多くあります。

日本の企業は学生を即戦力とは見ずに、しょうもない研修何ヶ月もやっていたりしています。研修なんていうのは企業にとってみればコストであり、研修コストがさほど掛からない中途従業員を雇った方が圧倒的に安上がりです。

しかし、気を付けなければならないと思うのが、中途採用をするということは他文化に染まった人を採用すると言うことなのです。

会社側としては、人のスキルを買ったと思っているわけですが、その人に附随してついてくる他文化で染まった癖や思考法は要りません。

まだ、若い人ならば頭が軟らかい事が多いので考え方や習慣を変えさせることが出来ます。しかし、年を取れば取る程考え方を変えさせるのは難しくなります。

というわけで、企業は中途採用のときに年齢が高い人は取りたがりません。

そうは言っても、上級マネージャーとして余りにも若い人を採用してしまうと、その人の下で働く年齢の高い人が自分より若いマネージャーに反抗心抱いてしまい、組織が成り立たなくなる可能性が出て来ます。

したがって、上級マネージャーを採用する場合には企業は特に注意しないといけないわけです。

年齢の高い外部の人を自社のマネージャーとして採用する場合には、スキル云々の前に、その人の思考が柔軟かどうかが重要です。経歴だけで判断するのならば、1社にずっと雇用されていた人よりも、複数の職を経験している人の方が良いと思います。

「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、こんな基本を出来ない人って結構居るんですよね。特に海外旅行とかすると、これが出来る人と出来ない人が顕著に分れますね〜。

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2005年5月28日

panda01.gif ブログで匿名のまま内部告発は可能か

2ch等の匿名掲示板が増えるに従い、企業では風評被害に気を付けなければならなくなって来ました。

匿名掲示板は運営者と書き込みする人が別であり、匿名で色々な人が好き勝手に書き込みをしていきます。そして、削除するのは運営者側しかできません。

そのため、匿名掲示板に企業にとって都合の悪い書き込みをされた場合には、企業側は書き込みの真偽に関係なく運営者側に削除を求めています。

それでは、匿名でブログ上に企業にとって都合の悪い書き込みがなされた場合にはどうでしょうか?

ブログは匿名掲示板と違い、書き込む人(著作者)が匿名であるとしても著作者自身が削除する事が出来るわけです。

したがって、都合の悪い書き込みをされた企業側としても、ブログシステムの運用者ではなくて、ブログの著作者に対してまずは削除依頼をすることになります。

しかし、著作者本人が企業情報を知り得る立場であるからこそブログに情報を書き込むわけで、企業側が法令違反しているという情報(内部告発)を著作者が消す義務は生じないわけです。

しかし、企業側としては、著作者が匿名である以上ブログへの書き込みは風評であると著作者側に圧力を掛けてくると予想されます。

そうなると、匿名でブログ上に内部告発をした人は結局は実名を明かさない限り、ブログサービスの運営者側に書き込みの削除を依頼することになるでしょう。

したがって、ブログシステムをレンタルしている人がブログを用いて匿名のままで内部告発を行なっていく事は不可能なように思います。

(注)以上の書き込みは、あくまでもブログシステムを借りている人を対象として書いております。自分でサーバーを立ち上げている人はこの限りでは無いでしょう。

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2005年5月27日

panda01.gif 森永卓郎とネオニート矢野

何も言いません。ただ ただ、感じてください!


萌を追求する! 森永卓郎 氏(引用元:三菱パッケージング会)


ニート界の帝王! ネオニート矢野 氏

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2005年5月26日

panda01.gif 抽象化と具体化の能力

ある種の頭の良い人は、具体化と抽象化の使いわけが上手い。

どういう風に上手いのかと言うと、自分の周りにある"具体的"な現象から、共通している部分を"抽象化"し知識として収める。そして、他人に伝えるときには、"具体的"で理解し易い話に置き換えて話す。

天才にも種類があるけど、頭が良くても抽象概念を具体的な話に落しこめない人が居る。

大概、そういう人は他人に理解されない。ただのコミュニケーションが取れない変人と思われてしまう。その一方で、凡人は多々の具体的な事象から抽象概念を築くことすらできない。抽象概念を気づけないと言うことは、知識を体系的に獲得できていないので情報化社会では弱者となる。

ということで、抽象化と具体化の能力を鍛えていかなければいけないんでしょうね。

投稿者 cazper : 21:41 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年5月25日

panda01.gif 売り時よりも、"買う時"が重要

証券投資をしている人の話を聞いていると、買い時よりも売り時が難しいという声が聞こえて来ます。

しかし、一般的には売り時よりも買う時に神経を使う必要性があります。 ここで、間違えてもらいたくないのは、「売り時よりも買時」では無くて、「売り時よりも買時」という事です。

売る時とは 時間を売る、持ち物を売る、証券を売る時等々です。一方、買う時とは、時間を買う、商品を買う、証券を買う時等々です。

買うと言う行為は殆どが自発的な行動です。したがって、買うという行為によって自分の方向が決定・固定します。この(広義の)買うと言う行為によって、支払う対価よりも幸せが得られたり、財を稼ぐことができるわけです。

(広義の)買うという行為が重要なのに、この重要性を考えない人が多いような気もします。

投稿者 cazper : 21:44 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年5月24日

panda01.gif 上場不動産投信(REIT)への疑問

近年不動産投信が人気を集め、軒並み投信価格が上昇しています。

不動産投信は、国債・公社債で運用する投信よりも利回りが高く、株式で運用する投信よりも大幅な元本割れのリスクも少いというのが特長です。

現在の利回りは、東証上場分で2%台〜3%台となっています。しかし、これは投資妙味が無い値段と言えるのではないでしょうか?

何故ならば、この値段で資本を投下した場合、回収するまでに25年〜50年掛かるからです。この回収期間は明らかに長過ぎると思うわけです。

というのも、例えば企業が新プロジェクトを立ち上げるときに、役員が投資回収期間が25年以上も掛かるプロジェクトを承認することは有り得えません。投資の原則というのは、企業がやろうが、個人がやろうが、何に投資しようが同じなわけです。

というわけで、最近注目されつつある大家さん業の視点から見ても、最低限で利回りが10%程無いと賢明なる投資とは言えないのではないでしょうか?

この基準で考えると、今のJ-REITの価格が3分の1程にならなければ賢明なる投資家はJ-REITに資本を投下することはないでしょう。なぜなら、J-REITに投下する位なら、大家さん業をやったほうが利幅が大きいわけですし。

投稿者 cazper : 20:30 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年5月22日

panda01.gif 卵が先か鶏が先か

「卵が先か 鶏が先か」という話を聞いたことが有るかと思います。

例えば、「お金があれば、信用されるのに…」一方で、「信用があれば、お金は集まるのに」といった どっちつかずな状況が 鶏と卵の話と良く似ています。

この例に関して言えば、一般的な人の思考では、「お金があれば、信用される」のならば「お金をセコセコと貯めて、信用されるのを待とう」と考えます。しかし、経営者的な発想をする人はこうは考えないでしょう。

それじゃ、彼らはどう考えるのかと言えば「要するに、信用があればお金が集まり、お金があれば信用されるのだから、"お金があるふり"か"信用があるふり"をしてしまえば、最終的にお金と信用の両方が手に入る」と考えるわけです。

私が昔会った、ITベンチャーの社長さんが言っていました。「出資してもらうときには、出資者に対しては優秀な技術者が来てくれることを了承していますと伝え、優秀な技術者に対しては既に多額の出資が来ることが決まっていると伝えれば良いのだ」

この発想というのは非常に重要だと思うわけです。

というのも、一般的な人は、自分のやった事が無い事を振られると「やった事ないから、今スグにはできません」と答えがちだからです。一方、開拓者マインドを持っている人は「とりあえず、やってみよう。誰でも最初は未経験者だし、一度やればその分野の経験者になるわけだから」と考えるわけです。

というわけで開拓者はどんどんと経験値を上げて行き、結果として一般的な思考回路を持つ人よりも有利なポジションを取るようになっていくんでしょうね。

(眠たい中書いたので、けっこう乱文だけど、直す氣力もないので、後で…。)

投稿者 cazper : 00:02 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年5月20日

panda01.gif 著作権保護の目的は業界・企業保護なのか

JASRACが文化庁に対して「死後70年までの間」となっている著作権保護期間の延長や、私的録音補償金制度の対象機器に関する要望などを行なっているそうです。

でも、何故 著作権保護期間の延長を求めているのでしょうか?

まず、著作権法の第一条(目的)を見てみますと。
「この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及び隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする」

と書いてあるわけです。JASRACは何をもって「死後70年までの間」という期間を延ばしたいのでしょうか? 現状の70年という期間でさえ、著者の孫の代まで財産権を遺す事になり、長すぎる気がするわけです。(下手したら曾孫の世代まで財産権が遺ります)

(「J2さんの御指摘で50年を70年に延長しようというのがJASRACの主張との事です」私の記憶ミスでした。)

そんな状態なのに、JASRACが更なる権利期間の延長を求めると言うのならば、「権利期間の延長によって文化の発展に寄与する」という根拠を示すべきだと思います。
(ただ単にアメリカのマネをするべきでは無いですし)

著作権というのは著作にたいしての権利なわけですが、著作自体は単なる情報なわけです。最近は、インターネットによって情報というのは全世界に一瞬で拡がっていきます。この手の情報に対して規制をかけようという発想自体が時代遅れの人達の考えになります。
なんというか、JASRACの行動を見ていると、中国政府が国民に新彊ウイグル自治区の情報を与えないように情報統制しているのと同じように思えて来ちゃいます。


あと、JASRACは「私的録音補償金制度の対象機器」の拡大を唱えているわけですが、情報器機に制度を適用させようと言う発想自体が間違えてる気がするわけです。例えば、MP3ポータブルプレイヤーを持っている人は、大概バックアップでCD-Rに保存していたりするわけです。もし、JASRACの主張がまかりとおってしまうと、JASRAC側が到るところで補償金の二重取り、三重取りを行なっていることになります。
当前のことながら、余計に取られたお金を返すような事はしません。

なんか見ていると結局業界団体は「文化の発展」なんて考えてないで、如何に「業界の発展(搾取)するか」しか考えていないように思えて来ます。

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panda01.gif たぶん超能力は有る気がする〜

昨日見たアンビリーバボーという番組で、幽体離脱の話をやっていました。

数人の幽体離脱の体験を紹介した後、アメリカのモンロー研究所の事もとりあげていました。

こういう超常現象の事を言いだす人はキチガイ扱いされやすいのだけど、正直なところ、超能力と言うのは存在するんだろうなぁと感じています。

私は金縛り現象を自らの意志で起こすことが出来ます。金縛りを行なうと、浮遊感があったり、目を閉じているはずなのに部屋全体が見渡せたり、体が無限に伸びた感じになったりします。

そういう感覚を味わっていたので、金縛りをやるついでに、自分が遠くに移動できるように念じたりもしていました(笑 結局、私は幽体離脱はできませんでしたけれども…。

ちなみに、モンロー研究所では幽体離脱をさせるときに、ヘッドフォンで一定の周波数の音を聞かせるわけですが、私が金縛り現象を起こすときには必要有りません。その代わり、金縛り現象を起こす前に結構な確率で 耳なりが生じます。

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幽体離脱とは別の話なのですが、自分の人生を振り返ると、自分の意志通りになっている気もするわけです。

こうなった理由は二つ考えられます。1つは自分の興味ある通りに生きて来たから思い通りの人生を歩いて来たという考え方です。もう1つは、自分の意志が未来にゴールを作製してくれて自分はそれに導かれただけという考え方です。

前者は一般的な考え方で、後者は超能力的な考え方です。ただ、どうも、前者の考え方だけでは世の中は説明付かない気がします。

投稿者 cazper : 00:19 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年5月19日

panda01.gif 免振設計って転倒に弱かったりしないの?

最近大きな地震が続いたせいなのかも知れませんけれども、建物の免振設計や耐振設計に注目が集められています。近年は、耐震設計よりは免震設計の方に注目が有るように感じます。

木造建築物は一般的に30年以内が耐用年数と言われています。SRC造りでも50年以内と言われています。というわけで、免震装置というのは寿命を60年程で設計しているようです。材質としては金属とゴムを利用しているようです。というわけで、一応は寿命を気にしなくても良いようです。

ただ、免震構造にするということは、地面と建物を繋ぐ力が弱くなることを意味するわけです。ということは、万が一建物(ビル)が液状化現象や地盤沈下で傾くなんて事になると、モーメントによって転倒する可能性が出て来るんじゃないかなぁと思います。

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2005年5月16日

panda01.gif 副流煙と主流煙(受動喫煙)

タバコの煙には、フィルターを介する煙の「主流煙」とタバコの先から出る「副流煙」の二つが有ります。

それで良く健康番組とかで、「主流煙」よりもタバコを吸っていない人が吸ってしまう「副流煙」の方が有害物質が多いから危険だ!と放映されてるんですよね。

でも、これには少々からくりが有ります。何がからくりかと言うと 確かにタバコを吸っていない人が吸ってしまう「副流煙」の方が有害物質が多いのですが、タバコから放たれた煙が人の鼻に到達するまでには煙が拡散してしまい濃度自体は薄いはずなのです。

ということで、安直に「副流煙」の方が危ないと言い切ることはできないわけです。(もっとも、タバコが体に悪い事には変わりが無いですが…)

そう考えて行くと、密閉された場所でタバコを吸っている事が「主流煙」も「副流煙」も吸うことになり危険と言うことになります。しかし、そういう場所では、第三者も然ることながら吸っている本人も「副流煙」を吸ってしまうわけです。

ということで、タバコを部屋でも吸う人は部屋に空気清浄機を設置するべきなのでしょうね〜。
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2005年5月13日

panda01.gif 補完能力と自己中の関係

一言いうとその人が言いたいことを先読みすることができる人がいます。これは、言語の補完能力です。日本人は諸外国の人にくらべて、あうんの呼吸があると言われていますが、このあうんの呼吸というのも、他人の言動に対する補完能力に他なりません。

で、ふと思ったのですが、この補完能力が無いとどうななるんだろうと…。私の予想ですが、たぶん自己中心的な人間になるんだろうなぁと思います。

何故ならば、他人の言動を補完して先読みできないと言うことは、自分が他人に影響を与えたときに他人がどう反応するのかも読むことが出来ない事を意味しますから。

というわけで、補完能力が低い人は、自己中な行動や言動をするんだと思います。(もちろん、自主的に勝手な言動をする人もいますがね…)

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2005年5月12日

panda01.gif 2chネラーにみる蟻の群行動最適化(ACO)

蟻の群行動を模擬した最適化手法ACO(Ant Colony Optimization)を御存じだろうか。

蟻の行動を観察していると、何も無いときには各蟻さんたちは適当に動いているんですよね。でも、一匹が砂糖等の餌を見つけると、あっという間に餌に多数の蟻が群がります。ACOという手法は、この蟻の行動を数学的に応用した手法です。

で、この蟻の行動を見ていると、2chネラーの行動様式に良く似てるんですよ。

普段、2chネラーは各自好きな掲示板を覗いたり書き込んだりして過ごしているわけです。しかし、誰かがニュース性のある書き込みをすると、そのとたんに多数の2chネラーが"特定"のスレッドに集中して書き込みをしたり、閲覧したりするようになります。 2ch用語でいうと"祭り"状態です。

というわけで、「蟻の群行動を摸擬した最適化(ACO)」」という名前に代えて「2chネラーの群行動を摸擬した最適化(2chCO)」という名前で、誰か論文を学会に出してくれないかなぁーと淡い期待をしております。

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2005年5月10日

panda01.gif 今日の持ち物と明日の持ち物

今の持ち物で満足する人(過去にすがる人)と将来に供えて持ち物をふやしていく人を感じる時があるんです。

両者の間で何が違うのかなぁと考えていたんですけど、様々な情報処理能力を上げている人とそうでない人の違いなんだろうなぁと推測しています。

てか、この情報処理"能力"というのが情報化社会で重要になってくると思うわけです。(他の方もいってますけど)

ただ、「情報処理能力の向上」と「情報処理速度の向上」を混同してる人がいると思います。情報には量と難度の二つの要素が含まれています。処理速度を上げれば処理"量"は増えるわけですが、高度な情報を処理しているわけではありません。

今までは、情報処理能力というと情報処理速度の方に焦点があたってる気がします。しかし、高度情報化社会においては、高度な情報を処理できる能力を向上させて行くことの方が重要になってくると思っております。

投稿者 cazper : 01:10 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年5月 9日

panda01.gif 狩猟・移牧・農耕

日本人は農耕民族で今もその精神を受け継いでいると言われています。農耕民族的生活は種子を植えて待っていれば食にありつけるという生活です。

一方で、大陸の人間は常に攻められる危険があったので、狩猟民族的精神を持っていると言われています。

しかし、この精神論に対して私は疑問を持っています。何故ならば、農耕民族的精神を持つか、狩猟民族的精神を持つかを決めるのは、その人が置かれる環境だからです。

日本人だって、縄文時代や弥生時代は農耕民族的な性格を持っていたのかも知れませんけれども、室町時代や戦国時代の武士であれば国取り合戦していたわけです。彼らに農耕民族的な精神があるかというと疑問です。それに、農耕民と言えども、飢饉になれば、一揆を起こして物資の強奪を企むわけです。

それじゃ、今の日本人はどうなのか?というと。高度経済成長を支えた世代は農耕民的性格なのかもしれません。何故ならば、一ヶ所(一企業)でこつこつとやっていくことで分け前にありつけたわけですから。

しかし、現在は、1ヵ所でこつこつとやっていっても分け前にありつけない世界になって来ています。農業で例えるなら、天候が悪く土地がやせた状態なわけです。幾ら日本人が農耕民族的な部分があるといえども、天候が悪くてやせている土地で農耕なんかできるわけがありません。

その場で農耕ができないとなると、獣を追いかけて狩猟していくか、家畜と共に肥えた土地に移動するかしていかなければ食べていけません。

というわけで、日本人は農耕民族だという概念にしばられていては今の時代に付いていけないと思います。

投稿者 cazper : 21:49 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年5月 8日

panda01.gif 期限の無い予定ほど前倒しすべき

人生、期限が付くと何が何でもその日までに、仕上げたり、準備をしたりするものです。

ここの部分は仕事を抱えている人なら納期を想像すると理解し易いでしょう。学生なら、期末テストを想像すると理解し易いと思います。

それでは、期限の無い予定はどうするのが一番良いのでしょうか?

期限の無い予定というのは、例えば「スポーツを始める」とか、「語学勉強を始める」とか、「身体の調子が悪いから病院に行く」といった予定です。つまり、期限の無い予定というのは、幾らでも先延ばしに出来る類の予定です。人間は弱いので、幾らでも先延ばしにできる予定ほど後回しにしがちです。

しかし、それだからこそ、期限の無い予定に対しては敢えて前倒しでこなしていかなければならないと思うわけです。

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2005年5月 7日

panda01.gif 誰も買わない物は何?

今日の飲み会に於いて、mizu氏が「誰も買わない物を作るのは難しい」という発言をしました。

一般的に、「ある」ことを証明するのは簡単なことですが、「無い」ことを証
明するのは難しいと言われています。mizu氏の発言もこれと同類の発言なのでしょう〜。

氏の発言を少しだけ裏読みすると、どんな物でも必ず的確なマーケットが在るということを意味しているわけです。

これを踏まえてビジネスの現場を見てみると、マーケティングとは物の売れるマーケットを見つける行為であり、研究・開発は物をマーケットに近づける行為であるとも言えるんだろうなぁと思うわけです。

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2005年5月 6日

panda01.gif ニートの感受性

私は前々からニートは社会環境が産んだものであり、ニートそのものを治そうとしても無駄だという認識を持っていました。そんな事を悶々と考えながら日々生活を送っていたのですが、とある本を読んでいたら私の意見と同様な事が記述されていたので転載しておきます。

さる著名なユング派精神分析家が、自らの豊富な臨床経験を振り替えって曰く。患者は皆、問題のオンパレードでやってくる。友人と思っていた人が実は友人じゃなかった。仕事がつまらない。都会生活が難しい。健康状態が悪い。毎日が辛い。

初めの頃、分析家は自分の仕事を「患者が世界に適合するように手助けすること」だと考えていた。

年を経て、分析家は患者の方が正しいことに気づいた。世界はそんなに良いものではない。結婚はあてにならない。子どもたちは不良だ。学校は刑務所のようだ。大気は汚染されている。街行く人は意地悪だ。これら全てを要約してみよう。

人生は、難しい。

この「発見」後、分析家は患者の扱い方を変えた。かつてのように、患者「を」世界「に」適合させることをやめた。代わりに患者が自分の感受性の豊かさに気づくように手助けし、世界ではなく患者たちのほうがまともなのだということを理解してもらった。

自分達の環境への感受性を鈍らせるのではなく、逆に磨ぎ澄ませれば磨ぎ澄ますほど、犠牲者として嘆いていた時よりも問題への対処ができるようになる。分析家は確信した。答えは、世界に対して受け身で適合するのではなく、チャレンジしていく事だったのである。(pp.51-52)
ビジネスを育てる

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2005年5月 5日

panda01.gif 「究極の選択」

企業に限らず組織や個人が不祥事を起こしたときの行動を見ていると、次の二つの選択肢が見えてしまいます。

「不正直で不信感を買う」のと「正直で怒りを買う」

多くの組織・個人は「不正直で不信感を買う」行動をするようです。

スキャンダルを起こした政治家の発言を聞いていると、不正直な発言が多く、国民は不信感を抱いていると思うわけです。最近起きた事故でJR西日本側の発言なんていうのも、不正直で発言を二転三転と変え、不信感を抱かせてしまっています。

それじゃ、「正直」な行動を取るのが良いのか? というと、そうとも言えないようです。

例えば、JR西日本の例でいえば、もしJR西日本が「新型ATSを導入するのは、面倒だしコストが掛かるから徐々にしか導入していませんでした」と発言したら、被害者だけではなく国民の怒りを買うわけです。他の例では、ライブドアの堀江社長が「お金が有ればなんでも買える」と正直に発言したら、一般的な国民の反感を買ったわけです。

つまり、正直な行動をとると怒りを買いやすいわけです。


世の中を見渡すと、一般的な組織・個人は、「正直で怒りを買う」よりは「不正直で不信感を買う」方を選択しているように思います。

普段「正直であれ」と教わっているにもかかわらず、殆どの当事者は「不正直」な行動を取ってしまっているわけです。なんで、こうなるんでしょうか?

(こうなる理由の1つには、物質世界と精神世界に相反する物が存在するからなんだろうなぁと思います。)

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2005年5月 3日

panda01.gif 教育ママの不勉強

最近、一人っ子が増えて来て子供にかける費用が増えて来ていると言われています。

そうした背景があるからなのか、少子化にもかかわらず塾産業は比較的堅調なようです。

しかし、子供に塾に行かせる親世代を見てみると、意外と親自身は勉強していない人が多いんですよね。

確かに、親に言わせれば「私が学校行っていたときは勉強していた」ということなのでしょうが、そんな言訳をする親が居るとするならば その親は「昔勉強したんだから、今は勉強しなくても良いの」と主張していることになります。

本当にそんな事で良いのでしょうか?

教育ママの行為を見ていると、塾や習い事に行かせるばかりなわけです。本当の教育ママであるならば、自分の子供への教育を自分自信がやりたがるのが本来あるべき姿なわけです。

しかし、今の教育ママは自分自身で教えようという努力をせずに、塾や習い事教室へ丸投げしているわけです。これじゃ、大手建設会社が仕事だけ取って来て子会社に丸投げしているのと変わりません。

よく、大手建設会社の丸投げ状態を批判する人が居ますけれども、教育ママの現状の行動も批判されるべき点が多々有るわけです。自分自身を鍛えていかなければ、世の中のお荷物になるのはみえてるのに、自分自身を鍛えること無く他人を鍛えるなんて良い身分だと思ってしまいます。

子供に習い事や塾に行かせてばかりいる教育ママさん方は、子供に教育を注ぐのも良いですけど、自分自信も勉強していかねばならないと思います

(こんな事書くと、教育ママさん方は子供に金かけてるから自分に教育する余裕があるはずが無いとか言いだすような気もします。しかし、親の年代になれば塾に行くようにコストの掛かる行為をしなくても、いくらでも安いく勉強する方法なんてあるわけですから。そんな言訳通じないわけです。)

投稿者 cazper : 07:49 | コメント (1) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年5月 2日

panda01.gif 誇りをもつこと

自分に誇りを持てないと,どうも他人と違うことをやる亊を躊躇するし,違う亊をやっている他人を排除したがるんですよね.

ひろゆき氏は「自分に誇りを持てないものは、血や国家に誇りを求める」と述べていますが全くそのとおりだと思います.

自分に誇りを持っていれば,他人がどう思おうが何事もやっていくわけです.しかし,誇りをもたなければ何かにすがりたくなるわけです.

日本人が外国に留学をすると,2タイプに分れると言います.1タイプは外国の文化をありのままに受け止める人,もう1タイプは外国の文化を受けいれられず右寄りな思想になる人.

国とか組織とかにすがる前に,自分とは何か?という事を考えて,自分に誇りを持てるように行動していかなければならないのでしょうね.

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2005年4月29日

panda01.gif クレペリン検査に物申す

就職活動で、SPIやら性格検査やらをたくさんやらされている人が多いと思いますが、あれってはっきり言って「ショッカーとしての適性があるかどうかのテスト」なんですよね。

ショッカーを雇いたい企業ならまだしも、研究員や企画開発などのホワイトカラー(頭脳)職を募集してる企業が行っていると、アホな企業やなぁと思ってしまうわけです。

で、そのアホさ100倍の検査手法がクレペリン検査だと思うんですよね。

数字の乱数表みたいのが配られて、隣り合った数を足していき、その数の1桁の数字を記入していくわけです。

そして、1回を1分位の単位で10回行わせて、脳の疲労度や社会適応性を判断するようです。

でもね、この検査の一番の疲労は、手にきますからぁ残念 って感じなんですよ。

そりゃさぁ、答えを短時間に書かせたら、手の疲労が尋常じゃないでしょ。クレペリン検査は内田さんが昔開発したらしいのだけど、内田さんは手の疲労までは考慮できなかったらしい。

というわけで、クレペリン検査をやるときは、コンピュータでテンキーに入力していく方式にするべきだと思います。

まぁ、ホワイトカラー募集してるのに、クレペリン検査やっているような企業は将来的に組織が官僚化していくのは容易に予想されますので、相手にしないことが一番ですが・・・。

投稿者 cazper : 18:28 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年4月26日

panda01.gif キャッシュポジションの話

キャッシュのストック情報は、「キャッシュポジション」と呼ばれています。(簡単に言えば、現金を保有する事です)

このキャッシュポジションを意識しない人って意外と多いのではないでしょうか?

ホリエモンが言うんじゃないけど、キャッシュがあると自由度が上がるんですよね。

この自由度には二つあると思います。一つ目は、消費する自由度。二つ目は、投資する自由度。殆どの人は消費する自由度にしか着目しません。しかし、重要なのは投資する自由度の方なわけです。

キャッシュが潤沢になければ、儲けるチャンスが来た時に大きく出ることができません。

一例をあげると、投資用マンションが5000万円で投売りされていたとします。1000万円を持っていれば銀行が4000万円を融資してくれて、投資用マンションが購入できるわけです。しかし、900万円しか持っていなかったために、銀行が融資してくれなくて、投売りされているマンションを購入できない事ってあるわけです。

この人は100万円足りなかったために、5000万円の物件を購入できなかったわけです。しかし、このチャンスを逃したことは、将来のチャンスを逃したことに繋がるわけです。何故ならば、5000万円の投資物件を購入できれば、その物件から得られるインカムキャッシュによって、更なる投資を行うことができるからです。

投資活動は将来と繋がっているため、現時点での機会損失は将来の損失に少なからず影響を与えてしまいます。

そのためにも、キャッシュポジションを高めにしておき、チャンスが到来したら大きく出るように心がけなければならないと思うわけです。

(もっとも、キャッシュは消費用と考えている人も多いので、そういう人はキャッシュポジションを気にする必要はそれほど無いのですけれども)

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2005年4月23日

panda01.gif 近場のキャッシュと遠くのキャッシュ

インカムキャッシュを考える場合、近場のキャッシュと遠くのキャッシュの両方を考えていかなければならないと思います。

近場のキャッシュとは、収入としては大きくは無いのですが、回転率の高い種類のインカムキャッシュです。サラリーマンで言えば、月給や日給が近場のキャッシュとなります。企業で言えば、単価は低いけどコンスタントに多く売れて短期間に売上を計上できる類の収入です。

遠くのキャッシュとは、収入になるときは莫大なわけですが、収入を得るまでに時間が掛かりすぎる類のキャッシュです。例えば、ベンチャーキャピタルの投資先企業が上場して、キャピタルに入るお金の類がそれにあたります。

この二つの種類のインカムキャッシュがあることを我々は認識しないといけないと思います。

何故ならば、近場のキャッシュを捨てて遠くのキャッシュだけ狙うと、長期間持ちこたえられる体力が無ければ破産するしかないからです。(もしかしたら、明日莫大なキャッシュが入ったかもしれないのに・・・その前日に破産するという最悪な事態もあるわけです)
逆に、遠くのキャッシュを捨てて近くのキャッシュだけを得ると、当面は平凡な日々を過ごせるのですが、永遠に良いチャンスを得られなくなるわけです。

今叩かれているホリエモンですが、ホリエモンはこの二つの使い分けてライブドアをここまで成長させています。ホリエモンは自身の本の中で「ITバブル崩壊と共にIT企業がバタバタと倒れたわけですが、自分はホームページ作成受託を地道にやっていたのでバブル崩壊の影響をうけずにすんだ」と述べています。

つまり、ホリエモンは、地道な作業で事業を最低限まわす為の近場のキャッシュを稼いでおいて、機を見てM&Aを行い遠くのキャッシュを稼いでいったのです。

我々も、近場のキャッシュと遠くのキャッシュをどのように得るかという事を常に考えていかないといけないと思います。

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2005年4月22日

panda01.gif 意外と情報操作って簡単かも

先日、村八分ならぬ「Yahoo八分」の話を書いたんですけど、中国の反日運動を見ていて、インターネット時代になっても意外と情報操作って簡単なのかも、っと考え直してます。

中国では、チベット問題や法輪功のような情報は当局のインターネット規制によってプロバイダレベルで情報が遮断されてしまい、一般市民はそういう情報に触れられないようになっているようです。

もちろん、このインターネット規制は十分な情報操作とは言えないのですが、8割方の大衆を洗脳できれば政府としてみれば十分といったところでしょうか。なにせ、日本でもインターネットで情報をみるときに、特定のニュースサイトからしか情報を仕入れない人が多いわけですし。

そう考えると、インタラクティブな情報網が発達しても外の情報との接触を制限すれば、情報操作するのは意外と簡単なんでしょうね。


まぁ、こうなってくると、ネットに精通している人達で構成されているコミュニィティーでは、このシステムを回避するために2ch用語のように「おまえ氏ね」とか特殊な用語を生んでいくんでしょうね。 また一方で、winnyのように暗号化 & P2Pの専用ソフトが開発されて規制を潜り抜ける通信方法が開発されていくのでしょう。

PS:中国の暴動をみてると、2chの祭りになった「吉野家」や「Matrixのスミス」もある意味で中国の暴動と似てるなぁと感じてしまいます。暴動には企画屋がいて、それに賛同するものが居て、それをみて悪乗りする奴がいるわけですから・・・。

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2005年4月19日

panda01.gif 年金のお話

以前も年金ネタを書いてるんだけど、ヒロユキ氏が年金の話書いてるので、ちょっとだけ言及。

ヒロユキ氏も年金を金融商品としてみたときに有利だという展開をしていて、なるほど納得できる点はあります。しかし、年金という金融商品は、あくまでも運用者が優秀であれば金融商品として優秀なわけです。

ところが、国家の財務諸表を見ればわかるのですが、巨大な債務をかかえるに到った運用者が年金を健全に運用していけるはずがありません。しかも、バブルでも同じなのですが巨額の焦げ付きは、財源を取り崩すときに表面化しやすいのです。

今後2008年以降に向かって多数の退職者が生まれてくるので、そのときに国がどういう方針をとってくるのか?が見ものです。

ちなみに、収入の少ない人は、年金を未納にするのではなくて、免除や半免除を申請しておいた方が良いでしょう。そうすれば、年金が破綻しなかった場合にでも最低限国の補償が期待できますからねぇ。

詳しくは、
払わずもらえる!「国民年金未納」マニュアル」を読むといいと思います。

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2005年4月15日

panda01.gif 知識のシナジー効果

ビジネスの世界では、M&Aやシナジー効果が語られていますが、知識の世界にも同様な効果を語ることが出来ます。しかしながら、これらの事について言及した記事を見かけないので書いておきます。

シナジー効果とは、「経営の相乗効果。小売店に銀行端末を設置することで店への来客数が増え商品購入につながる,新商品を出すとき既成の設備や技術が利用できるなど,企業活動の相乗効果」を指します。(三省堂提供「デイリー 新語辞典」より)

知識のシナジー効果とは「知識の相乗効果。数学の知識を学んだ上で物理を覚えれば、物理を理解し易くなるなど、学習活動の相乗効果」を指します。

大学のカリキュラムは知識のシナジー効果が得られるように上手に作られています。例えば、機械工学科ならば、1年生の時に一般教養として基礎数学や物理を学び、2年生になると材料工学や流体力学を学び、3年生になると得られた知識で実際に設計を実習し、4年生になると研究室に所属して研究の能力をつけさせます。

学習をしていく上で、この「知識のシナジー効果」を意外と認識していない人って多いんですよね。

まず、知識のシナジー効果を得られるようにするには、「何をするために知識を得るのか?」という目標がなければなりません。そして目標を定めたら、目標のために必要な個々の知識を出来るだけ連関性があるように学んでいかなければなりません。

箇条書きでまとめると、勉強をしていく上で必要なことは、以下の通りではないでしょうか?
①まず、目標を立てること
②目標に必要な知識を列挙する
③シナジー効果が出るように知識を積み上げていくこと。

①に関しては、胡散臭く感じることがあるかもしれませんが、「ナポレオンヒルの思考は現実化する」を読むと良いかもしれません。

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2005年4月 8日

panda01.gif NHKこそネットと放送の融合をすべき

ホリエモンや孫氏が「ネットと放送の融合化」と叫んでいるわけですが、実際に現実化されている部分って少ないんですよね。

民放の人たちは「著作権の問題があったり、ネット放送やデジタル放送で録画されるとコマーシャルを勝手にスキップされかねない」と言っていますし。

それならば、NHK(日本放送協会)が率先してネットと放送の融合をしていかないといけないと思うんですよ。あくまでも、協会ですから利益を上げていくことが目的ではないですし。

ということで、事始として、NHKラジオ第二放送の語学系放送をインターネットでダウンロードできるようにすべきだと思うんですよね。

こんな事を言うと、「語学のCDが売れなくなる」と反発されそうなのですが、NHKは営利団体ではないので、そんな言い訳は許されません。

もちろん、CDの売上を落とさない方法も考えられます。それは、ラジオ放送後に一定期間だけインターネット経由でダウンロードできるようにすれば良いのです。

何故、国民から料金を取るNHKともあろう協会が、放送のありかたを積極的に変えていかないのか不思議です。

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2005年4月 4日

panda01.gif 「裏」「里」「裡」は同じ意味!?

先日、友達の銘っちと夕食食べながら話してたときに、

「裏」と「里」と「裡」は同じ意味だよって事を始めて知った。

日本語の「裏」という意味が
中国語簡体字では「里」に
中国語繁体字では「裡」になるんですよ~。

まだ、繁体字なら日本語でも「ウラ」っていう読みが残ってるんだけど・・・簡体字になると「ウラ」っていう意味がなくなっちゃうんだよねぇ~

王心凌のアルバム「Honey」の歌詞にも確かに「心の内」という意味で「心裡」という文字が使われてるしなぁ~。

(↑↑↑ここ毎日のリピートアルバムだったりする・・・(死 )
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個人的なメモ
○請小心(シンショウシン)
○昔HSBC(香港上海銀行)は長崎にもあった。
TWINSは香港音楽だった。

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panda01.gif 小手先だけじゃ駄目だと思います

chisikidazo.gif

教育を受ける際に、その教育から得られる知識の知識レベルを気にしない人って意外と多いのではないでしょうか?

今の学校教育では、学問的知識や一般常識を主に教えています。

もちろん、今の親の世代も学問的知識と一般常識だけは社会で叩き込まれていたりするわけです。

しかし、実際に重要な知識レベルは、思想や哲学的な部分だったりするわけです。


ところで、現在ニート(NEET)が増えていてる事が問題になっています。

これに対し、文部科学大臣は、「競争は悪とする教育がNEETを助長している」と発言をしています。

NEETが生まれうる状況を作ったのは、親の世代なわけで、ある意味NEETは副産物だと思うのです。それなのに、今の親の世代は、NEETが生まれうる環境改善には手を付けず、NEETそのものを変えようと模索しています。

何故このような事になるのでしょうか?

私は、今の教育システムにあるように思えてなりません。世の中を創造しているのは、知識レベルの低層にあたる思想・哲学なわけです。しかし、今の教育システムは、思想・哲学を疎かにして、学問的知識や一般常識ばかり教えているわけです。

小手先の知識は、現状の世の中を支えるのには必要かもしれませんが、新しい時代を創造するのには役には立たないのです。

今、人々(全世代)が学ばなければ成らないのは、世の根底に流れる思想・哲学ではないでしょうか?

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2005年4月 3日

panda01.gif 資本とは何か?

マスコミの報道を見ていると、「資本主義」=「拝金主義」と主張されてる雰囲気があるので、資本について少々書いてみたいと思います。

資本とはなんでしょうか?

近代経済学では、「資本とは新しい原料、新しい労働用具、新しい生活資料を生産するために使われる、あらゆる種類の原料と労働用具と生活資料」と説明されています。

ここで認識しなければならないのは、資本とは資"金"では無いのです。資金とは資本の形態の一部に過ぎないのです。

実際のところ、資本家と呼ばれる人の資産内容を見ると 総資産における現金比率が労働者階級よりも低いのではないでしょうか? 現金はそのままの形態では何も生みません。そこで、資本家は現金を市場に投入して何かを生産していこうとします。

一方で労働者階級では、現金保有比率が多いわけです。しかも、労働者階級はなけなしの現金で、最大限消費を享受しようとします。消費者は消費した現金がどうなろうと気にすることはありません。生産に回らない現金は、資本にはならないのです。
(こういう意味では、消費資産でも資本になりえます。それは、消費する際に常に世の中を良くする企業体にお金が回るように心がけることです)

ちなみに、ペイオフ解禁で騒いでいるのは資本家というよりも中"金"持ちと言うことになります。何せ、自分の現金(額面)がどうなるのかだけを気にしていて、どのように現金が世の中を回るべきなのかを考えて無いようですからね。

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2005年4月 2日

panda01.gif 日本国の破産

「2008年IMF占領」(森本亮)を読みました。

前にも、郵貯と財投融資の話を書いたのだけど、この本を読んでさらに「日本の破産」の確信が強くなりました。

細かいことは別にして
●日銀による国債の引き受け
●GDPに対しての国債の発行残高
●建設国債の償還財源不足
●異常な低金利
●日本の密かなる軍拡
●ペイオフ解禁
を見ていくと・・・、いずれは、国債を引き受ける人がいなくなって、国の資金繰りがやばくなりそうですね。

そうなると、国債を日銀に引き受けさせる伝家の宝刀をふるうことになるのだけど、これをやった後で破綻すると日本銀行券(お札)の価値が世界的に低くなってしまうので、インフレが避けられないわけでしょ・・・。

確かなことは、私が生きている間に、日本経済の動乱が一度は起きることだね。ただ、いつ起きるのかが微妙なところ。本の著者は、長期債の大量償還が始まる2008年を睨んでいるようだけれども・・・。

北京オリンピックや上海万博があるのをみると、2008~2012年の間に何かが起きる気がしないでもないんだよね・・・。起きれば、悲惨だけど、チャンスでもあるわけで・・・。うーむ。

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2005年4月 1日

panda01.gif 非効率的世間論

世の中って皆さんが思うほど 効率的じゃないし、合理的でもない事が多いようです。

邱永漢氏は、自身の著書の中で、「おかげで、私は世の中に、経済観念のない層がかなり分厚い層で眠っていること、そして、それは昔からずっと人間社会に存在していたことにようやく気づいた。」と述べています。氏は、長年の経験を経てようやく、世の中は効率的・合理的な部分が多いことに気づいたようです。

投資家であるウォーレンバフェットは、金融工学で教えられている効率的市場論はあまり意味をなさないということを指摘しています。

ところで、isologueさんでは、立花隆氏がライブドアのMSCBの発行条件を調べずに推測で書いていると指摘しています。立花隆氏程の人が元ネタを調べずに間違えた記事を書いてしまうのです、ましてや一般人は殆どの人がMSCBすら理解していないのではないでしょうか?そのような人たちが、ああだこうだと言いながら生きているわけです。

知識・常識って結構偏在していて、それ故に非効率・非合理的な部分が世の中に多く存在するんでしょうね。

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2005年3月31日

panda01.gif 老害

ホリエモンが「老人抹殺すべし」と発言したり、老人税という本が出たりと、老人への風当たりが強くなっています。

マスコミや人々は、こういう迫害的な表現に非常に敏感で、差別的だという考えをしているようです。

しかし、資本主義社会において、老人が増えることによる弊害は明らかに生まれてしまう気がします。

ビジネスにおいて、人に必要とされるのは、知識の蓄積と処理のスピードです。老人達が今まで有利だったのは若者に比べて知識が豊富だからでした。しかし、年をとればスピードが落ちるわけです。

あれほどまでビジネスの現場では、スピードが叫ばれていますから、スピードの遅い老人が厄介者扱いされるのは当然と言えば当然になってしまうのではないでしょうか?

しかも、産業構造が2次産業から3次産業へ大きく移行している今、老人の知識の蓄積が生かされない場面も多くなってきているのです。

したがって、時代の変化が速く、スピードが求められる現代において、老人を鬱陶しく思う世代が増えるのは、ごく自然なことだと思うのです。

(といことで、老人はスピードに対応できるように、若者よりも努力する必要があると思います。)

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2005年3月30日

panda01.gif ビジョナリーという仕事

先日、卒業式に出席したわけですが、学長と主賓は同様の事を述べていたのが特徴的でした。

学長は「目の前の枠にとらわれずに、根底から考える力をつけるべきだ」と述べていましたし、主賓(王子製紙代表取締役社長)は「もっと、広い視野をもつように心がけるべきだ」と述べていました。


ところで、現在、米国では、ビジョナリーといわれるリーダーがアイデアやビジョンを提供し、企業を引っ張っていっているそうです。

ビジョナリーとは、「技術革新の先行きとそれが及ぼす影響を見通す特殊な能力を持つ天才」と定義されるらしい。CEOの究極目標が「株主価値の増大」なのに対し、ビジョナリーの役目は「より良い社会の実現」にだそうです。

代表的な例でいえば、「Yahooのジェリー・ヤン、ディビッド・ファイロ」、「Googleの共同創業者、セルゲイ・ブリンとラリー・ベイジ」、私の身近な例でいえば「先日コダックに買収されたクレオのCTOダン・ギルバート氏」でしょう。


それじゃ、現在の大学生・大学院生の殆どに、このようなビジョンを持とうと努力している人は居るのでしょうか?いないでしょう。 もちろん、現在、サラリーマンを続けている方々もビジョンをもって仕事をしている人は殆ど居ない気がします。

それは、彼らの言葉の端々に現れています。「毎日仕事に追われてる」や「給料少ないよ」 こんな人が多いようでは世の中が良くなることは無いのではないでしょうか?

確かに、ビジョナリーになれる器のある人が少ないのは分かるのですが、ビジョナリーになるという目標をもって努力する機会は人間平等だと思うのです。

卒業式で、学長や主賓は学生に対して「専門家たるまえに、ビジョナリーであれ」と言っているのだろうなぁと思いました。

徳のある人の言葉は心に響くものですね。
(参考文献:日経新聞2005年3月8日)

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2005年3月25日

panda01.gif 資本を知らない日本国民

「稼ぐが勝ち」堀江貴文

時の人の堀江氏の本を昨日読んだのですが、彼の指摘している「[貯金をしなさい]は間違っている」という章(p37)は日本人が認識しなければならない本質が書いてあると思いました。(以下引用)

たとえば郵便局に貯金するとします。そのお金は「財投」に流れて無駄な道路や橋がつくられていくわけです。そこから返済原始がまわってくるはずなのですが、赤字なので当然いつまでたってもお金は戻ってこないわけです。そんなところにお金を回してもしかたがありません。そこにお金が流れなければ、無駄な道路や橋もできないのですが、それを知らないから、みんな郵便局に貯金しているわけです。

郵貯の保有資産は217兆円です。簡易保険の分をあわせると、347兆円になるそうです。

郵貯の50%近くは国債等で運用されています。また、40%近くは財務省へ預託され、それらの資金は国や特殊法人、独立行政法人などの財投機関に投融資されています。(参考:NAGURICOM)

郵便貯金は我々から見たら預金ですが、郵便局からみれば国民に対する借金です。したがって、郵便局は国民に一定期間後に利子をつけてお金を返す義務があります。利子をつけて返すからには、郵便局はお金を"焦げ付かないように"他人に貸しださなければならないわけです。

しかし、現実には郵便局は融資に対する審査能力はありません。何せ、殆どのお金で国債を購入し、残りを財務省に預託しているだけですから。

その郵便局に対して、国民は国だから安心という神話の下に郵便貯金をしているわけです。国だから安心というのは間違いですよ。「国が適切な設備投資や政策投資をしているから、安心できる」のであって、国だから安心というのは間違った認識です。

財投で道路や各種特殊法人が運営されているわけですが、財投は国民のお金ですから、融資している以上は投資先から利子をうけとらなければなりません。また、元本を回収する際には、(財投の)債権が投資額以上で売れるような優良債権でなければならないわけです。

しかし、現実には、本四公団のように国民の血税で損失補てんすることで、財投や国債の不良債権化を防いでいるわけです。損失補てんされなければ、不良債権なんですよ!(参考:藤原雄一郎の時事通信)

日本は今後老人化社会を迎えるわけですが、そうなってくると損失補てんをする場面が多くなり、多くの血税を利用するために大増税が避けられなくなりそうですね。

まず、老人が増えてくると貯蓄を取り崩す必要が出てきます。そのため、郵便局は国債や財投にまわしていた資金の回収を行います。資金が回収される段階で、債権が優良か不良かということが表面化されます。

この理由は簡単です、たとえ不良債権化したとしても、それを現金化しなければ不良と認定されずにすむからです。 これは、高値掴みした株の値段が値下がりして、売っていない状態と同じです。(しかし、値下がった株を売った瞬間に損失が確定します)

国債や財投にまわるお金が減ると、不良債権が表に出てくるのでマズイということで、今国は必死で国債を買うように国民に宣伝するわけです。

もしですよ、国債で集めた資金で優良な設備投資をしているのならば、その設備を切り売りすることで有利な資金調達が出来るわけです。それができないということは、不良債権があることを暗示しているわけです。

それにもかかわらず、宣伝にだまされて国債を購入する人が増えてきていると言うことはどういうことなのでしょうか?それは、資本の本質をわかっていないからに他ならないと思います。

資本というのは、世の中を良くするかどうかで託す先を決めていかなければならないのに、資本の本質を分からない人は、「(見かけ上)元本が保証されているところに託していってますからねぇ。」

板倉氏は日本の将来は、「所有は外資、労働は日本人」ではないでしょうか?とも述べていますので、日本人はもうちょっと資本について勉強しないといけないのではないでしょうか?

(思ったままに書いてるので、かなり乱文になっちゃいました・・・。編集する気無し(笑)

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panda01.gif 2005年の流行色

以前、今年の流行色は水色と書いたのですが、水色ではなくてターコイズ色と言うらしいです。

で、親が「今年の流行色はピンクだよ」と言って来たので、街中を観察してみると確かにピンク色の服を着ている人が多いんですよね。(ピンク以外の色はまんべんなく皆着てた)

ということで、ピンクが生き残るかなぁーと予想してみるテスト。
(個人的にはターコイズ色がさわやかで良いけどね)

投稿者 cazper : 12:57 | コメント (2) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年3月23日

panda01.gif 台湾も日本も依然失業率は高いのかぁ

中華連邦(大前研一著)を読みました。

これを読むと、今の日本の景気の長期低迷は、バブル崩壊のツケだけではないという印象をもちましたね。

今日の日経新聞に台湾の失業率が6ヶ月ぶりに上昇し4.28%になったと書いてありましたが、日本の失業率も2004年で5%近傍と依然として高水準を保っています。

中国の周辺国(日本・台湾・フィリピン・タイ・ベトナム・インドネシア等々)は、中国の躍進によって、工場機能がどんどん奪われているようですね。

こうした状況をみると、日本はますます浮かばれない状況が続くのかなぁ。
(現時点で、日本のオールドエコノミー企業は元気ですが、それは中国の急成長のおかげですから、中国が国力をつけてしまえば日本の助けは必要なくなりますしね~)

投稿者 cazper : 07:06 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年3月22日

panda01.gif 各国のGPS戦略に米国の次なる一手は?

カーナビゲーションや航空機の自動操縦などGPSが利用されています。

GPSは複数(4機以上)の衛星からの電波を利用した位置測位システムです。現在、GPS衛星は、全てアメリカの衛星です。

今、日本やEUや中国がこぞってGPS衛星を打ち上げる計画を発表しています。

どうしてなのでしょうか? それは、GPSが戦時に重要な役割を果たしうるからです。

米軍がイラク攻撃をした際に利用したトマホークミサイルにもGPSによって目的地に誘導されています。もちろん、有事の際には敵に利用されないように、GPSで利用されている電波が暗号化されて、解読できない受信機を持っている場合には測位誤差が大きくなります。

と、いうことは、現在は戦略的にアメリカが優位な地位にいるわけです。

そうした背景もあって、EUや日本は独自のGPS衛星を打ち上げようとしているのでしょう。

もちろん、EUや日本のGPS衛星は独自の暗号化技術を導入することで、有事の際には自国のGPSが他国に利用されないようにするでしょう。

そんな背景からか、アメリカは日本版GPSや他国のGPS計画に難色を示しています。

アメリカも黙って見ているわけじゃないでしょうから、各国が独自のGPS衛星を打ち上げたときの対策は考えているのではないでしょうか?
例えば、
①高度2万キロに打ちあがるGPS衛星を打ち落とすミサイルの開発
②GPS衛星を遠隔で破壊する、電子ビームやレーザービームの開発
③低高度で飛ぶ擬似GPS信号(ジャミング信号)を発する衛星の開発

未来のアメリカのGPS戦略構想がどうなっていくのか見守りたいですね。

投稿者 cazper : 22:35 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年3月20日

panda01.gif 生物の多様性と環境の関係

最近、生物の多様性が無くなってきていると言われています。

ただ、生物の多様性が失われるのって、止めようが無いことなのかなぁと ふと思いました。

そもそも、生物の多様性って、どういう環境の時に生まれるのでしょうか?

これはあくまでも私の予想なのですが、生命の多様性って環境の変化が激しい時に生まれると思うんですよね。

立花隆氏の著書にも書いてあるのですが、ロシアに結構大きな隕石が落ちた後、隕石が落ちた周囲で異常な成長をする植物が見受けられたそうです。これは、隕石落下によって、植物の環境が激変したからでしょう。

それじゃ、人間がTOPに君臨する生物界はどうなのか?と考えると

人間が安定的な世界を作り上げてしまうために、生物界のTOPの生き物に変化が無いという環境が作られてしまっているんですよね。そうなると、生物界に多様性を生ませようとすること事態が不可能な気がしてしまいます。

次に生物界に多様性といえる多様性が生まれるのは、生物界TOPの人間が絶滅しかかる時なんでしょうねぇ。

まぁ、言いたい事はここまでなのですが、

これと同じ事が実は、経済にもおきてるのかなぁと思います。

企業の多様性が生まれるときってどうなのでしょうか? これも、経営環境が大幅に変化する時なのではないでしょうか?

そもそも、今の企業が成長してきた背景にも、戦後何も無いという環境で様々な企業が生まれ、最後は淘汰されて今の安定的な社会が生まれたわけです。

この安定的な社会を生むための枠組みが法律等の人々が決めた決まりごとなわけです。(生物界でいえば環境に当たります。)

それじゃ、更なる経済の発展を目指すにはどうしたらよいのか?ということを考えると、社会基盤の枠組みを変化させて、それに適応するように企業に促していくしかないんですよね。

もし、社会の決まりごとを変化させなければ、人間が生物の多様性を失わせたように、企業の多様性も失わせていき、大企業が君臨するだけの安定的な社会しか生まれないんでしょうね。

安定的な社会を人間が迎え入れても良いのですが、安定的な社会ということは、経済的な面から見ると経済成長が止まるという事も意味していますから・・・、ここら辺が人間のジレンマなんでしょう。

--------余談--------
Linuxのアプレットで、XlifeGame of lifeがあります。
これらをやるとわかるのですが、あるルールで生命が生きていくと、結局はある安定的な状態に陥ってしまうんですよね。
この安定的な状況を変えるには、違うルールを導入しないと駄目なわけです。

投稿者 cazper : 20:08 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 人民元に思うこと

人民元の切り上げが、最近の問題になっています。

最近では、香港(HKドル)やマカオ(ペタ)でも、人民元が1対1の価値で利用できる店があるようです。

ペタと香港ドルの関係はホボ1対1の通貨の強さがあるようです。

マカオではペタの替わりに香港ドルが利用できますし、深センでも人民元の替わりに香港ドルが利用できます。

銀行で両替するレートでは、現状において、人民元1元に対し香港ドル0.85HK$となっています。

こうした状況を見ていくと、人民元の強さが香港ドルに対し1対1交換できるまで強くなれば、香港で人民元が流通するのも時間の問題となるでしょう。

もちろん、そうなるとマカオにも人民元が流通するのではないでしょうか?

こうした背景を見ていくと、特別行政区に人民元が流通し始めるのも遠い将来の話では無いでしょうね。

ただ、特別行政区としての独立性が解除されるのは、通貨の統合とは時を別にすると思います。たぶん、通貨の統合が先に来て、その後になって行政が統合していくのではないでしょうか?

まだ、文化レベルをみていると中国本土と特別行政区は差が大きいですから。

投稿者 cazper : 16:26 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

panda01.gif 旅行とは言いますが・・・

ここ立て続けで旅行すると、友達からも変な目でみられているようです。

しかしながら、私がここ立て続けに台湾・香港へ繰り出したのには、目的があってのことです。

最近、中国の事について書かれた本はいくつもありますが、実際に行ってみて感じなければ机上の話なのです。

まずは、本を読んで興味を持ち、そして、現地の文化や生活を肌で感じて見ることこそが重要だと思います。

ただ、私の場合現状では限られた状態ですので、特急旅行になってしまうのが難点なんですけどね。

時間や予算のある方は是非とも、HIQのサイトで中国勉強等をしてみては如何でしょうか?
http://www.9393.co.jp/qstudy/index.html

投稿者 cazper : 15:39 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年3月14日

panda01.gif 消費税も逆手にとると…

WEDGEによると、近い将来まず消費税は8%に一気に上がるらしい。その後、次のステップで10%の大台に乗る模様。

消費税が上がると生活が苦しくなると思うのが普通なのですが、WEDGEによると、逆手に取る方法があるらしい。

その方法が金投資とのこと。金は買うときにも売るときにも消費税がかかるが、個人取引では売却時に受け取った消費税分は原則的に納税義務が生じないらしい。

ということで、消費税が5%時代に金を購入しておき、10%になったときに売却すれば差額分の5%が自動的に儲かるらしい。

この方法は、いわば消費税の錬金術と言えるのではないでしょうか?

また、年間売上高1000万円以上の事業主が消費税を納税義務が生じるようになったのに対し、資本金1000万円未満の会社は、年間売上高に依存せずに設立後2年間は消費税の納税が免除されるとの事。

逆に、会社をたたんで個人事業主になっても、2年間は、消費税の納税義務が生じないらしい。

この手法と確認有限会社を利用すれば、納税義務を逃れながら事業を行える模様。(確認会社が増えた背景には、この節税ができる点があるらしい)

投稿者 cazper : 00:47 | コメント (0) | トラックバック | b_entry.gif
     

2005年3月13日

panda01.gif 社員ではなく従業員という言葉を使うべきでは?

日本では、よほど従業員という言葉が嫌いなのか、従業員という言葉の代わりに、「社員」という言葉を多く使いたがります。

404 Blog Not Foundさんが、「マスコミが取締役と従業員の違いを抑えていない」事を指摘していますが、マスコミに限らず、取締役と従業員の違いを認識していない人が多いような気がします。

英語では、EmployerとEmployeeという言葉が使われ、そこには、雇用主と被雇用者(従業員)という明確な差があるわけです。雇用主は株主に経営を委任された人なわけです。それに対して、従業員は雇用主との契約の下に働く人です。

日本では、従業員という言葉を使わずに社員という言葉を多用する傾向があります。

例えば、ニッポン放送従業員の声明においては、「ニッポン放送の経営権に関するニッポン放送社員声明文」と題してネットで公開されております。ここでは、社員として意見が述べられていますが、あくまでも従業員の意見なのです。従業員である以上は、経営者の戦略の下で業務を遂行する義務があります。

ただし、その業務が世に対して不公正であったり、経営者による圧制が行われるようならば、労働組合を作り、経営者と戦うべきです。ここで注意しなければならないのは、戦うべき相手は経営者なのであって、株主ではないという事です。


「社員」という言葉は非常に曖昧な言葉でして、経営者と従業員を含む用語として使われる事もあれば、従業員のみを指す用語として使われる事もあるわけです。

しかしながら、法律用語で社員というと、有限会社の出資者の事を意味するわけです。また、雇用主と従業員の関係は「使用人」と「労働者」という言葉で六法全書に記されています。

経営者としてみたら、社員という言葉で会社の一員としての意識を持ってもらうことが良いと思っているのでしょうが、会社が傾いてきたら真っ先に切られるのは社員という意識を植え付けられた従業員なわけです。解雇されるときになって初めて従業員は、自分が社員ではなくて、被雇用者であることを認識させられるわけです。

従いまして、社員という曖昧な言葉を多用するのは適当では無いと思います。

内容と逸脱してしまうので、追記で書きますが、
ニッポン放送従業員の声明文において、矛盾しているのが

>弊社はもとより全ての民間放送の放送基準にあります通り、私たちは常に「リスナーのために」にこだわっています。

という部分です。放送基準があるならば、それを逸脱した経営は出来ないという事を意味しているわけです。それなのに、ライブドアが経営に参画すると放送基準が満たされないというのは、大きな間違いです。

しかも、リスナーのためと書いていますが、佐々木氏のブログにあるとおり、本当にリスナーのためを思ってやっているのか?という事なのです。

これは極端な例ですが、リスナーのためというならば、昔ときめきトゥナイトで乱一世が「CMの間は別の番組を見て、CMが終わったら見てください」という発言をしたとしても、番組を更迭させることは無いのではないでしょうか??

リスナーとしてみたら、CMの間に他の番組を見てる方が楽しいわけですし。その発言をした乱一世を更迭しているということは、テレビ業が B2C ではなく B2Bマーケティングをしているという証拠なのではないでしょうか?

B2Bマーケティングをしている以上、「リスナーのために」という偽善的な発言をいうのはやめてもらいたい物です。「リスナーのために」というのならば、CMの時間が減っても良いような番組構成をしてもよいわけですし。

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2005年3月12日

panda01.gif 哲学の無い研究者はどうかと思います。

学問の世界での最上の称号はPh.Dなのですが、これを略さずに言うと「Philosophiae Doctor」。つまり、哲学博士となります。

Philosophyという語源をAlcで調べると「人生哲学{じんせい てつがく}、考え方{かんがえかた}、考え、持論{じろん}、主義{しゅぎ}、信条{しんじょう}、理念{りねん}、人生観{じんせいかん}」という意味が出てくるわけです。

こういう側面から見ると、研究する際に必要なのは、研究者の人生哲学ということになるわけです。しかしながら、Philosophyという部分を学ばない研究者が増えている気がしてなりません。

最近は不景気の影響も手伝って、手に職をつける事が重要という風潮となり、大学へも即戦力の人材を求めるようになってきているのは分かります。しかし、手に職をつけるだけならば、何も大学研究機関で教える必要は無いと思います。そうれはなくて、大学研究機関は研究・開発の根底にながれるPhilosophyを学ばせることが重要だと思うわけです。

●ロボット研究開発の例
最近は2足歩行ロボットを皮切りに、癒し系ロボットや警備ロボットの研究・開発が盛んに行われています。

しかし現実には、本当にロボットが必要なのか?という部分にロボットを適用しようと頑張っている研究者がいるようです。

これは東工大のロボット研究をやっている教授が問いかけていたのですが、
「トータルリコールという映画で自動運転のタクシーの運転手がロボットで出てきているが、本当にタクシー運転手にロボットが必要なのか?」
もちろん、答えはNo-です。タクシー自体に自動音声認識機能を導入して、運転席をなくしてしまった方が合理的なわけです。

現実に目を向けると、こういう映画を馬鹿に出来ない研究・開発が行われていたりします。例えば、受付嬢をやってくれるロボット等が良い例ではないでしょうか?

受付嬢の存在意義って何か?という部分を考えないからこそ、受付嬢ロボットという物を研究・開発してしまうのだと思います。受付嬢の存在意義って、場所案内情報提供と社内への取次ぎなんですよ。これって、別にロボットを作らなくてもできますよね。

こうした部分を考えれば、受付嬢に代わるロボットを作るのではなくて、受付カウンター自体をインタラクティブな装置に変える研究が行われるべきなのです。

これは、ロボット研究者が、ロボットありきで何事も考えているからではないでしょうか? 現代社会におけるロボットの有意義性を深く考えていないからこそ、こういう事が起こるのだと思います。


●ライブドアとフジテレビへの批判
ライブドアとフジテレビによるニッポン放送株争奪戦での批評は色色な方々がやっておりますが、そのなかで
「ライブドアが脱法行為をしたのだから、ニッポン放送の企業防衛方法は今回は認められるべきだ」といった理論を展開させる研究者が居ます。

しかし、これでは、相手が殴ってきて傷害を負わされたから、相手になにをしても今回は正当防衛として認められるべきだ と言ってるのと変りません。

もし批判をするならば、「ライブドアが脱法行為をしたか?」と言う問題と「ニッポン放送の企業防衛策は合法か?」という問題は切り分けなければならないと思います。問題を切り分ける能力というのも研究者に求められる能力の一つだと思うわけです。

さらに、考えなければならないのは、今後どういう社会を作るべきか?という事を踏まえた発言をしなければならないと言うことです。その場限りの発言をするのは、哲学的な部分が欠落していると思います。


今は大学合格シーズンですが、理系志望の人がインタビューに答えているのを見ると「研究者になりたいです」という声が多く聞かれます。彼らには、手前の技術よりも、過去・現在・未来を踏まえて、どういう枠組みが世に必要とされるのか、どういう枠組みが自分で作らなければならないのか? というのを考える力をつけてもらいたいものです。

(あ、自分もそういうこと考えていかにゃなりませんね(>_<))

投稿者 cazper : 08:24 | コメント (5) | トラックバック | b_entry.gif